--- Ending 01 --- Persephone: …幾日も、幾夜も、この庭の手入れをして過ごしたわ…もっとも、ここでは昼夜の区別なんてなかったけれど。まだ枯れずに残っていたのね。 Hades: …ペルセポネ、その… Persephone: ケルベロス!会いたかった… よしよし、お利口さんね。 Hades: …すまなかった。詫びる言葉もない… Persephone: ハデス… ずいぶん疲れた顔をして。\nでも、あなたが謝るべき相手は私だけではないはずよ。 Hades: わかっている… だが… なぜ戻ったのだ?\nオリュンポスに… おまえの母御に事のいきさつが\n知れたら、この冥界は、ただでは済まぬ… \nそうなれば、たとえゼウスでも手の打ちようがない。 Persephone: 私に考えがあるの。ただし、\nあなたとザグレウスにも、協力してもらいますからね。\nそれとも、今来た道を引き返したほうがいいかしら? Hades: 考えだと?連中を招いて、アンブロシアでも\n振る舞うつもりか?ペルセポネ、さすがのおまえにも、\nひとたび切れた家族の絆を結び直すことはできぬ。 Persephone: ええ、あなたの言うとおりよ。私だけでは無理。\nだから、あなたに協力をお願いしているの。 Hades: …おまえが望むならば、\nいかなることにも応じる所存だ。 Persephone: なら、まずはザグレウスと話を。 Hades: ...*うむ*。ザグレウスよ、すでに承知と心得るが、\nペルセポネは、この冥界の王妃だ。\n御前では、礼を欠くことのなきよう。 Zagreus: 父上に名前で呼んでもらえるなんて!なんとも言えない気持ちです。これが父上の言う、「礼節」というものの作用ですか? Persephone: ふたりとも、やめて!\nハデスも、せっかくの機会を台無しにしないで。\nもっと素直に向き合ってちょうだい。\n私のことではなく、自分のことを話すの。 Hades: …ザグレウスよ。私はたしかに、おのれの苛立ちを\nおまえにぶつける嫌いがあった。気長に見守ってやる\nこともせず、おまえの判断を頭ごなしに否定することも\n常であった。みずからの誤った判断を棚に上げ…\n弁解の余地もない。許しを乞うつもりもない。 Zagreus: 母上について嘘をついたことは、謝ってくれないん\nですか?父上の短気も、怒りのはけ口にされることも、今ではもう慣れっこです。もちろん腹は立ちますけど。\nでも… 父上は、嘘だけはつかないと思っていた。 Hades: おまえの母親は、望んで冥界へ赴いたのではなかった。\nその後この地を去った際も、その意志は固かった。私も\nわが元妃は冥界とも、オリュンポスとも、関わらぬのが幸せと考えたのだ。結果ふたりを欺くこととなり、\n私も懊悩した。だが、こうするよりなかった… Zagreus: 物心ついた頃から、その“懊悩”のはけ口にされつづけた\nほうの身にもなってもらいたいですが… そういうこと\nなら、もっと早く事情を知りたかった。それで…?今後\nはどうすれば?父上の所領で暴れるのが日常になって\nしまって、急にやめるとなると調子が狂います。 Hades: その件だが… おまえがわが所領を“荒らし回る”ことで\n報告に上がらぬ抜け穴を把握できるのは事実だ。\n脱出不能の状態を保つことはこの冥界を冥界たらしめる\n上での最重要事項。今後も脱出を試みてはもらえぬか?\n私のためとは言わぬ。この冥界と、王妃のためだ。 Persephone: ザグレウス、あなたがこれまでどおり\n脱出に励んでくれれば、冥界では\n特に変わったことはないという体裁も保てるわ。 Zagreus: 仮に俺がそれを承諾したとして…\n地上に出たら、そこにはやっぱり父上が\n待ち受けているんですか? Hades: 息子よ、互いに腹を割って話したとはいえ、\n今後私が手加減するなどとは、ゆめゆめ思わぬことだ。 Zagreus: じゃあ、俺はこれからも、\n敵をなぎ倒しながら地上を目指して、\n最後は自分の父親を何度も殺す… と。 Hades: そのとおりだ。…前半についてはな。 Persephone: それと、地上にいるあいだに、私の住まいのお手入れも\nお願いできるかしら?お庭の植物のお世話が\nできないのが、気がかりで。あの場所も、できるだけ\nきちんと保っておきたいの。またいつ、ここでの\n暮らしに耐えられなくなってもいいように! Zagreus: ハハハ… わかりました、やってみます。 Persephone: できるかぎりでいいのよ。さて。私もいろいろと\nやることがあるし、お互い、忙しくなりそうね。\nそうと決まったら、さっそく仕事にかかりましょうか? Zagreus: …あれからまだ、ほんの数日。でも、今のところ万事順調だ。母上と父上はまたいっしょに暮らすようになって、俺も新しい友人ができた。しかも、こんな立派な肖像画まで手に入るなんて… めでたしめでたし、だな! --- Flashback 05 --- Storyteller: *しかしひとつだけ… 王子には見覚えのない\n筆跡と調子でつづられた書き付けがあった。* Persephone: *ハデス。もう耐えられません。死ぬことになっても\nかまわない。私は出ていきます。オリュンポスには、\n戻りません。この世界に私の居場所があるなら、\nきっと、天界と冥界の狭間のどこか。ささやかな\n庭のある、海辺の地でしょう。ケルベロスのこと、\nよろしくお願いします。* Storyteller: *こうして冥界の王子ザグレウスは、みずからの母が\nしたためた秘密の手紙の内容を知ったのだった。* Zagreus: 「みずからの母」… ?ってことは… \nこの「ペルセポネ」が、俺の…?でも父上は、\n俺の母親はニュクスだと… 父上もニュクスも、\n俺をずっとだましてたのか…! Storyteller: *…。\nこうしてザグレウスは、厳重に隠匿されてきた、\nみずからの出自の真相を知ったのだった。\nそれは、完全なる偶然のできごとであった…* --- Megaera Bedroom 01 --- Zagreus: メグ… 俺の部屋で何してる?人の部屋をかぎまわるのが趣味か? それとも、俺に用か? Megaera: 落ち着け。いま帰るところだ。\n近くまで来たから、置いたままにしていた\n私物を引き取りに寄っただけのこと。\nそれにしても… ひどい散らかりようだな。 Zagreus: …本当に帰ったな。ということは… \n次に会うときはまた、殺し合いか。 --- Megaera Bedroom 02 --- Zagreus: メグ… まだ何か忘れ物か? Megaera: 話があって来た。\n…妹たちが介入することになったらしい。\nずいぶんと事を荒だててくれたな。 Zagreus: おまえには悪いと思ってる。でも、どこかに実の母親がいるんだ。俺はなんとしてでも見つけ出す。おまえにはわからないだろうが… Megaera: わかっていないのは、おまえのほうだ。\n妹たちが介入したおかげで、状況が変わった。\nこれで私も、いくぶん肩の荷が下りる。 Zagreus: どういう意味だ? Megaera: 母親を見つけたいというおまえの気持ちは理解できる。私には果たすべき使命があるが、それでも…\n何か協力できることがないか、考えてみよう。 Zagreus: え…?どういうことなんだ… --- Megaera Bedroom 02 B --- Zagreus: ああ、すまないと思ってる。\nでも、どうしてもやめるわけにはいかないんだ。\nおまえにはわからないだろうが… Zagreus: 肩の荷が下りる…?いったい何をするつもりだ。 Megaera: おまえの事情は理解している。妹たちも、私も、\nおまえの脱出を阻止しようとすることに変わりはない。だが少なくとも私は、与えられた役目を\n果たしているにすぎない、ということだ。 --- Became Close With Megaera 01 --- Zagreus: …メグ、また来たのか。今日はどうした?\n…なんだ?どうしてそんな目で俺を見る? Megaera: くだらない質問はやめて。\nいいから黙って、こっちへ来て。 Zagreus: それは… つまり… Zagreus: …いつ誘ってくれるのかと思ってた。うれしいよ。 Zagreus: メグ、その… これはつまり… 俺たち、よりが戻った… ということだよな? それとも… Megaera: ザグ、私の前で煮えきらない態度はやめて。\nわかっているくせに。私の口から言わせたいの?\nそうね、私たちは、よりが戻った。\nでも、このことを口外したら、殺すから。\n生者にも、死者にも、絶対に秘密よ。 Zagreus: わ… かった。約束するよ。で… これからどうする? Megaera: 私はこれからもタルタロスの最奥で\nあなたを待ち受ける。気が向けば、\nこの部屋にも会いにくる。この関係が続くかぎりはね。 Zagreus: この関係が、続くかぎり…? Megaera: 質問が多い。そんなの私にもわからないわよ。\nそれに、「今その瞬間を生きる」というのは、\nあなたの得意とするところでしょう?\nそれじゃ、また。 Zagreus: ああ… またな!(…やったぜ!) --- Text --- Zagreus: いや… メグ、正直うれしいし… おまえのことは\n大切に思ってるが… そういう関係は望んでないんだ。\n俺の態度が誤解を招いたなら、俺が悪かった。\nもしよければ、これからもよき友人でいてくれるか? Megaera: …本当にそれでいいのか?…ときどき、\nおまえの考えていることが、よくわからなくなる。\nまあいい。私たちの関係は、昔から複雑だった。\nおまえがそう望むなら、そのとおりにするまでだ。 Megaera: …そうなのか?それならかまわない。\nでは、またタルタロスで。 Zagreus: …ああ。俺はときどき、事を急ぎすぎる嫌いがある。\nおまえとよい関係を築けていることはありがたいが、\nちょっと強引すぎたかもしれない、申し訳なかった。\nおまえは大切な友人だ。おまえも、他の誰かも、\n傷つけたくはない。 Thanatos: …そうか。承知した。俺にとっても、おまえは\nかけがえのない友だ。ここ最近は、その関係が\nおびやかされることも多かった。俺はただ、\nおまえの無事を願っている。…では、失敬。 Zagreus: …ああ、またな。 Zagreus: タナトス… *ハハ… * 来てくれたんだな!\nじつはその… メガイラも来ていたんだが… Thanatos: *フン… *メガイラとのつきあいの長さでは、こちらの方がはるかに上だ。そもそも、誰に説得されてここへ来たと思っている? Zagreus: ハッ!そういうことか。 Thanatos: そうか… 承知した。では、俺は仕事に戻るとしよう。 Zagreus: …ああ、またな。 Zagreus: その… 俺は、メグもタナトスも大切だし、ふたりと\nこんなに親しくなれてうれしい。おまえたちふたりの\n仲がいいことも、何よりだ。殺し合うよりずっといい。\nでも… 正直俺は、そこまでは… Megaera: …そうなのか?それなら、無理にとは言わない。\nただでさえ、いろいろと重圧が多い日々だろうからな。では、またタルタロスで会おう。 Thanatos: 話なら、あとで聞かせてもらう。 --- Became Close With Megaera 01 B --- Megaera: いいから黙って、そばに来て。 Megaera: 質問が多い。でも、そういうこと。\n私たちは、よりが戻った。当面はね。\nでも、このことを口外したら、殺すから。 Zagreus: …タナトスにも、か? Megaera: 彼はバカではないし、あなたの幸せを願ってる。\n嫉妬深いたちでもないし、知ってのとおり、\n私とは仕事上のよきパートナーよ。 Zagreus: でも… おまえはそれでいいのか?\n嫉妬する者を罰するのが仕事だろ?もし俺が… Megaera: 私たちは、人間とは違う。彼らが互いを縛りたがるのは\n彼らの一生が短いから。不死の私たちとは事情が違う。\n「心を縛ることはできない」。ニュクス様から学んだ\n金言のひとつよ。くだらない心配してる暇があったら、\n次に会うときに備えることね。それじゃ。 --- Became Close With Thanatos 01 --- Zagreus: タナトス…!もう来てくれたのか。頼んだのは俺だが… うれしいよ。 Thanatos: ひとつ、確認させてほしい。\nおまえは、「距離を置きたい」と言った。\nあれは、本心か? Zagreus: 俺はただ… あまり強引に迫るようなことはしたくない\nだけだ。決して衝動に任せて言っているわけではないし\nおいそれと答えは出せないだろう。おまえが\n納得するまで、俺はいつまででも待つつもりだ。 Thanatos: *まったく… *おまえは何もわかっていない…\n衝動に任せて行動することも、ときには必要だ。\n「いつまででも待つ」?いったい何をだ。\n俺はもう、ここにいるというのに… Zagreus: タナトス… *ハハ… *たしかに、そのとおりだな! Zagreus: タナトス… どうした?\nそんなふうに黙り込まれると不安になる。\n考え事か? Thanatos: 俺はいつも、山のように考え事をしている。\n慣れてもらうほかない。いや… 俺が黙りこくって\nいても、心配にはおよばない、ということだ。\nそろそろ行かなくては。仕事が遅れている。\nまた会おう。おまえさえよければ。 Zagreus: ああ。もちろんだよ。 --- Duo - Megaera and Thanatos Bedroom (1) --- Megaera: ザグレウス。この部屋には扉がない。\n無断で入られたからといって、なぜいちいち驚く? Zagreus: メグ… タナトスも… ここで何を…?\nとにかく、まずはきちんと俺から説明を…\nん?ふたりとも、何がおかしい?なぜ笑ってる? Megaera: 私とタナトスは、おまえが生まれる前からの\nつきあいだ。見くびられては困る。 Thanatos: そう、メガイラと俺は、互いの“あらゆること”を\n把握しあっている。 Megaera: タナトスも私も、任務で来たわけではない。\n見てわからないか? Zagreus: なるほど、そういうことか…\nこれがもし夢だったらがっかりだが…\n確かめる方法は、ひとつだな… Zagreus: …なるほど。そういうことなら… Megaera: わかり合えて何よりだ。\nでは、ザグ、タナトス、私はこれで。 Zagreus: …フゥ。なんというか… ハハ… --- Badge Seller Info 01 --- Zagreus: 久しぶりだな、管理官。冥界で手に入った貴重な\n資源が余ったときは、ここに立ち寄って寄付しよう。\n新しく役職にも就いたことだし、\nひとの役に立ってみるのも、悪くなさそうだ。 --- Trophy Quest Beginning 01 --- Skelly: はばかりながら、申し上げやすがね… 坊ちゃんは、\nあっしなんかよりずっと格上のご仁のお眼鏡にかなったようでごぜえますよ。そいつから、ちょっといい話が\nごぜえまして… Zagreus: 言われなくても想像はつく。\n「懲罰の盟約」を使って難易度を上げて、\nそれでも脱出できたら、褒美になんの役にも立たない\nガラクタをやろう、みたいな話だろう? Skelly: いやいや!違げえやすよ!\n「なんの役にも立たない」だなんて… \nあそこにあるガラクタを見てから言ってくだせぇ。\nそれとも坊ちゃん、まさか、おじけづいたんで…? --- Trophy Quest Bronze Unlocked 01 --- Skelly: 坊ちゃんなら、きっとやってくれると思って\nおりやした。景品はお気に召しやしたか?\nさすがは「懲罰の盟約」でごぜえますな。\nま、今回はまだチョロいほうです。\nあっしでも達成できたでしょうよ。 Zagreus: ちょっと待ってくれ… 俺は文字どおり地獄を切り抜けて戻ってきたのに、その報酬が… おまえの像?たしかに、立派な代物だとは思うが… なんというか… Skelly: 発注したときに、少々手違いがごぜえやして。\n「あっしを見栄えよくするものを造ってほしい」と\n伝えたら、できあがってきたのがアレなんで\nごぜえやすよ。もっと出来栄えのいいのも\nごぜえますから、楽しみにしといてくだせえ。 --- Trophy Quest Silver Unlocked 01 --- Zagreus: ひとつ、確認していいか? おまえは、\n俺に「懲罰の盟約」を使わせるために、わざわざ\nまったく同じ自分の像を、3体も造らせたのか…? Skelly: ひどい!3体目を見もせずに、\nそんなあてこすりをおっしゃるとは!どうやら、\nあっしの見込み違いだったようでごぜえやす…\n坊ちゃんならきっとと思いやしたのに! Zagreus: そんなふうにしおらしくすれば、俺が謝ると思ってるんだろ?それでまた脱出に挑戦させて、まったく同じ像を報酬として渡すつもりだな? Skelly: なっ…!?あっしが自由の身でしたら、すぐにでも像を返品して、製作費を全額返金させやすよ!…あいにく、やつらは返金なんぞには応じてくれやせんがね… --- Trophy Quest Gold Unlocked 01 --- Skelly: 景品の像に関しちゃ、面目次第もごぜえません…\n見た瞬間、おったまげちまいやして…\nでもまあ、できあがりを見られることは\nまずなかろうと思いやして… Zagreus: ずいぶんと見くびられたものだな。\nとはいえ… 俺もひどいことを言って悪かった。\n像をここまで運ばせるのは、骨が折れただろう。 Skelly: そりゃあもう!ここはひとつ、おあいこってことに\nいたしやしょうや。お互い、えらく大変な\n思いをしやしたが、学ぶことも多ごぜえやした。\nこれで、互いの理解が深まったってもんです。 --- Skelly First Meeting --- Skelly: 坊ちゃん、なかなかいいお庭をお持ちで。\nあっしはスケリーというケチな野郎でごぜえやす。\nさっそく仕事をさせてもらいやすよ!\n手加減は一切無用でごぜえやす。 Zagreus: 雇った覚えはないぞ… 誰の下で働いてる? Skelly: 元締めの素性に関しては、極秘でして… 気になるなら、力ずくで聞き出してみたらどうです? --- Skelly Misc Meeting 01 --- Zagreus: スケリー、たまにはやり返してみたらどうだ? Skelly: そいつぁムリな相談です。\n坊ちゃんの攻撃をひたすら受けるのが、\nあっしの仕事でごぜえやすから! --- Skelly Misc Meeting 02 --- Skelly: 坊ちゃん、だいぶ腕が上がってきやしたね?\n…てな感じに、ときどきおだてるのも、\nあっしの仕事でして。それを坊ちゃんに言うなとは、\n言われておりませんからね! Zagreus: 前から気になってたんだが、\n仕事をして給金なんかもらって、何に使うんだ? Skelly: そいつぁ、坊ちゃんにも、誰にも、\n関係ねぇことでございやす。そもそも、\n金の話ばかりするのは失礼でございやしょう?\nさ、とっととあっしを粉々にしてくだせえ。 --- Skelly Hint Meeting 02 --- Skelly: 坊ちゃん、だいぶ力をつけやしたね?それだけの\n腕力があれば、あっしみてえな輩を壁に激突させて、\nバラバラできましょうよ。戦闘中は\n壁をうまーく利用する!よーく覚えといてくだせえ。 Zagreus: 敵を壁にぶつけるんだな。参考にしよう。 --- Skelly Hint Meeting 03 --- Skelly: 坊ちゃん、血珠を投げたら、あとで拾いにいくのを\n忘れちゃいけやせんよ?でも、気をつけること\nといったらそれぐらいでして。気に入らない輩がいたら\nビュッと一発、目ん玉に食らわしてやるこってす! Zagreus: 経験上、目に直撃させるのは難しいな…\n当面は、土手っ腹に撃ち込んでやることにするよ。 --- Skelly Hint Meeting 04 --- Skelly: 坊ちゃんの強みは、身ごなしの軽さでごぜえやす。\n 1か所にボーッと突っ立ってちゃ、損でごぜえやすよ!\n「ダッシュ」をうまく使って、敵の裏をかくのが\n得策でさあ。 Zagreus: 1か所にとどまらず、ダッシュしまくる、か。なるほど、よく覚えておくよ。 --- Skelly Hint Meeting 05 --- Skelly: いいですかい、坊ちゃん。旅の道中で拾った小銭は、\n渡し守のカロンにつかませて、使える物と交換することです。貯めたところで、死んだらパァでごぜえやすよ。 Zagreus: 拾った小銭は、貯めておかずに使い切る、か。\nわかった、覚えておくよ。 --- Skelly Hint Meeting 06 --- Skelly: ときどき、妙に強い輩に出くわして、\n調子を狂わされることもございやしょう。そういう\n輩は怪しく光ってるんで、見ればすぐにわかりやす。\n光ってるのは特殊な鎧を着込んでるからでして、まずは\nその鎧を破らないと、倒せないんでごせえやす。 Zagreus: 光る鎧を着込んだ敵は要注意、か。了解だ。 --- Skelly Hint Meeting 07 --- Skelly: 坊ちゃんの腕力なら、そこらじゅうに立ってる柱を\n殴りつけてブッ壊すことも可能でございやしょう。\nそばにいる敵は、がれきに当たって大ダメージを\n食らうこと間違いナシでございやすよ! Zagreus: 父上の自慢の柱を壊しまくれるなんて、\n願ってもないことだ。よく覚えておくよ。 --- Skelly Hint Meeting 09 --- Skelly: 上層階のVIPエリアをうろついてる、武器を装備した連中にはくれぐれも注意してくだせえ。倒したと思っても、目ん玉みたいな魂がフラフラ~っと抜け出やす。そいつも潰さないかぎり、また復活しやがりますよ! Zagreus: エリュシオンでエグザルトを倒したときは、復活しないように魂も潰す… か。わかった、よく覚えておこう。 --- Skelly Hint Meeting Easy Mode 01 --- Skelly: 坊ちゃん、旅の道中、苦戦することがあったら、\n「自分は神だ」って思い出してくだせえ。\n坊ちゃんは、ご自分が思ってるよりずっとずっと\nお強い。敵に手こずらされたら、すかさず\n“ゴッドモード”でごぜえやすよ! Zagreus: まるで、スイッチひとつで\n切り替えられるみたいな口ぶりだな。\nそれで、俺の中に眠る力を解放できるってことか…? --- Skelly About Hint Meetings 01 --- Zagreus: スケリー、おまえはどうしてそんなに物知りなんだ?\nここに突っ立ってるだけの骸骨にしては、冥界のことを\n知り尽くしている。 Skelly: あっしには、それなりの人脈がある、それだけの\nことでごぜぇやすよ。さ、細かいことは気にせず、\n今日もあっしの骨を粉々にしてくだせぇ。 --- Skelly No More Hint Meetings 01 --- Skelly: 坊ちゃんの脱走劇も、ずいぶん長いこと続いてきやした\nねぇ。今となっちゃあ、あっしの知ってることは全部、\n坊ちゃんもご存じでごぜぇやす。あっしからお伝え\nできることはもう、なぁんにもございやせん。\nそういうときは、あっしにできることはひとつ… Zagreus: そこにひたすら突っ立って、\n俺の武具の練習台になることか? --- Skelly About Skelly Painting 01 --- Zagreus: スケリー、おまえにちょっと似ている肖像画が\n手に入ったから、酒場に飾ることにしたぞ。\nそういえば、おまえは酒場に入ったことはあるのか?\n今度一緒に、どうだ? Skelly: ありがてぇお話ではごぜぇやすが… 社交の場は、\nどうも苦手でごぜぇやして。ここで、ときどき飛び交う\n蝙蝠たちを眺めながら、ひとり静かに過ごすのが\n性に合ってるんでごせぇやすよ。昔結んだ契約にも、\nここから動くなと明記されておりやすしね。 Zagreus: なら、俺がおまえを抱えて運んだらどうだ?契約にも、それがダメだとは書いてないだろう? --- Skelly Run Progress 01 --- Skelly: 坊ちゃん、だいぶいいところまで行きやしたね?\nあっしも感心しておりやすよ。\nあっしの仕事はここに突っ立ってることで、\n感心なんかしてもお給金はいただけやせんがね! Zagreus: おまえそう言ってもらえると、\nいつか本当に脱出できる気がしてきたよ。\nでも… 俺がこの館へ戻ってこなかったら、\nおまえは永遠にここに足止めになるのか…? Skelly: ハハ… ハハハ… おもしろい冗談で。そんなこたぁ\nないでしょうよ… たぶん。でも… その件については、契約書には何も書いてありやせんでしたな… --- Skelly Backstory 01 --- Zagreus: スケリー、おまえは誰に雇われたんだ?そろそろ\n教えてくれてもいいだろう?アキレウス師匠か?\nニュクス… ってことは、ないよな? Skelly: あっしは義理堅い男でごぜえやす。\n秘密は絶対守りやす。口を割らせたかったら、\nあっしを殺すしかごぜえやせんよ。 --- Skelly Backstory 02 --- Zagreus: スケリー、そもそもおまえは、どうやってここへやってきたんだ? Skelly: どうやってって… サクッと瞬間移動、でごぜぇやすよ。一部の使用人は、お父上の許可のもと、そうやって館に出入りしておりやす。それが何か? Zagreus: 俺が聞きたいのは、最初にこの“死者の国”へやってきた\nときのことだ。ヘルメスが入り口に放り込んで、\nタナトスが拾い上げて、カロンが運んで…? Skelly: ああ、ハハ… それでしたら… あまり個人的なことは\nお話しないでおきたいんですがね?\nそれ以上は、聞かないでいただけやすか…? --- Skelly Backstory 03 --- Zagreus: おまえが冥界へ来たいきさつについて、本当に話す気はないのか?おまえが生前どんな人物だったのか、本名はなんだったのか、ちょっと興味があるだけなんだ。 Skelly: なっ…!「スケリー」が本名じゃないと、\nどうして決めつけるんでごぜぇやすか!? Zagreus: いや… 気分を害したなら謝る。俺はただ、日頃世話になってる相棒について、もっと知りたくなっただけだ。差し支えない範囲でかまわない。代わりに俺も、自分のことを話そう。 Skelly: …その昔、あっしは人の上に立つ者でごぜぇやした。\n名はスケレミウス。クレタ島海軍、第2艦隊の艦長。\nわが軍は無敵でごぜぇやした。ミノス王の指揮のもと、\nアテナイへ攻め込むところで航路を誤り… カリュブ\nディスの大渦に巻き込まれたんでごぜぇやす。 Zagreus: すごいじゃないか… じゃあ、おまえも、船員たちも、\n海で命を落としたのか? Skelly: あっしは… その… プッ… ハハ… ハハハハ!\n坊ちゃん、本当になんでもうのみにするから困りやす!\n「スケレミウス」?こんな話でよければ、\nいくらでもでっち上げてさしあげやすよ! Zagreus: なるほど、また一杯食わされたわけか。\nよくわかったよ、“スケレミウス”。\n正直、あまりいい気分じゃないけどな。 --- Skelly Backstory 04 --- Zagreus: スケリー、まじめに聞いてくれ。\n本当に話すつもりはないのか?自分の素性について、\nこのまま永遠に煙に巻いておくつもりか? --- Skelly Backstory 05 --- Zagreus: スケリー、いや… スケレミウスと呼んだ方がいいか?\nこの名前に聞き覚えがあるってやつに会ったぞ。\n生前クレタ島で暮らしていた、雄牛の頭を持つ\n巨体の男だ。作り話じゃなかったのか?\nどういうことか説明してくれ。 Skelly: 作り話だなんて、ひと言も申しておりやせんよ!どうせ坊ちゃんは信じないだろうと思っただけでごぜぇやす。あっしがクレタ島第2艦隊の艦長に見えやすか? Zagreus: さあな。海軍の艦長はみんな、同じ場所に\n突っ立ったまま、何もしないものなのか? Skelly: これだから、ミノスのガレー船で50人以上の\n船員を率いて、星の位置だけを頼りに\n航海したことのないお坊ちゃんは困りやす。\n船長みずから、櫂を握って船を漕ぐとでもお思いで? Zagreus: じゃあ、ヘルメスの言っていたことはなんなんだ?\n具体的に誰とは聞いてないが、海軍の艦長という話\nではなかったぞ。 Skelly: まったく… 神様っていうのはどうして、そうやって仲間の陰口ばっかり叩くんでごぜぇやすかねぇ… Zagreus: 話をすり替えるなよ! Skelly: 話をすり替えないでくだせぇ! --- Skelly About Sources 01 --- Zagreus: おまえからもらった幸運の歯、かなり助かってる。\nただ… これはおまえの歯なのか?\nヘルメスと言い合いになって、ふと気になって… Skelly: ハハッ!あのおしゃべり神の言うことを、\nいちいち真に受けちゃいけやせんよ!\nあいつぁ、あっしのことなんて、\n何ひとつわかっちゃいやせんから! Zagreus: ヘルメスも、おまえのことを\nよく知っていると言っていたわけじゃない。\nそもそも、あいつとはどういう関係なんだ?\nあいつから仕事を請けてる、とか…? Skelly: いえいえ!どちらかというと、同僚、でごぜぇますな。ま、あちらは神で、あっしは… 見てのとおりでして。\n坊ちゃん、このことは、誰にも言わねぇように、\nお願いしやすよ?あっしはただ、ここで坊ちゃんの\nお手伝いをしてるだけでごぜぇやすから! --- Skelly About Sources 02 --- Zagreus: よし、そろそろ白状してもらおうか。誰に雇われてる?アキレウスじゃないのはわかってる。ニュクスも違う。デューサもおまえの正体を知らないし、父上は…\nあり得ない。ヒュプノスのわけもない。そうなると、\n館にはもう誰も残っていない。 Skelly: 申し訳ございやせんが、そればっかりは\nお教えできやせん。この話はもう、やめにしやしょう。 Zagreus: いや、やめない。元締めは誰なんだ? Skelly: 言えやせん! Zagreus: いいだろ? Skelly: ダメです。 Zagreus: どうして! Skelly: どうしても! Zagreus: 教えてくれよ。 Skelly: イヤですよ。 Zagreus: 頼む、教えてくれないか? Skelly: ダメと言ったらダメです。 Zagreus: どうして言えないんだ? Skelly: その手には乗りやせんよ。 Zagreus: 教えないと、もう攻撃しないぞ? Skelly: …そ、それは… Zagreus: よし、スケリー。誰に雇われているのか言わないなら、\n俺はもう二度と、おまえに手荒な真似はしない。\n二度と、だ。 Skelly: そんな… それだけは… ご勘弁を… Zagreus: いや、容赦しないぞ。言わないなら、今後おまえと俺の間には、永遠に平和な空気が漂うことになる。 Skelly: ぐぬぬぬぬ… わかりやした。\nただし、ひとつ約束してくだせえ。\nこの館の方々には、絶っ対に、内緒でごぜえやすよ?\nでなきゃ、あっしはただじゃ済みやせん。\n笑い事じゃごぜぇやせんよ!? Zagreus: 約束する。で?誰なんだ? Skelly: …カロンでごぜぇやす。 Zagreus: カロン…! Skelly: あいつは金持ちですから。あっしみてぇな輩とも、\nパイプがあるんでごぜぇやす。\n坊ちゃんのお父上が経営されてる、\n馬車レースの馬も1頭所有してるはずですよ。 Zagreus: 奴の狙いは? Skelly: さあねぇ。坊ちゃんを気に入ってるか…\nただの暇つぶしか… Zagreus: ヘルメスは… あいつもカロンの下で働いてるんだよな? Skelly: さようでごぜぇやす。わかったら、この会話は\nなかったことにしてくだせぇ。でなきゃあっしは、\nここにいられなくなりやす。約束でごせぇやすよ!? --- Skelly About Sources 03 --- Zagreus: この前ここで話したこと…\nカロンとヘルメスにしゃべったのか?\n俺はしゃべってないが… ふたりは知ってる様子だった。 Skelly: 坊ちゃん、その件については、二度と口にしないと\n約束いたしやしたでしょう?あとで元締めの連中に\n腹ん中を探られるのはご免でごぜぇやす。 Zagreus: 俺のせいで、マズいことになったりしてないよな…? --- Skelly About Sources 04 --- Zagreus: スケリー、王妃やカロンのことも公になったことだし、\nこの件、タナトスにしゃべってもかまわないか?\nカロンとタナトスは、兄弟だろ? Skelly: ああ、それでしたら…\nあっしが結んだ契約の、その部分はもう無効かと。\nごていねいに確認いただいて、ありがとうごぜぇやす。 --- Skelly About Gifting 01 --- Skelly: 坊ちゃんにいただいたネクタル、\n飲んだ瞬間、スルーッと身体に染みとおりやしたよ!\nただ… 坊ちゃん、まさか、あんな上物を、\n知り合いみんなにバラまいたりしてねぇでしょうね? Zagreus: バラまいていたら、なんなんだ?禁制品には違いないが、贈り物を贈りあうのは、冥界の風習だ。知り合いに気前よく振る舞ったぐらいで、何かマズいことでもあるのか? Skelly: いえいえ!あっしはただ、坊ちゃんが時間を\n無駄にしてやしないかと、心配してるだけでして。\n最初の1本はとにかく、その後どれだけ\n贈ったところで見返りを期待しちゃいけやせんよ。\nま、例外もなくはないんでしょうが… Zagreus: 俺はただ、友人たちに\n日頃の感謝の気持ちを伝えたいだけだ。 --- Skelly About Super Lock Keys 01 --- Zagreus: スケリー、おまえはタルタロスについて\n詳しそうだから、わかれば教えてほしい。\nいにしえのティタンの血を見つけたんだが、\nもっと手に入れるにはどうすればいい? Skelly: ああ、それでしたら… そこにある冥府の武具が\n嗅ぎつけるんでごぜえやすよ。武具をどれかひとつ\n装備してタルタロスを抜けるたびに、一度だけ、\nティタンの血が手に入る。今んとこは、それ以外に\n方法はございやせん。 Zagreus: どの武具でティタンの血を入手済みか、\nどこかに記録されていたりするのか? Skelly: さあ…?\n情報を記録しておく仕組みは、いくらでもごぜぇやす。\n坊ちゃんのお力で、どうにかなるのでは? --- Skelly About Super Lock Keys 02 --- Zagreus: 前に、タルタロスで見つかった古の血の話をしたよな?これの使い道は、わかるか? Skelly: あっしは、なんにも知りやせんよ!坊ちゃんがお使いの冥府の武具、まだいくつか封印が解けていないようで\nごぜぇやすが、それも、まったく関係ありやせんよ! --- Skelly About Weapon Enchantments 01 --- Skelly: 坊ちゃん!聞いてくだせえ!\n坊ちゃんがお留守のあいだに、冥府の武具置き場が\n不気味に光りだしたんでごぜえやすよ!\n視界の隅っこに、たしかに見たんでごぜえやす! Zagreus: 落ち着け。太古の時代にティタンを討ち滅ぼした\n武具だ。ひょっとしたら意志ぐらい持っている\n可能性だってある。光るぐらいしても不思議じゃない。 Skelly: もしや、あの武具たち… 長いこと眠らされてたのが、\n坊ちゃんのおかげで現場でバリバリ活躍できるように\nなったんで、坊ちゃんに心を開いたんじゃ…?\n坊ちゃんとあっしの関係と同じでごぜえやすね! --- Skelly About Weapon Enchantments 02 --- Skelly: ここだけの話… 坊ちゃんがいないあいだ、あっしはここにひとりっきりでございやしょう?あそこに冥府の武具が並んでると、正直、落ち着かねえんでごぜえやす。 Zagreus: 無理もない。恐ろしい曰くつきの伝説の武具だ。\nそんなものが保管されている部屋に\n閉じ込められるのは、誰だって嫌だろう。\nどうしてほしい? Skelly: どうもこうも!あの武具が不気味になればなるほど、\nあっしは怖くてじっとしちゃあいられない。おかげで\n身体がなまらない!坊ちゃんが戻ったときには、\nベストコンディションで手合わせできやす。\nありがたいことでごぜえやすよ! --- Skelly About Fist Weapon 01 --- Zagreus: スケリー、双拳マルフォンがどうしてこの中庭に現れたのか、教えてくれたりは… しないよな? Skelly: あっしの知ったこっちゃありやせんし、なぁんも\n見ちゃおりませんよ!仮に見てたとしたって、\nそれを坊ちゃんに教えることは、あっしの仕事じゃ\nございやせん。館に勤める、見張り担当の者にでも\n聞いたらどうです? --- Skelly About Guan Yu Aspect 01 --- Skelly: 坊ちゃん、聞いてくだせえ!前に坊ちゃんが\nおっしゃってた、*紅き鳳*がどうしたこうしたっていう\nアレですがね、チンプンカンプンの呪文を唱えただけで新品の槍が手に入るだなんておったまげちまいやして…\nあっしもやってみることにしたんでございやす! Zagreus: スケリー… 何をやらかしてくれたんだ? Skelly: またそんな怖い顔して!ご安心くだせえ。あっしは\nただ、坊ちゃんがお留守のあいだに、そこのバカでかい盆みたいな盾に例の呪文をつぶやいてみただけで\nごぜえやす。「われは見る。紅き鳳の目を通じ、そなたの姿を」ってね… そしたらどうなったと思いやす? Zagreus: 運命の三女神からじきじきに授かった呪文を、\n開闢とともに鍛えられた冥府の武具に、軽々しく\n唱えたわけか… アイギスのそばまで歩いていったのか?\nそれとも、そこから肩越しにでも唱えたのか? Skelly: 肩越しですよ!とにかく、唱えてみたら… なーんも\n起きやしない!アイギスも阿呆のようにひょこひょこ\nするだけでして。ためしにそこの武具全部に唱えて\nやりやしたが、どれもウンともスンとも言いやしない。\n坊ちゃんの魔法の力も、これまでですな。 --- Skelly About Pact 01 --- Zagreus: そこの窓、前はあんな色じゃなかったよな?\nいつのまにか橙色に燃えているし、\n上にはバカでかい懲罰の盟約まで掲げられて…\nさては、父上の仕業か? Skelly: あっしはなんにも知りやせんよ!いつもどおりここに\n突っ立ってたら、突然背中にガツン!と一撃食らい\nやしてね。気づいたら身体がバラバラで!やっと意識を\n取り戻した頃には、窓はもう、ああでして…\nまったく、何がどうなってるのやら… --- Skelly True Death Quest Beginning 01 --- Skelly: 坊ちゃん、じつは… 折り入ってお願いがごぜえやす。\nただ… 先に断っておきやすが、坊ちゃんには少々\n酷なご相談かもしれやせん… 聞いていただけやすか? Zagreus: おまえを遠慮なくボコボコにする以外のことに\n手を貸すつもりは… ん…?\nまさか、本当に真面目な頼みごとがあるのか…? Skelly: ええ、本気でごぜえやす。坊ちゃん、あっしを\n自由にしてくだせえ。“永遠に”、でごぜえやすよ。\nどういうことか、察していただけやすね…?\nこうしてひたすら同じ場所に突っ立っているのも、\nなかなかこたえるもので… Zagreus: …だろうな。それで?俺は何をすればいい? Skelly: あそこに置いてある、坊ちゃんの剣には、\n特別な力がごぜえやす。あの剣を、\n“坊ちゃんの態”で、最大限にまで磨き上げてくだせえ。\nそいつであっしを斬りつけていただければ、\nあっしは永遠の眠りにつけるんでごぜえやすよ。 Zagreus: つまりそれは… “永遠に死ぬ”、ってことか?\n俺におまえを殺せ、と? Skelly: あっしも、無理は承知でお願いしておりやす。それでも\nあっしには他に手だてがねえんでごぜえやすよ…\n考えておいてもらえやせんかね?ま、そんときが\n来るまでは、これまでどおりでいきやしょう。 --- Skelly Run Cleared 01 --- Skelly: 坊ちゃん、聞きやしたよ?\nずいぶん上までお昇りになったそうで。\nてことは… あっしがお役に立てるのも、\nここまでということでございやしょうね… Zagreus: 「役に立つ」というのはつまり… そこにただ\n突っ立って、俺が気の向くままに繰り出す攻撃を\n受け止めることか? Skelly: さようで。坊ちゃんが目標を達成すれば、あっしの契約も終了、お役ご免でごぜぇやす… Zagreus: それは、俺がここを去れば、の話だろ?俺が冥界に\nとどまれば、おまえもここにいられるのか? Skelly: そういうことになるかと…\nえ、坊ちゃん、ここにいてくださるんで? --- Skelly Post Ending 01 --- Skelly: 聞きやしたよ!お袋さんが戻ってらしたとか!あっしに師事して、鍛練を積んだかいがありやしたねぇ。 Zagreus: …“王妃”のことだよな?ということは、\nおまえは俺たちの関係を知ってるのか…\nくれぐれも、内密にしてくれよ? Skelly: これはこれは… ついに弟子が師匠に\n指図するようになるとは!ご安心くだせぇ。\n坊ちゃんの秘密は、絶対に漏らしはしやせんよ。 --- Skelly Post Epilogue 01 --- Skelly: お偉い神様を大勢招いて、ずいぶんお楽しみで\nございやしたねぇ!楽しげな声が、ここまで\n聞こえてきやしたよ。いかがでございやしたか? Zagreus: …思ったより、うまくいったよ。おまえを呼んで\nやれなくて、すまなかった。今回は外交任務の\nようなもので、出席者を絞る必要があって…\n外からは、ただの宴に見えたかもしれないが、\n実際はそんなにいいものでもなくて… Skelly: そんなそんな!あっしのことは、どうぞお構いなく!\nひとり静かに過ごすほうが性に合っておりやすし、\n坊ちゃんの幸せが、あっしの幸せでごせぇやす。\n万事うまくいって、何よりでごぜぇやすよ。 --- Skelly Gift 01 --- Zagreus: おまえが好きそうなものを持ってきたぞ。\n受け取ってくれるか? Skelly: あっしにですかい?こいつぁうれしい!\nでも、タダでってわけにゃあ、いきやせん。\nこいつを受け取ってもらいやすよ?\n目には目を、ってヤツでさぁ。 --- Skelly Gift 02 --- Skelly: …わざわざ、あっしなんかのために…?\nそいつぁ感激だ! Zagreus: おまえには感謝してる。いつも気兼ねなく全力で\n攻撃させてもらえて、本当に助かるよ。 --- Skelly Gift 03 --- Skelly: 坊ちゃん、そいつをあっしにくださるんで…?\nくれる振りだけして、からかうおつもりなんじゃ… Zagreus: そんなわけないだろ?\n思う存分、味わってくれ。そのかわり、\n今日も遠慮なく、全力で痛めつけさせてもらうぞ? --- Skelly Gift 04 --- Skelly: ありがとうごぜえやす!さすが坊ちゃん、\nよくわかっていらっしゃる!このことは、\n決して忘れやしやせん。お約束いたしやす、ええ! Zagreus: 礼には及ばない。ちゃんと覚えておいてくれればな。\nもし忘れたら、手加減なしで何度もブン殴るから、\n覚悟しておけよ? --- Skelly Gift 05 --- Skelly: そんな、坊ちゃん、困りやす。\nあっしはちゃんとお給金をいただいておりやすから、\nその分はきっちり仕事をしないと… Zagreus: 俺が黙っていればいいことだろ?\n遠慮せず受け取ってくれ。 --- Skelly Gift 06 --- Skelly: 坊ちゃん、本気ですかい…?坊ちゃんのおかげで、\nあっしぁ、ときどき生き返ったような\n気持ちになりやすよ… ありがたいことで… Zagreus: おまえがいなかったら、仕返しを恐れずに\n全力で襲いかかれる相手なんて、\nまず見つからないからな。 --- Skelly Gift 07 --- Zagreus: スケリー、おまえが給金をもらってるのは承知してる。\nでも、おまえの仕事ぶりは称賛に値するよ。\nこれは日頃の礼だ。どうか受け取ってほしい。 Skelly: …!そいつぁ、高級熟成アンブロシアじゃ…!?\nあっしみてぇなもんが、味わってもよろしいんで…?\nそれじゃ、かわりにこいつをお渡しいたしやしょう。\n坊ちゃんとあっしの友情の証しでさぁ。旅の道中、\nお困りのときは、いつでも使ってやってくだせぇ。 --- Skelly Gift 08 --- Zagreus: 前回渡したアンブロシアは、気に入ってもらえたか?\nもう1本持ってきたぞ。 Skelly: …本気ですかい?あっしはただ、ここに突っ立って、\n坊ちゃんにボコボコにされることだけが取り柄の\nケチな野郎でごせぇやすよ?あっしが誰なのか…\n生前何者だったのか、坊ちゃんはご存じない… Zagreus: おまえは大切な友人だ。それで十分じゃないか?\nもちろん、おまえの素性には\n単純に興味があるし、詳しく話す気があるなら、\nぜひ聞かせてもらいたいけどな。 --- Skelly Gift 09 --- Zagreus: スケリー、よくもやってくれたな。\n永遠の眠りだなんだって… 本気で\n心配したじゃないか。冗談にしては悪趣味だぞ。 Skelly: それでも、冗談は冗談でごぜえやすよ。ここじゃ、他にやることもないんでね。ウィットの効いたジョークを\n考えて暇つぶしするのが、唯一の楽しみでして。 Zagreus: 「ウィットの効いたジョーク」か… まったく、\n呆れるよ。でも… たしかに、ここにずっと\n立ちっぱなしというのも、つらそうだ。 Skelly: いえいえ!突っ立ってるだけでお給金がもらえて、\n坊ちゃんとも仲よくできるなんて、\n願ってもないことでごぜえやすよ! --- Skelly True Death Quest Complete --- Skelly: アーッハッハッハッハ!まんまと騙されやしたね、\n坊ちゃん!「永遠の眠りにつかせてくだせえ」…\nなーんて!剣の話も、坊ちゃんの態の話も、まさか\n全部うのみにするとは!いやはや傑作でごぜえやした。\n楽しませてもらいやしたよ! Zagreus: また一杯食わされたってわけか。\nひどいじゃないか。罰として、もう二度と\nおまえを攻撃しないことにしようか? Skelly: いやいやいやちょっと待ってくだせえ!\nただの冗談でごぜえやすよ?\nちょっと場を和ませようと思っただけで!\n早まらないでくだせえ! --- Fury Sisters Union 01 --- Megaera: ザグレウス。\n妹たちと話し合い、互いに協力することにした。 Alecto: メガイラ、ティシポネ、準備はいいかい? Tisiphone: *殺シィ…!* Zagreus: 三対一か… ちょっと卑怯じゃないか? Megaera: お互い、いまさら公正な戦いに\nこだわる意味がどこにある?\nおまえを殺すためなら、私は手段を選ばない。\nわれわれエリニュス三姉妹が相手をしてやる。 --- Fury Sisters Union 02 --- Megaera: どうした、ザグレウス。気まずそうな顔をして。\n私に話があるのか?それとも、妹たちに用が? Zagreus: …メグに話があったんだが、今はやめておこう。機会を改めたほうがよさそうだ。 Megaera: 断っておくが、私はもう、妹たちに一切隠し事はしないことにした。私の耳に入れば、ふたりにも伝わることになるぞ。 --- Fury Post Sisters Union 01 --- Megaera: ザグレウス、今回ばかりは、\nおまえに礼を言わずにはいられない。あのまま\n盟約の条件を変えないつもりかと懸念していた。 Zagreus: アレクトとティシポネがいなくなって、寂しくないか?あの2人がいると、賑やかで楽しそうだ。 Megaera: 妹たちも、悪いところばかりではない。\nそれはおまえも同じこと。\n今日は2人きり… じっくり相手をしてやろう。 --- Fury Met Sisters 01 --- Megaera: ザグレウス… おまえとの間にはいろいろあったが…\n妹たちにだけは、会わせたくなかった。 Zagreus: どうして?初対面だったが、楽しい時間だった。おおいに笑って、泣いて… あの場にメグがいなかったことだけが心残りだ。 Megaera: 妹たちが館への出入りを許されていないことには、理由がある… まあいい。今回、館へ戻るのは、おまえと私、どちらになるか… 勝負だ。 --- Fury Met Sisters 02 --- Megaera: ザグレウス、おまえのせいで、妹たちが私と同じ職務を担当することになった… Zagreus: 復讐の三女神に相手をしてもらえるなんて、\n光栄なことだ。 Megaera: その言葉、今、後悔させてやる。 --- Fury No Darkness Reaction 01 --- Megaera: おまえの力に変化が生じた… かつてのような弱さ…\n鏡の力を借りないことにしたか。\n私と張り合うつもりはなかったのでは? Zagreus: あそこまで言われたら、やらないわけにはいかない。\n鏡の力がなくても、前と比べれば強くなったはずだ。 Megaera: なら、実戦で試してやるまでだ。 --- Fury About Persephone Meeting 01 --- Megaera: 脱出に成功したそうだな。\nなぜ、また戻ってきた?忘れ物か? Zagreus: そういうくだらない質問に答えている暇があったら、さっさとメグと殺し合いたいものだな。 Megaera: おまえが何を企んでいるにせよ、\n私にはどうでもよいことだ。\nいずれにせよ、この先へ通すわけにはいかない。 --- Fury Post Ending 01 --- Megaera: おまえの実母は、館に戻ったはずだ。なぜ、再び地上を目指す?私を倒して、この先に待ち受けるものすべてを突破して… いったい、なんのために? Zagreus: 父上の口癖、「なんぴとも逃れられぬ」が\n間違っていることを、身をもって証明したい。\n何度やっても気分がいいからな。それに、\nたまに冥界を抜け出すと、いろいろと調子がいいんだ。 Megaera: よい仕事が見つかったようで、何よりだ。\n多くの者は、割り振られた作業を機械的にこなすだけ。達成感を得られるのは、幸せなことだ。\n大いに励むといい。 --- Fury About Epilogue Reunion Quest 01 --- Megaera: ザグレウス、何をたくらんでいる?\n王妃様がご帰還されたというのに、\nいまだに私をここへ誘い出す理由はなんだ? Zagreus: オリュンポスの神々に用があるんだ。ちょうど近くまで来たから、ついでにメグにも挨拶をと思ってな。 Megaera: ふざけるな。おまえがここに現れたからには、\nどちらかが死ぬまで戦うだけのこと。\n今回は、どちらの番か… --- Fury Post Intermission 01 --- Megaera: 最近、よく会うけれど… そろそろ私の顔も見飽きた? Zagreus: まさか。さっそく始めようか?準備はいいか? Megaera: いつでも。ただし…\nマンネリはごめんよ。驚かせてみて。 --- Fury Encounter Story Progress 01 --- Megaera: ザグレウス、おまえの母親は、とうの昔に姿を消した。冥界からの脱出など無謀。仮に地上へ出られたとして、そこで母親を見つけられる可能性がどれだけある? Zagreus: 可能性はゼロじゃない。それに、メグにはもう関係ないことだろ? Megaera: この冥界こそが、おまえの居場所、おまえの家だ。\nここで果たすべき務めもある。\nおまえは自分自身から逃げようとしているにすぎない。 --- Fury Encounter Gun Weapon 01 --- Megaera: その電磁砲… いったいどこで手に入れた?それが何か、わかっているのか?いつもの武具はどうした? Zagreus: いつものは、家に置いてきた。こいつが\nどういう武具かは、だいたいわかってるつもりだ。\nここまでたどりつけたのも、こいつのおかげだからな。実演してほしいか? Megaera: ああ、頼む。まさか実物を拝めるとは… --- Fury Encounter Fist Weapon 01 --- Megaera: その手にはまっているものは…?\nまさか… ハデス陛下の宝物のうち、\n最も危険とされる武具を盗み出したのか…? Zagreus: 正確には、“盗み出した”のは、俺じゃない。だから安心してくれ。 Megaera: おまえは救いようもない愚か者だ…\n自分が何を手にしているのか、まるで理解していない。\n元あった場所へ戻しておくことだ。 --- Fury About Dusa Firing 01 --- Megaera: …ニュクスがデューサに\n暇を出したというのは、本当か? Zagreus: ああ。メグの耳にも入ってたんだんな。俺も詳しいことはわからない。最後に会うことも叶わなかったのか? Megaera: 別れの挨拶すらできなかった。\nこれがもし、おまえの仕業なら…\nいや、そうでなくても、ここで殺してやる! --- Fury Pact Reaction 03 --- Megaera: ザグレウス、いったいどんな条件に同意した?\nこんなに熱度を上げて…\nそこまでして、無残な死に方を望むのか? Zagreus: 気に掛けてもらえてうれしいが、俺はスリルを\n楽しんでるだけだ。メグもたまにはやってみるといい。 Megaera: 口の利き方に気をつけろ。そんなに苦しんで死にたいのなら、今、望みをかなえてやる。 --- Fury First Appearance First Run --- Megaera: そこまでだ。この先へは一歩も通さない。 Zagreus: メグ… 勘弁してくれ。わざわざ俺なんかの顔を見にきたのか?他にやることがあるだろ? Megaera: 私がなぜここにいるか、\nおまえはよくわかっているはずだ。\n死ぬ覚悟ができたら掛かってこい。 --- Fury First Appearance --- Megaera: ここでおまえを迎え撃てと、ハデス陛下より\n下知を賜った。陛下の命に背くのと、\nおまえに恨まれるのとでは、どちらを選ぶか\n考えるまでもない。おとなしく引き返すか、\n痛い目に遭うか… 自分で選べ。 Zagreus: …引き返す選択肢はない。 Megaera: フン… 気が合うな。 --- Fury Encounter Story Progress 02 --- Megaera: オリュンポスの一族は、おまえが冥界から脱出しようとしている本当の理由を知っているのか? Zagreus: そのうち伝えるつもりだ。家族なんだから、\nきっとわかってくれる。 Megaera: おまえは甘い。じきにハデス陛下との絆は\n修復不可能となり、オリュンポスの\n不届き者たちからも見放されることになるぞ。 --- Fury About Being Close 01 --- Megaera: ザグと私の関係は、これまでどおり。\n少なくとも、こうして殺し合うことになるときは。\nわかっているな? Zagreus: ああ。プロとして当然のことだ。つまり…\n今回も、手加減はしてくれないってことだな? Megaera: 今の発言は、聞かなかったことにする。\n全力で掛かってこい。 --- Fury About Being Close 02 --- Megaera: どうした、ザグレウス?\nなにをにやけている?どうせまた、\nろくでもないことを口走ろうとしているのだろう。 Zagreus: まさか!メグに会えてうれしくて、顔が勝手にニヤけるだけだ。妹のどちらかだったら、災難だった。 Megaera: そうやって隙を突こうとしても無駄だ。下手を打てば、妹たちに何を言われるかわからない。 --- Fury About Persephone Meeting 02 --- Megaera: ザグレウス、どこへ行くつもりだ。 Zagreus: もう一度、地上を目指そうと思ってる。\n母に会うためだ。止めても無駄だぞ。\nわかったらそこをどいてくれ。 Megaera: 戦わずに通すわけにはいかない。\n言わずともわかっているだろう。 --- Fury About Persephone Meeting 03 --- Megaera: ザグレウス、また母親に会えると、\n本気で思っているのか?\n地上へ出られたとしても、おまえの母が\nまだ同じ場所にとどまっているとはかぎらない。 Zagreus: 母上が身を隠しているのは、俺たちから逃れる\nためじゃない。父上はわかっていて逃がしたし、\n追うつもりもなかった。ちゃんと会えるから、\n心配は無用だ。 Megaera: その情報は、ハデス陛下もおまえの母親も、\n私の耳に入れたくないのでは?\n機密漏洩の罰を、私の手で下してやろう。 --- Fury Run Cleared Reaction 02 --- Megaera: ザグレウス、どういうつもりだ?\n冥界は封鎖されていて、地上へ出ることは叶わない。\n先へ進んだところで、どうなるかはわかったはずだ。 Zagreus: それでもかまわない。封鎖が解かれるまで、腕がなまらないように鍛えることにしたんだ。 Megaera: 私はおまえの訓練官ではないぞ… --- Fury Story Progress 01 --- Megaera: ザグレウス。私に何か、聞きたいことでも? Zagreus: ああ… ちょっと気になっていることがある。館で、父上に何を言われていたんだ? Megaera: また盗み聞きか?陛下は今、\n私の能力を考課してくださっている。\nだが、この仕事で私が抜かることはない。\n何も問題はない。 --- Fury Story Progress 02 --- Megaera: いつまでこうして、おまえと時を過ごせるか\nわからない… 楽しめるうちに、楽しんでおくことだ。 Zagreus: どうした?縁起でもない… 俺みたいに鈍い男にもわかるように、説明してもらえないか? Megaera: ハデス陛下は、私ではもう、\nおまえを足止めできないのではとお考えだ。\nとはいえ、今後の働きぶり次第では、\n再評価していただける可能性もゼロではない。 --- Fury Run Progress 01 --- Megaera: 久しいな。前回は、かなり先まで進んだということか。さしずめ、アスポデロスのはずれあたり、\nといったところか? Zagreus: あそこで燻ってるボーン・ヒュドラを見たあとで、メグの顔を見るとほっとするよ。 Megaera: 巨大なトカゲの遺骨と比べてもらえるとは、光栄だ。\nそのヒュドラ嬢と私、どちらが早くおまえを倒せるか…\n今、答えを見せてやろう。 --- Fury Run Progress 02 --- Megaera: こうして戦うのは、これで何度目になる?\nそろそろ私にうんざりしてきた頃か? Zagreus: メグも俺も不死身だ。まだまだ戦うことになるだろう。俺としては、こうしてメグと会えるのが楽しみになってきたけどな。 Megaera: それは何より。おまえの横っ面を鞭打てるなら、気長に待ったかいもあったというものだ。 --- Fury Run Progress 03 --- Megaera: 炎の河を越えたそうだな。\n口だけではなかったということか… Zagreus: 最後に待ち受けていたヒュドラは、かなり手強かった\nけどな。ひょっとして… 褒めてくれてるのか?\nうれしいな! Megaera: のんきに喜んでいられるのも今のうちだ。\nそれに、これで何が変わるというわけでもない。 --- Fury Run Progress 04 --- Megaera: ザグとの戦いで、私が敗北した回数を数えてみた。\nすでに50回も… なぜこんなことに?\n自分の無能ぶりが恥ずかしい。 Zagreus: そんなに思い詰めることはない。\nあと何十回か死ねば、心身に感じる痛みにも\n慣れてくる。また痛みを味わわせてやろうか? Megaera: 自分の勝ち星の数にこだわっているわけではないが…\n望むところだ。私を誰だと思っている? --- Fury Run Progress 05 --- Megaera: ザグレウス。私はここで、何度おまえに倒されたか…\n見当がつくか? Zagreus: 数え切れないほど… というのはわかるが… \nこうして戦うようになってから、ずいぶん経つからな。\n 412回… ぐらいか? Megaera: …500回ちょうどだ。だが、おまえのことだ、\n私がおまえを倒した回数は、数えていないだろう?\nこれだから私は、「甘い」と言われるのだろうな…\nまあいい、ひとまず、また一戦だ。 --- Fury About Alecto 01 --- Megaera: アレクトが、おまえに倒されたとわめいていたぞ。今回ばかりは、うっかりおまえに礼を言ってしまいそうだ。 Zagreus: メグからそんな言葉が聞けるとはな。妹とは、いつからそんなにいがみ合ってるんだ? Megaera: 昔からそりが合わなかった。家族ゆえに、ということもある。おまえも思い当たる節があるだろう。 --- Fury About Tisiphone 01 --- Megaera: ティシポネですら、おまえを足止めできなかったか。\nハデス陛下は、さぞ失望されていることだろう。 Zagreus: 父上を喜ばせるのは至難の業だ。\nそれより、ティシポネのことだが…\n何を言っても話が通じない。どうなってる? Megaera: あの子も、自分の仕事一辺倒… わが一族は皆そうだ。\n私も、仕事以外で妹と関わるつもりはない。 --- Fury About Sisyphus 01 --- Megaera: シシュポスは、おまえに感謝すべきだろう。\nおまえがいなければ、あの者は\n今も耐えがたい苦境に置かれていたはずだ。 Zagreus: 俺がメグの気をそらして、あいつを鞭打ちにいかない\nようにしてるからか?…よく平気で罰を与えられるな。仕返しされることを考えたりしないのか? Megaera: 報復を恐れて職務を怠るなど、言語道断だ。おまえは、恐怖心も勤勉さも持ち合わせていなそうだが。 --- Fury No Hammer Reaction 01 --- Megaera: 武具がなまくらになっているようだが?\n今回は、工匠ダイダロスの助力を得られなかったか。 Zagreus: ああ。でも問題ない。メグを倒すのに、\n武具の改造なんて必要ないからな。 Megaera: なら、試させてやろう。私を倒したければ、下手な見栄など張らないことだ。 --- Fury Darkness Reaction 01 --- Megaera: 例の鏡のおかげで、力をつけたな。ニュクス様の助力に感謝することだ。 Zagreus: ニュクスは、俺がこんな境遇に置かれていることに責任を感じているんだ。 Megaera: だが責めを負うべきは、おまえただひとり。\nさすがのおまえも、それをわからぬほど\n愚かではないと思っていたが? --- Fury Pact Reaction 01 --- Megaera: まさか本当に、「懲罰の盟約」に署名するとは…\nいったい何を考えている?私へのあてつけか? Zagreus: そんな言い方をされると、あてつけだと\n答えたくなる。俺が何に署名しようと、\nメグの知ったことじゃないだろ? Megaera: おまえの魂胆ぐらい、お見通しだ。\n罰を受けたいのなら、私がたっぷり相手をしてやる。 --- Fury Pact Reaction 01 B --- Megaera: フン… まさか本当に、懲罰の盟約に\n同意するとは。後悔しても、もう遅いぞ?\nおまえが浅はかな男だということは\nわかっていたが、まさかこれほどとは… Zagreus: 根性があると言ってもらいたい。\nだいたい、俺が何に同意しようと、\nメグには関係ないだろう。 Megaera: そう、私にはどうでもよいことだ。\n罰を受けたいのなら、私が今すぐ下してやろう。 --- Fury Pact Reaction 02 --- Megaera: おまえとは、もっと公正な条件で\n戦いたいと思っていた。\n盟約に署名したのは、私を哀れんでのことか? Zagreus: こっちの事情だ。メグを哀れんだわけじゃない。どうせ信じないだろうけどな。 Megaera: 罰を受けたいなら、いつでも私が相手をしてやる。 --- Fury Pact Reaction 04 --- Megaera: 今回は、一瞬で片がつきそうだな。\nザグが「時間外労働」とは、意外だ。\n気骨のない者には、到底耐えられない条件だ。 Zagreus: 酷いな。俺はいつだって、よく考えもせず\n無謀なことに突っ込んでいくタイプだ。\nたいていのことは、行き当たりばったりで\n切り抜ける。この条件にぴったりだろ? Megaera: なるほど。言われてみれば、たしかに。\nとにかく、警告はした。遠慮なく戦わせてもらうぞ。 --- Fury Chaos Reaction 01 --- Megaera: この気配… なるほど、カオスと接触したか。\n原初の混沌さえも、おのれのやっかい事に\n巻き込むとはな。 Zagreus: メグを叩きのめす力を授かっただけだ。\n「巻き込んだ」は少し大げさじゃないか? Megaera: おまえはあの者について何も理解していない。\nニュクス様に尋ねてみるといい。\n今、私がこの手であの方のもとへ送ってやる… --- Fury Thanatos Reaction 01 --- Megaera: おまえがここにたどりつけたのは、タナトスの助力があったからだな?あの男も余計なことを… Zagreus: 文句なら、館に戻ってから本人に直接言えばいい。 Megaera: 亡者どもを統べる死の化身の力も、私には無効。無論、おまえの力も、だ。 --- Fury Thanatos Reaction 02 --- Megaera: まさかタナトスがおまえに助力するとは… 分別のある男だと思っていたが、買いかぶりすぎたか。 Zagreus: あいつは、上からの命令に\n唯々諾々と従う男じゃないってことだろ。 Megaera: 減らず口を… おまえがそこまで死を望むなら、\nすぐに殺してやる。さっさとタナトスの\n腕の中にでも飛び込んでゆけばいい。 --- Fury High Relationship 01 --- Megaera: ザグレウス王子、当区画は、\n貴殿が立ち入りを許可された領域の外。\n冥王の勅命により、実力行使にて足止めする。 Zagreus: どうした、メグ?急に改まって…\nもう数え切れないほど、ここで戦ってきたじゃないか。ひょっとして… Megaera: ザグ、たまには黙って話を合わせるぐらいの\n気を利かせたら?いいから、全力で掛かってきて。 --- Fury High Relationship 02 --- Megaera: ザグレウス、どうしたの?\n私と一戦交えるのが嫌?\nそれとも、私の思い過ごし? Zagreus: その… 仕事とプライベートを完全に分けるのは、\nやっぱり難しくないか?ここでメグと殺し合うのは、\n正直、複雑だ… 館でおまえに会えるのは楽しみだが… Megaera: なら、感情を制御するすべを学んで。感情というのは、押さえ込んでおけば、それだけ強くなる。いざ解き放つときに、それを実感するはず。 --- Fury Encounter Fist Weapon 02 --- Megaera: なかなか良い“手袋”をはめているな。\nその手で、至近距離から私を攻撃するつもりか?\n私の鞭で打たれる危険が増すぞ? Zagreus: この“手袋”をはめてきたのは、身だしなみの\nためじゃない。マルフォンの威力、\nここで試させてもらってもいいか? Megaera: 望むところだ。みずから手を汚したいというなら、\nよろこんで相手をしてやる。 --- Fury About Weapon Enchantments 01 --- Megaera: その剣… おまえがこの部屋に\n足を踏み入れるよりずっと前から、気配を感じた。\nダイダロスの秘技をもってしても、\nそこまでの霊力は引き出せないはず。 Zagreus: スティギウスと、気持ちが通じ合うようになったんだ。いわゆる、健全な共生関係、ってやつだよ。\n今、その成果を見せてやる。 Megaera: 健全な関係…?ザグレウスが?\nフン… それはたしかに見ものだ。 --- Fury Keepsake Reaction 01 --- Megaera: なかなか趣味のいい耳飾りだな。\nおまえに軽々しく贈るべきではなかったかもしれない。 Zagreus: 自分が贈った物が、自分の身の破滅を招くかもしれないからか?人間が好む物語にありそうな話だ。彼らの耳に入ったら、あっという間に広まるだろうな。 Megaera: そう、完璧に練り上げられた計画が\n無残に挫折する話を、彼らは好む。\n今、おまえにもその例を見せてやる。 --- Fury Thanatos Keepsake Reaction 01 --- Megaera: おまえの身体から、死が薫っている… タナトスから何か譲りうけたか? Zagreus: この、陰気な蝶のことか?たしかに、タナトスからの\n贈り物だ。これを身につけていると、いつもにも増して力が湧いてくる。でも、それだけのことだ。 Megaera: あの男に、昆虫採集の趣味があったとはな… だが、ここではタナトスですらおまえに助力することはできない。 --- Fury Legendary Keepsake Reaction 01 B --- Megaera: ここでは、バッティの助力は得られない。\n私が目をつぶると思ったなら、残念だったな。 Zagreus: 頭が固いな… もう少し柔軟に考えても\nいいんじゃないか?まあいい。\nバッティは、かわいいから連れてきただけだ。 Megaera: なら、全力で戦わせてもらう。行くぞ。 --- Fury Legendary Keepsake Reaction 01 --- Megaera: バッティは、いい子だろう?\n手も掛からないし、正直、放っておいても\n生きてゆける子だが… ザグのことだ、\nきちんと世話をしてくれていることと思う。 Zagreus: ああ、すごく助かってるよ。メグの助けが必要になれば\nすぐに呼んでくれるしな。でも、しょっちゅう\n呼び出されて、仕事の邪魔になってないか? Megaera: 邪魔はおたがいさまだ。\nここへ来た以上、足止めはさせてもらう。 --- Fury Low Health 01 --- Megaera: …なんだ、その様は。\n瀕死… いや、ほぼ死んだも同然だな。\nそれでは戦いにもならない。 Zagreus: メグに会いにくる途中で、いろいろと\n邪魔が入ったんだ。今回は、手加減してくれるか? Megaera: 冗談は死んでから言え。\n手早く殺してやるから安心しろ。 --- Fury Low Health 02 --- Megaera: 深手を負っているな。神の名折れだ。\nそんな身体では勝負にならない。 Zagreus: 今回はメグに先手を取らせてやろうと思って、\n亡者どもにボコボコにされてきてやったんだ。 Megaera: 愚かな。ここにたどり着いた時点で瀕死では、この先に待ち受けるものを突破することなど、到底叶わないぞ? --- Fury Low Health 03 --- Megaera: どうした、ザグレウス。道にでも迷ったか?\n誰かに尋ねればよかったものを。 Zagreus: メグが軽口を叩くなんて… さては、ヒュプノスの\n影響だな? Megaera: 黙れ。すぐに殺してやる。 --- Fury Low Health 04 --- Megaera: 今回は、あきらめてもらう。そろそろ家に帰る時間だ。 Zagreus: 悪いが、まだ帰るつもりはない。無理やり帰す\nというなら、こっちも全力で抵抗せざるをえないな。 Megaera: 警告に感謝する。\nそっちこそ、死ぬ覚悟はできているか? --- Fury Encounter 01 --- Megaera: つくづく頑固な男だ。\n何をたくらんでいるにせよ、私の鞭を受ければ、\nさすがのおまえも愚かな考えを改めるだろう。 Zagreus: メグの鞭に打たれて、俺が考えを変えたことなんて\nあったか? Megaera: では、おたがい根気よく続けるほかなさそうだな。 --- Fury Encounter 02 --- Megaera: また現れたな。ハデス陛下も、おまえを牢にでも入れておけば、所領を荒らされずに済むものを… Zagreus: 俺に言わずに、父上に直接伝えればいい。それとも、\n自分が父上の後釜に座りたいだけか? Megaera: 私は冥界の玉座など望んではいない。\nお任せいただいている仕事に満足だ。 --- Fury Encounter 03 --- Megaera: ようやく来たか。最後に殺してから、\nずいぶん時がたったと思っていたところだ。 Zagreus: なるほど。つい、俺のことばかり考えてしまう、\nというわけか。 Megaera: 殺したい相手が頭から離れぬのは当然のこと。わざわざ出向いてもらえて助かった。 --- Fury Encounter 04 --- Megaera: これからおまえを生家へ送り返す。\n最期の願いがあれば、聞いてやるが? Zagreus: そうだな… ひとおもいに、でも、たっぷり痛めつけられて死にたい。できるか? Megaera: 軽口を叩いていられるのも今のうちだ。おまえの願い、その言葉どおりに叶えてやる。 --- Fury Win Streak 01 --- Megaera: 性懲りもなく… どうもおまえは、\n物わかりがよくないらしい。 Zagreus: 否定はしないが、そのぶん、忍耐力が強いともいえる。 Megaera: その話に付き合うと、私の忍耐力の限界がきそうだ。\n来い。すぐに殺してやる。 --- Fury Win Streak 02 --- Megaera: そろそろ諦めたらどうだ?\nここまでたどり着いたところで、\nどうせ私に殺されるだけだ。 Zagreus: 残念ながら、俺はメグに殺されるたびに、少しずつ強くなってる。 Megaera: そうだとしても、\n私と肩を並べることは決して叶わない。\n図に乗ると後悔するぞ。 --- Fury Win Streak 03 --- Megaera: おまえがこの先へ進むことはない。 Zagreus: それはどうかな。今回こそは、ひょっとする\nかもしれない。 Megaera: 妄想するのは自由だ。それで気が紛れれば、\n死に際の痛みにも耐えられるだろう。 --- Fury Lose Streak 01 --- Megaera: 仮に私を倒せたとして、アスポデロスを\n越えることは到底叶わない。おまえも見ただろう。\nあの灼熱地獄へ再び踏み込むつもりか? Zagreus: あの先に冥界の出口があるかぎり、炎の河を越える以外に道はない。 Megaera: …信じがたいことだが、どうやらおまえは、ハデス陛下より頑固らしい。 --- Fury 2 Pact Reaction 01 --- Alecto: あんた、盟約に同意したね…?したんだろ!?\n正直に答えな! Zagreus: たしかにしたが… それであんたに文句を言われる筋合いはない。 Alecto: あたしはね、ひとりで仕事するのが好きなんだよ!\nそれが、あんたのおかげでこのざまだ!\n文句のひとつも言う権利があるよ。\nついでに、あんたを殺す権利もね…! --- Fury 2 Pact Disabled Reaction 01 --- Alecto: やれやれ… やっと静かになったよ。あんたが余計な\n“盟約”とやらに同意したせいで、あたしはまた、\n姉と妹と一緒に働かされる羽目に遭った。\nこの“お礼”は、たっぷりさせてもらうからね… Zagreus: どうせ、俺を痛めつける口実ができれば、\nなんでもいいんだろ? Alecto: フン、言ってくれるねえ!\nまったく小生意気なガキだよ… ついでに、\nその減らず口の分もお仕置きしてやろうじゃないか。 --- Fury 2 First Appearance --- Alecto: …やっと会えたね。この時を待ってたよ。\nずっと、ずっと… Zagreus: メガイラの妹か… そんなに心待ちにされる\nいわれはないぞ? 初対面だよな? Alecto: 毎日毎日、退屈な仕事の繰り返しで、\n飽き飽きしてたんだよ。メグの尻ぬぐいをする\n機会もありゃしない! Zagreus: どうもおまえとは、仲よくなれそうにないな。 Alecto: まあいい。一度、神を殺してみたかったんだ。\nあんたで我慢してやるよ。 --- Fury 2 Post Ending 01 --- Alecto: 聞いたよ。あんたのパパの館に、\nかの有名な、「さらわれた王妃様」が戻ってきたって? Zagreus: なんであんたがそれを… というか、そもそも\n王妃に対してそんな口を利いていいのか? Alecto: あたしはあの女に仕えちゃいない。\nあの女が冥界を去ろうと帰ってこようと、\n知ったこっちゃないよ。だけどあんたは… \nそうはいかないよ。 --- Fury 2 Post Ending 02 --- Alecto: あんた、どうしていまだに、\n何度もここへ顔を出すんだい?\nそろそろ飽きてもいい頃じゃないのかい? Zagreus: あんたと手合わせするのが楽しくなった。\n今じゃ日課みたいなものだ。\nいい習慣は、継続するに越したことはないからな。 Alecto: 「いい習慣」?たしかに、あたしにとっては、\nそうだけどね… まあいいさ、好きなだけ来るといい。\nそのたびに、あたしが待ち受けてるだけのことさ。\n少なくとも、3回に一度はね… --- Fury 2 Post Epilogue 01 --- Alecto: あんたのパパの館で、盛大な宴が開かれたって\nいうじゃないか。顔を出せなくて残念だよ。\n次は必ず、出席させてもらうからね。 Zagreus: ぜひ、そうしてくれ。あんたもいてくれたら、\nきっと楽しかったはずだ。 Alecto: フフフ… そうだろうね。\nまあでも、仕事だったから、しかたがないさ。\nそれじゃ、今日もさっそく、始めようかねえ。 --- Fury 2 End Of Discussion 01 --- Alecto: よくよく考えて、ようやくわかったよ。あたしはあんたに、金輪際、あたしと口を利いてほしくない。二度と話かけるんじゃないよ?いいね? Zagreus: …それに返事をすると、今言われたことをさっそく無視することになるが… わかった。以後気をつけよう。 Alecto: しゃべるなと言ったろう!?こっちは、あんたの長話につきあう気はないんだよ。殺し合う以外に、あんたに用はない。わかったら、とっとと始めるよ! --- Fury 2 Low Health 01 --- Alecto: おやおや… どうしたんだい?\n最初から死にかけてたんじゃ、殺しがいがないよ。 Zagreus: それは悪かった。俺が負う傷を独り占めできなくて、\nさぞがっかりだろう。 Alecto: かまいはしないよ。次に殺されにくるときは、\nもっとピンピンしててほしいけどね。 --- Fury 2 Low Health 02 --- Alecto: あんたの血の匂いがプンプンしてたよ。\n 3区画前からわかるぐらいね。\nあたしが流す分、残ってるんだろうね? Zagreus: もちろん、十分残ってる。でも、おまえに流させる\nつもりはない。悪く思わないでくれ。 Alecto: そう言われて納得すると思うかい?\nその血はあたしがいただくよ… 一滴残らずね…! --- Fury 2 Low Health 03 --- Alecto: どうしたんだい?今日はいつにも増して\n血色がよくないねえ。途中で血を流しすぎたかい? Zagreus: ちょっと野暮なトラブルが発生した。でも問題ない。\n血なら、まだたっぷり残ってる。 Alecto: それを聞いて安心したよ。あたしが殺す前に\n死なれたんじゃ、がっかりだからねえ。 --- Fury 2 Misc Encounter 01 --- Alecto: あんたは神なんかじゃないよ。ただのゴミさ。\nたまたま冥王神の息子に生まれただけ。\nしかも、それをありがたいとも思っちゃいない。 Zagreus: ずいぶんわかったような口を利くんだな。まだ出会ったばかりで、そこまでお互いを知った仲じゃないだろ? Alecto: …それじゃ、今よくわからせてやるよ… \nあたしがどういう女神かをね。 --- Fury 2 Misc Encounter 02 --- Alecto: あんたの何が好きって、\nその、血の流しっぷりがいいね… Zagreus: それは… 誉め言葉として受け取っていいのか?\n正直、反応に困る。 Alecto: あんたみたいにダラダラ血を流す神は初めてだよ。\nまるでか弱い人間だ。最後の一滴まで、\nあたしが搾り取ってやるよ…! --- Fury 2 Misc Encounter 03 --- Alecto: 来たね、赤い血の坊や。とっとと仕事にかかろうじゃ\nないか。さんざん待ちぼうけを食わされて、\n体がうずいてしょうがないよ。 Zagreus: 俺の血が赤いことを、いちいち言うのはやめて\nもらえないか?正直、ちょっと傷つく。 Alecto: フフフ… おもしろい子だね。\nでも、すぐにおとなしくなる。みんなそうさ… --- Fury 2 Misc Encounter 04 --- Alecto: あたしはね、あんたが音を上げて泣き叫ぶところが\n見たいんだよ。いったいどうすりゃいい?\nあんたの弱みは、なんだい? Zagreus: メグから聞いてないのか?てっきり、仲良し姉妹だと\nばかり思っていた。 Alecto: フン、まあいいさ。ひとつひとつ試していくだけだ。\n幸い、獲物を痛めつける方法なら、\nいくらでも思いつくからね。 --- Fury 2 Misc Encounter 05 --- Alecto: いまさらだけど… あんたは一筋縄じゃいかないって、もっと早く気づくべきだったね。 Zagreus: 仕事を終わらせるのにかかる時間を予測するのは、\n神だろうと人間だろうと、みんな苦手だと聞く。 Alecto: あたしの手にかかりゃ、みんなすぐに\nひれ伏して泣き叫ぶ。で、最後はおとなしくなる。\nでもあんたは違う。少なくとも、今のところはね… --- Fury 2 Misc Encounter 06 --- Alecto: あんた、よっぽど痛い目に遭いたいらしいね。\nそれとも… あたしに会いたいだけかい? Zagreus: それはお互い様だろ?共通の趣味が見つかって\nよかったな。 Alecto: なっ…!馴れ馴れしい口を利くんじゃないよ。そんなに痛めつけられたいなら、今すぐ望みをかなえてやろうじゃないか。 --- Fury 2 Misc Encounter 07 --- Alecto: あんたのパパには、感謝してもしきれないよ。\nパパがあんたを奈落の底に幽閉してたら、\nあたしと出会うことだってなかったんだからねえ。 Zagreus: それはたしかに。こうして俺と戦う任務がなかったら、そっちも退屈で困っただろうしな。 Alecto: あんたと出会う前も、ここでいろんなゴミどもを\n痛めつけてきたけれど、最近はあんたの相手で\n忙しくて、他の連中は延々待たせっぱなしさ。 --- Fury 2 Misc Encounter 08 --- Alecto: 赤い血の坊や、よくここまでたどり着いたねぇ。\nでも、残念だけど、パパのところへお帰り。\nこれがあたしの仕事なのさ、悪く思わないでおくれよ。 Zagreus: あんたも一緒に館に来られないのが残念だ。\n立ち入り許可をもらえるように、\n俺から冥王に頼んでやってもいいぞ? Alecto: うれしいお誘いだけど、目ん玉くり抜かれたほうがまだマシだね。さ、おうちへ帰る時間だよ。 --- Fury 2 Misc Encounter 09 --- Alecto: あたしが片づけることになった相手はね、普通、\n自分からのこのこやって来たりはしないんだよ。\nなのに、あんたときたら、何度も何度も… \nあたしを遊び相手と勘違いしてんのかい? Zagreus: 俺はただ、あんたのその不敵な笑顔を見たいだけだ。\n毎回メグとばかり戦うより、ときどきこうして、\nあんたと手合わせできるほうがずっといい。 Alecto: は… はぁ!?腑抜けの姉と戦うより、\nあたしと戦うほうがいいって… それはいったい… \nぐあああぁ!! --- Fury 2 Misc Encounter 10 --- Alecto: まったく… つくづく呆れるよ… \n何回やるつもりだい!?毎度、毎度、飽きもせず… \nあたしと殺し合うのが、よく嫌にならないもんだね。 Zagreus: もうすっかり習慣になってしまった。何回やるつもりだと聞かれてもな… 答えを知る方法は、ひとつしかないんじゃないか? Alecto: まあいいさ… あたしはね、獲物に反撃されると、\n燃えるのさ… また血を流させてやるよ。 --- Fury 2 About Tisiphone Speech 01 --- Alecto: 最近、ティシポネがおかしなことを\n口走るようになったよ。\nあんた、余計なマネしてないだろうね? Zagreus: 会話の語彙がずいぶん限られてるようだったから、\n少し力になろうとしただけだ。\nべつに、大したことじゃない。 Alecto: それが余計なことだって言うんだよ!\nあのコがあんたから教わることなんてありゃしない!\n二度と妙なこと吹き込むんじゃないよ!? --- Fury 2 About Megaera Relationship 01 --- Alecto: メガイラ姉も、なんで赤い血の坊やなんかと\nくっついたんだかねえ… いろいろ足りてないところの\n多い姉だけど、仕事だけはきっちりやると\n思ってたのにさ。とんだ勘違いだったよ! Zagreus: メガイラの悪口を言って動揺させる作戦か?\nそろそろ黙らないと、本気で怒るぞ? Alecto: おお、怖い!そうやって、メガイラ姉の\n名誉を守ってやる気かい?か弱いあのコは、\n自分じゃ守れないから?メガイラ姉がそんな\n純情な女だと思ってるのかい!?アハハハハ!\nまったく、あんたたちふたりにはヘドが出るよ! --- Fury 2 Win Streak 01 --- Alecto: おやおや。性懲りもなく、また殺されに来たね。\nあんたのそういう賢くないところ、嫌いじゃないよ。\nただし、今回はあまり早く死にすぎないように頼むよ。 Zagreus: 今回は口喧嘩で済ませるつもりか? Alecto: さて、どうしようかねえ…?\n成り行きに任せるとするよ。 --- Fury 2 Win Streak 02 --- Alecto: へえ!驚いた。あたしに潰された連中は、\n二度とあたしに会いたがらないもんだけど。 Zagreus: だろうな。でも俺は、あんたとのやり取りを楽しませてもらってるよ。 Alecto: 残念だけど、あんたは私のタイプじゃないよ。\n言ってわからないなら、\n直接思い知らせてやるしかないねえ… --- Fury 2 Lose Streak 01 --- Alecto: 前回のこと、悪いけど、まだ許しちゃいないよ?\nあたしは性根がねじ曲がってんだ。\nかなり根に持つタイプなのさ… Zagreus: そうやって、自分の欠点を認められるようになっただけでも、大きな進歩じゃないか。偉いな! Alecto: アハハハハ!おもしろい冗談だね。\nそうやって減らず口を叩いていられるのも今のうちさ。\nすぐに黙らせてやるよ… --- Fury 2 Lose Streak 02 --- Alecto: また来たね、赤い血の坊や。あんたのその、小生意気なニヤつき顔を見てるとヘドが出るよ。 Zagreus: だったら、無理に俺の相手なんかしなくていい。\nもといた場所へ帰ったらどうだ? Alecto: そういうところが小生意気だと言ってんのさ。メガイラも、よくもまあ、こんなクソガキの相手を長々と務めたもんだよ。 --- Fury 2 Lose Streak 03 --- Alecto: 前回は、よくもやってくれたね… これじゃまるで、\nあたしが役立たずみたいじゃないか。体裁が悪いよ。\nそして何より、あたしの気分が悪い。 Zagreus: 襲い掛かってこられたら、応戦するしかない。\n別にこっちは、頼んだ覚えはないぞ。 Alecto: ハハ… アハハハハハハ!おもしろい。\nあんた、わかってんだろうね…\nあたしの気分を害したらどうなるか…! --- Fury 2 Lose Streak 04 --- Alecto: これはこれは… またゴミの神が、ここいらを汚しに\n現れたね。行動がワンパターンすぎて、\nちっともおもしろみがないよ。 Zagreus: ひとの心配してる場合か?前回俺に倒されたってことは、そっちこそ行動がワンパターンなんじゃ? Alecto: ゴミの分際で、偉そうな口利くんじゃないよ!\nおまえは血を流していればいい。\nわかったら、さっさと掛かってきな! --- Fury 3 First Appearance --- Tisiphone: *殺シ… 殺シィ…* Zagreus: メグの妹だな?ザグレウスだ。よろしく。俺の名前は\n「殺シ」じゃないし、人殺しもしてない。 Tisiphone: 殺シ… *殺シィ…!* Zagreus: いや… たしかに俺は、いろいろ悪いこともやらかして\nきた。でも、人殺しだけは、誓ってやってない。 Tisiphone: *殺… 殺シィィィィ…!* --- Fury 3 Post Ending 01 --- Zagreus: ティシポネ、今日は仕事で来たんだ。\nできれば、そこをどいて…\nいや、この仕事の目的を果たすには、君にも全力で\n俺を止めようとしてもらわないと、意味がないか… Tisiphone: 殺、シ… シ… *シィィィ…* --- Fury 3 Post Epilogue 01 --- Zagreus: 館での宴に参加してもらえなくて、残念だ。\nまあ、君はああいう席には興味がないかも…\nいや、アレスがいたか。あいつはたぶん、\n確実に何人か殺してる。 Tisiphone: 殺シ…?殺シィ。*殺シ!* --- Fury 3 Encounter 01 --- Tisiphone: *殺… シ…?* Zagreus: …いや、「殺シ」は、ナシにしないか?\n殺シ、ナシ! Tisiphone: *殺… シ…* --- Fury 3 Encounter 02 --- Tisiphone: 殺シ…?殺シ、殺シィ…! Zagreus: なあ、せっかくだから、殺し以外の話をしないか? Tisiphone: 殺シィ… *殺シィ…!* --- Fury 3 Encounter 03 --- Tisiphone: コ… コ… 殺…! Zagreus: 「殺シ」、だろ? 君の言いたいことはわかってるよ。 Tisiphone: 殺シ… 殺シィ…!! --- Fury 3 Encounter 04 --- Tisiphone: 殺… 殺… シィ… Zagreus: 俺は誰も殺してない。そこをどいてくれ。 Tisiphone: 殺シ… 殺…シィ…! --- Fury 3 Encounter 05 --- Tisiphone: 殺シィ… 殺シ。殺シ。*殺シ!* Zagreus: 話が通じないな… できれば戦いたくないが、\nしかたない。 Tisiphone: 殺シ。*殺シィィ!!* --- Fury 3 Encounter 06 --- Tisiphone: 殺シ?*殺シ…?*殺シ… Zagreus: 悪いが、人違いだ。君は父上に、俺を足止めしろと\n命じられてるだけだろう? Tisiphone: 殺シ… 殺シ。*殺シィ!* --- Fury 3 Encounter 07 --- Tisiphone: 殺… 殺… シィ… *殺シィィ!* Zagreus: 「殺し」じゃない。ザグレウスだ。\n俺の名前は、ザグレウス。\nほら、言ってみろ。「ザグレウス」! Tisiphone: 殺… シィ… *ザァ*… --- Fury 3 Encounter 08 --- Tisiphone: 殺、殺… シィ… ザァァ! Zagreus: 今、「殺し、ザ」って言ったよな?\nいいぞ、その調子だ!「ザグレウス」。\n俺はザグレウスだ、誰も殺してない。\n「ザグレウス」って、言えるか? Tisiphone: シィ… ザァ… ザー… ザー… *グゥ… ィ…!* --- Fury 3 Encounter 09 --- Tisiphone: ザー… ザ… ザァ… グ…! Zagreus: ティシポネ。俺のこと、わかるか?冥界の王子、\nザグレウスだ。メガイラとは、そこそこ知った仲で… \nもう一度、「ザグレウス」って言えるか? Tisiphone: ザ… グ… ザー… ザー… グレ… シィス…? --- Fury 3 Encounter 10 --- Tisiphone: *ザアァァァ… シィィ…ィィ… *ザァ… シィ… Zagreus: そう!俺はザグレウスだ。\nだいぶ言えるようになったじゃないか。\n俺は敵じゃなくて、ただの「ザグレウス」。わかるか? Tisiphone: ザアァァァ… グレェ… ウス… ザアグレーゥス!\n*ザアグレゥス*!! --- Fury 3 Encounter 11 --- Tisiphone: *ザァグレゥス… *殺… 殺シィィ… Zagreus: いや、最初の部分だけでいい。\n「殺し」は、いらないんだ。\nそれじゃあ… 「楽しい」って言えるか?\n「楽しい」、わかるか? Tisiphone: 殺… *ザ… シィィィ*… --- Fury 3 Encounter 12 --- Tisiphone: 殺シィ… ザァグレゥス… *殺シィィィ*… Zagreus: いや、そうじゃなくて… 「楽しい」って、言えるか?\n「た・の・し・い」、だ。\n「殺し」は、つけなくていい。 Tisiphone: 殺シィ… 殺ス… *ザァグレゥス!* --- Fury 3 Encounter 13 --- Tisiphone: 殺、*殺シィィィ*… ザ… ザアァグ… Zagreus: 「楽しい」も無理か… やっぱり、俺を殺そうとすることは、やめてくれそうにないな。まあいい。名前を覚えてもらえただけでも、大きな進歩だ。 Tisiphone: *殺シィィィ… ザァグレゥス*… --- Fury 3 Encounter 14 --- Tisiphone: 殺、殺、シィィ… *殺シィィィィ*… Zagreus: また振り出しに戻ったな… 俺が「ザグレウス」だの\n「楽しい」だの言わせようとしたのは、\n君と意思疎通がしたかったからだ。この話も\n通じてるのかわからないが… 君は今のまま、君らしく\nいればいいと思う。これからも、よろしくな。 Tisiphone: ザァグ… ザァァ…グ… *ザァ…シィィィィ!* --- Fury 3 Encounter 15 --- Tisiphone: ザ… ザァ… *ザァググレウス?*殺シィィ? Zagreus: 一応、聞くが… やっぱり、「楽しい」って言えるようになりたくないか?念のため確認してるだけだ。無理強いするつもりはない。 Tisiphone: ザグレゥス、*殺シィィ!* --- Theseus Extreme Measures 01 --- Theseus: ハッハッハッハ!アステリウス、ついにこの時が\nやってきたぞ!卑しき冥府の申し子が、\nわれらに成敗されるべく、再び姿を現した! Zagreus: その真鍮の二輪馬車は… タウラムダ!?\nマケドニアで造られた、史上最高強度を誇る\n兵器のはず… あんたみたいに\n文句を言うぐらいしか能のない奴が、どうして… Theseus: 答える義務はない!アステリウスと私は\n見事な働きをした!ゆえに、褒美を賜ったのだ!\n努力の末に手に入れたこの馬車で、\n貴様を轢きつぶしてくれる!ありがたく思うがよい! --- Theseus About Fraternal Bonds 02 --- Theseus: アステリウス、あの魔物は、おまえに妄言を吹き込み、私と争わせるつもりだ!いつの日か、\nあるいは、いつの夜かに、私はここにひとり立ち、\nあの魔物の側に寝返ったおまえと戦うことになる…\nそんな光景が、脳裏にちらついてやまぬ! Zagreus: アステリウス、テセウスが今言ったこと、\nぜひ検討してほしい。あなたとは、敵として\n対決するのではなく、味方として共闘したい。\nテセウスに関しては、こっちから願い下げだけどな。 Theseus: いまいましき毒虫め!貴様がそのような\n汚い手段に出ること、こちらはとうに予測済みだ!\n貴様のように戦術に乏しい者が、\nまともに戦ったのでは到底勝ち目はないからな!\n貴様には戦士としての矜持はないのか!? --- Theseus About Fraternal Bonds 05 Extra A --- Minotaur: 小さき者よ、エリュシオンの覇者の非礼を詫びる。\n王は今、われを失っている。それでも、\nおまえとの戦いにおいて手を抜くことはないはずだ。 Zagreus: あなたとの一対一の戦いでも、ひやりとさせられた。\n気遣いは無用だ。テセウスも、俺が2、3発殴れば\n正気に戻るかもしれない。 Minotaur: 怪しいところだ。私もすでにやってみたが…\nしかし、おまえの力なら可能かもしれない。\nでは、始めよう。 --- Theseus Extreme Measures 02 --- Theseus: 悪党め、どこからでも掛かってこい!\n世界最強と謡われるこの馬車で、\n轢き殺される名誉に浴するがいい! Zagreus: あんたがその馬車に乗れているのは俺のおかげだ。\n懲罰の盟約の条件でそう定められているだけで、\nあんたが偉そうにする理由なんてひとつもない。 Theseus: おもしろい冗談だ!\nおまえは、“一時的とはいえ”、死すべき、わが宿敵!\nその分際で、この私に馬車を授けたなどという妄言を…\nフン!身の程を知らぬ不届き者は、轢き殺してやる! --- Theseus Extreme Measures 03 --- Theseus: 悪党よ!どこからでも掛かってくるがいい!\nこのマケドニア随一の馬車、タウラムダの車輪で、\n再びひき潰してくれる! Zagreus: テセウス。その仮面をつけていると、いつにもまして\n間抜けに見えるぞ?卑怯なほど強力な武具と馬車は\nいいとして… その仮面は、いらなくないか? Theseus: この仮面は、偉大なる工匠ダイダロスが直々に\n鍛えたもの。エリュシオンの覇者の証しとして獲得した\n至高の芸術品だ。貴様はダイダロスより\n贈り物を賜ることなど、到底かなわぬだろうがな! --- Theseus Extreme Measures If You Won 01 --- Theseus: 魔物よ、見るがいい!\nわが自慢の馬車は、このとおり、見事に蘇った!\n貴様にとってはさぞ残念なことであろうな! Zagreus: あれだけボコボコに壊してやったのに、\nよくそこまで修理できたな。\n宝珠と金剛石を、いったいどれだけつぎ込んだんだ? Theseus: 破壊されるべきは、貴様のほうだ!\n器物破損を繰り返す不届き者は、この私が成敗する!\nアステリウス、参るぞ! --- Theseus Extreme Measures If You Won 02 --- Theseus: 貴様のような悪しき魔物は、\nこの二輪馬車でひき潰してやる!\n生者であった頃ならば、さぞ心が躍ったことだろう!\nアステリウスと私に、恐れるものは何もない! Zagreus: マケドニア製二輪馬車タウラムダといったら、\n最強兵器のひとつだと思っていたが…\n御者が無能なら恐れるに足りないみたいだな。 Theseus: 黙れ!私より腕の立つ御者が、\nこのエリュシオンにいるものか!\n貴様のような無礼者は、ただちに轢き殺してくれる! --- Theseus Extreme Measures If You Won 03 --- Theseus: アステリウス、鎧の整備は万全か?\n私がこの馬車で、あの者の周囲を旋回して追い込む。\nその隙におまえは、その大斧でとどめを刺すのだ! Zagreus: なかなかうまい作戦だな。俺に聞こえるような\n大声でわめかなければ、もっとうまくいっただろう。\nとはいえ、馬車を操縦しながら同時に叫びつつ\n戦うなんて、誰にでもできることじゃない。さすがだ! Theseus: …貴様のような魔物がいまだ討伐されず、\nのさばっているとは嘆かわしい!\nアステリウスと私が、ただちに成敗してくれる! --- Theseus Poseidon Quest Reaction 01 --- Theseus: 魔物よ、その目を覆うがよい!\nマケドニアの粋を結した真鍮細工の輝きに、\n視力を奪われたくなければな!\n悪の所業を尽くす貴様を、ここで討ち滅ぼしてくれる! Zagreus: ずいぶん威勢がいいな。その真鍮細工も、俺がバラバラにしてやったのに。ポセイドンですら、おまえのことをただのホラ吹き男だと言っていたぞ。 Theseus: 魔物の分際で、海王神ポセイドンの名を口にするとは、なんと厚顔な!海王神と私の間には、複雑な歴史があるのだ!アステリウスと私の双方に祝福を与え給うた神… 貴様は、そのような神の加護は決して受けられぬ! --- Theseus First Appearance Not Met Minotaur --- Theseus: 悪神の子よ!それ以上先へ進むことは許さぬ!\n光の戦士たるこの私の在る限り! Minotaur: 二対一では公正な戦いとは言えないが… やむをえない。テセウス王と私が、手早く片づけてやる。 Zagreus: テセウスと、ミノスの雄牛!?ふたりの伝説は、よく知っている。腕試しができて光栄だ! Theseus: そうやって私の士気を削ごうという魂胆だな…\n悪党よ、覚悟を決めよ!せいぜい神々の慈悲を\n乞うがいい!私は一切、手加減をするつもりはないぞ! --- Theseus First Appearance Met Beat Minotaur --- Minotaur: 小さき者よ、おまえは私の警告を無視した。\nその代償として、私が生前、\n唯一敗北を喫した相手を敵に回すこととなった。 Zagreus: テセウス…!?ミノタウロスとの伝説は、\n俺もよく知っている。\nふたりと腕試しができるなんて、光栄だ! --- Theseus Second Encounter 01 If You Lost --- Theseus: 見ろ、アステリウス!悪神の子が、再び戦いを\n挑んできたぞ!前回われわれに完敗しておきながら、\nなんとも懲りない奴だ! Zagreus: あの鎧は、どう考えてもやりすぎだ。生身で戦えば、\nあんたの実力がどの程度か、よくわかるはずだ。 Theseus: 黙れ、魔物!貴様のその汚れた舌が繰り出すたわごとに貸す耳はない!貴様の耳には、わが聖なる槍がおのれの肉体を切り裂く音を、深々と刻んでやる!覚悟しろ! --- Theseus Second Encounter 01 If You Won --- Theseus: 見ろ、アステリウス!\n魔物が再びわれらに戦いを挑んできたぞ!\nこの高貴なる戦いを汚させるわけにはいかない! Zagreus: …汚す?自分が負けたから不満なだけだろ?\n二対一の有利な戦いだったのに、残念だったな。 --- Theseus Encounter 01 --- Theseus: 冥府の申し子よ!地上に出ることが\n貴様の望みであるな?だが、それは叶わぬ!\nこの私の生きているかぎり… いや、この美しき\nエリュシオンにて、死後生を送っているかぎりな! Zagreus: なら、力ずくで黙らせてやるしかないな。\nついでに、隣の牛男も片づけてやる。 Theseus: 貴様… わが盟友ミノタウロスを侮辱することは許さん!生前敵同士であったアステリウスと私は、\nこの死後の世界において兄弟となった。\nわれらの間に結ばれた固き絆… \n貴様ごときには到底理解できまいがな! --- Theseus Encounter 02 --- Theseus: 見よ!悪神の子が、再び姿を現したぞ!\nまるで、正義の光におびき寄せられた蛾のようだ! Zagreus: そんな!正義の光だけは、勘弁してくれ!\n…前口上は済んだか?ここまで長い道のりだった。\nとっとと始めよう。 Theseus: 聞いたか、アステリウス?\n冥府の申し子が、われらに慈悲を乞うている!\n手加減してくれと、泣きついている!いざ、共に\nこの者を討ち滅ぼさん!オリュンポスの栄光のもとに! --- Theseus Encounter 03 --- Theseus: おい貴様!どこへ行くつもりだ?\nアステリウスとこの私の目をかいくぐり、\n戦わずして先へ進めるとでも思ったか? Zagreus: まさか。エリュシオンでは、誰かと出くわしたら\n必ず戦闘になる。それぐらい承知している。\n前口上は済んだか?とっとと始めよう。 Theseus: 貴様…!わが盟友と私がここで死後生を送るかぎり、\nその門から出ることは決して許さん!\nここで死んでもらうぞ! --- Theseus Encounter 04 --- Theseus: 奈落に巣くう悪神の子よ!ちょうどよいところへ\n参った!先頃の貴様との戦いの後、アステリウスと私は鍛錬を積んだ!貴様を迎え撃つ準備は整っている! Zagreus: つまり、あんたはエリュシオンで最強を\n名乗りたいがために、ひたすら鍛錬を積んでる\nってことか?次の死闘に備えるために? Theseus: 貴様ごときにわれらの生き様の何がわかる!\n破天荒気取りの卑しき親不孝者が…\nわが死後生において、貴様の企てを\n挫く役割を担えることは光栄至極! --- Theseus Encounter 05 --- Theseus: 見ろ、アステリウス!\n神に見放されし悪神の子が、再び姿を現したぞ!\nわれらの正義の怒りをもって、成敗してやろう! Zagreus: 「神に見放されし」…?言っておくが、\n俺には神々の後ろ盾がある。でもそれは、\nあんたのほうも同じだよな?神々も節操がない。 Theseus: 神々の御心は決まっている!彼らは一丸となり、\nすべての闇を駆逐すべく戦っているのだ!私と同様に!ただし!アステリウスは闇より生じたが、\n今は光に仕える身!よって、例外だ!\nふたり力を合わせ、貴様を討ち滅ぼしてやる! --- Theseus Win Streak 01 --- Theseus: 武器を取れ、アステリウス!\nこの闘技場に、再び魔物の闇が迫っている!\n性懲りもなく戻ってくるとは…\n前回の戦いから、何も学んでいないらしい! Zagreus: 前回の戦いで俺が学んだのは、\nあんたはいちいちうるさいから、\n先に倒すのが得策だ、ということぐらいだ。 Theseus: 神々の寵愛を受けた者に牙をむくとどうなるか、\n今たっぷりと教えてやる!貴様は、私が生前浴びた光に浴することは決して叶わぬ!…アステリウス、\n今のは、おまえへの当てつけではないぞ… --- Theseus Lose Streak 01 --- Theseus: 前回ここで戦った際には、よくもわが栄光を\n汚してくれたな。だが見てのとおり、\nアステリウスも私も、復活を遂げた!\nわれらの栄誉は、この程度で地に落ちるものではない! Zagreus: あんたを倒したんだから、俺がエリュシオンの覇者を\n名乗るべきじゃないか?俺はもうちょっと\n口数の少ない相手と戦いたい。他に誰かいないのか?\nヘラクレスとか… Theseus: ハッハッハ…\nヘラクレスの名を出し、嫉妬にくるわせようという\n魂胆だな。私にそのような小細工は通用しない!\nおのれの浅はかな企ての代償を、今、払わせてやろう! --- Theseus Lose Streak 02 A --- Theseus: 見ろ、再び魔物が現れたぞ。私が冠する\n「エリュシオンの覇者」の称号を奪いにきたのだな! Zagreus: あんたの称号なんてどうでもいい。だいたい、\nその称号もミノタウロスとふたりで\n勝ち取ったものだろう?あんた1人だったら、\n俺もそこまで苦戦しない。 Theseus: そうやってわれわれを仲違いさせようという魂胆だな。アステリウスと私は、真鍮… いや、アダマントのごとき固い絆で結ばれているのだ!今の発言はわれわれふたりに対する侮辱!無礼者には死を! --- Theseus Lose Streak 02 --- Theseus: 魔物よ、見てのとおり、アステリウスも私も\n復活を遂げた!さらに力をつけてな!\n今度こそ貴様を完膚無きまでに討ち滅ぼしてやる! Zagreus: つまり、俺たちは終わりのない殺し合いを\n繰り返すしかない、ってわけだな。エリュシオンでは、それぐらいしかやることがないんだろう。 Theseus: エリュシオンを侮辱することは許さん…!\n軽々に不届きな発言をする者には、\n私がこの手で罰を加えてやる!アステリウス、ゆくぞ! --- Duo - Theseus and Asterius (4) --- Zagreus: テセウス、口を開く前に、今回はアステリウスに\n何かしゃべらせてやったらどうだ?あんたの話が\n長いせいで、アステリウスには発言の機会がない。 Minotaur: 王が私の分まで語ってくださる。\nそれでも私に何か言えというなら、いつでも応じるが。 Theseus: 私も、いつでも応じよう!この愛用の槍で、貴様の、\nそのしまりのない貧弱な肉体を貫いてやる!死ね! --- Theseus Post Ending 01 --- Theseus: 見ろ、アステリウス!魔物が再び現れたぞ!\n地上に災禍をもたらすべく冥界を去ったとの噂、\nやはり事実無根であった! Zagreus: いや、その噂に関しては、かなり事実に近い。\nただ、戻ってきただけだ。おまえをこてんぱんに\nやり込められない日々なんて、退屈だからな。 Theseus: ハハハ!さすが、妄言に長けた魔物は、\nいくらでも出任せを繰り出せるらしい!\n貴様がいまだこの冥界に封じられているのであれば、\nこちらにとって不都合なし!今後もそうあるよう、\nわれらも一助となろう!いざ、勝負! --- Theseus Post Epilogue 01 --- Theseus: 魔物よ!貴様の耳にも入っているか?ペルセポネ妃が\nご帰還された!その威厳と気品をもって、冥界を\n治められる日々が戻ってきたのだ!この闘技場の観客席\nにも、じきに御姿をお見せになるかもしれぬ!冥府の\n女王の御前で、貴様を叩き潰す日が楽しみだ! Zagreus: その件だが… 俺はその王妃の息子だ。\n口に気をつけないと、俺から彼女の耳に入れるぞ。 Theseus: 貴様は悪神の子!女王の御子だと…?\nフン!よくもそのような妄言を…\n女王の名の下に、われらが成敗してくれる! --- Theseus Low Health 01 --- Theseus: 見ろ、アステリウス!この悪党はなんと愚かなことか!あれほど大量に血を流しながら、われわれふたりを\n相手に勝機があると思っているらしい! Zagreus: あんたの凶暴なお仲間たちに、さんざん\n邪魔をされたんだ。俺にとってはハンデだが、\nあんたにとっては好都合だろうな。 Theseus: 悪神の子の分際で、生意気な口を…!\n貴様の居場所は、記憶の彼方に埋もれた奈落の底。\n今すぐ送り返してやる! --- Theseus Low Health 02 --- Theseus: この神聖なる闘技場に、瀕死の身で\n乗り込んでくるとは!魔物よ、何があったのだ?\nわれらが同胞、エグザルトたちに行く手を阻まれたか? Zagreus: はるばるエリュシオンの最果てまで、\nあんたの減らず口をふさぎにきてやったんだ。\n少しは感謝してもらいたい。 Theseus: フン!生意気な。残念だが、貴様はここで、われわれが瞬殺させてもらう。アステリウス、ゆくぞ! --- Theseus Low Health 03 --- Theseus: 冥府の申し子よ、そのような身体で、われわれに\n太刀打ちできると思ったか?すでに瀕死ではないか!\nいつにも増して、みすぼらしい姿だ! Zagreus: 気遣いに感謝するが、体力には自信がある。\nあんたとお仲間を片づけるぐらい問題ない。\n心配は無用だ。 Theseus: フン!「自信」だと?貴様のように薄汚い、\n瀕死の魔物が強がる姿はじつに滑稽だ!\nアステリウス、深手を負った獣を楽にしてやれ! --- Theseus Yarn Reaction 01 --- Theseus: アステリウス、これはどういうことだ…?\nこの魔物、アリアドネの糸を持っているぞ!\nこれ見よがしに… われわれを侮辱するつもりか! Zagreus: 泉で手に入れただけだ。\nおかげで、ここまで楽にたどりつけた。\nあんたのことは気に入らないが、べつに他意はない。 Theseus: 白々しい…!その糸は、アステリウスと私が\n迷宮の奥で死闘を繰り広げた際のゆかりの品!\nそして今日、われわれは手を組み、\nさらに大いなる脅威に立ち向かうのだ!\n魔物よ、どこからでもかかってくるがいい! --- Theseus Yarn Reaction 02 --- Theseus: 貴様… またしてもアリアドネの糸を…!\nその女の名を耳にして、私が動揺するとでも思ったか?思い違いもいいところだ! Zagreus: ただの糸に、ずいぶんこだわるな?アテナイの\n王の座に君臨したお方が、その心の奥底に\n秘めた想い、ぜひ聞かせてもらいたいものだ。\nもちろん、無理にとは言わないけどな。 Theseus: 秘めるべきことなどありはしない!\nあの女が勝手に、私に恋い焦がれただけのこと!\nじつに幼く、単純な思考だ!貴様といい勝負だ! --- Theseus Yarn Reaction 03 --- Theseus: 貴様、またしてもアリアドネの糸を…!\nやはり魔物には、品性のかけらも\n備わってはいないらしい。それとも、\n私の気を引くためなら手段を選ばぬということか? Zagreus: たまたま持っていただけだ。それにしても、ただの糸にずいぶんこだわるな?そのアリアドネ嬢とやらがそんなに気になるなら、冥界中を探して仲直りしたらどうだ? Theseus: 黙れ、魔物!わが胸中のアリアドネは死んだ!互いに\nまだ生者だった頃にな!たしかに、あの女との想い出は尊い。しかしそれはあくまで、あの女のおかげで\nアステリウスと出会うことができたからだ!わかったら\nおとなしくアステリウスの斧の餌食となれ! --- Theseus Autograph Reaction 01 --- Theseus: 悪神の子よ、アステリウスより聞いたぞ。\n先頃あの者に、“サイン”とやらを所望したそうだな。\n著名人と近づきになった記念の品であるな!\n私もエリュシオンの覇者として、一筆進呈しよう。 Zagreus: いや… 気持ちだけで十分だ。\nそれより、とっとと戦おう。 Theseus: なっ…!フン!冗談だ!貴様ごときには、\nわが名どころか、腰布すらくれてやるつもりはない!\nだが、戦うというのであれば喜んで相手をしてやろう! --- Theseus About Being Champion 01 --- Theseus: アステリウスよ!準備はよいか?\nわれらが忌み嫌う汚らわしき敵が、再び姿を現したぞ!今宵の観客に、名勝負を披露しよう! Zagreus: この闘技場の仕組みが、まったく理解できない… \nさんざん倒されつづけているのに、\nどうしておまえがいまだに「覇者」なんだ? Theseus: なんと生意気な…!覇者でありつづけるには、\nただ闇雲に勝利を重ねればよいわけではない!\n思想、挙動、立ち居振る舞い!すべてにおいて、\n頂点に立つ者にふさわしき威厳が必要なのだ!\n貴様には到底務まらぬ! --- Theseus About Gods 01 --- Theseus: アステリウスよ、神々はまたしても、われらに\n試練を与え給うた!でなければ、いったいなぜ、\nこのような魔物に祝福を授けようか。神々の加護は、\nわれらのような英雄にこそふさわしいというのに! Zagreus: 一応断っておくが、俺もオリュンポスの神々の一族に\n名を連ねる者だぞ?冥界の王は、俺の父親だ。\nおまえの耳にも入ってるだろう?だからといって、\n特別扱いしろと言うつもりはさらさらないけどな。 Theseus: こちらとて、そのような扱いをするつもりはない!\n神々は、この私の味方。貴様のような魔物に、\nその恩恵にあずかる資格はない!\n神々はなぜ、貴様ごときに関わるのか… --- Theseus About Fraternal Bonds 01 --- Theseus: 気をつけろ、アステリウス!魔物が現れたぞ!われらの厚き友情を断ち、その隙につけ込まんとする魔物が! Zagreus: べつに、おまえが誰とつるもうと、\n俺の知ったことじゃない。アステリウスが\nどうしておまえなんかとつるんでるのかは、\n理解に苦しむけどな。 Theseus: 見よ!私の言ったとおりだ!アステリウスよ、\n耳をふさげ。この魔物はわれらを汚れた言葉で挑発し、\n絆を引き裂き、隙を突くつもりだ! --- Theseus About Many Battles 01 --- Theseus: 冥府の申し子よ、おまえとのやりとりについて、\n私は、ある結論に達した。貴様のとめどない\n妄言の数々には、今後一切、耳を貸さぬことにした。\n貴様がここに現れれば、われらはただ、戦うのみ! Zagreus: 何を言っている?俺が口を挟む隙なんて、\nほとんどないじゃないか。アステリウスにいたっては、\n終始ほぼ無言だ。まあいい。こっちも、\nおまえの長たらしい前口上には辟易してたところだ。 Theseus: こちらも、貴様には辟易している!\nゆくぞ、アステリウス!この悪党が二度と\n口を開くことのないよう、息の根から止めてやろう。 --- Theseus About Many Battles 02 --- Theseus: 悪党よ、この聖なる槍頭で貴様を突き殺す前に、\nひとつ、褒めてつかわそう。貴様には、気骨がある。\n幾度倒されようと、挫けることなく立ち向かってくる。うっかり貴様に崇敬の念を抱いてしまうのではと、\n懸念するほどだ! Zagreus: こっちには、そんな懸念は一切ないが… そう言って\nもらえると、悪い気はしない。ある意味、おまえの\nおかげでもある。わざわざここまで足を運んで何度でも叩きのめしたくなる相手なんてそういるものじゃない。 Theseus: 叩きのめすのは、私のほうだ!貴様の魂胆は明白。\n観客の前で、戦士としての栄光に浴したいのだろう?\nその瞬間を欲してやまないのだろう!では、望みを\n叶えてやろう!貴様の気が済むまで、幾度でもな! --- Theseus About Painting 01 --- Theseus: 私は、すべて記憶している。貴様と相まみえた、一戦、一戦を。敗北を喫した際のことすらも、すべてだ。\nだが貴様はどうだ。何ひとつ学んではいない。 Zagreus: 心配ない。普段、おまえのことなんて完全に\n忘れ去っていても、館に戻ればおまえの立派な\n肖像画が飾ってある。長髪がなかなかキマってたぞ。 Theseus: では、私は奈落の底においても、あがめ奉られている\nわけだな。しかしそれは、気ままに生きていた若かりし頃の姿。歳を重ね、英知を蓄えたのちの姿ではない!\nいずれにせよ、貴様には忘れ得ぬ痛みを与えてやろう! --- Theseus Has Weapon Upgrade 01 --- Theseus: その槍… 貴様が持つにはもったいない代物だ!\nさては、元の持ち主から騙し取ったな! Zagreus: この槍のよさが、わかるのか?かつて英雄アキレウスが携えたものだ。あんたが生きた時代より少し\nあとの人だが、あんたよりずっと名高い英雄だ。\n名前は聞いたことがあるんじゃないか? Theseus: 希代の英雄テセウスに、なんという無礼な物言い…!\n私は生前、アテナイ史上最も優れた王だったのだぞ!?アステリウスをくだし、多くの偉業を為した\nわが英雄譚、貴様ごときの成り上がり者には\n到底及びもつかぬ! --- Theseus About Arthur Aspect 01 --- Theseus: 魔物よ、その宝物のごとき刃、いずこより盗み出した?貴様のような魔物には似つかわしくない得物だ! Zagreus: 人聞きの悪い。\n運命の三女神を説得して、授けてもらっただけだ。\n使えそうな代物か、今、試してる。 Theseus: ほう… では、おまえの“試し”とやらが済んだのち、\nその剣を手にする者は気の毒であるな。\nもっとも、その時は瞬く間に訪れよう! --- Minotaur Extreme Measures 01 --- Minotaur: 小さき者よ、見てのとおり、\n我が身体は真鍮の鎧に覆われた。\nおまえの計らいによるものと聞く。 Zagreus: 礼なら父上に言ってほしい。息子を冥界に\n閉じ込めておくのは無理だと悟ったらしく、\n「懲罰の盟約」を課してきた。 Minotaur: 礼を言ったつもりはない。だが、私からも相応の返礼が必要と心得る。じっくり相手をしてやろう… --- Minotaur Extreme Measures 02 --- Minotaur: 小さき者よ、鎧はどうした?\n備えの不十分な者を痛めつける趣味はない。 Zagreus: タルタロスの館には父上が定めた掟があって、鎧の着用は禁じられている。生まれてこの方、鎧など着たことは一度もない。 Minotaur: 掟か。私が従う掟は、ただひとつ…\n「戦わずして、この先への通行を許可するべからず」。\nでは、勝負だ。 --- Minotaur Extreme Measures Win Streak 01 --- Minotaur: この鎧を帯びてもなお、おまえとの\n一騎打ちを制することはできなかった。\n新たな装備の性能を最大限に活用するには、\nしかるべき鍛錬が必要ということか。 Zagreus: なら、手合わせしてくれる相手が必要なはず。次の対決までのあいだに、誰か付き合ってくれる者は…? Minotaur: テセウス王は、ご自身の準備で多忙だ…\n気心の知れた知人は… おまえだけだ。 --- Minotaur Pact Reverted 01 --- Minotaur: 小さき者よ、我が身に授かった神力は失われたが、\n身体の自由を奪う鎧も消え去った。 Zagreus: 気分転換になっていいのでは?\n自分の身体ぴったりにあつらえた鎧なんて、\nあってもなくても、どうせ同じことだ。 Minotaur: 身体の自由を奪われ、永遠の虜囚となる苦しみ、\nおまえにはわかるまい。\nおまえごときとの戦いに、鎧など不要だ。 --- Minotaur About Gilgamesh Aspect 01 --- Minotaur: 小さき者は、いまだに、武具に言葉をかけていない。\n告げる言葉は、\n*「われは見る。野性を制し、死と結ぶ、そなたの姿を」*。\nこの言葉に、間違いはない。 Zagreus: ここ最近、いろいろと忙しかった。雑用が片づき次第、唱えてみよう。あなたも、その結果を知りたいのでは? Minotaur: ぜひ、知らせてほしい。一瞬で館へ帰してやる。\nさっそく試してみるといい。 --- Minotaur About Gilgamesh Aspect 02 --- Minotaur: おまえが両手に帯びるその武具…\nマルフォンと言ったか。私の夢に現れた際と\n同じ姿をとっている。魔物のような… 私のような姿だ。 Zagreus: かつて、ギルガメシュという名の人物が携えたもの\nらしい。ギルガメシュは獣人エンキドゥと戦い、\nそのあとふたりは友として絆を結んだそうだが…\nあなたと俺について、その夢ではなんと? Minotaur: その点について、明確にはわからない。\nギルガメシュとエンキドゥのように、我々は戦う。\nその結果も彼らと同様になるのか、否か…\n確かめるすべは、ひとつだ。 --- Minotaur First Appearance Not Met Theseus --- Minotaur: おまえは、地の底に生まれ育った者。\nエリュシオンにおまえの居場所はない。 Zagreus: そのとおりだ。通りがかっただけなので、そこをどいてもらいたい。 Minotaur: そうはゆかぬ。エリュシオンの覇者は、\n戦う機会をみすみす逃すようなことはしない。\n無論、私も同様だ。 Zagreus: …ということは、あなたはエリュシオンの覇者\nではない…?かの有名な、ミノスの雄牛なのに?\nあなたより強い者といったら…\nヘラクレスぐらいしか思い当たらない。 Minotaur: フン… ペラペラと、よくしゃべる男だ。\n私がこの手で黙らせてやろう。 --- Minotaur Met Theseus 01 --- Minotaur: エリュシオンの覇者たる王と、まみえたか。あのお方を再訪するにふさわしい器か、私が試してやろう。 Zagreus: 2人がかりで襲ってくるなんて卑怯だ。とても公正な戦いとはいえない。 Minotaur: 生も、死も、往々にして理不尽なもの。\nおまえなら理解しているものと思っていたが。\nせめて今は、公正な戦いをさせてやろう。 --- Minotaur Met Theseus 02 --- Minotaur: エリュシオンの覇者との謁見を許す前に、\nまずは私が相手をしよう。\n戦わずにここを通すわけにはいかない。 Zagreus: あなたとテセウスがつるんでいる理由がわからない。\nどうして言いなりに?従う義理なんてないはずだ。 Minotaur: テセウス王は生前、私の命を奪った。\nそして死後は、私を救ってくださったのだ。\n怪物である私はエレボス送りとなったが、\n逝去した王が英雄としての力を行使し、\nエリュシオンへと引き上げてくださった。 Zagreus: そもそも、あなたが死んだのはテセウスに殺された\nからだ。負い目を感じる必要なんてないのでは? Minotaur: 私は王のおかげで、おのれを理解することができた。\n私はこれからも永遠に、王のおそばに仕える所存だ。 --- Minotaur Defeated Theseus 01 --- Minotaur: エリュシオンの覇者をくだしたおまえを、私がくだせる望みは薄い。 Zagreus: なら、わざわざ戦わなくてもいいのでは?テセウスが\n戦に目がないからといって、あなたまでつきあう\n必要はない。 Minotaur: 私もおまえと同様、闇より生まれ落ちた身。\nだが、死したのち、おのれの意志で、光の道を選んだ。\n私のような魔物でも、こうして生まれ変わることが\nできたのだ。おまえも死を幾度も経験した先に、\nやがて光差す道を見いだすだろう。 --- Minotaur Pact High Heat Reaction 01 --- Minotaur: この熱度… 幼い頃を思い出す。闇に暮らし、\n戦うすべを、殺すすべを学んでいた頃のことを。 Zagreus: そのとき学んだことを、\nここで実践しているというわけか。 Minotaur: そうだ。熱を浴びれば、力がみなぎる。\nおまえはどうだ? --- Minotaur Autograph 01 --- Minotaur: 小さき者よ、再び私と一戦交えに来たか。\nだがその顔は… 私に何か尋ねたいことでも? Zagreus: じつは… 眠りの神ヒュプノスが、あなたに\n憧れていて… サインをもらってほしいと、\nしつこくせがまれている。差し支えなければ、\nメッセージ付きで一筆もらっても?こんなことを\n頼むのは気が引けるが… 友人の喜ぶ顔も見たい。 Minotaur: なるほど… 私を庇護する神がいるのならば、\n名誉なこと。では、一筆したためるとしよう。 Storyteller: *神に見放された怪人ミノタウロスは、\n眠りの神への言づてをしたため、\nザグレウス王子に手渡した。* Minotaur: …あくまで、おまえの頼みに応えたまで。\nヒュプノスみずから私に挑戦する気になれば、\nいつでも受けて立つと伝えてほしい。 --- Minotaur About Fist Weapon 01 --- Minotaur: フン… 今回は、素手で戦うと?生前私は、武器を帯びぬエリュシオンの覇者にくだされた。強者と公正な勝負をして敗れたことを、むしろ誇りに思っている。 Zagreus: 双拳マルフォンを装備しているから、厳密には素手ではないが… 徒手であなたを倒せるとは、驚きだ。 Minotaur: あの時の私は空腹だった。戦士としても未熟で、\n不意を突かれた。今回は、そうはゆかぬ。 --- Minotaur About Friendship 01 --- Minotaur: 再び我が元を訪れるとは… だが私も、\n今ではおまえと一戦交える機会を心待ちにしている。\nたとえ、おまえにねじ伏せられることになろうとも。 Zagreus: こちらは、できればもう少し穏便にいきたいと\n思っている。よければ、ネクタルを贈っても?\nなんなら、アンブロシアでもいい。 Minotaur: おまえとの戦いこそが至上の名誉。そのアンブロシアは、我々をくだした褒美だ。取っておけ。 --- Minotaur About Friendship 02 --- Minotaur: よくぞ戻った、小さき者よ。他の者はおまえを「王子」と呼ぶようだが、私は堅苦しいやりとりを好まない。 Zagreus: こちらもだ。とはいえ… \nあなたのことは、アステリウスと呼んだ方が?\n「ミノタウロス」や「ミノスの雄牛」では、\nさすがに失礼では…? Minotaur: かまいはしない。\n他の者が、好きに呼ぶ通り名にすぎない。\n私には真名があり、おまえはそれを知っている。\nそのうえでどう呼ぼうと、おまえの自由だ。 --- Minotaur About Skelly 01 --- Zagreus: アステリウス、あなたはクレタ島出身だったはず。\n唐突な質問で申し訳ないが… \n「スケレミウス」という名に聞き覚えは?\nクレタ海軍第2艦隊の艦長だった、とか… Minotaur: クレタ島の王は、世界最大の海軍を持っていた。\n艦も、海も、外界の光すらも拝んだことのない私でも\n知っているほどの規模だ。「スケレミウス」…\n聞いた名かもしれない。その者が、どうかしたか。 Zagreus: え…?じゃあ、スケレミウスは、実在した…?\nでもスケリーは… いや、すまない、忘れてくれ。\n始めようか? Minotaur: ああ。そうしよう。 --- Minotaur Reveals Gilgamesh Aspect 01 --- Minotaur: 小さき者よ、歓迎する。この時を夢に見ていた。 Zagreus: アステリウス、あなたとはもう、\n数え切れないほど戦ってきた。\n「夢に見た」は大げさでは? Minotaur: 実際に、夢に見たのだ。その夢の中で、\nおまえに伝えるべき言葉を知った。その言葉を、\nおまえは、両手に帯びる武具に伝えねばならない。\n*「われは見る。野性を制し、死と結ぶ、そなたの姿を」*。 Zagreus: なるほど、覚醒の呪文か。それをマルフォンに\n伝えろというわけだな。でも、なぜ教えてくれる?\n敵を利することになるのに… Minotaur: おまえを利することになるかは、わからない。\nだが、その夢の中で、古の英雄が、\n徒手で獣人と戦う様を見た。彼らは死闘を繰り広げ、\nそののち、友となった。私も、そのような戦いを望む。 --- Minotaur Clear Progress 01 --- Minotaur: 小さき者よ、おまえは繰り返し、私の前に現れる。\nなぜだ。おまえの目的は、冥界を脱することでは\nないのか。この先で、何者かに殺されているのか。 Zagreus: おおかた、そのとおりだ。エリュシオンの先に、\nさらに困難が待ち受けている、とだけ伝えておく。\nそれ以上は、聞かないでもらいたい。 Minotaur: 承知した。私が敗れたのと同じだけ、おまえも\n敗れているということ。この手でおまえを\n殺せなくても、この先で役目を引き継ぐ者のために、\n膳立てを引き受けるとしよう。 --- Minotaur Clear Progress 01 B --- Minotaur: 小さき者よ、おまえは、冥界から脱したことがあるか?時折、思う… 外の世界は、どんなところなのかと。 Zagreus: …なるほど。あなたは生涯、迷宮の奥に\n閉じ込められていたから、地上を見たことがないのか。自分もほんの一部しか見たことはないが…\n寒いけれど、美しいところだ。ただ… 地上に出るたび、自分が場違いなところにいる気分になる。 Minotaur: 場違い… なるほど。その心持ちなら、わかる。\nだが、おまえがなぜそのような場所を目指すのかは、\n理解に苦しむ。実物は、物語に聞く美しさに\nかないはしない。なぜわざわざ、幻想を壊す? --- Minotaur Post Epilogue 01 --- Minotaur: 皆、「王妃が帰還した」と言う。小さき者よ、どういう意味か、おまえは知っているか? Zagreus: 俺には、かなり大きな意味のあることだ。\nその「王妃」は、じつの母親だからな。 Minotaur: だが私にとっては、なんの意味もない。おまえと私は、ここで戦う。それだけのこと。ただ… 私の母も、\n王妃だった。おまえと母親の関係が、私と実母の関係\nより良好であることを願う。私がおまえに与える痛みを\nおまえがその母より受けることのなきよう願う。 --- Minotaur Low Health 01 --- Minotaur: 小さき者よ、おまえの身体から、\n血の臭いがする。深手を負っているな。\nこれでは公正な戦いとは言えない。 Zagreus: なら、今回は戦わずに済ませては? Minotaur: いかなる状況でも、\n戦う機会をみずから逃すことは不名誉だ。 --- Minotaur Low Health 02 --- Minotaur: そのような身体で私と戦うなど無謀。一瞬で死を迎えることになろう。 Zagreus: 頭ごなしに決めつけられると、調子が狂う。\nそこまで言うなら、やって見せてもらいたい。 Minotaur: 言の葉ごときに心を惑わされるか。では、さらに伝えておこう。おまえに、勝機はない。 --- Minotaur Low Health 03 --- Minotaur: 道中、ずいぶん多数の手勢を相手にしたようだな。\nここまでたどり着けたのが驚きだ。 Zagreus: タルタロスからここまでの道のりがどれだけ過酷か、\nあなたにはわからない… Minotaur: 生前、大迷宮の奥に幽閉された私には、\nこの程度の道のりなど散歩に等しい。\n来い… この手でとどめを刺してやろう。 --- Minotaur Encounter 01 --- Minotaur: 小さき者よ、再び一戦交えにきたか。 Zagreus: 「小さき者」…?名誉を重んじるあなたが、\n他者をおとしめる発言をするなんて… Minotaur: 対戦相手の揚げ足を取り、動揺を誘う戦術…\nじつにありふれている。覚悟はいいか? --- Minotaur Encounter 02 --- Minotaur: 再び挑戦しに戻ったか。エリュシオンを彷徨う\n英雄でも、これほどの気概のある者は稀。\n受けて立とう。 Zagreus: ここにあなたがいるとは思わなかった。たまたま\n通りかかっただけだ。戦うつもりで来たわけじゃ… Minotaur: ここに足を踏み入れたことこそが、挑戦。\n私が闇に生きる生者であった頃からの習わしだ。\nこの手で、その闇の底へ突き落としてやろう。 --- Minotaur Encounter 03 --- Minotaur: 次なる挑戦者か… この者が私を倒す見込みは、低い。 Zagreus: 「低い」…?また遠回しに、俺の身長をばかにして… Minotaur: 私は、何事も遠回しにはしない。\n一撃、一撃、全力を込めて、直撃させる。\n今、実践してやろう。 --- Minotaur Encounter 04 --- Minotaur: 我が領域に足を踏み入れた… これが何を意味するかは、承知しているな? Zagreus: 互いの名誉を賭け、あなたと力の限り戦う意志の表明… どうやらここでは、それぐらいしか、\nやることがないらしい。 Minotaur: それは… フン… たしかに、そのとおりだ。覚悟はできているか? --- Minotaur Encounter 05 --- Minotaur: …来たか。では、再び楽しませてもらうとしよう。 Zagreus: 望むところだ。こちらも、巨大な両刃の斧で叩き切られたり、踏みつけられたりするのは楽しい。 Minotaur: それは何よりだ。思う存分、享受するといい。 --- Minotaur Encounter 06 --- Minotaur: 小さき者よ、まずは私が相手だ。\n後ほど門前で、王と私が徹底的に叩きのめしてやる。 Zagreus: いちいち、小さい、小さいと言われると、傷つく… \nテセウスだって、背丈は大して変わらないはずだ。 Minotaur: テセウス王は偉大なお方。アテナイ史上、最も優れた\n王であらせられる。だがおまえは… きまぐれな神の放蕩息子。おまえの父が私を軽んじるように、おまえもまた\n王がじきじきに相手をするまでもない存在。\nここは私が相手になろう。 --- Minotaur Win Streak 01 --- Minotaur: 私にくだされてなお、再度倒されに戻る挑戦者は稀だ。 Zagreus: 道をふさがれている以上、再戦を申し込む以外に選択肢はない。 Minotaur: おまえはみずから道を選び、ここへたどり着いた。\n結果、再び私に倒されることになろう。 --- Minotaur Lose Streak 01 --- Minotaur: 小さき者よ、思いの外、できるようだな。\n近いうちにぜひ、また手合わせ願いたい。 Zagreus: こちらが勝つたびに、もう一度戦わされるような気が\nするが… Minotaur: エリュシオンでは、戦勝も、\n我々の存在すらも、ただ一時のもの。\n皆、束の間を享受しながら、死後生を生きている。 --- Lord Hades About Persephone Meeting 01 --- Hades: 私を倒したところで、おまえの命は、まもなく果てる。にもかかわらず、なぜ諦めぬ?理解に苦しむ。 Zagreus: 母上を見つけました。俺は、何度でも会いにいきます。父上が答えてくれるまで。母上も、父上に説明して\nほしいことがあると言っていた。母上が出ていったとき\nどうして、俺が生きていることを隠したんです?\n母上はそのせいで、ずっと悲しんで…! Hades: 黙れ!事情を知りもせぬ者が、憶測だけで\n物を言うでない。おのれの理解の及ばぬことに\n余計な首を突っ込むなと、何度言えばわかる?\n私とて、おまえとの無駄話に費やす労力はない。 --- Lord Hades About Persephone Meeting 02 --- Hades: おまえは、生き延びられぬ運命だった。ニュクスが\n持てる力のすべてを注ぎ、曲げられぬはずの宿命を\n退けたのだ。それが今となっては… 殺しても死なぬ。\n運命の三女神の所業らしき皮肉な顛末よ。 Zagreus: じゃあ、ニュクスは命の恩人なんですね… 運命の\n三女神によれば、冥界出身ではない父上と母上の間に、\n子が生まれてはならない… だから、俺は生まれるはず\nじゃなかったと…?本当ですか?母上や他の者たちを\n納得させるために、父上がでっち上げた話じゃ…? Hades: どだい、おまえは何を言っても信じぬ。その足の下に\n広がる領域は、いくつかの条件のもと、わが所領と\nなったのだ。その条件のひとつが、かつて地上に属する\n者であった私に、世継ぎはできぬという定め… 当時の\n私に、異議を申し立てるすべはなかった。 Zagreus: それをうのみにしたんですか?だったら、どうして子をもうけようとしたんです? Hades: おまえは何もわかっておらぬ!「なぜ子をもうけようとするか」だと?そんな問いに答えはない。私に限った\nことではない、なんぴとにおいてもだ。私に世継ぎは\nできぬと、運命の三女神が断じた。それは、“この”状況を意味していたのかもしれぬ。 --- Lord Hades About Persephone Meeting 05 --- Hades: オリュンポスの面々が、おまえに助力していたとは… \nそれで得心がいった。おまえひとりの力では、\n到底ここまでたどり着けるはずがない。 Zagreus: そのことですけど…\nひょっとして、父上が母上を逃がしたのは、\nオリュンポスの神々に事情を知られると\n彼らの怒りに触れると思ったからですか? Hades: フン… おまえが何をしているか、奴らに知られて\nいないのは幸いだ。おまえはあやつらの本性を\n理解しておらぬ。おまえの母親がなぜオリュンポスを\n去ったのか、よく考えてみるがいい。\nなんなら、本人に直接尋ねてみることだ。 Zagreus: 母上は美しい女神です。父上のことだから、\nきっとうまく騙して、契約にでも署名させて、\n無理やり冥界でいっしょに暮らさせたんでしょう?\n自分がオリュンポスを追い出されたから、オリュンポスの女神を手元に置いてしまえと思ったんじゃ…? Hades: ハッ!当たらずとも遠からず。おまえにしては、\n上出来だ。そうとも、拐かしたのだ!私はおまえの\n母親を、この冥界へ連れ込んだ。おまえの望んだ\n答えか?私の口から聞いて、怒りがこみ上げるか?\nその怒りを、私にぶつけてみよ。 --- Lord Hades About Persephone Meeting 06 --- Hades: おまえの母親が、冥界で私とともに\n暮らすようになったいきさつ、本人に尋ねたか?\nおまえの憶測どおりであったか? Zagreus: 連れ去ったのが父上ではないことはわかりました。\n誰の仕業だったか、どうせ明かす気はないんでしょう?\n…叔父上たちはオリュンポスの永久統治権を手にし、\n父上だけは冥界送りになった。その埋め合わせとして、\n父上に「おまけ」でもつけたわけですか? Hades: 憶測だけで他者を糾弾するとは、相変わらず浅はかな… この件、ポセイドンの関知するところではない。\nあの男は、おまえより事情を知らぬ。母親とおのれの\n身を案じるのならば、余計なことは耳に入れぬことだ。わかったら、館に戻るがいい! --- Lord Hades About Persephone Meeting 07 --- Hades: おまえの母親は、この冥界に君臨する女王だった。\n畏敬の念をもって恐れられる君主… わが女王だ。\n「おまけ」だと?よくもそんな言葉を使えたものだ。\nやはり、おまえに礼儀をわきまえよと説いたところで、無駄であった。 Zagreus: 父上こそ、ひとのことが言えた身ですか?母上を敬う\n気持ちがあるなら、彼女が去ったあと何があったか、\nどうして本人に伝えなかったんですか?でも… 父上が\nまだ母上を想っていることは、わかります… 父上が\n犯した過ちもきっとそれゆえのことなんでしょう。 Hades: …数々の過ちか。おまえとて、私と並ぶほどの年月を\n神として過ごせば、それ相応の数の過ちを犯すことに\nなろう。この点においては、むしろおまえは私を凌駕\nするやもしれぬ。 --- Lord Hades Before Persephone Return 01 --- Hades: …かような事態を阻止せんと、持てる力のすべてを\nもって、あらゆる策を講じた。しかし、そのすべては\n無駄に終わった。運命の三女神は、私を地の底に封じるのみでは飽き足らず、いまだにこの身を愚弄する。 Zagreus: …それか、運命の三女神は、父上は間違っていると判断したんじゃ?強情で、頑固で、夫としても父親としてもろくに務めを果たしていないと評価された結果なんじゃないですか?俺は、父上の尻ぬぐいをしているだけだ。本来なら、父上が自分ですべきことです。 Hades: そう… すべては、おのれの判断でしたこと。私は\nおまえの母親を、狂おしいほどに愛していた。だが\n今となっては… おまえを足止めせんとしたところで、\n無駄だろう。母親に会いたければ、好きにせよ。ただし\nわが妃にもしものことがあれば、容赦はせぬ。 Zagreus: え…?そんなにあっさり?本気ですか?\n息子にまた倒されるのが、怖いだけなんじゃ…? --- Lord Hades Post Ending 01 --- Hades: こうしておまえと対峙するのも、今となっては\n不思議なものだ… とはいえ、務めは果たさねばならぬ。我が所領からは、なんぴとも逃れてはならぬ。\n必要とあらば、王みずから対処するのは当然のこと。 Zagreus: それはそれは… 殊勝なことで。こちらとしては、\nこうして父上と接する機会が持てることは新鮮で、\n正直、うれしく思っています。特に、俺の武具を\n直接当てられるのは、気分がいい。父上はたしかに\n強いですが、攻撃を命中させるのは難しくない。 Hades: おまえは、ちょこまかと逃げ回るすべには長けているが\nその身体はじつに貧弱。そうやって虚勢を張りながら、言葉の裏には怒りが渦巻いている。すべて解き放って\nみよ。互いの死を賭け、いざ、勝負…! --- Lord Hades Extreme Measures 01 --- Hades: おまえが結んだ「懲罰の盟約」の条件を確認した。\n臣下の者たちが「強硬措置」を執ってもなお、\nおまえを足止めするには至らなかったか。\nでは、私がじきじきに相手をするまで。 Zagreus: 俺がここまでたどり着くわけがないと、高をくくって\nいましたね?テセウスが新しい玩具を乗り回しているのを見て、父上は漆黒の馬に引かせた黄金の馬車にでも\n乗って現れるかと思いましたが。 Hades: おまえの相手は、生身の父ひとりで十分。\nただし、こたびは一切の手加減なしでゆくぞ。\n覚悟はよいか、ザグレウス。 --- Lord Hades Has Guan Yu Aspect 01 --- Hades: わがいにしえの武具に、いったい何をした?\nおまえがその貧弱な手に携えているのは、\n間違いなくヴァラサ… さては、\nその槍に秘められた、毒々しき力を呼び覚ましたか。 Zagreus: しかるべき時機に、ティタンの血を飲ませただけです。このいにしえの武具は、父上が思っている以上に強力な力を秘めているらしい。さっそく試してみても? Hades: よかろう。私の大槍ギガロスには、忌まわしき\n曰くなどない。武具として格上であることも明らか。\n大仰に姿形を変えずとも、おまえを刺し殺すには\n十分だ。いざ、尋常に勝負! --- Lord Hades Has Arthur Aspect 01 --- Hades: おまえが帯びるその剣、スティギウスには、\n特に思い入れはなかった。わが弟ポセイドンが\n携えた際の、不格好な態の印象が強いせいもあろう。\nおまえの手中にある今は、ずいぶんと印象が異なるが。 Zagreus: スティギウスとの絆が深まったせいでしょう。\nおかげで、この剣の秘められた態を知ることもできた。\nこれは「アーサー」という男の態です。\nよければ、俺から父上を「紹介」させてください。 Hades: *アーサー*だと?私の知り得るいかなる地にも、\nそのような名の神や王は思い当たらぬ。よかろう… \nこの無知蒙昧の徒に、その刃の切れ味を示してみよ。 --- Lord Hades Has Rama Aspect 01 --- Hades: 弓は臆病者の得物。ヘラにも直接、そう告げた\nことがある。その点、おまえにはふさわしき武具と\n言えよう。だがその弓… ヘラが携えていた頃とは\n様子が異なるようだ。 Zagreus: コロナハトの姿が変化したことですか?\nこれは、「聖なる守護者」と呼ばれた人物の\n態のようです。姿が見えたのは一瞬でしたが、\n多才で、勇猛な人物のようでした。 Hades: おまえがなぜそこまで冥府の武具にこだわるのか、\n理解に苦しむ。仰々しい態の数々を見いだそうと、\nわが力には到底及びもつかぬ。 --- Lord Hades Has Beowulf Aspect 01 --- Hades: その手に帯びているのは、わが弟の盾だな?さように\n危険な武具を、玩具のごとく不用意に扱いおって。\nだがその盾… 息子よ、いったい何をした? Zagreus: 特に何も。ドラゴンを退治した勇猛な戦士、\n「ベオウルフ」の態を呼び覚ましただけです。\nこの盾に、戦士を巨大な蜥蜴から護る力があるなら、\n父上との戦いでも役に立つかと。 Hades: この父を蜥蜴などになぞらえたこと、\n今、後悔させてやろう。\nベオウルフとやらの力、試させてもらうぞ。 --- Lord Hades Has Gilgamesh Aspect 01 --- Hades: この父に、おのれの拳で挑もうとは… しかも、\nいかにしてマルフォンをさような姿に?魔物のごとき\nその爪、マンティコアの死体より切り出しでもしたか? Zagreus: この爪は、古の神王「ギルガメシュ」のものです。\n父上も、どこかで会ったことが? Hades: その者に生身の人間であった時期があるのならば、\n今もわが所領のいずこかに暮らしていよう。おまえに\n爪を奪われ、エリュシオンあたりを無防備に彷徨って\nおるのでは?その爪の威力、この父に見せてみよ。 --- Lord Hades Has Lucifer Aspect 01 --- Hades: この父に、忌々しき電磁砲を向けるとは。しかも\nその砲、平生よりも強き怒りの念を発している。\n私がかつて最も疎んじたその武具を、\nおまえがとりわけ好むのも至極当然であろう。 Zagreus: 「ルシファー」という名の者も、\nこの電磁砲をとりわけ気に入っていたようですが。\nこの武具を手に、父親に盾突いたとか。\nこれは、そのルシファーの態です。 Hades: 深く知りもせぬ者たちの名を軽々に口にし、\n憶測だけで物を語るとは、相変わらず浅はかな。\nその奇怪な武具をもまた、相棒と心得るか?\nその武具を帯びることでおのれの身に\n災いを招かぬよう、くれぐれも用心することだ。 --- Lord Hades Misc Encounter 05 --- Hades: ほう… 思いの外、早い到着であったな。\n遅刻常習犯のおまえにしては、上出来といえよう。 Zagreus: 前置きはいいから、デカいフォークを構えて、\nマントを燃やしたらどうです?とっとと始めましょう。\nだいたい、同じマントを何着持ってるんです?\n館に、マント専用の部屋でもあるんですか? Hades: そうやって人を小馬鹿にせねば\n士気を保てぬということか。\nおまえのすることは無駄ばかりだ。 --- Lord Hades Misc Encounter 03 --- Hades: 天より降る、白き塵… これは「雪」なるものらしい。\nそのひと片をよく見るがいい。あきれるほどに矮小な\n結晶の塊だ。しかも気温が上がれば溶ける。よいか?\nこの地上の世界は、冥界に支えられているからこそ、\n存在できるのだ。 Zagreus: 「雪」の解説は、以上ですか?\nできればそろそろ殺し合いを始めたいんですが。 Hades: フン… よかろう。\nその身体に流れる、人間じみた赤い血を、\nこの白い雪の上にぶちまけてやる。 --- Lord Hades Misc Encounter 06 --- Hades: おまえはいまだ、太陽を見ておらぬな。\nそのまぶしさは、イクシオンの灯とは\n比べものにならぬ。目が潰れるほど強烈だ。 Zagreus: 言われてみれば、雪の降る夜しか見ていませんね。\n地上ではこんなに雪が降るとは知らなかった。 Hades: かつては、これほど降りはしなかった。しかし、我らの気にすることではない。…いざ、勝負だ。 --- Lord Hades Post Epilogue 01 --- Hades: おまえがここにたどり着いたということは…\nオリュンポスの連中は、変わらずおまえに助力しているようだな。わが妃の突飛な計画がうまくゆくとは…!\n宴を開くだけで、積年のわだかまりが解けるなど、\n誰が予想できたことか。 Zagreus: 父上だって、それなりに楽しそうにしていたじゃ\nないですか。これからも、たまには\nああいう機会を設けたらどうです?なんにせよ、\n今回の件を母上の裁量に任せたのは正解でしたね。\nさて… 今日も互いの死を賭けて、戦いますか? Hades: うむ。手加減なくゆくぞ。覚悟はよいか。 --- Lord Hades Encounter 01 --- Hades: …地上の空気は好かぬ。右へ左へと\n無節操に風が吹き荒れ、落ち着かぬ。\nそれに引き替え、冥界はじつに穏やかだ。\nおまえはいったい何が不満なのか。 Zagreus: 俺は、地上の空気が気に入ってます。でも、ここはまだ厳密には地上とはいえない。正式な感想は、また追々… それより、俺のためにわざわざ闇の兜を引っ張り出してくれるなんて、感激です。 Hades: こうまでせざるを得ぬ事態となったこと、\nじつに遺憾だ。おまえは館でもさんざん私に\n盾突いてきたが、これまで目をつぶってきた。 Zagreus: 公衆の面前で何度も説教されたし、\nひどい嘘もつかれた。亡者の大群を\nけしかけられて、何度死にかけたかわからない。\nそれでも「目をつぶってきた」と言うなら、\nそうなんでしょう。でも、今回は違う、と? Hades: 神である以上、殺し合うのはわれらのさが。とはいえ、私はそのような卑しき手段に訴えることは避けてきた。なんぴとも、冥界から逃れることはできぬ。\n言って聞かぬ者には、力ずくでわからせるよりない。 --- Lord Hades Encounter 01 B --- Zagreus: 公衆の面前で何度も説教されたし、\nひどい嘘もつかれた。亡者の大群を\nけしかけられて、何度死にかけたかわからない。\nそれでも「目をつぶってきた」と言うなら、\nそうなんでしょう。でも、今回は違う、と? --- Lord Hades Encounter You Defeated 01 --- Hades: おまえの行いには、明確な目的がない。ここで\n私に殺されずとも、この先の境界を越えた瞬間に\n息絶えるだけだ。これ以上無駄なことを続けて、\nなんの意味がある? Zagreus: こうして挑戦を続けていれば、冥界の改修工事が終わるまでの時間つぶしになります。のんびり休んでいたら、工事が完了したときに身体がなまってしまう。 Hades: “とある者”が改修工事の日程を遅らせる原因を\n作らなければ、とっくに済んでいたものを…\nおまえはどこまでも身勝手だ。考えを改める\nつもりがないのなら、ここにたどりつくたび、\n私に行く手を阻まれるだけのこと。 --- Lord Hades Encounter Done Talking 01 --- Hades: …なぜだ?なぜ諦めぬ?これ以上無駄な挑戦を\n続けたところで、何も変わりはせぬぞ。 Zagreus: 父上の頭ごなしの命令に従いながら、こき使われるよりましです。それに、もうわかっていると思いますが、\n俺は冥界を出ていくと決めたので。 Hades: 生意気な口を… おまえに説教をしても\n無駄なことは、しかと覚えておく。これ以上、\n長話をするつもりはない。…覚悟はよいか? --- Lord Hades Hades Keepsake Reaction 01 --- Hades: おまえは死者の旗印を、私は闇の兜を帯び、\nこうして戦いに臨む。かような備えを身につけずとも、闇の内に戦うわれらを見届ける者はなし。 Zagreus: 突然姿を消す能力なんてなくても、\n父上を打ち負かすことができる息子がいること、\n誰にも知ってもらえないのは残念です。 Hades: そう、おのれの能力ばかりにこだわり、虚栄心に\n溺れた息子がな。私がこの手で、おまえを一瞬で\n消し去ってやろう。 --- Lord Hades Persephone Keepsake Reaction 01 --- Hades: その石榴の花… おまえが近づくにつれ、香りが\nここまで届いていた。ペルセポネ妃はデメテルと\n同等の力を有しながら、それを十分に御する\n自制心も持ち合わせている。 Zagreus: 父上が花を怖がるとは。たしかに、これを身につければオリュンポスの神々の力を授かりますが… 見たところ、ただの花ですよ。 Hades: おまえよりも、その花に込められた力の方がよほど\n恐ろしい。女王ペルセポネも、その母親も、ともに\n生命を司る女神。それは、死を司ることと表裏一体だ。 --- Lord Hades Extreme Measures 02 --- Hades: またしても、「強硬措置」を許可する\n取り決めに同意するとは。\n「懲罰の盟約」の条件を、変更し忘れたか? Zagreus: いえ、わざとです。父上は強い。\n後を継ぐ気はないとはいえ、願わくば、\n俺は父上を越えたい。 Hades: この父に全力での勝負を挑み、おのれの力を\n試したいというなら、それもまた一興。その権利を\n有したのは、おまえを除けば、ティタンのみだ。\nよかろう… どこからでも掛かってくるがいい! --- Lord Hades Extreme Measures 03 --- Hades: 我が限界を超える力をもってしてもなお、\nおまえを下せぬとは… ティタンとの一戦と\n違わぬ戦いをしてもなお、力及ばぬか… Zagreus: そんなに思い詰めることはありませんよ、父上。\n幸い、こうして再戦の機会が訪れたわけですし。\n今回も俺が運に味方されるとは限らない。 Hades: 無論のこと。では、互いの力の限界を試すとしよう。\n先に断っておくが、こたびも手加減は一切せぬぞ。\n互いの死を賭け、いざ、勝負! --- Lord Hades No Boons Reaction 01 --- Hades: こたびは、オリュンポス山の風をまとっておらぬな。\n一族の厚き助力を帯びることなく、ここへたどり\n着くとは。おまえのことだ、道中、端金を得るために、祝福を手放したのであろう? Zagreus: 心外ですね。彼らの助けがなくても、\n自力でここまでたどり着けるように\nなっただけのことですよ。 Hades: 人間も、神々も、さような傲慢さゆえに、\n身を滅ぼすのだ。 --- Lord Hades No Boons Reaction 02 --- Hades: オリュンポスの匂いがせぬな… あれほどにも頼りに\nしていたおじ、おばの力を、こたびは一切借りぬことにしたか?あるいは、浄化の泉で欲をかきすぎた、\nといったところか。 Zagreus: さて、どちらでしょうね。ニュクスですら、\n俺がオリュンポスの助力なしで、\nここまでたどりつけるとは思っていなかった。\n皆の予想を上回る働きをするのは、楽しいものです。 Hades: 私の目には、ありとあらゆる死に様を経験することを\n楽しんでいるだけに見えるが。よかろう… おのれ自身の力でどこまで戦えるか、この父に見せてみよ! --- Lord Hades About Fishing 01 --- Hades: 音を立てるでない… この川には、\nポセイドンの配下にある川棲みどもが群れている…\n目前を泳ぐその一尾… 先ほどから私を挑発している。 Zagreus: 父上、ひょっとして、俺を釣りに誘ってますか?\n殺し合うより、そっちのほうがずっと楽しそうだ。 Hades: 思い違いをするな。まず、おまえにこの槍を\n食らわせる。その段になってもなお、その川棲みが\n態度を改めぬのならば、ひと刺しで仕留める。仮に\nおまえが私を倒した折りには、おまえが釣り上げる\nがいい。おまえの叔父も、異存はなかろう。 --- Lord Hades Pact High Heat Reaction 01 --- Hades: おまえが軽はずみに「懲罰の盟約」を弄したために、\n異様なまでに熱度が上昇しているにもかかわらず、\nこの場所は氷に覆われた荒野のまま…\nデメテルの力の、いかに強大なことか。 Zagreus: たしかに、ここまでの道のりはいつもより\n険しかったですが、こうしてたどり着きました。\nこの程度でデメテルの力を挫けるとは思えない。 Hades: いずれにせよ、ここで私がおまえを\n足止めするまでのこと。 --- Lord Hades Winter Curse Reaction 01 --- Hades: 暖かき地上はどうだ、ザグレウス?季節の女神の\n慈しみは、とこしえに凍てつく土さえも溶かすようだ。 Zagreus: たしかに、前とは少し感じが変わった気はします。\nとはいえ… デメテルは、この一角については\n凍てついたままになると言っていませんでしたか?\n彼女は、母上に何があったか、本当のことを\n知っているんでしょうか…? Hades: デメテルはいまだに幾ばくかの恨みと疑いの念を\n抱いているだろうが、あの者も愚かではない。\nあらゆる経験から、引き際はわきまえている。\nその点、おまえはまだ未熟といえよう。 --- Lord Hades Low Health 01 --- Hades: なんというざまだ。\nそんな身体で、私を倒せると思っているのか? Zagreus: ここまで上がってくるのも楽じゃない… \nでも、引き返しませんよ。まだ粘ります。 Hades: 粘ったところで、たかが知れている。\nすぐに追い返してやろう。 --- Lord Hades Has Weapon Upgrade 01 --- Hades: ヴァラサの気配を感じる… それは単なる三つ叉の槍ではない。かつて私はその武具を携え、弟、姉、妹たちと\nともに、忌むべき所業に手を染めた。その後封印を\nほどこしたのは、二度と目にしたくなかったためだ。 Zagreus: 偉そうに振る舞うだけで、まったく愛情を注いで\nくれない親の身体をバラすのに使ったそうですね?\nこんなにいい槍、捨ててしまうなんてもったいない。 Hades: その槍を振るった者は、いずれ穂先を向けられる側に\n回る… それが運命の三女神による定めなの\nかもしれぬ… よかろう。英雄アキレウスから\n何を学んだか、この父に見せてみよ。 --- Lord Hades Has Weapon Upgrade 02 --- Hades: 我が愚弟がかつて携えた剣で、私を倒すつもりか?\nポセイドンはスティギウスを使いこなすに至らず、\nやがて私の槍を羨むようになった。今ではあの三つ叉の槍がおのれの表象であるかのような顔をして…\nあれは、昔から厚かましい男だった。 Zagreus: 父上のほうがポセイドン叔父から槍の扱いを学んだと\n誤解している者も多い。実際は逆なのに、\nさぞ不愉快でしょうね。俺が持ち主になった以上、\nスティギウスのことは心配無用です。 Hades: おまえの言葉など、なんの意味も持たぬ。\n腕に覚えがあるのなら、実践してみせよ。 --- Lord Hades Has Weapon Upgrade 03 --- Hades: 我が弟ゼウスの得物、アイギスを携えて現れるとは、\n不届き千万… Zagreus: そんなことでいちいち腹を立てていては、\nこの先もちませんよ?混沌の盾を目の当たりにして、\n平常心を失いましたか? Hades: ゼウスは、その盾がみずからの得物であったことすら\n覚えておらぬだろう。あの男を当てにした\n私が愚かだった。おまえに叔父を凌駕する力があるか…\nこの父に見せてみよ。 --- Lord Hades About Eternal Winter 01 --- Hades: おまえの姿が見えてから、著しく寒さが増した。\n…デメテルと接触したか。魔女め… あの女は、\n何を知っている? Zagreus: …じゃあ、この常冬は、デメテルの仕業なんですね。\nいったいなぜ… 命限りあるものたちは、寒さの中では\n生きていけないんじゃ…?父上の仕事も増えそうだ。 Hades: おまえはあの女神のことを何も理解しておらぬ…\n 余計な詮索は無用だ。下手に関われば、すべてを失う。\n厳冬が続くどころでは済まぬぞ。この件について、\nこれ以上話すことはない。 --- Lord Hades About Eternal Winter 01 B --- Zagreus: 女神デメテルは、娘を失った。その娘は、俺のじつの\n母親… でもデメテルは、俺がニュクスの息子だと\n思っている。父上は、いったい何をしたんです?冬が\n終わらないのも、デメテルの仕業ですね?人間たちは、\n死に絶えてしまう。このまま放っておく気ですか? Hades: …フン。おまえも、デメテルも、何も知らぬ\nということか。それ以上の詮索は無用。\nあの女神と下手に関われば、すべてを失うことになる。\n厳冬が続くどころでは済まぬぞ。話は以上だ。 --- Lord Hades Misc Encounter 01 --- Hades: 大海… 天界… 地上… これらはすべて、我が弟たちの所領だ。我ら冥界の神々も、天地海の子孫。にもかかわらず、かの地に我らの居場所はない。 Zagreus: 父上のぼやきにつきあう暇はありません。そこをどいてください。 Hades: 不遜な物言いを…\nまあよい、短気は我が一族に共通の気質だ。 --- Lord Hades Misc Encounter 02 --- Hades: おまえの背後にある門は、かつてケルベロスが\n守っていた。当時はいかなる者も、\nそこをくぐることは許されなかった。 Zagreus: オルフェウスは?テセウスに、ヘラクレスに、\nオデュッセウスも… 一度冥界にくだって\n地上へ戻った勇者たちの伝承なら、いくらでもある。 Hades: いずれも、私が特例を認めたゆえ。それがいかに\n得がたき幸運か、あの者たちは皆、理解していた。\nしかしおまえは… 生まれながらにしておのれに\n課された責務も、権利も、一切を放棄して遁走できると\n思い込んでいる。そのような身勝手は、許されぬ。 --- Lord Hades Misc Encounter 04 --- Hades: 私も、弟姉妹たちと共謀し、親殺しに手を染めたことがある。忌まわしきティタンどもだ。 Zagreus: …そして、その企ては成功した。殺したティタンのうち\n何人かの身体はバラバラに刻んで、タルタロスの深淵にばらまいたそうですね。勉強になります。 Hades: 兄弟姉妹の他に頼れる者はおらず、我らは入念に\n計画を立て、遂行した。ティタンどもの残忍さは、\nおまえには到底想像もつかぬだろう。しかし\nおまえは、父をこの世の何より憎んでいるらしい。\nならば、相手をしてやるまで…! --- Lord Hades Misc Encounter 07 --- Hades: アキレウスは、優秀な師であったようだな。\nおまえを一人前の武術使いに鍛えるとなれば、\n適任はあの者をおいて他にないと思ったが…\n私の判断は正しかったようだ。 Zagreus: 師匠に鍛えられた息子と、こうして殺し合うことになるとは、さすがに思わなかったでしょう。 Hades: 私は、あらゆる事態を想定している。しかし\nアキレウスは、命限りある者との戦い方しか知らぬ。\n私相手にどう戦うか、見せてみよ… --- Lord Hades First Defeat --- Hades: そんな… ばかな…!\nもうよい、出てゆきたければ、勝手にするがいい…! Zagreus: 始めからそう言ってるじゃないですか。それじゃ。 Hades: …待て。もし、“彼女”に会うことがあれば… \nこう伝えてほしい。「ケルベロスは、息災だ」と。 Zagreus: よくもそんなことを、俺に頼めたものですね。\nじゃあ、ひとつ質問に答えてください。\nそれが頼みを聞く条件だ。 Hades: …予想はつくが… いいだろう、申してみよ。 Zagreus: 俺の母親… “ペルセポネ”は、なぜ冥界を去ったんです? Hades: それは… グフッ… クソッ…! --- Lord Hades Defeated 02 --- Zagreus: 今回も、すんなり通してはくれないんですね?\n母上が俺に会いたがっているとわかっていても? Hades: 黙れ!余計な質問ばかりしおって…\nおまえのせいで、話がこじれる…! Zagreus: だったら、さっさと死んで、そこをどいてください。 --- Boss Charon About Hermes Quest 01 --- Charon: … Zagreus: 聞いたぞ?俺がおまえに2連勝できるか、\nヘルメスと賭けをしてるって?上等じゃないか。\nヘルメスの期待には応えたい。悪く思わないでくれよ? Charon: …!! --- Boss Charon Encounter 01 --- Charon: … Zagreus: 待ってくれ、悪気はなかった!父上の所領に転がってるものは、つい、勝手に拾う癖がついていて… おまえから盗もうなんて気は…! Zagreus: ダメだ、通じてないな… ん?その櫂は…?\nなんでそんな、武具みたいな構え方をしてる…? --- Boss Charon Encounter 02 --- Zagreus: わかったぞ。カロン、おまえ、俺を試してるんだな?\nそんなふうに大金をこれ見よがしに置いておくなんて、\n「盗ってくれ」と言ってるようなものだ。 Charon: … Zagreus: よくわかった。そういうことなら、今後もし俺がおまえの金を盗んだら、「ちょっと気晴らしに、殺し合いでもしようか」という意味だと思ってくれ。 --- Boss Charon Hermes Quest Complete 01 --- Zagreus: よし!これで2連勝だ。賭けはヘルメスの勝ちだな。\nあいつに会ったら、「…!!」と伝えてくれ。 Charon: … --- Zeus About Olympian Reunion Quest 01 --- Zagreus: よし、一か八かだ…\nハデス神の名において、オリュンポスの神に、\n言づてを捧げん!偉大なるゼウス叔父上に、\nぜひとも受け取ってもらいたい。 Zeus: これは… 言づてか。わが雷霆の印を帯びているところを\n見ると、私宛てだな。オリュンポスの他の神々宛てにも\n一通ずつあるようだが… 彼らはすでに受け取ったのか?\n差出人は… なるほど、おまえの父か。\nでは、内容を改めるとしよう。 --- Zeus First Pick Up --- Zagreus: これはまさか… あの神…?よし… ハデス神の名に\nおいて、オリュンポスの神の御言葉を賜らん! Zeus: よくぞ参った!おまえの父は気難しい男で、\nもうずいぶん音沙汰がない。おまえは冥界に\nとどまるより、オリュンポスに昇ることで、\nより幸多き日々を送れるだろう。私も助力するぞ。 --- Zeus Gift 01 --- Zagreus: 雷神ゼウス… もとい、叔父上。\nこれは感謝のしるしです。お受け取りください。 Zeus: これはうれしい!この雷神ゼウスに忠誠心を示すとは、じつに結構なことだ。私からも返礼の品を授けよう! --- Zeus Gift 02 --- Zagreus: わが叔父上、雷神ゼウスの加護と、\n雷霆を操るその御力をたたえ、ここに供物を捧げん! Zeus: うむ、じつに殊勝な心がけだ。私はオリュンポスの\n王であるゆえ、日々こうした儀礼を受けるが、\nそのいずれにも感謝している。 --- Zeus Gift 03 --- Zagreus: 雷神ゼウス… 日頃の加護への感謝のしるしに、\nささやかな供物を受け取り給え。 Zeus: さすがはわが甥!気が利くではないか。\n恩を返さんとする心がけ、じつに殊勝なことだ! --- Zeus Gift 04 --- Zagreus: ゼウス叔父上に、この供物を。\nあなたの器の大きさに見合わない、\n些少な品ですが… Zeus: これはまた… 申し分のない品だ。\nオリュンポスの息子と娘たちにも、\nおまえのように私を敬ってもらいたいものだ! --- Zeus Gift 05 --- Zagreus: ゼウス叔父上… あなたの栄光をたたえ、このネクタルを捧げます。これまでに受けた多大なる加護に見合わぬ、些少な品ですが… Zeus: 叔父に敬意を払うとは、じつに殊勝な心がけ。\nおまえは必ずや、オリュンポスで大成することだろう。\nこの山には、礼儀をわきまえぬ輩や、\n浅はかな者も多いゆえ。 --- Zeus Gift 06 --- Zagreus: ゼウス叔父上… この声が届いているのなら、ささやかな供物をお受け取りください。いつの日か、叔父上と父上が和解に至ることを願っています。 Zeus: これはまた… 申し分のない供物だ。おまえとはいまだ\n直接顔を合わせたことはないが、すでにじつの息子同然に思っているぞ!その気持ちは、ともすれば、おまえの\n父以上だろう!*ハッハッハ!*この際、皆に告げて\n回るか!おまえの実父は、この私だと! --- Zeus Gift 07 --- Zagreus: オリュンポスの神々の王、雷神ゼウスに、ささやかな\n供物を。アンブロシアなど、オリュンポスではつまらぬものでしょうが、冥界で入手できる供物としては、\n最良です。叔父上より受けた御加護に、多少なりとも\n返礼できれば。 Zeus: 私に供物を捧げ敬意を示すとは、じつに殊勝な心がけ。\nとはいえ、あまり親しくしすぎるのも、いかがなものか。おまえをひいきしていると思われては、他の神々の\n嫉妬を招く。とはいえ、私がおまえに特に目をかけて\nいることは、少なくとも当面は、事実だがな… --- Ares About Olympian Reunion Quest 01 --- Zagreus: よし… ハデス神の名において、\nオリュンポスの神に、言づてを捧げん!戦神アレス、\n内容を解したならば、われらの申し出を受諾し給え。 Ares: これは… 私宛ての招待状か。\n印を見るかぎり、オリュンポスの神々全員に\n関係する内容のようだ…じつに興味深い。\n可及的速やかに、解読にかかるとしよう。\nだがその前に、私からも、これを。 --- Ares First Pick Up --- Zagreus: この神とは、そのうちきっと出会うと思っていた… \nハデス神の名において、オリュンポスの神の御言葉を\n賜らん! Ares: 貴君はなかなか、見上げた闘志の持ち主だ。地獄に\n生まれ落ちたという出自を思えば、当然かもしれぬが…\n貴君が地上に到達した暁には、ぜひ、冥府について\n仔細に聞かせてほしい。私も死に学ぶ使徒ゆえ。 --- Ares Gift 01 --- Zagreus: 戦神アレスより授かりし、血路を切り開く力への感謝のしるしとして、この供物を捧げん。 Ares: 敵に死をもたらす同志として、じつにうれしい言葉だ。近づきのしるしに、私からも\nささやかな贈り物を授けよう。 --- Ares Gift 02 --- Zagreus: 戦神アレスより授かりし、敵を制する力への\n感謝のしるしとして、この供物を捧げん。 Ares: この供物を、私に?\n貴君より心遣いを受けるとは、意外だが…\nありがたく受け取ろう。 --- Ares Gift 03 --- Zagreus: アレス神より賜りし助力への感謝のしるしとして、\n供物を捧げん。 Ares: 私に…?貴君が私を気にかけてくれようとは。私も貴君のことは、常に念頭に置くとしよう。 --- Ares Gift 04 --- Zagreus: アレス神と邂逅し、敵に死をもたらすすべを学んだ幸運への感謝のしるしを、ここに捧げん。 Ares: ありがたくいただこう。しかし、私への気遣いは\n無用だ。貴君が敵にもたらす苦しみこそが、\nすでに十分な見返りであるゆえ。 --- Ares Gift 05 --- Zagreus: 冥府に生まれ落ちたわれらを軽んじず、絶えず\n寵愛を注ぐ戦神アレスに、感謝のしるしを捧げん。 Ares: 私に供物を捧げる者の多くは、迫る戦での助力を乞う。しかし貴君からは、そうした意図が感じられぬ… \nこの点において、私は極めて驚嘆している。 --- Ares Gift 06 --- Zagreus: 殺戮と無縁ではいられぬ日々を送る今、\n戦神アレスより賜る寵愛への感謝の念はひとしお。\n返礼の品を受け取り給え。 Ares: 私が貴君に代わり為した戦績の数々に、\n貴君も満足しているようで何よりだ。\n厚き心遣い、しかと受け止めた。貴君が\n日々手を染める殺戮の数々に、私の心も湧き立つ。 --- Ares Gift 07 --- Zagreus: 戦神アレスの名と名誉を称え、アンブロシアを捧げん。その加護と導きにより、われが制した敵は数知れず。\nアレス神との邂逅と、従兄弟としての縁に感謝する。 Ares: じつに見事な品だ。だがそれ以上に、\n貴君がその手で為した破壊と殺戮の数々こそが、\n私には何物にも替えがたい供物に他ならない。\n貴君が真の戦に赴く際には、必ずや私を\n訪うことを願う。貴君の側に助力しよう。 --- Artemis About Olympian Reunion Quest 01 --- Zagreus: これは、狩りの女神の印だな。よし…\nハデス神の名において、オリュンポスの神に、\n言づてを捧げん!女神アルテミスよ、受け取り給え! Artemis: え… あたし宛ての手紙!?…なんだ、全員分あるのか。あたしだけ特別かと思ったのに。しかも、他のみんなといっしょに呼び出し?勘弁してほしいなぁ… --- Artemis First Pick Up --- Zagreus: 天界に御座す弓の名手といったら… たぶん、あの\n女神だな。ハデス神の名において、オリュンポスの\n神の御言葉を賜らん! Artemis: ザグレウス!キミのことは、いろいろ聞いてるよ。\n先に断っておくけど、あたしは他のオリュンポスの\n神とは違うから。獲物を狩る力、授けてあげる。 --- Artemis Gift 01 --- Zagreus: 女神アルテミス、いつも助けてもらい、感謝している。礼の品を受け取ってほしい。 Artemis: ありがとう… うれしいよ、本当に。\nじゃあ、あたしからもお礼を。\nその… ただの、お礼だから…! --- Artemis Gift 02 --- Zagreus: 女神アルテミス、日頃の助力への感謝のしるしとして、ささやかな供物を受け取り給え。 Artemis: え… それって… あたしに捧げ物をくれるってこと…?ありがとう… と、とりあえず、狩りに戻ろうか…? --- Artemis Gift 03 --- Zagreus: 女神アルテミスより授かりし力と知恵への感謝のしるしとして、この供物を捧げん! Artemis: ザグレウス… えっと… その… あ、ありがとう! --- Artemis Gift 04 --- Zagreus: 地上においても、冥界でも、女神アルテミスに勝る\n狩人はいない。日頃の助力への感謝のしるしを\n受け取り給え。 Artemis: な… なんでそんなに優しくする?\n何か裏があるの?でも…\nこれからもその調子で、お願い… したい、かな。 --- Artemis Gift 05 --- Zagreus: 女神アルテミス。怒りに触れる覚悟で、\n日頃の助力への感謝の品を、ここに捧げる。\n我が真心の潔白の証明となれば… Artemis: またネクタル!気が利くね。\nふだん、あんまりお酒は飲まないけど…\nたまにはいいよね。 --- Artemis Gift 06 --- Zagreus: 女神アルテミスの祝福を受け、幾多の困難を切り抜けてきた。われを見守り、賢き助言を授ける狩猟神の存在に、いつも感謝している。 Artemis: ザグレウス… あたしも女神だから、崇拝されるのは\n嫌いじゃない。でも… そういうことは、\n森のニンフたちにでも任せておいて… ね? --- Artemis Gift 07 --- Zagreus: オリュンポスでは、アンブロシアなどありふれた品と\n承知している。それでも、これが冥界にまで下り、\n再びオリュンポスに戻ることは稀かと…\n女神アルテミスのおかげで、自分がオリュンポスの\n一族であることに誇りを持てる。感謝している。 Artemis: この山にいると、いつも気負っちゃう。みんな\nツンケンして、言い争ってばかり。だからあたしは\n森へ逃げる。オリュンポスの家族より、ザグレウスの\nほうがあたしをわかってくれそうだけど… どうかな…\nでも、気にかけてくれることはうれしいよ。 --- Aphrodite About Olympian Reunion Quest 01 --- Zagreus: よし… ハデス神の名において、\nオリュンポスの神に、言づてを捧げん!\n愛と美の女神アフロディテの、健勝たらんことを! Aphrodite: 驚いたわ… あなたから、こんな謎めいた言づてが届く\nなんて… いったい何が書いてあるのかしら、心を\nくすぐられるわ。…これは、オリュンポスの印ね。\nということは、この内容は、私たちオリュンポスの\n神全員で共有すべきということかしら? --- Aphrodite First Pick Up --- Zagreus: こんな格好でこの神と会うのは気が引けるが… \n冥王神ハデスの名において、オリュンポスの神の\n御言葉を賜らん! Aphrodite: あらあら、かわいい神の子ちゃん。\n私、あなたにとっても興味があるわ。\n手を貸してあげてもいいかしら? --- Aphrodite Gift 01 --- Zagreus: 女神アフロディテに目をかけていただき、身に余る光栄です。お近づきのしるしに、これを。 Aphrodite: 持ちつ持たれつ… それが、良好な関係を\n長く保つコツよ。私からも、お礼をあげなくちゃね。 --- Aphrodite Gift 02 --- Zagreus: わが常闇に光をもたらす女神アフロディテに、\n感謝の供物を。 Aphrodite: まあ!こんなステキな贈り物を、私に…?\nありがたくいただくわ。 --- Aphrodite Gift 03 --- Zagreus: 女神アフロディテにふさわしい贈り物は、この冥界には存在しない。それでもどうか、この供物を… Aphrodite: まあ、うれしい!あなたからの好意のしるしとして…\nいえ、ひょっとしたらそれ以上かしら?\nとにかく、ありがたくいただくわ。 --- Aphrodite Gift 04 --- Zagreus: ありあまる供物を日々受け取る女神アフロディテに、\nこんな些末な供物は気が引けますが… Aphrodite: まあ、ステキ。\n私たちの関係を、大切にしてくれているのね…\nこんな贅沢な贈り物をもらえて、とてもうれしいわ! --- Aphrodite Gift 05 --- Zagreus: 女神アフロディテの寵愛への、感謝の印を\n受け取り給え。愛と美の女神を知る身となった今、\nオリュンポス山の美しさも想像に難くない。 Aphrodite: うふふ… さすがにそれは、言い過ぎよ。\nそれでも… あなたからの愛、\nまだまだいくらでも受け止めてあげるわ。 --- Aphrodite Gift 06 --- Zagreus: 女神アフロディテを崇拝する者と、恐れ多くも求愛\nする者は、オリュンポスの一族全員を合わせた数をも\n上回るはず。自分はおそらく、そのいずれにも当て\nはまらないが、愛の女神より受けた恩への感謝の\n気持ちは誠。その印に、この供物を受け取り給え。 Aphrodite: オリュンポスの神々のうち、私ほど崇拝者の多い神は\nいないはず。こんなふうに称えられることにも\n慣れっこだと思っているでしょうけど…\nいくら称えられても飽きることはないわ!\n特に、あなたからの称賛は、格別よ。 --- Aphrodite Gift 07 --- Zagreus: 女神アフロディテの寵愛を賜り、おのれの持てる力を\n余すことなく発揮できました。多大なる御恩への\n感謝の印として、ささやかな供物、アンブロシアを\n受け取り給え。 Aphrodite: あなたが私を何度称えてくれたか、もう思い出せない\nほど… なんて、ウソ。ちゃんと数えているわ。\nあなたのその情熱とひたむきさ、本当に素敵。\nあなたがオリュンポスの頂に昇り詰める日が楽しみよ。あなたのこと、もっともっとよく知りたいもの。 --- Dionysus About Olympian Reunion Quest 01 --- Zagreus: 酒神ディオニュソスを宴に誘うのは、\n緊張するな… ハデス神の名において、\nオリュンポスの神に、言づてを捧げん!\nディオニュソス、いっしょに楽しもう。 Dionysus: おいおいザグ、こいつはどっからどう見ても、\n招待状じゃないか…!見ればすぐにわかるぜ!\n一通はオレ宛てで… 残りの連中、全員分もあるのか。\nハハッ、こりゃ、間違いなく特別な催しだな?\nオレにはわかるぜ! --- Dionysus About Orpheus 01 --- Dionysus: なあザグ、冥界にオルフェウスって男がいるんだが…\nおまえも名前ぐらい聞いたことあるだろ?あるよな!?ちょっとおもしろいイタズラ思いついたんだ。\n大丈夫、誰も傷つかない、笑えるヤツだよ。 Zagreus: オルフェウスに、笑えるイタズラか。なるほど、たしかにおもしろそうだ。 Dionysus: オルフェウスがな、いい曲作るんだこれが。そこでだ。あいつにデタラメな話のひとつでも聞かせれば、きっと真に受ける。たとえば… 「ディオニュソスとザグレウスは通じ合ってる」、とかな。そしたら絶対おもしろい\nことになる。やってみてくれよ!な!な!? --- Dionysus First Pick Up --- Zagreus: あれは… 宴か?みんな楽しそうに飲み食いしてるな… よし!ハデス神の名において、オリュンポスの神の御言葉を賜らん! Dionysus: 調子はどうだ、ザグ?\nおまえも早くこっちへ来い!いつでも歓迎するぜ!\nザグの旅が楽しくなるように、オレもひと肌脱ぐぜ! --- Dionysus Gift 01 --- Zagreus: 酒神ディオニュソス。近づきのしるしに、\nささやかな供物を受け取り給え。 Dionysus: これはこれは、けっこうな物を!\nちょうどオレも、これをおまえに\n渡したいと思ってたところだ! --- Dionysus Gift 02 --- Zagreus: 酒神ディオニュソスに乾杯!すばらしい仲間に出会えて光栄だ。 Dionysus: …これを、オレに?そりゃうれしい!\n気をつかってもらって悪いなあ。\nありがたくいただくぜ! --- Dionysus Gift 03 --- Zagreus: 酒神ディオニュソスのおかげで、冥界の空気もずいぶん明るくなった。感謝している。 Dionysus: …これを、オレに?うれしいねえ…\n酒には目がなくてねえ!いやあ、\nなんだか、悪いなあ!ありがたくいただくよ。 --- Dionysus Gift 04 --- Zagreus: 酒神ディオニュソスのこと、この手の物には事欠かないだろうが… ささやかな供物を受け取ってほしい。 Dionysus: うれしいことをしてくれるねえ…\nいやあ、じつにうれしいよ!オレにこれを、\nと思ってくれた、その心遣いがうれしい! --- Dionysus Gift 05 --- Zagreus: 何か特別な日というわけでもないが… \n酒神ディオニュソスに乾杯!葡萄酒の神のおかげで、\n冥界の陰気な空気もだいぶましになった。 Dionysus: ザグ、こいつは助かるぜ!ちょうど宴に出かける\nところだったんだが、こっちで用意した量じゃ\n足りなくなりそうでな。おまえのおかげで、どうにか\nなりそうだ!おまえも招待してやれないのが残念だな。 --- Dionysus Gift 06 --- Zagreus: 苦境に立たされているときでも、酒神ディオニュソスの言葉を受けると、嘘のように心が軽くなる。\nディオニュソス神の健勝を祈念し、乾杯! Dionysus: ザグ、おまえの気配りには、こっちが申し訳なく\nなるぜ… こんなに遠く離れた相手に、これほど\n親しみを感じるのは初めてだ。オレたちは、\nこうして杯を交わす仲。心はいつでもいっしょだぜ? --- Dionysus Gift 07 --- Zagreus: 葡萄酒の神への供物にふさわしい、最高級の上物を\n持ってきた。冥界で手に入る品では、これ一択だ。\n自分にも、酒神ディオニュソスに通じる気質が\nあることを、誇りに思う。遠く離れていても、\n俺たちは一族の絆で繋がっている。 Dionysus: ザグ… そのアンブロシア、本当にオレにくれるのか?\nオリュンポスからはるばる冥界まで旅した一本。\nそれがもう一度、オリュンポスに引き上げられるって\nわけか… ザグ、こいつは飲まずに取っておくぜ。\nいつかおまえと酌み交わせる日までな! --- Athena About Olympian Reunion Quest 01 --- Zagreus: よし… ハデス神の名において、\nオリュンポスの神に、言づてを捧げん!\n女神アテナの叡智が、この謎を瞬時に解くことを願う。 Athena: 私への供物…?いや、これは… 書簡か。\nしかし、その一部にすぎない。つまり、他の神々も、\nすでにおまえから同様の書簡を受け取っているか、\nじきに受け取るということだな。承知した。\n彼らにもその旨、伝えておこう。 --- Athena First Pick Up --- Zagreus: これは、あの女神のしるしだな… よし、一か八かだ。\n…ハデス神の名において、オリュンポスの神の御言葉を\n賜らん! Athena: わがいとこよ、陰鬱とした冥界より逃れんとする\nおまえの試み、オリュンポスの神々にも助力させよう。まずは私からだ。 --- Athena Gift 01 --- Zagreus: 女神アテナと、オリュンポスの神々より賜りし\n加護への感謝のしるしとして、この供物を捧げん。 Athena: わがいとこよ、そのような気遣いには、相応の返礼を\nせねばならない。これを受け取ってもらいたい。 --- Athena Gift 02 --- Zagreus: 女神アテナの導きがなければ、道を見失っていた。\nここに感謝の供物を捧げる。 Athena: これを、私に…?\nありがたく受け取るが、気遣いは無用だ。\n私はあくまでも友人として助力しているにすぎない。 --- Athena Gift 03 --- Zagreus: 女神アテナより賜りし大いなる加護への感謝のしるし\nとして、ここにささやかな供物を捧げん… Athena: 丁重な心遣いに感謝する。光栄だが、今はどうか、\nおのれの身を案ずることに注力してほしい。 --- Athena Gift 04 --- Zagreus: その英知をもって、われを光へ導き給うた女神アテナに、供物を捧げん。 Athena: この供物を、私に?心遣いに感謝する。\nだが、おまえには為さねばならぬ目的があるはずだ。\n本分をおろそかにせず、すべきことに注力してほしい。 --- Athena Gift 05 A --- Zagreus: わが目的を果たすべく、日々努力を重ねるなか、\n思い知るのは、“すべては女神アテナの加護の下に\n為し得た”という事実。感謝の印として、ささやかな\n供物を受け取り給え。 Athena: おまえが私に感謝の念を伝える手段が限られている\nことは、理解している。ありがたく受け取ろう。\nとはいえ、今は私への気遣いより、優先すべきことが\nあるはずだ。こうした機会は、目的を達したのちに\n設ければよい。 --- Athena Gift 06 --- Zagreus: 日々、多くの神務に携わる身ながら、\nこの者を苦境より救わんと助力し、\n冥界の一族のためにも心を砕く女神アテナに感謝を。\nその篤き心遣いと堅き意志が、この者に力をもたらす… Athena: 互いに感謝の念を伝え合う機会は、こうした場をおいて他にないのかもしれない。おまえのおかげで、\n私はその可能性に気づくことができた。私の心は、\n揺るぎはしない。今後もおまえの力となるべく戦おう。 --- Athena Gift 07 --- Zagreus: わがいとこ、女神アテナより受けた数々の助力への\n感謝の印として、このアンブロシアを捧ぐ。\nオリュンポスにて醸造される逸品も、奈落の底までの\n長い道のりをへて、その風味はいや増し、知恵の\n女神への供物にふさわしいかぐわしさとなろう。 Athena: ニュクスが私の前に姿を現し、おまえの存在を明かしたとき、私はそれを、オリュンポスと冥界の亀裂を\n修復する好機ととらえた。だが、こうしておまえ\nについて理解を深めるにつれ、おまえと手を結べた\nことこそが、大いなる名誉と心得るようになった。 --- Poseidon About Olympian Reunion Quest 01 --- Zagreus: よし… ハデス神の名において、\nオリュンポスの神に言づてを捧げん!\nポセイドン叔父上、どうかうまく解読してください… Poseidon: これは… 書簡か?…いや、書簡の一部か。なるほど、\nこの一片は俺宛てで、他の連中に宛てた分もある、\nというわけだな。海底に沈んだ宝探しのようで、\nなかなか乙じゃないか!すぐに謎解きに取りかかろう! --- Poseidon First Pick Up --- Zagreus: このしるしは… “二番目の叔父上”だな。ハデス神の名において、オリュンポスの神の御言葉を賜らん! Poseidon: ハデス・ジュニア!そう、知ってのとおり、\n俺はおまえの叔父だ!積もる話もあるが、\nまずはおまえを冥界から出してやらんことにはな!\n俺がそこらじゅうを引っかき回して注意を\n引きつけてやる!おまえはその隙を突いて逃げろ! --- Poseidon Gift 01 --- Zagreus: わが叔父上にして海王神、\nポセイドンとの近づきのしるしに、この供物を… Poseidon: うれしいことをしてくれるな!\n俺からも、おまえにぴったりの贈り物があるぞ!\nいま、そちらへ送ろう! --- Poseidon Gift 02 --- Zagreus: ポセイドン叔父上、これをあなたに。父上も、\nあなたのように、おおらかであればどんなにいいか。 Poseidon: かわいい甥っ子からこんな贈り物が届くとは…\nうれしいことだ!ひとまず、他の者たちから\n受け取った品とともに置いておくとしよう… --- Poseidon Gift 03 --- Zagreus: わが叔父上にして、偉大なる海王神ポセイドンに、\nこの供物を。 Poseidon: この海王神ポセイドンに供物だのいけにえだのを\n捧げる者はあまたといるが… かわいい甥っ子からの\n贈り物は格別だ!見ろ、俺のこの満面の笑み! --- Poseidon Gift 04 --- Zagreus: ポセイドン叔父上の偉大さの前には、\nどんな供物もかすんでしまいますが…\n選りすぐりの獲物を捧げます。 Poseidon: これはこれは!一族のなかで、\n俺を誰より好いてくれている証拠だな?\nありがたく頂戴しよう! --- Poseidon Gift 05 --- Zagreus: ポセイドン叔父上の強さと自信には、\nいつも勇気づけられます。家族の一員として\n迎え入れてくれたことへの感謝の印として、これを。 Poseidon: ザグ坊!俺には称賛の嵐なんて必要ない!\n好きなときにいつでも、自分で\n大嵐を起こし放題だからな!ハッハッハ! --- Poseidon Gift 06 --- Zagreus: ポセイドン叔父上から御言葉を受けるたびに、\n心が軽くなる。どんな困難に行く手を\n阻まれたとしても、必ず突破できると信じられる。\n願わくば、もっと早く知り合いたかった。\n出会えたことへの感謝の印として、これを。 Poseidon: ザグ坊、俺に捧げ物なんて必要ないと言わなかったか?\nひょっとしたら言い忘れたかもしれんな… それか、\n別の甥っ子と間違えたか… ゼウスのおかげで、\n甥っ子が何人もいて、ややこしくてかなわん!\nとはいえ… ここだけの話、ザグ坊がいちばんだ! --- Poseidon Gift 07 --- Zagreus: ポセイドン叔父上ともっと早く出会えていたら、\n俺の人生は違ったものになっていたはず。\n叔父上に励まされ、その熱意に触れ…\n大きな力をもらっています。感謝の印として、\nはるばる冥界に流れ着いたアンブロシアを。 Poseidon: これはこれは、じつに結構な供物だ!オリュンポスから遠く離れた冥界で、それを手に入れるのは相当骨が\n折れただろう。ハデスがどうしておまえにつらく\n当たるのか、俺にはまったく理解できん。\n俺が父親だったら、おまえは自慢の息子だ! --- Demeter About Olympian Reunion Quest 01 --- Zagreus: 母上を信じて、やるしかない… ハデス神の名において、オリュンポスの神に、言づてを捧げん!女神デメテル、どうか受け取り給え… Demeter: 何事ですか、ザグレウス。これは…\n私宛ての書簡ですね。内容は、解読できませんが…\n義弟ふたりの印も刻まれている… どうやら、\n互いに連絡を取り合う必要があるようですね。 --- Demeter First Pick Up --- Zagreus: こんな寒さを味わうのは、地上に出たとき以来だな… いったい誰が…?ハデス神の名において、オリュンポスの神の御言葉を賜らん! Demeter: ザグレウス、あなたは闇の世界を脱し、\n寒さの世界へ移ることを望むのですか?\n理解に苦しみますが、あなたに助力しない\n理由もありません。私は多くを与える女神。\n私が授ける力は、あなたの役に立つことでしょう。 --- Demeter Gift 01 --- Zagreus: 女神デメテルよりこの身に賜りし温かき加護に感謝を。ささやかな返礼の品を受け取り給え。 Demeter: この季節にふさわしい供物ですね。あなたのその清廉な忠誠心をたたえ、私からも贈り物を授けましょう。\n人間たちは決して手にすることのできぬ品です。 --- Demeter Gift 02 --- Zagreus: わが旅路を護る女神デメテルへの感謝のしるしに、\nささやかな供物を。 Demeter: ネクタルですね。\n心遣い、ありがたく受け取りましょう。\n人間たちもあなたを見習い、私を敬うべきです。 --- Demeter Gift 03 --- Zagreus: オリュンポスの頂におわす女神デメテルの、\n日々のご加護に感謝し、ささやかな供物を。 Demeter: 厚い心遣い、ありがたく受け取りましょう。\n一杯のネクタルで、厳しい寒さにも\n耐えられるというもの。 --- Demeter Gift 04 --- Zagreus: 女神デメテルより賜りし力と知恵への感謝のしるしに、ささやかな供物を捧げん。 Demeter: 近頃の若者は、気配りなどできぬものと\n思っていました。今回ばかりは、\n自分の思い違いを幸いに思います。 --- Demeter Gift 05 --- Zagreus: 女神デメテルより賜りし深き愛情と助力へのささやかな返礼として、この品を捧げん。 Demeter: 常冬のためにネクタルも不足し、入手は困難なはず。\nそれを私への供物としたあなたの心遣い、\nしかと受け止めました。 --- Demeter Gift 06 --- Zagreus: この世界に在る甘美なものはすべて、女神デメテルの賜と心得ます。季節の女神と近づきになれたこと、幸甚の極み。感謝の印として、この品を受け取り給え。 Demeter: …あなたも知ってのとおり、昨今の私は、「惜しみなく\n与える女神」とはとても言えません。それでも、\n私にさらなる供物を捧げるのですか?あなたは\n子どものように無邪気か、親切心が過ぎるのか…\nその両方でしょうか。 --- Demeter Gift 07 --- Zagreus: 祖母上… とお呼びしても?女神デメテルと血縁関係に\nあることは、この上なき誉れ。祖母上の、生命を司る\n力、この身にもわずかながら授かっているように感じ\nます。祖母上のお力添えなしに、ここまでたどり着く\nことは叶わなかった。感謝の印としてこの供物を。 Demeter: あなたを孫に持てたこと、私にとっても、\n誉れ高きことです。あなたと出会えたことと、\nあなたが“あなた”であることに、感謝します。\n私には妹たちがいますが、他に家族と呼べる者は、\nもう長いこと、いなかったのです。 --- Hermes About Olympian Reunion Quest 01 --- Zagreus: 今回は、俺の方が伝令役だな。\nハデス神の名において、オリュンポスの神に、\n言づてを捧げん!ヘルメス、できるだけ急いで来たぞ。 Hermes: それって… 僕だけに宛てた手紙…?すごい!\nうれしいなぁ!見たところ、招待状みたいだけど。\nこれ、ホントに僕がもらっちゃっていいの?\n僕、“正式メンバー”じゃないのに? --- Hermes Squelch 01 --- Hermes: ザグくんは、僕とのおしゃべりを楽しんでくれてると\n思うけど… もし黙ってほしかったら、はっきりそう\n言ってよね。ボスはザグくんだからね。ザグくんが\nそう望むなら、僕はまったく問題ないからさ! Zagreus: 遠慮は無用だ。ヘルメス神との会話は、いつも楽しい。 Hermes: オッケー!一応、確認しただけ。\nボスの邪魔はしたくないからね。 --- Text --- Zagreus: そうだな。話はなるべく手短にしてもらえると助かる。 Hermes: 了解!それじゃ、次回からは、サクッと本題に入るよ! Zagreus: 気遣いに感謝する。そうだな、これまでどおり、\n話は極力手短に済ませてもらえると助かる。 Hermes: 了解!念のため、確認しただけだよ! Zagreus: すぐに功徳を見せてほしい。\nお互い、先を急ぐ身だからな。 Hermes: 了解!言葉って、まどろっこしくてイライラするよね。長い言葉はかけないけど、また助けに来るよ! Zagreus: ヘルメス神との会話はいつも楽しい。祝福を授かるのはそのあとでいい。 --- Hermes Squelch 02 --- Hermes: ボス、ちょっと、いいでしょうか!?また前みたいに\n僕とゆっくりおしゃべりしたかったら、いつでも\nそう言ってください! Zagreus: ちょうど、また前みたいに話したいと\n思ってたところだ。 Hermes: 了解!ときには、おしゃべりを楽しむ余裕も大事! --- Hermes Squelch 03 --- Hermes: 念のためもう一度確認するけど… 次に会うとき、\nまた僕の小粋なおしゃべりを聞きたい?それとも、\nさっさと祝福を授けてほしい? Zagreus: そうだな… また会話を楽しむのもよさそうだ。 Hermes: 了解!僕もボスと話すの好きだしね。\nそれじゃ、また! --- Hermes First Pick Up --- Zagreus: このしるしは… 蝙蝠の翼か…?ハデス神の名において、オリュンポスの神々の御言葉を賜らん! Hermes: やっと会えたね!僕はヘルメス。\nオリュンポスは、君の話題でもちきりだよ。\n基本、僕は単独行動専門なんだけど、君は例外。\nお互い忙しい身だし、さっそく本題に入ろうか! --- Hermes Gift 01 --- Zagreus: わが旅の安全を守るヘルメス神に、感謝の供物を。 Hermes: 僕にチップ?気が利くね!それじゃ、僕もお返しを… \n迅速な旅を願って、これをプレゼントするよ! --- Hermes Gift 02 --- Zagreus: 見返りを求めぬヘルメス神に、このささやかな供物を。本当に「なんでもない」、ささやかな品だ。 Hermes: それはうれしいな!でもホント、お礼なんていいのに。ま、一回ぐらいは、ありがたく受け取ろうかな… --- Hermes Gift 03 --- Zagreus: ヘルメス… あー… 呼び捨てでかまわないか?この供物で疲れを癒やして、これからも元気に駆け回ってくれ。 Hermes: のんびりネクタルなんか飲んでる時間、\n僕にあると思う?\n…あるんだな、これが!かんぱーい! --- Hermes Gift 04 --- Zagreus: ヘルメス神と出会って、冥界での暮らしは格段に効率化された。感謝のしるしに、この供物を。 Hermes: チップはありがたく受け取るけど、僕のサービスの\n料金はもう、全額支払ってもらってて、\n追加料金もないよ?まあでも… もらっておくね。 --- Hermes Gift 05 --- Zagreus: ヘルメス神の加護なしでは、こんなに速く、これだけの成果を出すことはできなかった。感謝のしるしに、この供物を。 Hermes: 正直、会ったばかりのころはちょっと\n心配だったんだよね。だってボスのお父さんは、\nほら… “彼”でしょ?でも、取り越し苦労だったね! --- Hermes Gift 06 --- Zagreus: どこへでも瞬時に駆けつける、神々の使者… 楽々と\nこなしているように見えて、大変な仕事なことはよく\nわかる。感謝の印として、これを受け取ってほしい。 Hermes: 仕事とプライベートはきっちり分けたい主義\nなんだけど、ザグくんは家族だし、いいヤツだしね。\n自分だっていろいろ大変なときに、\nわざわざ僕にネクタル捧げてくれるなんて、\nうれしいことしてくれるじゃない! --- Hermes Gift 07 --- Zagreus: 敬愛するヘルメス神に、乾杯!冥界ではなかなか手に\n入りにくい上物を持ってきた。俺に協力しつづけるのは\n相当骨が折れる仕事だと理解している。感謝の印だ。\n受け取ってほしい。 Hermes: 冥界に出回ってるアンブロシアをもらったのなんて、\n初めてだよ!うれしいことしてくれるよね。\n「助けてもらうのなんて当たり前」って\n思われてたって僕はぜんぜん気にしないのに!\nでも、ありがたく受け取っておくよ。 --- Hermes Gift 08 --- Zagreus: ヘルメス神に言づてだ。読むぞ?\n「比類なき俊足の神に、この供物を捧ぐ。\nその神のもたらす報せは、その神がもたらすがゆえに、\nいついかなるときも朗報。いつもありがとう。\n俺たちの友情に、乾杯。ザグレウスより」。 Hermes: ザグくん… このアンブロシアは、ありがたく受け取る\nけど… これで最後だよ。今後君とのやりとりは、\n任務に関わることだけに限定させてもらう。\nでも… ここだけの話、ザグくんは大事な友だちだ!\nそれだけは、ちゃんと伝えておきたいな。 --- Chaos About Responding 01 --- Chaos: ハデスの息子と我の親交は深まった。一点、\n明言しておく。会話に関して、我は忍耐に欠ける。\n我を訪ねる際は、ただ傾聴し、“徴”を受けたのち、\n去ること。我が回答を求めた際、および、\n我が促した際のみ、発言せよ。承知を? Zagreus: …つまり、オリュンポスの神の御言葉を賜るときと\n同じか。…今のは発言の許可と解釈してよかったのか?\nそれとも、黙っていたほうが…? Chaos: 我からこの者への指示は不可。しかし我は今、この者に発言を促した。ハデスの息子は、いつ何時でも、自由に発言可能。我がそれを望まずとも。我が完全なる沈黙を好もうと、この者もそれを好むとはかぎらない。 --- Chaos About Nyx 01 --- Chaos: ゼウスと、オリュンポス山に座すあの者の一族。\n彼らは、この者がハデスとニュクスより生じたと\n誤認している。我はこの欺きを知り、愉快と感じた。\n冥界の住人の多くは、ニュクスを母に持つ。\nこの者がそうであっても、不自然ではない。 Zagreus: 自分もずっと、だまされていた。とはいえ、生みの親でなくても、ニュクスは母親同然だ。彼女をご存じで? Chaos: 我は、女神ニュクスを熟知する。\n最後に言葉を交わして以降、長き時が流れた。\n女神ニュクスと関わりのあった頃の我は…\n慈しみの情に欠けていた。ニュクスの息災を願う。 --- Chaos About Nyx 01 B --- Chaos: この空間にハデスの息子が到着することは、事前に\n知り得ていた。しかしそれは、到着する直前のこと。\nゆえに我は今、驚愕の片鱗を覚えている。冥界を駆けるハデスの息子は、闇の帳をまとうかのごとし。\nそれは女神ニュクスの力か。回答を求める。 Zagreus: 回答… と言われても… たしかにニュクスは、\n俺が冥界から脱出できるよう、手助けしてくれている。 Chaos: ハデスの息子は、闇をまとい駆ける。ニュクスと\n同等の真の闇とまではゆかずとも、それを想起\nさせる。かつて女神ニュクスに「逃れてみよ」と\n持ちかけ、居場所を探る戯れに興じた。心楽しき\n記憶。今、ハデスの息子と、その戯れを実行可能。 --- Chaos Post Ending 01 --- Chaos: 先頃、ハデスの館内に、“変転”を感知した。\n館内で何らかの顕著な事象が発生中ならば、\n我も詳細を把握することを希望する。回答を求める。 Zagreus: それはたぶん、母ペルセポネが、みずからの意志で館に\n戻ったからだ。それ以来、館の雰囲気が一変した。\nとはいえ… “変転”と呼ぶようなものは、自分は特に\n感じていない。 Chaos: ハデスの息子が“変転”を感知することは、不可能と\n推測。時の経過に呼応し、本領域の明度が変化した。\nその要因は、この者が説明した事象であると推測。\nこの者にとって歓迎すべき事態と推察。それでも\nなお、この者は、わが領域を再訪。心楽しきこと。 --- Chaos About Olympian Reunion Quest 01 --- Chaos: ハデスの居所内に、再び事象の“変転”を感じた。\nハデスの息子は、我に何らかの要求を検討中か。\n回答を求める。 Zagreus: 察してもらえてよかった。じつは… 母ペルセポネが、\nオリュンポスの神々を館に招いて、一族の絆を修復\nしようとしている。母上と父上は、もう長いこと、\nオリュンポスの一族に会っていない。もしこの会合が\n実現したら、あなたにもぜひ、出席してもらいたい。 Chaos: 我も出席…?ハデスの息子の提案は、快い。\nしかし、当該の会合がわが領域内で開かれぬ限り、\nわが実体のすべてを会場に現すことは困難。\n…何らかの形で、参加手段を検討する。感謝する。 --- Chaos About Nyx 02 --- Chaos: ハデスの息子は、我に何事かを伝えんとしている。\nこの者が語らずとも、我はそれを、部分的に解読可能。\nしかし我は、ハデスの息子が自発的に語ることを好む。 Zagreus: その… ニュクスは… あなたと話がしたいと。気が向いたら、ニュクスに連絡してほしい。ニュクスは、そちらからの接触を望んでいる… Chaos: 女神ニュクスが、我からの接触を希望…?不測の\n展開であり、我は、ハデスの息子の戯れの可能性を\n疑う。しかし、この者の言葉が不実でないことは明白。我は言質を与えない。しかし、可能性を検討する。 --- Chaos About Nyx 04 --- Chaos: ハデスの息子の推奨を受け検討した結果、\n女神ニュクスへの再接触を試みた。女神ニュクスと\n我は現在、疎遠状態。女神ニュクスがこの接触を\nどう受け取ったか、ハデスの息子は把握しているか。\n回答を求める。 Zagreus: ニュクスが何を考えているか、表情から読み取るのは\n難しい… それでも、連絡に驚いていたし、むしろ、\nうれしそうにも見えた。ただ、どう返答するか、\nそもそも返事をするかについては、少し考えたいと… Chaos: 承知した。返答の伝達手段は、女神ニュクスが手配\n可能と推測。かつて我は、女神ニュクスに多くを期待\nした。夜であるあの者に、日の光と同等の輝きを放つ\nことさえ。結果、一定の成長を遂げた女神ニュクスは\n去り、居場所の究明も叶わなかった。 --- Chaos Post Flashback 01 --- Chaos: オリュンポスの神々の賜を受け、ハデスの息子は、\nあの者たちを信頼するにいたったか。あの者たちに、\n旅の真の目的を告げるべきでは?傲慢なオリュンポスの神々は、ハデスの息子の目的を、あの者たちとの合流と誤解している。 Zagreus: 彼らの助けなしでは、冥界からの脱出は叶わない。\nそれでも、母上のことを明かすわけにはいかない… \nそれが母上の望みだからだ。 Chaos: ハデスの息子の立場は困難。オリュンポスの神々を\n欺けば、怒りを招く。我は、この者の秘密を保持する。苦境にあえぐハデスの息子の行く末に、興味を覚える。 --- Chaos About Infinity 01 --- Chaos: この者はわが空間を見回し、困惑している。\nこの者は、心に疑問を抱えている。\n我はこの者に、質問の許可を与える。 Zagreus: 自分はただ… 「すべてを生み出したのがカオスなら、\nカオスは何から生まれたのだろう」と疑問に思った\nだけだ。カオスの出現以前、ここはどうなっていた…? Chaos: すべてはただ、現れた。我も、同様に。おそらく、\n現時代に先んじる時代が、終焉を迎えた際に。「意志の\nなせる業」…否、「急変」。微少の火花が大火を\n起こすように。我は現れ、すべては我より現れた。 --- Chaos About Persephone 01 --- Chaos: ハデスの息子について、ある事実を推察した。早期に\n察知してしかるべきだった事実。この者の母は、\nペルセポネ。ペルセポネの冥界滞在は、ごく短期間。\n一方、あの者より生じた余波は多大。ハデスの息子は\n現在、ペルセポネを捜索中か。回答を求める。 Zagreus: 母は地上のどこかにいる。あなたとこうして\n何度も出会うのも、母を探しているからだ。 Chaos: ハデスの息子の目的達成を願う。\nペルセポネの現在位置は、我にも感知不可。\n一方、この者の挑戦の支援は、可。 --- Chaos About Persephone 01 B --- Zagreus: じつは… すでに母親の居場所は突き止めた。\nただ、自分はそこに長くとどまることができない。\nだから、できるだけ頻繁に訪れるようにしている。\nある意味、この領域を訪れることと似ているかもしれ\nない。あの地に到達するのは、さらに困難だが… Chaos: 承知した。ハデスの息子と母親の接触は、\n我にとっても喜ばしい事象。当該の場所への\n訪問を繰り返すことについても、\nこの領域への訪問と似て、有意義と推量する。 --- Chaos About Persephone 02 --- Chaos: ハデスの息子による、ペルセポネと名乗る者の捜索… \n成功後、ハデスの息子と我が対面する事象は、\n起こりえなくなるか。回答を求める。 Zagreus: それは… 俺にもよくわからない。ここには親しい友人が何人もいるし、あなたに会えなくなるのもつらい…\nそれでも、冥界から永遠に去ることが叶うなら、\nそうしたいと思う。 Chaos: …我もつらく思う。回答に感謝する。 --- Chaos Post Ending 02 --- Chaos: ハデスの息子に問う。みずからをペルセポネと\n呼ぶ者が帰還したならば、ハデスの息子がいまだに\n本領域を訪問する理由は何か。回答を求める。 Zagreus: 冥界から何度も脱出を試みているうちに、\n脱獄の才能を開花させてしまったらしく…\n正式に職務として担当することになった。\n“なんぴとも逃してはならない”なら、\nぬけ穴がないか確認する作業も必要で… Chaos: ハデスの息子は、我と邂逅を果たした当時の第一目標を達成した。しかし今後も、我を訪ねるものと推測。\n好ましい回答。 --- Chaos Surface Quest 01 --- Chaos: 地の鳴動が、わが耳に届いた。ハデスの息子が奈落よりいざ脱するかに見えた刹那、ハデス自身が行く手を\nふさいだものと推測。続いて、激しい戦闘が発生した\nものと推測。本推測の正誤について、回答を求める。 Zagreus: そのとおりだ… 父上の部下たちが俺を止められないと、父上がみずから足止めにかかってくる。\n正直… 手を焼いている。 Chaos: 今後ハデスとの戦闘に臨む際は、我が授けた、小型の\n球形触媒の装着を推奨する。この者の概念では、\n「卵」と呼ばれる形状。当該の戦闘の発生地では、\n効果を発揮しない装備品。しかし、この者が勝利を\n収めれば、この者と我にとって、心楽しき事態。 --- Chaos About Weapon Enchantments 01 --- Chaos: 我は、ハデスの息子の到着を予期していた。この者を\n通じて… 正確には、この者が帯びる全能の武具を\n通じて。その原型は、世界開闢時に我より生じた。\nこの者が携えるそれは、当時の姿に極めて近しい。\n回答を求める。 Zagreus: 混沌の盾… つまり、*カオスの*盾。これほど見事な、\n存在感のある武具はない。あなたから生じた原型は、\nもっと立派だったはずだ。 Chaos: 好ましい回答。我も、その武具を通じ、\nこの広大な領域を直に目の当たりに\nすることが叶い、幸いと感じる。 --- Chaos Reveals Beowulf Aspect 01 --- Chaos: 我より、ハデスの息子へ、言づてる。未発生の時代の\n事象を含む内容。次の一節を記憶せよ。\n「われは見る。くちなわの炎を前に、ひるまずはだかる\nそなたの姿を」。この一節は、覚醒の呪文。我が鍛えた\n全知の武具に向けて唱えれば、同武具は反応する。 Zagreus: その「覚醒の呪文」を、全知の武具… つまり、\nアイギスに唱えろということか… 「われは見る。\nくちなわの炎を前に、ひるまずはだかるそなたの姿を」…この呪文の意味は?いったい誰のことを言っている? Chaos: 我の感知せぬことは、ないに等しい。しかし我は、\nハデスの息子が、あらゆる解の大半にみずから\n到達することを希望する。 --- Chaos First Pick Up --- Zagreus: これは… 見覚えがないな… ハデス神の名において…!誰だろう… Chaos: …オリュンポスの神々は現在、\n以前と比較し、厳格さを欠く。同意を? Zagreus: …どこかで会ったことが? Chaos: この者と我は、既知、とも言える。あらゆる場に存在\nする、すべての者は、我の知るところ。この者の目的は\nこの領域からの脱出。我はその道程に刺激をもたらす。我は、この者に要請する。オリュンポスの神々と\n接触した際には、我と遭遇した事実を伝達せよ。 --- Chaos Gift 01 --- Zagreus: 祖神カオス… オリュンポスに暮らすわが一族は、\n日々多数の捧げ物を受け取る。日頃の感謝のしるしに、\nこの供物を。 Chaos: この者は、物理的な供物を用い、わが意識を\nおのれに向けようと試行する… きわめて滑稽。\n我からも、同様の返礼を。 --- Chaos Gift 02 --- Zagreus: 祖神カオス。これは、天下に住まう者たちが好む品。\n供物として、あなたに捧げたい。 Chaos: この者の心遣いは、好もしい。しかし、物欲を\n満たす手段にて、わが寵愛を請う必要はない。\n我を想う心のみで足る。 --- Chaos Gift 03 --- Zagreus: 神々の祖、カオスとの近づきのしるしに、この供物を。 Chaos: 死せる者も、不死なる者も、我に供物を捧げることは\nない。我に形骸的な礼を尽くす者の存在は、興味深い。\nこの供物は、わがものとする。 --- Chaos Gift 04 --- Zagreus: 祖神カオス… あなたと、あなたより受けた恩寵を、\n決して忘れぬことをここに誓う。その英知と御心で、\n末永くわれを導き給え。 Chaos: ハデスの息子は、この供物をもって、\n我に忠誠を誓うか。あるいはこれは、友好の証しか。\n我は、この者の口から回答を得ることを望まない。\n我は、あらゆる可能性を熟慮する。 --- Chaos Gift 05 --- Zagreus: この冥界の旅において、\n祖神カオスと出会えたことは僥倖…\n感謝のしるしに、この供物を。 Chaos: 度重なる、我への気遣い…\n当初ほどの意外性は、失われつつある。\nそれでも、わが心には、感謝の情が湧く。不可解。 --- Chaos Gift 06 --- Zagreus: 祖神カオスに、この供物を。この世界のすべては、\nたしかにあなたから生じたのだと納得できる。\nこれまでに出会った者たちの清らかな面は、\nすべてあなたの内にある。 Chaos: ハデスの息子は、理解していない…?この者から受けた供物の数にかかわらず、この先我が、返礼の品を授けることはない。この者は、それを知りながら、我に供物を供する。死にゆく者にも、不死なる者にも、見返りの\nないことに不寛容な者が存在すると、我は心得る。 --- Chaos Gift 07 --- Zagreus: 祖神カオスに、オリュンポス随一の珍味を。\nオリュンポスの神々がこれをあなたに届けるのは、\n困難かと… Chaos: 物理的見返りのないことを承知で、この者はさらなる\n供物を我に捧げる。わが心は、動かない。この者は、\n物資と時間を空費する。そのいずれも、我ら不死なる\n者のもとには無尽蔵に存在するとはいえ… 不可解。\n回答を求める。 Zagreus: 贈り物をする行為は、交換とは違う。あなたから\n再び護符などを賜ることを期待しているわけじゃない。ただ、感謝の気持ちを示すことができれば十分だ。 Chaos: では、その行為は窃盗に近しい。我がこの者に与える\n意図のない物を、この者は見返りとして受け取る。\n我より生じた者たちについて、いまだ学ぶべきことは\n多い。これは対等な取引と理解した。我は知識を、\nこの者は価値を得た。 --- Chaos Gift 08 --- Zagreus: 祖神カオス… 恐れながら、このアンブロシアは、\nわが敬愛のしるし。受け取り手としてふさわしいのは、\nあなたをおいて他にいない。 Chaos: ハデスの息子より、最後の供物を受領する。我は思量を重ねた結果、この者の意図に関するわが分析は不十分、もとい、不正確だったと認識する。この者の行いを\n窃盗になぞらえた点について、悔悟している。返答を。 Zagreus: 祖神カオス、どうかお気になさらず。こちらにとっても不慣れなこと… あれこれ分析するのは、父に任せて\nおけばいい。自分はただ、開闢より存在した創造神に\n感謝の心を示したいだけだ。 Chaos: 承知した。この者の回答は、申し分ない。\n「贈与」と「交換」は、異。この者はすでに、\n我より感謝の念を受領済みと心得る。 --- Hades First Meeting --- Hades: 愚かな息子よ、何度言えば理解する?この冥界からは、\n生者も、死者も、脱することは叶わぬ。\n父の所領を、好き放題荒らしおって… Zagreus: おかげさまで、楽しい散歩でした。\nそろそろ、また出かけるつもりです。 Hades: フン、好きにするがよい。\nどだい、地上に出ることなどできぬ。\nその身をもって思い知ることだ。 --- Hades First Meeting B --- Hades: どういう風の吹き回しだ?\nこの館内で、おまえのほうから私に話しかけるとは。 Zagreus: ちょっと様子を見に寄っただけですよ。書類の処理は、順調に進んでますか? Hades: 書類の処理は、滞りなく進んでいる。\n仕事を分けてほしければ、遠慮なく申し出よ。\n未処理の書類には事欠かぬ。 --- Hades Lounge Closed 01 --- Zagreus: 父上、酒場が閉鎖されているようですが、\n何かあったんですか?\nこの館で唯一、みんなが楽しめる場所だったのに… Hades: おまえが初めてこの館を出たあと、ケルベロスが\nひどく取り乱し、酒場で暴れ回ったのだ。\n修理が完了するまでは、閉鎖するよりない。\nすべておまえの責任だ。 Zagreus: 俺がいなくたって、ケルベロスの世話ぐらい、父上や他の使用人たちができたでしょう? Hades: おまえ以外に責めを負うべき者はおらぬ。ケルベロスが\n落ち着きを取り戻したのは、不幸中の幸いだ。\nして、おまえはいったい、いつ落ち着くつもりだ? --- Hades About Ghost Admin 01 --- Zagreus: 父上の隣にいる、見慣れない亡霊は、何者です?\nずいぶん陰気な顔をしてますが… さっそく新顔を\n雇えたなら、俺なんていなくても問題なさそうですね。 Hades: その者は、新たに雇った宮大工だ。この館の使用人の\n求めに応じ、今後、改装作業を手がけることになる。\nとはいえ… 改装費用の予算をどこから捻出するか、\nいまだ策は見つかっておらぬ。 Zagreus: そういう言い方をすれば、調度品の調達費用を\n俺が出すと思ってますね? Hades: 放蕩息子がわが所領内で好き放題に暴れて\n破壊したものの修理が済み次第、遅れに遅れている\n改装の作業にも入れるというものだ。 --- Hades About Ghost Admin 02 --- Hades: 近頃、宮大工に立て続けに依頼を出しているようだな。\nこの父の所領内で奪い取った財をつぎ込み、\n何やらくらだぬ企てをしているようだが…\nおまえの狙いは何だ? Zagreus: 生まれ育ったコミュニティに還元してるだけですよ。\n死ぬたびにこの館へ連れ戻されるなら、\nもう少し住み心地のいい環境にしておきたいので… Hades: フン!冥界に住み心地も何もあったものか。\nここはあくまで、冥王である私の館だ。\n勝手な振る舞いは許さん。 --- Hades About Ghost Admin 03 --- Zagreus: 改装の計画、予定より遅れてるみたいですね。宮大工が管理する一覧には、保留になっている項目がかなりあるようですが。 Hades: あの一覧の管理は、ニュクスに一任してある。\n遅れているのはニュクスの責任であり、原因の一端は\nおまえにもあろう。おまえのせいで、\n常にどこかしらの修理が必要になる。何か申すことは? Zagreus: なかなかいい気分です。俺のおかげで、\nみんな仕事に困らないってことでしょう? --- Hades About Office Backstory 01 --- Zagreus: 思ったんですが、執務室で退屈な仕事を\nさせられる苦痛に比べたら、\n冥界を荒らし回るほうがずっとましですね。 Hades: …それは、一度解かれた職務に再度就きたいという\n願い出か?おのれに課された仕事のすべてにおいて\n惨事を引き起こしておきながら、再びそれらの仕事に\n従事することを望むか? Zagreus: はい、父上。ヘドが出るような退屈な仕事に、\n復帰させてください。 Hades: 特権は、懇請した者に与えられるものではない。\nみずからの力で取得するものだ。おのれの無能な\n働きぶりによって生じた損失を弁償せぬかぎり、\n執務室への入室を再度許可することはできぬ。 Zagreus: いくら弁償すればいいんですか? Hades: 途方もない額だ。宮大工が記録している。\n話が済んだのなら立ち去るがよい。 --- Hades About Office 01 --- Hades: 執務室に出入りする権限を再び取得したようだが…\nいったいどういう魂胆だ? Zagreus: 俺がまたあの部屋に入りたがるなんて、\n父上は考えもしなかったでしょう。\nご安心を。あそこでの仕事に再就職することを\n望んでいるわけではありません。 Hades: それを聞いて安心した。おまえが執務室に\n勤務していたわずかな期間中に引き起こした\n数々の面倒事に関しては、いまだに\nわが配下の亡霊たちの間で語りぐさになっている。 --- Hades About Shoulder Skulls 01 --- Zagreus: 前から気になっていたんですが…\n父上の肩に乗っているのは、誰の頭骨ですか?\n差し支えなければ、教えてください。 Hades: テュポンを親とする怪物を、すべて記憶している者など\nおらぬ。われらはその一部を肩に乗せ、油断すれば\n明日はわが身、最悪の事態は常に紙一重であることを\n忘れぬための標としている。 Zagreus: テュポンはたしか、史上最恐の怪物ですよね?その\n頭骨は、父上やおじ上たちが討伐した、テュポンの\n子どもの亡骸なんですね。死した者の後処理も、神々の\n仕事… 父上とオリュンポスの神々が統治権を握る前の\n世界がどんなだったのか、想像がつきません… --- Hades About Keepsake 01 --- Hades: その死者の旗印、くれぐれも粗末に扱うでないぞ。\nこの世にふたつとない貴重な品ゆえ、おまえが\n注意を怠り、なんらかの不始末があれば、\n二度と授けることはできぬ。 Zagreus: 父上の祝福をなくしたら、途方に暮れてしまいます。\n運命の三女神から授かった名誉の証しを受け継ぐなんて\n並大抵のことじゃない。光栄です。でも… オリュンポス\nの神々に悟られる心配はないでしょうか?父上が俺に\n力を貸していると知られたらまずいのでは? Hades: うむ。とはいえ、「見えざる者」の力は、おいそれとは察知されぬ。案ずることはない。おまえの師も、いつも言っておろう? Zagreus: …「恐怖を感じるは、弱者の証し」、ですか。 --- Hades Allows Legendary Keepsakes 01 --- Hades: おまえがニュクスや他の者より譲り受けた冥友… 何かと役に立っているようだな。 Zagreus: 冥界を脱出するためなら、俺は手段を選びません。\nオリュンポスの神々からだって助力を\n受けられるんです。窮地に陥ったときに\n友に助けを求めるのは、自然なことでは? Hades: 話は最後まで聞け。現在、おまえの“友”の中には、\n地上での私との戦いにおいて、おまえへの助力を\n控えている者もいる。今後は必要に応じて、\nわが権限のもと、助力を許可することとした。 Zagreus: それはつまり… 父上の忠実な臣下たちが、\n父上の敵側に回ることを許可した…\nということでよね?彼らを罰したりしませんか…? Hades: それも彼らの職務の一部と理解している。話は以上だ。 --- Hades About Zagreus Promotion 01 --- Zagreus: 酒場の掲示板に、「最優秀使用人」として\n俺の肖像画が飾られました。\nどうです?少しは屈辱を感じていますか? Hades: あの掲示板に誰の面を掲げるか、最終決定を下すのは\n私だ。とはいえ、具体的な名は明かせぬが、おまえを\n推す声は、他の者たちからも繰り返し届いていた。 Zagreus: あんな掲示板、くだらないとずっと思っていました。\nでも… いざ自分の絵が飾られているのを見ると、\nなかなか気分のいいものですね。\nありがとうございます、父上。\nまた表彰されるようにがんばります。 --- Hades About Sundial 01 --- Hades: …どういうつもりだ?日時計の設置は私たっての\n希望と知りながら、なぜ…?おのれの権限を\n誇示するためか?あるいは、私がみずから\n設置するささやかな楽しみを奪うためか? Zagreus: どっちも、多少は頭をよぎったかもしれません。\nでも、俺の言動について、いちいちうがった\n見方をするのは、やめてもらえますか。ありもしない\n悪意を常に探られているのは、正直、気分が悪い。 Hades: フン!私ならば、あのような代理石は\n使用しなかっただろう。 --- Hades Lounge Repaired 01 --- Zagreus: 父上、酒場の修理が完了しましたよ。\n宮大工は、必要な費用さえ渡せば仕事が早い。\n父上もやってみたらどうです? Hades: …私がおまえに礼を述べるとでも?\nみずからが原因で必要となった修理の費用を、\n当人が負担するのは当然のことだ。 Zagreus: じゃあ、この館の調度品を全部新調したら、\n少しは感謝してもらえますか? Hades: やってみればよかろう。\nとはいえ、無駄な努力は、せぬに越したことはないぞ。 --- Hades Misc Meeting 01 --- Hades: どうした?わが家が恋しくなったか?気が変わったか?それとも、まだ苦しみ足りぬか? Zagreus: まだまだ、苦しみ足りませんね。\n「現状に満足するな」と、教えてくれたのは父上だ。 Hades: 減らず口を叩いていられるのも今のうちだ。\nじきにおのれの選択を後悔し、この父が\nいかに正しかったか、思い知ることになろう。 --- Hades Misc Meeting 02 --- Hades: ずいぶん早かったな。あきらめる気になったか? Zagreus: 父上はそう言わせたいでしょうが、\n俺には応援してくれる身内が他にいますので。 Hades: あの者どもを軽々しく信用すると、あとで\n泣きを見るぞ。私が冥界で務めを果たしている間、\nオリュンポスの弟どもは宴に明け暮れている。\nおまえも、同じ穴の狢ということだろう。 --- Hades Misc Meeting 03 --- Hades: さて、こたびはいかに無様な死に様だったか、\n私もケルベロスも、おまえの土産話を\n楽しみにしていたぞ。 Zagreus: なら、あえて話すのはやめておきます。 Hades: フン。これだけ失敗を繰り返す者の死に様など、容易に\n想像がつく。わが所領は、あたかもおまえの脱走を\n防ぐ目的に特化した作りになっているかのようだ。\n気が済むまで苦痛を味わうがよい。 --- Hades Misc Meeting 04 --- Hades: 食事の刻は、とうに過ぎたぞ?冥界に\n昼夜の区別はないゆえ、夕食か朝食かはわからぬが。 Zagreus: お気遣いなく。\nどうせ今は、あまり腹が減っていないので。 Hades: 日時計を建設せよとくり返し命じているが、\nこの館の者どもは一向に作業に着手せぬ。\nおまえの怠け癖が、皆に悪影響を及ぼしているようだ… --- Hades Misc Meeting 04 B --- Zagreus: お気遣いなく。どうせ今は、あまり腹が減っていないので。 Hades: 日時計を建設せよとくり返し命じているが、\nこの館の者どもは一向に作業を開始せぬ。 --- Hades Misc Meeting 05 --- Hades: この館の荒れ具合… じつに嘆かわしい。\nまじめに働く気概のある者はおらぬのか。 Zagreus: みんな死んでるんですから、\n多めに見てやったらどうです…? Hades: おまえに、勤勉に働くことの何がわかる?少なくとも\n亡霊どもは、私を冥界の王として敬っている。\nその分、おまえよりはましといえよう。 --- Hades Misc Meeting 06 --- Hades: どうだ?少しは頭が冷えたか?\nエリニュスたちに鞭打たれれば、\nその曲がった性根も多少は矯正されよう。 Zagreus: 彼女たちとはもう、話をつけました。 Hades: 父に公然と盾突くだけでは飽き足らず、妄言まで\n吐くとは… いずれにせよ、エリニュスたちとの\n定例会議の際、当人たちより詳細を聞くこととなろう。 --- Hades Misc Meeting 07 --- Hades: なんと!わが息子が帰ってきたぞ!見ろ、ケルベロス!おまえの友のご帰還だ! Storyteller: *ケルベロスは、哀れむような目で王子を見た。* Zagreus: …ケルベロスを巻き込まないでください。 Hades: ケルベロスの前で言えぬようなことを、\n私に言わねばよいだけのこと。\nおまえもこの忠犬の従順な態度に倣ってはどうだ? --- Hades Misc Meeting 08 --- Hades: 見ろ、ケルベロス。\n私の言ったとおり、もう戻ってきおったぞ。 Zagreus: 嫌みなら、俺に直接言ったらどうです? Hades: おお、よしよし、ケルベロス。\n息子が騒がしくてすまぬな。\n冥界の守りはいまだ堅い。\nおまえがよくやってくれたおかげだ。 --- Hades Misc Meeting 09 --- Hades: こんなところで油を売っていてよいのか?\nわが所領の様子は、どうだった? Zagreus: 見るだけでうんざりでした。 Hades: だが、いまだにうまく機能している面もある。\nおまえが再び死地へ出向く際は、彷徨う亡者どもに\n冥王からのねぎらいの言葉を届けてやってくれ。 --- Hades Misc Meeting 10 --- Hades: じつに残念だ… こたびこそは、\n地上に到達できると期待したのだがな。 Zagreus: さすが父上。相変わらず冗談がお上手ですね。\n心にもないことを… Hades: フン。脱出など不可能だと、何度言えば理解する?\nとはいえ… こたびはわが予想を超え、かなり上層まで\n到達したようだな… --- Hades Misc Meeting 11 --- Hades: しばらくぶりだな… Zagreus: 俺は必ず、母親を見つけ出します。\nどれだけ時間がかかっても。 Hades: この館内でその話を口にすることは禁じたはずだ。\nおまえの実母がどのような者か知りたいのであれば、\n勝手に探しにゆくがいい。 --- Hades Post Flashback 01 --- Hades: ニュクスがおまえに助力していることは承知している。\n所詮、大した力も持たぬ女神だ。\nおまえがあの者の情けを利用しようと、かまいはせぬ。 Zagreus: ニュクスは夜の化身です。みずからの意志で\n何をしようと、彼女の自由では?\nそれとも、俺が無理に巻き込んだとでも…? Hades: おまえは、みずからの気まぐれで引き起こした騒動に、\n冥界に暮らすわが配下の者たち全員と、天界の愚かな\n一族までをも巻き込んだ。少しは悪びれてはどうだ? --- Hades Post Flashback 02 --- Zagreus: 俺の出自の真相も明るみに出たことですし、\n物はついでで、聞きたいことがあります。\n父上と、俺のじつの母親の間には…\n俺の兄弟や姉妹が、いたりするんですか…? Hades: おまえの実母の話は二度とするなと命じたはずだ!\n…おまえに兄弟も姉妹もおらぬことは幸いだ。\nおのれの感情も制御できぬ出来損ないを、\nこれ以上もうけて何の利になる? Zagreus: 叔父上たちの話を聞くかぎり、子どもというのは、\nもうけようと思っていなくても、できてしまったり\nするようなので。一応、聞いてみただけです。 Hades: 私の前で、あの者たちの話を持ち出すな!私に世継ぎが\nおらぬことは、皆の知るところ。仮におまえが\n望んだところで、後継と認めてやるつもりはない!\nおまえの親族は、この父、ただひとり。\nわが子孫も、おまえただひとりだ。 --- Hades About Orpheus Unlock Item 01 --- Zagreus: 部屋を片づけろとうるさく言うくせに、\n自分の机は散らかり放題でも気にしないんですね。\n宮廷楽士の判決文を記した書類は、どこですか?\n父上の命令に従わずに歌うのをやめただけで、\nタルタロスに幽閉だなんて… Hades: おまえの頭に比べれば、私の机は十分に\n整理されている。宮廷楽士のことがそれほど\n気になるのなら、おまえがみずから減刑手続きを\n行えばよい。見てのとおり、私は多忙ゆえ、\n手が回らぬ。 Zagreus: そうさせてもらいます。\n父上は忙しそうなので、宮大工に頼みますよ。 --- Hades About Orpheus 01 --- Hades: この館に勤める宮廷楽士の説得を試みたようだな。\nあの者が再び曲を編むようになれば、おまえでも\n多少は何かの役に立ったということになろう。 Zagreus: 父上、それはひょっとして… 俺を、多少は、ほめてくれているつもりですか? Hades: 口だけは達者なおまえのこと、\nあの者を言葉巧みにおだて上げ、\nいずれ作曲の才を蘇らせることもできよう。 --- Hades About Orpheus Sings Again 02 --- Hades: 私の踏んだとおり、例の楽士は、ようやくかつての\n精彩を取り戻したようだ。おまえは何やら\n不満なようだが… 曲が気に入らぬのか?\nおまえのことを歌っているというのに! Zagreus: …俺が本当はゼウス叔父上の落とし子で、酒の神と\nつながっていて、父上の両親に八つ裂きにされて、\n人間はそこから生まれて、冥界からは絶対に\n出られない… そんな歌、気に入ると思いますか。 Hades: みずからオルフェウスに妄言を吹き込んだ結果だ。事実と異なろうと、歌ははるかかなたの地まで聞こえ、私とおまえに血縁がないことも知れ渡ろう。 Zagreus: 心配ありません。\nオルフェウスの観客の人数は、限られてますから。 --- Hades About Eurydice 01 --- Zagreus: 父上。エウリュディケというニンフに会いました。\n彼女とオルフェウスに起きたこと…\n父上は、エウリュディケを冥界から\n出してやるつもりだったそうですね。なら俺も… Hades: フン!馬鹿を申すな。オルフェウスは、楽士としての\n才はあるものの、愚かな男だ。あの者が妻を冥界から\n連れ出すなど、到底不可能と知れていた。\nあのニンフも、おまえも、なんぴとたりとも\n冥界を脱することは許さぬ。 Zagreus: 無理とわかっていてやらせたなら、騙したのと\n同じことだ。あのふたりへの別居命令を、\n撤回してもらうわけにはいきませんか? Hades: 言語道断だ。別居命令の撤回だと?定められた運命を\n変えることはできぬ。冥王である私の権限に、\nおまえが口出しする余地はない。\nわかったら、とっとと失せるがいい。 --- Hades About Singers Reunion Quest 01 --- Zagreus: 思ったんですが、オルフェウスを“歌女神”に\n会わせてやれば、やる気も出て、宮廷楽士として\nまともに活動するようになるんじゃ…? Hades: オルフェウスに仕事をさせる策なら、いくつ検討したか\n知れぬ。そもそもあの者は、みずからの意志で冥界に\n侵入した際、“歌女神”とやらに会う権利を放棄する\n取り決めに同意したのだ。 Zagreus: じゃあ、オルフェウスがこの館から\n永久に出られないのは、父上と結んだ契約のせい…? Hades: この冥王ハデスと取り結んだ契約は絶対。\n契約書がひとりでに書庫より脱し、\n千々に破れるような事態にでもならぬかぎりはな… --- Hades About Singers Reunion Quest 01 B --- Zagreus: 父上。仮に俺が、オルフェウスとエウリュディケの\n別居命令を無効化する条件を代理で達成したら…\n契約を見直してくれますか?\nそれとも、また卑怯な言い逃れをして、無視しますか? Hades: 私はみずから取り結んだ契約の規定を重んじる。各種\n取り決めがあるからこそ、冥界はかろうじて秩序らしき\nものを保っているのだ。とはいえ、おまえの提案は\n馬鹿げている。別居命令の処理はきわめて複雑だ。\nおまえごときにどうこうできるものではない。 --- Hades About Singers Reunion Quest 02 --- Hades: 宮廷楽士との盟約を無効化したな…\nおのれの権限を振りかざし、私に盾突くとは… Zagreus: 何か問題でも?ときどき休暇を\n取れるようにしただけで、オルフェウスが\nこの館に仕えることに変わりはありません。 Hades: フン。あの楽士も、私を欺かんとするほど愚かではなかろう。父に反抗した息子への罰は、追って考えることとする。失せるがいい。 --- Hades About Sisyphus Liberation Quest 01 --- Zagreus: 父上。仕事のことで、質問が。シシュポスという名の\n亡霊が、父上とタナトスを欺いた罪で、\n重罰を科されていますね?復讐の三女神たちも、\nあの男を痛めつけている暇があったら、\n他にすべき仕事があるんじゃ…? Hades: 配下の者をいかなる任務に就けようと、おまえに\n口出しされるいわれはない。シシュポスの現状など、\n知ったことか。あの亡者に永遠の罰が科されたのは、\nおのれの傲慢さゆえ。投獄に関して取り決めた文書は\n遠い昔に失われ、今となっては詳細不明だ。 Zagreus: じゃあ、その「取り決め」の内容がわかれば、\n俺の権限で恩赦を与えられる… ということですね? Hades: おまえが「おのれの職務をまっとうする」という\n奇跡を起せば、いかなることも可能となろう。\n救う価値もない友のためにどれだけ時を\n無駄にしようと、私は関知せぬ。 --- Hades About Myrmidon Reunion Quest 01 --- Hades: 私が亡霊と締結した盟約の内容を、私に無断で\n変更したな…?当事者が同意した条件を\n無効とするとは… 私のみならず、\nこの館の権威までも失墜させるつもりか? Zagreus: 俺が盾突く相手は、父上だけですよ。父上の嫡男という\n立場上、俺は父上が運命の三女神から授かった権限を、\n一部受け継いでいます。俺が動かないと、父上の忠実な\n臣下たちが、不当な条件に永遠に縛られたままに\nなってしまう。 Hades: その条件を、契約の当事者は、みずから選択したのだ。\nそれが、この館の利にもなっている。\nアキレウスが現職を退き、エリュシオンの園へ\n去ることになれば、この館はどうなる? Zagreus: 後任を探せばいいだけでは?でも、心配いりませんよ。\n師匠は館にとどまると言っています。\nむしろ、今後は適宜休暇を取れるようになって、\nこれまで以上に力を発揮してくれるのでは? Hades: おまえは甘い。おのれの責務から逃れる機会が\n増えるほど、あわよくば一切関わらぬ道を\n探るようになる。それが、万人のさがだ。 --- Hades Run Progress 01 --- Hades: おまえがメガイラを倒し、その先へ進んだと、本人より報告があった。わが管理官の無能振りには失望した。 Zagreus: …メガイラに、悪趣味な罰でも与えるつもりですか? Hades: 当然だ。あの者が望んであの仕事を請け負ったとでも\n思っているのか?おまえごときと戦う不名誉な務め、\n進んで受ける者などおらぬ。 --- Hades Run Progress 02 --- Hades: 灼熱のアスポデロスは気に入ったか?体力だけが\n取り柄のおまえも、さすがに音を上げただろう。 Zagreus: 代わり映えのない環境でえんえんと過ごすより、\n多少不快でも、変化を味わえたほうがありがたい。 Hades: 冥界における“不快”を甘く見ておるな。タルタロスを\n抜けた程度で図に乗っていると、泣きを見るぞ。 --- Hades Run Progress 03 --- Hades: エリュシオンで、ずいぶん派手に暴れたようだな。\n永遠の楽園で無遠慮に武力を振るうとは、不届き千万! Zagreus: 「楽園」?笑わせないでください。生前武功を立てた\n亡霊たちが、暇を持て余してうろつく戦場だ。\nこちらが何もしなくても全力で襲ってくる。 Hades: 知ったような口を… 人間の英雄たちの、\nいかなる望みもかなう場所だ。おまえの言いぐさを\nエリュシオンの亡霊たちが聞いたら、なんと言うか… --- Hades Run Progress 04 --- Hades: 冥界を脱することなど叶わぬと、何度説明したか\n知れぬ。言って理解せぬ者には、どうすればよい?\n私には皆目わからぬ。 Zagreus: プロメテウスの横に磔にして、鷲に肝臓を\n食われつづける永遠の罰にでも処しますか? Hades: 私がそのような野蛮な手段に訴えると思うか?\n罰は、罪人を更正させるためのものにあらず。\n罰を受けること自体に意味があるのだ。\nタルタロスを幾たびも歩んでおきながら、\nその程度のことも学んでおらぬとは… --- Hades Run Progress 05 --- Hades: わが放蕩息子がおまえの手を煩わせて、すまぬな、\nケルベロス。おまえが休息を望んでいることは\n承知しておるが、冥界の門番として、おまえ以上に\n優秀な者はおらぬのだ。 Zagreus: 父上… そろそろわかってもらえませんか?\nそんなふうに罪の意識を煽ろうとしても無駄です。\nケルベロスに無理矢理俺を足止めさせて…\n罪なのは父上の方だ。 Hades: 何もわかっておらぬようだな。ケルベロスに無理を\n強いることなどできぬ。この犬は、おのれの責務を\n果たすことを理解しておるのだ。 --- Hades About Charon Fight 01 --- Hades: ひとつ、確認させてもらう。\n直近の報告書によると、おまえはカロンの露店で\n万引き未遂を働き、カロン本人の手で\n死刑に処されたそうだな?おまえにしても、\n随分とお粗末な結果と言わざるをえない。 Zagreus: あれは万引きじゃなくて、ちょっと“借りようとした”\nだけです。カロンがあんなに恐ろしいやつだなんて、\n知らなかった… 渡し守なんて、平和な稼業だと\n思ってたのに… Hades: 古の冥神の怒りを招く所業を為しておきながら、\n罰を受けて驚くとは…\n相変わらず、何も学んでおらぬようだな。 --- Hades About Weapon Enchantments 01 --- Hades: 私がかつて携えた槍の使い心地はどうだ?\nおまえの手には、弟や姉妹たちの得物であった\n武具のほうがなじむか?厳重に施錠し保管して\nおいたはずだが、なぜかおまえの手中にあるようだな。 Zagreus: 中庭に並んでいる武具のこと、やっぱり\n気づいてたんですね。なぜ取り上げないんです?\n武具がなければ、俺は脱出できなくなる。 Hades: 無論、そうすることも考えたが、呪われた武具に\nおいそれと手を出すなど、愚か者の所業。あの\n武具たちはみずから持ち主を選び、それを阻むことは\n不可能だ。何者の制御も受け付けぬ点は、ある意味\nおまえと同様といえよう。好きにするがよい。 --- Hades About Fury Sisters Union 01 --- Zagreus: メガイラが、妹たちと徒党を組んで襲ってきました。\nあいつが、アレクトとティシポネと手を組むなんて…\n同じ区画にいることすら嫌がってたのに。 Hades: 私がその気になれば、いかなる命令に従わせることも\n可能。とはいえ、この件についてはむやみに口にせぬ\nことだ。メガイラはおのれの職務に忠実だが、こたびの\n指示については不満である旨、本人の口からはっきり\n聞いている。 --- Hades About Satyrs 01 --- Hades: おまえに礼を言うべきことなど皆無に等しいが、\n神殿をおびやかすサテュロスと害獣どもを\n駆除した件については、褒めてつかわす。\n放置すると瞬く間に数を増やすゆえ、手を焼いていた。 Zagreus: 父上の命令を受けて邪魔をしてくる亡者たちと\n同じくらい、やっかいな連中でした。\n父上とは気が合いそうなのに。 Hades: 冥界を汚す、ゴミ同然の連中だ。当面は片づいたとみてよかろう。どのみちあの者たちも、死を迎えたのちにはわが忠実なしもべとなるのが常だ。 --- Hades About Charon 01 --- Zagreus: 父上はいつも、「オリュンポスの神は\n冥界の神と関わろうとしない」と言いますが、\nカロンとヘルメスは協力してますよね?\n関わろうとしないのは、父上のほうなんじゃ…? Hades: そのとおり。私は彼らとの関わりを望まぬ。\n俊足のヘルメスがカロンに協力しているのは、\n単に必要性に迫られてのこと。日々、命を落とし\n冥界へ送られてくる人間の数はあまりに多く、\nタナトスでさえも、処理が追いつかぬのだ。 Zagreus: なら、俺がタナトスを手伝いますよ?父上の力で、俺が地上に出られるようにしてくれればいい。 Hades: ハッハッハ!そうはゆかぬ。地上は吹きさらしの荒地。\nおまえは冥界で生まれ育ち、外の世界を知らぬゆえ、\nここがいかに恵まれた環境か、理解しておらぬのだ。 --- Hades About Mother 01 --- Hades: おまえが追い求めるその女は、もうおらぬ。\n居場所を探ることは、絶対に叶わぬ。\nおのれの頭でそう理解するだろうと思っていたが、\nどうやらはっきり言わぬとわからぬようだな。 Zagreus: 俺の、じつの母親のことですか。どうして\nそう言い切れる?父上は地上に出ることも無理だと\n言いましたが、俺はあと少しのところまで迫ってます。 Hades: 最後の警告だ。これ以上愚かな逃走遊びにうつつを\n抜かしていると、取り返しのつかぬことになるぞ。\n今すぐ、考えを改めることだ。 --- Hades About Throne 01 --- Hades: おまえが私の玉座に何をしようと、私には\n関わりのないこと。前方を向いて座っていれば、\n視界にも入らぬ。くだらぬ悪ふざけに、\n貴重な資源を無駄遣いしおって。 Zagreus: 父上のためでなく、館のみんなのためにしたことです。\nケルベロスもよろこんでる。\nたまには模様替えぐらいしたらどうです?\n場の雰囲気が変わると、気持ちも新鮮になりますよ。 Hades: 日々、大量の仕事を裁くだけで手一杯だ。\n暇を持て余すおまえが、無意味に模様替えを\n続けるというのであれば、好きにすればよい。\n私は一切関知せぬ。 --- Hades About Skelly 01 --- Zagreus: ひとつ、聞いてもいいですか?父上の配下には\nスケルトンもいますが… この館の中に配備は…\nしてませんよね…?たとえば、俺の部屋の中庭とか… Hades: スケルトンだと…?あのような輩に\nまみえたければ、アスポデロスを訪ねることだ。\nおまえは気にしておらぬだろうが、\nこの館には保つべき品格というものがある。 --- Hades About War 01 --- Zagreus: このところ、タナトスを働かせすぎじゃありませんか?たまには休ませてやったらどうです? Hades: 私を責める前に、簡単に命尽きる人間どもと、\n戦神アレスを責めることだ。地上の戦で、\n人間は容易に殺し合う。それだけでは飽き足らず、\nその後の余波によっても、バタバタと死につづける。 Zagreus: 地上で戦が…?何が起きてるんです?オリュンポスの神々は、何もしないんですか? Hades: …私の知ったことか。人間どもには、くだらぬ\nいさかいをみずから収めるすべが、いくらでもある。\nいずれにせよ、われらは遅かれ早かれ、\nあの者たち全員を迎え入れることになるのだ。 --- Hades About Minotaur 01 --- Hades: エリュシオンで、ミノタウロスと戦ったようだな。この冥界で、敵に頭から突進していくような愚か者は、あの者とおまえぐらいなものだ。 Zagreus: 俺にそういう嫌みを言うために、わざわざ\nミノタウロスをエリュシオンに送り込んだんですか?\n父上ならやりかねない。 Hades: さすがの私も、そこまではしない。ミノタウロスがあの場所に居すのは、ある取り決めによるものだ。 Zagreus: それも、父上の命令によるものですよね?あの怪物なら俺を止められると思っていますね? Hades: エリュシオンを彷徨う者で、わが勅命を受けることを\n光栄と取らぬ者は、まずおらぬ。\nおまえには理解できぬだろうがな。\nわかったら、とっとと雄牛の相手をしてくるがよい。 --- Hades About Theseus 01 --- Hades: アテナイの名君と、張り合っているようだな。おまえがあの男とミノタウロス双方を相手に戦ったこと、今頃は冥界中の噂になっていよう。 Zagreus: 父上、いいかげんに認めたらどうです?\n俺を足止めする仕事を請けてくれる英雄は、\nテセウスしかいなかったんでしょう?\nあの男は、自慢話の種になるならなんでもやる。\nヘラクレスには断られたんですか? Hades: 私の前でヘラクレスの話はするな。おまえは英雄たちが\nいかなる者か、その本質を知らぬ。ヘラクレスは、\nわが弟に気に入られているだけのこと。本来ならば\nタルタロスを彷徨ってしかるべき男だ。人間たちの抱く\n英雄像は、実に馬鹿げている。 --- Hades About Nyx Chaos Reunion Quest 01 --- Hades: おまえが何をしたか、私が把握していないと思うな。ニュクスの件には、二度と関わらぬことだ。館の重職にある者を、原初の闇で遊ばせておくわけにはゆかぬ。 Zagreus: 父上は、親との関係を重んじる者が\nことごとく気に入らないだけでしょう。 Hades: その「親」が本気を出せばどうなるか、おまえはまるで理解していない。おまえがどれだけ私に反抗しようと、私の知ったことではない。話は以上だ。 --- Hades Run Cleared 01 --- Hades: 私が配置したヒュドラの首を、すべて倒したか。\nおまえにその力量があったとは、正直驚きだ。\nとはいえ… やはり地上へ出ることは\n叶わなかったようだな。 Zagreus: …騙されました。あの先には、何もなかった…!\n俺はまだ先へ進めたのに…\n母に会えたかもしれないのに! Hades: 実母に会うことはかなわぬ。そもそも、おまえが\nまじめに私の仕事を手伝っておれば、改装工事が\n完了からほど遠いことなど、容易に把握できたはず。\nこれ以上先へ進む道はない。 Zagreus: なら、工事が完了するまで待ちます。\n冥界を永久に封鎖しておくことなんてできない。\n地上の人間たちが黙っていませんよ。 Hades: 人間どもは、忍耐というものを知らぬ。\nおまえと同様だ。待てるものなら、待つがよい。\n私は別の仕事で多忙ゆえ、おまえに構う暇はない。 --- Hades Run Cleared 02 --- Hades: エリュシオンの英雄と雄牛の怪物、双方を\n追い落としたと聞く。いったい、\nどのような手を使った?詳しく説明してみよ。 Zagreus: その質問に答える前に、こちらも聞きたいことが\nあります。テセウスがふさいでいた道には、\n先がなかった。外の世界なんて、本当にあるんですか? Hades: ずいぶんと深遠な質問をするようになったものだな。\nおまえもそれなりに成長しているようで、何よりだ。\n外の世界があったとして、おまえが目にするのは\n当分先のこと。なぜなら… Zagreus: …冥界の改装工事が済んでいないから? Hades: さよう。わかっておるのなら、\n再びテセウス王の槍に貫かれてくるがよい。\nいずれ、人間どもはあの道の封鎖解除を迫ってこよう。\nそうなれば、私も何らかの対応をせざるを得ぬだろう… --- Hades Run Cleared 03 --- Hades: またしても遅刻か。今は何の刻だと心得る? Zagreus: …言うことはそれだけですか?\nさっきの戦いで、俺は父上を下したんですよ? Hades: 下した?おまえが、この私を?ハッハッハ!\nたわけたことを抜かすな。私には覚えのないことだ。 Zagreus: …まさか、何もなかったことにするつもりですか? Hades: すべてはこれまでどおり。無論、運命の三女神の\n介入か、冥界の改装工事の完了か… いずれかによって、\nなんらかの変化が起きることもあろうがな。 --- Hades Run Cleared 03 C --- Zagreus: 前に聞いた、じつの母親のことですが。本当に、冥界の改装工事が完了するまで答えないつもりですか? Hades: なんの話かわからぬが、目下私が改装工事の件で\n多忙を極めていることは事実だ。いつかわが所領の\n全域が正常に機能するようになれば、\nおまえのくだらぬ質問に答える暇もできよう。 --- Hades After Persephone Meeting 01 --- Zagreus: …言うことは、それだけですか?\nさっきの戦いで、俺は父上を下した。\nしかも、ついに実の母親を見つけたんですよ…? Hades: ハッ!たわけたことを。\n私には、まったく覚えのないことだ。 Zagreus: …何もなかったことにするつもりですか?\n母上も、父上に聞きたいことがあると言っています。\n俺が自由に地上へ出られることを望んでいる。\n母のもとへ行かせてください! Hades: 黙れ!話は以上だ。\nおまえのくだらぬ妄想につきあう暇などない。 --- Hades After Persephone Meeting 01 B --- Hades: どうだ?思い知ったか?なんぴとも逃れられぬと。\nさすがのおまえも、理解しただろう。 Zagreus: それ以前に、父上は重大な事実を隠していましたね。\n母上が冥界を去ったのは、俺が死んだと思っていた\nからだ。父上が事実を伝えなかったせいで…!母上も、\n父上に問いたいことが山ほどあると言っています。\n俺はもう一度、会いにいく。協力してくれますね? Hades: ハッ!くだらん!おまえに一縷でも\n分別というものが備わっているのなら、\nこの件は、今、ここでは口にせぬことだ。 Zagreus: なぜですか!母上もそれを望んでるのに…! --- Hades After Persephone Meeting 02 --- Zagreus: 俺は、父上が起こした問題を解決しようとしています。\nでも父上は、これまでも、これからも、協力する\nつもりはないんですね?…この件について、ここでは\n口にするなと言われているのは、わかっていますが。 Hades: そのとおり。だが、どのみち近いうちに、“ふたりきりで話す機会”が訪れることになろう。 --- Hades Run Cleared 03 B --- Zagreus: どうかされましたか、父上。いつにも増して\n無口ですね。その顔は、何か悩みでも…?\nそれとも、何か後悔してますか? Hades: 口を慎め。おまえの顔など見たくもない。\n自慢話に長々とつきあう暇があると思うか?\nその件は、また“別の場所”で、“別の機会”に\n聞いてやる。とっとと失せるがいい。 --- Hades About Underworld Renovations 01 --- Zagreus: 父上、このところ仕事の邪魔をされるのを\n特に嫌っている様子でしたが、あくせく働いたかいが\nありましたね。成果が目に見えてわかりますよ。\nひょっとして… 冥界の改装工事、完成間近ですか? Hades: おまえは相変わらず、しかるべきときまで待つ\nということを知らぬ… 工事は、最終段階こそが肝要。\n事前計画の作成に次ぎ、最も力を注ぐべき部分と\nいえる。ここからさらに、重要な作業が山積みなのだ。 Zagreus: 最終段階が重要じゃないなんて、ひと言も\n言ってませんよ。やっと終わりが\n見えてきたんじゃないかと思っただけです。\n工事が済んだら、空いた時間で何をするつもりですか? --- Hades About Shrine 01 --- Zagreus: 中庭にある、でかい契約書は、なんですか?\n何か仕事でもくれるんですか? Hades: 寝言は寝てから申せ。おまえにさらなる苦しみを与えてやるために他ならぬ。 Zagreus: 何が楽しくて、これ以上面倒を\n増やさないといけないんです? Hades: 知ったことか。地上の人間たちは、苦しみに耐えた\n神を崇めるものだ。話が済んだなら、再び死にに\n出かけるがよい。おまえが倒れてこの館に舞い戻る\nたびに、こちらは脱出を阻む新たな仕掛けを\n施すことができる。 --- Hades About Bounties 01 --- Hades: 記録によると、おまえは最近自発的に「仕事」を\nこなし、幾ばくかの収入を得たようだな。\nこの館との縁を切った以上、自力で稼ぐより他ない、\nといったところか。 Zagreus: メグや、他の番人たちを倒した際に支払われる、\n報奨金のことですか?あんなものが\n賭けられているせいで、メグたちは必要以上に狙われて\n負担が大きくなる。気の毒だと思わないんですか? Hades: 向上心のない者は解雇するまでだ。各自与えられた\n役割を最大限にこなさせるには、あの者たちに\nおのれの弱点を自覚させ、私もそれを把握する\n必要がある。その過程で支払われる報奨金を\nおまえが手にしようと、かまいはしない。 Zagreus: 父上を倒した場合も、報奨金が出るんですか?\nそうなったら、誰が後釜に座るんです? --- Hades About Bounties 01 B --- Zagreus: そんなことを言って、あとで後悔しても知りませんよ。 --- Hades About Shrine 02 --- Zagreus: 中庭に、「懲罰の盟約」が置いてあるのを見ました。\nあんなえげつない規定を、よくもあれだけつらつらと…\nそもそも、あんなに巨大な羊皮紙、\nよく手に入りましたね。俺が脱出できないように、\nさらにキツい仕掛けを施すつもりですか? Hades: 盟約に同意するもしないも、おまえの自由だ。\nおまえがこの館の敷地から何を持ち出したか、\nこちらで正確に把握しておく必要があるだけのこと。 --- Hades Shrine Progress 01 --- Hades: おまえが「懲罰の盟約」をここまで活用するとは…\n思わず称賛の言葉が口をついて出そうになる。 Zagreus: それはそれは。父上の所領内で破壊の限りを尽くして、\n大変なご迷惑をおかけしてるのに。\n修理費だって、いくらになるか。\nてっきりしかられるものと覚悟してました。 Hades: しかるだと?おまえが懲りもせずに脱出を\n試みるおかげで、脱走を阻む仕掛けの不備を発見でき、\n助かっておる。さっそく下働きの者どもに命じ、\n改善に当たらせているところだ。 Zagreus: 部下を「下働き」なんて呼ぶあたり、やっぱり父上は\n主導者には向いていないんじゃないですか? Hades: こんなところで油を売っている暇があったら、\n再び脱出を試みるがいい。\nおまえのおかげで、冥界の守りは日に日に堅くなる。 --- Hades Shrine Progress 02 --- Hades: 「懲罰の盟約」の件だが… どうやって達成した?\nあれほど厳しい規定の数々を… 説明してみよ。 Zagreus: 地道に特訓を重ねて、決して弱音を吐かず、\n父上が忌み嫌う親族たちの祝福の力も借りて、父上が\n捨てた、ティタンを葬った武具を使っただけです。\n特に変わったことはしてませんが? Hades: かように希有な才能を、くだらぬ脱走劇などに\n空費するとは… おまえはみずからが\n何を成し遂げたかすら、理解しておらぬ。 Zagreus: …ちょっと待ってください、父上。今、なんと…?俺が、“希有な才能”を…? Hades: …だがおまえには、他者の話を聞く才能が\n欠如している。話は以上だ。 --- Hades About Extreme Measures 01 --- Hades: どうやら、正気に戻ったようだな。懲罰の盟約は、\n考えなしに手を加えてよいものではない。\nさすがのおまえも、身をもって思い知っただろう。 Zagreus: 盟約によって全力を解放した父上は、すさまじく\n強かった… これまで何度も戦って、その間ずっと、\n手加減していたなんて、考えもしませんでした。\n俺を足止めしようと、必死だったはずなのに… Hades: われらは運命の三女神の力で、この冥界に縛られて\nいる。冥界はわれらの所領であり、われらもまた、\nその一部なのだ。私は、手加減などしていなかった。\n失っていた本来の力を取り戻した、というべきだろう。 Zagreus: 力が蘇ったのは、俺と死闘を繰り返したせいですか?\nそれとも… 母上が戻ってきたおかげでしょうか? Hades: 考えるだけ無駄なことだ。\nわれらを突き動かす力がどこでどのように生じるか、\nその仕組みは、複雑を極める。いずれにせよ、\n私が若かりし頃に振るった力を解放してほしくば、\nいつでも盟約を用いるがよい。 --- Hades About Extreme Measures 02 --- Hades: 父をあざ笑いにきたか。長期間、留守にしたせいで、\n未処理の仕事が溜まっている。\n火急の用件でないのなら、出直してまいれ。 Zagreus: そんなつもりで来たわけではありません。\nいい戦いでした。\n勝てたことが、自分でも信じられない。 Hades: …私も信じがたい。次は、運命の三女神もおまえに\n味方するとはかぎらぬぞ。次があればの話だが。 --- Hades About Zeus 01 --- Zagreus: 父上… 最近、ゼウス叔父上と連絡を取っていて、あちらは父上と「和解したい」と言っています。詳しい事情は知りませんが、父上を「許す」と… Hades: わが弟、ゼウスが?私を、「許す」と?ハッ!\nどの面を下げてそのような戯言を…!仰々しい\n髭をたくわえていようと、中身はおまえと同様、\nまるで子どもだ。話にならぬ! Zagreus: 父上は、何をしたんですか?ふたりの間に何が… Hades: おまえは知らずともよいことだ。叔父どもと、気が済むまで戯れてくるがいい。私の前で、二度とあの2人の名を口にするな。よいな? --- Hades About Persephone 01 --- Zagreus: 父上。答えてほしいことがあります。\n「コレ」という名に、聞き覚えはありますか。 Hades: …!その名を、いったいどこで…!?なるほど、\n“氷の魔女”だな。その名は、二度と口にするな。\nこの館でも、外でもだ。この件について、おまえに\n告げるべきことは1つ。その名で呼ばれた者は、\n私以上にその名を嫌悪していた。 Zagreus: 事実関係を整理させてください。女神デメテルの娘が\n失踪して、冥界に下った。その後、俺が生まれて、\n俺のじつの母親は冥界を去った。そのことを、\nデメテルも、オリュンポスの他の神々も知らない…\nいったい何があったんですか? Hades: くどいぞ。身の程をわきまえぬと、オリュンポスの\n神々の怒りを招き、おまえは多くを失うこととなる。\n私が誰のためを思って警告しているのか、とくと\n考えることだ。 --- Hades About Persephone 02 --- Hades: おまえがそのようにニヤついた顔をしているときは、\nくだらぬ質問をしようとたくらんでいるときだ。\nいったい何を尋ねにきた? Zagreus: “くだらない”?それはどうでしょう。俺が知るかぎり、\n俺の実母に当たるペルセポネの母親はデメテルで、\n父親は農家の青年だった… ということは、俺には人間の\n血が流れている、ということですか?他の神々と違って\n“死ぬ”ことができるのも、それで説明がつく。 Hades: おのれの弱さを祖先のせいにするか。誰のおかげで\n不死身でいられると思っている?なんにでも\n首を突っ込みたがるその厚かましさと、疑問に対する\n答えを得ねば気が済まぬところは、間違いなく\n人間の血によるものだろうが… Zagreus: じゃあ、俺の母親は… 歳を取ったんですか?\n人間たちのように、やがて命が尽きるんですか?\n半神半人は、どちらの場合もあると聞きました。 Hades: その者の話はするなと言ったはずだ!\n…あれが季節の女神の娘であることは、おまえも\n承知のとおり。あとはおのれの頭で考えるがよい。 --- Hades About Demeter 01 --- Zagreus: 父上。地上を目指す道中、女神デメテルに会いました。\n彼女は、俺の祖母に当たるんですか?\nなら、父上との関係は、「元義母」?それとも、\n「恐怖の対象」ですか?うちの家族関係は複雑すぎて、\nとても把握しきれない。 Hades: わが館でその名を口にすることは許さん。あれが\nどういう女神か、おまえは理解していない。あの女神も\n父親を毛嫌いしておったゆえ、おまえが興味を持つのも\n当然だろうが… あの者の父神は、じつに疎ましき存在\nであった。わが父よりも… おまえの父よりもだ。 --- Hades Post Ending 01 --- Zagreus: “例の件”ですが… 好きなときに、勝手に脱出して\nいいんですか?それとも、決められた日程にのっとって\n実行しろ、ということでしょうか…? Hades: おまえの神出鬼没ぶりも才のうち。いついかなるときも\n警備に隙のないよう、点検する必要がある。\nおまえの裁量で、好きに行うがよい。 Zagreus: オリュンポスの神々は、俺がまだ地上へ脱出しようと\nしていると思って、祝福を授けてくれるはずです。\n言うまでもないことですが、彼らに真相が知れるのは\n時間の問題ですよ? --- Hades Post Ending 02 --- Hades: ザグレウス。おまえはあらゆる手を尽くし、女王を\n冥界に帰還させた。その過程で、女王に対する私の\n想いも知るに至ったはずだ。それでも、おまえは歩みを\n止めなかった。私がおまえの立場なら、私の望みを\n叶えることに助力するなど、考えられぬことだ。 Zagreus: 正直、あまり深く考えませんでした。\nとにかく、母を見つけたいという想いひとつで…\nそして見つけた瞬間、二度と離れたくないと思った。\n父上の望みを叶えたというより、自然とそういう\n流れになっただけです。 Hades: …なるほど。こたびのこと、おまえがいかにして\n成し遂げたのか、私には及びもつかぬが、\nこうした結果となり、心より感謝している。\n平生、わが胸中をおまえに伝えることを怠りがちだが、\nそれが私の本心だ。 --- Hades Post Ending 03 --- Zagreus: 父上が、天界や海ではなく、冥界を治めることに\nなったのは、おじ上たちとくじを引いた結果ですよね?\n他を選べたとしたら、どれにしていましたか? Hades: 仮定の話をしても詮ないこと。天界にも海にも、\nそれぞれ問題が山積みだ。おまえは、冷たく濡れそぼる\n海を知らぬ。オリュンポス山の、目のくらむような\n高みを目の当たりにしたこともない。私はいずれも、\n体感している。いずれも、羨むに足らぬものだ。 Zagreus: 父上も、冥界を去りたいと思ったことがあるんじゃ…?前に、そんな印象を抱いたことがあります。冥界が気に入らないからだと、ずっと思っていました。 Hades: 私は、みずからに選択肢がないことが不満なのだ。\nおまえも今のうちに、自由を謳歌しておくことだ。\n長年神として過ごすにつれ、責任と負担は増えゆき、\nいずれ身動きが取れなくなる。 --- Hades Post Ending 04 --- Zagreus: 父上、この館にいる亡霊たちは、\n母上が戻ったことを外部に漏らしませんか?\n噂が広まって、オリュンポスにまで伝わったら… Hades: おまえは私に反抗し慣れているだろうが、生者で\nあろうと死者であろうと、この館に籍を置く者で\nそのような愚行に出る者はおらぬ。しかるべき時に\n公にする段まで、その件については、なんぴとも\n口にすることはない。 --- Hades Reveals Badge Seller 01 --- Hades: おまえの職務の件で、伝達事項だ。\n今後、私の私室にて、資源管理官との接触を許可する。\n元来、余剰資源を冥界の各地に返還する作業は\n私のみが担当してきたが… Zagreus: かの有名な、資源管理官ですか!\nじゃあ今後は、時間をかけてせっせと集めた資源を、\n好きなだけ寄附できるわけですね。 Hades: さよう。寄附は強制ではないが、\n昇級を望むのであれば、大いに励むがよかろう。 Zagreus: 昇級すると、何かあるんですか?そもそも、俺の任務は極秘のはずですよね…? Hades: 昇級によりおまえが得られるのは、“誇り”のみ。\nそして、誇りも過ぎれば身を滅ぼす。\nこちらとしては、本来の職務以上のことは求めぬ。\nおまえの好きにするがよい。 --- Hades About Badge Seller Progress 03 --- Hades: 本件、公然と口にすることは憚られるが…\nまさかおまえが、壱士オメガ等級への昇進を\n達成するとは。当館の警備官に付与される最高位…\n率直に言って、おまえが警備官として\n昇級を果たすこと自体、私は想定していなかった。 Zagreus: 父上の過小評価は、今に始まったことではありません。\n気に掛けてもらえただけでもありがたい。\n冥界の資源には大いに助けられた。\n少しでも恩返しをと、心がけているまでです。 Hades: この冥界の他に、われらの居場所はないからな。 --- Hades About Olympian Reunion Quest 01 A --- Zagreus: 父上、オリュンポスの神々とのこと、そろそろ詳しく\n教えてもらえませんか?母上はなぜ、父上と冥界で\n暮らすようになったんですか?\nゼウス叔父との間には、いったい何が? Hades: ペルセポネから聞いておらぬのか…?\nフン… ここでは話せぬ。ついて参れ。 Hades: …よいか?これからおまえの耳に入れることは、二度と口にせぬと誓え。 Zagreus: わかりました、父上の名のもとに、誓います。\n絶対に他言しません。それで…? Hades: おおむね、おまえの想像どおりだ。私が冥界を治める\n運びとなり、ゼウスは私を哀れんだ。ペルセポネは\nオリュンポスでの暮らしに不満を抱いており、私は\n彼女に心惹かれていた。事情を承知していたゼウスは、\n彼女を拉致した。冥王への「贈物」として…! Zagreus: …父上にその「贈物」を受け取る気がなくても、\n母上が帰りたがらなかったんですね。父上も母上を\n好いていたから、送り返さなかった… 結果、父上を\n微妙な立場に追い込んだゼウス叔父上とは、絶縁した、\nというわけですか。 Hades: ゼウスはいつも、考えなしに、思いつきで突拍子もない\n行動に出る。同じ意図でも、やりようはいくらでも\nあった… それを、あんな、誘拐まがいの手段に\n出おって…!オリュンポスを去ることがペルセポネの\n希望だったとはいえ、無謀にもほどがある! Zagreus: このことが、デメテルはもちろん、他の神々の耳に\n入ったら… 父上も、母上も、ゼウス叔父上でさえも、\nまずい立場に立たされますよね?ゼウス叔父上の\n短気は、きっと父上といい勝負でしょう。 Hades: 他の神々の気性の荒さは、私などの比ではない。\nとにかく、その後のことは、おまえも知っての\nとおりだ。先ほどの誓い、くれぐれも破るでないぞ。 --- Hades About Olympian Reunion Quest 01 --- Hades: 出立前に、ひとつ、念を押しておく。\nオリュンポスの面々に関する例の計画が成功するまで、\n館に女王が帰還したことは、他言無用だ。\nわかっているな? Zagreus: はい。でも、じきに隠す必要なんてなくなりますよ。 --- Hades Post Epilogue 01 --- Zagreus: 宴が終わりましたね。今日からはまた、\n前と変わらない、通常営業の毎日ですか。 Hades: 冥界に女王が帰還した旨を公表して以来、\nわが愚息…息子への感謝の言葉を述べる亡霊が\n引きも切らぬ。謁見希望者に対応するたび、\n手間が増えてじつに迷惑だ。 Zagreus: 父上が、亡霊たちからの感謝の言葉にもきちんと\n対応してるなんて… なんだか感激です。みんな単に、\n父上の幸せをよろこんでくれてるんですよ。 --- Hades Post Epilogue 02 --- Zagreus: 冥界にどうして石榴の木が生えているのか、\n考えたこともありませんでしたが、母上の力\nだったんですね?でも、母上がオリュンポスの神々に\n言ったこと… 石榴の力で、冥界から離れられなくなる\nというのは、さすがに出任せですよね? Hades: わが領域に生息する石榴に、単なる酸味以上の要素が\n備わっていることは、おまえも知ってのとおりだ。\n女王は… 植物に特殊な力を宿らせる才を持つ。\nオリュンポスに座す生みの母親より受け継いだ力が、\n穏やかに作用した結果であろう。 Zagreus: 母上が去ったあとも冥界に石榴が豊富に\n実っていたのは、\n父上が手入れをしてきたからですよね… 母上のために。 --- Hades Post Epilogue 03 A --- Zagreus: 母上が初めて冥界を訪れたときのこと、\n差し支えなければ教えてください。館の使用人の中には\n当時の女王を覚えている者もいるようですが…\nオリュンポスに知れることはなかったんですか? Hades: オリュンポスの者たちの権限は冥界には及ばず、\nここでの出来事について関知はせぬ。ヘルメスだけは、\nある程度は察していたかもしれぬが… 外部に暮らす\n者たちは皆、冥界の女王はニュクスと信じてきた。\nこの件については、これ以上話すことはない。 --- Hades About Persephone Leaves To Olympus 01 --- Zagreus: …母上が館を去ってしまいましたが、父上は\n大丈夫ですか?母上は、オリュンポスで\nうまくやれているでしょうか。 Hades: オリュンポスのことは、彼女に任せておけばよい。\nこの館にとっても、女王の不在は、\nもはやなんら不自然なことではない。 Zagreus: 母上がいなくても、すべては平常どおりだと\n言いたいんですか? Hades: 「平常」などというものは、もはや、ありはしない。\n女王も、じきに戻る。それがわかっているだけで\n十分では?おまえもそろそろ、忍耐というものを\n学ぶことだ。 --- Hades About Persephone Returns From Olympus 01 --- Zagreus: 母上が無事に戻ってよかった。\nそこまで心配していたわけじゃないですが…\n不安がなかったと言うと嘘になる。 Hades: 私も、同様に案じていた… わが妃の帰還は、\nよろこばしいことだ。じきにまた、\nオリュンポスに向けて出立することになろう。\nおまえも、母親と過ごせる時を無駄にせぬことだ。 --- Hades Post Epilogue 03 --- Hades: …その後、オリュンポスの者たちは、\n引き続き、おまえに助力しているか? Zagreus: 変わらず祝福を授かっています。俺にオリュンポスで\n暮らす気がないと知って、一部、失望の声も上がって\nいるようですが… 彼らも、冥界に負うところがあること\nは理解している。神々は皆、果たすべき役割があり\nます。彼らは生者を、俺たち冥神は死者を司る… Hades: あの者たちの失望を招き、おまえが助力を\n得られなくなる事態を懸念していたが…\n少なくとも、約束を違える不埒者どもではなかったか。 --- Hades Post Epilogue 04 --- Zagreus: その後、ゼウス叔父上とポセイドン叔父上との関係は\n良好ですか?…今後は、父上の前であの2人の名を\n口にしてもかまいませんか? Hades: …あの者たちと交わしたうわべだけの言葉の数々も、\n時とともに、やがて大した意味も持たなくなる。天界と\n冥界は物理的に離れているが、その距離にかかわらず、\nわれらは古来疎遠だった。ゼウスは、女王の説明に\n納得している。当面は、不穏なことは起きぬだろう。 Zagreus: …“当面は”?どういう意味ですか…? Hades: 深い意味はない。問題の種のないところにまで\n災いを芽吹かせるのが、われら一族のお家芸\nということだ。こちらは、彼らがオリュンポスの\n頂で立てる波風に巻き込まれぬようにさえしていれば、\n大ごとにはならぬ。 --- Hades Post Epilogue 05 --- Hades: 先頃届いた今期の報告書によると、タルタロス送りと\nなる事態に対し人間どもが抱く恐怖度数は、前期の2倍\nとなっている。おまえが破壊の限りを尽くした結果だ。\nおまえはいまや、冥界の「見えざる恐怖」そのもの。\n褒めてつかわす。 Zagreus: 褒める…?俺を…?父上からそんなふうに\n言ってもらえるなんて、驚きました。\n「見えざる恐怖」か… Hades: 私とて、しかるべき者にはしかるべき称賛を与える。\n人間どもは、冥界の事情の一切を関知せぬ。彼らが\n耳にするのは、われらが意図的に漏らす噂のみ。\nその噂によって、彼らはみずからの死後に待ち受ける\n恐怖を想像し、より一層、冥界を畏怖するのだ。 Zagreus: つまり、俺がここで暴れれば暴れるほど、人間たちは\n冥界がとてつもなく不快な場所だという噂を耳にして、\n恐れるようになるわけですね。彼らが豊かな人生を\n送るようになれば、タルタロスが亡霊であふれる事態も\n防げる、というわけか… --- Hades Gift 01 --- Zagreus: 父上、その… もしよければ… これを。 Hades: どこで手に入れた…?\nかようなもので、私の機嫌を取れるとでも思うか?\n受け取っておくが、用が済んだなら出てゆけ。 --- Hades Gift 02 --- Zagreus: 父上… 過去を変えることはできませんが、\n前へ進むことはできます。これは本来、持っていては\nいけないものですが… 贈れば誰もがよろこぶ品です。\n父上も、一口ぐらい味わってみては?\nとりあえず、渡しておきます。 Hades: フム… では、しかるべき手順で“廃棄”しておこう。\n廃棄といえば… これは私には不要となった品だ。\nおまえに渡しておく。好きにするがよい。話は以上だ。 --- Hades Gift 03 --- Zagreus: また“廃棄”してもらいたいネクタルを持ってきました。\n冥界に来る前に、少しぐらい味わったことが\nあるでしょう。父上にだって、楽しい時を過ごした\n経験があるはずだ。 Hades: 私はオリュンポスの連中とは違う。「楽しい時」\nとやらを過ごすのに、かようなものは必要ない。\nだが、この品はなぜか、わが領域に流れ込んでくる。\n…よかろう。おまえがオリュンポス流の慣習に沿いたい\nと言うのなら、つきあってやらぬでもない。 --- Hades Gift 04 --- Zagreus: 父上、どうぞ、もう1本受け取ってください。\nべつに、これで父上と俺の関係が変わるわけでもない。\n冥界中のネクタルを集めたところで、過去に\n起きたことも、自分も、変えることはできませんから。 Hades: …おまえの申すとおりだろう。この頑固さは歳のせいと\nおまえは思うだろうが、私は生来、頑なな性分。\n褒められたものでないことは、自覚している。\nおまえに父と呼ばれるたびに、屈辱を感じる。私が\nおまえの父であるのは、単に血縁ゆえにすぎぬ。 Zagreus: では、よい父親になれるよう、努力してみては?それを阻止しているのは、父上本人だけです。 Hades: あいにく私は、妨害することにおいては、ひと一倍\n長けている。おまえは誰よりも承知しているだろう。\nおまえはそれを突破して見せたが、私はみずからの\n意志で、みずからの妨害の手を緩めることができぬ… --- Hades Gift 05 --- Hades: 何度言えばわかる!?おまえの理解力は、人間以下か。\nネクタルも、アンブロシアも、受け取るつもりはない。\nおまえから、かような物を貢がれるような貸しを作った\n覚えはない。これまでに受け取った分も、すべて\n引き取るがよい! Zagreus: ただのネクタルですよ。父上が生来無愛想なことは\n百も承知ですが、せめて俺に対しては、\n態度を和らげるよう努力してもらえませんか。\n俺のためでなく、母上のためにも。 Hades: 父に説教をするつもりか…?フン…\nおまえが申したとおり、過去に起きたことを\n変えることはできぬ。そして、過去の記憶は\n警告となる。おまえも私と同様の年月を神として\n過ごせば、おのれの弱みを理解できるようになろう。 Zagreus: 何が言いたいんです?息子との関係修復に\n努めるよりも、努力することをあきらめて、\nぬるま湯に浸っているほうがいいと? Hades: よいか… おまえとの関係修復については、おまえが\n思い描いているよりも遅々としたものとなる。過去は\n変えられず、未来に関しても、わが力により動かせる\nことは限られる。私がかようなことを申すのは…\nおまえには二度と偽りを述べぬと誓ったからだ。 --- Hades Flashback Day Night Job 01 --- Hades: また仕事をさぼっていたようだな。何をしていた?\n中庭からの景色でも眺めていたか?それとも、\nアキレウスとの手合わせで体力を使い果たしたか?\nあの者は、手加減を知らぬからな。 Zagreus: …すみません、父上、寝過ごしました…\nたぶん。でも、いつ出勤すればいいかなんて、\nわかりようがない。ここには、昼と夜の区別もないし… Hades: 「区別がない」…?出勤の刻になると、イクシオンの\n緑の灯が明度を増すではないか!\n私に恥をかかせるだけでは飽き足らず、館の使用人\n全員の足まで引っ張るとは… すぐに持ち場に戻れ! --- Hades Flashback Day Night Job 02 --- Hades: また遅刻か… しかも、過去に幾度となく命じているごく単純な仕事すら、満足にこなせぬとは。何度やり直せば気が済む?寛容な私にも、さすがに限度がある。 Zagreus: 父上が本当に“寛容”なら、長々と説教なんかせずに、\n俺がどうすれば満足なのか教えてください。\n父上の指示はダラダラと長ったらしくて、\n何をどうすればいいのか、とても覚えられない。 Hades: …自分の無能振りを、私のせいにするか。では何だ?\n知恵の女神は、おまえが必要なときに祈ればいつでも\n駆けつけ、批判さえも“跳ね返す”のか?\nこの館で働くことを願う亡霊は数知れぬ。\nおまえの代わりなど、いくらでもいるのだ。 Zagreus: なら、代わりにその亡霊を雇ってください。\nそもそも俺は、こんなところで働きたくはない。\n父上がはずれクジを引いて、叔父上たちより\n不遇だからって、俺まで無意味な書類仕事を\n一生やらされるいわれはありません。 Hades: では、望みどおりにしてやる。解雇だ。一人前の神と\nして、責任ある仕事を任せてもよかろうと思ったが、\n見込み違いだった。今後再びおまえが叔父の件を口に\nした際は、タルタロスの最奥に追放する。わかったら、\n私の視界に入らぬところへ失せるがいい。 --- Cerberus Misc Meeting 01 --- Storyteller: *地獄の番犬ケルベロスは、複雑な表情で\nザグレウス王子を見つめた。心の底からのよろこびと、深い悲しみが入り交じった感情を抱いているようだ。* Zagreus: おまえも連れていけたらどんなにいいか…\nこの館のこと、頼んだぞ? --- Cerberus Misc Meeting 02 --- Zagreus: 調子はどうだ?3頭とも、腹いっぱい食べてるか? Storyteller: *地獄の番犬ケルベロスの3つのあぎとが、\n次々と反応する。おのれを気遣う王子を、\n「心配ない」となだめているようだ。* --- Cerberus Misc Meeting 03 --- Zagreus: 大丈夫、どうせすぐに戻ってくるよ。 Storyteller: *番犬ケルベロスは、やわらかい寝床に横たわったまま、ふてくされている。* --- Cerberus Misc Meeting 04 --- Zagreus: 父上が館の空気を悪くしないように、ちゃんと見張っておいてくれ。 Storyteller: *ケルベロスは承知したようだが、\nどう見張るつもりなのかは不明だ。* --- Cerberus Misc Meeting 05 --- Zagreus: 元気でやってるか?\n何かあったら、遠慮なく言ってくれ。 Storyteller: *ザグレウス王子がかけた何気ないひと言に、\nケルベロスはいらだちを覚えた。3つの頭はいずれも、\n言葉を話す能力を持ち合わせていない。* --- Cerberus Run Progress 01 --- Zagreus: 顔を見にきたぞ。おまえが見張りについていなくても、館の外は脱走者にとって危険な場所だった。 Storyteller: *気高き地獄の番犬は、王子の言葉を聞き流した。現在の冥界の警備がかつてのように厳重でないことなど、百も承知なのだ。* --- Cerberus Run Progress 02 --- Zagreus: ケルベロス、今回はアスポデロスまで行けたぞ!\nおまえがあの場所を嫌っていた理由が、\nよくわかったよ… でも、あきらめずに\nまた挑戦するまでだ。それじゃあな! Storyteller: *ザグレウス王子が前向きな言葉をかけても、\n彼の愛犬ケルベロスは、ふてくされた態度を崩さない。* --- Cerberus Run Progress 03 --- Zagreus: ちゃんと帰ってこられたんだな。また見張りの仕事に\n就けて、よかったじゃないか!俺はおまえを\n突破する方法を考えないといけない。\nでも、おまえは自分の仕事をしてるだけだ。 Storyteller: *見るからに恐ろしげな地獄の番犬ケルベロスは、\n気まずそうにザグレウス王子を見やった。\n 3対の目が、館の薄暗い明かりを映し、ぎらりと光る。* --- Cerberus About Fast Travel 01 --- Zagreus: 最近、俺がしょっちゅう神殿に行くせいで、\nおまえに面倒をかけてないか?いつもどうやって\n館に戻ってくる?カロンに運んでもらってるのか? Storyteller: *冥界の王子は、地獄の番犬に尋ねる。\nこの多頭の怪物もまた、渡し守の舟の寝台を頻繁に\n利用する身であることは、聞かずとも承知の上だ。* --- Cerberus About Ball 01 --- Zagreus: 俺が用意してやったボール、じっと眺めるのは\n楽しいか?反撃してこないから、退屈か。 Storyteller: *奈落に生まれ落ちた多頭の怪物は、貴重な時を玩具と\nじゃれあうことに費やす意義を見いださない。絶えず\nこんこんと湧きでる活力は、脱走を試みた亡霊を\n喰らう必要が生じた際に備え、温存しておきたいのだ。* --- Cerberus Lounge Closed 01 --- Zagreus: 酒場をめちゃくちゃにしたそうだな?\nしかられなかったか?心配させてすまなかったな。 Storyteller: *怪物ケルベロスはみずからの犯行を認め、\nザグレウス王子を巻き込んだことを\n悔いるかのように、しおらしい態度をとった。* --- Cerberus Lounge Open 01 --- Zagreus: ケルベロス、酒場が元どおりになったから、\n見てくるといい。\nただし… もう中で暴れるんじゃないぞ? Storyteller: *朗報を耳にした怪物ケルベロスの3つの顔が、\nぞれぞれうれしげな表情を浮かべた。\n次はどうやって酒場を荒らしてやろうかと、\n考えを巡らせているに違いない。* --- Cerberus About Underworld Renovations 01 --- Zagreus: 最近、館がいつも改装工事中で、不便をかけて\nすまないな。でも、もうすぐ酒場の修理が終わるぞ?\nまた思う存分、暴れて壊せるな! Storyteller: *ザグレウス王子は、どう猛かつ多感な番犬ケルベロスに\nさらなる破壊衝動の種を植えつけた。\nそれは次なる時代に芽吹き、満たされるだろう。* --- Cerberus About Being Best Boy 01 --- Zagreus: どんなに無様な死に様をさらしても、こうしておまえを\nなでているうちに、また気力が湧いてくる。\nケルベロス、おまえがいてくれて本当によかった。 Storyteller: *悪名高き地獄の番犬ケルベロスの目が、残り火のようにわずかに輝く。彼もまた、冥界の王子とのふれあいに\nいつでも応じる用意があり、その機会が頻繁に訪れる\nことを、心から歓迎している。* --- Cerberus About Persephone 01 --- Zagreus: ケルベロス!母上を見つけたぞ!“ペルセポネ”だ、\n覚えてるだろう?おまえのことを話したら、すごく\n喜んでいた。俺は地上に長くとどまれないから、\nまた会いにいかないと…\n近いうちに、また神殿で、よろしくな。 Storyteller: *ペルセポネの名を耳にした刹那、\n悪評高い地獄の番犬の醜怪な顔が、にわかにやわらぐ。\nケルベロスは、つかの間、心の平穏を得た。* --- Cerberus Post Ending 01 --- Zagreus: ケルベロス!おまえにしては、元気いっぱいだな。\n母上はずっと、おまえに会いたがってた。\nおまえも、母上が恋しかったんだな。\nこれからは、思う存分甘えるといい。 Storyteller: *冥王ハデスが館で飼う多頭の怪物に、\n地上の犬と同様の感情が備わっていたならば、\nこの幸福な状況を大いによろこび、\n駆け回ったことだろう。* --- Cerberus Post Ending 02 --- Zagreus: 母上が戻ってきて、うれしいんだな。母上のこと、\nどうしてもっと早く教えてくれなかったんだ? Storyteller: *口を利くことのかなわぬ地獄の怪物ケルベロスは、\n王子の無神経な発言を、涼しい顔で受け流した。* --- Cerberus Extreme Measures Reaction 01 --- Zagreus: 神殿では、よくもやってくれたな。\n地上には父上もいた。\nおまえはじゃれてただけだとわかってるが…\n今度からはもう少し手加減してくれないか…? Storyteller: *自制心も悔悟の念も持ち合わせないケルベロスに、\n悪びれた様子はない。* --- Cerberus Post Epilogue 01 --- Zagreus: ケルベロス、おまえは賢いな。宴のあいだ、\nよくおとなしくしていてくれた。おじたちが\n何か言うたびに、おまえが飛びかかりはしないかと、\n内心冷や冷やしてたんだぞ?よく辛抱したな。\nおかげでみんな、宴を楽しんでくれたみたいだ。 Storyteller: *先頃開かれた宴の席で、地獄の番犬ケルベロスはなぜ、終始従順な態度を保つことができたのか…\nその理由は、出席者全員にとって、大いなる謎である。* --- Cerberus Gift 01 --- Zagreus: ほら、いいものをやるぞ! Storyteller: *ケルベロスの3つの頭のうち1つが、王子からの贈り物を受け取り、別の1つが王子に何かを押しつけてきた。* --- Cerberus Gift 02 --- Zagreus: よしよし… 気に入ってくれてよかった。 Storyteller: *ケルベロスは、好物の餌にありつき、大喜びしている。* --- Cerberus Gift 03 --- Zagreus: よし。大事な相棒に、とっておきの褒美をやるぞ。 Storyteller: *贅沢な褒美を受け取り、\nケルベロスはうれしそうに遠吠えした。* --- Cerberus Gift 04 --- Zagreus: 相棒にうまいものを食べさせてやるのは、\n俺の務めだからな。 Storyteller: *冥界の王子ザグレウスは、\n番犬ケルベロスの飽くなき食欲に応えてやった。* --- Cerberus Gift 05 --- Zagreus: これ、好物だろ?おまえのために\nこっそり持ち込んでやるのは、俺も楽しいよ。 Storyteller: *地獄の番犬の飽くなき食欲を、ネクタルの\nかぐわしい風味が、つかの間、収めることだろう。* --- Cerberus Gift 06 --- Zagreus: どうした?ネクタルなんかじゃ、不満か?\nその歳で、ずいぶん贅沢を言うようになったな。 Storyteller: *ネクタルの甘美な風味にやや食傷気味とはいえ、\n多頭の怪物は、差し出された瓶を受け取った。* --- Cerberus Gift 07 --- Zagreus: 見ろ、ケルベロス… アンブロシアだ!\nおまえにやるぞ。人も、神も、怪物も、\n生者だろうと死者だろうと、誰もが喜ぶ珍味だ。 Storyteller: *冥界では入手困難なオリュンポスの珍味、\nアンブロシアを差し出され、地獄の番犬ケルベロスは、\n 6つの目を見開いた。大いに興奮した様子だ。* --- Cerberus Gift 08 --- Zagreus: やっぱり、一級品は違うだろ?おまえも、父上と俺の\n板挟みになって、なにかとつらい立場だよな。\n面倒に巻き込んで、すまないな。 Storyteller: *多頭の怪物を餌で懐柔せんとする王子のもくろみは、\nこたびも成功した。天界よりもたらされた高級品、\nアンブロシアに勝る贈り物はない。* --- Cerberus Gift 09 --- Zagreus: ケルベロス、おまえとは、俺が生まれたときから\nいっしょに育った仲だから、\nお互い照れくさいのは承知であえて言うが…\nおまえがこの館にいるのは、俺のためでもあるんだろ? Storyteller: *番犬と飼い主の絆は、アダマントのごとく堅い。怪物\nケルベロスが忠誠を誓う主が冥王ハデスであることは、火を見るより明白。しかし、その息子の\nザグレウス王子もまた、好意の対象といえよう。* Zagreus: おまえは、冥界でいちばん利口な番犬だよ。\n頭ベータと頭ガンマは、なでられるのが\nあまり好きじゃないようだが…\n嫌というほどなで倒してやるから、覚悟しとけよ。 --- Cerberus Styx Meeting 01 --- Storyteller: *冥界への入り口に立ちふさがる多頭の怪物ケルベロス。\nこの門を愚かにも突破しようとする者の行く末は、\n口にするのもはばかられるほど酸鼻をきわめる。* Zagreus: ケルベロス… あんまりじゃないか。俺とおまえの\n仲だろ?まあでも、こうなったらしかたがない。\n俺から言えることはひとつだけだ… 覚悟しろ! Zagreus: ハハハ… 冗談だよ。おまえがどうしてここにいるのかは\nよくわかってるし、おまえの気をそらす方法が必ずある\nはずだ。俺がサテュロスを片づけてやったら、通して\nくれるか?頼むよ… 俺はどうしても、母親を見つけ\nたいんだ。おまえなら、わかってくれるだろ? Storyteller: 凶暴な地獄の番犬は、一瞬、戸惑い考え込んで\nいるような表情を見せ、「承知した」とでも言うように、王子に向けてひとたび吠えてみせた。王子は、\n怪物の食欲を満たす品を求め、その場を立ち去った。 --- Cerberus Boss Door Unlock 01 --- Zagreus: ケルベロス、おまえの大好物を持ってきたぞ。\nこれをやったら、ここを通すと約束してくれるか? Storyteller: *恐ろしき番犬ケルベロスは、悪臭を放つ袋を受け取り、暗い部屋を見回した。吐き気をもよおすその中身を、\nどこで味わうか考えているのだ。* --- Achilles First Meeting --- Scratch: ザグレウス、顔を見られてよかった。\n稽古中に教えたことを、くれぐれも忘れるな。\n「死の痛みは、乗り越えうる障害にすぎぬ」… Zagreus: …「恐怖を感じるは、弱者の証し」。\n行ってきます、師匠。 --- Achilles Grants Codex --- Achilles: 亡者との戦いにも、じきに慣れてくるだろう。\n私とも十分稽古を重ねたが、実戦に勝るものはない。\nおまえには、これを渡しておこう。 Zagreus: これは… 師匠が大切にしていた、「冥界の書」…!\n受け取れません! Achilles: おまえには、戦いのみならず、歴史を学ぶ心も\n持ってもらいたい。空白のページを埋める仕事を、\n引き継いでほしいのだ。 --- Achilles Lounge Closed 01 --- Zagreus: 俺が不在の間に、ケルベロスが\n酒場で暴れたそうですね。\nあまり酷く仕置きされていないといいんですが… Achilles: まるで台風のあとの葡萄畑のような有様だった。\n冥王陛下は当然激怒されたが、飼い犬に怒りを\nぶつけるような方ではない。ただ、デューサは\n気の毒だ… 今、後始末に追われている。 Zagreus: やっぱりそうですか… デューサのことは、\n気がかりでした。ただでさえ、父上に\nいつクビにされるかとビクビクしてるのに… --- Achilles Ghost Admin Progress 01 --- Achilles: 最近、館が活気づいてきたように思う。\n古い設備は修繕され、新たな調度品も増えた。\nすべては、おまえの計らいだな? Zagreus: たいしたことはしてませんが、師匠に気に入って\nもらえたなら、よかった。俺は発注するだけで、\n改装作業自体は、宮大工任せですが。 Achilles: だが、費用を負担しているのはおまえだ。この館は\n豪華だが、冥王陛下が手入れに頓着しなくなって\n久しい。住み心地がよくなり、ありがたいことだ。 --- Achilles Misc Meeting 01 --- Achilles: その調子で励め。私は生前、有能な者たちを多数\n目にしてきた。苦境に打ち勝つ素質を備えた者は、\n一目見ればわかる。私の戦いぶりをまねて、\n敵をねじ伏せろ。 Zagreus: かつての師匠のように、戦ってみせます。\nとはいえ、俺の前に立ちはだかる亡者の大半は、\n師匠の手でタルタロスに送られた者でしょうが… --- Achilles Misc Meeting 02 --- Zagreus: 中庭で武具を見つけたんですが、\n誰かからの贈り物でしょうか?\n誰に礼を言うべきか、師匠はご存じですか? Achilles: 心当たりはないが…\nもしわかったら、私から伝えておこう。 --- Achilles Misc Meeting 03 --- Achilles: ザグレウス、おまえの敵は、亡者の群れでも、\n冥王陛下でもない。この冥界そのものだ。\n足を踏み入れるたびに区画の配置が変わり、\nなんぴとも逃がさぬ仕組みになっている。\nおまえも気づいているだろう。 Zagreus: 冥界そのものが、敵… か。\n不意を突かれないよう、気を引き締めて進みます! --- Achilles Misc Meeting 04 --- Achilles: おまえの居室の外に並ぶ、封印されし武具の数々…\nあれを持ち出しても、冥王陛下は気づかぬだろう。\nあの方にとっては、兄弟、姉妹たちと肩を並べ戦った\n日々を想起させる遺物… 今となっては、見るのも\n疎ましいはずだ。おまえが引き継ぐにふさわしい。 Zagreus: かつてティタンを葬り去った武具ですね… \nうまく使えば、冥界からの脱出も叶うかもしれない。\n助言に感謝します。 --- Achilles About Fist Weapon 01 --- Zagreus: 師匠、双拳マルフォンを手に入れました。\nこの武具を身につけて以来、すさまじい闘志が\nみなぎるのを感じています。素手で戦って、\nどんな武具にも勝る破壊力を発揮できるなんて… Achilles: 素手にこそ、いかなる武具にも勝る破壊力が宿るのだ。\nすべての武具を操る力を持ち、それなしでは、\nあらゆる武具は使い物にならないのだから。\n双拳マルフォンは、まさにその証し。\nおごることなく、思慮をもって振るうことだ。 --- Achilles About Gun Weapon 01 --- Zagreus: 中庭に、また別の武具が現れました。\nエクサグリフ… まさか実在したなんて… Achilles: 実在せぬほうがよかったかもしれない… 生者だった頃、\n敵勢の手にあんな武具があれば、私はもっと早く冥界\n送りとなっていただろう。炎の女神ヘスティアが携えた\n日から、ずいぶん経つ。鍛錬を積んだおまえのこと、\n彼女と同様、巧みに使いこなしてくれることを願う。 --- Achilles About Quest Log 01 --- Achilles: ザグレウス!「運命を記した書」を旧書庫より\n持ち出し、自室に持ち込むとは…!いったい何を\n考えている!?ハデス様に気づかれたら、\nどうなっていたことか…! Zagreus: 俺はあくまで、宮大工から振られた仕事を\nこなしただけですよ。\nそれに、書庫にしまいっぱなしじゃ、\n書に記された項目が一向に処理されませんから。 Achilles: その気骨は見上げたものだが… ひとつ、忠告しておく。運命の三女神は必ず、その意志を貫き通すものだ。\nとはいえ… その企てに助力してやれば、相応の見返りが得られるかもしれぬ。 --- Achilles About Boon List 01 --- Achilles: 「冥界の書」を閲覧しやすくするよう、宮大工に\n依頼を出しておいた。おまえはいまや、オリュンポスの神々に多くの知己を得た。彼らが授ける祝福の数々を\n把握するのも、骨が折れるだろう。 Zagreus: 助かります。彼らから授かる力を\n戦にうまく生かす方法については、\nいまだ修練を積んでいる途中ですので。 --- Achilles About Super Lock Keys 01 --- Zagreus: これを見てください。メガイラと戦ったあとに\n現れたんですが、いにしえの者の血のようです。\nティタンのものでしょうか? Achilles: 私の知るかぎり、そのようだな。具体的に\nどのティタンかは、定かでないが… 今は厳重に\n保管しておくことだ。やがておまえの武具たちが、\nその血を欲し、飲み干すだろう。 --- Achilles About Super Gift Points 01 --- Zagreus: 見てください!エリュシオンでアンブロシアを\n手に入れました!噂によると、絶品だそうですね。\nただ… どうやっても栓が抜けないんです。\nどうしたものか… Achilles: アンブロシア…!神々が味わう名品だ。親しき者に\n贈ることで、受け取り手だけが味わえると聞く。\nふさわしき者が現れるまで、保管しておくのが\nよいのでは?必要なければ、周旋屋に渡して\n別の品と引き替えることもできるだろう。 --- Achilles About Onions 01 --- Zagreus: ひとつ、どうしても気になっていることがあります。\n師匠はどうして、そんなにタマネギが\n嫌いなんですか?何か苦い思い出でも…? Achilles: 切れば、たちまち泣かされる。そんな怪しげな野菜を、好きになれるか?野菜を切り刻んで涙を流すなど、私はご免被りたい。 Zagreus: ちゃんと火を通して食べれば、なかなか美味ですよ? --- Achilles Post Flashback 01 --- Achilles: おまえの親戚筋に当たるオリュンポスの神々が、\nおまえを冥界から救い出さんと助力しているようだな。\nとはいえ… あの神々は、冥王陛下とは折り合いが悪い。\n彼らの意図に裏がないことを願うばかりだ… Zagreus: 父上とそりが合わないのは、俺も同じです。\nここから脱出できるなら、どんな助けもありがたい。 Achilles: それを聞いて安心した。おのれの矜持に固執する\nあまり、差し伸べられた手を取ることができぬ者を、\n数多く目にしてきた。とはいえ、警戒は怠らぬよう。 --- Achilles About Megaera Relationship 01 --- Achilles: ザグレウス、その顔は… 何か、思うに任せぬことがあるようだな。一目見れば、すぐにわかる。 Zagreus: いまだに地上を目指して苦戦中です。\n何度、無残な死に様をさらしたことか…\nん…?ひょっとして、メガイラとのことですか? Achilles: 彼女の態度からは察しにくいだろうが、メガイラは\nおまえを好いている。おまえには魅力があるしな。\n出会い方も、昨今の状況も、2人にとっては\n障害かもしれないが、愛しているのなら…\nおのれの心に従うことだ。 Zagreus: やめてください…\n「愛」だなんて… 口にするのもためらわれます… Achilles: 愛していないのならば、むやみに贈り物など\nしないことだ。誤解を招く態度を取ってはいけない。\n心にもない振る舞いをして、得られるものなど\n何もないぞ。 --- Achilles About Thanatos Relationship 01 --- Zagreus: いまだに地上を目指して苦戦中です。\n何度、無残な死に様をさらしたことか…\nん…?ひょっとしてタナトスとのことですか? Achilles: 彼の態度からは察しにくいだろうが、タナトスは\nおまえを好いている。おまえには魅力があるしな。\n今は関係がぎくしゃくしているかもしれないが、\n愛しているのなら… おのれの心に従え。 Zagreus: いや… ちょっと待ってください…\n俺はそんなこと、一言も… Achilles: …たしかに、おまえは一言も言っていないし、\n立ち入ったことを聞くつもりもない。タナトスは\nただの友人だと言うなら、これ以上贈り物など\nしないことだ。誤解を招く態度は控えるべきだろう。 --- Achilles About Meg And Than Relationship 01 --- Zagreus: いまだに地上を目指して苦戦中です。\n何度、無残な死に様をさらしたことか…\nん…?ひょっとして、メガイラと、タナトスと、\n俺の関係のことですか? Achilles: 私が思うに… あの2人も、おまえが各々に対し\n抱いているのと同じ気持ちのようだ。2人のうちの\nいずれか、あるいは、両方を愛する気持ちが\nあるのなら、おのれの心に従うことだ。おまえたちは\n神なのだから、それが許される。 Zagreus: いや… ちょっと待ってください…\n俺はそんなつもりじゃ… それに、自分の心に\n従ったとして、その先には何があるっていうんです? Achilles: それも心の赴くまま… 愛とはそういうものだ。\n「ここまでで十分」と思うのならば、贈り物を\n控えればいい。誤解を招く態度を取りつづける\n必要はないし、心にもない振る舞いをして、\n得られるものなど何もないのだから。 --- Achilles About Multiple Relationships 01 --- Achilles: その顔は… また何か悩んでいるな?\n私でよければ、話を聞くが。 Zagreus: …自分の気持ちが揺れてしまって、好意を抱く相手を\n 1人に絞れないときがあります。師匠は人間だから、\n愛情を注ぐ相手は1人だったんですよね…? Achilles: たしかに、人間にはそういう習慣があるが…\nおまえは、人や亡霊とは事情が異なる。\n冥界に暮らす者たちの大半は、神だ。神々の中で、\nひとりの相手と添い遂げた者など、いはしない。\n…おまえの父君を除いてはな。 Zagreus: え…?父上は、俺のじつの母親以外の女性を\n迎えたことがないんですか? Achilles: 私もハデス王について多くを知るわけではないが、\n私の知るかぎりでは、そのようだ。とはいえ、\n子が父親に倣わねばならぬという決まりはない。\nその点については、おまえも百も承知だろう? --- Achilles About Being Close With Megaera 01 --- Achilles: 最近メガイラを見かけたのだが、かすかに笑みを\n浮かべているように見えた。もしや… おまえと\n何か関係が?立ち入ったことを聞くつもりはないが… Zagreus: 正直、俺もそう期待しないわけではないし、\n実際そうなのかもしれません。\nでも… どうしてわかるんです? Achilles: 戦に出向く機会もなくなって久しい。私にも、戦場で\n敵の弱点を見抜く以外の勘が備わったということ\nかもしれない。なんにせよ、愛弟子が幸せそうで\n何よりだ。メガイラもな。 --- Achilles About Being Close With Thanatos 01 --- Achilles: タナトスがこの館に戻り、おまえの行方を探って\nいるのを見て、私はずいぶんと気を揉んだものだ。\n彼の心が乱れていると、何かと困る。\n関係を修復できたか? Zagreus: はい、おそらく。しばらくぎくしゃくしていましたが、\n今は、いろいろはっきりしたと思います。\nその… “今は”というか、“今振り返ってみると”\nというか… ああ… 俺は何を言っているんだ…? Achilles: おまえの言わんとすることは、よくわかる。私は\nタナトスに導かれて冥界へ下ったわけではないし、\n彼はおまえの父君同様、いつも多忙を極めているから、\n私も彼をよく知るわけではない。それでも、\n一目見れば、信用に足る男であることはわかる。 --- Achilles About Fury Sisters 01 --- Zagreus: 師匠、メグの妹たちに会いました。\nあまり歓迎されませんでしたが… メグによれば、\n彼女たちは館への出入りを許されていないそうですね。\n何か事情があるんですか? Achilles: 彼女たちが、その権利を得るに至っていない、\nということだ。あちらも、われわれと共にここに\n居すことを望んでいない。ハデス王は、彼女たちの\n“素質”に見合った役割を与えたまで。あの2人は\nメガイラほどの良識を持ち合わせていない。 Zagreus: …先が思いやられます。\nでも「恐怖を感じるは弱者の証し」。俺は恐れません。 --- Achilles About Thanatos 01 --- Achilles: タナトスが戻ったことは知っているな?もっとも、この館にいる間は常に鬱々とした様子だが… Zagreus: 俺が出ていくことにしたから、怒っているようです。\nあいつにとやかく言われる筋合いなんてないのに… Achilles: そう言うな。最愛の友が、気むずかし屋の父親に\n愛想を尽かし、家を出ると言うのだ。\n戸惑うなというほうが無理というもの。\nタナトスの気持ちも、少しは汲んでやれ。 --- Achilles About Zagreus 01 --- Zagreus: 冥界の書に、タナトスと俺に関する項目が\n追記されました…\n師匠は、俺が血の神だと思うんですか?\n俺は… 何の神でもありません… Achilles: 神である以上、おまえがなんらかの事象を司るのは\n間違いない。気を悪くしたのなら謝るが、おまえ自身の\n気質や、血珠を扱う能力、父君、母君といった複数の\n事実から割り出した、私なりの見解だ。 --- Achilles About Skelly 01 --- Zagreus: 師匠。ずっと気になっていたんですが、中庭に\nいつもいる妙な骸骨男は、お知り合いですか?\n以前雇っていた、下働きの者とか…? Achilles: あの者の名は、スケリーだったか。おまえが脱出を\n試みるようになって、初めて見知った者だ。生前の彼と\n面識があったのか… 思い当たる節はないが… 生前、\n私が殺めた者だろうか。あちらは私を知っていると? Zagreus: 俺にもわかりません。もともとどこにいて、なぜ今、\nここにいるのか… 師匠も、ご存じないんですね。\nニュクスも知らないと言っていた。\nせめて手がかりさえあれば… Achilles: オリュンポスの神々が、おまえの助けにと、\n送り込んだのでは?彼らはしばしば不可解な\n行いをするし、おまえに助力する者も多い。\nいずれにせよ、父君の隠密でないことはたしかだ。\nその点は心配ないだろう。 --- Achilles About Skelly 02 --- Zagreus: 中庭にいる、スケリーという骸骨男の話、覚えていますか?あいつが俺に協力しているのは、なんと、カロンの指示だったんです!俺は、みんなに助けられてたんですね… Achilles: なるほど… カロンは冥界のあらゆる事柄に関与している。さもありなんだ。おまえのことも、高く買っているだろうからな。そのスケリーという男も、カロンの信頼を得ているのならば、生前はそれなりの人物だったのだろう。 Zagreus: 生前のことは、本人に聞いてもはぐらかされてしまって… 海軍の名将か、ただの盗人か… ひょっとしたら、両方だったのかも…? --- Achilles About Nyx 01 --- Achilles: 先頃、ニュクス様と話したのだが、おまえが\nカオスについて話すのを聞いたとおっしゃっていた。\nニュクス様の親に当たる存在と、まみえたのか? Zagreus: はい。カオスは、これまでに会った誰とも違いました。\n万物の創造主である原初の存在と直に会うのは、\n正直不安でしたが… 心配なかったようです。カオスと\nニュクスは長らく疎遠になっているようですがふたりの\n間に何があったのか、師匠は知っていますか? Achilles: ある程度は。ふたりは徐々に疎遠になったが、\n少なくとも今は、互いに憎み合っているわけではない。\n親と子の関係には、しばしば起きることだ。\n断たれた絆は、二度と修復されぬこともある。\n太古より存在する原初の神々同士の場合は、特に。 --- Achilles About Nyx 02 --- Zagreus: ニュクスとカオスのことですが…\nあのふたりは疎遠になって以降、\nなぜ連絡すら取ろうとしなかったんでしょうか。\nときどきあいさつするぐらい、できたんじゃ… Achilles: そう単純な話ではないのだ。ニュクスも、世界の創造に\n深く関わっていた。カオスとの関係が良好とは\nいえなくなって以降、彼女は何人もの子を産んだ。\n争いのエリス、苦悩のオイジュス、死の宿命モロス…\n今では名を聞く機会すらなくなった者たちだ。 Zagreus: ニュクスにそんな子どもたちがいたなんて…\n本人はもちろん、ヒュプノスとタナトスからも\n聞いたことがない。やっかいそうな面々ですね。\n今はどこに…? Achilles: おそらく、地上では?とにかく、ニュクスにはみずから\n対処せねばならない問題が山積みだった。子どもたちの世話に加え、おまえの父君が現れるまでは、たった\nひとりで冥界を治めていたのだ。カオスとの関係は、\nその犠牲になったといえよう。 --- Achilles About Nyx Chaos Reunion Quest 01 --- Achilles: ニュクス様から聞いた。おまえのおかげで、\nカオスとの関係を修復できたと。原初の神々の\n断たれた絆を、難なく繋ぎなおすとは…\nおまえには驚かされてばかりだ。 Zagreus: 大したことはしていません。執務室にある旗印を使って\n闇の結晶を大量に集めただけです。ニュクスとカオスが\n互いに会いたがっているのは明らかでした。\n彼らが誰かを恋しがるなんて、よほどのことです。 Achilles: 彼らにも、愛する者を恋しく思う心はあるだろう。\nあの二神がこの世界に生じてから現在まで… その間に\n流れた時の長さと比べれば、われわれの一生など一瞬に\nすぎない。それほどの長きにわたり、想う相手と離れて\nいることが、どれほどつらいか。 --- Achilles About Theseus Extreme Measures 01 --- Zagreus: エリュシオンで、マケドニア製二輪馬車の\nタウラムダを見かけました。\n父上が、あそこへ移すことを許可したんでしょうか?\nテセウスという英雄崩れが乗り回していましたが… Achilles: あれはたしかにマケドニア製だが、ダイダロス本人の\n手で改造が施されている。地上のいかなる武具も\nかなわぬ逸品だ。テセウスか… やつは、例の仮面を\nつけていたか? Zagreus: 馬車とそろいの、黄金の仮面のことですか?\nはい、つけていましたよ。\nずいぶんと間抜けな出で立ちでしたが… Achilles: *ハハハ…* ダイダロスもそう言うだろう。あの仮面と\n衣装は、冗談のつもりで製作したと聞く。思い上がった\n愚か者が、無自覚に間抜けな出で立ちになるようにと。\nテセウスには、さぞよく似合ったことだろう。 --- Achilles About Weapon Enchantments 01 --- Zagreus: 中庭の武器庫に現れた得物は、形が変わるようです。\nどういうことなんでしょうか…?かつての持ち主を\n覚えていて、俺に合った姿に変化する、とか…? Achilles: そんなところだ。あたかも生きているかのように、\nあらゆるものを吸収する。あの武具たちの起源は\nおそらく、冥王陛下の時代以前までさかのぼる。\n持ち主を幾たびも変えたものもあり、\nおまえも最後の持ち主とはなり得ぬだろう。 --- Achilles Reveals Guan Yu Aspect 01 --- Achilles: 知ってのとおり、かつて私もおまえが帯びる武具を\n得物とし、絆を結んだことがある。当時は\nその特異な性質を真に理解してはいなかったが…\nいまだにその絆は健在で、ときおり“幻影”を見る。\nその内容を、おまえにも伝えておこう。 Zagreus: “幻影”?永遠の槍ヴァラサが、\n師匠に幻覚を見せている、ということですか?\nそれは… ちょっと不気味ですね。どんな内容ですか? Achilles: 私よりも上背のある大男が見えた。漆黒の髪に、ひげを\nたくわえた戦士… その男は、私が見たことのない姿に\n変化したヴァラサを携えていた。そして、その幻影が\n消えた後も、ある言葉が頭から離れなかった。\n*「われは見る。紅き鳳の目を通じ、そなたの姿を」。* Zagreus: *「われは見る。紅き鳳の目を通じ、そなたの姿を」*… \nどういう意味だろう… Achilles: それだけではない。遠い昔… 私は、ヴァラサを携えた\n*おまえ*の幻影を見た。冥府の武具は、おそらく運命の\n三女神が生み出したものだろう。彼女たちには、それを\n手にする宿命にある者が見え、その者に使命を与えた\nのだ。さぁ、ヴァラサを探し、その言葉を唱えよ。 --- Achilles Reveals Guan Yu Aspect 02 --- Zagreus: 前に教えてもらった言葉をヴァラサに唱えたら、\n見たことのない形状に変化したヴァラサの幻影が\n見えました。立派な衣に身を包んだ「関羽」という名の\n戦士が携えていました… 師匠が見た幻影と同じです。\nギリシャ人の名前ではないようですが… Achilles: 関羽がどこの誰で、いつの時代の者なのかも不明だが、\n運命の三女神には何らかの意図があり、おまえと引き\n合わせたのだろう。この件に関して、私の役目はここ\nまでのようだ。ヴァラサには私も生前世話になったし、\nそれは今でも変わらぬ。恐怖に屈せず、突き進め。 --- Achilles About Arthur Aspect 01 --- Zagreus: 師匠、スティギウスの、秘された態を発見しました。ニュクスから教わった言葉を唱えたら、鎧に身を包んだ軍勢を率いる、人間の指導者のビジョンが見えた… 彼の名は、「アーサー」。未来の光景だったようです。 Achilles: 未来に現れる人間の指導者が、その剣を?冥府の\n武具は、じつに摩訶不思議だな。いずれにせよ、\nおまえとスティギウスの間には、堅い絆が\n生まれているようだ。 --- Achilles About Rama Aspect 01 --- Zagreus: 心追いの弓の、秘された態を見いだしました。\n女神アルテミスがじきじきに、覚醒の呪文を\n授けてくれた。コロナハトは、過去あるいは未来に、\n「ラーマ」という名の者の得物となるようです。\n神々の内でも並ぶ者のない、弓の名手だとか… Achilles: 弓の腕について、「並ぶ者なき名手」を自任する者は、\n枚挙にいとまがない。とはいえ、古の武具が見せた\n幻影なら、確かなのだろう。その「ラーマ」が\nコロナハトを手にするとき、おまえと同様、\n賢く扱うことを願いたいものだ。 --- Achilles About Beowulf Aspect 01 --- Zagreus: 混沌の盾の、秘された態を発見しました。カオス本人が覚醒の呪文を教えてくれて… いつかの未来に、鎧を\n着込んだ戦士「ベオウルフ」を、あらゆる危険から守る盾のようです。ドラゴンの攻撃すらしのぐそうですが… 人間が、あの怪物と渡り合えるものでしょうか。 Achilles: 世界には多様なドラゴンが棲むと聞く。\nものによっては、人間でも太刀打ちできよう。しかし…\n見事な発見だ。「ベオウルフ」は、守りの武具を大いに\n活用するようだな。私は動きやすい装備を好むが、\n戦士にはそれぞれ得手とする戦術があるものだ。 --- Achilles About Gilgamesh Aspect 01 --- Zagreus: ミノスの雄牛のおかげで、双拳の秘された態を、\nまたひとつ知ることができました。古の神王\n「ギルガメシュ」が携えたものだそうですが、\n聞き覚えは?彼にも半獣の友がいたそうで、\nアステリウスとテセウスに通じるものを感じます。 Achilles: ギルガメシュ… 聞き覚えこそないが、来し方あるいは\n行く末に、冥府の武具を所有する者であることは、\n確かだろう。それはそうと、ミノスの雄牛が、\nなぜおまえに協力を?その者は、エリュシオンの\n先へ進む道をふさぐ敵手ではなかったのか? Zagreus: アステリウスのテセウスへの忠誠心は揺るぎなく、\nいざ戦う段になれば、いつも全力でぶつかってきます。\nでも彼は、敵への敬意も忘れない男です。\n相方とは大違いだ。 --- Achilles About Lucifer Aspect 01 --- Zagreus: アダマント電磁砲の、秘された態を見つけました。\n最高神ゼウスみずから、目覚めの呪文を\n授けてくれたんです。「ルシファー」という\n有翼の男の態で、彼もまた、父親に反旗を\n翻したんだとか。結果が気になりますね… Achilles: なるほど… それはおそらく、オリュンポスの神々が\nティタンたちを襲った日より、さらに古い時代の出来事\nだろう。しかし、有翼にしろ無翼にしろ、ルシファー\nという名の男に覚えはない… おそらく、彼の父親への\n反逆は、失敗に終わったのではないだろうか。 --- Achilles About Legendary Aspects 01 --- Zagreus: 冥府の武具の、秘された態を全部発見して、ずっと\n気になっていたことがあります。関羽、ギルガメシュ、\nラーマ… これらに、共通点があるようには思えない。\n彼らが選ばれた理由は、なんだと思いますか? Achilles: 本当のところが知りたければ、運命の三女神に\n直接尋ねるよりほかないだろう。私も、おまえが\nなぜ私の態を見いだしたのか、不思議に思っている。\nおまえは、なぜだと考える? Zagreus: 師匠は生前、勇名を馳せた偉大な戦士でした。\n世界を変える力を持つ武具の使い手として、\n運命の三女神に選ばれて当然じゃないでしょうか。 Achilles: たしかに、私は生前、名の知れた戦士だった。\n「悪名高い」と言ったほうが正確だが。…冥府の\n武具は、おのれの名を高らしめたいのでは?\nみずからの使い手たちに、「銘品」として末永く\n記憶されんとしているのではないだろうか。 Zagreus: …つまり、師匠が考えるこの武具たちの狙いは、\n“広く名を知られて、自分の武勇伝を語り継がせること”\nだと…? --- Achilles About Achilles Aspect 01 --- Zagreus: ヴァラサは、師匠が生前、携えた槍だったんですね。\n師匠の態を使ってみました。柄を握った瞬間、\n戦を求めてひときわ血が騒ぐのを感じた。\nきっと、師匠の闘志を受け継いでいるからでしょう。 Achilles: 闘志に溺れれば、私のように身を滅ぼす。くれぐれも\n留意することだ。その槍は、わが恩師ケイロンが餞別に\nくださったもの。生前ずいぶん世話になったが、\nケイロン師もまた、同じ警告をされた。\nおまえは、くれぐれも師の言いつけを守るように。 --- Achilles About Chiron Aspect 01 --- Zagreus: じつは… 心追いの弓コロナハトの態のひとつに、\nケンタウロスのケイロンのものがあるんです。\nそれはつまり、彼が携えたことがあった、\nということですよね?\n師匠がケイロンの弟子だった頃は、どうでしたか? Achilles: ケイロン師が…?師の弓は、太陽のように光輝き、\n狙った的は決して外すことがなかった。単に師が弓の\n名手であるがゆえと思っていたが… 私に長槍ヴァラサを\n授けた師のこと、コロナハトを携えたことが\nあったとしても、不思議ではない。 --- Achilles About Mirror 01 --- Achilles: あそこに鏡を置いてくれたのは、おまえだな。\n大広間の様子がよく見えて、とても助かっている。\n礼を言わせてほしい。 Zagreus: よろこんでもらえたなら、何よりです。\nこの廊下の警備を任されていては、\n自由に動き回ることもままならないでしょう。 Achilles: ああ。ここは特に厳重に見張る必要がある。\nそこの扉から亡霊が1人でも逃げ出しはしないかと、\nおまえの父君は今も気が気でないのだ。 --- Achilles About Warrior Statue 01 --- Achilles: 見事な像を造らせたな。こうして持ち場に立っていると常に視界に入ってくる。偉大なる英雄ヘラクレスの像を眺めつづけるのも、そう悪いものではない。 Zagreus: ヘラクレスは史上最強の半神といわれていますが、\n師匠ならきっと倒せたでしょう。\nあの巨体では、師匠のすばやさにかないっこない。\n実際に会ったことはありますか? Achilles: 一度だけ、ほんの一瞬だが。あの男は生者だった頃、\n私よりも悲惨な最期を遂げた。その後わずかな時を\n冥界で過ごしたが、オリュンポスの神々の寵愛ゆえに、\n特例が認められたと聞く。 --- Achilles About Office Backstory 01 --- Zagreus: どうやら、執務室に出入りする権限を\n買い戻せるようです。あんなところ、\n二度と入りたいとは思いませんが…\n出入りできると、何か利点があると思いますか? Achilles: 誰しも、「入るな」と言われると、入りたくなる\nものでは?とはいえ、実利的な点を挙げるなら、\nあの部屋に保管されている文書や記録が、\n今後なんらかの役に立つこともあり得るだろう。 --- Achilles About Legendary 01 --- Zagreus: 冥友を譲ってくれて、ありがとうございます。\n師匠とパトロクロスが共闘している姿を見て、\n胸が熱くなりました。師匠は、もう戦場に出ることは\nないと言っていましたが… Achilles: たしかに、パトロクロスと再会する前に、そんなことを言ったな。だが今は、ふたり肩を並べておまえに\n助力できることをうれしく思う。多少は役に立てたか? --- Achilles Vs Hades 01 --- Zagreus: 師匠が俺の脱出を手助けしていることが父上に知れたら\n相応の罰が下るはずです… 俺は、それが心配で… Achilles: 案ずるな。私が生前に戦で殺めた者たちの処理で、\n冥王陛下は当分お忙しい身だ。それに、陛下が私から\n奪えるものなど、もう何もありはしない。\nそういう取り決めを交わしたのだ。 --- Achilles Vs Hades 02 --- Zagreus: 師匠、父上がものすごい剣幕で怒っています…\n師匠に裏切られたと… 師匠に何かあったら、\n俺はどうしたら… Achilles: たしかに、私は父上の意にそぐわぬ選択をした。だが、\n私の身に何が起きようと、おまえは決して、みずから\n定めた道を曲げてはならない。おまえが脱出を試みて\nいることも、その結果起きることも、すべて起こるべく\nして起こっているのだ。恐怖に屈してはならない。 --- Achilles Vs Aphrodite 01 --- Zagreus: 女神アフロディテから、師匠への言付けを\n預かっています。彼女の心は師匠のものだと。\n彼女が起こした戦で、師匠がすばらしい働きをしたと\n言っていました。 Achilles: そうか。私が思うに、アフロディテは神々の中で\n最強だ。彼女の力は、われわれ人間をあらゆることに\n駆り立てる。愛、戦… ときにはその両方へと。\n言付け、しかと受け取った。 --- Achilles Vs Artemis 01 --- Zagreus: 女神アルテミスから、言づてを預かっています。\nあなたを崇拝してるそうですよ。\n俺も、もっともだと思います。 Achilles: 狩猟の女神が、そんなことを?うれしいお言葉だ。\nとはいえ、お褒めいただいているのはかつての私。\n今の落ちぶれた姿を見れば、さぞ失望されるだろう。 --- Achilles About Daedalus 01 --- Zagreus: 師匠は、ダイダロスの霊に会ったことはありますか?\n彼が振るった伝説の槌を何度か見かけましたが、\n本人の影はどこにもない… Achilles: 私も、姿を見たことは一度もない。おまえの父君の\n命を受け、冥界の建設と改築の仕事で常に多忙を\n極めていると聞く。大工道具がそこかしこに\n置き去りにされているのも、そのせいだろう。\n槌を見つけた際には、うまく役立てているか? --- Achilles About Gifting Gods 01 --- Zagreus: 師匠は生前、神々に祈ることはありましたか?\n供物を捧げたことは…? Achilles: 私が祈りを捧げる相手は、いつも母親だった。おのれの言葉に神々が耳を傾けるとはどうしても思えず、彼らに声が届くはずもないと思っていた。だが、供物を捧げたときだけは別なのかもしれない。彼らの助力は、\n役に立っているか? --- Achilles About Demeter 01 --- Achilles: ザグレウス、浮かない顔をしているな。\n何か心配事でも? Zagreus: 女神デメテルに会ったのですが… 彼女から受けた\n祝福の力は、あらゆるものを凍てつかせ、\n生気を奪いました。戦では心強いことですが、\n彼女が司るのは、果物だの穀物だの野菜だのだと\n思っていたので… 正直、意外というか… Achilles: いかなる神も、畏怖の対象。デメテルは命を与える\n女神であると同時に、奪う者でもある。もっとも、\n今は後者に傾倒しているようだが。デメテルは\nオリュンポスで最年長。冥王陛下は忌み嫌っているよう\nだが、理由はわからない。おまえも用心することだ。 --- Achilles About Dusa Firing 01 A --- Zagreus: ニュクスとデューサに、何があったんですか?\nデューサは、本当に館を去ったんですか? Achilles: ニュクスがデューサに暇を出した。私も驚いている。\nおまえがデューサをひいきにしていたことは、\n承知している。ニュクスは彼女が仕事に\n没頭しすぎることを懸念していたが… \nまさかここまで極端な手段に出るとは… Zagreus: 仕事に没頭しすぎる…?そんなことが理由の\nはずがない。きっと俺のせいだ。ニュクスはデューサに\n俺と口を利くなと言い含めていました。\n身分だの、立場だの、くだらない理由で…\nクソッ… どうすれば… Achilles: 私は詳細を把握していないし、その様子だと、\nおまえも同様だろう。ニュクスはおまえを慈しみ、\nおまえの気持ちを尊重している。おまえがこの件を\nどう感じているか、本人に直接伝えるのが得策では? --- Achilles About Dusa Re Hiring 01 --- Zagreus: 師匠、もうご存じですよね?\nデューサが戻ってきました。\nニュクスが考え直してくれたようです。 Achilles: そのようだな。私もうれしい。しかも、\nよく休んだせいか、デューサは以前より生き生きと\nしているようだ。不本意なすれ違いではあったが、\n悪いことばかりではなかったのでは? --- Achilles Run Progress 01 --- Achilles: ついにアスポデロスまで到達したようだな。 Zagreus: 耳が早いですね。何か、気になることでも…? Achilles: 愛弟子ががんばっているようで、私もうれしい。\nそれだけだ。 --- Achilles Run Progress 02 --- Achilles: しばらくぶりだな、ザグレウス。\nついにエリュシオンまで昇り詰めたか。 Zagreus: はい。でもあそこは、死してなお\n戦いを求める戦士たちの巣窟でした。\n想像していた場所とは、まるで違った… Achilles: 冥王陛下は、おまえと戦うことを望んでやまない\n者たちを選りすぐった。報酬も相当な額だろうが、\nその役目を担う栄光こそが、彼らを駆り立てるの\nだろう。あの者らの身を滅ぼしたのもまた、\nそうした自尊心なのだが。 --- Achilles Run Progress 03 --- Achilles: ケルベロスの姿が見えなくなって久しい… 冥王陛下の\n計らいで、また以前のように、地上近くで番犬の役目を\n負っているようだ。おまえと戦うような事態に\nならなければいいが… Zagreus: ケルベロスとはもう、上で出くわしました。\nあいつは父上の飼い犬ですが、俺に牙をむいたことは\n一度もない。父上の思惑どおりにはいきませんよ。 --- Achilles About Styx Foes 01 --- Achilles: ザグレウス… あまり元気がないようだが、\n何か悩みでも?差し支えなければ、私が話を聞こう。 Zagreus: なんでもありません。ただ… 今回、神殿で初めて、\n生者の命を奪いました。相手はサテュロスと\n害獣でしたが、亡者どもをタルタロスの深淵へ\n送り込むのとは、わけが違って… Achilles: 命限りあるものは皆、脆弱だ。生きてゆくこと自体が\n苦しみであり、いつかその挑戦も挫かれ、冥界へと\n送られる。しかし、いかなる者でも、死すれば皆、\nこの冥界に迎え入れられる。サテュロスや\n害獣であってもだ。 Zagreus: そうですね… 生者は皆、死後はここへ\n迎え入れられる… 死んでそれがわかったとき、\n命限りある者たちはさぞ安心するしょう。 --- Achilles Run Not Cleared 01 --- Achilles: 冥王陛下が、正装で館を出てゆかれた。\nついに父君と対決したのだな?こうして館に\n戻ったということは… 勝利はかなわなかったか。\nとはいえ、じつに惜しかった。 Zagreus: はい… でもこれで、ステュクス神殿まで昇り詰めて外へ出ると、何が待ち受けているかはわかりました。 Achilles: 気を落とすな。私の弟子は、おまえだけだ。\n陛下もしょせんは、ただの神。…失敬。\n反逆罪に当たる発言だが、目をつぶってほしい。 --- Achilles About Persephone Meeting 01 --- Zagreus: ついに会えました…!じつの母に…!生きていました。\n元気そうでした。でも… 俺は地上で長く過ごせなくて…\nだからもう一度、会いにいかないと…! Achilles: ついに地上に到達したか… では… 父君をも倒した\nということだな。見事だ。母君は、どんな方だった?\n地上で長く過ごせないとは、いったいどういうことだ? Zagreus: 母は… 父上とはまるで違って、どちらかというと、\n師匠に似ている印象でした。ただ… 俺は、地上にいると\n生気を失ってしまうらしいんです。冥界のように\n亡者たちが襲ってくることこそありませんが、\n地上に長くとどまれば、やがて命が尽きてしまう… Achilles: とはいえ、束の間でも母君と過ごすことは叶った\nのだな?その口ぶりだと、まだやり残したことが\nあるのだろう。一度到達できたのならば、きっと\n再訪は叶うはずだ。 --- Achilles About Persephone Meeting 02 --- Achilles: 戻ったか。今回は長旅だったようだな。\n進展はあったか? Zagreus: 母上に再会できました。また少し話せましたが、\nまだ聞きたいことが山ほどある。\n父上がすんなり地上へ行かせてくれればいいんですが… Achilles: おまえならきっと、再び脱出してみせると信じていた。\n何をすべきか、自分でも理解しているはずだ。\n幾度でも、必要なだけ母君を訪ねればいい。\n数々の疑問への答えもまた、おまえが\n探し求めてきたものに他ならない。 --- Achilles About Persephone Meeting 03 --- Achilles: こたびの件、私も疑問に思っていることがある。\n差し支えなければ、聞いてもかまわないだろうか。\nおまえの母君は… なぜ、おまえを置いて、\nここを去った? Zagreus: 俺を死産したと思ったからです。ニュクスの手で\n蘇生されたときにはもう、母上は冥界を去っていた。\nそして、ニュクスも父上も、連れ戻そうとは\nしなかった。理由は、俺もまだ探っているところです。 Achilles: なんという悲劇… しかし、そうした経緯があったの\nならば、説明はつく。私も、憶測だけで物を語る\nつもりはない。いまだ残る疑問への答えは、\nおまえがきっと、探り当てるだろう。 --- Achilles Run Not Cleared 02 --- Achilles: ザグレウス。その後、母君には再会できたか? Zagreus: いえ… 父上に阻止されました。\nクソッ… いったいどうすれば…! Achilles: 焦ってはいけない。一度成し遂げたのだから、\n必ず、再び突破できる。ちなみに父君は、\n何事もなかったかのように振る舞っている。\n希望を捨てるな。おまえは、十分な力量を備えている。 --- Achilles Run Cleared 01 --- Zagreus: 最近、俺と父上が“やりあった”件の顛末について、\n館の者たちは噂していませんか?その… \nあまり“穏やかでない”件です。「俺が勝った」と\n言ってまわりたくて、ウズウズしてるんですが… Achilles: さて、なんのことやら。現在この館では、噂をすることすら禁じられている事柄がある。とはいえ、ここだけの話… 見事な勝利だ。私もうれしく思う。 Zagreus: ありがとうございます、師匠。正直、自分でも\n信じられない気持ちです。でも当面は、\nこの件は口外しないと約束します。周りから常に\n持ち上げられていないと自尊心を保てないような\n男には、成り下がりたくありませんから。 --- Achilles Post Ending 01 --- Achilles: 女王がご帰還された… ついに、成し遂げたのだな!\nこれからじっくり、親子の絆を深めてゆくことだ。\nおまえの冥界脱出についても、正式な任務として\n認められたと聞く。 Zagreus: はい。少なくとも当面は、行く手を阻む亡者たちを\n倒しながら、地上を目指しつづけます。\nいい息抜きになるし、ヒュプノスの言葉を借りれば、\n間接的とはいえ、冥界をよりよい場所にするために\n一役買えます。 Achilles: では、今後は私も、冥界公認の任務として、\nおまえに協力できるということだな。楽しみだ。\nおまえと御両親の関係も、さらに良好なものと\nなってゆくことを願っている。 --- Achilles Post Ending 02 --- Zagreus: 師匠… 俺が父上の私室に入れるよう取りはからって\nくれたせいで、面倒に巻き込まれていませんか…? Achilles: 気にすることはない。私も危険は承知の上だったし、\n父君も目をつぶってくださった。とはいえ… まさか、\nいつでも自由に出入りする許可を得てしまうとは… --- Achilles Post Epilogue 01 --- Achilles: 家族団欒の宴は、どうだった?万事うまくいったか? Zagreus: はい。正直、俺も不安でしたが… なんだかんだで\n楽しかったですし、うまくいって本当によかったです。\n師匠も、楽しんでくれましたか? Achilles: 愉快なひとときだった。宴に招かれたのは、\n地上で戦に明け暮れていた頃以来だ。\nおまえの母君は、なかなか弁の立つお方だな。\nおかげで皆、楽しげに会話を弾ませていた。 Zagreus: 本人も、自分の大胆さに驚いたんじゃないかと\n思います。母上がみずからの力を自覚していたら…\nもっと早くオリュンポスの神々に働きかけていたら…\n避けられた問題も多かったはずです。 Achilles: それは、言っても詮ないことだ。ニュクス様によれば、\n母君にも事情があったとのこと。万事知り得た上で行動\nできることなど、ありはしない。ある程度の憶測と、\nおのれの良心に従うしかないのだ。母君がこのような\n結果を出せたのは、ひとえに、おまえのおかげだ。 Zagreus: 俺の…?それは違います。俺だって、さんざん\n助けてもらった。特に、師匠の助けがなければ\n無理でした。せいぜい、壊れた椅子の脚で敵を\n殴りつけるぐらいが関の山でしたよ。 Achilles: それは、さぞ恐ろしい椅子の脚になったことだろう!\nじきにまた、地上を目指すのだろう?\nおまえが“脱獄防止設備の点検任務”に当たる際は、\n今後もオリュンポスの神々がよろこんで\n助力してくれるだろう。 Zagreus: はい。では、俺はそろそろ。\n近いうちに、また会いにきます。 --- Achilles Post Epilogue 02 --- Achilles: おまえが成し遂げたことは、間違いなく、偉業だ。\n実年齢はさておき、見た目どおりの若者だとして、私がおまえぐらいの年の時分には、栄光をつかみ歴史に名を刻むことしか頭になかった。その結果が、これだ。\nおまえは、私などよりずっと聡い。 Zagreus: 師匠は、自分が栄光をつかんだとは思って\nいないんですか?\n俺はただ、身内のいざこざを収めただけです。\nでも師匠は、戦の形勢を逆転させてしまった… Achilles: くだらん戦だ。栄光は、真に追い求める価値のある\nもののため、捨て身の努力をした者にもたらされる。\n栄光をつかむこと自体が目的にすり替わっては\nならない。私に言われるまでもなく、おまえは\n悟っているだろう。 Zagreus: 俺が結果を出せたのは、師匠の指南と助言の\nおかげです。弟子をひとかどの戦士に育て上げることを\n「真に追い求める価値のあるもの」とするなら、\n師匠も栄光をつかんだことには、ならないでしょうか? --- Achilles Codex Progress 01 --- Achilles: 冥界の書を持ち歩いてくれて、ありがたい。私には\n館での務めがあり、かつてのように自由に出歩くことも\nままならぬからな。 Zagreus: 自分のためでもあります。俺も、これまで\n館の外へはほとんど出たことがなかったので。 --- Achilles Codex Progress 02 --- Achilles: 「冥界の書」の項目が、かなり充実してきたようだな。おまえに任せてよかった。私が生きていた頃は、冥界の話など誰も信じようとしなかったものだ。 Zagreus: でも、死んで冥界に送られたらどうなるか、\n地上でも噂を聞くことぐらいはあったんじゃ…? Achilles: たしかに、皆おまえの父君を恐れているし、おまえの\n飼い犬も恐怖の対象だ。だがそれ以外の事柄については\nほぼ知られていない。人間たちが抱く恐怖も、\nいわゆる「知り得ぬことへの恐怖」にすぎないのだ。 --- Achilles Codex Progress 03 --- Zagreus: 師匠… 「冥界の書」に、師匠が生前ともに過ごした\n人物に関する記述があったんですが… Achilles: あれは… あくまでも私的な記述だ。当初は、\n「冥界の書」を私以外の者に見せるつもりはなかった。\n私の過去については、わざわざ他者に語るまでも\nないこと。すまない… 今は勤務中につき、失礼する… --- Achilles Codex Progress 05 --- Zagreus: 「冥界の書」で、ひとつ気になることが… どの項目も\n師匠の言葉で記されてますが、俺が特定の“所作”を\nすることで、内容を“読み取る”ことができる。\n人間の書籍はみんな、そういうものなんですか? Achilles: 私はこの冥界で、長い時を過ごしてきた。その間に、\n私の記した知識も、私の一部となってしまったのだ。\nある意味、この槍と同じといえよう。\nとはいえ、時とともに、そのつながりも薄れる。\nそうやって、私の知識はおまえに引き継がれるのだ。 --- Achilles Codex Progress 06 --- Achilles: 先頃、不思議な感覚を覚えた… 差し支えなければ、\n「冥界の書」を見せてもらえるか…? Zagreus: もちろんです。自分なりに励んだつもりで… あと少しで完成しそうです。 Achilles: これは… すでに完成している…!\n冥界のすべてが… 私が知り、感じたことのすべてが、\nつぶさに記録されている! Zagreus: でも、世界にはまだまだ知るべきこと、\n感じるべきことがたくさんある。…ですよね? --- Achilles Mystery Door 01 --- Zagreus: 師匠、父上の私室ですが…\nこっそり入れてもらうわけにはいきませんか?\nどうしても中を調べてみたいんですが。 Achilles: おまえのためならどんな助力も惜しまないが、あいにく\n私は、持ち場を離れることができない。だが、\nあの部屋に何か変わった様子があれば、必ずおまえにも知らせよう。 --- Achilles Drinking 01 --- Achilles: ザグレウス。ともに一献… と言いたいところだが、\nおまえには為すべきことがあり、酒精は\n五感を鈍らせる。それが功を奏すことも多いが…\nおまえの場合は、そうもゆかぬな。\nいまは独り酒を楽しむとしよう。 Zagreus: はい、またの機会に、ぜひ。じきに出発しますが、その前に会えてよかったです。 --- Achilles Backstory 01 --- Zagreus: 師匠は、パトロクロスと親しかったんですよね?彼とのことを、詳しく聞かせてもらえますか? Achilles: 「親しい」などという言葉では足りない。彼と私の\n遺灰は、地上のどこかに、共に埋葬されている。\n彼を、心から愛していた。しかし彼は、あまりに早く\n旅立ってしまった。 Zagreus: なら、今はこの冥界のどこかにいるはずですよね?\n探してみましたか?父上に尋ねたことは? Achilles: もちろん探したとも。だが、事はそう単純では\nなかった。冥界がどんな場所か、おまえもその目で見た\nだろう。ただ前へ進むことすらままならない… おまえが\n地上を目指すうちに、彷徨う亡霊の中にパトロクロスを\n見かけたら… 私が案じていたと伝えてもらえるか? --- Achilles Backstory 01 B --- Zagreus: でも今は、ふたりとも冥界にいます。\n探しにいったらどうです?父上に掛け合って、\n契約の条件を変更してもらう、とか… Achilles: ハハ… 無論、探してみたとも。だが、事はそう\n単純ではなかった。おまえが地上を目指すうちに、\n彷徨う亡霊たちの中にパトロクロスを見かけたら…\n根気よく語りかけてみてもらえるか? --- Achilles About Patroclus 01 A --- Achilles: ザグレウス、その顔は… 考えごとか?\n何かあったのか? Zagreus: エリュシオンで、ある亡霊に会いました。\n師匠を知っていると… 師匠に会いたいと言っていた。\nパトロクロスという名の男です。 Achilles: パトロクロス…!その者とは、たしかに知った仲だ…\nどんな様子だった? Zagreus: …あまり元気そうには見えませんでした。\nもしまた会えたら、何か伝えてほしいことは、\nありますか? Achilles: …では、「いつもおまえを想っている」と。だが、\n私があの者と会うことは叶わない。理由はどうか、\n聞かないでほしい。すまないが、しばらくひとりに\nしてもらえるか。 --- Achilles About Patroclus 01 B --- Zagreus: エリュシオンで、ある亡霊に会いました。師匠の\nご友人の、パトロクロスです。正直、あまり\n元気そうには見えなかった…もしまた会えたら、\n何か伝えてほしいことは、ありますか? Achilles: なんと…!では、「いつもおまえを想っている」と、\n伝えてもらえるか?だが、私があの者と会うことは\n叶わない。理由はどうか、聞かないでほしい。\nすまないが、しばらくひとりにしてもらえるか。 --- Achilles About Patroclus 02 --- Achilles: ザグレウス、ひとつ断っておく。おまえが\nエリュシオンで出会ったと言っていた亡霊に関しては、\nくれぐれも他言しないでもらいたい。 Zagreus: わかりました。でも、なんとか力になれませんか?\nせめて事情を話してもらえれば、\n俺も何かしら動きようがあるかもしれない。 Achilles: 私が身まかったのは、彼のためなのだ。パトロクロスは\n私より先に、私のせいで、命を落とした。怒りに\n駆られた私は、すぐにあとを追い、英雄として冥界に\n迎えられた。冥王陛下みずからエリュシオンへ案内して\nくださったが、私はそれを望まなかった。 Zagreus: 師匠は、パトロクロスに会いたかったんですね。\nでも彼はいまエリュシオンにいて、かたや師匠は… Achilles: 私は、冥王陛下との間に契約を結んだ。パトロクロスは\nエリュシオンに、私はこの館に暮らす… 申し分ない\n取り決めだと思った。ただし、これは特例ゆえ、他言は\n許されない… すまないが、今話せるのは、ここまでだ。\n続きは、またの機会にでも。 --- Achilles About Patroclus 03 --- Zagreus: 師匠が父上と結んだ契約について、もう少し詳しく\n教えてください。パトロクロスとは、\n本当にもう、二度と会えないんですか? Achilles: 今から話すことは、くれぐれも内密に頼む。私は\nパトロクロスに、不自由なく暮らしてほしかったのだ。\nどだい、彼とは二度と会えぬ定めだった。\n彼は、エリュシオンに送られるはずではなかったのだ。 Zagreus: 俺の権限で、なんとかできるはずです。\nパトロクロスだけじゃなくて、師匠のためにも… Achilles: おまえには、なすべきことがある。パトロクロスにも\n私にも、時は無限にあるのだ。今はただ、\n時が過ぎるのを待てばよいだけのこと。気持ちは\nありがたいが、今はこの件を冥王陛下に持ちかける\nことは控えてほしい。事態を悪化させる恐れがある。 --- Achilles About Patroclus 04 --- Zagreus: 例の、“エリュシオンで出会った戦士”ですが…\n俺の目には好人物に見えました。ただ… 生前から、\nあんなふうにふさぎがちだったんでしょうか? Achilles: いや。どちらかと言えば、ふさぎがちなのは私のほう\nだった。彼は私を脅威と見なさない、数少ない人間の\nひとりだったのだ。私の中の、自分でも気づかずにいた\n一面を引き出してくれた。ともにいると心が安らぎ、\n本来の自分を取り戻せた。 Zagreus: 俺はいつも落ち着きがないので、想像もつきません。 Achilles: パトロクロスは、たびたび皮肉めいた冗談を口にする\nような、年の割に世間ずれした印象の男だった。\nあの男ならきっと、この苦しみも乗り越えると\n信じている。エリュシオンでなら苦しまずに暮らせると\n思ったのだが… まさに皮肉とはこのことだ。 --- Achilles About Patroclus Backstory 01 --- Zagreus: 師匠にとって、思い出すのはつらいことでしょうが…\n師匠とパトロクロスの命を奪った戦で、\n何があったんですか?パトロクロスが言っていました。\n師匠が、戦うことを拒んだと。 Achilles: あの男の命が尽きるまで、私は参戦を拒んだ…\n込み入った話だ、続きは酒場でゆっくり話そう。 Achilles: …私は愚かな王に仕えていた。愚かな王のために戦う\n気には、なれなかった。だが、パトロクロスはいつも、\n私とは物の見方が異なっていた。難局こそ好機と、\n私の鎧を身につけて私に成り代わり、同胞たちを\n率いて戦に赴いた。彼は勇敢に戦った… が… Zagreus: 師匠はその戦で何が起きたかを知って、パトロクロスの仇を討ったんですね… Achilles: 最後は私も倒れることになったが、その前に復讐は\n遂げた。その後まもなく、戦は幕を閉じた。戦を手早く収束させる方法が、一度に多数の命を奪うこととは…\n矛盾にもほどがある。当時の私は、それにすら\n気づいていなかった。 Zagreus: ひょっとして師匠は…\nあえて死に身をゆだねたんですか?\n冥界でパトロクロスと再会するために… Achilles: …わからない。私は怒りに駆られていた。だがそれも\n冥界に来てまもなく収まり、虚しさだけが残った。以後\nパトロクロスと会うことは二度となかったが、私の遺言\nどおり、私の遺灰はあの男の遺灰と共に収められたと\n聞く。…以上が事の顛末だ。…馳走になったな。 Achilles: そろそろ持ち場に戻るとしよう。\nザグレウス、あの戦については、\n二度と私に尋ねないと約束してほしい。頼んだぞ。 --- Achilles About Patroclus 05 --- Achilles: 最近、エリュシオンで例の戦士に出会うことは\nあったか?もし出会ったなら、どんな様子だった? Zagreus: 師匠が話してくれたこと、彼はほとんど\n知らなかったようです。師匠と彼が、\nそれぞれ今の居場所に送られたいきさつとか… Achilles: あの男に話したのか…!?\nなぜ先に、私に許可を取らない!?\n具体的には、何を言ったのだ…? Zagreus: す… みません… ふたりの遺灰のこととか、例の契約の\nことです。頼まれたとおり、「師匠はいつもあなたを\n想っている」と伝えたら、向こうはまるで信じて\nくれなかった。父上に内緒で、とは言われましたが、\n彼にも黙っていろとは、聞いていません。 Achilles: …私が言葉不足だった。いや、余計なことを話すべき\nではなかった。向こうがそのような反応だったなら、\nかまわない。取り乱してすまなかった。あの男を…\nわれわれのことを、気に掛けてくれて、感謝している。\nただ… くれぐれも慎重に行動してほしい。 --- Achilles About Myrmidon Reunion Quest 01 --- Zagreus: エリュシオンで出会った例の戦士から、師匠に言づてを預かっています。ただひと言、「すべてを賭けろ」と。 Achilles: …「すべてを賭けろ」?その男が、そう言ったのか? Zagreus: はい。聞いて、何か思い当たることはありますか? Achilles: あの男が最後に「すべてを賭けろ」と言ったとき、私は聞く耳を持たなかった。それを私は、深く悔いている。 Zagreus: なら、次の機会は逃すな、という意味じゃ…? Achilles: …あの男が、今、次の機会を与えてくれているのだ。\n伝えてくれたことに感謝する。…今はひとりに\nしてもらえるか。 --- Achilles About Myrmidon Reunion Quest 02 --- Zagreus: この前伝えた、「すべてを賭けろ」という言づて…\nどういう意味か、答えは出ましたか? Achilles: 戦に関することならば、私は常に直感に従い、瞬時に\n答えを出してきた。だが、それ以外のこととなると…\nどうしても時が必要だ。いま少し待ってほしい。\n答えが出次第、おまえにも知らせよう。 --- Achilles About Myrmidon Reunion Quest 03 A --- Achilles: ザグレウス、折り入って相談がある。“すべてを賭ける”ことにした。聞いてもらえるか? Zagreus: もちろんです。なんなりと、おっしゃってください。 Achilles: 私がおまえの父君と交わした契約の原本は、執務室の\nどこかに保管されているはずだ。下手に動けば事態を\n悪化させると恐れ、おまえに捜索を依頼するのは\n控えていたのだが… Zagreus: …「恐怖を感じるは弱者の証し」。ですよね、師匠。 Achilles: そのとおりだ。おまえは“ごろつき王”に下された判決を無効とした。ハデス陛下がお許しになるはずがないと\n思っていたが… 私の件も、諦めるのはまだ早いの\nかもしれない… Zagreus: 近いうちに、ニュクスに相談してみます。\n慎重に事を進めますから、どうかご安心を。 --- Achilles About Myrmidon Reunion Quest 04 --- Zagreus: 今、師匠の契約の原本を探しているところです。\nもう少しだけ、時間をください。 Achilles: 辛抱強く待つことは、私の数少ない特技のひとつだ。\nあまり期待を膨らませすぎぬようにしよう。\n手を煩わせてすまない。次におまえと話すときは、\nよい知らせであることを願う。 --- Achilles About Myrmidon Reunion Quest 04 B --- Zagreus: 今、師匠の契約をなんとかしようとしてるところです。もう少しだけ、時間をください。 --- Myrmidon Reunion Quest Complete --- Zagreus: 師匠!父上と結んだ契約の条件、変更処理が\n完了しました。師匠に科された無期雇用の刑執行中、\nエリュシオンへの立ち入りを禁じていた条項を\n削除しました。冥王神ハデスの嫡男として、\n当館への献身的な奉仕に感謝します。 Achilles: まさか…!いや、おまえの言うとおりだ。\n私を縛っていた見えざる力が、消滅したのを感じる。\n私は… いつでも自由に館を出ることができる… Zagreus: はい。本来なら、もっと早くこうするべきでした。 Achilles: だが… 心の準備が… まさかこんな日が来ようとは…\nいや、おまえの力量を信じていなかったわけではない。\nただ… Zagreus: エリュシオンに行ったら、ぜひ訪ねてほしい\n場所があります。会いにいってください。すぐにでも。\n「恐怖を感じるは、弱者の証し」です。 Achilles: …そう、そのとおりだな。では、さっそく向かおう。\nおまえには、大きな借りを作ってしまった。 --- Achilles After Myrmidon Reunion Quest Complete 01 --- Zagreus: 師匠、戻ってたんですね!\nエリュシオンは、どうでしたか? Achilles: 出向く前は、内心不安もあったが、案ずることなど\n何ひとつなかった。ときに、パトロクロスがおまえを\n「まれびと」と呼ぶのは、悪気があってのことでは\nないのだ。愛する者以外に掛ける言葉が、ぞんざいに\nなりがちな男でな。 Zagreus: そんなことより、差し支えなければ、\n詳しく聞かせてください。再会して、どうでしたか? Achilles: おまえが心を配ってくれたおかげで、再会の瞬間、私は\n何も言う必要がなかった。パトロクロスはひと言、私の\n名を呼び… あとはただ、ふたり、その場に在るだけで\nよかった。ひと所にとどまる亡霊の姿は、ときに悲しげ\nに映るだろう。だが必ずしもそうではないのだ。 Zagreus: それは… 本当によかった…\nパトロクロスも、師匠といると明るく見えました。\nお互い積もる話もあるでしょう。 Achilles: 失われた時を、これからゆっくり取り返していく\nつもりだ。ようやく、互いに向き合う余裕もできた。\n生前のパトロクロスに関する記憶は、戦時のもの\nばかりだ。今後は、平和な思い出を作ってゆこうと\n思う。じきにまた、エリュシオンでも会おう。 --- Achilles About Hades Bedroom 01 --- Achilles: 思い詰めた顔をしているな。私にできることなら、力になろう。 Zagreus: 父上の私室に、どうしても入りたいんです。 Achilles: …おまえの頼みでも、それだけは、おいそれと\n応じるわけにはいかない。あの部屋で、何をする\nつもりだ?私でさえ足を踏み入れたことがないのに… Zagreus: 父上のことだから、きっとあの部屋に、母にまつわる\nものを置いてるはずなんです。父上はまだ、母上を\n愛してる。俺にはわかる。でも母上は、俺がいくら\n言っても信じてくれません。だから約束したんです、\n証拠を見せるって…! Achilles: おまえの気持ちは理解した… だが、このことが\n明るみに出れば、私もただでは済まないし、私以外の\n者にも累が及ぶ。部屋の主が戻らぬうちに、すばやく\n済ませることだ。くれぐれも慎重に。いかなる痕跡も、\n決して残さぬように… --- Achilles About Reunion Quests 01 --- Zagreus: 師匠… もし、自分の大切な友人が助けを必要としていた\nとして… 助けるには、父上がその友人に無理やり\n結ばせたらしい契約の条項を変更するしかない場合…\n師匠なら、どうしますか? Achilles: …慎重に慎重を重ねるだろう。わかっているな?事態を\n悪化させることは、避けねばならない。執務室には、\nおまえの探し物以外にも、大量の盟約が保管されて\nいる。冥王陛下ですら管理しきれぬほどだ。あの中から\n探し当てるとすれば… ニュクス様なら、あるいは… Zagreus: …たしかに、ニュクスはなんでも知っている…\n聞いてみる価値はありそうですね… --- Achilles About Office 01 --- Achilles: ザグレウス、執務室に出入りする権利を再び取得した\nようだな。二度と足を踏み入れたくないものと\n思っていたが。 Zagreus: ええ、正直、見るのも嫌です。\n俺はただ、この館内を自由に歩き回って、\n父上をイラつかせてやりたいだけですよ。 Achilles: いずれにせよ、またこの台詞を言えるのは、\nうれしいことだ。…ザグレウス、入室を許可する。 --- Achilles About Office 02 --- Zagreus: 執務室に出入りできるようになったので、\n書庫の書類も、自由に閲覧可能になりました。\n今の俺なら、契約を無効にすることだってできる。\n師匠を縛っている契約も… Achilles: 気持ちはありがたい。亡霊となった私にはもう“心”は\nないが、それでも、“心から”礼を言わせてほしい。\nとはいえ、少なくとも今は、おまえの権限を私のために\n行使することは控えるべきだ。運命の三女神が、\n意図せぬ行く末をもたらすこともあり得る。 Zagreus: …師匠がそう言うなら、今はやめておきます。\nでも、また折を見て、気持ちを確認しにきます。\nパトロクロスが待っていますから。 --- Achilles About Orpheus 01 --- Zagreus: 師匠、オルフェウスがいまどうしているか、\n知っていますか?しばらく姿を見ていないので…\nまだ服役中なんでしょうか? Achilles: ああ、そのようだ。最後にあの男をこの館で見たとき、\n冥王陛下はずいぶん憤慨されていた。私も取りなそうと\nしたが、どうにもならなかった。なんとか減刑して\nくださるよう、願うしかない。 Zagreus: そうですね… もしオルフェウスを見かけたら、よろしく伝えてください。 --- Achilles About Orpheus 02 --- Zagreus: オルフェウスが館に戻ってきましたね。\n彼は、昔からあんな調子だったんでしょうか。 Achilles: そんなことはないのだろうが… 私も生前の彼のことは\n知らない。私と出会った頃から、なにかとふさぎがち\nではあった。だがその歌声は、余人をもって\n代えがたい。冥王陛下が手放そうとしないのも、\nもっともだ。 --- Achilles Gift 01 --- Zagreus: 師匠。大したものではありませんが… これを。 Achilles: 私に?どうやら先を越されてしまったようだな。\n私もおまえに、渡したいものがあった。\nこれを受け取ってほしい。 --- Achilles Gift 02 --- Achilles: これを、私に?いや… 私には、もったいない…! Zagreus: 師匠は、もっと好待遇を受けてしかるべきですよ。 --- Achilles Gift 03 --- Achilles: これを私に…?だめだ、受け取れない!\nおまえもわかっているはずだ… Zagreus: 師匠、たまには肩の力を抜いてください。\n誰にも言いませんから… --- Achilles Gift 04 A --- Achilles: ザグレウス… これを私に届けるために、わざわざ戻ってきたのか…?ありがたく受け取ろう。感謝する。 Zagreus: 父上が俺を見限っても、師匠だけはいつも味方でいてくれました。師匠には、返しきれない恩があります。 --- Achilles Gift 05 A --- Achilles: ザグレウス… こんな贅沢なものを、私に…?\n念のため伝えておくが、私には、生者であった頃から、\n想う人がいるのだ。どうか、悪く思わないでほしい。 Zagreus: …やっぱり、そうでしたか。それでも、\nこれは差し上げます。でも、酒で悲しみを\n癒やすのは、ほどほどに。人は悲しみを\n乗り越えると、さらに強くなると聞きますから。 Achilles: 今となってはもう、悲しみすら感じなくなった。\n心が砕けた瞬間に感じた憤りも、消え去って久しい。\n今はただ、古傷が残るのみ。だが、そうした傷が、\n人物に深みを与えるといわれるのは確かだ。 --- Achilles Gift 05 B --- Achilles: こんな贅沢なものを…?私は生前、ただの人殺し\nだった。にも関わらず、おまえは、私がこの世界の\n王族かのように接してくれる。この館を初めて\n訪れた頃には、考えも及ばなかったことだ。 Zagreus: 師匠は生前、偉大な英雄でした。\nそれは今でも、この先も、変わらない事実です。\n師匠は、こんなところで腐っていていい人じゃない。\n俺がもっと力になれれば… Achilles: うれしい言葉だが… 案ずるな。私はこの館に\nいられることをありがたく思っている。\nそれに… おまえのような良き弟子を持てて、\nこれ以上の幸せはない。 --- Achilles Gift 06 A --- Zagreus: 師匠。これを、酒場でいっしょに、どうですか。\nお互い、ひと休みする口実になりますし。 Achilles: 私などと飲んでいてよいのか?だが… うれしい誘いだ。では、のちほど酒場で。 Achilles: …私は愚かだった。パトロクロスとともに\n家でおとなしくしていればよかったものを、\n死をも超越する永遠の栄光を神々より約束され、\nすべてを投げうって戦場へ赴いた。\nそして、多くの者をこの冥界へ送り込んだ。 Zagreus: もう過ぎたことです。師匠が偉大な戦士であることに\n変わりはない。今、師匠が求めるのは、栄光ですか?\nそれとも、パトロクロス…? Achilles: 栄光でないことはたしかだが、パトロクロスとも、\n会うことは永久に叶わぬ。彼の亡霊はまだ、この冥界に\nとどまっているかもしれないが… 私が彼なら、決して\n私を許しはしないだろう。すまない、そろそろ持ち場に\n戻らなくては。 Achilles: …酒場では、空気を悪くしてしまい、申し訳なかった。\nだが、おまえとゆっくり話せてよかった。そろそろ\n出発だろう。くれぐれも気をつけてゆけ。 --- Achilles Gift 07 A --- Zagreus: 師匠、今度エリュシオンに行くときは、これを。\nパトロクロスと、ぜひ酌み交わしてください。 Achilles: …おまえからアンブロシアを贈られるとは。だが、私のほうこそ、おまえに心づくしの礼をすべきだ。おまえには本当に世話になった。パトロクロスと私からの感謝の印として、これを受け取ってほしい。 --- Achilles Gift 08 A --- Zagreus: これを贈る相手として、師匠よりふさわしい顔は\n思いつきません。今度非番のときにでも、\nぜひ、ゆっくり味わってみてください。 Achilles: 好意を示され、供物まで贈られる…\nまるで神のような扱いだな。\nザグレウス… 本当に、受け取ってよいのか? Zagreus: もちろんです。師匠の指南がなかったら、\n館の外で出くわした困難の数々に、\nとても対処できませんでした。それは、\n武力に訴える必要があることにかぎらず、です。 Achilles: ザグレウス、私は生前、凶暴で鳴らした人殺しだった。\n私なら、そのような者から受けた指南を、\nすべてうのみにはしない。 Zagreus: …そういうところが、名師匠たるゆえんですよ。 --- Achilles Gift 09 A --- Zagreus: これを、師匠とパトロクロスに。これから\nふたりで過ごす永遠の時が、これまで耐えてきた\n苦しみを補って余りあるものになりますように。 Achilles: ザグレウス… いや、若君。私にはもったいない\n贈り物だ。こたびはありがたく受け取るが…\n今後は遠慮させてもらいたい。 Zagreus: …そうですか。何か失礼があったなら、謝ります。\n前回贈った分、お気に召しませんでしたか? Achilles: そんなわけがない。じつに美味だった。ただ…\nエリュシオンでは、アンブロシアはみずから\n勝ち取るべきもの… あの地で過ごすうちに、\nどうやら私にも、かつての戦士としての矜持が\n蘇ってきたようだ。 Zagreus: 師匠は偉大な戦士で、指導者としてもすばらしくて、\nそして何より、よき友人です。どうか誇りを\n持ってください。 Achilles: 私に誇れるものがあるとすれば、そのような心づくしの言葉を掛けてくれる、おまえのような存在だ。 --- Achilles Gift 04 --- Achilles: なんと… 気遣いに感謝する。ありがたい。 Zagreus: 一人前の戦士に鍛えてもらったお礼です。 --- Achilles Gift 07 --- Achilles: こんなものを持っていては、館の者たちの\n羨望の的だな。他の者にも分け与えてよいだろうか? Zagreus: 師匠に差し上げたものです。師匠がそうしたいのなら、ぜひ。 --- Nyx First Meeting --- Nyx: 気を落としてはなりません。障害は不可避ですが、\n努力と時間を重ねることで、克服が可能です。\nあなたは女神アテナと接触しました。\n彼女が約束を違えることはありません。 Zagreus: そうですね。アテナに働きかけてくれたこと、\n本当に感謝しています。\n相当な危険を冒す必要があったはずだ… Nyx: 私にとっての危険はありません。オリュンポスの\n神々はおのずと本件に関与することになると、\n私は予見していました。ただし、彼らにこれ以上の\n情報を明かすことのないよう、くれぐれも留意なさい。 --- Nyx Grants Respec --- Nyx: 寝室の鏡は、あなたの役に立っていますか? Zagreus: 役に立つどころじゃない。\nそういえば、うまく使いこなせるようになったら、\nさらにできることが増えると言っていましたよね?\nそろそろ次の段階に進めそうな気がします。 Nyx: 私も、そのように感じます。\nあなたの望みどおりとなるでしょう。 --- Nyx Misc Meeting 04 --- Zagreus: ふと気になったんですが… 運命の三女神が\n俺にどんな宿命を用意しているのか、\n母親のあなたには、わかるんじゃ…? Nyx: たしかに、運命の三女神は私の娘。それでも、\nあの者たちの紡ぐ糸の色を知ることができぬのは、\n地上の人間たちも、私も、同じこと。\nオリュンポスの神々にすら、不可能です。 --- Nyx Misc Meeting 05 --- Nyx: わが子の前途に、闇の導きを。成長を遂げたあなたに、この館は狭すぎます。それでも、再びここに戻ることがあれば、私があなたを護りましょう。 Zagreus: ニュクス、あなたのことは、決して忘れません。 --- Nyx Backstory 01 --- Zagreus: うすうす感づいてはいました… あなたがじつの母親では\nないと。ヒュプノスとタナトスを見れば、\nあの2人と俺に血のつながりがないことは一目瞭然…\n誰が見たってわかることです。それでも…\n決定的な証拠を見つけたときは、ショックでした。 Nyx: 私も、承知していました。早晩、あなたは真実を知る\nことになると。その時、何が起きるのか、推測するのは\n恐ろしかった。その時がすでに過ぎ去ったことに、今は\n安堵しています。私はいまだに、あなたをわが子同然に\n扱っています。今後は、態度を改めるべきですか? Zagreus: 何を言うんです。生みの親でなくても、あなたが俺に\n愛情を注いでくれたことに変わりはない。俺のほうこそ\nあなたをずっと「ニュクス」と名前で呼んできましたが\n本当に改めなくていいですか? --- Nyx Backstory 02 --- Zagreus: あなたは、父上がオリュンポスの神々と\n絶縁したいきさつを、知っているんじゃ…? Nyx: その質問に答えられるのは、あなたの父のみです。\nあなたが知らぬ事柄について、私から伝えることは\nできません。 --- Nyx About Hades 01 --- Zagreus: ひとつ、どうしても気になっていることがあります。\nあなたは父上に、どんな借りがあるんですか?\n父上と話しているのが、たまたま聞こえてしまって… Nyx: あなたの父が冥王の座に就くよりはるか昔から、\n私はこの冥界に在り、管理責任を負ってきました。\n闇を為し、全域を保守することはできても、\nそこに暮らす民の調査や規則の制定は不得手…\nゆえに私は、それらの職務から退きました。 Zagreus: いくらあなたが優秀でも、仕事が多すぎたんですね。\nそこへ父上が現れた… あなたは歓迎したんですか? Nyx: 当初は、懐疑的でした。彼が冥界に現れたのは、運命の\n三女神の残酷な悪戯かと。しかし彼は勤勉に職務に取り\n組み、冥界には秩序がもたらされました。私は彼の\nためにこの館を設え、現在も管理を請け負っています。\n彼と私は、互いを支え合う協働関係にあります。 Zagreus: 父上があなたの厚意を食い物にしていないか、\n心配です… Nyx: 心配には及びません。彼が私に愛想を振りまくことは\nありませんが、見解に相違が生じた際に折り合いを\nつける方法は見いだしました。一方、あなたと彼の\n関係は… そのように単純な策を講じて解決できる\nものではないようです… --- Nyx About Hades 02 --- Zagreus: あなたはオリュンポスの神々に働きかけて、\n冥夜の鏡や宮大工まで手配してくれた。\n俺に協力していることが父上に知れたら、\nただでは済まないんじゃ…? Nyx: 気遣いは無用です。私は夜の化身。冥王とて、みずからの都合で私に罰を下すことなどできません。私なしでは\n当館は立ち行かない。冥王も、それを承知しています。\n彼と私には共通の目的があり、互いに協力する義務を\n負っています。 Zagreus: だったらどうして、俺の実母のことで、父上の嘘に話を合わせてやる必要が…? Nyx: …その件については、私の裁量で語ることは\nできません。いつの日かあなたがじつの母親に\nまみえたとき、すべてを理解するでしょう。 --- Nyx About Hades 02 B --- Zagreus: 「互いに協力する義務」… 俺が父上とあなたを夫婦だと疑ってやまなかったのも、当然ですね… Nyx: あなたの父と私も… 時に、そういった感覚を覚えます。 --- Nyx About Athena 01 --- Zagreus: 女神アテナからの言づてです。\nあなたを敬愛している、と。オリュンポスの神々は、\n冥界の神を忌み嫌っている思っていました… Nyx: あなたは彼らの肉親。そして、アテナは賢き女神。\n私のような者が特に彼女に目を掛けた理由を察するはずと推測しました。彼女はその見返りとして、みずからの一族に、あなたのことを周知させたのです。 --- Nyx About Athena 02 --- Zagreus: アテナから言づてです。俺が地上を目指すようになって以来、あなたとは頻繁に連絡を取っているようですね。 Nyx: アテナは、その知恵の深さで知られる女神。\n理性をもって正しい判断を下し、私の考えを理解し、\n協力を申し出るものと推測しました。\n私の見立てに、誤りはなかったようです。 Zagreus: でも… あなたは自分のことを、俺のじつの母親だと\n説明しましたよね?\nアテナが賢い女神なら、欺くのは危険なんじゃ…?\n騙されたと悟られたら、どうなるか… Nyx: アテナは、真に賢き女神。\n故に、彼女なら理解すると判断しました。 --- Nyx About Ares 01 --- Zagreus: ニュクス… 伝えるべきか迷いましたが… アレスから、言づてを預かっています。あなたのことを、ずいぶん慕っている様子でした。 Nyx: 戦神アレス… 彼はオリュンポスの一族の中でも、\nわれわれ冥界の神々に特に寛容と見受けます。 Zagreus: まさか… アレスに目を掛けているわけじゃ…?物腰こそ穏やかですが、血も涙もない残忍な神でしょう? Nyx: 私は、ふさわしいと判断した者に目を掛けます。\n言づてに感謝します。 --- Nyx About Ares 02 --- Zagreus: 戦神アレスから、言づてを預かっています。\n「思いを馳せている」と。\nとりあえず、聞いたまま伝えておきます… Nyx: 伝達に感謝します。戦神が私に執心している間は、\n彼が冥界に送り込む死者の数も、多少は減少する\n可能性があります。 --- Nyx About Ares 03 --- Zagreus: ニュクス… アレスから、あなたに会わせてほしいと\n頼まれたんですが、どうしましょうか… なぜこんなに\n警戒しているのか、自分でもよくわかりませんが… Nyx: 私はみずからの裁量で、他の神々との関係を構築する\nことが可能です。戦神アレスからそのような言葉を\n受けたことに、うれしさを覚えます。オリュンポスの神々が、われわれ冥界の神との接触を望むことは\n稀です。 --- Nyx About Ares 04 --- Zagreus: アレスが、あなたと連絡を取り合っていると\n言っていました… 本当ですか?\n何も問題なければいいんですが… Nyx: 戦神アレスが冥界に抱く興味は、純粋なもの。加えて\n彼は、私をみずからより下位の者と見なしていません。\nオリュンポスの神々と、われわれ冥府の神々の間には、\n互いに学ぶべきことが多く残されています。 Zagreus: でも父上は、他の神々とは一切接触するなと… Nyx: それでも、あなたは他の神々から繰り返し接触を受けてきたはずです。 --- Nyx About Ares 05 --- Zagreus: …アレスに会うつもりですか?それともまさか、もう会ったとか…? Nyx: 何を案じているのですか。単刀直入に述べる気が\nないのなら、私の時を無為に奪わぬことです。 Zagreus: 俺はただ… あなたとアレスがいっしょにいるところが\n想像できなくて… 第一、彼は…\nあなたの相手には、若すぎませんか…? Nyx: あなたは親愛の原理を理解していません。アレスは、\n彼を忌み嫌い忌避する人間や神々の道徳基準には\nそぐわぬかもしれませんが、私の判断基準では、\n心に偽りがなく、学ぶ姿勢を備えた神です。私は、\n彼に対する評価をみずから下す能力を備えています。 --- Nyx About Ares 06 --- Zagreus: ニュクス… またアレスが、よろしく伝えてほしいと\n言っていました。 Nyx: 言づてに感謝します。アレスと私が直接\n接触する機会は稀ですが、女神アテナに加え、\nオリュンポスにもう一柱味方を持てたことは僥倖です。\nアテナとアレスは、決して親密とはいえぬ仲ですが。 --- Nyx About Boons 01 --- Zagreus: オリュンポスの神々には、冥界にいる俺の姿が、\nはっきりとは見えていないようです。\n断片的に察することはできても、\n起きていることすべては把握できないらしい…\n彼らの力は、冥界には及ばないんですか? Nyx: あなたの姿が彼らの目に触れぬのは、あなたにとっても\n彼らにとっても、それが最善であるがゆえ。彼らは\n一族の絆で結ばれており、あなたに助力するのが得策と\n理解しています。あなたが望むかぎり、手を差し伸べるでしょう。素直に受けておくことです。 --- Nyx About Orpheus 01 --- Zagreus: 宮大工への依頼一覧に、未処理のまま放置されている\nオルフェウスの釈放要請が加わっていました。\n父上も、あいつに歌ってほしいなら、タルタロスに\n幽閉していても意味がないと理解すべきですよね。\nそもそも、あいつはもう、十分罪を償ったはずだ。 Nyx: あなたの父は、歌を聴くことで心の平穏を得ます。今回の刑執行停止により、オルフェウスも態度を軟化させ、楽士の業の披露を再開するかもしれません。 Zagreus: ニュクスは、父上が館で音楽を楽しめないことを\n心配しているんですか? Nyx: あなたの父の激しい気性も、比較的機嫌の良好な際は、御しやすくなります。加えて、件の宮廷楽士を\n罰することは、父上があの者に対して望む結果を\n導きだす最善策とは考えられません。 --- Nyx About Orpheus 02 --- Zagreus: オルフェウスの歌は、どうですか?あなたに気に入ってもらえているか、本人が気にしていました。 Nyx: 私は、彼が紡ぎ出す協和音を快く感じています。 --- Nyx About Skelly 01 --- Zagreus: ひとつ、聞いても?\n「スケリー」という名に、聞き覚えはないですか? Nyx: 私には特別な意味を持たぬ名です。なぜ、その名を\n口にするのですか?「スケリー」とは、何者ですか?\n私とその者の間に、いかなる接点があると推測を? Zagreus: スケリーは、俺の自室のすぐ外に現れる骸骨男です。\n俺が武具の扱いに慣れるように、\nみずから身体を張って、手合わせしてくれる。\nあなたが送り込んだのではと思っていました。 Nyx: 参考までに… アキレウスは、この館内を、私の闇に\n身を包んで自由に移動可能です。あなたが冥府の武具を\n入手したのも、そのため。それ以上の事柄については、\n私の関知せぬこと。その「動く骸骨」は、信用に足る者なのですか? --- Nyx Run Not Cleared 01 --- Zagreus: ついに地上に出ました!ものすごく寒い場所で\n父上と対決しましたが、倒すことはできませんでした…\nあとひと息だったのに…! Nyx: 再度、助言します。気を落としてはなりません。\n時をかけ、努力を重ねれば、いかなる障害も乗り越え\nられます。目的地は目前。進みつづけるのです。 --- Nyx Run Not Cleared 02 --- Nyx: あなたの父は不在のまま、あなただけが戻った… これが意味することは、ひとつです。大事はありませんか? Zagreus: はい、なんとか。父上の手でこの館に戻されたのは、\nかなり屈辱ですが。どうやったら倒せるか、\n助言をもらえませんか?あなただけが知っている\n弱点とか… 何か、ありませんか? Nyx: 冥王の弱点を誰より知るのは、あなたです。おそらく、\n本人以上に。あなたがじつの父と戦わねばならない\nことに、心が痛みます。とはいえ、他に手段が\nない以上、次回こそは必ず、討伐を。\nどれだけ時がかかろうとも。よいですね? --- Nyx About Pact 01 --- Nyx: 「懲罰の盟約」を授与されたようですね。当初は\nハデスを説得し、取りやめさせようと考えましたが…\nうまく利用すれば、あなたの能力をさらに伸ばせる\nかもしれません。 Zagreus: 困難が多いほど成長できるとは、よく言ったものです。\nあなたからそんなふうに楽観的な意見が聞けるとは、\n正直意外ですが。 Nyx: 事実を述べたまでです。あの盟約に定められた規定を\n超克すれば、あなたはこの冥界に多大な影響を\n及ぼすことが可能。無論、何事も過度に行うことは\n禁物ですが。 --- Nyx About Flowers 01 --- Nyx: 美しい花飾り、感謝します。私のたたずむ一角が、\n快適になりました。こうした単純な慰みとは無縁の身と思っていましたが、花に囲まれていると、心楽しさを\n覚えます。かつての私なら、そうした感情を認めは\nしなかったでしょう。 Zagreus: それはよかった。でも、もし気に入らなかったら、\n遠慮なく言ってください。すぐに撤去させて、\n焼却処分にでもしますから。それはそうと…\nあなたはどうして、いつもここに立っているんですか?\n何か理由が…? Nyx: ここは館の中心に最も近い場所。それはつまり、\n冥界全域の中心に当たることを意味します。 --- Nyx About Herself 01 --- Zagreus: …この館にずっと独りでいて、寂しく思うことはない\nですか…?あなたは夜の化身です。とても美しい。\nその気になれば、なんだって手に入るはずだ。子どもの\n頃は、父上とあなたの関係が… “そういうこと”だと\n思ってましたが… 他に誰かいないんですか? Nyx: その質問は厚顔とも取れますが、あなたが称賛した\nつもりであることは、理解しています。私は夜の化身。\nすべてを覆い尽くす者。あなたの言う「孤独」とは\n無縁です。この冥界のすべてが、私の一部。そこに\n仕える者の大半は、私が単身、産み落としました。 --- Nyx Darkness Progress 04 --- Nyx: 私は、太古の時代に冥界の奈落の底に生じました。\nその私ですら、あなたほどに、この領域に存在する\n闇の結晶と深く結びついた存在を知りません。 Zagreus: 俺はただ、道中、見つけたものを拾っているだけです。\nでもたしかに、言われてみればずいぶん長いこと、\n拾いつづけてきました。\n何か変化があったようには思えませんが… Nyx: 地上を目指しはじめて間もない頃のことを、\n思い返してみなさい。当時と比較して、\nあなたの知識も、能力も、格段に向上しています。 --- Nyx Mirror Progress Complete 01 --- Nyx: あなたは、冥夜の鏡の全面を開示し、\nその力を最大限に引き出しました。\nいつかは達成可能と承知していましたが、\n私の予想を上回る早さで成し遂げました。 Zagreus: あの鏡がなかったら、俺は今頃まだタルタロスで、\nメグに行く手を阻まれていたでしょう。\nまだまだ強くなりたいところですが… Nyx: あなたの力、能力… それらは、鏡の作用とは無関係に\n成長しています。試しに、鏡の効果を無効化してみると\nよいでしょう。鏡はあなたに学びの機会を与えただけ。\nあなたは今後も、学びつづけます。 --- Nyx Post Flashback 01 --- Zagreus: …どうしても聞きたいことがあります。\n俺は、本当に目的を果たせるんでしょうか…\nじつの母親がもし… もう… Nyx: あなたの母親は存命しています。でなければ、\nわれわれとともに、ここに在るはず…\n彼女は、強い意志と、温かい心を持っていました。\n彼女ならあなたをどう育てたか、私は常に、\nそれを念頭に、あなたを育てました。 --- Nyx Post Flashback 02 --- Zagreus: ときどき思うんですが… オリュンポスの神々は、冥界に生まれた者を見下している気がします。うがった見方をしすぎでしょうか? Nyx: オリュンポスの神々は、みずからをわれわれより\n優れた存在と認識する傾向にある…\n少なくとも、それがあなたの父の見解です。\n一族のうち、彼だけが冥界に追いやられた。\n彼はその点について、憤慨の念を募らせています。 --- Nyx About Olympians 01 --- Nyx: あなたは、オリュンポスに座す一族の大半に\nまみえました。彼らの祝福の効力は、冥界では\n弱化しますが、今後もあなたが必要とするかぎり、\n助力を受けつづけることが可能でしょう。 Zagreus: 彼らが協力してくれているのは、俺がまだ\nオリュンポスを目指していると思っているからです。 Nyx: 彼らが助力しているのは、あなたが身内だから…\nいまだ複雑な過去を持たぬ、“家族”だからです。 --- Nyx About Olympians 02 --- Zagreus: オリュンポスの神々の協力は、本当にありがたい\nですが… 彼らを巻き込む必要はあるんでしょうか?\n俺はべつに、彼らの助けがなくても… Nyx: 彼らの助力なしでは、あなたの旅路は困難を極めます。あなたの父は、私事に関して他者の助力を受けることを無意味に恥じています。おのれの利となる物を退ける\n必要はありません。 Zagreus: でも、俺は彼らを欺いている…\n実母を見つけるために、神々の恩寵を利用しています。\nもし本当のことが知れたら… Nyx: 私の持てる力のすべてをもって、\nそうした事態を阻止します。あなたもそうなさい。 --- Nyx About Persephone 01 --- Zagreus: 俺のじつの母親のこと、もっと詳しく\n教えてもらえませんか…?たとえば、初めて会ったとき\nどんな印象を受けたか、とか… Nyx: 彼女を見て、皆、強烈な印象を受けました。遠方の\n出身者と一目でわかりましたが… 私が過去に接した\nことのない陽気さを備えていました。しかしその印象は\nすぐに薄れ、私にとってかけがえのない存在となった。\nあなたは彼女の良き面を、多数受け継いでいます。 Zagreus: “良き面”?それは、“家族を捨てて\n出ていこうとするところ”とかですか?\n母はなぜ、ここを去ったんです?教えてください。 Nyx: その問いに回答することはできません。私は誓いを\n立てた身。誓いを破らず語ることが可能な事柄は、\nすべて語り尽くしました。実母にまみえることが\nかなったとき、あなたはすべてを理解するでしょう。 --- Nyx About Persephone 02 --- Zagreus: 俺が地上に出られたとして、そこで母を見つけられる\n保証なんて、どこにあるんです?あなたが教えてくれた\n場所にいると、どうしてわかるんです?\n別の場所へ移ったかもしれない… Nyx: 彼女が冥界を去ったとき、私は光を歪め、彼女の\n行く先を闇で覆いました。私以外の者の目には、\n映らぬようにしたのです。彼女はまだその場所におり、\nあなたにだけは、この事実を明かしても安全であると\n考えます。 --- Nyx About Persephone Meeting 01 --- Nyx: あなたの父は、あなたに破れました。かつて彼の父が、\n彼に敗れたように。しかしあなたは、命までは\n奪わなかった。あなたは父より慈悲深い。とはいえ、\n心境は複雑でしょう。しかし、あなたは戻ってきた。\nその後、何が?実母の居場所は、わかりましたか? Zagreus: はい。あなたが言ったとおりの場所にいました。\nでも… 共に過ごせた時は、ほんのわずかで…\nどうやら俺は、地上では長く生きられないようです。\nどうして教えてくれなかったんですか。\n地上に出ても、どのみち死ぬことになると。 Nyx: 極めて稀なことですが… 私は、その事実を把握して\nいませんでした。地上の環境が、あなたにそのような\n効果をもたらすとは。あるいは… 信じることを\n望まなかった。どうやらあなたは、あなたの父と同じ\n宿命にあるようです。 Zagreus: でも父上は、いつも地上で、かくしゃくとして\n待ち受けています。ひょっとして… 冥界から\n離れるほど、肉体への負担も大きくなる、\nということですか?これも、父上が冥界の\n統治権を引き当てたことと関係が…? Nyx: 私は、そのように推定しています。私の能力を上回る\n強大な力により、あなたは冥界に縛りつけられている。\nひとつ、尋ねます。ペルセポネにまみえることの叶う\n時間がごくわずかと承知していても、あなたは彼女の\nもとを目指しましたか? Zagreus: …もちろん。\n母上にはまだ、聞きたいことが山ほどある。 Nyx: では、再度、向かいなさい。決意を固め、実母の\n居場所を再び目指しなさい。そして、その限られた時をそのたびごとに、有効に活用なさい。人間たちの、\n人生のように。 --- Nyx About Persephone Meeting 01 B --- Zagreus: でも父上は、地上で、かくしゃくとして\n待ち受けていました。ひょっとして…\n冥界から離れるほど、受けるダメージも大きくなる、\nということですか?これも、父上が冥界の統治権を\n引き当てたことと関係が…? --- Nyx About Persephone Pact 01 --- Zagreus: 俺が生きていること、どうして母上に\n伝えなかったんですか?彼女の居場所も、だいたい\n見当はついていたでしょう。あなたと父上のせいで、\n母上は必要以上に苦しむことに… Nyx: 私は、沈黙の誓いを立てたのです。誓いを破らず\n語ることが可能な事柄は、すべて語り尽くしました。\n私たちは… 私は、彼女の安寧と、あなたの身の安全を\n最優先に行動しました。 --- Nyx After Persephone Meeting 02 --- Zagreus: ニュクス… 俺が生まれたとき、あなたが命を\n吹き込んでくれたんですね。父上から聞きました。\nなぜ黙っていたんですか。 Nyx: 私の裁量で明らかにできない事柄は、多数存在します。\n私がみずから、自身に課した選択です。あなたが\n指摘する件についても、同様です。あなたの\n蘇生においては、私の能力と、長い時が必要でした。 Zagreus: 運命の三女神は、俺が生まれることを許さなかった…\nあなたは、自分の娘たちの意図に逆らったんですか? Nyx: 私の娘たちについて、軽々に口にしてはなりません。 --- Nyx About Persephone Meeting 03 --- Nyx: 女王ペルセポネの様子は?息災ですか?\n彼女の住まいは、どのような場所でしたか? Zagreus: 母上は、元気そうでした。住まいはとても美しい\nところで、言葉では説明し尽くせないほどです。\n極寒の地にたたずむ、こぢんまりとした家で…\nいろいろな植物が花を咲かせていて…\n光に満ちていました。 Nyx: 光を愛する女神にとって、快き環境と考えます。\nあなたの訪問は、あなたにとっても、彼女にとっても、\n価値あるものとなっているようで、何よりです。 --- Nyx About Persephone Meeting 05 --- Zagreus: オリュンポスの神々が俺に協力していると知って、\n母上は取り乱していました… 彼らを巻き込んだせいで\n母上の身に危険が及ぶことになったんじゃ…?\n他に手だてはなかったんですか? Nyx: 彼女は常時危険にさらされており、私は彼女を、私すら\n関知しない場所に隠匿しました。オリュンポスの助力\nなしに、彼女を発見することは叶わなかった。また、\nあなたの存在について、私から明かす前に彼らに知れて\nいたら… 事態はさらに悪化していたでしょう。 Zagreus: …参ったな… じゃあ、これからどうすれば…? Nyx: オリュンポスの神々は、あなたが今も彼らのもとを\n目指していると確信しています。この現状を、ある程度\n長期間、保つことは可能。いずれは真実を明かす必要が\nありますが… 策を講じるまでの時は稼げるでしょう。\nあなたの実母ならば、妙案を思いつくのでは…? --- Nyx About Persephone Meeting 06 --- Nyx: 出立前に、話があります。これだけは、\n承知しておいてください。私がペルセポネに対し\n抱いていた親愛の情に、偽りはありませんでした。\n彼女が冥界にいた頃に、懐かしさを覚えます。 Zagreus: もちろん、わかってます。ただ… 母上はなぜ、\n冥界を去ったのか… 俺を死産したと思ったから?\n本当にそれだけでしょうか? Nyx: ペルセポネにとって、冥界での暮らしに慣れることは、極めて困難でした。加えて、オリュンポスと冥界の\n板挟みとなり、戦の火種となることを恐れていました。 Zagreus: ほんのささいなことがきっかけで、大戦に発展する\nことがあるのは、承知しています。それに、父上との\n暮らしは、相当耐えがたいものだったでしょうね… Nyx: 後者について、私は関知していません。\n本人に尋ねるのがよいでしょう。この件に関して、\n私はこれ以上述べる立場にありません。 --- Nyx About Persephone Meeting 07 --- Nyx: 何事ですか?あなたの心の痛みを察知しましたが、\nその原因は特定できかねます。 Zagreus: 母上に… もう訪ねてくるなと言われました。\n危険が大きすぎると… Nyx: それは… 妥当な判断です。\nあなたは、どうするつもりですか? Zagreus: …また訪ねます。 --- Nyx About Persephone Meeting 09 --- Zagreus: 父上は、母上を愛していた… そうですね?でもそれは、\n頑固さゆえに、母上の面影を忘れることができなかっただけでしょう?母上が父上のどこに惹かれたのかは、\n俺にもよくわかりません。 Nyx: ペルセポネとともにあるとき、あなたの父には、変化が\n見られました。彼は太古より、あのとおりの気質の\n持ち主でしたが、ペルセポネの明るさが、それを\n和らげていた… そして彼も、彼女とともにあることで、\n自身に良き変化が生じることを理解していました。 Zagreus: 父上の欠点を正すなんて、相当な負担だったんじゃ…\nでも母上は、父上はもちろん、ニュクスやケルベロスの\nことも、大切に思っていたんでしょうね。\nあなたに会いたがっていました。 --- Nyx About Obscurity 01 --- Zagreus: 冥界に送られてくる人間たちは、オリュンポスの神々に\n関する知識は豊富なのに、冥界に関することはほとんど\n知りません。正しい知識を広めることは、\nできないんでしょうか? Nyx: 冥界の実態が隠匿され、あえて周知されていないのは、私の意図と、あなたの父の意志によるもの。あなたが\n望むような耳目を集めることに、どのような利点が? Zagreus: 有名な神や怪物は山ほどいるのに、あなたほど多くを\n成し遂げている女神が、彼らと同じぐらい名を知られて\nいないなんて、なんだか納得がいかなくて… Nyx: 無名であることは、欠点ではありません。\n名を馳せることではなく、おのれの価値を高めることに\n注力なさい。その働きに応じ、名声もしくは悪評が、\nおのずともたらされます。それらが負担となった\n折りには… 私が助力しましょう。 --- Nyx Run Progress 03 --- Nyx: 地上は目前でした。大いなる進歩です。とはいえ、\nあの神殿であなたの行く手をはばんだ者たちの討伐は、\n容易ではないでしょう。あなたの父でさえ、\nあの者たちには、長らく手を焼いてきたのです。 Zagreus: あんな害獣ごときに手を焼くなんて、\n父上らしくもない。父上の所領の上層部で暴れて\n感謝されるなんて、思ってもみませんでした。 --- Nyx About Quest Log 01 --- Nyx: あなたは、運命の三女神が記した、「些事の運命を\n記した書」を入手しました。今回もまた、わが娘たちの\n予見どおり。宮大工が提示する多数の項目のうち、\nあなたがそれを選び取る可能性はいかばかりかと\n懸念しましたが… Zagreus: あんなたいそうな名前がついた項目があったら、\n思わず選ばずにはいられませんよ。\nでも… 何やら裏がありそうな口ぶりですね。\nマズかったでしょうか…? Nyx: あなたはすでに、知るべきことはすべて知り得て\nいます。運命の三女神の意図には、介入すべきでは\nない。私はそれを、誰よりもよく承知しています。\nとはいえ… あの書に記された事柄があなたに不幸を\nもたらす際には、その旨警告だけはしましょう。 --- Nyx About Quest Log 02 --- Nyx: あなたはすでに、私の娘たちの予言の大半を\n成就させました。それは必然であったのでしょうが…\nいずれにせよ、容易に為せることではありません。 Zagreus: ありがとうございます。でも、あれは“些末な”\n予言でしょう?手間に見合った報酬といっしょに\n明記されていなかったら、実現せずに終わりそうなこと\nばかりだ… 運命の三女神ですら、物事のなりゆきを\n操ることはできない、ということですか? Nyx: 運命の三女神は、いつの日か訪れる未来のために、何をなすべきか、つぶさに把握しています。われわれは皆、彼女たちの大いなる意図を織りなす道具にすぎません。無論、大役を担う者もいれば、そうでない者もいます。 --- Nyx About Quest Log 03 --- Nyx: 運命の三女神が記した些事の運命が、\nすべて成就したことを感知しました。\nまさか、そのようなことが可能だとは… Zagreus: 簡単ではなかったし、かなり時間がかかった項目も\nありましたが… 基本的には雑務の一覧と同じです。\n 1つずつこなしていけば、いつかは全部片づく。 Nyx: 運命の三女神は、常時命運を織りなしつづけています。その進みに追いつくとは… 彼女たちは、\n仕事を一層迅速にこなす必要がありそうです。 Zagreus: 新しい予言が追加されたら、\n俺もいつでも仕事に戻りますよ。 --- Nyx About Ghost Admin 01 --- Nyx: 何事ですか?なんらかの問題が発生しましたか? Zagreus: …父上から聞きました。宮大工の、つい最近の仕事…\nあなたが監督してくれていたと。\nあまり大っぴらには話せませんが、\nせめて礼ぐらい言わせてください。感謝しています。 Nyx: 礼など無用です。\nあなたの役に立てたのなら、何よりです。 --- Nyx About Ghost Admin 02 --- Nyx: 当館は、快活な印象を与える場ではありません。\nわれわれの役割を考慮すれば、\n一定の質素さは、“必要”とまでは言わずとも、\n“適切”と判断してきました。 Zagreus: 俺が宮大工に発注した内装のことですか?\n父上に文句を言われるならまだしも、\nあなたも気に入らないとなれば、俺も考え直します。\n元に戻したほうが…? Nyx: 誤解です。私は、感謝を述べています。\nこうした改良を私がみずから発注することは、\nありえなかった。ですが、こうして\n目の当たりにすれば、そのありがたみを感じます。\nあなたはたしかな目を持っています。 --- Nyx About Office 01 --- Zagreus: 仮の話ですが… 誰かが不当な扱いを受けていて、\n永遠の重罰を科されているとします。\n俺は、父上が持つ権限の一部を行使して、\n何か手を打つことができるんでしょうか…? Nyx: あくまでも仮の話ですが、執務室に出入りする\nすべを取り戻した今、あなたは、そういった権限を\n行使することができるでしょう。 Zagreus: でも、あの部屋には契約書だの書類だのが\n大量に保管されてる… 必要な文書を探すにしても、\nどこから手を付ければいいのか… Nyx: 入室すれば、おのずとわかるでしょう。とはいえ、\n実際に権限を行使するのであれば、時機を誤らぬよう、\nくれぐれも注意を。 --- Nyx About Office 02 --- Zagreus: 執務室に出入りできることが、これほど重要だなんて、思いもしませんでした。とはいえ… 何もかも、あなたのおかげです。 Nyx: 私は何も。記録は、常に最新の状態に保つ\n必要があります。あなたは処理が遅れていた\n数件に対処したまで。あなたの父も、\nその点に異を唱えることはできません。 --- Nyx About Demeter 01 --- Zagreus: …女神デメテルに会いました。\n彼女の娘は、ペルセポネだと言っていた…\nつまり、デメテルは俺の祖母に当たる、\nということですよね?そんな大事なこと、\nどうして教えてくれなかったんですか? Nyx: あなたに何を通知し、何を伏せるか… すべては、\nあなたと、あなたの実母の身の安全を考慮してのこと。\nあなたが疑念および好奇心を抱くのは、当然。\nとはいえ、目下、私がそれに応えることはできません。みずから危険を招くことのないよう、用心なさい。 --- Nyx About Hermes 01 --- Zagreus: 旅神ヘルメスと知り合いました。\n彼は、オリュンポスの神々の指示で動いているわけでは\nないようです。ヘルメスとは、知り合いですか? Nyx: ヘルメス神は、オリュンポスと冥界をつなぐ使者。\n死せる者の魂を冥界の門へと誘導する職務を負い、\nオリュンポスの神々のうち、最も冥界とゆかりの深い\n神といえます。彼は協力者です。助力の申し出が\nあったなら、素直に受けることです。 --- Nyx About Children 01 --- Zagreus: いつか、エリスやネメシスのような、\nあなたの他の子どもたちにも会ってみたいです。\nタナトスから名前だけは聞いています。\n彼らがこの館を訪れたことは? Nyx: 彼らは別の場所で、各々の役割を果たしています。\nそれが最善だからです。わが子の中には互いに折り合い\nの悪い者や、私とも口を利かぬ仲の者がいます。\n母として、“勝利”もあれば“敗北”もあるのです。 --- Nyx About Sisyphus Liberation Quest 01 --- Zagreus: …この前、執務室で記録をまとめていたんですが…\nタルタロスで苦役に処されている、ごろつき王\nシシュポスの判決文の保管場所をど忘れしてしまって…\nどこにあるか、わかりますか?\nメガイラに担当させている件なんですが… Nyx: あの者はあなたに、幾度となく助力を申し出たものと\n理解しています。あなたに取り入ろうとしてのことかと\n疑いましたが、下心は認められませんでした。\n判決文は、“シグマ、パイ、アルファの棚”、\n“ガンマ下部フォルダー”にあります。 --- Nyx About Sisyphus Liberation Quest 02 --- Zagreus: ごろつき王シシュポスに恩赦を与える手続きは、\n完了しました… なのにシシュポスは、\nタルタロスにとどまると言ってます。これからも\nときどき俺と会って、話がしたいと…\n岩の“友人”とも離れたくないようです。 Nyx: あの者らしい判断かと。刑を解かれたからといって、\n更正が為るわけではありません。あの者が再び\nあなたの父に罰せられることのないよう、\n友として導いてやることです。 --- Nyx About Singers Reunion Quest 01 --- Zagreus: 特に理由はないんですが…ある契約の保管場所を\n特定したい気分だったり… しませんか…?「ハデスの\n館に永久に仕える」という規定に同意したせいで、\n“歌女神”のそばにいられなくなった宮廷楽士に関する\n契約です。彼を救う手段を、ご存じですか…? Nyx: その楽士は、この館に安らぎをもたらします。\nとはいえ、彼の契約書を“ゼータ、パイ、オメガの棚”\nにある“ベータ上部フォルダー”内に見つければ、\n彼の犯した侵入罪に対する罰が重すぎることに、\nあなたも気づくことでしょう。 --- Nyx About Singers Reunion Quest 02 --- Zagreus: アスポデロスで暮らすエウリュディケを訪ねたら、\nオルフェウスがいました。彼はこの館を\n去ったわけではなくて、休暇中に彼女のもとを\n訪れることにしたようです。あなたのおかげで、\n願ってもない大団円になりました。 Nyx: すべては、あなたがみずからの行動によりもたらした\n結果。私は、立場上、当然のことをしたまでです。 --- Nyx About Myrmidon Reunion Quest 01 --- Zagreus: すみません… 今、冥界の警備の現状を確認していて、\n近衛兵の身元調査をしているんですが… アキレウス\n師匠が大昔に署名した盟約の原本がどこにあるか、\n教えてもらえませんか?師匠にとってはもちろん、\n俺にとっても重要なことなんです。 Nyx: アキレウス… 彼と同等の能力を備えた後任を\n見つけるのは、困難でしょう。件の契約の原本は、\n“エプシロン・イオタ・シータ”の棚の、\n“ロー”フォルダ、その中程にあります。\n念のため確認しますが… 本気ですか? --- Nyx About Myrmidon Reunion Quest 02 --- Zagreus: エリュシオンで、アキレウス師匠と\nパトロクロスに会いました。\nあのふたりが自由に会えるようになったのは、\nニュクスのおかげです。あなたにも見せたかった… Nyx: 私も、この目で見ました。アキレウスは、\n当館への忠義に篤い近衛兵長。つかの間とはいえ、\n彼が無期強制労働の刑から解かれる機会を得たことに、\nうれしさを覚えます。彼に代わり、あなたの尽力に\n感謝します。 Zagreus: 父上は、俺のしたことを快く思わないでしょうが… Nyx: あなたの父は、みずから定めた掟を遵守します。\nあなたはその掟にのっとり、アキレウスの契約を\n無効化したまで。アキレウスがみずから再契約しない\nかぎり、冥王にすら、それを覆すことはできません。 --- Nyx About Ending 01 --- Nyx: 女王ペルセポネが、帰還しました。\nにわかには信じがたいこと。\n冥界の女王を、あなたが連れ戻すとは… Zagreus: 俺にとっても、にわかには信じがたいことですよ。\nこれから、いろいろと立て直していくことに\nなりますね? --- Nyx About Ending 02 --- Zagreus: その後、どうですか?\n昔のように、母上がこの館に戻ってきて。 Nyx: かつての館を想起させますが、かつてとは明白に\n異なります。その最たるものは、あなたの存在。\n大きな違いです。 Zagreus: それは… たしかに。母上との仲は、良好ですか?\n何も問題ないですか? Nyx: 問題は一切ありません。\nあなたの実母… ペルセポネ、彼女の存在は、\n当館で歓迎されているように見受けられます。 --- Nyx About Ending 03 --- Nyx: 新たな職務を得たと聞き及んでいます。今後も引き続き\n当館から地上を目指す意義が生じたと。あなたの努力のたまものです。 Zagreus: あくまでも形式上のことだと思います。\n“職務”といっても、これまでやってきたことと大して\n変わらない。それでも、あなたにそう言ってもらえると\nうれしいです。脱出することがこの館のために\nなるなんて、なんだか妙な気分ですが。 Nyx: 「なんぴとも逃れられぬ」。冥王神ハデスは、\nこの評判が広く聞こえることを希望しています。\n人間や亡霊たちがあなたが成し遂げたことを\n模倣しようとすることのないように。 Zagreus: 正直、自室でぶらぶらしているよりずっといいのは、\nたしかです。それに… 自分は役立たずだと思わずに\n済むのは、気分がいいものです。 Nyx: あなたと共に当館に勤めることができ、光栄です。 --- Nyx About Ending 04 --- Zagreus: ずっと気になっていたんですが… カロンが母上と俺を\n舟に乗せて、館へ運んでくれたことがありました。\nということは… カロンはあなたの下で働いている\nということですか?\nすべては壮大な計画の一部、とか…? Nyx: カロンはここ、冥界のみに仕えており、\n信頼が置けます。あなたに対してはともかく、\n女王に対する親しみの念は、いくらか\n持ち合わせていても、不思議ではありません。 --- Nyx About Olympian Reunion Quest 01 --- Nyx: あなたはいまだ、苦境に立たされています。その点では\n私も同様。オリュンポスの神々は現在も、あなたが\n彼らのもとを目指していると信じ、私があなたの実母\nであると認識しています。われわれが善意でついた嘘が\n思いも寄らぬ規模に増幅してしまいました。 Zagreus: たしかに、何か手を打つ必要がありますね…\nこのまま嘘の上塗りを続けるのにも、限界がある… Nyx: とはいえ、すべての真相を明かせば、彼らの怒りを\n招きかねません。オリュンポスの神々には、\nこうした欺きに寛容でない者も存在します。 Zagreus: でも、幸い母上に考えがあるようで、オリュンポスの神々一柱ずつに、連絡を取るよう頼まれています。 Nyx: あなたの実母は、機知に富んだ女神です。とはいえ、\nその「考え」の具体的な内容は、把握していますか? Zagreus: それが… 彼ら全員を館に招いて、アンブロシアを\n振る舞うと言うんです… 信じられますか? --- Nyx About Olympian Reunion Quest 02 --- Zagreus: 母上が計画している宴に、カオスを招待しても\nかまわないでしょうか…? Nyx: カオスがわれわれの宴に出席するとは考えにくく、\nそもそも出席が可能かも、判然としません。出席を\n希望する可能性については、さらに低いと思われます。それでも、あなたが招待することを望むなら、\nそのようになさい。 --- Nyx Post Epilogue 01 --- Nyx: アテナやアレスを始めとする、あなたの家族に\nまみえることができ、光栄でした。\n当館に会した彼らは、私の予想に反し、友好的でした。\n忘れがたき夜となりました。 Zagreus: 本当に、忘れられない一夜になりましたね。\nディオニュソスだけは、何も覚えていなそうですけど。\nみんな、積年の恨みも吹き飛んだみたいに、仲よく\n楽しんでくれていた。これで万事解決、でしょうか…? Nyx: 彼らに知らせるべきことは、ペルセポネがすべて\n説明しました。家族間の問題を解決するには、\n時に、それが唯一の手段となります。とはいえ…\nオリュンポスの神々は何かにつけて誤解しがちです。\nこの団結がいつまで継続するかは、不確かです。 Zagreus: 平和を楽しめるのも今のうち、ということですね… --- Nyx Post Epilogue 02 --- Nyx: 過ぎたる誇りは、欠陥となりえます。\n人間たちはもとより、あなたの一族にも、\n過度の誇りで身を滅ぼした者がいます。\nそれでも… 私はあなたに誇らしさを覚えます。\n誰にでも成し遂げられることではありません。 Zagreus: 何もかも、あなたの協力があったからです。あなたが\n生みの母親ではないと知ったとき、俺はあなたに当たり\n散らした。それでも、あなたは俺に愛情を注ぎつづけて\nくれた。わが身を危険にさらして、父上に背いてまで、\n俺の力になってくれた。どうしてそこまで… Nyx: 私は、当館に永遠に仕える身。あなたの父が冥王の座に\n就く以前の時代から、ここに在りました。冥王ハデスの\n入館後は、冥界の秩序を保ち、冥王との友好的な\n関係構築に尽力しました。ですが、あなたの質問の\n答えとしては、もうひとつ大きな理由があります… Zagreus: オリュンポスの神々との関係を修復するため、ですね?\n彼らはずっと、冥界を忌み嫌ってきた。\nでも、俺たちと交流するようになった今は、\n前よりずっと協力的になった気がします。 Nyx: 的を得た推論です。そうした要素がないわけでは\nありません。ただ、私があなたに協力した理由は、\nずっと単純です。私はあなたの生みの母でこそ\nありませんが、あなたをわが子同然に育てました。\nあなたを愛しているから、力になったのです。 Zagreus: ニュクス… 俺も、同じ気持ちです。何もかも、あなたのおかげです。 --- Nyx Post Epilogue 03 --- Nyx: あなたの実母… 女王が、再び旅立ちました。とはいえ、必ず戻るとわかっている分、今回は、見送りの際の心の痛みがずっと軽度で済みました。 Zagreus: でも母上は、あれほど嫌っていた\nオリュンポスに戻るのは、つらいでしょうね。\n心配です… Nyx: 案ずることはありません。冥界から彼女を見守る術は、\n複数存在します。彼女の身に災いが降りかかることは\n想定していませんが… 相手はオリュンポスの神々。\n用心するに越したことはないでしょう。 Zagreus: …寂しくなりますね。 Nyx: 私も同じ心持ちです。\nが、彼女はすぐに帰還するでしょう。 --- Nyx Post Epilogue 04 --- Zagreus: オリュンポスの神々を招いた宴、カオスにも“参加”してもらえてよかったです。少しは話せましたか? Nyx: つかの間でしたが、久しぶりに言葉を交わすことが\nできました。思いのほか、心楽しいひとときでした。\nまたいずれ、カオスと継続的に会話する機会を\n持つことも検討します。あなたが能動的に\n働きかけてくれたおかげです。感謝します。 --- Nyx About Hypnos 01 --- Nyx: あなたは最近、ヒュプノスと頻繁に接触しています。\n彼の振る舞いを許容できなければ、私にその旨、\n伝達願います。 Zagreus: 自分の息子を、もっと評価してやってください。\nヒュプノスはいつも眠そうですが、\n底抜けに陽気です。あんなに生き生きと\n仕事をするやつは、そうはいませんよ。 --- Nyx About Hypnos 02 --- Zagreus: あなたとヒュプノスが話しているところを\n見たことがないですが… 何か問題でも…? Nyx: ヒュプノスは、自立の途上にあります。\n当面は距離を置くことが最善と判断したまで。\nそうでもしなければ、彼は極めて初歩的な依頼ですら、\n私の援助なしでは遂行できぬままとなるでしょう。\n当分は私を頼らぬよう、言い含めてあります。 Zagreus: “当分”って、具体的にはどのぐらいですか?\nあなたがヒュプノスと口を利いているのを\n最後に見たのがいつだったか、正直思い出せない。 Nyx: 彼の成長速度から判断して、自立訓練期間は、\n次の時代の幕開け前には完了するでしょう。 --- Nyx About Charon 01 --- Zagreus: 最近、カロンに会いましたか?\nあいつは、何を考えているのか察するのが難しくて… Nyx: 昨今、カロンと連絡を取る機会はありません。\nわが子らの内でも、彼、ならびに運命の三女神は、\n親の助力を必要とせず、高い自立性を備えています。\nカロンについて、私が明言できることは、ただひとつ。\n彼は渡し守という役割に満足しています。 Zagreus: カロンが俺にいろいろ売ってくれるのは、\nきっとあなたのおかげですね。 Nyx: すべては、彼がみずからの意志で行っていること。\n言葉での意思疎通ができずとも、知恵を持たぬわけでは\nありません。彼もこの館に仕える身。\nとはいえ、私の配下に属するわけではありません。 --- Nyx About Charon Fight 01 --- Zagreus: 仮の話ですが、俺とカロンが戦うことになったとして…\nカロンが手加減してくれる可能性はありますか?\n“戦う”というのは、“殺し合う”という意味ですが… Nyx: カロンの兄弟たちに、\n彼と戦おうとした者などいません。\nなぜそのような危険な状況を想定するのですか? Zagreus: じつは… 実際、そういう状況になって…\nカロンがどれだけ強いか、身をもって思い知りました。\nどうにか仲直りする方法はないでしょうか。 Nyx: 方法は、ないと推測されます。\nが、その必要もないでしょう。\n好敵手ができたことを、彼なりに喜んでいるかと。\nカロンに挑む者など、滅多に現れません。 --- Nyx Meg Defeated 01 --- Nyx: メガイラを倒したものと理解しています。彼女は\n酒場で、もう長いこと陰鬱な表情を浮かべています。\n彼女がこの館で鞭を振るうことはありませんが、\n舌鋒を受ける覚悟は必要かと。 Zagreus: 声を掛けたほうがよさそうだな…\n知らせてくれて、ありがとうございます。 --- Nyx About Chaos 01 --- Zagreus: 「カオス」と名乗る者に、心当たりはありますか?物腰の柔らかい、おだやかな印象の存在でした… 最近接触を受けて、功徳らしきものを授かったんですが… Nyx: 原初の混沌、カオス… よく承知しています。\nあなたの試みに、興味を抱いたのでしょう。\nあの者からの授かり物には、くれぐれも警戒を。\nとはいえ、カオスが他者を欺くことはありません。 --- Nyx About Chaos 02 --- Zagreus: カオスについて、聞きたいことが山ほどあります…\n質問に答えてもらえませんか? Nyx: 私は、カオスについて公然と語る立場にありません。\nそれをする権利を有するのは、カオス本人のみ。\n私から言えるのは、カオスはこの世で最古の存在であるという事実のみ。それ以前の世界は、“無”でした。 --- Nyx About Chaos 03 --- Zagreus: どうも、カオスに気に入られたみたいです…\nあなたのことも、話題にのぼりました。 Nyx: カオスは私を失念したものと解釈していました。\nあの者は、私の母であり、父。最後に言葉を\n交わしたのは、太古の昔のことです。 --- Nyx About Chaos 04 --- Zagreus: 何度もしつこくてすみません… またカオスのことです。せめて、連絡を取ってみてもらえませんか? Nyx: カオスが私との関係修復を望むのならば、\nカオス側から接触を試みるべきです。\nこの件について、これ以上話題にすることを、\n私は望みません。 --- Nyx About Chaos 05 --- Nyx: あなたが何をしたのかは不明ですが… カオスが\n私との接触を試みた痕跡を、わずかに感知しました。\n意識のかたすみに、おぼろげに… しかし、たしかに、\n感じられた… 言づてのようでしたが、内容は\n理解できませんでした。カオスの望みは何ですか? Zagreus: たぶん、あなたと連絡を取りたいんじゃないかと…\n遠い昔に離ればなれになったままだと聞きました。\n俺もタナトスと長いこと疎遠になりましたが、\nあなたとカオスは、その比じゃない。\nなんとかなりませんか? Nyx: にわかには、困難でしょう。今となっては、この館も\n堅固になり、冥界に秩序がもたらされたためです。\n少し検討させてください。 --- Nyx About Chaos 06 --- Nyx: カオスと私に関して、なすべきことは承知しています。これまで、私があなたに助力を乞うことは\nまずありませんでしたが… 差し支えなければ、\nあなたに実行してもらいたい件があります。 Zagreus: もちろんです。何をすれば? Nyx: 執務室の内部に、「最古の旗印」があったことを\n記憶していますか?あの旗印を通じ、\n冥界の最暗領域へ、瞬時に移動が可能… ただし\n現在は、カオスのもとへの直接移動は不可能です。\nですが、この点については、対処可能と思われます。 Zagreus: …旗印?でも、俺にはあれを使う権限はないし、\n使おうとしても、瞬間移動なんてできませんでした。\nしかも今じゃ、前より権限を制限されてしまって… Nyx: あなたが権限を剥奪されたからこそ、可能な策です。\n闇の結晶を大量に取得できれば、カオスへの架け橋は\n復旧し、私は再び、あの領域を訪問できるでしょう。\n闇の結晶を旗印に集める作業を、あなたに依頼しても?\n可能なときのみで、かまいません。 Zagreus: 俺にできることなら、何でも。じゃあ、\nこうしましょう。宮大工に依頼を出してください。\nそうすれば、堂々と公に作業できます。 --- Nyx Chaos Reunion Quest Complete --- Zagreus: 戻ってたんですね!カオスとは、無事に会えましたか? Nyx: 有意義な再会となりました。あなたの厚意により、\n太古より存在する祖神と再び接点を得ることができた…\n私にとっても、カオスにとっても、幸甚です。\n長く疎遠となっていた関係の修復に努めました。 Zagreus: また普通に話せる関係に戻れたら、近いうちにカオスが\nこの館を訪れることもある、ということですか? Nyx: カオスがみずからの領域を脱することはありません。\n代わりに、私が折を見てあの領域を訪れ、冥界での\n出来事を、逐一報告します。この世界を生み出した\n存在とはいえ、外界に過度の干渉をすべきでないことを\nカオスは十分に自覚しています。 --- Nyx Chaos Reunion Quest Complete Aftermath 01 --- Zagreus: 最近、カオスとは、どうですか?カオスは、あなたに\n相当な期待を寄せていたみたいですね。\n「日の光と同等の輝きを放つ」とか…\n俺には想像もつきませんが。 Nyx: 輝きに関して、私は不得手です。開闢のとき、私が\n為すべきことは無数に存在しました。この館も、当時はすべて、現在よりも私の趣向に寄っていました。現在のカオスは、私をより正確に理解しています。私は\nここでの仕事を通じ、自身の限界を把握しました。 Zagreus: 限界?あなたは、なんだってできるでしょう。きっと、光輝くことだって… Nyx: 限界は、誰にでも存在するものです。 --- Nyx About Meg 01 --- Nyx: エリニュスの一柱、メガイラが、タルタロスの\n果てであなたを足止めする任に就いています。\nあなた方ふたりの衝突は不可避。\nこのような事態に、胸が痛みます。 Zagreus: 心配いりませんよ。思えば、メガイラとは\nこれまでもさんざん衝突してきました。\n俺たちの関係には、いいスパイスです。 --- Nyx About Meg 02 --- Zagreus: あなたはメガイラのことを、俺が生まれるより前から知っていますよね。彼女は… その… どんな子どもでしたか? Nyx: フフフ… あなた方ふたりの関係が良好であることに、\nうれしさを覚えます。メガイラは、今も昔も\n変わりません。幼い頃から聞き分けがよく、\n几帳面でした。情にも厚く、頼もしく、\n他者を敬う心も持ち合わせていました。 --- Nyx About Meg Relationship 01 --- Nyx: あなたとメガイラが相互理解を深めたことについて、\nうれしさを覚えます。あなたとメガイラがこうした\n結果に到達する能力を有していることを、\n願っていました。 Zagreus: メガイラと俺のこと、よろこんでくれるんですか?\nニュクスのことだから、\n「職務の妨げになる」と心配するかと…\nもちろん、認めてもらえてうれしいですが… Nyx: メガイラが職務怠慢に陥る恐れはないと判断します。\n加えて、こうした事象は総じて、大いなる達成に\nつながるものです。とはいえ、そのような関係に\n求めるものは、大いなる幸福感のみで十分である\n場合が大半です。 --- Nyx About Meg Relationship 01 B --- Zagreus: メグと俺が親しくなったこと、\nよろこんでくれるんですか?うれしいですが…\nメグの仕事に支障が出るんじゃないかと、心配で… Nyx: あなた方、双方について、そのような懸念は抱いて\nいません。双方とも、みずからの職務に注力して\nいます。ときおり必要となる対戦程度で、\nあなた方の絆がほころぶことはないと考えます。\nだからこそ、絆が結束された… 違いますか? --- Nyx About Thanatos 01 --- Zagreus: 地上を目指す途中で、タナトスに会いました。\n俺に協力してくれましたが…\n俺が館を去ったことで、腹を立てているようでした。 Nyx: タナトスは、あなたの身を案じています。\nあなたが彼から感じた「怒り」の感情は、\n彼の本心ではありません。礼を欠いた\n態度については、目こぼし願います。 --- Nyx About Thanatos Relationship 01 --- Nyx: あなたと私の息子が親しくしていることに、\nうれしさを覚えます。タナトスは常に孤独にあり、\nそれに関して不満を口にしたことはありませんが、\n彼なりに、心を許せる相手を求めていたことを、\n私は承知しています。 Zagreus: そう言ってもらえると、うれしいです。\nタナトスも俺も、長年、お互いへの想いを\nうまく伝えられずにいましたが、\nやっと自分の気持ちに正直になれました。 Nyx: では、あなたも、彼も、互いに求めていたものを得たということ。どうか、私の息子をよしなに願います。彼はときに、限界を超過して仕事をする嫌いがあります。 Zagreus: それについては、心配ありませんよ。\nでも、俺も気をつけておきます。 --- Nyx About Thanatos Relationship 01 B --- Zagreus: 冥界でそういう相手を見つけるのは難しいですが、\n俺はいつもタナトスを信頼してきたし、\nあいつも同じ気持ちだと思います。\n以前と比べて、絆が深まった気がします。 Nyx: 闇深き地底の根城として、当館の存続するかぎり、その絆の続くことを願います。私の息子のことを、よしなに願います。 --- Nyx About Dusa 01 --- Nyx: 何事ですか?あなたは今、通常とは異なる懸案を\n抱いています。私に関連することである点は、\nそこはかとなく察知できます。 Zagreus: 俺はただ… あなたがデューサに厳しすぎる気がして… べつに責めるつもりはないですが、俺と一切会話するなと命じたそうですね? Nyx: おのれの本分を果たすよう、注意を促したまで。\nこの館で、使用人が礼節をわきまえぬ行動に及ぶことが\nあってはなりません。にも関わらず、あなたは略式な\n態度をとる… 冥王神ハデスの嫡男が交友すべきは神々\nであり、ゴルゴンの頭部は、友として不適切です。 Zagreus: くだらない… 俺がそんなに重要な存在なら、\nこの館で誰と交友を深めようと、俺の勝手でしょう? Nyx: あなたは、みずからの立場を理解していません。\nあのゴルゴンの頭部も、立場をわきまえる必要が\nあります。あなたは自分のすべきことに注力し、\nあの者とは関わらぬことです。 --- Nyx About Dusa 02 --- Nyx: いまだに、ゴルゴンの頭部との交友関係を\n継続していますね。私はあなた方が適切な距離を\n保つことを望むと、伝えたはずですが? Zagreus: デューサは俺の友だちです。ニュクス、あなたのことは\n大切に思っていますが、俺の交友関係にまで\n口出しするのは、違うでしょう。あなたがデューサを\n信用していないことはわかります。\n俺のことも、そんなに信用できませんか? Nyx: …よいでしょう。あなたのことは、信用しています。\nただし、あなたとゴルゴンの頭部との関係が障害となり\nあの者が本分をおろそかにすることのないよう、\nくれぐれも留意なさい。 --- Nyx About Dusa 03 --- Zagreus: デューサをクビにしたというのは、本当ですか?\n俺に話しかけたから?デューサは俺の友だちです! Nyx: ゴルゴンの頭部の解雇理由は、命令不服従、および\n判断力不足です。穏便な解雇で済ませたのは、\nあなたが懇意にしていることを考慮した結果です。 Zagreus: 命令不服従と判断不足…?この館があるべき姿に\n保たれているのは、デューサが誰よりも\n懸命に働いているからです!\nニュクスだって、仕事ぶりを評価していたでしょう? Nyx: 彼女の勤勉さは、度を超していました。\nオリュンポスの神々は犠牲をよしとするのでしょうが、\nこの館の使用人に求められるのは、効率のみです。 Zagreus: 効率…?まるで、“誰か”みたいな言いぐさですね… 耳を疑います。 Nyx: 私の権威を失墜させることが望みであれば、\n私の面前以外で実行なさい。 --- Nyx About Dusa 04 --- Zagreus: …この前は、感情的になって、すみませんでした。\nデューサは大切な友人で、この館で働くことが\n彼女にとってどれだけ大切だったか知っていたので、\nつい… 彼女の処遇、考え直してもらえませんか? Nyx: 平静となり、私のもとを再訪したこと、感謝します。\nゴルゴンの頭部の解雇についてですが、この館に必要\nなのは自制の効いた気配りであり、思考停止した没頭\nではありません。私が繰り返し評言を提示しても、\n彼女は仕事に注ぐ熱量を節制しませんでした。 Zagreus: それはつまり… デューサをクビにしたのは、\n働きすぎだったから、ということですか?\nだったらせめて、事前に警告ぐらいは… Nyx: 彼女は勤勉の意味をはき違えていました。\nそれゆえに、彼女はこの館に多大な貢献を\nしていながら、この館の負担となっていました。\n私からの警告は、必要ありませんでした。 Zagreus: 何をどう改善するべきか説明すれば、\n必ず伝わるはずです。デューサには、館での仕事が\nすべてでした。少しやりすぎてしまっただけです。\n許してやるわけにはいきませんか? Nyx: …あなたは、忍耐力に長けているようです。\nそこまで気にかけていたとは… ですが、\nこの件について私の判断が覆ることはありません。\nこれは決定事項です。 --- Nyx About Dusa 05 --- Zagreus: デューサを呼び戻してくれたんですね!メガイラも、\nいや、この館のみんながよろこんでます。デューサは\nきっと、期待に添う働きをしてくれると思います。 Nyx: あなたが彼女を気にかけていることは承知しています。\nただ、いまだ懸案は残ります。適切な行動からの逸脱\nのみならず、経験不足による過剰な献身に関しても。\nとはいえ、あなたの助力があれば、本人の努力で\n改善される可能性があると判断しました。 --- Nyx About Dusa Relationship 01 --- Nyx: 私は当初、あなたがデューサと過ごす時が長すぎると\n懸念していました。それはあなたがた双方にとって\n不適切であり、使用人の仕事の妨げになると。ですが…\n本件については、私の判断が誤っていたことに、\nよろこびを覚えます。 Zagreus: よかった… でも、「判断が誤っていた」というのは、\n俺とデューサ、どちらについてですか? Nyx: 両名についてです。あなたが彼女に悪影響を及ぼすと\n案じていましたが、彼女は以前より有能な働きを見せて\nいます。私は、彼女がみずからの役割を果たすことも、\n過ちから学ぶこともないと断じていましたが、\nその逆でした。今後も彼女への助力を願います。 --- Nyx Reveals Arthur Aspect 01 --- Nyx: 待ちなさい。私の娘たちから、あなたに言づてが\nあります。あなたが携える、冥界の剣についてです。 Zagreus: 娘たち…?運命の三女神のことですか?\n彼女たちに気にとめてもらえるなんて、それだけでも\n光栄ですが… スティギウスの件で、どうして… Nyx: 今から伝える言葉を、あなたが直に唱え、その剣に\n聞かせるようにとのことです。*「われは見る。\n王の手で石牢より解き放たれる、そなたの姿を」*。\nこの言葉を繰り返し、記憶しなさい。 Zagreus: *「われは見る。王の手で石牢より解き放たれる、*\n*そなたの姿を」… *それはきっと、\nこの剣の秘された態を解放する呪文ですね。\n三女神に、「感謝する」と伝えてください。 Nyx: 承知しました。もっとも、彼女たちはすでに察知して\nいるでしょうが。これがあなたへの助力なのか、単に\n運命のなりゆきなのか… 私には判断しかねます。 --- Nyx Reveals Arthur Aspect 02 --- Zagreus: 教わった呪文をスティギウスに唱えたら、\n人間の主導者の姿が見えました。円卓で、従者たちと\n何やら協議していた… あの男が統治者になる定めなら\n運命の三女神はなぜ、俺に協力を求めたんでしょうか? Nyx: 私には、わかりかねます。未来のすべてを把握している娘たちとの母子関係は、極めて複雑。彼女たちが\nみずから望んで語ること以上に、決して詮索しては\nならないと、私は遠い昔に悟りました。 --- Nyx Flashback 01 --- Zagreus: …ニュクス、あなたは…\n俺の本当の母親じゃないんですね…\nあなたも、父上も、ずっと俺を騙していた… Nyx: …ついに、あなたの知るところとなったのですね。\nそれは、真実の半分にすぎません。残りの半分を\n説明させてください。あなたを傷つける意図は\nありませんでした。 --- Nyx About Legendary 01 --- Zagreus: 見てください。「冥友」を手に入れました。あなたが\n生みだしたものですよね?丈夫で、頼りになります。\nなかなかお目にかかれないので、手に入らないものと\n半ばあきらめていましたが… Nyx: いずれあなたの手に渡ることは、察知していました。\n予見が的中し、うれしさを覚えます。それは極めて\n希少な品。元の持ち主がみずからの意志で\n譲渡しなければ、本来の姿と能力を維持できません。 Zagreus: 夜の化身のあなたが、友人同士で譲り合うための\n贈答品を生み出すなんて… 正直、意外です。\nすみません、これでも、褒めてるつもりです。 Nyx: 愛嬌に満ちた外見に、騙されぬように。\n冥友は、その内に、2つの魂の固い絆が生み出す、\n強力な力を秘めています。 --- Nyx About Legendary 02 --- Zagreus: …冥界で唯一現存するイプシロン・エディションの\n冥友「フィディ」を、デューサに譲ったというのは、\n本当ですか?デューサはすごくよろこんで、俺に\n譲ってくれました。冥友は、そうやって友の間で\n譲渡を繰り返すことで、力を増すそうですね? Nyx: あのゴルゴンの頭部には、改善すべき短所もありますが\nあなたとの絆の深まりを考慮すれば、件の冥友が\nあなたの手元に渡ったことは、至極当然と考えます。\nこの一件で、あなたも、ゴルゴンの頭部も、より一層\n励むための刺激を受けたといえるでしょう。 --- Duo - Nyx and Hades (4) --- Hades: ニュクス、何を考えている?自分が何をしたか、\n理解しているのか?おまえは女王の身の安全を守ると\n主張するが、むしろおまえのせいで、オリュンポスの\n神々に女王の存在を悟られかねん事態だ! Nyx: 私が無計画に行動したことが、かつて一度でも\nありましたか?私も、あなたの息子も、\n女王の身に危険を及ぼすことはありません。 Zagreus: 「女王の身に危険を及ぼす」…?\nいったいなんの話です? Nyx: ザグレウス。あなたは実母の存在を、オリュンポスの神々に明かしますか? Zagreus: まさか!\n母上は、ひとりで幸せに暮らしているようですし… Hades: 口ではなんとでも言える。\nこやつが破滅をもたらさぬと、なぜ断言できる? Nyx: 彼がいずれ目的を成し遂げると、私が断言できた理由と同じです。 --- Nyx Gift 01 --- Zagreus: あなたには、本当に世話になりました。\nよければ、これを… Nyx: あなたの父は、館内でネクタルの\n譲渡が行われることを好みません。\nとはいえ、私はあなたの父ではありません。\n私も、あなたに贈り物をする機会を望んでいました。 --- Nyx Gift 02 --- Nyx: このようにぜいたくな供物を、私が受け取ってよいの\nですか?他に、ふさわしい者がいるのは明白です。 Zagreus: あなたに受け取ってほしいんです。\nいつも俺に愛情を注いでくれたあなたには、\n返しきれないほどの恩がある。 --- Nyx Gift 03 --- Nyx: 私への気遣いは無用です。私は、いかなる者からも、\nこのような贈り物を受け取ることを期待していません。 Zagreus: あなたは俺をわが子同然に育ててくれた。\nその恩を忘れたことはありません。 --- Nyx Gift 04 --- Nyx: ありがたいことですが… 私がこのような贅沢な品を\n受け取ることは、道理に反します。私への気遣いなど、無用です。 Zagreus: 俺が贈りたくて贈ってるだけです。\n受け取ってもらえませんか? --- Nyx Gift 05 --- Nyx: あなたと私が共に築いてきた関係こそが宝。贈り物など必要ありませんが… この品は、謹んで受領します。 Zagreus: 大したものではありません。\nあなたはいつも、俺を信じてくれた。\n感謝の印を渡したかっただけです。 --- Nyx Gift 06 --- Nyx: 私より生じた者、ならびに、私がわが子として\n育てた者… そのすべてのうち、あなたほど\n私を気遣ってくれる者はいません。 Zagreus: あなたはいつも、俺に愛情を注いで、護ってくれた。\n俺は、あなたに倣っているだけです。 --- Nyx Gift 07 --- Zagreus: この館では、これを所持することが罪に当たるのは\n知っていますが… 年代物のアンブロシアです。\n禁制品としてメガイラに届けてもらっても\nかまいません。でも、もしよければ…\nあなたに受け取ってほしい。 Nyx: その水晶の瓶は… あなたの父が嫌悪する品。\nオリュンポス山の頂よりはるばる、\nこの地の果てまで流れ着いたものと理解します。 Zagreus: 父上の好みは、かなり偏ってますから。 Nyx: フフフ… ありがたく受領します。過去に味わった\nことのない品です。しかるべきときが訪れるまで、\n保管するのもよいでしょう。わが子からの贈り物に、\n喜びを感じます。 --- Nyx Gift 08 --- Nyx: あなたから受領したアンブロシア… 永久に保管するのはしのびなく、味を確認しました。アンブロシアの風味に関するあなたの父の意見は、誤りかと。あれほど美味なものを、私は過去に味わったことがありません。 Zagreus: 気に入ってもらえてよかった!\nじつは、ちょうどもうひとつ、持ってきたところです。\nひと瓶、ひと瓶、味が違うと聞くし、こんな名品を\nオリュンポスの神々に独り占めされるいわれはない。\n受け取ってもらえますね? Nyx: あなたに備わる、言葉を巧みに操る才は、母親譲り。\nてこでも動かぬ頑なさは、父親譲り。この趣向品を\n味わうことの喜びを、私も否定はできません。\nとはいえ、冥界では、こうした品を楽しむに\nふさわしい祝賀の機会はまれですが。 --- Nyx Gift 09 --- Zagreus: このアンブロシアを、受け取ってください。今日は\n改めて、伝えたいことが… 運命の三女神は、俺に\n情けをかけてくれた。じつの母親と引き離す代わりに、\nあなたと引き合わせてくれました。あなたがそばに\nいてくれなかったら、俺はどうなっていたか… Nyx: 運命の三女神は、気まぐれ。あなたが誕生したとき、\n私は恐怖に駆られました。あなたがどのような神に\n育つのか… しかるべき分別を備えた者に成長するのか…\nこのように、私に贈り物を手渡し、心中を明かして\nくれる日が来るなど想像だにしませんでした。 Zagreus: すべて本心です。あなたはかけがえのない存在だ。 --- Hypnos Misc Meeting 04 --- Hypnos: 今のところ、5回は死んでるよね?…でも、冥界の\n生態系のバランスが保たれてるのは、誰かが\n死んでくれるおかげだから、キミは冥界の環境維持に\n貢献してるってことだよ! Zagreus: そうか。\n繰り返し死ぬだけでいいなら、おやすいご用だ。 --- Hypnos About Thanatos 01 --- Hypnos: ザグレウスってさ、しょっちゅう死ぬじゃない?\nうちのお兄ちゃんと、ばったり会ったりしない?\nもうずいぶん会ってないんだよねえ。\n長期の仕事だって聞いてるけど… Zagreus: たしか、地上で戦が起きているせいで、父上から命令を受けて、状況の調査に出たらしいな。言われてみれば、もうずいぶん長く戻っていない気がする。その間、この館ではいろいろあったな… Hypnos: ねー!酒場が営業再開してー… それからー…\nえーっとー… とにかく!お兄ちゃんに会ったら、\n「館のことは心配いらないよ!」って伝えてくれる? --- Hypnos About Thanatos 03 --- Hypnos: うわあああぁ!…って、なんだ、キミか。びっくりしたなぁ、もう。えと… その… なんでもないから、気にしないで… Zagreus: どうかしたのか?大丈夫か? Hypnos: うん、どうもしないし、大丈夫。\nただ… タナトス兄さんに言われたことが、ちょっと\n気になって。ボク、ちゃんとやれてるのかな、って、\n心配になってきちゃって… Zagreus: タナトスもきっと、悪気があったわけじゃ…\nいや、あいつはたしかに、おまえにいちいち辛辣だが…\n今に始まったことじゃないだろ? Hypnos: …ボク、やっぱり、嫌われちゃったのかな?\nお兄ちゃんを、他の弟たちに取られちゃうよぉ! --- Hypnos About Thanatos 04 --- Hypnos: あ!キミ!えっと、その… ありがとう!\nタナトス兄さんに、ボクのこと話してくれたでしょ?\n最初は「なんだかお兄ちゃんの様子がおかしいな」\nなんて思ってたんだけど… 最近、ボクにずいぶん\nやさしくなってさ! Zagreus: ヒュプノス、それは俺のおかげじゃなくて、\nおまえが誰よりも一生懸命仕事をがんばったからだろ。\n館の利用者からの意見も真摯に受け止めて…\nタナトスはおまえのそういうところを、\nちゃんと認めてるはずだ。 Hypnos: そうなのかな… どっちにしても、ボクのために\nわざわざ、ありがとね。ボクなんて、ここにただ\n突っ立って、死者を出迎えて、登録してるだけなのに…\nキミみたいな友だちがいて、本当によかったよ! --- Hypnos About Thanatos Relationship 01 --- Hypnos: あ、キミ!ねえねえ、アレってホント?\nキミとタナトス兄さんのことだよ!お兄ちゃんが\n言ってたんだ。だから、ボク、「ええええ!」って\n言ったんだけど、よく考えてみたら、\nそりゃそうだよね、って思ってさ! Zagreus: ああ。タナトスが何を言ったにせよ、\nそれはきっと本当のことだ。 --- Hypnos Post Flashback 01 --- Zagreus: 廊下の先に、鍵のかかった扉があるよな?\nあの中に入れてもらえないか? Hypnos: は…?アハ… アハハハハ!おもしろい冗談だね。\nパパの私室にはもう、入れてあげられないよ。キミは\n家出未遂をして、パパの信用ガタ落ちなんだから。\n悪いけど、主の命令は絶対だからさ! --- Hypnos Post Ending 01 --- Hypnos: ねえ、見た!?女王様が戻ってきたよ!\nこんなに長い間、どこをほっつき歩いてたんだか! Zagreus: ヒュプノス、その女王様は、俺の母親だからな。\n言い方、気をつけてくれよ。 Hypnos: え、そうなの?へぇ!てことは、キミのママも、\nあんまりキミといっしょに過ごしてくれないんだね!\nボクたち、似たもの同士だね! --- Hypnos Post Ending 02 --- Hypnos: 待って待って待って。キミ、ここで働くって、\nどういうこと?クビになったんじゃないの?\nだから出ていったんでしょ? Zagreus: …俺が何度死んでもあきらめずに脱出しようと\nしてたのは、嫌々やらされてた仕事を\nクビになったからだと思ってたのか…? --- Hypnos Post Epilogue 01 --- Hypnos: キミが開いた宴、すごく盛り上がったらしいね!\n神様みんなが集まって、殺し合うこともなく、\n仲よく飲んだり食べたりするなんて…\nあー、ボクも行きたかったなぁ。 Zagreus: おまえは出席しなかったのか。\n来ればよかったのに… 何か、急用でもあったのか? Hypnos: 寝てたら終わっちゃってたんだ! --- Hypnos Autograph 01 --- Zagreus: ヒュプノス、これは、この前の助言の礼だ。\nおまえが大ファンだと言ってた、巨体の怪人からだ。\n両刃の斧を持ってて、雄牛の頭をした… Hypnos: ん…?何これ、字がぐにゃぐにゃで読みにくいん\nだけど… 「オレのトップファン、ヒュプノスへ:\n見張り任務、ご苦労。アステリウスより」。\nえ…!ウソ!ちょっとこれ見て!ちっちゃく雄牛の\n絵まで描いてある!うわああ! --- Hypnos Gift 01 --- Zagreus: ヒュプノス、いいものをやるよ。 Hypnos: 待って待って、それは持ち込み禁止だよ!\n…なーんてね。ありがとう!\nじゃあ、ボクからもお礼をあげる! --- Hypnos Gift 02 --- Hypnos: わあ!ありがとう!めちゃくちゃうれしいよ!\nキミが死んでくれたおかげだね! Zagreus: ああ、そうだな。俺が死んだおかげだ。 --- Hypnos Gift 03 --- Hypnos: やった、ありがとう!ここへ戻ってくるのも、\n悪くないでしょ?少なくともボクはうれしいな! Zagreus: ああ、だいぶ慣れてきた。ま、俺の帰りを\nそんなに喜んでくれるのは、おまえぐらいだけどな。 --- Hypnos Gift 04 --- Hypnos: おおー!これが手に入ったってことは、ずいぶん先まで\n進んだんだね。わざわざ会いに戻ってきてくれて、\nありがとう! Zagreus: おまえのおかげで、早死にを繰り返しても落ち込まずに済んでるよ。 --- Hypnos Gift 05 --- Hypnos: なんだか夢みたいだなあ。どうしてそんなに優しくしてくれるの?ま、いいや。ありがたくもらっておくよ! Zagreus: ああ。気に入ってもらえるとうれしい。 --- Hypnos Gift 06 --- Hypnos: うれしいことしてくれるなあ。これをボクに\n渡したくて、わざと死んだでしょ?ね?そうでしょ? Zagreus: そう… じつは… これまで死んだのは全部、\nおまえに会いに戻るためだった。誰にも言うなよ? --- Hypnos Gift 07 --- Zagreus: どれだけ酷い死に方をしても、何度この館へ戻されても\nおまえがこうして出迎えてくれるおかげで、\n心が折れずにいられる。ありがとな。\n感謝の印に、これを受け取ってほしい。 Hypnos: えっ… こここ、これって… アンブロシアでしょ!?\nこんなの持ってるところ見つかったら、大変なことに\nなるよ!?ボクだってタダじゃ済まないよ!誰かに\n見られたら、ホントに、すごく、すごぉーく、\nマズいことになるんだから! Zagreus: そう言いつつ返そうとしないということは…\n受け取ってくれるんだよな? --- Hypnos Gift 08 --- Zagreus: ヒュプノス、また“違法”の贈り物だ。館の外で\n死にそうになると、ときどきこんなことを思うよ。\n「ここで死んだとしても、俺がどうしてしくじったのか\nあとでヒュプノスがじっくり分析してくれる」ってな。\nいつもありがとう。 Hypnos: うぅっ… うれしすぎて泣きそう… ボクは、見返りが\nほしくて助言してるわけじゃない。だからお礼なんて…\nでも、ホントにうれしいよ!たとえそれが、完全に\n法的にアウトな禁制品でも!ボク… えっと… その… Zagreus: なんだ?言ってみろよ? Hypnos: …ボクたち、親友になれそうな気がする!\nどうかな… ボクの親友になってみない…? --- Thanatos Home First Meeting --- Thanatos: 俺にかまうな。おまえと言葉を交わしているところを、\n冥王陛下に見られでもしたら… \n危険を冒して助けてやったのに、なぜ戻ってきた? Zagreus: 冥界には思いのほか、凶暴な死者が多くてな。\nそれでも、おまえに助けてもらったおかげで、\n今回はかなり上まで進めたよ。 Thanatos: 好きでやったことだ。\nおかげで、これまで積み重ねてきたもの、\nすべてを失う危険を背負うことになった。 --- Thanatos Home First Meeting Alt --- Thanatos: ザグレウス…?こんなところで何をしている。\n俺はすべてを失う覚悟で、おまえに協力した。\n何もかも無駄だったということか? Zagreus: そんなわけがない。俺は目指していた場所に\nたどり着けたし、それは間違いなくおまえの協力の\nおかげだ。こうして戻ってきたのは… 父上いわく、\n俺にはまだ冥界でなすべき務めがあるからだ。 Thanatos: なら、もう行け。俺はいつでも、おまえのために、\nこれまで積み重ねてきたものすべてを失う覚悟がある。 --- Thanatos Home Misc Meeting 01 --- Thanatos: 今は話しかけないでくれ。\n冥王陛下に呼び出されている。\n最近持ち場を離れていた件について、説明せよと… Zagreus: 父上はおまえを信頼しきってる。何も心配ないだろ。 Thanatos: 近頃はそうでもない。おまえが何をする気にせよ、俺が危険を冒していることは忘れるな。 --- Thanatos Home Run Progress 01 --- Thanatos: 本気で地上に出られると思っているとは… \nいまだに信じがたい。 Zagreus: おまえはいつも地上に出てるじゃないか。\n人間の大半は、おまえに連れられて冥界へやってくる。 Thanatos: あくまでも仕事だ。長い滞在には耐えられない。地上のまぶしさを、おまえは知らないだろう。 Zagreus: それでも、この目で見るのが楽しみだ。 Thanatos: フン… いずれにせよ、すべては運命の三女神の\n御心次第。ダイダロスの亡霊に、目を保護する装備でも\n鍛えてもらうことだ。 --- Thanatos Home Run Progress 02 --- Zagreus: 外の世界に長くとどまると気分が悪くなると、\n前に言っていたよな。それがどういうことか、\n俺にもわかったよ。地上は美しいところだが…\nこうして戻ってきて、ほっとしている。 Thanatos: おまえも理解したか。時折訪れるにはよい場所だが、\n俺は、あそこで暮らしたいとは思わない。 --- Thanatos Backstory 01 --- Thanatos: 俺は、件の「ペルセポネ」に会ったことがある。\nおまえは父親似だが、目は彼女に似ている。\n片目のみではあるが。 Zagreus: 母親の話をおまえから聞くのは初めてだな。ニュクスも、おまえも、知っていたのにずっと隠してたなんて… Thanatos: 誤解だ。俺もおまえと同様、何も知らなかった。\n冥王陛下は、館の者全員に、彼女の名を口にすることを\n禁じたのだ。単なる仲違いの結果と解釈していたが、\nまさか、じつの息子を置き去りにしていたとは… Zagreus: 父上のことだから、母親が俺を連れていくことを\n許さなかったんじゃないか? Thanatos: そうであったとしても、ペルセポネがおまえのもとを\n去った事実に変わりはない。この館こそがおまえの\n家であり、居場所だ。とはいえ… \n答えを求めるおまえの気持ちも、理解できる。 --- Thanatos Backstory 02 --- Zagreus: タナトス、酒場で一杯やらないか。\n今なら、ひと休みする時間ぐらいあるだろう? Thanatos: …本気で誘っているのか?…わかった。\n少々休む程度なら、支障はないだろう。 Thanatos: …わかっていた。おまえはいつか、冥界を去ると。\nいつも、じっとしているのが耐えられない様子だった。おまえは、出ていく口実を探していた。だが、まさか\nこんなに早く、その口実を見つけてしまうとは…\nいや、俺は何を言っているんだ… Zagreus: おまえの気持ちはよくわかるし、申し訳ないと思う。\nそれでも… どうしてもやらないといけないんだ。\n俺のことを、ちゃんと理解してもらえてよかった。\nこれを機に、もっとわかり合えたら… Thanatos: フン… おまえのその楽観的な性格、\n俺とはまさに対極だな。馳走になった。\nそろそろ仕事に戻る。 Thanatos: …俺はもう行くが… 道中、くれぐれも気をつけてくれ。 --- Thanatos About Death 01 --- Zagreus: タナトス、教えてほしいことがある。人間の大半は、\n死ぬことを極端に恐れると聞いた。本当か? Thanatos: ああ。地上で俺は、大いに恐れられている。\n多くの人間にとっては、俺も、戦神アレスも、\nおまえの父君も大差はない… われわれは等しく、\n人間たちを逃れようのない絶望の淵に突き落とす\n存在なのだ。 Zagreus: 人間が冥界のことを悪く誤解してるなら、どうして何も手を打たないんだ?正しい知識を持つように、教育してやることはできないのか? Thanatos: 人間たちの誤認は、彼らが死を迎えた瞬間に正される。正しい知識を学ばせる機会なら、死後に\nいくらでもある。とはいえ… できることなら、\n死ぬ前に知っておくに越したことはなかろうな… --- Thanatos About Death 02 --- Zagreus: タナトス、もうひとつ、聞きたいことがある。\n人間はどうして、死ぬことをそんなに悲しむんだ?\nたしかに、少しのあいだ痛みは伴う。\nでも… そこまで悲観するほどじゃ… Thanatos: 彼らはみずからの一生を、一度きりと考えている。\n死ねばそれで、すべてが終わると。想像してみると\nいい。おのれのすべてが無限のカオスに還り、\n「存在」として現れる前の状態に戻ることを。 Zagreus: 一生が、一度きり…?そんなバカな話があるか。\n考えただけでもゾッとする。 Thanatos: そうだろうとも。無論、正しい死後観を持つ人間も\nいる。彼らは他の者たちに、われわれの仕事について\n説いて聞かせている。だが… 正しい情報は、伝わり\nにくいものだ。結果、死者に朗報をもたらすのは\n俺の役目となっている。 --- Thanatos About Death 03 --- Zagreus: 人間の生死観のことで、まだ腑に落ちないことがある。\n大半の者が、一生は一度きりと考えてるんだよな?\nそれでよく生きていけるな… 俺には想像もつかないよ。\n何をするにも、相当慎重になるだろうとは思うけどな。 Thanatos: 彼らはがむしゃらに、ひたむきに生きる。そのように\n努力することが、彼らに生きる力をもたらすようだ。\nだが中には、絶望に屈する者もいる。私に導かれること\nなく、みずから冥界に下る者もいる。そういう者には、\n冥王陛下の言葉を聞かせてやりたいものだ。 Zagreus: 「なんぴとも逃れられぬ」か?でもそれは、\n「冥界から逃げられない」という意味だろ?\n生きているうちは、人間たちは地上で暮らしてる。\n冥界にいるわけじゃない。 Thanatos: おのれの抱える問題から逃げることはできぬ、という\n意味だ。家族から逃れたところで、事が解決するわけ\nではない。早晩、みずから問題に立ち向かい、おのれの力でどうにかするよりない。その点については、\nおまえも、われわれも、皆同じことだ。 Zagreus: それは… 俺もだいぶ、わかってきたよ。\nでも、これから死を迎える人間にとって、\n死は解放じゃないのか?\nおまえが現れて、苦しみから解き放ってやるんだろ? Thanatos: 俺は彼らを、朽ちゆく肉体から解放する。\n運命の三女神に命じられ、肉体が朽ちる前にそうする\nこともある。それ以上でも以下でもない。中には、\n生まれ落ちてまもなく、いかにして生きてゆくかを\n悟る者もいる。人間の早熟さには、目を見張る。 --- Thanatos About Shifting 01 --- Zagreus: タナトス、おまえはどのぐらいの距離を\n瞬間移動できるんだ?俺は剣一本分程度、\n前方に進むだけで精いっぱいだ。おまえは地上で、\n世界の端から端まで一瞬で飛んでいけるんだろう? Thanatos: だからといって、おまえが俺に劣るわけではない。\n修練によって磨いた技ではあるが、生まれつき\n備わっていたらしい。わが母ニュクスは、\nおかげで手を焼かされたと言っていた。 --- Thanatos About Balcony 01 --- Zagreus: いつも、何を眺めてるんだ?俺には何も見えないが… Thanatos: 目の前を流れるステュクス川が、おまえの目には\n映らないのか?俺はいつまででも眺めていられる。\n好敵手を観察していると言ってもいい。\n大半の人間は、俺ではなく、カロンに導かれて\nこの川を下り、冥界に入る。 Zagreus: つまり… 川を相手に、終わりのない戦いを続けて、\n相手の弱点を探っている、ということか?\n聞いてるだけで疲れてくるな… Thanatos: 俺はむしろ、心が安らぐ。四六時中、人間の魂に\n接していると、ときにはこうした時も必要なのだ。\nそろそろ、次の死者を迎えにいかねば… --- Thanatos About Nemesis Aspect 01 --- Zagreus: 俺の… いや、父上から“借りている”剣の、\n別の態が発現した。ネメシスの態だ。\nニュクスから聞いた覚えのない女神の名前だが、\nおまえは会ったことがあるか? Thanatos: 知ってのとおり、夜母神ニュクスより生じた者\n全員が親しい関係にあるわけではない。ネメシスは、\n地上で正義の裁きを下す務めに忙殺されている。\n俺と出会うことはない定めだ。\nこちらとしては、現状に不都合はない。 --- Thanatos About Eris Aspect 01 --- Thanatos: アダマント電磁砲の使い勝手は?おまえは近接戦を好むものとばかり思っていたが、最近の記録を見るかぎり、近頃はあの武具をかなり使い込んでいる様子だが。 Zagreus: おまえでも、他者のことに首を突っ込むことが\nあるんだな。アダマント電磁砲は、なかなか\n使い勝手がいい。かつてはエリスの得物だった\nそうだな。彼女もニュクスの娘だと聞いているが、\nどんな女神か、知っているか? Thanatos: 人間たちは、争いの女神と呼ぶ。俺が絶えず多忙\nなのは、彼女と、彼女の子どもたちの仕業でもある。\nあの女神については、軽々しく口にしないのが賢明だ。 --- Thanatos About Surface 01 --- Zagreus: いまさら聞くのもなんだが… 外の世界は、\nどんなところなんだ?おまえは何も話さないから、\nそこがおまえの仕事場だってことも、つい忘れがちだ… Thanatos: 冥界とは何もかもが違うが、俺はいつも長居はしない。\n刺激が多すぎて、長く滞在すると気分が悪くなる。\nヘリオスの馬車が天を翔けているときは、\nまぶしすぎてまともに目も開けていられない。 Zagreus: そんなにひどいところなのか… オリュンポスの神々の話から想像していたのと、ずいぶん違うな。 Thanatos: 彼らの感覚は、独特なのだろう。とはいえ、\nよい面もあるにはある。せっかくだから、\nその目で見るときまで楽しみにしておくといい。\nその日は、近い将来必ず、訪れるだろう。 --- Thanatos About Charon 01 --- Zagreus: タナトス、もし知っていたら教えてほしい。\nカロンはいったい、何者なんだ?\nあまりよくしゃべるタイプじゃないようだが…\n冥界の事情には、かなり通じているように見える… Thanatos: カロンとは頻繁に連絡を取り合うが、俺もあの者の\n手掛ける職務について、仔細には把握していない。\n太古の昔からこの冥界に在り、誰の配下にも属さず、\n契約により請け負った仕事をこなす立場にある。\n冥王陛下も、あの者の裁量に任せているようだ。 Zagreus: そんなに昔から死者の魂を運びつづけてるなら、\n相当な額の報酬を受け取ってるんだろうだな。 Thanatos: あの者が対価を得ているとは思えない。\nカロンなしでは、この冥界は立ちゆかぬ。\n本人も、冥王陛下も、それを承知しているのだろう。 --- Thanatos About Charon 02 A --- Zagreus: タナトス、おまえは、カロンと親しかったことは\nあるのか?あいつにいくら話しかけても、\n一向に話が通じないんだが… Thanatos: 俺よりもおまえのほうが親しくても、不思議ではない。夜母神ニュクスの子同士でも、全員が頻繁に連絡を\n取り合っているわけではない。とはいえ、おまえの\n地上の家族のように、常に争っているわけではないが… --- Thanatos About Charon 02 --- Zagreus: 聞いてくれ… カロンが、俺に協力してくれてたんだ…\n独自に、ずっと!前に話した、スケリーという男…\nニュクスあたりに雇われてるんだろうと思ってたんだが\n雇い主はカロンだった! Thanatos: カロンはあくまで、商売をしているにすぎない。\nおまえの手助けなど、するはずがない。\nその話は、確かなのか? Zagreus: スケリーは、カロンの助手だ。本人がやっと、\nそう認めたんだ。カロンがなぜそんなことを\nしたのかまでは、聞き出せなかったけどな。\nカロンと俺は、別段、親しいわけでもなかったし… Thanatos: 俺から言えるのは、カロンも俺やニュクスなどのように\nこの館にきわめて忠実な男だということだ。おまえと\nハデス陛下のいさかいを見かねて、穏便に収める\n一助になればと考えた可能性は、あるだろう。 --- Thanatos About Charon Fight 01 --- Zagreus: あくまでも仮の話だが… たとえば俺が、\nカロンの商品を、代金を支払わずにくすねたとして…\nそのあと、あいつと戦って、倒した場合… あいつは\nそのことを、どれぐらいのあいだ、根に持つと思う? Thanatos: カロンとのやりとりには、必ず代価が発生する。\nなんらかの支払いを拒んだのなら、今回おまえがこの館\nに戻されたのは、そのせいなのだろう?借りは、金貨、\nもしくは血をもって支払う。でなければ、それ相当の\nものを差し出すのが筋だろう。 --- Thanatos About Skelly 01 --- Zagreus: …正直に言ってくれ。俺のために、スケリーという\n食えない男を雇ったのは、おまえじゃないよな…? Thanatos: なんの話だ?俺ではないが… なぜそんなことを聞く? --- Thanatos About Persephone 01 --- Zagreus: 俺の実の母親のことで、何か覚えていることはないか?あまり親しくなかったかもしれないが… Thanatos: 館の他の者とは、あまり積極的に交わろうとしない\n女神だったと記憶している。外の世界に属する者という印象だったから、無理もないだろう。おまえと違って、俺もいちいちぶしつけに詮索するようなことは\nしなかった。 Zagreus: 父上だって、地上出身だ。母は何が違ったんだ? Thanatos: ハデス陛下は、あたかもわれわれと同じく\n冥界ご出身であるかのように、この世界に\nなじんでいらっしゃる。だがペルセポネ様は…\n光をまとったような、地上の世界を思わせる方だった。\nこれは、悪い意味で申しているわけではない。 --- Thanatos About Sisyphus 01 --- Zagreus: タナトス、おまえはシシュポスに恨みなんてないよな?あの人がおまえと出会ったときは、いろいろあったと\n聞いてる。あっちはずいぶん気にしてるようだ。 Thanatos: シシュポス… あれは厚顔な男だ。おまえと親しいとは、\n初耳だ。正直、理解に苦しむが… \nおまえのひとを見る目は確かだ。おそらく、\n俺のほうに誤解があるのだろう。 Zagreus: シシュポスが生前どんな人物だったのか、\n俺は実際に見たわけじゃない。\nでも今の彼はもう、その頃とは違うはずだ。\nいずれにせよ、わかってもらえてよかった。 --- Thanatos About Sisyphus Liberation Quest Complete 01 --- Thanatos: ごろつき王に課された刑の執行を停止させたそうだな。\nシシュポスは、俺に恥をかかせた唯一の人間だ。\n本来ならばおまえに腹を立てるべきなのだろうが…\nこの件、母ニュクスの協力があったのだろう? Zagreus: ニュクスも俺も、なすべきことをしただけだ。父上は、\n見せしめのために亡者に厳罰を科すことがある。\nそれにしたって、「永遠の重労働」は、やりすぎだ。\nまあ、どのみちシシュポスは、どこへも行かない。\nタルタロスこそが自分の居場所だと言っている。 Thanatos: フン、どこまでも妙な男だ。\n今後、二度と関わらずに済むのなら、俺に異存はない。 --- Thanatos About Achilles 01 --- Zagreus: アキレウス師匠とは、あまり話さないのか? Thanatos: あの男も、俺も、命令に従う義務がある。\n彼が生者だった頃も、職業柄、\n俺が冥界へ導く巡り合わせではなかった。 Zagreus: 戦士だったからな。戦場で死んだ人間は、\nおまえの管轄外だと聞いている。 Thanatos: 俺が導くのは、冥界への旅を急がぬ者たちのみだ。 --- Thanatos About Myrmidon Reunion Quest Complete 01 --- Thanatos: 近頃、おまえの指南役が持ち場を\n離れることが多くなった。ハデス陛下とあの男が\n結んだ契約を、無効としたそうだな。\nいったいどうやって… Zagreus: アキレウス師匠は俺にとって、単なる指南役以上の\n存在だ。こう見えても俺は、冥王神ハデスの嫡男だからそれなりの権限を与えられている。師匠が、互いに\n愛し合う人を訪ねていけるようになって、何よりだ。 Thanatos: 人間たちは、しばしば「愛」を語る。そのふたりの\n「愛」には、そこまでして守る価値があるのか?\nおまえのみならず、本人たちも、\n相当な苦労をしたはずだ。 --- Thanatos About Megaera 01 --- Thanatos: 最近、メガイラとよく会っているようだな。 Zagreus: おまえは何か誤解してる。メガイラは俺を足止めしようとしてるだけだ。 Thanatos: 俺が見るかぎり、そう単純な話でもなさそうだが。 Zagreus: メグの妹たちには、正直かなり手を焼いてる。メグも、彼女たちとの関係は良好とはいえないようだしな。 Thanatos: 俺が言っているのは、そういうことではないが… \nまあいい。当面は、詮索するつもりはない。 --- Thanatos About Megaera 02 --- Zagreus: タナトスとメグは、長いつきあいなんだよな?\nおまえたちが親しいことを、つい忘れがちだ。 Thanatos: 互いの職務上、顔を合わせることも多い。とはいえ、\nシシュポスに屈辱を味わわされた例の一件以前は、\n今ほど親しくはなかった。 Zagreus: たしか、そのせいでシシュポスはタルタロスに\n幽閉されて、メグが監視に付くことになったんだよな?ふたりともシシュポスにイラついてたことがきっかけで\n仲よくなったわけか。 Thanatos: メガイラにとっても、俺にとっても、とにかく\n骨の折れる任務だった。ふたりとも憂さを晴らす機会を\n求めていたし、そういった経験を共有した相手とは、\n自然と絆が深まるものなのだろう。 --- Thanatos About Being Close With Megaera 01 --- Zagreus: ひとつ、確認しておきたいことがある。\nおまえはメガイラと親しいから… 俺と彼女のことは…\nその… もう耳に入ってるよな? Thanatos: 無論だ。それが何か? Zagreus: おまえは任務で、人間たちと接する機会が多いよな?\n彼らには、1人の決まった相手を伴侶にする\n習慣があるだろ?もし、おまえもそうなら… Thanatos: たしかに、人間はさまざまな習慣に従い生きている。\nだが、俺はそのいずれにも染まっていない。\nよって、そのような気遣いは無用だ。 Zagreus: じゃあ、怒ってないのか?メグにも、俺に対しても? Thanatos: 別段、平生と異なるほどには。\nメガイラに会ったら、よろしく伝えてくれ。 --- Thanatos About Being Close With Dusa 01 --- Zagreus: 俺とデューサが親しくしていること、\nおまえはどう思ってる?彼女が館にいてくれると、\n場が和む。俺はとてもありがたいと思っている。 Thanatos: 俺にそんな伺いを立てる必要はない。\n誰にどのような感情を抱こうと、おまえの自由だ。 --- Thanatos About Ares 01 --- Zagreus: オリュンポスのアレスとは、どういう関係なんだ?\nアレスも死をもたらす神…\nでも、おまえとはずいぶんやり方が違うように思う。 Thanatos: 俺は、戦神アレスのやり方を決してよしとはしないが、仕事に関して、彼は俺に礼を尽くしてくれている。\nオリュンポスの一族の大半とは明らかに異なる対応だ。 Zagreus: オリュンポスの他の神は、\nおまえに礼を尽くさないのか? Thanatos: ヘルメスを除いては、俺と関わりすら持たない。\n当然だ。俺は冥王に仕える身。なにかと複雑な\n立場にある。だがアレスは… そういったことを\n気にかけている様子はない。 --- Thanatos About Nyx And Ares 01 --- Zagreus: 念のため伝えておくが… 戦神アレスが、\nニュクスに接触したがっているようだ。\n最近、ことあるごとにニュクスへの伝言を託されて… Thanatos: なるほど。ようやく、オリュンポスの神が母上の功績に気づいたというわけか。 Zagreus: アレスのことだから、何かよからぬ企みでもしてるんじゃないか? Thanatos: だとしたら、アレスはうつけ者だ。オリュンポスの\n神々が、われわれ冥府の神を恐れるのはなぜだと思う?\nヒュプノスのせいだとでも?夜母神ニュクスを、\nおまえごときが案ずる必要などない。無論、\n本人にこの件を報告したければ、止めはしないが。 --- Thanatos About Nyx And Chaos 01 --- Thanatos: 夜母神ニュクスより聞いた。\n最古の旗印を修復したそうだな。\nまさか、おまえの働きだったとは… \n母のために尽力してくれたこと、恩に着る。 Zagreus: 俺がしたくてやったことだ。おまえは、ニュクスからカオスのことを聞いたことはあったのか? Thanatos: おまえのように、見聞きしたことを見境なく\n言いふらしたり、詮索したりする趣味はない。\nとはいえ…今回は、それが功を奏したといえる。\n母に代わって、礼を述べさせてほしい。 --- Thanatos About Nyx And Dusa 01 --- Thanatos: 夜母神ニュクスが憤慨している。\n母に直接わけを尋ねるほど、\n俺は愚かではない。何があった? Zagreus: 俺がときどきデューサと話すのが気に入らないらしい。それのどこが、“不適切”な行動なんだ?\n父上ですら気にしないのに… Thanatos: 母が不適切と判断したのなら、従うことだ。\nわれわれは皆、夜母神ニュクスに多大な恩のある身。\n命を受けたのであれば、名誉なことと心得ろ。 Zagreus: じゃあなんだ?\nたった今から、デューサのことは無視しろと?\nおまえを見習えってことか? Thanatos: おまえは神だ。神にふさわしい振る舞いをしろ。 --- Thanatos About Nyx And Dusa 02 --- Zagreus: この前は、感情的になって悪かった。\nニュクスはこの館のことを第一に\n考えてくれているし、みんなの育ての親同然だ。 Thanatos: 謝る相手が違う。だが、夜母神ニュクスに関しては、\n時と場合により、あえて距離を取るのが得策、\nということもある。デューサに関しては… 俺は、\nおまえに友を切り捨てろと提案したわけではない。 --- Thanatos About Nyx And Dusa 03 --- Zagreus: デューサが館を去った…\nニュクスにクビにされたらしい。俺はどうすれば… Thanatos: 俺がおまえの立場なら、早々に諦め、忘れるよう\n努力する。だが、おまえには無理な話だろう。ひとつ\n言うなら、この件はおまえの責任ではない可能性が\nある。デューサは職務に忙殺されていた。母は\n厳格だが、理不尽な仕打ちをする女神ではない。 Zagreus: なら、デューサにもう一度チャンスをやるべきだ。\nメグが知ったら、どれだけ怒るか… Thanatos: メガイラは取り乱しはしない。おまえのように、\n上の決定にいちいち盾突く者ばかりだと思わぬことだ。 --- Thanatos About Nyx And Dusa 04 --- Thanatos: デューサが戻ったようだな。夜母神ニュクスが\nみずからの決定を覆し、他者に譲歩するのを、\n俺は見たことがない。説得は容易ではなかっただろう。\nおまえにはつくづく驚かされる。 Zagreus: ニュクスは純粋に、この館と俺たちのことを\n気遣ってくれている。だから考え直してくれたんだ。\nデューサは使用人として未熟かもしれないが、\nこの館で誰よりもよく働いてくれているからな。 Thanatos: 休息を取らず労働に注力しすぎることは害となりうる。\n母上はその点を憂慮したのかもしれない。\nハデス陛下は、ああいうお方だ。デューサのような者が当主に倣う事態を防ごうとしたのでは? --- Thanatos About Hypnos 01 --- Zagreus: おまえはヒュプノスを、煩わしく\n思ってるかもしれない。でも、あいつは純粋に、\nおまえに憧れてるだけなんだ。 Thanatos: 弟のことなら、もう慣れている。おまえも、ヒュプノスとはずいぶん親しくなったようだな。 Zagreus: 何度も死んでるうちに、\nどうも懐かれてしまったらしい。 Thanatos: 繰り返し死ぬことにも、ヒュプノスに懐かれることにも\n多大な苦痛が伴うと思うが… 弟の長話に\n根気よくつきあってもらえて、ありがたい。 --- Thanatos About Hypnos 02 --- Zagreus: タナトス、おまえはどうしてそんなに、\nヒュプノスにつらく当たるんだ?\n俺のあいつへの態度だってほめられたものじゃないし、\n気持ちはわからないでもないが… Thanatos: あの男は無能の極み… この館で職に就けているのも、\nひとえに、夜母神ニュクスが鍛え直してくださっているおかげだ。 Zagreus: そうだとしても、この館の者はみんな、多かれ少なかれ\nニュクスの世話になってるだろ?\nべつに、もう少し手加減しろと言うつもりはない。\nただ、いちいち腹を立てずに済んだほうが、\nおまえにとっても、あいつにとってもいいはずだ。 Thanatos: しかし…!いや… おまえの言うとおりだ。\nヒュプノスと言葉を交わすと、\n自分が必要以上にいら立っていることに気づく。\nあの男は、口を開けば自分のことばかり…\n鼻持ちならないが、悪気はないのだろう。 --- Thanatos About Hypnos 03 --- Zagreus: ヒュプノスが表彰されたなんて、信じられないな!あの父上ですら、あいつの働きぶりに満足してる。まさか、こんな日が来るとは… Thanatos: 俺も、いまだに信じがたい。とはいえ、あの男も夜母神ニュクスの息子… それを思えば、当然の結果だろう。\nだが、おまえが俺に忠告してくれたおかげでもある。 Zagreus: そういえば、最近は兄弟仲よくしてるみたいだな。\n何かあったのか? Thanatos: ヒュプノスは、何事も一覧に書き出すことを好む。\n遠回しに伝えても理解しないが、\nはっきり書き出してやれば、すぐに取りかかる。\nとはいえ、眠っていなければの話だ。\nこの点については、まだ改善の余地がある。 --- Thanatos About Singers Reunion Quest Complete 01 --- Thanatos: オルフェウスがハデス陛下と結んだ契約を\n無効化したな。今後あの男は、\n時折妻のもとを訪ねることが可能になった。 Zagreus: オルフェウスがこの先の死後生を\n幸せに過ごせるなら、たまに宮廷楽士が\n不在なことがあっても、かまわないだろ? Thanatos: 自分に無関係なことに首を突っ込むなと\n言ったはずだが?オルフェウスがおまえに助力を\n求めたとは、到底思えない。あのふたりが最後に\n顔を合わせた際の事情を鑑みるに、\n妻のほうも、複雑な心持ちだっただろう。 Zagreus: オルフェウスは友人だし、あいつが歌女神と呼ぶ\nエウリュディケとも、たまたま知り合った。\nふたりとも互いを想い合っているのに、\nすれ違ったままだったんだ。 Thanatos: だから要らぬ世話を焼いたのか。フン…\nおまえと俺では、この件に関して見解が食い違う。\nおまえがよかれと思ってしたということは、\n理解しているが… まあいい。忘れてくれ。 --- Thanatos About Quest Log 01 --- Thanatos: 「些事の運命を記した書」を、宮大工に発注したな?\n運命の三女神の使い走りをするとは、\nどういう風の吹き回しだ? Zagreus: 俺にも意外な一面があるってことだ。運命の三女神は、おまえの妹だろ?あの書の処理がおまえの仕事じゃないのが、むしろ意外だよ。 Thanatos: そういう巡り合わせとしか言いようがない。そもそも、\n俺は運命の三女神と面識はない。彼女たちはこの世界の\nどこかで、他者とほぼ交わらず暮らす。すべては本当に\nあらかじめ定められているのか、あるいは三女神の\n気まぐれか… ときに疑問に思うこともある。 --- Thanatos Run Cleared 01 --- Thanatos: まさか本当に、冥王陛下を降してしまうとは… \nステュクスの泉より現れた陛下のお姿を\n目の当たりにしても、にわかには信じられなかった。 Zagreus: 考えてみれば、当然の成り行きなんじゃないか?\n父上も昔、自分の親を殺めたんだろ?\nいかにも運命の三女神が仕組みそうな因果だ。 Thanatos: 素直に喜べばよいものを。…とはいえ、\nおまえとはしばらく距離をおかねばならない\nかもしれない。くれぐれも用心してくれ。\nおまえがこのまま、ただで済むとは思えない。 --- Thanatos About Staying 01 --- Thanatos: …ザグレウス、本当に、冥界にとどまるのか?\n今後も、ろくな備えもせずに地上を目指す試みは、\n続けるのだろうが… Zagreus: ああ。でないと、おまえの仕事の邪魔を\nしにいけなくなるからな。おまえは働きすぎだ。\nたまには息抜きもしろよ。 Thanatos: フン… 考えておく。おまえが、その、「息抜き」とは\n何かを教えてくれればな。 --- Thanatos About Persephone Meeting 02 --- Zagreus: タナトス、聞いてくれ…\n俺の実の母は、俺を捨てたわけじゃなかった。\nあくまでも、結果として、そうなってしまっただけで… Thanatos: どういう意味だ。おまえの母親は、\nおまえが生まれた際に冥界を去った。\nおまえが見つけ出すまで、その後彼女の姿を見た者も、\nその名を口にするものさえいなかった。 Zagreus: 母は、俺が生きていることを知らなかったんだ。\n俺が生まれたときに、行き違いがあって… それ以前から\n冥界での暮らしになじめなかったというから、もう限界だったんだろう。ニュクスが俺を蘇生した頃には…\nすでに地上へ去ってしまっていた。 Thanatos: それならなぜ、ハデス陛下も、夜母神ニュクスも、\n使いの者を出すなどして、\nおまえが無事だと伝えなかった?\nふたりとも彼女の居場所を知っていたはずだ。 Zagreus: 居場所を知っていたのはニュクスだけだ。でも父上が、知らせるなと命じた。母はもともとここでの暮らしに\nなじめずにいたから、知らずに地上で平和に暮らした\n方が、彼女のためだと思ったらしい。 Thanatos: なんということだ… --- Thanatos About Relationship 01 --- Thanatos: …ひとつ、答えてほしい。\n今の俺は、おまえにとって、どういう存在だ?\nおまえといると、俺はときどき… Zagreus: …正直、俺も、ときどきわからなくなる。ひとつ、\nはっきりしているのは、館の外でおまえに出くわすと、\nうれしいってことだ。おまえとの腕試しは、刺激に\nなる。そのあとこうして、館でおまえに会えることも\nあるしな。 Thanatos: …そうか。だが、それでは答えになっていない。\nまあいい。今の質問は忘れてくれ。俺は仕事に戻る。 --- Thanatos About Relationship 02 --- Zagreus: タナトス… 妙な質問なのは承知で聞きたい。\n俺たちのことで、何か気になっていることはないか?\n俺が無自覚にやっていて、おまえの気に障ることが\nあったら、教えてほしい。 Thanatos: おまえのすることで、俺の気に障る点を\nいちいち挙げつらう暇など、俺にはない。\nそのうちのいずれかが俺の許容範囲を\n超えた際には、その旨伝えると約束する。 Zagreus: なら、当面は問題ない、ってことか。\n俺もそう思っていたが…\n念のため、聞いておきたかったんだ。 Thanatos: 問題ない。失礼する。 --- Thanatos About Relationship 03 --- Thanatos: …思えばおまえも、ずいぶん変わったものだ。\nその燃える足でケルベロスの尾を焼こうとしていた頃の\nことを思い出す。いつからか、やらなくなったな。 Zagreus: 俺にも一応、学習能力はある。おまえも、昔に\n比べれば、だいぶ心を開いてくれるようになったな。\n初めて話しかけたときは、こんなふうに打ち解ける日が\n来るなんて思いもしなかった。今にも俺の頭を\n切り落としそうな雰囲気だったからな。 Thanatos: 最初の会話でおまえは、開口一番、\n「髪を切る前のほうが似合っていた」と言ったな。\nあのあと、おまえを無視しつづけなかったことが、\n自分でも不思議だ。本来ならば、\n頭を切り落としていてしかるべきだった。 Zagreus: いつでも受けて立つぞ。\nところで、また髪を伸ばしてみる気はないのか? Thanatos: 断る。邪魔になってしかたがなかったので、\n切り落としたまでだ。…互いに、あれから\nいろいろと成長したな。 --- Thanatos After Persephone Meeting 03 --- Thanatos: その後、生みの母親とは、どうだ?最近あまり話題に\n出さなくなった気がするが… 何も問題はないか?\n俺には話してくれてかまわない。 Zagreus: …すまない。いろいろあって、今は何をどう話せば\nいいか… 自分でも、頭を整理しているところだ。\n俺がこうして、母親に会うために何度も地上を\n目指せるのも、おまえが支えてくれているおかげだよ。 Thanatos: 俺で力になれることがあれば、遠慮はいらない、\nいつでも頼ってほしい。少なくとも、\n進展はしているようで何よりだ。 --- Thanatos Post Ending 01 --- Thanatos: …要するに、おまえが性懲りもなく繰り返してきた\n冥界脱出未遂が、正式な任務として認められたと…?\n冥界の警備の穴を発見するのが、\nおまえの仕事というわけか。 Zagreus: どうやら俺は、脱出不能を謳う場所から脱出してみせる技を、相当極めてしまったらしい。ついでに地上の親戚たちとの親交も保てるし、ときにはこうして、おまえと手を組んで仕事もできる。 Thanatos: おまえの口から、仕事が楽しみだなどという趣旨の\n言葉を聞くとはな。体調でも悪いのか?地上で過ごす\n時が長すぎて、心身に支障をきたしているのでは…? Zagreus: むしろ、いい気分だ。俺には取り柄なんてないと\n思っていたが、父上が完璧に作り上げたと\n思っているものの粗を見つけるのが俺の使命なら、\nそれも悪くない。 Thanatos: そういうことならば、俺も、今後は公式な任務として、おまえと協力できるのが楽しみだ。むろん、公式任務であることは、体裁上、伏せる必要があるが。では、また任務中に。 --- Thanatos Post Ending 02 --- Thanatos: 率直に言って、おまえの母上が戻られて以降、この館の\n雰囲気は様変わりした。…言うまでもないことだが、\n特にハデス陛下のご様子に変化が感じられる。 Zagreus: 母上と父上は、互いに歩み寄ろうと努力している。\n正直、父上は“まだまだ”といった感があるが… \nそれでも、以前と比べればずいぶんましだ。\n母上が戻ってよかった。 Thanatos: それについては、皆、同じ気持ちだろう。ついでに… \nいらぬ世話を承知で言うが… おまえとハデス陛下も、\nまだ互いに歩み寄る努力をする余地があるのでは? --- Thanatos Post Epilogue 01 --- Thanatos: おまえの母上は、じつに聡明な方だ。おまえの\n頭が切れるのは、父上譲りだと思っていたが。\nオリュンポスの神々の様子は?こちらの説明に、\n納得しているのか? Zagreus: 今のところはな。とはいえ、俺たち神々に\n争いはつきものだ。いつまで続くことか… Thanatos: たしかに。人間たちがよく言うように、\nつかの間の平和を楽しむとしよう。\nでは、また任務中に。 --- Duo - Thanatos and Hades (4) --- Thanatos: 陛下、こたびは、いかなる御用でしょうか。\n前回拝謁にあずかってから、長きにわたり、\nご無沙汰しておりましたが。 Hades: おまえは、こう申したな。わが息子との件、“打開策”があるはずだと。それについては、解決を見いだした。\nそうだな、ザグレウス? Zagreus: まあ… 父上はいまだに、俺が冥界と地上の境界を\n越えようとするたびに全力で阻止してくるので、\n“解決”と言い切れるのかは微妙ですが…\n以前と比べれば、大きな進歩かと。 Hades: …というわけで、今後もこの友好関係を\n維持してゆきたい所存だ。当館の円滑な運営上、\n幹部間の見解が一致していることは必須と心得るが、\nおまえはどう思う? Thanatos: おっしゃるとおり、われわれ全員が、各々の任務に\n注力できる状態にあることが、冥界の利につながると\n心得ます。陛下直々にご報告くださるとは、\n光栄至極に存じます。 Hades: うむ。話は以上だ。 --- Thanatos Gift 01 --- Zagreus: タナトス、これを。大した物じゃないが… Thanatos: おまえが受け取れと言うならそうするが、\n貸しを作るつもりはない。\n俺からも、おまえにこれを渡しておく。\nこのことは、他言無用だ。 --- Thanatos Gift 02 --- Thanatos: なんだ、これは…?\nこんなもので、これまでのことをすべて\n帳消しにできるとでも思っているのか? Zagreus: たまたま旅の途中で見つけて、おまえがよろこびそうだと思っただけだ。それ以上の意味はない。 --- Thanatos Gift 03 --- Thanatos: なぜ心にもないことをして、取り入ろうとする?\n冥界を去ると決めたのなら、俺などにかまわず、\nなすべきことに集中しろ。 Zagreus: 俺の気持ちだ。それに、言われなくても集中してる。\nでなきゃ、こんなものは自分で飲み干してるよ。 --- Thanatos Gift 04 --- Thanatos: いいかげんにしろ。おまえは俺の敵側につき、俺との\n関係を壊した。気まぐれに贈り物などしたところで、\n容易に修復できると思うな。 Zagreus: 俺たちはたしかにいろいろあったし、これからだって、それは変わらないだろう。俺たちの絆の証しとして、\n受け取ってもらえないか? --- Thanatos Gift 05 --- Thanatos: またか… いったいなんのつもりだ?捨て場に困って、\n俺に押しつけているのか?受け取るのはかまわないが、\nこれまでの分とともに、飲まずにおいておくまでだ。 Zagreus: それはいいな!大量にためておけば、オリュンポスの神々も嫉妬するほどの大宴会を開ける! --- Thanatos Gift 06 --- Thanatos: …ふざけているのか?おまえの意図が理解できん… \n受け取っておくが、用が済んだならさっさと行け。 Zagreus: 意図?俺の誠意を示したいからに決まってる。\n他にどんな意味がある? --- Thanatos Gift 07 A --- Zagreus: タナトス、おまえには何度も助けられたし、\n友でいてくれることに、純粋に感謝している。\n友情の証しに、これを受け取ってほしい。“上物”だ。 Thanatos: アンブロシア…!いったいどこで…?\nザグレウス、さすがに、やりすぎだ。 Zagreus: “やりすぎ”の何が悪い?たまには、やりすぎるぐらいでちょうどいい。 Thanatos: 無責任なことを… \nまあいい、俺に恥をかかせたいのなら、\nこちらもしかるべき礼をしよう。いざ…! --- Thanatos Gift 08 --- Zagreus: これを受け取ってほしい。\nオリュンポスでは珍しくもない品なんだろうが、\n冥界にも、少しは回してもらいたいものだよな。\nおまえにぜひ、味わってもらいたい。 Thanatos: オリュンポスの面々は、たしかに、この手の物の価値をよくわかっている。前回おまえから受け取った1本は… 思いのほか美味だった。\nそもそも、飲むつもりはなかったのだが… Zagreus: でも、飲んでくれたんだな。じゃあ、これと飲み比べてみてくれ。1本1本、味が違うらしいぞ。 Thanatos: 味が違う… \nそれがどういう意味なのか、確かめてみるとしよう。\nありがたく受け取る。気を遣わせたな。 --- Thanatos Gift 09 --- Zagreus: タナトス、今日も“上物”を持ってきたぞ。\nさすがにもう、「どういうつもりだ?」なんて反応は\n受け付けないからな。潔く受け取ってくれ。 Thanatos: …どういうつもりだ?俺をからかっているのか?\nそもそも、どうやって手に入れた?こんな貴重な品を、\nどうして俺に譲ろうとする? Zagreus: まず、おまえをからかうつもりなんてない。そして\nこれは、父上の所領をくまなくあさって手に入れた。\nおまえに譲るのは、おまえを大切に思っているからだ。 Thanatos: 俺を… 大切に…?おまえが…?\nここ最近の出来事を鑑みるに、\nおまえの口からそのような言葉を聞くとは、意外だ。 Zagreus: おまえが迷惑に感じてるなら、\nはっきりそう言ってくれ。こんなふうに\n贈り物をするのは、もうやめたほうがいいか? Thanatos: そのようなことを言ったつもりは…!\n…仕事に戻る。死者の魂が迎えを待っている。失敬。 --- Thanatos Gift 10 --- Zagreus: タナトス。この前、おまえに“上物”を渡そうとしたときのことを、謝りにきた。おまえさえよければ、もう一度チャンスをもらえないか? Thanatos: 要するに、再度贅沢な贈り物をする許可が\nほしいということか?かまわん。好きにすればいい。\nやり直したところで、何が変わるというわけでもない。 Zagreus: 正直、おまえが俺をどう思っているのか、\nさっぱりわからない。それでも、\n自分の気持ちははっきりしているし、\nおまえにはきちんと伝えておきたいんだ。\nたとえそれで、今の関係が壊れるとしても。 Thanatos: 「今の関係」?おまえはこの冥界を捨てて地上に\n出るために、その「関係」を犠牲にしようとした。\nそれを今になって、俺を「大切」だなどと…\n何を考えているのかわからないのは、おまえのほうだ。 Zagreus: ああ、わかってる。あんなふうに、\nおまえに黙って出ていくべきじゃなかった。\nでも、おまえが見つけてくれてわかったんだ…\n初めて気づいた。その… うまく言えないが… Thanatos: …おまえが出ていったと聞いて、俺は憤りを感じた。\n自分の内にそんな感情が湧いたことに、\n自分でも驚いた。俺は… 俺たちは、どうしたらいい…? Zagreus: しばらく距離を置こう。幸い、俺たちには\n時間だけはある。もしおまえも俺と同じ気持ちなら…\n俺の居場所はわかってるよな?おまえの出した答えが\nどうであれ、俺は、おまえがいてくれただけで十分だ。 Thanatos: …わかった。なら、俺からも言わせてくれ。\n俺も、おまえがいてくれてよかった。\nザグ、どうか達者で。 --- Thanatos Gift 07 --- Thanatos: 正直、驚きを禁じ得ない。みずから壊した関係の修復のために、恥も外聞もなく、ここまでするとは… Zagreus: 何を驚くことがある?\nふたりで宴を開く日が楽しみだな。 --- Thanatos First Appearance --- Thanatos: …俺から逃れられると思ったか? Zagreus: タナトス… 父上の命令だな。汚れ仕事をみずから\n手がけないのは、いかにも父上らしい。 Thanatos: 俺がそんな理由でここにいると本気で思っているのか?\nおまえがこの覇者たちを何人倒せるか、手並み拝見と\nいこう。自分が俺に倒されて泣きを見ぬよう、せいぜい\n励むことだ。 --- Thanatos Misc Intro 01 --- Thanatos: このあたりに、おまえがいるような気がしていた。\nまだ生きていたとはな。 Zagreus: 一応言っておくが、俺も自分の身ぐらいは守れるぞ。 Thanatos: そうなのか?では、手並み拝見といこう。 --- Thanatos Field First Meeting --- Thanatos: おまえは、別れも告げずに出ていった。\nいずれ俺が追ってくるとわかっていたからか?\n「なんぴとも“死”からは逃れられぬ」、というからな。 Zagreus: 脱出の機会を逃すわけにはいかなかった。おまえなら\nわかってくれると思ったんだ。 Thanatos: 大した情熱だな。おまえらしくもない。\nおまえが言わないなら、俺から言おう… \nさらばだ、ザグレウス。 --- Thanatos Field Misc Meeting 01 --- Thanatos: おまえの居場所はすぐにわかった。いまやタルタロスの亡霊たちは、ハデス王以上におまえを恐れている。 Zagreus: ずいぶん誤解されたものだな。 Thanatos: どうだか。俺でさえ、近頃はおまえが恐ろしい。俺が知っていた頃のおまえとは、まるで別神だ。 --- Thanatos Field Misc Meeting 03 --- Thanatos: どうした、もう息切れか?地上はまだまだ先だぞ? Zagreus: 励ましに感謝するよ。 Thanatos: よろこんでもらえて何よりだ。\n冥王陛下に見とがめられぬうちに、俺は持ち場に戻る。 --- Thanatos Field Misc Meeting 05 --- Zagreus: タナトス、助けは必要ないと言ったはずだ。 Thanatos: たまたま近くにいただけのことだ。さっさと先へ進め。 --- Thanatos Field Backstory 01 --- Thanatos: 相変わらず、おのれと向き合うことなく、\n逃げつづけているな。それで何か得るものはあったか? Zagreus: 俺はじつの母親を探してるだけだ。親元で実家暮らしのおまえに、何がわかる。 Thanatos: 俺の母、ニュクスは、おまえにとっても\n母親同然のはず。恩を仇で返すとは… \nつくづく見下げた男だ。 --- Thanatos Field Backstory 02 --- Thanatos: 俺はおまえに、みずからの意志で戻ってほしいと\n願っている。おまえの脱走劇に巻き込まれている側の\n身にもなれ。無論、おまえは俺に何も頼んではいない。\nだが、関わらずにいられると思うか? Zagreus: …タナトス、あの館はもう、俺の家じゃない。真実から目をそらすことはできない。俺は出ていく。 Thanatos: 出ていく必要などない。\n自分がどれだけ恵まれていたか…\nいつかおまえにも、わかる日が来るだろう。 --- Thanatos Field Building Trust 01 --- Thanatos: また打ち負かされるとは。思ったよりは、\nできるようだな。おまえを最初に見つけたときは、\n相手にもならぬとたかをくくっていたが。 Zagreus: どうも俺は、見くびられやすいらしい。いずれにせよ、こうしておまえに出くわすと、素直にうれしいよ。ここ最近のおまえは、いろいろと苦労も多かっただろう。 Thanatos: 今に始まったことではない。俺には、まっとうすべき\n職務がある。だが、こうしておまえの手助けを\nしつづけることに関しては、一切の義務はない。 Zagreus: …それはつまり、ここでおまえと会うのも、\nこれで最後… ってことか?俺のほうが強いと\nわかったから、今後は好きにしろ、って? Thanatos: おまえは何もわかっていない。俺がなぜこうして、\n幾度もおまえの前に姿を現していると思っている?\nこの機に乗じて、今後はおまえに手を貸したいと\n言っているのだ。おまえさえよければ、だが。 --- Thanatos Field About Legendary 01 --- Thanatos: モートを連れているようだな。\nその者がそばにいるかぎり、\nおまえがどこにいても、俺は手を貸せる。 Zagreus: 旅の相棒ができて助かってる。おまえが\nいつも連れて歩いていたことを思い出すよ。\nこいつがいなくなったときは、俺も心が痛んだ。\nまさか、今になって見つかるとはな… Thanatos: そんな昔のことを、よく覚えているものだ。\n飼い主がおまえなら、あのときのように\n行方がわからなくなる心配もなかろう。 --- Thanatos Field About Relationship 01 --- Zagreus: この前の質問の答えだが… 俺はおまえのことを、\n大切に思っている。ただ… “俺にとってどういう存在か”と聞かれると… なんと答えたらいいか… Thanatos: …“感情”など知らなかった頃は、こんな苦労はせずに\n済んだものを。自分の気持ちほど、つかみどころの\nないものはない。俺が聞きたかったのは、\nおまえと俺はただの友人なのか、あるいは…\nいや、俺はなぜ、こんな気恥ずかしいことを… Zagreus: 互いの気持ちを打ち明けるのは、父上の軍勢を蹴散らすより骨が折れるな。ただ… ひとつ言えるのは、俺も自分の心に同じことを尋ねていた。おまえだけじゃない。 Thanatos: では、答えらしきものが出たら、教えてくれ。今日は、顔を見られてよかった。 --- Thanatos Field About Singers Reunion Quest Complete 01 --- Thanatos: おまえがオルフェウスのために便宜を図った件、\n俺は咎めたかったわけではない。ただ、\n事と次第によっては状況を悪化させかねないことを、\n知ってほしかっただけだ。 Zagreus: 少なくともおまえは、何も悪化させていない。\nでも俺は… たしかにおまえの言うとおりだよ。\nエウリュディケと知り合った途端、\nオルフェウスのためになんとかしてやりたくなって…\n本人たちの了承も得ずに動いてしまった。 Thanatos: 今回はうまくいったが、運がよかっただけともいえる。\n家族のいさかいや、個人間の関係に関わる件は、\n一筋縄ではいかない。俺も、こうして一方的におまえに\n会いにきている以上、とやかく言えた立場ではないが。 --- Thanatos Field Became Close Back Off Aftermath 01 --- Zagreus: タナトス、大丈夫か?\n何か問題があるなら、言ってくれ。 Thanatos: 気遣いに感謝する。他者と親しくなれば、物事が一気に複雑化する危険が生じる。俺は通常、そのような\n危険を冒すことはないが… おまえに関しては、\nあえて冒す価値があったと思っている。案ずるな、\n何も問題はない。おまえのほうこそ、どうなのだ? --- Thanatos Field About Persephone First Meeting 01 --- Thanatos: こんなところで、何をしている…?\n脱出したのではなかったのか…? Zagreus: …やむをえない事情で、戻らざるをえなかった。\nこれからもときどき地上を訪ねるつもりだが… \nどうやら冥界にとどまることになりそうだ。 Thanatos: ときどき訪ねる…?どういうことだ。 Zagreus: 実の母親が、生きていた。ただ… \n俺は地上に長くとどまれないらしい。だから、\n何度も訪ねて、少しずつ話をしていくしかないんだ。 Thanatos: …そうか。それは… よかった。地上でおまえの\n居場所を突き止めずに済む。ここだけの話、\n俺も地上に長くとどまるのはご免だ。 --- Dusa First Meeting --- Dusa: え…!若様…!私に、お話ですか?\nウソ… どうしよう…! Zagreus: …酒場がすっかり元どおりになったな。\nいや、元よりよくなった。\nあそこまで直すのは、相当大変だっただろ? Dusa: えと… あの… 私… 天井の梁を掃除しなきゃ…! --- Dusa First Meeting Alt --- Zagreus: …今日は、俺の部屋の掃除はしなくていいよ。しばらく戻らないから。 --- Dusa Misc Meeting 02 Extra --- Zagreus: デューサ… これからも、こんなふうに\nときどき戻ってくるかもしれないけれど…\n俺の部屋は掃除しなくていいからな。\nそのうち出ていくことに変わりはない。 Dusa: ああ… ハハハ… わかりました!でも、一応、ときどき\nお部屋に変わったことがないか、見ておきますね。\n若様も、そのうち気が変わるかもしれないですし!\nえと… じゃあ、失礼します! --- Dusa Misc Meeting 03 --- Dusa: 若様… ハデス様が… すごく、おカンムリみたいで…\n原因はわからないんですけど… 今は近づかない方が\nいいと思います… 若様はいないって、\n伝えておきましょうか…? Zagreus: いいんだ。デューサも、父上を怖がることはない。\n君は父上が雇った者のなかで、いちばん優秀なんだぞ? Dusa: そんな… 私はただ…\n与えられた仕事をこなしてるだけです! --- Dusa Misc Meeting 04 --- Dusa: ハッ!若様… そそそその… 何か、取ってきて\nほしいものとか、片づけてほしいものとか…\n飲みたいものとか… ありますか? Zagreus: ああ、ぜひ飲もう!明日あたり、どうかな?\nそれまでに俺が脱出に成功していなければ。 Dusa: え…?ややや、やっぱり、なんでもないです!\n忘れてください!失礼します! --- Dusa Misc Meeting 05 --- Dusa: あの… ごめんなさい!この前、声をかけてもらったとき\n私、態度がなってなかったですね!でも、\nこの仕事が大好きだし、一生懸命がんばりますから…\nどうか、もう一度だけチャンスをもらえませんか…? Zagreus: デューサ、謝ることなんてない。君は本当によくやってくれてるよ。 Dusa: ほ、ホントですか…?ありがとうございます、若様! --- Dusa Date 01 --- Zagreus: デューサ嬢。前に言ってた、「飲もう」って話…\nその… もしよろしければ、酒場で一杯、\nおつきあい願えませんか? Dusa: え… えーーーッ!いいい、今ですか!?\nえと、その… そうですね、はい。\nそろそろ、休憩にしても、いいかなと、思います… Dusa: …私、普通のゴルゴンとは違うじゃないですか?\n身体もないし… だから、なかなか仕事に就けなくて。\nでも、ハデス様が雇ってくださって… そのおかげで\n若様とも出会えて… 私、この仕事が大好きです! Zagreus: なるほど… そういう気持ちなら、\n俺にも少しわかる気がするよ。 Dusa: はぁ… だから… その… えっと…\nありがとうございます、若様… いえ、ザグレウス様! --- Dusa Date Aftermath 01 --- Dusa: 若様が館に戻ってきて、ステュクスの泉から上がって\nくるとき… ときどき、すごく悲しそうですけど…\n何か悩みでもあるんでしょうか?\nもし、私でお力になれることがあれば… Zagreus: 大丈夫、デューサに心配をかけるような\nことじゃないよ。冥界から脱出するのが\nどれだけ難しいか思い知って、\nときどきクソイラついてるだけだ。\n…下品な言葉を使って済まない。 Dusa: そうだったんですね… 私、若様を倒せる人がいるなんて\n思いもしませんでした。だって若様は、アキレウス様\nより偉大で、ハデス様より賢くて、ヘルメス神よりも\nすばやくて…!それでも、私と同じように、\n壁にぶち当たることがあるなんて… Zagreus: ああ、あるよ。それと…\n俺に関するその噂は、全部ガセだよ。 --- Dusa Lounge Renovation Quest 01 --- Dusa: …ナイフとフォークは並べたし、カウンターは拭いたし\nろうそくは交換したし、お皿も洗ったし、床は掃いたし\n酒樽のチェックもしたし… あとは… ハッ!若様! Zagreus: デューサ、この酒場をひとりで切り盛りするのは、\n大変じゃないか?どうやってこなしてる?\n何か秘密でもあるのか? Dusa: “秘密”ですか?あらゆる作業が、2週間以上\n遅れてます。でも、みんな時間にルーズだから、\n誰も気づいてないみたいで、まだしかられてません。\nあ… でも若様、誰にも言わないでくださいね? Zagreus: もちろん。でも、何が遅れてるんだ?見たところ、特に普段と変わった様子はない… Dusa: それが問題なんです!だいぶ前に、ニュクス様から\n大きなお仕事を任せてもらって… この酒場を、\nもっと“酒場”らしくするように、って。\nだから、やらなきゃいけないことが山積みなんです!\nなので… 失礼しますね! --- Dusa Lounge Renovation Quest 02 --- Dusa: …イスの座面の破れを直して、メニューを最新のに\n差し替えて、コンロを掃除して、バーのお酒を補充して\nカーペットを掃除して、天井の梁の埃をはらって、床にモップをかけて、周旋屋に支払いを… わ!若様!\nすみません、仕事が遅れてるので、失礼します…! Zagreus: デューサ、待って… 俺にも何か手伝わせてくれないか。\n君がどれだけ優秀でも、そんなに大量の仕事を\nひとりでこなすのは、とても無理だ! Dusa: 若様、お気持ちはありがたいですけど、大丈夫です!\nもう… どうしてみんな、私にはムリだムリだって\nいうの…?宮大工さんなんて、私が発注書を\n発行しないかぎりボーッと突っ立ってなんにも\nしないけど、誰からも文句言われないのに… Zagreus: 宮大工がしょっちゅう油を売ってるせいで、\n酒場の改装が進まないんだな?\nなるほど… そういうことなら、俺がなんとかするよ。 Dusa: 油…?大変!料理用の油を料理長に\n届ける約束だった…!すっかり忘れてました!\nえと… 失礼します! --- Dusa Lounge Renovation Quest 02 Alt --- Zagreus: そうか… このところ、俺も大量に発注書を\n出してたから、そのせいもあるかもしれないな…\n酒場の改装依頼には、デューサが出したものも\n含まれてるんだよな?\nだいぶ酒場らしくなってきたじゃないか! Dusa: え… てことは… 私が出した改装依頼を\n承認してるのは… 若様…!?ウソ… やだ… もう! --- Dusa Lounge Renovation Quest 03 --- Zagreus: 酒場がだいぶ整ってきたな。\nデューサががんばってくれてるおかげだよ。 Dusa: ありがとうございます、若様!最近、宮大工さんが\n少しだけ言うこと聞いてくれるようになった\n気がします。仕事もちょっとだけ速くなったような…\nでも、まだまだ作業が山積みで…\nもう少し待っててくださいね! --- Dusa Lounge Renovation Quest Complete --- Dusa: 若様、その… 今、少しお時間いいですか?\nちょっと、お話が… あ、やっぱり忙しいですよね?\nまたあとで来ますね! Zagreus: 待って!今でかまわないよ。\n急ぎの用もないし、デューサの様子も気になってた。\nどうした?何か問題発生か? Dusa: 違います!むしろ逆です!ザグレウス様が酒場の仕事を手伝ってくれるなんて… ケルベロスが暴れて壊した\nものの後始末とか、じゅうたん敷いたりとか、\n厨房まわりとか… 全部…!ここまでしてもらえて、私… Zagreus: よろこんでもらえてよかった。酒場は大事な場所だ。\nこの館ではいろいろあるけれど、\n酒場に来ると、みんな少し息抜きができる。\nデューサが管理してくれていて、本当にありがたいよ。 Dusa: そんな… うれしいです、すごく… たまってた仕事、\n全部片づいちゃいました。もう、やることが\n何もないです… どうしよう…!やること探しに\nいかなきゃ!ごめんなさい、私… 失礼しますね! --- Became Close With Dusa 01 --- Dusa: ザグレウス様… ももももしよろしければ、\n少しお話できますか?忙しかったら、いいんです!\nでも、もし、時間があれば…! Zagreus: もちろん、かまわない。場所はどこがいい?\n酒場?それとも、ふたりきりのほうが…? Dusa: えと… もしよければ、ふたりきりで話せるところで… お願いします。 Dusa: …ザグレウス様の気持ちを聞かせてもらってから、私… 何も手に着かなくなっちゃって… もう、どうしていいかわからなくて! Zagreus: すまない、デューサ。混乱させてしまったな。\n王子という立場をわきまえるべきだった。\n強引に迫るつもりはなかったんだ。\n俺はただ… 君も同じ気持ちなのかと… Dusa: 同じ気持ちです!そうお伝えできたら\nどんなにいいかと、ずっと思ってました… でも… Zagreus: 「でも」…?大丈夫、遠慮しなくていい。俺には本音を打ち明けてくれ。 Dusa: ありがとうございます。私は… 誰ともおつきあいする\nつもりはないんです… ザグレウス様は、この館で\nいちばんお優しい方です。本当にたくさんのことを、\n教えてもらいました。だけど… 私の気持ちはそういうの\nとは違って。だから… 本当にごめんなさい! Zagreus: なんだ、そういうことなら、謝ることなんて何もない。\n正直、それを聞いて安心したよ。俺もデューサには\nいろんなことを教えてもらった。よければ、今後も\nよき友人でいてもらえないか?もちろん、もう顔も\n見たくないというなら、二度と近づかないよ。 Dusa: そんな!顔も見たくないだなんて… そんなことあるわけ\nないです!でも… 私も同じこと聞こうと思ってました。\nザグレウス様とは、これからもいいお友だちでいたい\nです。でも、仕事のことで特別あつかいはナシですよ!\nなんでも自分でできるようにならなきゃ… Zagreus: わかった。約束するよ。\nじゃあ、これからも永遠に、よき友人で。 Dusa: はい。永遠に、よき友人で… それじゃ… 私はこれで… 失礼します! --- Became Close With Dusa Aftermath 01 --- Dusa: ザグレウス様… またちょっと、お話できますか?\n…この前のこと、なんだか申し訳なくなってきて…\nもし怒ってたら、はっきり言ってくださいね? Zagreus: 「永遠によき友人で」と言ったじゃないか。「永遠」は\n長いんだ。過ぎたことにこだわる必要なんてない。\nでも、こうやってまた話せて、単純にうれしいよ。 Dusa: そう言ってもらえて、よかったです。ザグレウス様に\nもらったアンブロシア、じつは飲まずに全部\n取ってあって… せっかくの気持ちに応えられなかった\nので、このまま持ってるのも申し訳なくて。\nなので、これ、お返ししてもいいですか…? Zagreus: 俺が贈ったアンブロシアのせいで気まずくなってるなら\n返してもらってもかまわない。\nおまえに譲ったものだから、どうしようと、\nおまえの自由だ。本当にいらないのか? Dusa: はい、本当に。わかってもらえてよかった…\nホントに、すごく、うれしかったんですけど、酒場で\n出すものは、自分で補充できるようにならないと…\nなので、はい!お返ししますね!それじゃ…! --- Text --- Zagreus: 待ってくれ。あのアンブロシアは、デューサに\n受け取ってほしくて贈ったんだ。純粋に相手を\n想う気持ちを込めて贈るほど、味もよくなると聞くし、\n一度、味わってみてくれないか?自分で飲む気に\nならないなら、酒場に置いてくれたっていい。 Dusa: …わかりました。念のため、確認しておきたかったん\nです。私ひとりじゃ飲まないですけど… いつか、\n酒場でいっしょに飲む機会があるといいですね。\nそれまで、大事にしまっておきますね! Zagreus: 「その血に流る」は?\n昔、大人気になった曲なんだろう? Zagreus: 「アルゴー号」は?おまえもあの船で旅をしたんだろ? --- Became Close With Dusa Aftermath 02 --- Dusa: ザグレウス様、その… 前にいただいたアンブロシア、\n改めて、お礼を言わせてください。\nちゃんと、大事に取ってありますからね!\nただ… 1本、うっかり落として割っちゃって…\nでも、おかげで中身を味わうことができました! Zagreus: やっと飲んでくれたのか。\nどうだった?評判どおりの味だったか? Dusa: それはもう…!あんなおいしいものがあったなんて!\n私の舌は2つに割れてるので、味覚も2倍だから、\nなおさらでした!その… もし、また、もう1本、\nうっかり落として割っちゃっても、いいですか…? --- Became Close With Dusa Aftermath 03 --- Zagreus: デューサ、ずっと謝りたかったことがあるんだ。\n初めて言葉を交わしたとき、うまく受け答えできなくて\nすまなかった。デューサみたいに俺に憧れてくれる\n存在に出会ったのは初めてで…\n幻滅させたくなかったんだ。 Dusa: そんな… 気にしないでください!あの頃は私も\nいっぱいいっぱいで… ここで働きはじめた頃は、\nとにかくザグレウス様がまぶしくて… ハデス陛下に\n物申すなんて、誰もできませんでしたから!\nもう、若様のことで頭がいっぱいで…! Zagreus: でも、当時は俺がどんなやつか知らなかっただろ?\n長い間、言葉を交わす機会すらなかった。\n俺は飛んで天井の梁に登ったりできないから、\nなかなか会えなかったしな。 Dusa: 根気よく話しかけようとしてくれて、本当によかった\nです。じゃなかったら私、今頃きっとまだ梁の上で、\n実物よりぜんぜんすごいザグレウス様の妄想ばかり、\nどんどん膨らませてたと思います! --- Dusa About Love 01 --- Zagreus: デューサ、少し立ち入ったことを聞いても…?誰か他に\n好きなやつがいるのか?その… 恋愛対象として、\n親しくしてる相手がいるなら、教えてほしい。\nもちろん、答えたくなければ、無理には聞かないよ。 Dusa: 若様の質問なら、なんでも!「恋愛対象として、他に\n親しくしている者」、ですか… 私、そういうことに\nうとくて… もちろん、若様のことはお慕いしてます!\n何もかも投げ出して、自分が危ない目に遭ってでも\n助けたい!って思うのは、若様だけです。 Zagreus: それはわかってるよ… でもたしか、愛には7つの形が\nあるんだよな?冥界で育つと、\nそういうことを学ぶ機会がほとんどないんだ。\n俺はまだ、知らないことばかりだよ。 Dusa: “愛”…!今、若様に言われるまで、自分のこの気持ちが\n“愛”だなんて、思いもしませんでした… そうですね…\nたしかに私、ザグレウス様を愛してます!口に出して\n言ったら、なんだか胸がスッとしました!\nじゃ、失礼します! --- Dusa About Cerberus 01 --- Zagreus: デューサ、ケルベロスの世話に手を焼いてないか?\n見た目はあんなだけど、案外おとなしい性格なんだ。\n少なくとも、3つの頭のうち2つはな。 Dusa: 手を焼くだなんて…!ケルベロスは、とっても\nお利口です。最初は私をボールと間違えてましたけど、\n違うと気づいてからは仲よくなって、エサをやったり、\nブラッシュングしたり、水を取り替えてあげたり、\nそれから… Zagreus: …“後始末”をしたり? Dusa: はい、それもです。すみません、もう行かなきゃ…\nケルベロスがおしっこを… ハッ!やだ!\n私ったら、若様の前なのに… えと… 失礼しますッ! --- Dusa About Pressure 01 --- Zagreus: …館を出て地上を目指すのは、正直、なかなかキツい。館での暮らしで耐えてきたストレスとは、また別のキツさだ。 Dusa: ここでくじけちゃダメです!若様にできないことなんて\nないんですから!若様は、ハデス陛下と同じぐらい\n強くて、でも、陛下よりぜんぜんやさしくて… どんな\n困難に直面したって、絶対あきらめない方でしょう?\n大丈夫!絶対、やれます! Zagreus: …正直、とてもやれる気がしない。\nさすがに、「なんぴとも逃れられない」と\n謳っているだけはあるよ。\nでも… はげましてもらえて、ありがたい。 Dusa: はげますために言ったわけじゃないです!本心です!\nだって、若様は着実に前へ進んでるじゃないですか!\nこの館に仕える者全員… 周旋屋も、料理長でさえ、\n若様ならできると信じてます。ホントですよ!\nだって私、直接聞きましたから! --- Dusa About Pressure 02 --- Zagreus: デューサ、具体的に何が、という話じゃないけれど…\n俺はいったい、何をおっぱじめてしまったんだ…?\nこれから、どうすればいいんだ…? Dusa: いっぱいいっぱいになって、途方に暮れちゃうこと、\n私もよくあります。でも、私ですらなんとかできるなら\n若様にできないわけがないです!今は具体的な\n助言はできないけど… お話を聞くぐらいなら、\nいつでもできますから! --- Dusa About Achilles 01 --- Zagreus: デューサは、アキレウス師匠とは知った仲だよな?\n師匠は、持ち場を離れることすら\n許されていないみたいだ。たまにはどこかへ\n出かけたいんじゃないかと… Dusa: きっと何か方法があるはずです!アキレウス様は、\nずっとこの館のために尽くしてきたし、\n若様にとっても心を開ける大事なお友だちですよね!\nでも、すっかり諦めちゃってるから、\n誰かが背中を押してあげないと…! --- Dusa About Myrmidon Reunion Quest 01 --- Dusa: アキレウス様のこと、聞きました!よかったですね!\nアキレウス様が館にいない日が増えるのは少しさみしいけど、あの方も、若様も、願いが叶ってよかったです! Zagreus: 俺も、師匠の願いが叶ってうれしいよ。\n師匠は大切な友人でもあるから、\n幸せになってほしいと、ずっと願っていたんだ。 --- Dusa About Gorgons 01 --- Zagreus: デューサ… アスポデロスで、君にそっくりなゴルゴンに\n出くわしたよ。デューサみたいに愛嬌はないし、\n社交的でもなかったけどな… あいつと血縁が\nあったりは… しないよな?先に謝っておくけれど…\n俺はそのゴルゴンを… その… Dusa: ああ、ご心配なく!血縁は、一応ありますけど、\nざっくりした話で… 「自分の血から生じた、知性の\nかけらもない凶暴なきょうだい」、みたいな感じで。\nそういう怪物と血がつながってるだけで、まともな\n仕事に就くのも一苦労で… ホント困るんですよね! Zagreus: じゃあ、あのゴルゴンを倒しても、デューサとしては、べつにかまわない…? --- Dusa About Gorgons 02 --- Zagreus: ゴルゴンのことで、もうひとつ聞きたいことが\nあるんだ。デューサは言葉を話すとき、\nヘビのような音を立てないよな?\n他のゴルゴンがしゃべるときのあれは…\n“ゴルゴン語”、みたいなものなのか? Dusa: いえ、そういうわけでは… 私たちって、舌の先が割れてるから、*シャァァァァーッ!!*って、怖い音が出ちゃうだけで。私は早くみんなに溶け込みたくて、普通に\nしゃべれるように練習したんです。そういう若様も、\n冥界で生まれたのに、地上訛りで話しますよね? Zagreus: 俺が…?考えたこともなかったな。\n父上は赤ん坊の俺に自分で言葉を教えることに\nこだわったから、そのせいかもしれない。\n三つ子の魂百まで、ってことか… --- Dusa About Gorgons 03 --- Zagreus: デューサ、また聞きたいことがあるんだ…\nもし答えたくなかったら、無理に話さなくていいよ。\n君は… もともとは、身体があったのか?ゴルゴンには\n翼もあるという話を聞いて、ちょっと気になって… Dusa: 若様、すみません、その質問は… パスです。あまり人に話したくないことで… だから、ごめんなさい!この姿が今の私だし、私は翼なんてなくても飛べますから! --- Dusa About Gorgons 03 Aftermath 01 --- Zagreus: デューサ、この前は、君の過去について\n立ち入ったことを聞いて、すまなかった。\nデューサのことをもっと知りたくて、つい…\n配慮が足りなかった。どうか許してほしい。 Dusa: ザグレウス様、そんなの、気にしないでください!\nもうすっかり忘れてました。昔の自分なんて、\nほとんど他人です。この姿が今の私で、\nここでこうして働けて、幸せです。 --- Dusa About Gorgons 04 --- Zagreus: 狙った相手を石に変えられるのは、便利だろうな。\nあれは、自分の意志で、自在にできるのか?\n舌をペロッと出すぐらいの感覚で…? Dusa: そこまで簡単じゃありませんけど、難しいことでもない\nです。気持ちをグッと高ぶらせて、今見てるものを…\n静止画みたいにイメージするんです。そうすると…\n*ポンッ!*て、石になります。不思議ですよね。\n昔は、みんなできるものだと思ってました。 --- Dusa About Singers Reunion Quest 01 --- Dusa: 楽士のオルフェウス様がお暇をもらって、“歌女神”に\n会いにいってるみたいですね。ひょっとして、\n若様のおかげですか?あのふたり、死んでからずっと\n離ればなれだったから… ホントによかった! Zagreus: これからじっくり時間をかけて、関係を修復していってほしいと思う。あのふたりなら、きっと大丈夫だろう。 --- Dusa About Hypnos 01 --- Zagreus: デューサは、ヒュプノスといっしょに仕事をすることも多いのか?最近、あいつとよく会う気がして… Dusa: …ヒュプノス様は、頼んでもいないのにあれこれ助言を\nくれたりするんですけど… どうも会話が成立しないと\nいうか… だから、どうしても、っていうときしか、\n話しかけないです… --- Dusa About Meg Relationship 01 --- Dusa: 若様、その… ちょっと聞いたんですけど…\nメグ様とのことは… 本当ですか?もし本当なら、私…\nとっても、とーっても… うれしいですっ!よかった!\n本当によかった!!私、ふたりの幸せを願ってます! Zagreus: …ありがとう。デューサとメグが親しいことは\n知っているし、そう言ってもらえるとうれしいよ。\nでも… メグとのことは、あまり公にしたくないんだ。\nだからこのことは、他のみんなには\n秘密にしておいてくれるか…? Dusa: 大丈夫です!誰にも言いませんから!\n絶対に!私、ひとりで大よろこびしときます!\nそれじゃ、失礼します! --- Dusa About Work 01 --- Zagreus: デューサ、余計なお世話だったらすまない。\nでも… 無理をしすぎて、身体を壊さないか心配だ。\n少し休んだらどうだ? Dusa: いえ、ぜんぜん大丈夫です!\nハデス様の館の管理人を任せてもらえるなんて、\n大チャンスですから!今はがんばらなきゃ…\nネクタル、ありがとうございます!それじゃ! --- Dusa About Skelly 01 --- Zagreus: デューサ、ちょっと聞きたいことがあるんだ。\n館で仕事中に、中庭でスケリーという男に\n出くわしたことはないか? Dusa: 私の仕事は館内の雑用なので、お外には出ちゃいけないことになってるんです。中庭は、厳密にはお外なので… でも、誰のことかはわかります。若様のお部屋の扉の\n外に、立ってるのを見たことあります。その“スケリー”が、どうかしましたか? --- Dusa About Lounge Clean Up 01 --- Zagreus: デューサ、この館は広いから、雑用をこなすのも\n一苦労だろ?ひとりで全部管理してるのか? Dusa: そんなにたいしたことじゃないです。\nただ… ケルベロスが酒場をめちゃくちゃに\nしてからは、元どおりきれいにする仕事が、\nちょっとだけ大変ですけど。 Zagreus: この館が“きれい”だったことなんてあったか…?\nでも、デューサが忙しいのは、俺のせいでもあるな。\nケルベロスが暴れたのは、俺の姿が\n見えなくなったからだ。何か手伝わせてもらえないか? Dusa: そんな!めっそうもない!ケルベロスはお利口な\nワンちゃんです。それに、若様はやることが\nあるでしょう?私も、自分のことは自分でやれます!\n大丈夫です! --- Dusa About Persephone 01 --- Zagreus: デューサ、君にも伝えておきたい…\n俺とニュクスのことだ。俺も最近、初めて知った。\nじつは、ニュクスは俺の実母じゃない… 生みの母親は\nペルセポネという名で、地上のどこかにいて、\n俺がこの館を出たのは… ん?何がおかしい? Dusa: も、申し訳ございません、がまんできなくて…!\n私、全部知ってました。だって、みんな噂してましたし\nイヤでも聞こえてきちゃいます。若様が、早く、\n生みのお母様に会えるように、願ってますっ! --- Dusa About Persephone 01 B --- Zagreus: デューサ。これは、館の者たちには絶対に\n内緒にしてほしい。じつは… その、生みの母親を、\n見つけたんだ。これからどうすべきかは、\n今、考えているところだ。まだ詳しくは話せないけれど\n少し待っていてもらえるか? Dusa: …ホントですか!すごい!お母様は、どんな方ですか?\n背はどれぐらい?目の色は、若様と同じですか?\nどこに住んでるんですか?お仕事はしてるんですか?\n髪の色は?それから… えっと… おつきあいしてる人は\nいるんですか? --- Dusa Run Cleared 01 --- Dusa: 若様…!え、なんで?どうして?だって… 若様はもう…\nどうして、まだここにいらっしゃるんですか? Zagreus: …俺が地上に出たという噂のことなら、本当だよ。\nただ… 冥界でまだやり残したことがあって。\nだから… これからもときどき、\nこうして館に顔を出すことになりそうだ。 Dusa: そうなんですか…!それは… よかったです!!\nえと… よかった… んですよね?若様が「よかった」と\nおっしゃるなら、私も、よかったと思います!\n…えと、そう思っても、いいですか…? --- Dusa About Hades Bedroom 01 --- Zagreus: デューサ、父上の私室に、誰かの肖像画が\n飾ってあるよな…?あれが誰なのか、知ってるか? Dusa: 私が陛下の私室に入るなんて、許されるわけないです!中はどんなふうなのか、もちろん、興味ありますけど… 若様に教えてもらうのだって、マズいと思います! --- Dusa About Legendary 01 --- Zagreus: デューサがこの前譲ってくれたフィディは、どこで手に入れたんだ?買うとかなり高額なはずだ。今はもう、誰も蒐集してないかもしれないけれど、少なくとも俺には、相当な価値がある。 Dusa: 気に入ってもらえたなら、私もうれしいです。\nお世話をお願いするなら、若様しかいないと思って…\nそれに、連れていれば私を思い出してもらえますから!\nじつは、私もある方から譲ってもらったんです… Zagreus: まさか… ニュクス…?\nデューサ、君はこのフィディを… ニュクスから…\nその… 無断で“借りた”のか…? Dusa: まさか!そんなことしたら、クビになっちゃいます!\n酒場の仕事をやり遂げたとき、ニュクス様がじきじきに\nおほめの言葉をかけてくれて、ごほうびに、って、\nくれたんです。私がザグレウス様に渡すことも、\nきっとお見通しだったと思いますけど。 --- Dusa Vs Nyx 01 --- Zagreus: ニュクスとは、うまくやってるか?\nかなり厳しい上官だよな… 問題ないか? Dusa: ニュクス様のおっしゃることは、私、なんでもします!どうしてそんなこと聞くんですか?ニュクス様が、何か言ってたとか…?まさか… 私、クビですか!? Zagreus: そうじゃない!ふたりのやりとりを見ていて、少し気に\nなっただけで… 俺とニュクスの関係は、一時ぎくしゃく\nしたこともあったけれど、彼女がこの館と使用人たちの\nことを、何より気にかけていることは間違いない。\nもちろん、デューサのこともだよ。 Dusa: ハ… ハハハ… なら、よかったです!ニュクス様が\n私の仕事の出来をとても気にかけてくださっているのは\n間違いないです。私はご期待に添えるように…\nご期待以上の働きができるように、いつも全力を\n尽くしてます!ニュクス様にそう伝えてください! --- Dusa Vs Nyx 03 --- Zagreus: デューサ、待ってくれ。どうした?何かあったのか?\n頼む、ちゃんと説明してくれ。 Dusa: ダメです… 若様と私は、しゃべっちゃいけないんです。\nニュクス様が… ああ、ダメダメ、\nこんなとこ見られたら、また怒られちゃう…! Zagreus: デューサ、落ち着いて。何があった?\nニュクスに、俺と口を利くなと言われたのか?\nいったいどうして… Dusa: わかりません… でも、私… この仕事をクビに\nなりたくないんです、絶対に。だから…\n若様とは、お話できません!どうかわかってください…\nごめんなさい… --- Dusa Vs Nyx 03 Extra --- Zagreus: デューサが言っていたとおり、ニュクスは\n俺が君と口を利くことを禁じたいらしい。\n俺が何かしたからか…?ニュクスは、\nデューサの仕事ぶりに納得していないのか? Dusa: 若様のせいじゃありません。完全に私のせいです!\nニュクス様に、直すべきところを指摘されました。\n「落ち着く」「やることリストを作りすぎない」\n「ひとつのことに没頭しすぎない」「働きすぎない」\n「自分のせいじゃないことで自分を責めない」… Zagreus: それはもっともな意見だな。ただ、ニュクスも\nもう少し言い方を考えてくれたら…\nデューサ、俺からも頼む。これからはもっと、\n自分を大事にしてほしい。 Dusa: …それから、ニュクス様には、若様と話すのも\n禁止だって言われて… あ!今、話しちゃった!\nどうしよう… また怒られる! --- Dusa Vs Nyx 04 --- Dusa: 若様… 今日は、お別れを言わないといけません…\nわたし、今日で、というか、今夜で?この仕事を\n辞めることになりました… 私、若様と出会えて…\nここで働けて、本当に幸せでした… さよなら…! Zagreus: 待ってくれ!何があった?今日で辞める?\nどういうことだ?本当にこの館を出ていくのか?\nどうして… Dusa: クビになったんです!ニュクス様から、最後通告を\n出されて… これ以上事態を悪化させる前に、\n出ていくようにって。だから… どうか、お元気で…! --- Dusa Vs Nyx 05 --- Dusa: 若様… お久しぶりです。じつは私、戻ってきて… またここで、働けるみたいで… Zagreus: ニュクスが考え直してくれて、本当によかったよ…\nデューサの身を案じてのことだったんだろうけれど、\nデューサにはいいところがたくさんある。\nニュクスも、それを忘れないでもらいたいものだな。 Dusa: 仕事は大変だし、私みたいな怪物だって、\n人生もっと楽しむべきって考えもあるんでしょうけど…\nやっぱり私にとって、仕事はとても大切なんです。\n仕事のない人生なんて、考えられません。だから…\nここで働かせてもらえて、私、本当にうれしいです。 --- Dusa About Work Life Balance 01 --- Zagreus: デューサ、暇を出されていた間、どうしてたんだ?\n頼る場所はあったのか?心配したぞ。 Dusa: それが、おかしなもので… 最初はショックで、途方に\n暮れてたんですけど、突然何もすることがなくなったら\n今まで見えてなかったものが急に見えるようになって…\n自分が、ものすごく疲れてることに気づいたんです。\n私きっと、お休みが必要だったんだな、って。 Zagreus: そんなに消耗しきっていたのに、よくまた同じ職場に\n復帰しようと思ったな。燃え尽きて、\nもう二度とごめんだと思ってもおかしくないのに。 Dusa: この仕事が大好きだから、燃え尽きたりなんて…\n私、そういう性分なんです。人生でも、死後生でも、\n大事なのは仕事だけじゃないってわかってますけど…\n私には仕事が何より大切なんです。それに、自分の\n限界を知るには、ときどきムリもしてみないと。 Zagreus: そうは言っても、無理をしすぎれば、\n取り返しのつかないことにもなりかねない。\n今回だって、そんなに大事な仕事を失いかけただろ? Dusa: そうですね… これからは、ムリをするのは頻度も\n程度も、ほどほどにします。若様、もしまた私が\n働きすぎてたら、注意してくれますか? --- Dusa About Work Life Balance 02 --- Zagreus: 最近、調子はどうだ?ニュクスから聞いたぞ。\n新しい仕事も、しっかりこなしてるそうじゃないか。 Dusa: はい、うまくやれてると思います!会計のお仕事もする\nようになって… でも、全タスク、スケジュール組んで\nありますし、助手を雇う予算も出してもらえて。前より\nぜんぜん忙しいはずなのに、不思議と前より自由な時間\nが増えたんです。だから万事順調… だと思います! --- Dusa About Promotion 01 --- Zagreus: デューサ、おめでとう!最優秀使用人に\n選ばれたんだな!酒場に肖像画が\n飾ってあるのを見たぞ。すごいじゃないか。 Dusa: ああ… ハハハ… そんな、大したことじゃないです。\n気合い入れて、全力尽くして、いつでも前向きに、\nどう考えてもこなしきれない量の仕事が残ってることは\nあんまり心配しないようにしていれば、誰にだって\nできますよ! --- Dusa Post Ending 01 --- Dusa: 若様!ペルセポネ様… じゃなくて、お母様見ましたよ!\nめちゃくちゃステキな方ですね!若様がどうしても\n会いたがってた理由がわかりました!…あ、でも若様も\n実際に会うまでは、見たことなかったんでしたっけ…\nそれでも!めちゃくちゃステキな方ですよね! Zagreus: たしかに、母上が戻ってきて、この館はあるべき姿に\n近づいた気がするよ。母上にとっても、これで\nよかったんだと思う。デューサともうまくいって\nいるようで、何よりだよ。今後はいろいろ、\n前より改善されるといいけどな… Dusa: あったり前ですっ!…ハッ、ごめんなさい、ちょっと\n興奮しちゃって… でも、もうよくなってます!\nだって、最強チームメンバー、勢ぞろいですから! --- Dusa Post Ending 02 --- Dusa: ちょっと小耳に挟んだんですけど…\n若様がこれからも館に残るって、本当ですか?\n正式に、館の仕事を担当することになった、って… Zagreus: …まあ、そんなところだよ。当面は、そういう方針でやってみることになった。 Dusa: ってことは… 若様と私は、正式に、「同僚」ってこと\nですね!!すごい!すごくないですか!?これからは、\n情報交換したり、対処しないといけない課題について\n意見交換したり、廊下でばったり出会ったりできるってことですよね!? Zagreus: デューサ… そんなことはもう、これまでだってずっと、やってきたじゃないか… Dusa: でも、これからは、ぜんぜん違います!\n気持ちがぜんぜん違いますから!若様にも、\nすぐにわかりますよ!それじゃ、失礼します! --- Dusa Post Ending 03 --- Zagreus: …デューサ、君の気持ちが、やっとわかった\n気がするよ。まさか俺が、正式に父上の下で\n働くことになるなんて。何があっても\n出ていってやると思っていたのにな… Dusa: ハデス様は、怖い神様です。若様との間に、複雑な\n事情があることも知ってます。でも、ハデス様を許す\n気持ちになったってことは… これからも館にいて\nくれるんですよね…?もしそうなら、うれしいです!\nそんな簡単じゃないことは、わかってますけど… --- Dusa Post Epilogue 01 --- Zagreus: デューサ、館の中がピカピカじゃないか!\nオリュンポスの神々を招いて、あれだけ派手に\n宴を開いたあととは思えないな。\nどうやって、こんなに早く掃除を済ませたんだ? Dusa: ハハ… ハ… いろいろ、コツがあるんです。\nそれに、ときどき、この仕事に全力を注ぎたい!って\n思うこと、ありませんか?私はいつもそうです!\nケルベロスの餌やりも、梁の掃除も!でも今回の掃除は\n特に私にぴったりの仕事だと思って! --- Dusa Gift 01 --- Zagreus: デューサ、これを受け取ってもらえるか?\n大した物じゃないけれど、日頃のねぎらいだよ。 Dusa: …!若様、その… すごくうれしいです… じつは私も、ちょっと、渡したいものが… --- Dusa Gift 02 --- Dusa: え… ちょちょ、ちょっと待ってください…\nこれを、私に?何かの間違いじゃ…!? Zagreus: みんなデューサに感謝してるよ。でも、俺のために無理はしないでくれよ? --- Dusa Gift 03 --- Dusa: え… ウソ… これを、私にくれるんですか…?本当に? Zagreus: ああ。気に入ってもらえたらうれしいよ。 --- Dusa Gift 04 --- Dusa: ままま、待ってください、若様。\nこれ… 何かの冗談ですか…? Zagreus: 本気だよ、デューサ。君に受け取ってほしいんだ。 --- Dusa Gift 05 Alt --- Zagreus: デューサが誰よりもよく働いてくれるおかげで、\nこの館は成り立ってる。改めて感謝を伝えたい。\nよかったら、これを受け取ってもらえるかな。 Dusa: 若様…!ありがとうございます…!私なんかを\n気にかけてくれるなんて… うれしすぎます!\nうれしすぎて、言葉が出てこないです! Zagreus: 大丈夫、ちゃんと伝わってるよ。\nびっくりさせてすまなかったな。\nでも、こんなふうにちゃんと話せてよかった。 Dusa: はい… 私もうれしいです… ネクタル、\nありがとうございます!きっと、すごく\nおいしいんでしょうね!えと… じゃあ、失礼します! --- Dusa Gift 06 --- Zagreus: デューサ、またネクタルを持ってきたぞ。今日も熱心に働いてくれてありがとう。デューサがいてくれて、とても助かってるよ。 Dusa: あああ、ありがとうございます、若様!\nでも、ずっと忙しくて、この前いただいた分も、\nまだ開けてないんです… なので…\nこれは、別の誰かにあげたほうが… Zagreus: デューサに受け取ってほしいんだ。休みの日ぐらい\nあるだろ?そのときまで取っておいてくれ。 Dusa: お休み…?そ… うですね、あるのかもしれない\nですけど、誰にも言われたことないので…\nそれに、雑用がすごくたまってて…\nああ、早く片づけないと!! --- Dusa Gift 07 --- Zagreus: デューサ、酒場の仕事が片づいてよかったな。すっかりきれいになった。デューサががんばってくれたおかげだよ。お礼の品を、受け取ってくれるか? Dusa: え… アアア… アンブロシア!?これ、神様が\n飲むものですよ!私なんかがもらっていいのかな…\nわかりました、こうなったら、私も勇気出さなきゃ…\nこここ… これ、あげます!若様にもらってほしくて、\n手に入れてきましたっ!どうぞ!それじゃ! --- Dusa Gift 08 --- Zagreus: アンブロシアは、神だけが味わうものじゃない。\n神が、大切に想う相手に贈るものだ。\nどうか受け取ってほしい。いらなければ、\n酒場に置いてもらってもかまわないよ。 Dusa: 若様… 本気なんですね…?どうして、こんなにやさしく\nしてくれるんですか?私には、声すらかけてくれる\nはずがないと思ってたのに… 若様は冥界の王子です。\nそれにひきかえ私は、宙に浮いた怪物の頭…\nしかも、ただの使用人ですよ? Zagreus: デューサは、それ以上の存在だよ。\nこの館の他の連中も、デューサと同じ心がけで\nいてくれたら、どんなにいいか… Dusa: 私も、館の他の方々が、若様と同じぐらい私にやさしくしてくれたら、と思います。若様とこんなに仲よく\nなれて、本当にうれしいです。誰かが自分を気にかけてくれるって、なんかすごく… いいなぁ、って。 Zagreus: デューサには、いつもそんなふうに幸せで\nいてもらいたい。君みたいな存在に出会ったのは、\n初めてだよ。父上からは、\n気安く笑顔を見せるなと言われて育った。\nでも… デューサは俺に似てる気がするよ。 Dusa: それは、私がいつも笑顔だからですか?だって、\nつらくても、笑ってれば乗り切れるでしょう?…え。\nひょっとして今のは… “そういう意味”ですか…?\nごごごめんなさい、ちょっと胸がいっぱいすぎて…\n失礼します!アンブロシアありがとうございます! --- Dusa Gift 09 --- Zagreus: デューサ、よかったら、またアンブロシアを\n受け取ってもらえるか?酒場に置いておけば、\n何かの催しや来賓のときにでも振る舞えるだろ? Dusa: この前もらったときは、バタバタと失礼しちゃって、\nごめんなさい、若… じゃなくて、ザグレウス様。\n…やっぱり、名前で呼ぶの、慣れないですね。\nここで働きはじめた頃は、直接話しかけることも\n許されてなかったから… Zagreus: 周りの言いなりになって生きていたら、\n俺の人生はもっとつまらないものになっていたよ。\n誰に何を言われたってかまわない。\n俺はデューサといると楽しいよ。 Dusa: 私も、ザグレウス様といると楽しいです。この前まで、\n私はこの広い冥界をひとりぼっちでさまようゴルゴンの\n頭でした。定職にも就いてなくて… たまたまハデス様の\n館で求人してるって聞いて… 採用されて!それだけでも\n夢みたいだったのに… ザグレウス様と出会って… Zagreus: 出会ったときのことは、よく覚えてる。ケルベロスの\n餌皿を3つ抱えて飛んできて、俺に派手にぶつかって、\n皿が吹っ飛んだ。こぼれた餌の半分を空中で\nキャッチして、名前を聞く隙すら与えずに、去って\nいったよな。もう二度と会えないかと思ったよ。 Dusa: あれは本当に恥ずかしかったです… 絶対クビになると\n思ったのに、お目こぼしをいただいて… ひょっとして…\nザグレウス様が手を回してくれたから…?ずっと私に\n目をかけてくれてたんですか?その… うれしいです…\nこのアンブロシアは、大事にしまっておきますね。 --- Dusa Gift 10 --- Zagreus: デューサ、このアンブロシアが酒場にあれば、\nみんな当分楽しめる。デューサも1本、\n取っておいてくれよ。俺からの、愛情の印として。 Dusa: …!愛情って、そんな…!私も、ザグレウス様をお慕い\nしてます… 出会ったときからずっと!ザグレウス様は、\nハデス様ともニュクス様とも違うって、すぐに\nわかって。だけど… あれ?私、何言ってるんだろう…\nやだ…!「友だちとして」って意味、ですよね? Zagreus: デューサさえよければ、それ以上と言いたい。\n君は美しい心の持ち主だし、いてくれるだけで、\n館が明るくなる。でも、今のこの関係を崩したくは\nないんだ。デューサにその気がないなら、\n遠慮なく言ってほしい。 Dusa: …え。まままま、待ってください。\n私の心が「美しい」って言いましたか…? Zagreus: ああ。やっと気持ちを口にできたよ。\n…デューサは、俺のことをどう思ってる? Dusa: ザグレウス様が私のこと、そんなふうに思ってくれる\nなんて… うれしいに決まってます!満ち足りた\n気持ちっていうか… でも私じゃ、ザグレウス様と釣り\n合わないんじゃ… あれ?ひょっとして… これまで\nずっと親切にしてくれてたのは… まさか… Zagreus: いや、それは誤解だ!…自分の気持ちを\nうまく伝えるのは、難しいな… デューサとの友情を\n壊したくはない。俺の心の中を、\nそのまま見せてやれたらどんなにいいか… Dusa: すみません、一応確認しただけで… 気を悪くしたなら、\n謝ります。ザグレウス様の心の中は、いつもわかり\nやすいですよ。あ、今のは、いい意味です!私、すごく\nうれしいです!ちょっとびっくりしちゃっただけで…\nえと… 今は仕事中なので… また… あとで… --- Dusa Gift 05 --- Dusa: え… ちょっと待ってください、若様。\nこれを私に?ウソでしょう…? Zagreus: ウソじゃない。気に入ってもらえたらうれしいよ。\nそれじゃ、またな。 --- Charon First Meeting --- Charon: … Zagreus: カロン、また会えたな。特に用はないんだが、\n見物にきた。そこに並んでるのは、売り物か?\nちょっと見せてくれ。 --- Charon First Meeting Alt --- Zagreus: カロン、また会えたな。特に用はないんだが、見物に\nきた。ちょうど懐にも余裕が出てきたところ\nだったから、このタイミングで会えてよかったよ。 --- Charon No Fast Travel Backstory 01 --- Zagreus: なあカロン、仮に、おまえに金貨を1000枚\n渡したら、俺をその立派な舟に乗せて、\n川上まで運んでくれたりは… しないか? --- Charon No Fast Travel 01 --- Zagreus: カロン… 地上まで一気に運んでほしいと頼んだ件、\n考えてみてくれたか…?おまえにとっては、\nべつに無理な相談でもないだろ…? Charon: … --- Charon Shop Meeting 01 --- Zagreus: カロン!こんなところで会えるとは!…そこに\n並んでるのは、売り物か?俺を助けてくれるのか? --- Charon Shop Meeting 02 --- Zagreus: カロン、また会えたな。なかなかいい品揃え\nじゃないか。ちょっとよく見せてくれ。 Charon: … --- Charon Shop Meeting 03 --- Charon: … Zagreus: ああ、俺も会えてうれしいよ。売り物を見せて\nもらえるか? --- Charon Shop Meeting 04 --- Zagreus: カロン、死者の大半は、アスポデロスに送られるん\nだろう?じゃあ、おまえがこのあたりに舟をつける\nことは、多いんだろうな。 Charon: … --- Charon Shop Meeting 05 --- Zagreus: カロン、ここはアスポデロスだよな…?花の咲き乱れる草原だと聞いていたのに… こんなひどいところだとは、思いもしなかったよ。 Charon: … --- Charon Pre Boss Meeting 01 --- Zagreus: カロン、あの扉の向こうに、何か恐ろしいものが\n待ち受けているなら… 身振り手振りで\n教えてくれないか? Charon: … --- Charon Pre Boss Meeting 02 --- Zagreus: なあカロン、次の小島でどんな恐ろしい怪物が\n待ち受けているのか… よかったら、\n教えてくれないか? Charon: … --- Charon High Relationship 01 --- Zagreus: カロン、元気そうじゃないか!ちょっと感じが\n変わったか?どこが、と言われても困るんだが…\n髪型かな?俺の気のせいか? Charon: … --- Charon About Hourglass 01 --- Zagreus: カロン、この間もらった砂時計の礼を言わせてくれ。\n例の泉で使うと、これまで以上に旅が楽になって、\n助かってるよ。 --- Charon Post Fight You Won 01 --- Zagreus: カロン、前に戦ったときのこと、怒ってないよな…?\n「得意客の証」をくれたということは、\n「気にしてなくていい」という意味だと解釈してるが…\n念のため、聞いておこうと思って… Charon: … --- Charon Post Fight You Lost 01 --- Zagreus: カロン、この前の… “死闘”のこと、怒ってないよな?\nどっちにしろ俺はボロ負けしたし、そもそも、\nあれはほんの冗談だったんだ… わかってるよな? Charon: ノオオオォォアアァァ! --- Charon About Hermes 01 --- Zagreus: カロン、俊足の神ヘルメスに会ったぞ。死者の魂を、\nおまえの舟まで運ぶ仕事をしていると言っていた。\nおまえは「同僚」だそうだ。ヘルメスとは、\n長い付き合いなのか? Charon: … --- Charon About Hermes 02 --- Zagreus: カロン、オリュンポスの神は冥府の神とはつきあわないと思っていたが、おまえはヘルメスと仕事上接点が\nあって、仲がいいらしいな。ヘルメスはどうして、\n俺に協力してるんだ? Charon: … --- Charon About Hermes 03 --- Zagreus: カロン、オリュンポスの神は、ヘルメスが俺に協力\nしていることを知らないらしい。どういうことなんだ?ニュクスに聞く前に、おまえに聞いてみようと思って… --- Charon About Skelly 01 --- Zagreus: カロン、おまえは数え切れないほどの死者を\n見てきただろうから、いちいち顔なんて\n覚えてないだろうが…\n「スケリー」という名前に、聞き覚えはないか? Charon: …スゥゥ… ケ…リィィィ…!! --- Charon About Customer Loyalty 01 --- Zagreus: カロン、常連客として、改めて礼を言わせてほしい。\n地上を目指す旅を続けられるのも、こうして貴重な品を\n売ってくれるおかげだ。おまえの助けがなかったら、\n俺はずっと序盤であっさりやられているよ。 Charon: … --- Charon Post Ending 01 --- Zagreus: カロン、母上と俺を館へ運んでくれて、ありがとうな。\nおまえの舟の乗り心地、なかなかだったよ。\nこれからも、俺を乗せてくれたりは… しないか。 --- Charon Post Ending 02 --- Zagreus: カロン、おまえは冥界の運営に一役買ってるよな。\n今後は正式な仕事として、おまえと手を組むことに\nなりそうだ。これからも地上を目指して脱出を\n繰り返すことになって… ま、詳しい事情はきっと、\nおまえの耳にも入ってるよな。 --- Charon Post Epilogue 01 --- Zagreus: カロン、オリュンポスの神々との宴は、楽しめたか?\nおまえと話す暇はあまりなかったが、\nヘルメスといっしょに、楽しそうにしてたな。 --- Charon About Secret Service 01 --- Zagreus: カロン?特になんの話というわけでもないんだが…\nおまえには、本当に感謝してるよ。おまえはいつも\nひとり粛々と自分の仕事をこなしていて、館で会う\nこともない。でも、おまえがいつも気にかけてくれて\nいることはわかってる。ありがとな。 Charon: … --- Charon Gift 01 --- Zagreus: カロン、おまえに出会えると、ほっとするよ。\nこれは日頃の感謝の印だ。受け取ってほしい。 Charon: … Zagreus: それは、俺からおまえへの贈り物だ。\n代わりに何かくれる必要は…\nまあ、言っても聞かなそうだな。 --- Charon Gift 02 --- Charon: … Zagreus: 気に入ってもらえてよかった。いつも、いろいろ\n売ってもらって助かってる。もう少し安めだと、\nありがたいけどな。 --- Charon Gift 03 --- Charon: … Zagreus: 気に入ってもらえたか?たまには俺のことを\n思い出して、値下げを考えてくれると\nありがたいけどな。 --- Charon Gift 04 --- Charon: … Zagreus: 気に入ってもらえたか?べつに、値下げしてほしくて\n賄賂を送ってるわけじゃないぞ。俺はそんなケチな\nことはしない。 --- Charon Gift 05 --- Charon: … Zagreus: カロン、おまえはきっと、そう言うと思った。\nでも、どうか遠慮せずに受け取ってくれ。 --- Charon Gift 06 --- Charon: … Zagreus: 俺もおまえと仲よくできてうれしいよ。\n今後ともよろしくな。 --- Charon Gift 07 --- Zagreus: カロン、おまえは忙しい身なのに、俺のためにこうして\n時間を割いてくれている。これはささやかな礼の品だ。\n話し相手が欲しくなったら、いつでもつきあうからな。 Charon: … --- Orpheus First Meeting --- Orpheus: ザグレウス… 君が僕を、永遠の刑罰から解放してくれたそうだね。ありがとう。君の父上にお仕えするために、僕は戻ってきたよ。 Zagreus: オルフェウス!それはよかった…\nまた父上の機嫌を損ねなければ、大丈夫だ。それに、\n父上は今、俺のほうに腹を立てるので忙しいからな。 Orpheus: それは気の毒に… だけどね、たとえ君の頼みでも、僕はもう二度と、歌うつもりはないんだ。 --- Orpheus First Meeting Alt --- Zagreus: オルフェウス!それはよかった… 頼むから、もう父上の機嫌を損ねるようなことは、しないでくれよ?おまえのために、父上とどれだけ火花を散らしたか… --- Orpheus Misc Meeting 01 --- Orpheus: ザグレウス、君は、歌う心をなくした宮廷楽士を、\n他にも知らないかい?君の父上から、いったい\nどういう了見だと詰め寄られているけれど、\n自分でもうまく説明できなくて、困っているんだ。 Zagreus: 気にするな。冥王神の謁見室に仕える不死者の\n宮廷楽士なら、きっと誰もが経験することだよ。\nおまえだけが特別ってわけじゃない。 --- Orpheus Misc Meeting 02 --- Orpheus: 君が不在の間、この館は火が消えたように静かになる。僕は一応、この館付きの宮廷楽士だから、\nなんだかいたたまれない気持ちになるよ… Zagreus: またいつでも、リラをかき鳴らしてくれて\nかまわないんだぞ?もちろん、\nおまえがその気になれば、だ。無理は禁物だからな。 --- Orpheus Misc Meeting 03 --- Orpheus: ザグレウス、浮かない顔をして、どうしたんだい?\n何か一曲、披露しようか? Zagreus: 「オルフェウスの嘆き」は?\n前によく歌ってたじゃないか。 Orpheus: すばらしい… 残念ながら、\n僕にはもう、歌うことはできないけれど…\n気に入ってもらえてよかった。 --- Orpheus Misc Meeting 04 --- Zagreus: 単刀直入に聞く。どうして歌わないんだ?\nおまえの名前は伝説になってるし、\n仮にも今はこの館付きの宮廷楽士だろ? Orpheus: 僕が歌う活力の源は、ある女性だった。\nその“歌女神”を失った今、歌うことができなくなった。\nそれだけのことさ。君にも経験がないかい?\nある日突然、あらゆる情熱を失ってしまったことが。 Zagreus: まあ… 思い当たる節はある。\nでも、俺はまた力の源を見つけた。\nここを出ようとしているのも、そのためだ。 Orpheus: それは何より。あいにく僕は、見つけられなかったよ。\n探すことすら、とっくにあきらめた。\nだからずっと、ここにいるよ。 --- Orpheus Misc Meeting 05 --- Zagreus: おまえが“歌女神”と再会できるように、\n俺にできることはないか? Orpheus: ありがたい申し出だけれど、彼女のことは\nあきらめたんだ。きっとまだ、冥界のどこかに\nいるのだろうけどね。僕はかつて、彼女を探して\n冥界をさまよった。そして、彼女を見つけた。\nだけれどそれは、遠い昔のことさ。 Zagreus: 「見つけた」!?なら、どうして… Orpheus: 僕がまだ生者だった頃の話さ。君の父上は、誰も\nこの冥界から出ることを許さない。だから僕も、\nここに足止めというわけさ。以来、彼女には\n会っていない。もう昔のように、あちこち旅できる\n身分ではないしね。 Zagreus: そうだったのか… よく話してくれたな。いつかまた、\nおまえがその“歌女神”に会えることを願うよ。 Orpheus: 心遣いはうれしいけれど、彼女も僕も、\nもう死んでいるんだ。だからもう、いいんだ… --- Orpheus Misc Meeting 06 --- Zagreus: もしよかったら、おまえが探してる“歌女神”のこと、\n詳しく教えてくれないか。 Orpheus: 僕の歌女神、エウリュディケ… 彼女ほどまばゆい\n存在を、僕は知らない… その心は、ときに柳のように\nたおやかで、それでいて岩石よりも強く…彼女のことを考えただけで、僕の心は痛みだす。僕が生み出した曲の大半は、彼女への想いを形にしたものだ。 Zagreus: そうか。おまえにとって、本当に\n大切な存在だったんだな…\n失って、さぞつらかっただろう。よく話してくれたな。 Orpheus: 話を聞いてくれた君に感謝するよ。エウリュディケも、いつも僕の話に耳を傾けてくれた… --- Orpheus Misc Meeting 06 B --- Zagreus: エウリュディケ…?その名前には聞…\nいや、本当に大切な存在だったんだな。\n失ってつらかっただろう。\n…悪い、ちょっと、用事を思い出した。 --- Orpheus Misc Meeting 07 --- Orpheus: タルタロスの先まで進んだそうだね。\nやっぱり君は、ただものじゃない。\n正直、僕も大いに感銘を受けたよ。 Zagreus: 感銘?それはつまり、また歌いたくなったってことか? Orpheus: ずいぶんはっきり嫌みを言うね。今の自分に\n歌う気力があるのか… 正直、自分でもよくわからない。\n少し、考えさせてくれるかい? --- Orpheus About Hades 01 --- Zagreus: 父上はおまえに、だいぶお冠みたいだな。\n本当に歌う気はないのか?\nそんな調子だと、さらに重い罰を科されるぞ?\n父上はこけ脅しはしないからな。 Orpheus: 君の父上の圧力に耐えるのは、簡単なことじゃない。\nそれでも… 僕は断固拒否する。\n僕が冥王陛下の御前で歌うことは、二度とない。 Zagreus: 俺とか、\nこの館にいるおまえの仲間たちのためでも、ダメか? Orpheus: 歌は… ダメだ。\n彼女なしでは、誰のためだろうと歌えない。 --- Orpheus About Pressure 01 --- Orpheus: 君の心の乱れを感じる。\n君の身に、なんらかの問題が降りかかっているのでは? Zagreus: いや… 大丈夫だ。いろいろと考え事が多くて…\n何から対処すればいいか、頭を整理していた。\nどれも俺が自分で向き合わなければいけないことだ。 Orpheus: なるほど、そういうことなら。僕も、会うことの\n叶わなくなった歌女神について、打ち明ける気持ちに\nなるまで、長い時を要した。君の感傷を癒やす手助けが必要になったときには、いつでも声をかけてほしい。 --- Orpheus About Hermes 01 --- Zagreus: 神々の使者にして俊足の神、ヘルメスから、\n御言葉を賜ったぞ。彼の言づてを伝える側になるのは、\n妙な気分だが… おまえに「よろしく」と言っていた。\nおまえの音楽の才能を褒めていたぞ。 Orpheus: それは… ありがたい。僕の歌女神の魂が冥界へと\n旅立ったとき、僕は彼女を追ってこの地を訪れ… 彼女を\n救うことに失敗した。そのとき、たちまちヘルメス神が\n現れて、彼女を連れ去ったんだ。一瞬の出来事だった。\n彼は、その務めにおいて極めて優秀な神だったよ。 --- Orpheus About Singing 01 --- Zagreus: 前から気になってたんだが、どこで歌を習ったんだ?\nアポロからじきじきに指南を受けたという噂を\n聞いたこともある… Orpheus: 僕は、ありとあらゆるものを手本にした。でもそれは、ひとりの女性と出会う前のこと。彼女に出会って以降は\n彼女と、アポロと、その他の神々が僕の師となった。\nもちろん、多くの時を練習に費やしたことは\n言うまでもない。 --- Orpheus About Nyx 01 --- Zagreus: 父上はあのとおりの性格だから、わかりにくいと思うが\nおまえの歌をとても楽しんでいる。ニュクスからは、\n何か言われたか?いつもすぐそばにいるのに、おまえと\n言葉を交わしているところを見たことがないが… Orpheus: 夜母神ニュクスは、僕の存在を容認して\nくださっている。僕の歌に不満があれば、\nいつでも常闇の彼方に消し去ることができるのだから。\n全能の夜母神は、優れた歌心もお持ちなのだ。 --- Orpheus About Music Stand 01 --- Orpheus: この譜面立てを調達してくれたのは、君かい?\nじつにすばらしい品だ… お礼を言わせてほしい。 Zagreus: 名高い宮廷楽士には、それ相応の道具が必要だろ?\n気に入ってもらえてよかった。\nそれはそうと… おまえがここにいない間は、\nどうやって演奏してるんだ? Orpheus: ダイダロスの秘技さ。詳しい仕組みは、\n誰にもわからない。僕から言えるのは…\nこの譜面台が曲を奏でるとき、それは間違いなく、\n僕の魂の歌を奏でている、ということだけさ。 --- Orpheus Post Epilogue 01 --- Orpheus: ザグレウス、どうしても腑に落ちないことがある。\n女王ペルセポネが君のじつの母親なら… 彼女はどういういきさつで、冥界で暮らすようになったんだい? Zagreus: …父上がオリュンポスで母上を見初めて、ふたりは、\nすっかり恋に落ちてしまったんだ。父上は、母上を\nさらって冥界へ連れてきた。オリュンポスの神々は\n母上がいなくなって心配したけれど、今は全部公に\nなって、みんな納得してくれてるよ。 Orpheus: でも… オリュンポスに御座す女王の母君、\n女神デメテルは、時折でも愛娘に会うことが叶えば、\nよろこぶんじゃないのかい? Zagreus: …ああ、それな!母上は冥界に滞在中、石榴を食べて\nしまって… おまえも知ってるだろ、例の掟!だから、\nしばらく冥界を離れられないんだ。デメテルもきっと\nわかってくれるし、娘がオリュンポスを訪ねている\nあいだは、地上の氷を溶かしてくれるはずだ。 Orpheus: なるほど…!そういうことなら、しかたがない。でも、まだひとつ、引っかかることがある… 君のことさ。君は冥界から脱出しようとしていたんじゃなかったのかい? Zagreus: 俺のことなんて、どうでもいいだろ?\n大事なのは、母上がやっと冥界に…\n本来の居場所に、帰ってきたということだ。 Orpheus: たしかに!よくわかったよ。それにしても、なんという壮大な物語だろう!君の説明のおかげで、万事納得がいったよ。 --- Orpheus Sings Again 01 --- Orpheus: 僕は今、再び歌いたい気持ちになっている。\n君が僕の歌を気に入ってくれるといいけれど。 Zagreus: すばらしい演奏だ。\nということは… “歌女神”に会えたのか? Orpheus: …僕の歌女神は、見つからなかった。それでも…\n何度でもあきらめずに立ち向かってゆく君を見ていたら\n僕も前へ進まなくてはいけないと思ったのさ。 --- Orpheus Sings Again 01 B --- Zagreus: すばらしい演奏だ。“歌女神”がいてもいなくても、\nオルフェウスの歌声は唯一無二だな。 Orpheus: 君にそう言ってもらえるとうれしい。何度でも\nあきらめずに立ち向かってゆく君を見ていたら、\n僕も前へ進むべきかもしれないと思えたんだ。 --- Orpheus Sings Again 01 C --- Zagreus: すばらしい演奏だ。\nエウリュディケにも聴かせてやりたい。 Orpheus: 君にそう言ってもらえるとうれしいよ。\n何度でもあきらめずに立ち向かってゆく君を\n見ていたら、僕も前へ進まなくてはと思ったんだ。 --- Orpheus Tall Tale 01 --- Zagreus: オルフェウス、この話をしたことはあったか?\n溶岩に覆われたアスポデロスで、俺は多頭の怪物\nボーン・ヒュドラを瞬殺したことがある。\n楽勝だったよ。 Orpheus: それはすごい!吟遊詩人の歌に伝わる、\n名だたる英雄たちの偉業の数々も形なしだ。\nあそこにいるアキレウスにも勝るといっていい! Zagreus: そう言ってもらえるとうれしいよ。\n俺の武勇伝を聞くと、おまえは元気が出るみたいだな。\nまた話すネタができたら、教えにくるよ。 --- Orpheus Tall Tale 02 --- Zagreus: 俺がブラッドレスの7個部隊を討伐したときの話は、\nしたことがあったか?両手を背中で縛って、\n片足跳びで、という条件付きだ。海王神ポセイドンに\n「できないだろう」と言われたんで、\nやってみせずにはいられなかった。 Orpheus: それはなんとも、絵になる物語だ!歌にしない\n手はない!ああ… この館に、英雄の偉業を\n歌詞にしようという詩人はいないものだろうか… --- Orpheus Tall Tale 03 --- Zagreus: オルフェウス、俺が生まれた瞬間、父上の両手を\n黒焦げにした話は、前にもしたよな…?\n父上は赤ん坊だった俺の両足をつかんで、\n手が燃え上がったんだ。だから今も\n派手な指輪をはめて、やけどの痕を隠してる。 Orpheus: それはなんとも、愉快な話だ!詩に編んで、\nはるか遠方の地まで歌い継ぎ、神々のごとく永遠に、\n伝説として後世に伝えるべき物語だ!\nああ、僕が歌えたらどんなにいいか…! --- Orpheus Tall Tale 04 --- Zagreus: オルフェウス、俺とディオニュソスが似ていることには\n気づいてただろう?おまえだけに秘密を明かすから、\n絶対に誰にも言わないと約束してくれ…\n俺たち、じつは… 同一神なんだ。俺も宴が好きだろ? Orpheus: ザグレウス… それは衝撃の事実だ…!\nでもたしかに、言われてみればもっともだ!\n葡萄酒の神と君が、どういうわけか、同一神…\nうん。うなずける。 Zagreus: それだけじゃない。少しグロテスクな話になるが… 俺は\n見た目より歳を取っていて、その昔、ティタンに身体を\n八つ裂きにされたことがあるんだ。でも、心臓だけは\n無事で、ディオニュソスは、その心臓から生まれた。\nだから俺とは繋がってるってわけだ! Orpheus: なんと心揺さぶられる話だろう… この英雄譚が\n世に知られていないのは、どういうわけだ…?\nこの事実、なんとしても広めねば… この僕の手で! --- Orpheus Tall Tale 05 --- Zagreus: オルフェウス、念のため確認するぞ…?\nディオニュソスと俺の話は、冗談だって\nわかってるよな?おまえを元気づけたくて、\nホラ話をしただけだ。 Orpheus: ザグレウス、そんなふうに謙遜する必要なんてない。\n君は、幾多の偉業を成し遂げた英雄だ!\n僕は、その話を本人から直に聞くことができた。\nこれを光栄と言わずしてなんと言おう! --- Orpheus Tall Tale 06 --- Zagreus: オルフェウス、ひょっとして…\n俺のホラ話を真に受けてたりは、しないよな?\n本当にあちこちに言いふらすつもりじゃないよな? Orpheus: ザグレウス、そうやって僕がどれほど本気か、\n試そうとしているね。もちろん、\n君の偉業を広く歌い伝えるつもりさ!\n誰より先に耳にすることができて、本当に光栄だ! --- Orpheus Tall Tale 07 --- Zagreus: オルフェウス、俺がミノタウロスのアステリウスを\n倒した話は、もう耳に入ってるよな?\nエリュシオンの覇者を名乗るテセウスも、\nついでに倒してやった。楽勝過ぎて拍子抜けしたよ。 Orpheus: そんな偉業、とても想像できないけれど…\nここは芸術家の想像力の働かせどころだ! --- Orpheus Tall Tale 08 --- Zagreus: オルフェウス、おまえには俺の口から\n直接伝えておくよ。ステュクス神殿のはずれで、\n俺は父上を倒した。そう… ついに地上に出たんだ!\n俺も父上も館に戻っているから、嘘だと思われても\nしかたない。でも… おまえは信じてくれるよな? Orpheus: もちろんさ!ただ… 君の父上からは、君との\n親子関係を絶対に口外するなと命じられているんだ。\nだから… 申し訳ないけれど、その件を歌にすることは\nできない。どうかわかってほしい。 --- Orpheus Sings Again 02 --- Zagreus: オルフェウス、邪魔をしてすまない…\n今歌ってる物語詩のことで、話があるんだ… Orpheus: 厳密には、「賛美歌」さ!君が今直面する苦境に\n立たされる前、いかに多くの困難を切り抜けてきたかを\n歌っている。君が過去に乗り越えた幾多の試練と\n比べたら、今の状況はまだ救いがあるというものさ! Zagreus: それなんだが… その“賛美歌”の内容は、\n全部でたらめなんだ。冗談のつもりだったし、\nおまえもわかってるものとばかり…\n俺がホラ話をすると、おまえは元気になるから、つい… \n話を盛ってしまった。すまない。怒ったか…? Orpheus: まさか!君は逆境の中でもくじけない強い心の持ち主であるばかりか、謙虚さも持ち合わせている!ザグレウスと、その栄光よ、永遠なれ! --- Orpheus About Eurydice 01 --- Zagreus: オルフェウス、ひょっとして、エウリュディケという\nニンフと知り合いじゃないか?背の高い、“森”系の… Orpheus: え…?エウリュディケ…?も… もちろん、知っている。いや、「知っていた」と言うべきか。でも、なぜ、君がその名を…? Zagreus: アスポデロスで会ったんだ。ひとりで元気に\n暮らしてる。やっぱり、知り合いだったんだな。 Orpheus: 知り合いどころか、夫婦だった!\n彼女は僕の、創造力の源… “歌女神”だった…\nなのに、死後は離ればなれに…\nでもまあ、それもしかたのないことさ。 Zagreus: 「しかたない」?なんだ、それは。\n今度また会ったときに、伝えてほしいことの\nひとつぐらい、ないのか? Orpheus: 彼女にまた迷惑をかけたくない。\n彼女のことは、二度と口にしないでくれ。\n僕には、想い出さえあれば、十分さ。 --- Orpheus About Eurydice 01 B --- Zagreus: オルフェウス、聞いて驚くなよ?\n地上を目指していたら、途中で、背の高い“森”系の\nニンフに会った。そう… エウリュディケだ。 Orpheus: なんだって…? 彼女が君の父上の所領で\n暮らしていることは知っていたけれど…\nまさか君が、彼女に出くわすなんて…\n本当に、間違いないのかい? Zagreus: アスポデロスで会ったんだ。独りで元気に\n暮らしてるよ。彼女とは、かなり親しい仲だったと\n言っていたよな? Orpheus: 知り合いどころか、夫婦だった!\n彼女は僕の、創造力の源… “歌女神”だった…\nなのに、死後は離ればなれに…\nでもまあ、それもしかたのないことさ。 --- Orpheus About Eurydice 02 --- Zagreus: またエウリュディケに会ったぞ。\nおまえのことは… やんわりと、ほのめかしておいた。 Orpheus: なんだって!?…いや、失礼。ときに彼女は、\n僕に対して、恨みに似た感情を抱いているように\n見えただろうか? Zagreus: おまえとのことは、あまり聞かれたくなさそうでは\nあったな。彼女と何があったんだ? Orpheus: 僕がまだ生者だった頃、あとひと息で、彼女を冥界から救えそうだったんだ。だけど、最後の最後で、僕の心に疑いの念が湧いてしまった… そして僕は、彼女を永遠に失ってしまった。それでも、君が彼女と会えたことを、僕はうれしく思うよ。 --- Orpheus About Eurydice 02 B --- Zagreus: おまえとのことは、あまり聞かれたくなさそう\nではあった。本当に、彼女を\n冥界から連れだそうとしたのか? Orpheus: あとひと息だった。だけど、最後の最後で、\n僕の心に疑いの念が湧いてしまった…\nそして僕は、彼女を、永遠に失ったのさ。それでも、\n君が彼女と会えたことを、僕はうれしく思うよ。 --- Orpheus About Eurydice 03 --- Orpheus: ザグレウス。エウリュディケは、どんな様子だい?\n髪は、秋色かい?それとも、満開の花かい?\n身ごなしは、オークのように誇り高く、\nしなやかだったかい? Zagreus: アスポデロスのこぢんまりとした住まいで、\n楽しそうに暮らしてるよ。不機嫌になるのは、\n俺がオルフェウスの話題を持ち出したときだけだ。\nなんとか仲直りできないのか? Orpheus: 残念だけれど、過ぎたことはもう、どうにも\nなりはしない。君も察しているとおり、\n彼女のなかの僕はもう死んでいる。\nなぜなら僕は… もう死んでいるのだから。 Zagreus: 厳密に言えばそうかもしれないが、ふたりとも\n冥界にいるじゃないか。もう生きてはいなくても、\n時間ならいくらでもある。彼女に会いたくないのか? Orpheus: エウリュディケに?会いたくないわけがない!\nでもそれは、彼女もそう望んでいるならばの話さ。\n僕が彼女を永遠の眠りから覚まそうとしたとき、\nどんな結末を迎えたかは、君も知ってのとおりさ… --- Orpheus About Eurydice 04 --- Orpheus: エウリュディケは、どうしてる?\n僕が言ったとおり、たおやかな女性だったろう。\n…ああ、ダメだ、やっぱり僕は、彼女にまだ未練が… Zagreus: エウリュディケには音楽の才能があるとは聞いてたが、\n料理も上手いとは知らなかったよ。会うたびに手厚く\nもてなしてくれる。おまえの話題を出すと\n嫌な顔をされるのは、相変わらずだけどな。 Orpheus: 当然さ。地獄の底から助け出される寸前で、希望の光が消えたのだから。僕が彼女の立場でも、助け損ねた者に腹を立てるさ。そして、当分許しはしないだろう。 --- Orpheus About Eurydice 05 --- Zagreus: 俺はどうして、エウリュディケに何度も出くわすんだ?\nアスポデロスで永遠の死後生を送る亡霊なんて\n大勢いるのに、俺が出会うのはいつも決まって、\nおまえの元伴侶だ。とても偶然とは思えない。 Orpheus: 運命の三女神が紡ぐ糸について、僕は何も知り得ない。彼女たちはきっと、死んでうつろとなった僕の心を、\nいたずらに踏みにじっているだけなのでは? --- Orpheus About Eurydice 06 --- Zagreus: エウリュディケから聞いたぞ。おまえの曲には、\n彼女が手がけたものもあるそうだな。\nさすが、才能あふれる女性を見る目がある。 Orpheus: 今の僕があるのは、エウリュディケのおかげさ。\n僕の曲の大半は、彼女の筆によるもの。\n彼女の発想に着想を得て編んだ曲にいたっては、\n枚挙にいとまがない。生前は、よく共作したものさ… Zagreus: なら、どうして彼女は無名のままだったんだ?\nおまえばっかり、名が売れてるじゃないか。 Orpheus: 人生とは、じつに不公平なものなのさ。\n僕は折にふれ、彼女の才能を称えた。\n彼女も、大いに自分を売り込んだ。それでも…\n観客たちは、曲の作り手は僕だと思い込んでいた。\nどうすることもできなかった… Zagreus: 人間のことはよくわからないが、\nおまえがちゃんと彼女の功績を\n広めようとしていたと聞いて、安心したよ。 --- Orpheus About Eurydice 06 Extra --- Zagreus: エウリュディケはいい曲をたくさん作ったのに、\nしかるべき称賛を受けていない。\nそれについておまえは、「人生は不幸なもの」と\n言っていたよな?俺たちで、なんとかできないか? Orpheus: 人間は、一度思い込んだことに固執する生き物だ。\n別の可能性があることを理解させるのは、\n困難を極める。いったい、何をどうすれば…? Zagreus: …たとえば、あまり角が立たないように、\nやんわり間違いを指摘する、とか?それか、\n真実が広まるように、なんらかの手を打つ、とか…? Orpheus: そう言われても、僕はこの館付きの宮廷楽士だ。\n僕の歌を耳にする観客の数は、限られている。\nとはいえ… この館の亡霊たちが僕の観客であることに\n変わりはない。せめて彼らには、曲の作者が誰なのか、\n正しく伝えるようにしよう。 --- Duo - Progress and Eurydice (1) --- Orpheus: 白状するよ… 僕はいまだに、エウリュディケを\n想っている。気づくと、彼女との想い出に浸っている。\n僕はここで、彼女のいない日々を送ると決めたのに…\nまるでダメだ。それでも僕は、死んでいる。\nだから、ここにとどまる以外に行き場はない… Zagreus: おまえはもう、十分苦しんだ。それはエウリュディケも\n同じだ。互いに想い合っているのに、\nおまえたちふたりは誤解してるだけなんだ。\n俺に任せてくれ。いい考えがある。 Orpheus: 考え… ひらめき… 彼女がそばにいれば、僕にも絶えず湧いたものさ… --- Duo - Progress and Eurydice (2) --- Zagreus: オルフェウス、新曲を持ってきたぞ。作曲したのは、\nおまえを大切に思っている、ある人物だ。 Orpheus: ザグレウス、君は僕のために、\n曲を作ってくれたのかい…?いや… 違う。\nまさか… エウリュディケが…?そんな…\nそんなこと… あるわけが… --- Orpheus Sings Again 03 --- Zagreus: いい声だな。エウリュディケにも、その歌声を聴かせてやりたい。 Orpheus: うれしい言葉を、ありがとう。彼女の歌を歌うと…\n生前僕の心があったこの胸の中に、\nこんな想いが込み上げるんだ… ひょっとしたら、\n彼女にも聴こえているんじゃないか、ってね… --- Orpheus About Singers Reunion Quest 01 --- Orpheus: ザグレウス!聞いてくれ!\n僕の雇用契約が見直されて、休暇中にアスポデロスを\n訪れることができるようになった!\nつまり… “彼女”のもとへ行けるようになったんだ! Zagreus: それはよかった!なら、ぐずぐずしてる場合じゃない。すぐに彼女を探しにいけよ。積もる話もあるだろ? Orpheus: 正直、不安もあるけれど… こんな機会を\n作ってくれた君に、とても感謝しているよ。\nこうして相談に乗ってくれることも、\n本当にありがたい。ぜひ、お礼をさせてほしい。 Zagreus: …どうしてみんな、俺が何かすると礼をしたがるんだ?\n俺は友人として助けただけだし、おまえの歌のおかげで\n俺も含めてこの館の者全員が力をもらってる。\nいいから早く行ってこい。 --- Orpheus About Singers Reunion Quest Complete 01 --- Zagreus: オルフェウス、戻ってたのか!どうだった?彼女とは、会えたか? Orpheus: 望んだ以上に、有意義な旅だった。それでも、\n約束どおり、僕はこの館に戻った。愛する人の元に\nいたいけれど、僕には果たすべき職務がある。 Zagreus: また声に元気がないな。\nすぐにでも彼女のところに戻りたいんだろ?\nこの館に戻ってくるのは、つらかっただろうな。 Orpheus: いや、むしろその逆さ。仕事場と家庭が適度に\n離れているのは、好ましいと気づいた。\nカロンのおかげで比較的楽に行き来できるし、\nこの生活も、そう悪くはないさ。 --- Orpheus About Singers Reunion Quest Complete 02 --- Zagreus: オルフェウス、ひとつ聞いてもいいか?\n万事順調みたいだが… 俺にはおまえが幸せそうに\n見えない。エウリュディケとの間に、何かあったのか? Orpheus: ああ… ハハハ… 気遣いに感謝するよ。顔や態度に\n出ないだけで、僕は今、永遠の喜びに浸っている。\n僕は歌を通してしか、感情をうまく表現できないの\nかもしれない。 --- Orpheus About Singers Reunion Quest Complete 03 --- Zagreus: おまえとエウリュディケがうまくいって、\n本当によかったよ。ただ… 今思うと、俺はずいぶん\n出過ぎたことをしたなと、反省もしている。\n申し訳なかった。 Orpheus: 申し訳ない?何に対して?君の助けがなかったら、僕が歌女神と再会する日など、永遠に訪れなかった。 Zagreus: エウリュディケと知り合って、おまえと彼女の状況を\n知って、どうにか仲直りさせられないかと思ったんだ。\nでも、おまえも彼女もそんなことは頼んでいないし、\nどう考えても大きなお世話だ。下手をしたら、余計に\n事態を悪化させていたかもしれない。 Orpheus: 君は事態を悪化させなかったし、君が能動的に\n動かなければ、僕が自発的に助けを求めることなど、\nありはしなかった。なぜなら… 僕は、他者にどうやって助けを求めればいいのか、わからないからだ。\n君の親切心と直感に、心から感謝している。 --- Orpheus Post Ending 01 --- Zagreus: オルフェウス!たぶん、おまえが書いた曲だと\n思うんだが… 「その血に流る…」とか、\nそんな歌詞の曲を聴いたぞ。すごくいい曲だった!\n心当たりはあるか? Orpheus: ああ、それなら… 僕と歌女神が共作した曲の数々を\n愛してくれていた人たちのあいだでも、\n特に人気の曲だったと聞いているよ。僕たちは生前、\nふたりであまたの作品を生み出したものさ。 Zagreus: また歌ってくれるか? --- Orpheus About Distant Memory 01 --- Zagreus: オルフェウス、この前譲ってくれた品の礼を\n言わせてくれ。とても助かってるよ。\n中身がよく見えないんだが…\n開けない方がいいんだよな? Orpheus: そう、開けてはいけないよ。僕の大切な想い出を\n逃がして、僕の儚いよろこびを奪いたいのでなければ。 --- Orpheus About Distant Memory 02 --- Zagreus: この前譲ってもらった、「遠い記憶」…\n中身は、エウリュディケとの想い出のかけらだろ?\nすごく助かってはいるけれど…\nそんな大切なものを、どうして俺に…? Orpheus: 気に入ってもらえて、何より。そう、想い出は、\n大切なものだ。それでもいつかは、持ち主が\n持ちつづけるよりも、誰かに託したほうが、\n役に立つときが来る。そうは思わないかい? --- Orpheus About Music Playing 01 --- Orpheus: ザグレウス。ときに、君も趣味として作曲を\nしてみる気はないかい?君の手はほっそりしていて、\n楽器の演奏に向いていると思うのだけれど。 Zagreus: 最近はあまり考えたことはないが、\nいつかやってみたいとは思っていたよ。\nおまえにそう言ってもらうと、悪い気はしないな。\n気が向いたら、挑戦してみるか。 --- Orpheus Music Progress 01 --- Zagreus: オルフェウス、おまえが持っているのと\n同じようなリラを手に入れたんだが、\nうまく弾けないんだ。コツを教えてくれないか? Orpheus: それはそれは。いいとも、いくつか伝授しよう。\nまずは、正しい姿勢で構えることが大事だ。\nこんなふうに… Orpheus: …そして、さっき教えたピッキングの技巧を\n練習すること。そのとき、反対の手も常に意識して。\nでも何より重要なのは、日々練習を怠らないことだ。\n練習そのものを楽しむ姿勢でね。 --- Orpheus Music Progress 02 --- Orpheus: ザグレウス、君が部屋で奏でるリラの音色を聴いた。\n君は筋がいい。間違いない。誰がなんと言おうと、\n君はきっとうまくなる。 Zagreus: 俺は下手クソだよ。\nそうやってからかって、仕返ししようとしてるんだろ? Orpheus: 本心さ。リラの演奏技術は、根気よく取り組まなければ習得できない。でも、続けていれば必ず上達する。\nじきに自分でもわかってくるはずだ。 --- Orpheus Music Progress 03 --- Orpheus: リラの演奏、ずいぶん上達したね。\nその調子なら、僕よりうまくなるのも時間の問題だ。 Zagreus: それはさすがにないだろ。でも、ほめてもらうと素直にうれしいな。コツがわかると、作曲もやりがいがあって楽しい。 --- Orpheus Music Progress 04 --- Orpheus: 君の部屋から聞こえてくるリラの音色は、\n本当にすばらしい。どうやらこの館には、\n宮廷楽士がもうひとり誕生したようだね。 Zagreus: おまえが背中を押してくれたおかげだ。ほめてもらえてうれしいよ。 --- Orpheus Gift 01 --- Zagreus: オルフェウス、才能豊かな宮廷楽士に、\nファンから贈り物だ。 Orpheus: 親切に、どうもありがとう… 君が見返りを\n期待していることは、よくわかっているよ。\n僕からも、これを贈らせておくれ。 --- Orpheus Gift 02 --- Orpheus: こんなにすばらしい贈り物を、僕が受け取って\nいいのかい?気にかけてもらえることは、\n本当にありがたいけれど… Zagreus: おまえにふさわしいから贈るんだ。おまえのおかげで、\nこの館での毎日がどれだけ明るくなったか…\n気づいてないのは、おまえだけだぞ。 --- Orpheus Gift 03 --- Orpheus: また僕のことを気にかけてくれて、本当にうれしいよ。こんなすばらしいものを、僕が受け取っていいのかい? Zagreus: 大したものじゃない。\nおまえの歌にいつも力をもらってる。\n俺はオルフェウスの作品のファンだ。 --- Orpheus Gift 04 --- Orpheus: 君はいつも僕によくしてくれるね。本来なら、\n感謝の気持ちを歌で伝えたいところだけれど、\nあいにく僕は… Zagreus: ああ、わかってる。おまえも俺もいろいろあるけれど、きっと乗り越えられる。 --- Orpheus Gift 04 B --- Orpheus: 君はいつも、僕の喉の渇きを癒やしてくれるね。自分にまだそういう感覚があることが、驚きだけれど。 Zagreus: よろこんでもらえて何よりだ。過ぎたことで、\nいつまでも自分を責めることはないからな。 --- Orpheus Gift 05 --- Zagreus: オルフェウス、いいものを持ってきたぞ。\n酒場で、いっしょにどうだ? Orpheus: そう… だね。べつに、他にやることが\nあるわけでもないし… お相伴にあずかることにするよ。 Orpheus: …つまりね、僕は振り返るべきじゃなかったんだ。\nだから、この話の教訓は、振り返るなと言われたときは\n絶対に振り返ってはいけない、ということだ。\nわかるかい? Zagreus: 振り返るな… か。肝に銘じておこう。\nでも、そのときたった一度振り返ってしまったことを、\nそんなに責められるいわれはないだろう?\nどう考えても、罰が重すぎる。 Orpheus: 今日はいっしょに飲めて楽しかった。\nまたいつでも会いにきて。 --- Orpheus Gift 06 --- Orpheus: 君には親しくしてもらっているうえに、贈り物まで…\nなんだか悪いよ… Zagreus: 俺も、おまえからいろいろ学ばせてもらってる。\n試練に直面しながらも心穏やかに過ごす姿は、\n尊敬してるよ。\nおまえには、少しでも楽しく暮らしてほしいんだ。 --- Orpheus Gift 07 --- Zagreus: オルフェウス、地上で見つけた\nアンブロシアを持ってきた。\nおまえにぜひ、味わってほしいと思ったんだ。 Orpheus: ありがとう… 本当にうれしいよ。\n誰かとの間にこれほど強い絆を感じたのは、\nエウリュディケを除けば初めてだ。 --- Orpheus Gift 08 --- Zagreus: 聞いてくれ。このアンブロシアはな、エリュシオンの\n覇者と2対1で戦って、勝ち取ったものなんだぞ?\nどうしてもおまえに手渡したくて、持ってきたんだ。 Orpheus: ザグレウス… 君はどうして、僕にこんなに\nよくしてくれるんだい?これはありがたく\n受け取るけれど、これ以上の気遣いは無用だ。\nどうか、悪く思わないでくれ。 Zagreus: おまえがどうしてもと言うなら、そうするよ。\nでも、この贈り物は、俺たちの永遠の友情の証しだ。\nおまえからは、本当にいろいろなことを\n学ばせてもらったからな。 Orpheus: ありがとう。僕に、これをたしなむ趣味があれば\nよかったんだけどね… --- Duo - Orpheus and Eurydice (2) --- Zagreus: こんな名演、初めてだ… 独唱でも聴き惚れるのに、\nふたりの歌声が合わさると、すばらしい音色になる… Orpheus: そう言ってもらえるとうれしい。エウリュディケと\n僕は、運命の三女神に引き合わされたに違いない。\nなのに、無残にも、長きにわたり離ればなれになって… Eurydice: まーたそうやってウジウジ言う!いいじゃないの、\nこれからふたりで、思う存分、死後生を\n送れるんだから!歌だって、共作し放題だよ。 Orpheus: たしかにそのとおりだ。ザグレウス、\nそういうわけだから、僕たちは創作作業に戻るよ。 --- Duo - Orpheus and Eurydice (3) --- Zagreus: ふたりとも、元気そうだな。またふたりで仲よく\n歌ってるか? Orpheus: 夢のような日々さ。僕は、もう二度とエウリュディケに会えないものと思っていた。なぜなら… Eurydice: オルフィーはいまだに、こうやって済んだことを\nグジグジ言うけど、これでもだいぶマシに\nなったんだよ。このひと説得するのは、\n骨が折れただろ?苦労かけたね。 --- Duo - Orpheus and Eurydice End Theme (1) --- Zagreus: オルフェウス!「その血に流る」を歌う気に\nなってくれたのか!リクエストに応えてくれて、\nありがとうな。 Orpheus: どういたしまして。エウリュディケとふたりで\n書いたこの曲、僕にも、思い入れがないわけじゃない。\n懐かしい想い出が、いろいろと蘇ってきたよ。 --- Megaera Meeting 01 --- Megaera: フン… 放蕩息子のご帰還か。\n皆、私が手加減したと噂している。 Zagreus: そんな噂、気にするな。どっちにしろ、その先で無様に死んで、こうして戻ってきた。 Megaera: そう簡単に戻られては、私の立つ瀬がない。\n私を倒したからには、意地でも脱出しろ。今回は\n運に味方されたようだが、次はそうはいかないぞ。 --- Megaera Meeting 01 B --- Zagreus: 気にするな。どっちにしろ、その先で無様に死んで、\nこうして戻ってきた。とはいえ… あんなに先まで\n進むとは、メグも思っていなかっただろうな。 Megaera: そもそも、おまえが私を倒していくとは思わなかった。\n私にも面目がある。次に会うときは、そうやすやすと\n先へ進ませはしない。覚悟しておけ。 --- Megaera Meeting 02 --- Zagreus: メグ、うまそうだな。何を飲んでる? Megaera: さあ?あまりに弱くて、\nおまえの血ではないかと思ったが。 Zagreus: そうか。なら、邪魔はしないでおこう。 --- Megaera Meeting 03 --- Zagreus: 最近、妹たちの姿を見かけないな。\nふたりともどうしてる? Megaera: われわれエリニュスは、多忙を極めている。地上で戦が起きれば、冥界の仕事は増える。私の仕事は、持ち場を守り、おまえの起こした問題に対処することだ。 --- Megaera Meeting 04 --- Megaera: 用がないなら、話しかけるな。\nおまえと語り合うことなど、何もない。 Zagreus: 様子を見にきただけだ。もし… 話し相手が\n必要なら、いつでも声をかけてくれ。 Megaera: 話し相手など必要ない。私が非番のときは、おまえには一切近づかないでもらいたい。 --- Megaera Meeting 05 --- Megaera: ザグレウス殿下。何かご用ならば、お申しつけを。 Zagreus: いや、特に。さっきは… いい戦いだったな。 Megaera: ザグ。私たちはもう、昔のような関係には戻れない。\n今のおまえに掛ける言葉があるとすれば…\nいつまでしょげている?タルタロスで再び会ったら、\nまた殺してやるから覚悟しておけ。 --- Megaera Mirror Progress 01 --- Megaera: ザグレウス、ひとつ、伝えておく。\nおまえは私に勝利したが、\nそれはおまえの力の証明にはならない。 Zagreus: ずいぶん根に持ってるみたいだな。\n力の証明にはならない?どういう意味だ? Megaera: ニュクス様の鏡の力がなければ、\nおまえは私を倒せないからだ。 Zagreus: こっちはべつに、メグと張り合ってるわけじゃない。\n俺の目的は、地上に出ることだ。 Megaera: 承知している。それでも、おまえが私より\n優れているわけではないという事実に変わりはない。\nおまえはただ、協力者に恵まれているだけだ。 --- Megaera Mirror Progress 02 --- Megaera: ニュクス様の鏡の力を帯びない、素のおまえに\n破れるとは… 私をあざ笑いに来たのか?\nかまいはしない、好きなだけ笑えばいい。\nこれ以上の屈辱など、ありはしない。 Zagreus: メグ、どうしてそうやって、俺を無能扱いするんだ?\n出会った頃と比べれば、俺も少しは成長したと\n思わないか?そもそもメグは俺の教育担当だっただろ? Megaera: そうやって声を張って、館中に喧伝したいか?\n自分がいかに私より優れているか、\n皆に知らしめたいか。 Zagreus: だから、そうじゃないって言ってるだろ…\nさんざん殺し合ってきて、いまさら言っても\n信じてもらえないだろうけど…\n俺はメグを傷つけるつもりはなかった。 Megaera: ザグレウス、おまえは自分を買いかぶりすぎだ。\n私のことは放っておいてくれ。 --- Megaera Mirror Progress 02 B --- Zagreus: そんなつもりで来たんじゃない。\nどうしてわかってくれないんだ?\n俺はただ、メグに認めてもらいたかっただけだ。 Megaera: フン… 私と戦って勝てば、私がおまえを認めると? Zagreus: メグには、どうやっても勝てる気がしないよ…\nじゃあなんだ?俺が手加減すればよかったのか?\nそれも違うだろ。 Megaera: 知ったような口を利くな。そこまで私のことを\nわかっているなら、これ以上話すことなどないことも、\n察してしかるべきだ。 --- Megaera Mirror Progress 02 C --- Megaera: 信じがたい。おまえが私を倒せたのは、\nニュクス様の鏡の力だと思っていた。今のおまえが\nあの頃と違うことは、理解していたつもりだが…\nまさかここまでとは。 Zagreus: やってみずにはいられなかった。\nメグからはいろんなことを学んだし、\n勝てたらメグに認めてもらえると思ったんだ。\n純粋に自分の力を試したかったのもある。 Megaera: 私に認められる?おまえらしくもない…\nいや、日頃不遜な態度を取っていても、\n本来のおまえは違うということか…?\n少し… ひとりにしてもらいたい。 --- Megaera Pact Progress 01 --- Megaera: おまえが「懲罰の盟約」に署名したために、冥界には\nいろいろと“有意義な”変化が起きているようだな。\nその後、調子はどうだ? Zagreus: 何が立ちふさがろうと、俺は脱出してみせる。あの盟約は、俺の挑戦に新鮮味を加えてくれるだけのことだ。 Megaera: 浮ついたことを… おまえも、冥王陛下も、\n私の理解の範疇を超えている。いずれにせよ、\n懲罰を受けたいなら、いつでも私の元へ来るがいい。 --- Megaera About Pact 01 --- Megaera: 冥王陛下より、「懲罰の盟約」を賜ったそうだな。\n誉れなことだ。 Zagreus: 例の、正気ならまず使うとは思えない、\nバカでかい契約書のことか?父上が俺のために\nわざわざあんなものを用意してくれるとはな。\nうれしくて涙が出るよ。 Megaera: 皮肉屋を気取るのは勝手だが、われわれが皆、\nあの契約に縛られていることを忘れるな。\nうかつなことをすれば、多くの事象に思わぬ変化が\n生じることになる。 Zagreus: 「多くの事象」?たとえば… メグがかわいい妹たちと\n仲直りしようとしないこと、とかか? Megaera: いいか…?くれぐれも、気安く\n「強硬措置」などを取らぬことだ。\nおまえは事の重大さをまるで理解していない… --- Megaera Run Progress 01 --- Megaera: エリュシオンは、どうだった?\n偉大なる者に倒された感想は?\n聞いてやるから、好きなだけ語ってみろ。 Zagreus: たしか…「緑豊か」っていう表現があるんだよな?\nまさにそんな感じだった。地上を感じたよ。\nいや… 空さえも感じた。 Megaera: フン、詩人気取りか。公務の一環として訪れることも\nできたのに、おまえはわざわざ不法に侵入し、\n冥王陛下に仕える死した英雄たちの怒りを招いた。\n愚かなことだ。 --- Megaera Run Progress 02 --- Megaera: 地上近くにはびこるサテュロスを駆除したそうだな。\nどういう風の吹き回しだ?\n冥王陛下に素直に協力するとは、おまえらしくもない。 Zagreus: 父上のためにやったわけじゃない。\nあのサテュロスたちは、父上と同じぐらい\n俺に腹を立ててるようだったし、地上に出るには\nあいつらの巣を突っ切るしかなかった。 Megaera: それはおもしろい偶然だ。\nいずれにせよ、これでわれわれの仕事が1つ減った。\nとはいえ、それもつかの間だ。\n駆除しても、あの者たちはすぐにまた戻ってくる。 --- Megaera Run Progress 03 --- Megaera: 幾たびも地獄を見てきたおかげで、\nその苦しみにも慣れてきたか?\nシシュポスとは、さぞ気が合うことだろう。 Zagreus: ああ、慣れてきたな。この調子で\n何度でも挑戦してやる。タルタロスで\nメグと待ち合わせるのが楽しみだよ。 Megaera: 「待ち合わせ」か。\nでは、くれぐれも遅れるな。おまえのことだ、\nどうせ大して上まで進んでいないのだろう。 --- Megaera Run Cleared 01 --- Megaera: ザグレウス。話は聞いた… 本当に倒したのか?いったい何を考えている!?この館を潰す気か! Zagreus: 落ち着け、メグ。父上も、いずれそうなることは\n覚悟してた。館も無事だ。なんの問題もない。 Megaera: 冥王陛下がこのまま黙っているはずがない。おまえと、\nこの館の者全員が、そのツケを払うことになる。\n今後は、よく考えて行動することだ。 --- Megaera About Persephone Meeting 01 --- Megaera: なぜここにいる?ついに地上に到達したと聞いたが?\n目的地に達した途端に、くだらぬ死に方をして\n戻ってきたか? Zagreus: 話せば長くなるが、かいつまんで言えば…\nそんなところだ。 Megaera: それで?再び地上を目指すわけか。\nおまえの好きにすればいいが…\nその労力が無駄にならないことを願う。 --- Megaera About Persephone Meeting 02 --- Zagreus: メグは、女王に会ったことはあるのか?\n女王がまだ冥界にいた頃のことを、何か覚えてるか? Megaera: 私は女王陛下に気安く目通りがかなう身分ではなく、\n当時からお見かけする機会はほとんどなかったが、\nあるとき以降… まったくお姿が見えなくなった。\nそれについて詮索することはしなかった。\n誰かと違い、分別をわきまえているのでな。 Zagreus: 冥界にはずっと女王がいたのに、ある日突然、\n姿を消した… なのに、誰もそれについて\n触れないなんて、どうかしてるだろ… --- Megaera About Persephone Meeting 03 --- Megaera: 女王陛下のご様子は?私は… かねてより、\n女王陛下をお慕い申し上げていた。 Zagreus: 母上は… 元気そうだった。\n会うたびに活力を取り戻しているように見える。\nよければ、おまえが気遣っていたと伝えておくぞ? Megaera: 必要ない。現在の冥界の事情について、女王陛下の\nお耳に入れることはない。おまえの話を聞くかぎり、\nご存じない方が、きっと幸せだ。 --- Megaera Post Ending 01 --- Megaera: …つまり、今後も冥界にとどまる、ということだな。\n行く手をはばむものをすべてなぎ倒し、\n父王の所領に眠る資源を略奪し、私に出くわせば、\n突破を試みる… それも今後はすべて、\n職務の一環になる、ということか。 Zagreus: ああ… でも、べつに父上のためにするわけじゃない。 Megaera: もとより、おまえに冥界を去る気がないことは\n察していた。とはいえ、いかなる形であろうと、\nおまえが責を果たす気になるとは、信じがたい。\nいずれにせよ、今後は“職務として”、引き続き\n殺し合うことになる。 --- Megaera Post Ending 03 --- Megaera: 女王陛下がご帰還され、今後も冥界に籍を置かれる\nとは… いまだに信じられない。本当におまえが\n成し遂げたことなのか? Zagreus: 母上が自分で決めたことだ。それより、冥界の女王が\n俺の実の母親だと知っていたなら、どうして俺に\n黙っていたんだ。 Megaera: 妃殿下について、深く存じ上げていたわけではない。\n加えて、私はニュクス様に誓いを立てた身。\nこの館に関する秘密の一切を、漏らすわけには\nいかない。誓いを破る者を罰する立場にある女神が、\nみずから誓いを破るなど、あってはならないことだ。 Zagreus: 冥界に女王が戻って、ニュクスの立場はどうなるんだ?メグにとっても、今後何か変わるのか? Megaera: 女王陛下は何事も、ニュクス様の裁量に委ねて\nいらっしゃった。ただ… 女王陛下が冥界に\nとどまることをご決断された今、ハデス陛下の\nご心中は、気になるところだ。 --- Megaera Post Epilogue 01 --- Megaera: 今後は、オリュンポスの神々から正式に助力を\n得られることになったそうだな。冥界の運営に関し、\n彼らもようやく、責を果たす気になったというわけか。\nハデス陛下もさぞおよろこびだろう。 Zagreus: オリュンポスの神々は地上で協力しあっているし、冥界\nに押し寄せる亡霊たちの大半は、彼らの行いが原因で\n命を落とした者たちだ。「なんぴとも逃れられぬ」\nという冥界の体裁を保っていくうえで、ある程度の\n協力は、してもらってしかるべきだろう。 Megaera: その“協力”の結果、私のもとに到達するおまえが、\n不当に強くなるわけか。フン… --- Megaera About Relationship 01 --- Megaera: おまえはとことん、物事を煩雑にしないと気が済まないようだな。私も、ひとのことを言えた立場ではないが。 Zagreus: 俺たちふたりの今の関係について、後悔しているかと\n聞かれているなら、答えは「ノー」だ。\nメグといられるなら、どんな面倒だって\n乗り越える価値がある。 Megaera: わかっている。ただし、この関係を維持するために、\n規則を設ける。まず… 仕事と私事は完全に分けること。\n私がおまえに手加減していると勘ぐる者が出ては困る。\n次に… 最近のおまえは、子どもじみた言動が減った。\nこれについては、引き続き心がけてもらいたい。 Zagreus: ガキの頃のような無神経な振る舞いをするつもりは\nないから、安心してくれ。ただ… 1つめの規則は…\nこれからも変わらず殺し合いを続けるということ\nだよな?どうしても、そうしないとダメか? --- Megaera About Relationship 01 B --- Megaera: ザグ。私に出くわすたびに、そんなふうに\n気まずそうに振る舞うつもりか?おまえは以前から\n挙動不審だったが、ここ最近は、輪をかけて酷い。 Zagreus: …おまえの申し出を断ったことが、申し訳なくて…\nこのところ、自分で自分の気持ちがよくわからないんだ。俺はメグを信頼しているし、おまえになら\nなんでも話せる。この関係が崩れるのが怖い。 Megaera: 崩れるものか。何を馬鹿なことを。\nおまえとは長いつきあいだ。\n幼い時分から、共に成長してきたと言ってもいい。\nそう簡単に失われるような関係ではない。 --- Megaera About Relationship 02 --- Zagreus: メグ、俺たちの関係について、知らない者なんて、\nもういないんじゃないか…?自分たちで言いふらした\nわけでもないのに、アフロディテすら感づいてる\nみたいだ。メグは、秘密にしておきたかったんだよな? Megaera: おまえは私たちの関係に、不満があるのか?何か問題があると思っているのか? Zagreus: 本音を言わせてもらえば、いまだに殺し合わなければ\nいけないことだけが、やっぱり不満だ。\nそれ意外については… これで本当によかったと\n思ってる。メグがメグであることに変わりはない。 Megaera: なら、それ以上何を望む?言いたい者には、\n好きに言わせておけばいい。われわれは神だ。\n亡霊であろうと、神々であろうと、他者の噂を\nいちいち気にしていては身が持たないぞ。 Zagreus: でも、メグにとって、仕事は何よりも大切だろ?出世に響くんじゃ…? Megaera: いまさら気に病んでもしかたがない。\nこれ以上、案ずるな。 --- Megaera About Relationship 03 --- Zagreus: なあ、メガイラ… 誰かに恋をしたことはあるか? Megaera: …フン。なくもない。 Zagreus: 相手は? Megaera: …黙れ。 --- Megaera About Zagreus Promotion 01 --- Megaera: おまえが「最優秀使用人」に選ばれるとは…\nいまだに信じがたい。私がどれだけ妄想の限りを\n尽くしても、こんな事態は思いつかなかっただろう。 Zagreus: ん…?今、「妄想」って言ったよな?メグは普段、\nどんな妄想を抱いてるんだ?ぜひ聞かせてほしい。 Megaera: ごまかすな。どれだけ名誉なことか、\n理解しているのか?身を滅ぼすほどうぬぼれろとは\n言わないが、本件については、誇ってよい。 --- Megaera About Repeated Losses 01 --- Megaera: おまえとの戦いに、こんな形で敗北するのは屈辱だ。\nおまえが嫌みのひとつでも言いにくれば、\nまだましなものを… 私の忸怩たる思い、\nおまえに理解できるか? Zagreus: じゃあ、俺がいちいちメグをけなしに来ればいいのか?\nそっちのほうが屈辱的だろ。俺にはまったく\n理解できないよ。 Megaera: 私は、自分がおまえに倒されつづけていることが、\n理解できない。動きを読まれているのだとしたら、\n腕が鈍っている証拠… 私が普段相手にしている\n亡者たちに、腕の立つ者がいないことが悔やまれる。 --- Megaera About Sisters 01 --- Zagreus: 妹たちとは、犬猿の仲なんだな。 Megaera: アレクトとティシポネと私は、それぞれ物の考え方が\n異なる。だから互いに干渉しないことにした。\nそれだけのことだ。 Zagreus: 姉妹なのに、それはちょっと悲しくないか? Megaera: 家族のあり方について、おまえがとやかく言うのか?\nおまえと父君の関係以上に、破綻し毒された関係が\nあるとは思えないが。 Zagreus: …それを言われると、ぐうの音も出ないな。\nべつに、意見したかったわけじゃないんだ。\n煩わしい血縁関係から逃れられないのは、\nみんな同じなんだな。 Megaera: おまえの一族は、親であるティタンたちを切り刻み、\n亡骸をタルタロスにばらまいた。家族について\n私に説教する前に、その事実を思い出すことだ。 --- Megaera About Sisters 02 --- Zagreus: 三対一の戦いは、かなりキツかった…\nでも、メグが妹たちと肩を並べてる姿は、正直、\n微笑ましかったよ。いがみ合っていた好敵手たちが、\n共通の目的のために手を結ぶ… 最高じゃないか。 Megaera: われわれは、「懲罰の盟約」の規定には\n従わざるをえない。それだけのことだ。\nとはいえ… 妹たちとあれほど巧みに\n共闘できたことは、私も意外だった。 Zagreus: じゃあ、関係を修復できたのか?\nこれからは姉妹3人、仲よくできそうか? Megaera: フン… そう単純な話ではない。今回は任務上、やむなく協力したまでのこと。姉妹の関係を修復するとなれば、話は別だ。 --- Megaera About Alecto 01 --- Zagreus: アレクトは、なかなかクセのある女神だな。\n姉としては、苦労も多かったんじゃないか? Megaera: 末妹は、みずからに課された仕事を大いに\n楽しんでいる。その姿勢には、\n私も学ぶところがなかったわけではない。\nだが、それ以上でも以下でもない。 Zagreus: アレクトも、メグから学んでほしいものだよ。最低限の礼儀、とかな。 Megaera: 期待するだけ無駄だ。\nアレクトがおまえを侮辱することに理屈はない。\nいちいち真に受けていては、切りがないぞ。 --- Megaera About Tisiphone 01 --- Zagreus: メグの妹のティシポネ… あいつ、大丈夫か?\nいつも二言目には「殺シ、殺シ…」って… Megaera: 人間のうち、最も重い罪を犯した者を罰するのが、\nティシポネの仕事だ。あの子には、その仕事が\n生きがいでもある。 Zagreus: 仕事中毒か… 気の毒だな。じゃあ、家族と過ごしたり、余暇を楽しんだりする暇もないわけか。 Megaera: 言いたいことがあるなら、はっきり言ったらどうだ?\n私はティシポネとは違う。\n妹を引き合いに出すことは、二度とするな。 --- Megaera About Tisiphone 02 --- Megaera: ティシポネとの死闘の合間に、言葉を教えようとして\nいるな?おまえはよほど暇なのか、単に馬鹿なのか… Zagreus: ティシポネは、同じ言葉しか言わない。教えれば、\nきっと他の言葉だって覚えるはずだ。それに…\nひょっとしたら、あの子はさみしいんじゃないか?\n誰か、言葉を教えてやろうとしたことはないのか? Megaera: おまえは、自分が抱えている不安をティシポネに\n投影しているだけでは?あの子はこれまでひとりで\nやってきたし、これからも心配ない。おまえと違って、\n話すことが苦手というだけだ。とはいえ… “賢い”おまえが何か教えられると思うのなら、止めはしない。 Zagreus: …メグも、教えようとしたことがあるんだな?\nということは… やっぱりあいつは、死んでも\n「殺し」以外の言葉を覚える気はない、ってことか。 --- Megaera About Thanatos 01 --- Zagreus: 最近、タナトスと手を組む機会が減ったみたいだな。 Megaera: ああ。私が担当する任務を伝達しに、\nときおり尋ねてくる程度だ。 Zagreus: 任務、か。誓いを破った者や、裏切り者の類いを、\nタルタロスの底へ突き落とす仕事だろ?\n生者として暮らしていた者が、突然タナトスに\n連れ去られて冥界に落とされ、おまえの鞭に\n打たれる日々を送るのは、相当こたえるだろうな。 Megaera: そのような目に遭いたくなければ、\n誓いを破らず、腹心の友を裏切らねばよいだけのこと。\nさして難しいことではない。 --- Megaera About Hypnos 01 --- Zagreus: メグ、ヒュプノスとのことで、気を落としてないか?\n大丈夫か? Megaera: まだショックから立ち直り切れていないが、\nなんとか立て直して、やっていくしかない。 --- Megaera About Orpheus 01 --- Megaera: おまえのおかげで、宮廷楽士が再び歌うようになった\nそうだな。おまえの減らず口がうつったか。 Zagreus: 俺は何もしてない。オルフェウスの美声は、本人の心に\n渦巻く感情とか、エネルギーだとかから生み出される\nものだろ?酒場で歌が聴けるなんて、乙じゃないか。 Megaera: この酒場に不満はない。歌については… 慣れるまで多少時がかかりそうだ。 --- Megaera About Singers Reunion Quest Complete 01 --- Megaera: 最近、宮廷楽士の渋面を見ない日が増えた。\nおまえの働きによるものと聞いたが? Zagreus: ああ。これからは、メグがあいつの分まで渋面をする\nことだな。俺は自分の権限を行使して、オルフェウスが\n父上と結んだ不当な契約を破棄しただけだ。\nたまには愛する“歌女神”に会いにいけるようにな。 Megaera: 職権の乱用だ。過去に亡霊たちが締結した盟約を、\nおまえが勝手に無効化するなど…\nハデス陛下は承知しているのか? Zagreus: 心外だな。契約の処理だの死者の管理だのを手伝えと\n命じたのは、父上だ。俺は自分のやり方でやらせて\nもらうまでだよ。 --- Megaera Ghost Admin Progress 01 --- Zagreus: 酒場の内装が変わったのに気づいたか?ずいぶんマシになったと思わないか? Megaera: 悪くない。ときに、すべておまえが手配したと\n噂に聞いたが… わざわざ進んで\n自分の仕事を増やすとは、物好きなことだ。 Zagreus: 酒場は、冥界に勤める役人たちが息抜きにくる\n大事な場所だ。少しでも居心地がよくなるように、\nできる援助はしたいと思った。それだけだよ。 Megaera: 殊勝なことだな。その壁に\nおまえの肖像画が掲げられる日も、遠くなさそうだ。 --- Megaera Ghost Admin Progress 02 --- Megaera: あの、光を放つ球体は派手すぎる気もするが…\n暖炉に、蝙蝠の籠に、水槽… この酒場も\nずいぶんと快適になった。ハデス陛下が\nご覧になれば、さぞご不満を抱かれるだろう。 Zagreus: 父上が酒場に来ることなんてないから、問題ない。\nメグは、前みたいにわびしくて気の滅入る\n雰囲気のほうがよかったか? Megaera: 現状にはまだ違和感はあるが… そうは思わない。 --- Megaera About Legendary 01 --- Megaera: おまえに譲ったバッティの様子はどうだ?あの子は\nザグの元で育つほうが幸せだろうと思ったのだが、\n私の判断は正しかったか? Zagreus: 元気にしてるよ。バッティを見るたび\nメグを思い出すし、旅の道連れがいるのは、\nいいものだ。メグは蝙蝠が好きなのか? Megaera: 冥界の蝙蝠とは、どういうわけか、昔から\n心が通じ合う。ヒナはいつも私が世話をしているが、\nバッティはおまえとのほうが気が合いそうだと感じた。\n仲よくやっているなら、何よりだ。 --- Megaera About Dusa Vs Nyx 01 --- Zagreus: ニュクスとデューサの間に、何があったんだ?\n最近、あのふたり、険悪じゃないか…? Megaera: デューサは、おまえと口を利かぬよう、ニュクス様から\n厳しく言いつけられている。なのにおまえが無神経に\n話しかけるから、ニュクス様に咎められて当然だ。 Zagreus: 話しかけることの何が悪い?\n俺は館の誰とでも、軽い立ち話ぐらいする。 Megaera: デューサは親友だが、私が首を突っ込むことではない。おまえは、態度を改めることだ。 --- Megaera About Dusa Vs Nyx 02 --- Megaera: 私の親友が館を去った。ザグレウス、おまえのせいだ。 Zagreus: デューサのことか?俺のせいじゃないだろ?責めるならニュクスをせめてくれ。 Megaera: ニュクス様はおまえに警告したはずだ。\n私がニュクス様に直接掛け合うわけにはいかない。\nおまえがなんとかしろ。 --- Megaera About Dusa Vs Nyx 03 --- Zagreus: メグ、デューサが戻ったことは、知ってるよな?\nニュクスが考え直してくれたぞ。 Megaera: 館の運営に関することで、ニュクス様が\n一度下した決断を再考することは稀だ。\nとはいえ、結果についてとやかく言うつもりはない。 Zagreus: あまりうれしそうじゃないな… --- Megaera About Dusa Promotion 01 --- Zagreus: デューサが昇進したそうだな。ニュクスから館の\n管理主任に任命されるなんて、相当名誉なことだろ? Megaera: より責任ある役職に就いて、これまで以上に\n負担が増えるのではと案じていたが、\nうまくやりくりしているようだ。 Zagreus: いつもデューサを気にかけてくれて、ありがとうな。 Megaera: おまえに礼を言われる筋合いはない。が… おまえも、デューサを気にかけてくれて助かる。 --- Megaera About Dusa Legendary 01 --- Megaera: ザグ、なぜデューサを私のもとへ寄こした?\n彼女を巻き込むな。\n…デューサのことだから、ああでもしないと\n館から一歩も出ないことは承知しているが… Zagreus: デューサもたまには、外の空気を吸ったほうがいい\nと思ったんだ。まあ、“外”と言ってもタルタロスの\n果てだけどな。デューサに悪気がなかったことは、\nおまえもわかってるだろ?あいつなりに、\n俺たちの仲を取り持とうとしたんだろう。 Megaera: …デューサ本人も、同じことを言っていた。\nフン、まあいい。それでデューサが少しでも\n気分転換できるのなら、悪くはないだろう。 --- Megaera About Sisyphus 01 --- Zagreus: メグ、おまえが父上からの命令で俺を\n殺さないといけないのはわかってる。でも…\nシシュポスは、もう少し多めに見てやれないか? Megaera: おまえはあの亡者の本性を知らない。あの男が生前どれほどの罪を犯したか、おまえは把握しているのか? Zagreus: タナトスと、たぶん、父上も欺いて、\n死を免れたと聞いてる。 Megaera: それ以前にも、大罪を犯している。あれは卑劣な男だ。\n冥王陛下があの者を罰する真の理由は、\nむしろそちらだと私は踏んでいる。 Zagreus: でも、改心したかもしれない。それとも、\n償うことの叶わない罪っていうのも、あるのか? Megaera: そう、償うことの叶わぬ罪もある。おまえは他人に\n情けをかけたがる性分らしいが、私はそう甘くはない。 --- Megaera About Sisyphus Liberation Quest 01 --- Zagreus: メグ、ひとつ頼みがある。\n協力してくれたら、絶対に損はさせない。 Megaera: 取引か。いいだろう、話してみろ。\n幸い、今日は気分がいい。 Zagreus: シシュポスのことだ。俺が父上に掛け合って\n減刑が叶ったら、メグも妹たちも、\nもう少し手加減してくれるか?\nこれ以上、その鞭で打たれるのは気の毒だ。 Megaera: おまえがなぜあの者に目をかけるのか、理解に苦しむ。\n冥王陛下が下された判決を、おまえの力で無効にできる\nというなら、頼まれずともそうしてやろう。\n私とて、あの亡者の顔など二度と見たくはない。 --- Megaera Building Trust 01 --- Zagreus: メガイラ、どうしても聞きたいことがある。\n少し話せないか? Megaera: …かまわないが… これ以上、何を話し合うことがある? Zagreus: 俺はまだ、メグに対して気持ちがある…\nこの関係… どうにかできないか? Megaera: 過去のいきさつと、現状。その両方から考えて、\nどうにもなり得ないと思うが?\n脱出に成功すれば、おまえは冥界を去る。\nそれとも、他の結末があるとでも? Zagreus: …俺も、そこまで先のことは考えてないよ。\nでも… メグ、俺はおまえを憎んでない。\nメグを憎むなんて、俺には無理なんだよ。 Megaera: …どこまで私を困らせる気だ?\n残念だが、おまえの気持ちに応えることはできない。\nこの仕事は、絶対に失敗できない。\n今は、他のことにかまけている余裕はない。 --- Megaera About Being Close With Thanatos 01 --- Zagreus: メグ… 俺とタナトスのことは、もう気づいてるよな?\nメグに隠すつもりはないから、念のため言っておくよ… Megaera: おまえのことは、万事把握している。\nタナトスに関しては、さらに熟知している。\n報告には感謝するが、気遣いの類いは無用だ。 Zagreus: …本当に?オリュンポスの神々は嫉妬深いと聞いた。\nでも冥界では、べつに気にすることもないってことか? Megaera: おまえが“オリュンポス流”を望むなら、\n好きにすればいい。\n一方私は、嫉妬する者を罰するのが仕事だ。\nタナトスは、私にとって脅威なのか? Zagreus: いや… あいつはメグのことを敬ってるし、\nメグを傷つけるようなことは… Megaera: それは私も同様だ。おまえにとって、タナトスと私は\n異なる存在。おまえも、それは承知のはずだ。\nわかったら、余計な勘ぐりはやめることだ。 --- Megaera Gift 01 --- Zagreus: …メグがやってることは、あくまでも\n仕事だとわかってる。よければこれを、\nメグに受け取ってほしい… Megaera: …禁制品だ。私が預かっておく。届け出た者への\n報奨金をやるから、受け取ったら立ち去るがいい。 --- Megaera Gift 02 --- Zagreus: メグ!これを… 渡しておく。 Megaera: おまえが望むなら、それは私が没収しよう。\n断っておくが、賄賂のつもりなら無駄だ。\nその手のことを考える輩はごまんといる… Zagreus: 俺はただ、見つけた禁制品をしかるべき担当者に届けただけだ。これは、あくまでも仕事… だろ? --- Megaera Gift 03 --- Megaera: フン… 本気か?それを、私に?…おまえが望むのなら、私が“没収”させてもらうが。 Zagreus: ああ、そうしてほしい。メグと俺は相いれない\nところもある。でも、それも乗り越えられたらと思う。\n…ま、俺はただ、禁制品を届け出てるだけだけどな。 --- Megaera Gift 04 --- Megaera: こんなものを贈られたからといって、\n私が鞭を振るう手を緩めることはない。 Zagreus: もちろん。メグには、ありのままでいてほしい。 --- Megaera Gift 05 --- Megaera: 甘言にほだされる私ではないぞ。もう、かつてのような関係には戻れない… Zagreus: メグが甘言にほだされないのは、昔からだ。\nでも、あいにく俺は聞き分けがよくない。\nわかっていても、やめるつもりはないよ。 --- Megaera Gift 06 --- Zagreus: メグが好きな“禁制品”を持ってきた。\nまた“しかるべき場所に保管”してもらえるか? Megaera: ザグ、よく聞け… こんなことをして、\nかつてのような仲に戻れると思ったら、大間違いだ。\n私たちは不死身だが、もう子どもではない。 Zagreus: …そのぶん、賢くなってることを願うよ。 --- Megaera Gift 07 --- Megaera: アンブロシア…?\nハデスの館の監督官に、冥界の外より持ち込んだ\n禁制品を賄賂として渡すつもりか。\nどのような罰を受けるか、承知しているな? Zagreus: 厳密には承知していないよ。\nでも、鞭で打たれるんだったら、普段から\nさんざんやられてるから、特に怖くもない。\nそれで?受け取ってもらえるのか、もらえないのか…? Megaera: …こちらで、しかるべき手順にのっとり、\n廃棄しておく。ところで… これは誰かの遺失物だが、\n持ち主に心当たりはないか…?\n監督官の権限により、おまえに託しておく。\nただし、この件については他言無用だ。 --- Megaera Gift 08 --- Zagreus: じつにけしからん禁制品を見つけたので、\n今すぐ届け出たい。今、直接手渡してもいいか? Megaera: フン… この期におよんで、まだそんな言いぐさを…\nそろそろ、おまえの本当の目的を\nはっきり口にしたらどうだ? Zagreus: …そう言いつつ、受け取ってはくれるんだな。\n「禁制品の届け出」は口実だとバレてたか…\nそう、俺はただ、メグと話がしたかっただけだ。\n関係を修復したかったんだ。 Megaera: 「修復」?おまえと私の関係で、\nそのようなことが必要な部分がどこにある? Zagreus: 俺は… “子ども”だった。メグと親しくなっては\nいけないと思いつつ、気持ちを抑えられなかった…\n言うべきじゃないこともさんざん言ったし、\nお互い殺すつもりで何度も戦ってきた。\n本当にすまないと思ってる。 Megaera: たしかに、おまえは言うべきでないことをさんざん\n口にした。われわれエリニュスは、謝罪を受け入れる\nことはしない。とはいえ… おまえの気持ちは、\nこの“禁制品”と共に受け取っておく。では、失礼。 --- Megaera Gift 09 --- Zagreus: また禁制品を持ってきた。\n俺の願いは、昔のような関係に戻ってやり直すことだ… Megaera: 私にも、願うことは多々ある。だが、\n運命の三女神の織りなす布をほどくことは叶わない。\n過去の過ちより学ぶか、繰り返すか…\nできることは、そのいずれかだ。 Zagreus: じゃあ、俺が過ちから学んだら、何か変わるか?\nこんなふうに関係がギクシャクして以降、\n俺はメグを傷つけたことがあったか?やむをえず\n殺し合いを繰り返してはきた。でも、それ以外では… Megaera: おまえが何をしようと、私は傷つきはしない。\nおまえのために時を費やす価値があるか否か、\nそれだけのことだ。 Zagreus: …で?俺には、その価値があるのか? Megaera: それは… またの機会に。少し考えさせてほしい。 --- Megaera Gift 10 --- Zagreus: メグ… 今は非番だよな?その…\nこれをいっしょに、どうだ?最高級の品だ。本来なら\n全部メグに楽しんでもらいたい。でも… 誰かと…\nよければ俺と、酌み交わすのも、悪くないかと。 Megaera: ずいぶんと歯切れが悪いな。\n思えば、私と話すときのおまえは、いつもそうだった。 Zagreus: メグには、近寄りがたい雰囲気があるんだよ。それで?一杯つきあってくれるのか? Megaera: ボトルを開けろ。話はそれからだ。 Megaera: …あのときのおまえの顔は、今も忘れない。\nあの頃と比べれば、ずいぶん堂々と振る舞えるように\nなったものだな。とはいえ、心の奥底はいまだに、\nうぶな子どものままだ。私にはわかる。 Zagreus: メグだって、そうやって血も涙もない復讐の担い手を\n演じているだけで、心の奥底は違う。俺にはわかる。\n本来の俺がどんな男か誰にも言わないと約束するなら、\n俺もメグの本当の姿を触れ回ったりはしないよ。 Megaera: フン… まるで脅迫だな。\n私のために、そんなことまでするとは… Zagreus: ちが… 俺は… そんなつもりで言ったわけじゃ… Megaera: フフフ… おまえの慌てる顔が見たかっただけだ。今日はともに飲めてよかった。では、また、そのうちに。 --- Sisyphus First Meeting --- Sisyphus: ああ、若様。私、岩運びをさぼっているわけでは\nございません。ちょうど今、立ち上がろうとしていた\nところで… エリニュス三姉妹様の見張りの目も\nございますから。そういえば、あの方々のお姿が\n見えませんね… 若様も、こんなところで何を…? Zagreus: 俺は… ちょっと、散歩を。もしエリニュス三姉妹に\n俺の行き先を聞かれたら、逆方向を教えておいて\nもらえますか? Sisyphus: もちろんですとも。お任せを。\n私はおのれのすべきことに専念いたしますので、\n若様も、くれぐれもお気をつけて。 --- Sisyphus Meeting 02 A --- Sisyphus: ザグ王子!またお目にかかれるとは。館で何か\nございましたか?昨今は、ここを訪ねてくる者など\nほとんどおりませんでしたので… Zagreus: 館では、何もない日のほうが珍しい。\nタルタロスの見回りの回数を増やした方が\nよさそうだと思って、立ち寄ったまでです。 Sisyphus: それはそれは。私も、この大岩も、ありがたき幸せ…\nひとり粛々と無理難題に取り組む日々には\n慣れておりますが、ときおり誰かが\n訪ねてきてくださるのは、うれしいことです。 --- Sisyphus Meeting 02 --- Sisyphus: 若様、恐れながら、お尋ね申し上げます。なぜ、\n再びここへ…?前回と同じ理由でございましょうか? Zagreus: …じつは、俺はあの館を出て、地上を目指すことに\nしたんです。これ以上はもう、耐えられない。\nあなたならわかってくれるでしょう? Sisyphus: それはまた… 率直に申し上げて、若様の口から\n直接聞かなければ、とても正気とは思えなかった\nでしょう。ですが、若様は型にはまるお方では\nございません。このシシュポス、若様の旅の成功を\nお祈りしております! --- Sisyphus Meeting 03 --- Sisyphus: 若様!脱出計画は、順調でございますか? Zagreus: …おおむね、順調です。しょっちゅう死ぬし、一筋縄ではいかないけれど、めげずに挑戦するしかない。 Sisyphus: どうか、あきらめずにがんばってください。\n私はとっくに脱出などという考えは捨てましたが、\n若様のように炎をまとった若者であったなら、\n志を貫いたことでしょう。 --- Sisyphus Meeting 04 --- Sisyphus: 若様。どうかなさいましたか?それとも、\n通りかかっただけでしょうか?いずれにせよ、\nまたお話しできてうれしゅうございます。 Zagreus: …すみません、単に不思議に思ったんですが… \nどうして俺に手を貸してくれるんですか?\n俺は、あなたに永遠の罰を下した神の息子です。\nなのにあなたは、こうして笑顔で迎えてくれる… Sisyphus: ハハハ… なんと申しますか、そういう性分なので\nございます。そもそも、若様はお父上ではいらっしゃい\nませんし、以前より、心根の清い方だとお見受けして\nおりました。それに、若様の「冥界を出たい」という\nお気持ち、私にもよくわかりますので。 --- Sisyphus Meeting About Fury 01 --- Sisyphus: このところは、エリニュスのお嬢様方がここを\n訪れることもめっきり減りました。\n主導者格の… お名前は失念しましたが、\nあの方は今、“若様の件”を担当されているとか。 Zagreus: メガイラですね。俺を絶対にタルタロスから出すなと、\n厳命を受けているようです。でも、そのおかげで\nあなたへの監視が緩んだなら、よかった。\nたまにはひと休みしないと、体がもたないでしょう。 --- Sisyphus Meeting 05 --- Zagreus: 最近、メガイラ以外のエリニュスの姿を見ましたか? Sisyphus: 言われてみれば、あとのおふたりは長いことお見かけ\nしておりません。比較的お優しいメガイラ様しか… \nとはいえ、あの方もそれなりにお厳しいですが。\n残りのおふたりがいらした折りには、若様にも\nお教えしましょう。 --- Sisyphus Meeting 06 --- Zagreus: あなたはこの部屋から出られないのに、いつも\n前向きですね。どうして耐えられるんです? Sisyphus: ここでひたすらイワコフを押しつづけていれば、\n物の見方も変わるというもの。エリニュスのお嬢様方は\n別のお仕事でお忙しいようですし、こうして時折若様も\n訪ねてきてくださる。ここ最近の私の暮らしは、\n申し分ございません。 --- Sisyphus Meeting 07 --- Sisyphus: ごらん、イワコフ!ザグ王子が訪ねてきてくださった! Zagreus: 本当に、イワコフを友人だと思っているんですか…?\n上まで運んだとたんに転げ落ちる大岩なんて、\n見ているだけで腹が立ちそうですが… Sisyphus: めっそうもない!イワコフは聞き上手ですし、\nどっしりしていて頼りになります。\n私を鞭で打つこともない…\n友として申し分のない相手でございます。 --- Sisyphus About Bouldy 01 --- Zagreus: ときどき、あなたとイワコフがうらやましくなります。あなたは、みずからが置かれた境遇と折り合いを\nつけている… でも俺は、いまだに自分に無性に\n腹が立って、怒りをぶつける相手もいません… Sisyphus: ははは… 若様はこのところ、ご苦労が多くて\nいらっしゃる。でも、必ず切り抜けることが\nできますとも!腹が立つことがあったなら、\nどうぞイワコフに吐き出していただいてかまいません。\n私も遠い昔に、そういたしましたから。 Zagreus: イワコフに近づいて、ただ、話しかけるだけ… ですか? Sisyphus: 友というのは、ときに、たったそれだけで\nできるものですよ。さ、これをお持ちください。 --- Sisyphus About Bouldy 02 --- Zagreus: あなたにお礼を言わせてください。これまで何度も\n力を貸してくれたうえに、イワコフと話すよう提案まで\nしてくれて… おかげで、ここ最近はずいぶん心が\n落ち着いた気がします。 Sisyphus: イワコフは、なかなかに頼りになるでしょう?\nとはいえ、彼と心が通じ合ったのなら、それは\n若様ご自身が成長されたということかと存じます。 --- Sisyphus About Bouldy 04 --- Sisyphus: 若様は、その… イワコフが本当はただの岩で…\n顔のように見える模様を刻んである\nだけだということは… ご承知でしょうね?\n念のため、申し上げておきますが… Zagreus: いまさら何を言うんです。イワコフはただの岩じゃ\nありませんよ。俺がまだイワコフの力を\n信じていないと思って、試しているつもりですか? Sisyphus: ハハハハハ!まさか!今のは、イワコフをからかった\nだけですよ。見てください!私が「ただの岩」と\n言うと、イワコフはこんなふうに、すぐすねる。\nそして、私を「役立たずの怠け者」と呼ぶのです。\nそれでおあいこ、というわけですよ。 --- Sisyphus About Alecto 01 --- Zagreus: アレクトに会ったことはありますか?\n復讐の女神メガイラの、たちの悪い妹です。\n俺も最近知り合ったばかりですが… Sisyphus: ああ、あの方ですか。幸い、私めは、ほとんど\nお目にかかったことがございません。\n噂は耳にしておりますが、正直、\nあまりお近づきにはなりたくない。\nザグ王子が、おつらい目に遭いませんように… --- Sisyphus About Tisiphone 01 --- Zagreus: 復讐の女神ティシポネが、ここに出向いたことは?\nまともに会話できる相手ではないようですが… Sisyphus: ティシポネ様でしたら、ここへは何度も\nいらしていますよ。なるほど… \nでは、あの方はお戻りになったのですね…? Zagreus: 俺を倒すことが目的だと思います。あなたに\n害が及ばないように、俺が注意を引きつけておきます。 Sisyphus: ありがとう存じます。復讐の三女神のうち、最も\n出会いたくないのが、ティシポネ嬢でございますので。\n…とはいえ、ここにお姿をお見せになったら、\nそのときはそのときでございます… --- Sisyphus Meeting 08 --- Sisyphus: 私は、恨みを根に持つ男ではございません。長年岩を\n押しつづけておりますと、些末なことなどどうでも\nよくなる。若様が地上に出れば二度とお目に\nかかれませんので、今、申し上げておきます。\n若様と知り合えて、光栄でございました。 Zagreus: 俺も同じ気持ちです。あなたがどうやって父上を\n出し抜いたのか、いつか話を聞かせてください。 --- Sisyphus Backstory 01 --- Sisyphus: 若様、ぶしつけを承知でお尋ねします。\nなぜそうもして、外の世界を望まれるのです?\n冥界を脱した先に、何があるのですか? Zagreus: シシュポス、あなたは、大切な人を失ったことが\nありますか?俺は外の世界で、ある人物を\n探さなければならない。今言えるのは、\nそれだけです。 Sisyphus: よくわかりました。立ち入ったことをお尋ねして、\n申し訳ございません。私めにはもう、何かをそこまで\n強く求める気持ちが、思い出せないのです。\nそう遠くない未来に、若様がその方を見つける日が\n来ますよう。 --- Sisyphus Backstory 02 --- Zagreus: 生前のあなたは、どんな人物でしたか?\nその頃から、こんなに聡明だったんでしょうか。 Sisyphus: 意外でしょうが、私めにも王族の血が\n流れておりました。若様ほどの身分では\nございませんでしたが、私も王を名乗る者だったので\nございます。とはいえ… 善人とはほど遠かった… Zagreus: やっぱり!どうりで、威厳を感じると思っていました。でも、今のあなたを見るかぎり、悪人だったとはとても思えない… Sisyphus: お優しいお言葉、痛み入ります。ですが、こうして罰を\n受けるに至ったのには、それ相応の理由があるのです。\nおかげで、長い年月をかけ、おのれの過ちを\n顧みることができました。 --- Sisyphus Backstory 03 --- Zagreus: 差し支えなければ、教えてもらえませんか。\nあなたはどうして、こんな罰を受けることに?\n大岩を永遠に運びつづけるなんて… \nあなたから直接事情を聞いたことがなかったので、\n気になってしまって。 Sisyphus: 話せば長くなりますが… おのれの一生に幕が下りかけた\nとき、私はまだ、舞台を降りたくなかったのでござい\nます。若様のお父上に捕まりかけましたが、私は\nスルリと縄を抜けた。そのあたりのことは、お父上の\n臣下でいらっしゃる、タナトス様もよくご存じです。 Zagreus: タナトスを出し抜くなんて、並大抵のことじゃ\nありませんよ… それで?逃げたあとは…? Sisyphus: お父上は、人間が死を免れることをお許しにならない。\nやがて私は捕らえられ、大岩のイワコフとともに、\nここに投げ込まれました。復讐の三女神様に鞭打たれ\nながらイワコフを坂の上へと押し上げ、運び終えれば、\nイワコフは転げ落ちる… 繰り返しでございます。 Zagreus: つまり、永遠の罰、というわけですね。ひどい話だ… \n俺の力でなんとかできれば… Sisyphus: 若様、私なんぞに同情は無用でございます。\nプロメテウスのように、永遠に肝臓をついばまれる刑に\n処されなかっただけでも幸い。体に傷を負うこともなく\nこうして若様と話すことだってできるのですから。\nそろそろ労役に戻らねば… 失礼いたします。 --- Sisyphus Backstory 04 --- Zagreus: あなたは、冥界でさぞ顔が利くんでしょうね。\n前から気になっていたんですが、俺に譲ってくれる品は\nどこで手に入れてるんです? Sisyphus: なんと申しますか… ご近所づきあいは大事にして\nおりますので。この辺りには、私とイワコフ以外にも、\nいろいろな方が暮らしている。そして時折、私が\n持っているよりも、誰かにお譲りしたほうがよい物が\n手に入る。それだけのことでございます。 --- Sisyphus Backstory 05 --- Zagreus: ときどき、思うんです…\n生前のあなたを見てみたかったと。\nさぞ立派な君主だったんでしょうね。 Sisyphus: いえいえ。その逆でございます。決して謙遜で\n申しているわけではございません。とはいえ、\nすべては過去のこと。できれば、この件について\n話すことは、差し控えさせていただきたく存じます。 Zagreus: わかりました。あなたが生前何をしたにせよ、\nもう十分に罪は償ったはずです。ひょっとして…\nまだタルタロスにとどまっているのは、\n自分は罰を受けて当然だと思っているからですか? Sisyphus: というより… ここが自分の居場所だからです。自分の\n道を歩んできた末に、ここにたどり着いた。冥界では、\nみずからの過去から逃れることはできません。\nそれでも、生前学んだ知識を身につけたままで、\n別の人生を生き直すことができるのです。 --- Sisyphus Backstory 06 --- Sisyphus: ザグ王子、最近は、ご自分の歩むべき道が\nはっきり見えていらっしゃるようにお見受け\nいたします。以前は、どこか自信が持てない\nご様子でいらっしゃいましたが… Zagreus: たしかに、父上の指示でタルタロスの見回りを\nさせられていた頃は、不満でした。\nもっとも、そんな仕事を課されていた期間は、\nつかの間でしたが… Sisyphus: 当時はこんなふうに、ゆっくりお話する機会も\nございませんでしたね。それでも、若様は信頼できる\nお方だと、常々思っておりましたよ。\n冥王陛下の腹心の方が、笑顔でごあいさつして\nくださることなど、まずございませんから。 --- Sisyphus Liberation Quest Beginning 01 --- Zagreus: あなたはいつも気丈に振る舞っていますが…\n実際のところ、この状態は相当つらいはずです。\n俺になんとかできないですか? Sisyphus: そんなそんな。イワコフも私も、若様にご心配いただくようなことは何ひとつございません。この部屋に\nしばらく引きこもる心積もりでおりますゆえ、\nつらいなどということは… Zagreus: でも、エリニュスたちが罰を与えに戻ってきたら…?\nそんなのんきなことは言っていられないでしょう? Sisyphus: たしかに、あのお嬢様方には、できればあまり\nお目にかかりたくはないものです。\nとはいえ、いらしたら、そのときはそのとき!\n大事はございませんよ。 --- Sisyphus Liberation Quest Complete --- Zagreus: 聞いてください!あなたへの刑罰を定めた\n盟約を買い上げて、無効にする手続きをしました。\nこれであなたは、自由の身です! Sisyphus: なんと!では… 今後は、エリニュスのお嬢様方がここへいらっしゃる頻度が減る、ということでしょうか? Zagreus: それどころか、あなたはこの部屋を出て、\n好きなところへ行けるんです。鎖とも、拷問とも無縁の\nごく普通の亡霊としての死後生を送れるんですよ。 Sisyphus: ザグ王子は本当にお優しい… 私めのような者に、\nそこまでしてくださるとは… しかしながら、\nここはもう、私とイワコフにとってはわが家同然\nなのです。エリニュスのお嬢様方がいらっしゃる機会が\n減るのなら、今後はずいぶんと気が楽でございます。 Zagreus: …それはつまり、ここに残る、ということですか?\nどこへ行くのも自由なのに? Sisyphus: そんなに意外でございましょうか?第一、イワコフを\nここから運び出すことなどできませんし、ここを離れて\nしまえば、若様とこうしてお話することも叶わなく\nなります。いずれも私にとってはかけがえのないもの。\nとはいえ、お心遣いには大変感謝しております。 --- Sisyphus Liberation Quest Aftermath 01 --- Sisyphus: 自由の身で送るタルタロスでの生活は、\nじつによいものでございますな!\nここは、皆が言うほど酷い場所ではございません。 Zagreus: それはよかった。でも、せっかく自由になったのに、\nここにとどまるなんて…\nこれまでの生活と、そんなに違うものですか? Sisyphus: 以前は、エリニュスのお嬢様方がいらっしゃると、\nすぐにイワコフを担いで坂を登る必要がございました。\nでも今は、のんびりくつろぎながら、他の亡霊たちと\nおしゃべりを楽みつつ、若様がいらっしゃればお土産を\nお渡しできる。申し分ない生活でございます。 --- Sisyphus Liberation Quest Aftermath 02 --- Sisyphus: 若様のおかげで、お父上と結んだ契約が解除され、\n晴れて自由の身となりました。本当に感謝して\nおります。文字どおり、肩の荷が下りた気持ちで\nございますよ。 Zagreus: 契約が有効なあいだも、そこまでつらそうには\n見えませんでした。気苦労があっても、隠すのが\nうまいんでしょうね。 Sisyphus: それは若様も同じでございましょう。\n若様は私の身を案じてくださっていましたが、\n今ではもう、ご心配をおかけすることもない。\nしかも、今後もこうして、若様のお役に立てます。\nなんとすばらしいことでしょう。 --- Sisyphus Liberation Quest Aftermath 03 --- Sisyphus: 若様は、冥界のあらゆる場所をご覧になったの\nでしょうね。それでも、ここより居心地のよい\nところなど、きっとありはしないでしょう。 Zagreus: あなたはもう自由の身となったんです。\nいつでも自分の目で見にいけますよ。\nアスポデロスに入った途端、景色は一変します。\n行ってみたい場所や、会ってみたい人は、いませんか? Sisyphus: 私はここで、通りすがりの亡霊と話すだけで\n十分でございます。若様は旅を好まれるのでしょうが、\n私はもう、生前十分、旅をいたしました。\nなんと申しますか… 私にとっては、\nこれが新たな人生なのです。 --- Sisyphus High Relationship 01 --- Sisyphus: 若様のご到着はもはや、私が日々こなす一連の習慣の、大切な一過程となっております。 Zagreus: “一連の習慣”…?それはいったい… Sisyphus: 「楽しみなことを待つ習慣」でございます。私だって\n人並みに、楽しみにしている瞬間をめいっぱい\n楽しみたいのです。楽しみがあるというのは、\nよいものです。若様の次回のご訪問を、\n心よりお待ち申し上げておりますよ。 --- Sisyphus Meeting Fury Victorious 01 --- Sisyphus: とある筋から聞きました。メガイラ様に、手ひどく\nやられたそうですね… あの鞭の痛み、私もよく\n存じております。今ここにメガイラ様が\nいらっしゃらなくてよかった…\n次こそは必ず、若様の勝利を願っております。 Zagreus: あなたのためにも、いつか必ず倒してみせますよ。 --- Sisyphus Meeting Fury Defeated 01 --- Sisyphus: 若様、エリニュスのお嬢様を、\n見事やり込めたそうですね。\nどうりで、監視にいらっしゃらないわけです。 Zagreus: メガイラは、すぐにまた任務に復帰すると思います。\n休んでいるところを見つかって、また罰を\n与えられないように気をつけてください… でも、\nつかの間でもひと休みする隙ができてよかった。 --- Sisyphus Meeting Fury Defeated 02 --- Sisyphus: 若様、くれぐれもお気をつけくださいませ。\nメガイラ様が、若様をお捜しです。\n若様との「前回のやりとり」について、\n相当お悔しい思いをされているようで。 Zagreus: 俺は運に味方されただけですよ。 --- Sisyphus Meeting About Meg And Thanatos 01 --- Sisyphus: ザグ王子、じつは、おかしな噂を耳にしまして…\n聞いたまま申し上げますと、若様が復讐の女神\nメガイラ様と堅物のタナトス様、両方と\nおつきあいされているというのです。 Zagreus: どこで聞いたかは知りませんが… その話は、事実です。メガイラもタナトスも、命令に従っているだけで… \nでも、あなたも俺の大切な友人です。\nどうか、わかってもらえませんか? Sisyphus: …さようでございましたか。てっきり、\n若様もあの2人を敵視されているものとばかり\n思っておりましたので、少しばかり驚きましたが…\n私もいつか、若様のような心持ちで、あのお二方と\n向き合えたらと存じます。 Zagreus: あなたが理解のある人でよかった… 俺から2人を説得\nすれば、あなたへの罰も軽減できるかもしれません。 --- Sisyphus Meeting About Meg And Thanatos 02 --- Zagreus: じつは、あなたに言っておかないといけないことが\nあります。エリニュスのメガイラと、死を司る\nタナトス… あの2人があなたの仇に当たることは\nわかっていますが… 俺はあの2人とも親しくて…\nだから… どうか、悪く思わないでください。 Sisyphus: 若様のご交友関係に口出しする権利などございません。\nたしかに私は、エリニュスのお嬢様方やタナトス様と\n良好な関係とは言いがたい。ですが、原因は私に\nございます。むしろ、若様が私と関わっているために、\nあのお二方との関係にひびが入ることがあっては… Zagreus: メグもタナトスも、そんなことは承知で俺と\nつきあっているはずですから、心配は無用です。\nあなたが理解のある方でよかった… Sisyphus: 当然でございます。それに、若様とおつきあい\nするうちに、あのおふたりも若様に倣って多少は\nお優しくなるかもしれませんしね! --- Sisyphus About Thanatos Relationship 01 --- Sisyphus: ザグ王子、最近、タナトス様との仲は、いかがですか。\n死者たちを冥界へ誘う際は、大変厳しいお方では\nありますが… Zagreus: 仲よくやっていますよ。父上と同じように、あいつも、\n周りから恐れられてこそだと思っている節がある。\nしかも忙しいので、心に余裕もないんだと思います。\nでも最近は、だいぶましになりました。 Sisyphus: それは何より!あのお方は、私をじきじきに\nここへ連れてきてくださった。本来ならば、\nもっと唐突で、痛みを伴う到着になったところを…\nまあ、それでも私は、冥界への旅を\nなんとか免れようとしたわけですが。 --- Sisyphus Run Progress 01 --- Sisyphus: ザグ王子!エリュシオンで、なかなか派手にお暴れに\nなったそうですね!あの地の「覇者」を、大いに\n浮き足立たせたとか。 Zagreus: そんなところです。それにしても、もうそんな噂が\n出回っているんですか。あのテセウスという男、\n俺のことが相当気に入らないらしい。 Sisyphus: 他の挑戦者のようにあっさり負けてやれば、\n若様のことも気に入ってくださるのでは?\n彼も、じきに身の程を思い知ることでしょう。 --- Sisyphus Run Cleared 01 --- Sisyphus: 若様、ずいぶん長いこと、お留守にされていましたね。\nついに外の世界に出られたとの噂を聞き、\n私もそう信じておりましたが… こうして、\nここにいらっしゃるということは… Zagreus: その噂は、たしかに事実です。冥界を去るつもりで\nいましたが、やっぱり戻ってきたくなって。こうして\n大切な友人を訪ねることも、理由のひとつです。 Sisyphus: それはまた… 恐悦至極に存じます。若様がご自身の\n目的を達せられたのであれば、何よりです。\nとはいえ、なぜまた、この場所に?\n社交的理由以外にも、わけがおありなのでは? Zagreus: はい。地上でやり残したことがあって、もう一度、外の世界を目指しています。とはいえ、すぐにまた冥界に戻ってくることになると思いますが。 Sisyphus: では、また幾度でも、脱出を試みるわけですね。\n何事も、根気よく繰り返すことが熟達の鍵と申します。\n道中、くれぐれもお気をつけて。 --- Sisyphus Run Cleared 02 --- Sisyphus: ザグ王子、地上はいかがでしたか?\nついにご自分の目でご覧になることが叶い、\n感慨もひとしお、といったところでしょうか? Zagreus: 慣れるまで、少しかかりそうですね。\nいつか地上で普通に過ごせるようになるのかも、\n正直、わかりません… あなたは地上が恋しいですか? Sisyphus: 冥界には、私に必要なものがほぼそろっております。\nここにないものについては、今となっては、\nかけがえのない想い出。地上で暮らしていた頃の私が、\n持ち得なかったものでございます。 --- Sisyphus Post Ending 01 --- Sisyphus: 若様が、何度行く手を阻まれようとあきらめずに\n地上を目指していらしたのは… “あの方”…\n女王陛下を探すためだったのですね。 Zagreus: はい。ただ… そのことは、他言しないでください。\nあなたは、“あの方”に会ったことはありますか? Sisyphus: お父上が私をここに幽閉すると決められた折りに、\nつかの間ですが、一度だけ。“地上”の件については…\n承知いたしました。しかと、お約束いたします。 --- Sisyphus Post Epilogue 01 --- Sisyphus: ザグ王子、女王陛下がお戻りになったようですね。\nしかも、なんとも素敵な噂を耳にいたしました… Zagreus: 俺が女王の息子だという噂なら、事実です。\n冥界の女王が戻って、変わったことも多いですが…\n母と暮らせるようになって、本当によかった… Sisyphus: それは何よりでございます。女王陛下については、よいお話しか聞きません。若様がそのご子息でいらっしゃるというのも、納得です。 --- Sisyphus Post Epilogue 02 --- Sisyphus: 差し支えなければ、ひとつ、お尋ねしても?\n館での暮らしにご不満がないのでしたら、\nどうしていまだに、こんなにご苦労をされながら、\n地上を目指していらっしゃるのです? Zagreus: 父上の意向で、警備の手を抜かないように\nしているだけです。「なんぴとも逃れられない」\nという評判を保って、死者たちから\n大いに恐れられてこその冥界ですから。 Sisyphus: なるほど、それなら納得でございます。容易に脱出\nできてしまっては、冥界の沽券に関わる、と。\nでは、お互い励むことにいたしましょう。 --- Sisyphus Post Epilogue 03 --- Sisyphus: ザグ王子、根を詰めすぎていらっしゃいませんか?\nときには心身を休めることも、大切でございますよ? Zagreus: はい、なんとかやれています。\nとはいえ、あなたもイワコフと会話をせずに、\nひたすら坂の上まで彼を押し上げていた頃は、\n休むことも許されなかったでしょう? Sisyphus: それが私の務めでございましたから。あなたのお父上\nでさえ、お務めがございます。私はもう隠居の身ですが\n若様も冥王陛下も、お仕事好きでいらっしゃる。\nご自身が満足のゆく暮らしを送られるのが、\nよろしいでしょう。 --- Sisyphus About Keepsake 01 --- Sisyphus: その打ち砕かれた枷は… かつて私が身に着けていた\nものですね?一目見れば、すぐにわかる。\n若様のお役に立っていますでしょうか? Zagreus: あなたから譲り受けたものを、こうして常に持って\nいられるのは、うれしいことです。でも、この枷には\nどうしてこんな力が…?どうやって取り外したんです? Sisyphus: それには、世にも奇妙ないきさつがございまして。\nこの大岩が絡んだ、“偶発的な事故”によるもの、\nとだけ申し上げておきましょう。\nあまり詳細をお話しすると、若様まで“共犯”に\nなってしまいますゆえ… --- Sisyphus About Keepsake 02 --- Sisyphus: その打ち砕かれた枷… まるで新品ではございませんか!砕けているのは相変わらずですが… 見違えました! Zagreus: この枷の力のおかげで、冥界を何度も駆け抜ける旅も、\nかなり楽になりました。返したほうがよければ、\nそうしますが… Sisyphus: はははは… 何をおっしゃいます!お気遣いは\nありがたいですが、私には、この大岩がそばに\nいてくれれば十分でございます。その枷を見ると、\nここにやってきた頃のことを思い出してしまう…\n当時の私は、日々苦しんでおりました。 --- Sisyphus About About Singers Reunion Quest 01 --- Sisyphus: 噂によれば、最近アスポデロスに美しい調べが\n響いているとか。どうやらその声と音の主は、\nエウリュディケとオルフェウスのようですな! Zagreus: オルフェウスが、“歌女神”との再会を果たしたんです。\n館で宮廷楽士として働くかたわら、\n休暇中は会いにいけるようになって…\nあなたも、あのふたりのことをご存じなんですね。 Sisyphus: もちろん!エウリュディケが亡くなったあと、\nオルフェウスが冥界に乗り込んできたことは、若様も\nご存じですね?彼の歌の、すばらしかったこと!復讐の\n女神すら聴き惚れて、私を鞭打つ手を休めたほどで。\nなんともありがたいことでごさいました。 --- Sisyphus About Legendary 01 --- Sisyphus: ザグ王子、シェイディを連れてきてくださったの\nですね!元気な姿を見られて、私も大変うれしゅう\nございます。 Zagreus: 元気でやってますよ。引き取って本当によかった。\nでも、あなたにとっては貴重な相棒だったんじゃ…?\n返したほうがよければ、そうしますが… Sisyphus: 若様、私めの右隣には、もったいないほどの親友が\nおります。シェイディは、冥界の最果てまで旅を\nすることを望んでおりますから、若様のもとにいる\nほうが幸せでしょう。若様とシェイディの旅に幸あれ! --- Sisyphus About Legendary 02 --- Zagreus: シェイディは… どういう“仕組み”なんですか?\nあなたも、イワコフも、しょっちゅう俺のもとへ\n召喚されていたら、落ち着かないんじゃ… Sisyphus: あれは、生身の私とイワコフではなく、“魂”が顕現した\nものでございます。シェイディの力でも、イワコフと\n私の隠れた能力でもない… 若様との友情の証しに\nございます。あなた方神の力をもってすれば、\nそんなことも可能なのですよ。 --- Duo - Megaera and Sisyphus (1) --- Zagreus: 帰ったようですね… 大丈夫ですか?ケガは? Sisyphus: ええ、大事はございません。あのエリニュス嬢は、\nなかなか手強いですな。あれだけ力が強ければ、\n私なんぞより楽にイワコフを運べるでしょうに! --- Duo - Megaera and Sisyphus (2) --- Zagreus: イワコフをてっぺんまで運べたことは? Sisyphus: 一度たりとも、ございませんよ。やっと運び終えたと\n思ったところで、いつも転がり落ちるのです。\n 1万9千回目以降は、数えるのもやめてしまいました。\nそれでも、いつか必ず、てっぺんにとどまってくれると信じております。 --- Duo - Megaera and Sisyphus (3) --- Zagreus: 今、メガイラが、当面はあなたにもイワコフにも\n罰を与えないと誓ったように聞こえたましたが…\n聞き違いでしょうか? Sisyphus: いえいえ。運命の三女神が、手加減してくださった\nようですな。とはいえ、若様との件が片づき次第、\nまた私を痛めつけに戻ると念を押されましたが… Zagreus: なら、当分戻ってくることはないので、\n安心してください。 --- Duo - Thanatos and Sisyphus (3) --- Sisyphus: ザグ王子!ちょうど今、堅物のお仲間が\n帰ったところです。あたりが重苦しく\n静まりかえっているのが、わかりますでしょう?\nしばらく、私の監視にはいらっしゃらないそうですよ。 Zagreus: タナトスも、根は悪いやつじゃないんです。\n俺にそう言われたところで、\nあなたにはとても信じられないでしょうが… Sisyphus: いえいえ、信じますとも。生者に死をもたらす\n御使命は、さぞ寂しいものでしょう。タナトス様も\n一度、大岩を運んでみるとよいかもしれませんな! --- Sisyphus Gift 01 --- Zagreus: よかったら、これで疲れを癒やしてください。 Sisyphus: 若様!このようなものを受け取るわけには…!\nでは、こういたしましょう。\n若様にはお礼の品を受け取っていただきます。 --- Sisyphus Gift 02 --- Sisyphus: これを、私に…?いったいなぜ…?\n本当によろしいのですか? Zagreus: くれぐれも無理はしないでください。\nまた寄らせてもらいます。 --- Sisyphus Gift 03 --- Sisyphus: 若様… 私にくださるのですか?本当に? Zagreus: あなたは不当な罰を受けている。これで一日の… \nいや、一夜かもしれないが… とにかく、\n疲れを癒やしてください。 --- Sisyphus Gift 04 --- Sisyphus: 若様… 私めに、このような物を…?\nお気遣いに感謝いたします。 Zagreus: あなたには感謝しています。いつも励ましてくれて、\n本当に心強い。 --- Sisyphus Gift 05 --- Sisyphus: 若様、ありがたき幸せにございます。若様とこうして\nお話できるだけでも、身に余る光栄ですのに… Zagreus: 遠慮は無用です。\nときには、こういう楽しみも必要ですよ。 --- Sisyphus Gift 06 --- Sisyphus: こんな高級品、本当によろしいのでしょうか…?お礼のしようがございませんし… Zagreus: これからもときどき協力してもらえれば、助かります。 --- Sisyphus Gift 07 A --- Zagreus: いつも助けてもらって、感謝しています。あなたは、\nなんの見返りも求めずに、俺に手を差し伸べてくれる…\n礼の品があるので、よければ味わってみてください。 Sisyphus: 若様、これはまさか…!現物を目にしたのも初めてで\nございますのに、味わうことまでできるとは…\nこのようなものをいただいてしまっては、\n私からもお礼をしないわけにはまいりません… Zagreus: 待ってください、これは俺からの贈り物なんですから、見返りなんて何も… ん?それは… なんですか? Sisyphus: 若様、こちらは、わが相棒にございます。これまで\nイワコフに世話をさせておりましたが、若様の旅の\n伴侶として、お役に立ちましょう。この者をおそばに\n置いていただければ、イワコフと私も、魂はいつも\n若様のおそばにおります。 --- Sisyphus Gift 08 A --- Sisyphus: アンブロシアを、少しいただいてみました。あれほど\n美味なるものを口にしたのは、初めてでございます…\nイワコフもよろこんでおりました… Zagreus: それはよかった… きっと気に入ってもらえると思って\nもう1本、手に入れてきました。オリュンポスの\n贅沢品は、冥界ではなかなか手に入らない。\n脱出がかなったら、自分も味わってみたいものです。 Sisyphus: 若様は、ご自分ではお飲みになったことがないの\nですか?なんと自制心のお強い… 私とは大違いです!\nいつか若様と、酌み交わしてみたいものでございます。 --- Sisyphus Gift 08 B --- Zagreus: それはよかった。きっと気に入ってもらえると思って\nもう1本、手に入れてきました。オリュンポスの\n贅沢品は、冥界ではあまり手に入らないのが残念です。 Sisyphus: ごらん、イワコフ。若様が、こんな贅沢な品を\nくださった。いつかおまえとふたりで、\n酌み交わす日がくることを願おう。 --- Sisyphus Gift 09 A --- Sisyphus: 若様は、私のような者に、なぜこれほどよくして\nくださるのですか?お父上も、タナトス様も、理由なく\n人を罰することはございません。私は罪人でござい\nます。にもかかわらず、若様は私が王であった頃ですら\n受けたことのないほどの礼を尽くしてくださる… Zagreus: あなたがかつてどんな人物だったにせよ、今は\n改心したことは、よくわかります。あなたとイワコフを\n友と呼べることを、俺はうれしく思う。こんなことを\n言うのはなんですが、あなたがここにいてくれて\nよかった。俺はあなたから多くを学びました。 Sisyphus: そのようにおっしゃっていただけて、光栄至極に\n存じます。若様をわが友と呼べることは、\n私のような者には願ってもない幸甚…\nイワコフ、おまえもそう思うだろう? Sisyphus: イワコフも、そのとおりと申しております。 --- Sisyphus Gift 07 --- Sisyphus: これを、私に…?若様、本当によろしいのですか…?\nありがたく頂戴いたしますが… 恐縮にございます。\n感謝いたします。 Zagreus: 礼を言うのはこっちです。\nいつも助けてもらって、感謝しています。 --- Sisyphus Gift 08 --- Sisyphus: …恐悦至極にございます。囚人の身でありながら、このようなご厚意をたまわるとは… Zagreus: ネクタルは、あなたのように大切な友人に\n贈るためのものですから。 --- Bouldy First Meeting --- Zagreus: …イワコフ。俺はザグレウスだ、よろしくな。\nタルタロスで友人を作るのはひと苦労だ。\n信用できそうな相手を見つけられて、よかった。 --- Bouldy Misc Meeting 01 --- Zagreus: イワコフ、おまえに捧げ物をしたところで、\n俺の脱出を手伝ってくれるとは思えない。\nそれでも… どこかで期待しないでもない。 --- Bouldy Misc Meeting 02 --- Zagreus: イワコフ、おまえはこのタルタロスに永遠に\n閉じ込められたまま、意味もなく転がされて\n坂を上ったり、転げ落ちたりして…\nよく耐えられるな? --- Bouldy Misc Meeting 03 --- Zagreus: イワコフ、こんなところにいて、楽しいか?おまえは、ただ辺りをじっと眺めているだけで満足なのか? --- Bouldy Gift Repeatable 01 --- Zagreus: イワコフ、調子はどうだ?\n相変わらず坂を転がり落ちてるか? --- Bouldy Gift Repeatable 02 --- Zagreus: イワコフ、俺もだんだん、岩と親しくするのに\n慣れてきた気がするよ。 --- Bouldy Gift Repeatable 03 --- Zagreus: 自分でも何をしてるんだかわからないが…\nこれを受け取ってくれ。 --- Bouldy Gift Repeatable 04 --- Zagreus: イワコフ、シシュポスのこと、よろしく頼むぞ。 --- Bouldy Gift Repeatable 05 --- Zagreus: 友人と言葉を交わすだけで、心が晴れることもある。\nそうだろ、イワコフ? --- Bouldy Gift Repeatable 06 --- Zagreus: イワコフ、今日も相変わらず、おカタいな。 --- Bouldy Gift Repeatable 07 --- Zagreus: 史上、最も偉大な岩に! --- Bouldy Gift Repeatable 08 --- Zagreus: 史上、最も名高い岩に! --- Bouldy Gift Repeatable 09 --- Zagreus: イワコフの、滞りなく転がり落ちんことを! --- Bouldy Gift Repeatable 10 --- Zagreus: 大切な友人のそばにいてくれて、ありがとう。 --- Bouldy Gift Repeatable 11 --- Zagreus: イワコフ、これを、おまえに。 --- Bouldy Gift Repeatable 12 --- Zagreus: イワコフ、これを受け取ってもらえるか? --- Bouldy Gift Repeatable 13 --- Zagreus: イワコフ、これからも仲よくしてもらえるか? --- Bouldy Gift Repeatable 14 --- Zagreus: タルタロス随一の巨岩に、この供物を! --- Bouldy Gift Repeatable 15 --- Zagreus: イワコフに、乾杯!\nおまえのおかげで、昼も夜も、俺の心は明るいよ。 --- Bouldy Gift Repeatable 16 --- Zagreus: イワコフ、前にも同じ話をした気がしないか? --- Bouldy Gift Repeatable 17 --- Zagreus: イワコフ。またいつか、こうして、ふたりで飲もう。 --- Bouldy Gift Repeatable 18 --- Zagreus: イワコフ、俺に何か、助言は? --- Bouldy Gift Repeatable 19 --- Zagreus: イワコフ、何か言いたいことがあるなら、\n言ってくれてかまわないぞ? --- Bouldy Gift Repeatable 20 --- Zagreus: イワコフ、いつも支えてくれてありがとな! --- Bouldy Gift Repeatable 21 --- Zagreus: イワコフ、最近、調子はどうだ? --- Bouldy Gift Repeatable 22 --- Zagreus: シシュポスとは、相変わらず仲がいいみたいだな。 --- Bouldy Gift Repeatable 23 --- Zagreus: イワコフ、おまえの顔を見ると安心するよ。 --- Bouldy Gift Repeatable 24 --- Zagreus: イワコフ、おまえがいてくれて本当によかった。 --- Bouldy Gift Repeatable 25 --- Zagreus: イワコフ、何か思うところがあるなら、言ってくれよ? --- Bouldy Gift Repeatable 26 --- Zagreus: なあ、イワコフ。好きな色は、なんだ? --- Bouldy Gift Repeatable 27 --- Zagreus: なあ、イワコフ。好きな食べものは、なんだ? --- Bouldy Gift Repeatable 28 --- Zagreus: なあ、イワコフ。暇なときには、何をしてる? --- Bouldy Gift Repeatable 29 --- Zagreus: なあ、イワコフ。最近、調子はどうだ? --- Patroclus First Meeting --- Patroclus: …私にかまわず行け。ここの亡霊たちは皆、\nおまえと戦う機会を待ち望んでいる。 Zagreus: たまたま通りかかっただけです。あなたは、\n襲いかかってこないんですね。俺はザグレウス。\n名前を聞いても? Patroclus: 名など、所詮は忘れ去られるもの。おまえはここに\nいてはいけない。運命の三女神が旅路を困難なものと\nするなら、この品が助けとなるだろう。 --- Patroclus Meeting 02 --- Zagreus: 他の亡者たちはみんな、戦いに明け暮れています。\nあなたは加わらなくていいんですか?\n永遠の栄光が欲しくないんですか? Patroclus: そんなものを手にしてなんになる?\n誰かに聞かれたら、戦ったことにしておけばいい。\nそもそも、おまえと戦う理由もない。私はここで、\n永遠に、穏やかな休息を享受する。わかったら、\nもう行ってくれ。 --- Patroclus Meeting 03 --- Patroclus: まだエリュシオンを彷徨っているのか。\nそれほどまでして、わが同胞たちを降し、\n栄光をつかみたいか? Zagreus: 俺の目的は、地上に出ることです。でも、あなたの\n同胞たちが邪魔してくる… 彼らは名誉が欲しいのか、\nただ父上の命令に従っているだけなのか… Patroclus: 「父上」…?なるほど、冥界の王子か。\nここでは地位などなんの意味もない。\n特別扱いを期待しても無駄だ。\nわかったら、もう私には関わらないでもらいたい。 --- Patroclus Meeting 05 --- Patroclus: まれびとよ、前回の無礼をわびたい。許して欲しいとは言わないが… とてもほめられた態度ではなかった。 Zagreus: 気にしないでください。何か力になれることが\nあったら、遠慮なく言ってもらえますか? Patroclus: 残念ながら、君に私を解放することはできない。\n自分のすべきことに専念してくれ。\n私にはもう、かまわないでもらいたい。 --- Patroclus Meeting 06 --- Patroclus: まれびとよ… こうも頻繁に来られては、\n別の呼び方を考えねばならなくなる。 Zagreus: せいぜい「顔見知り」程度の仲です。あなたのことは\n何も知らないし、「まれびと」でかまわないですよ。 Patroclus: ここはギリシャでも選りすぐりの英雄たちが集う場所。どう考えても、私は場違いだ。君は先を急ぎ、テセウスとでも話してくるといい。 --- Patroclus Meeting 06 B --- Zagreus: 「まれびと」でかまいませんよ。歓迎されていないのは\n察していますし、長居するつもりもありません。 --- Patroclus Meeting 07 --- Patroclus: まれびとよ、なぜ君は、こうも頻繁に私のもとへ\nたどり着く?ここはエリュシオンの最果てのはずだが。 Zagreus: 冥界は絶えず姿を変えていて、あらゆることが運に左右されます。だから、あなたとの出会いも、単なる偶然と思っていました。 Patroclus: 偶然が重なるとき、それは単なる偶然ではなく、\n運命の三女神の思惑の可能性が高い。あるいは、\n別の何かか… 私からはっきり言えることは、\nただひとつ。私は君との交流を望んではいない。\n用が済んだら立ち去ってほしい。 --- Patroclus Meeting 08 --- Patroclus: まれびとよ、君はどういうわけか、何度も“偶然に”\n私の居場所を見つけるようだ。こちらは、\n客を望んでいないのだが。 Zagreus: この“楽土”を旅する途中、ときどき通りかかるだけです。\n目指す場所がたまたま、この先にあるので。 Patroclus: 君は本当に、エリュシオンを楽土だと思っているのか?\nタルタロスの深淵ならば、ともに苦しみを分かち合う\n仲間にも事欠かなかっただろうが… すまない、\n君がただの通りすがりということは、承知している。 --- Patroclus Meeting 09 --- Patroclus: まれびとよ、反抗の旅は順調か?私にも、\n神々に盾突くほどの気力があればと、願わぬでもない。 Zagreus: エリュシオンではあなたの同胞たちがよってたかって\n邪魔をしてきますが、ここまで進めたということは、\n順調と言っていいかと。 Patroclus: この地を彷徨うわが同胞たちは、話の通じる相手\nではない。生前の彼らが、おのれの命をかなぐり捨てて戦う様を、私はこの目で見てきた。亡霊となった今も、「われこそが最強の戦士」と、競い合っている。 --- Patroclus Meeting 10 --- Zagreus: そこを流れているのは、レーテー川ですよね…?\n生前、そんなにつらい思いをしたなら、\n忘却の川の水をがぶ飲みして、すべて忘れてしまおう\nという気にはなりませんか? Patroclus: そうした誘惑に駆られることも、たしかにある。\n実際、川の水を口にしてみたことすらあるほどだ。\nだが… それでもやはり、まだ消し去りたくない\n想い出もある。 --- Patroclus Meeting 11 --- Zagreus: この空き地を離れたいと思うことはありませんか。\nエリュシオンは美しいところです。\nいろいろな景色を見て回りたくないですか。 Patroclus: 君に心配されずとも、旅なら、生者の頃に\n飽きるほどした。死者となってまで、\n旅心に駆られることはない。ここには\n立派な像も、川もある。私は満足だ。 --- Patroclus About Bracer 01 A --- Patroclus: まれびとよ、その、手首にはめているものを、\nよく見せてほしい… それは、\nミュルミドンの小手では…?まさか… Zagreus: よくわかりましたね。\nある友人から譲り受けたものです。 Patroclus: 友人から…?では、その“友人”に伝えてほしい。\nパトロクロスが待っていると。恨んでなどいないから、私の元へ戻ってほしいと。 --- Patroclus About Bracer 01 B --- Zagreus: やはり見覚えがありますか?アキレウス師から\n譲り受けたものです。 Patroclus: では、アキレウスに伝えてほしい。パトロクロスが\n待っていると。恨んでなどいないから、\n私の元へ戻ってほしいと。 --- Patroclus About Bracer 01 E --- Patroclus: まれびとよ、その、手首にはめているものを、\nよく見せてほしい… ミュルミドンの小手では…?\nもしや、アキレウス… Zagreus: はい、師匠のものです。見覚えがあるんですね。\nあなたもミュルミドンだったのですか?\n彼らは無敵だったと聞いています。 Patroclus: 本当に無敵であれば、私はここにいないはずだ。\nその小手は、われらファランクス兵が身につけたものと同型。戦いのさなか、君の身の守られることを願う。 --- Patroclus About Achilles Aspect 01 --- Patroclus: まれびとよ、見事な槍だ。アキレウスが生前\n携えていたものと瓜二つ… さては、師匠より\n譲り受けたな。墓の中まで… そのさらに先まで\n使い手に付き従い、ついには弟子の手に受け継がれた\nというわけか。 Zagreus: いろいろと複雑な事情があるんですが…\nこの槍はたしかに、かつて師匠が携えたものです。\nこうして受け継ぐことができて、光栄です。 Patroclus: アキレウスは生前、その槍で\nおびただしい数の敵を亡き者とした。\nだが君なら、それをも凌駕するかもしれない。\nなにしろ、戦の機会には事欠かないだろうからな。 --- Patroclus About Achilles Aspect 02 --- Patroclus: アキレウスは生前、その槍を誰にも触らせなかった。\n手に取ろうとした者を殺しかねぬほどだったが…\nいまやそれを、弟子が振り回しているとは。 Zagreus: この槍は、誰のものでもありません。\n今は俺の手中にありますが、時がたてば、やがて\n別の者の手に移る運命なのだと思います。 Patroclus: 名槍とはいえ、ただの武具だ。\n武具に哲学などありはしない。 --- Patroclus About Achilles 01 A --- Patroclus: 君は、自分の親の話をしていたな。差し支えなければ、その件について尋ねたいことがある。 Zagreus: かまいませんよ。なんでも聞いてください。 Patroclus: 君の父君のもとには、死者の記録があるはずだ。\n私が生前知っていたある人物の記録を、\n調べてはもらえないだろうか。 Zagreus: あなたには世話になりました。よろこんで力に\nなります。それで?誰を探しているんです? Patroclus: アキレウスという男だ。生者の間では\n名の知れた存在だったが、死後は事情も異なるだろう。\n私はてっきり、ここで会えるものと思っていたのだが… Zagreus: …アキレウス。それは… 聞き覚えのある名です。\nあなたはなぜ、その… “アキレウス”を気に\n掛けているんですか?情報は多いほうがいいので。 Patroclus: 私は… 彼に会いたい。ただ、それだけだ。 --- Patroclus About Achilles 01 B --- Patroclus: まれびとよ、何用だ?\n無駄話のついでに、私の傷をえぐりにきたか? Zagreus: あなたの名は、パトロクロスですね?なら、アキレウスという人物をご存じでしょう?彼は俺の… 実家に\n仕えていて、俺を一人前の戦士に鍛えてくれました。\nあなたへの伝言を預かっています。\n「いつもあなたを想っている」、と。 Patroclus: …その名を再び耳にする日がくるとは。君は、父君の\n館であの男に会ったのだな?しかし… やつがそんな\nことを言うはずがない。私は生前、彼のもとを去った。\nそしてアキレウスは、死後に私のもとを去った。これで\n貸し借りなし… いまさらかける言葉などない。 Zagreus: そんなはずはありません。\nあなたはきっと、何か誤解してるんです。\n死後、彼と話す機会はありましたか? Patroclus: いや。そして今後も、そういった機会は訪れぬだろう。アキレウスには、私は息災だと伝えてくれ。\nあちらがそういう態度なら、話を合わせてやる。 --- Patroclus About Achilles 01 C 01 --- Zagreus: パトロクロス… あなたの名は、知っています。\nアキレウスという人物をご存じでしょう?彼は俺の…\n実家に仕えていて、俺を一人前の戦士に鍛えて\nくれました。あなたへの伝言を預かっています。\n「いつもあなたを想っている」、と。 Patroclus: …では、君は父君の館で、アキレウスに会ったのだな?\nしかし、あの男がそんなことを言うはずがない。\n私は生前、彼のもとを去った。そしてアキレウスは、\n死後に私のもとを去ったのだ。これで互いに\n貸し借りなし… いまさら、掛ける言葉などない。 --- Patroclus About Achilles 02 --- Patroclus: まれびとよ、アキレウスはどんな様子だ?\n私は二度と会うことは叶わぬが、君は日頃から、\n彼の姿を目にしているだろう。 Zagreus: 父の命を受けて、宮仕えをしています。秘密を守る\n誓いを立てたようですが、詳しいことはわかりません。\nでも、自分が見るかぎりは、元気にやっていると\n思います。できれば、直接会ってもらいたい… Patroclus: 詳しくはわからぬと言いつつ、私には「会え」と?\n彼について、より些細な情報が明らかになれば、\n私にも知らせてもらえるか? Zagreus: はい… 善処します。 --- Patroclus About Achilles 03 A --- Patroclus: 彼が私のもとへ帰ることは、ないのだな?\n館で君の父君に仕えているのなら、\n逃れることは叶わない。それは、君も同じことだ。 Zagreus: 俺が必ず、なんとかしてみせます。 Patroclus: 言うのはたやすい。君はどのみち、\n冥界を出ていくつもりだ。いったい何ができる? Zagreus: どうにかします。だから、あなたも約束してください。\n絶望には屈しないと。アキレウス師はまだ、あなたを\n愛している。あなたも、本当はわかっているはずです。 Patroclus: 今の私に、約束など無意味だが… 運命の三女神が、\n君に明るい未来をもたらすことを願う。 --- Patroclus About Achilles 04 --- Patroclus: アキレウスは、相変わらずなのだな。ひと度心を\n決めたら、てこでも動かない。私と共に戦った戦の話は\n聞いているか?正確には、私が、戦ったのだが…\nアキレウスの手で幕を引くこともできたが、\nあの男は参戦を断固拒否した。 Zagreus: 師匠はあまり生前の話をしないので… 戦うことを\n拒んだんですか?人間は、戦士のそういう態度を\nよしとしないと聞いたことがありますが… でも、\n戦う意義を感じないのなら、関わらないのも自由では? Patroclus: アキレウスも無関係ではない戦だった。\n完全に賛同はできずとも、あのように意固地にならず、戦う道を選んでくれていれば… 私が冥界を訪れるのは、もう少し先になっていたかもしれない。 Zagreus: 師匠も、あなたが亡くなったのは自分のせいだと\n言っていました。あなたを守りきれなかったという\n意味だと思っていましたが… まさか、戦いすらしな\nかったなんて。あなたが亡くなった直後に、怒りに\n駆られてあとを追った、とは言っていましたが… Patroclus: それについては、私の関知するところではない。\nそのとき私はすでに… 死者となっていた。\n死後にこの地に送られ、私はすべてを悟った。\nすべてを受け入れるには、長い時を要した。 --- Patroclus About Achilles 05 --- Patroclus: まれびとよ、ひとつ、尋ねてもよいだろうか。\n前回聞いた話の中で、どうしても気になることがある。\n私が生者としての一生を終えたのち、アキレウスに\n何が?噂は耳にするが、この地を彷徨う連中の\nうそぶく話は、信用に値しない。 Zagreus: 自分の知るかぎりでは、あなたが亡くなったあと、\n師匠は怒りと悲しみにわれを忘れ、あなたに\n促されたとおり、戦に参戦したようです。そして、\nたったひとりで、幕を引く寸前までいった… Patroclus: では、アキレウスは私の死後まもなく、おのれの命を\nなげうち、たったひとりで一軍を全滅させたと…?\nにも関わらず、なぜタルタロスの深淵に?\n英雄の終のすみかは、エリュシオンではないのか? Zagreus: おふたりの遺灰は、師匠の遺言で、同じ墓に埋葬されて\nいるそうです。師匠が父上の館に仕えることになった\nいきさつは… 本人から直接聞いてください。\n俺が必ず、その機会を作ると約束します。 Patroclus: アキレウスと私の遺灰が、共に…?共に生きることも\nできたものを、灰になってしまっては、\nせいぜいウジ虫の餌になるだけだ… 回答に感謝する。\n話は以上だ。すまないが、ひとりにしてもらいたい。 --- Patroclus About Achilles 06 --- Patroclus: …まれびとよ、許してほしい。アキレウスの\nその後について尋ねた際、私は大人げない態度を\n取ったように思う。あの男が最期を遂げた戦の逸話は、数々耳にしてきたが… 私の遺灰の話は、初耳だった。 Zagreus: 謝らないでください。師匠とは互いになんでも\n話せる仲ですが、自分のこと… 特に当時のことは、\n師匠はあまり語りたがらないんです。師匠にとっても、\nあなたにとっても、つらい想い出が多いのでしょう。 Patroclus: 戦士として生きた以上、つらい想い出はそれなりに\nある。だが… アキレウスが最期に… いや、最期を\n遂げたあとまでも、私を想っていたと知り、心の痛みが\n多少和らいだように思う。君とこうして言葉を交わす\nことにも、同様の効果があるように思う。 --- Patroclus About Myrmidon Reunion Quest 01 --- Patroclus: まれびとよ、差し支えなければ、君にひとつ、\n頼みがある。いや、まずは頼みの内容を、\n詳しく説明するのが筋だろうが… Zagreus: もちろんです。ぜひ聞かせてください。 Patroclus: アキレウスのことだから、私との現状に関して、\n慎重な姿勢を崩そうとしないだろう。あの男は、\nすぐに無謀な行いに及ぶわりに、危険な賭けに\n出ることは嫌う。アキレウスに伝えてほしい。\n「すべてを賭けろ」と。 Zagreus: 「すべてを賭けろ」…?\n師匠は、あなたのためを思って行動しています。\nあなたの身に、よくないことが起きないようにと… Patroclus: よくないことが起きて、すでに長い年月が過ぎた。\n君から聞いた話が事実なら…\nこれ以上失うものなどありはしない。\n「恐怖を感じるは弱者の証し」… 違うか? --- Duo - Patroclus and Achilles (1) --- Achilles: ここでおまえと顔を合わせるのは、妙な気分だな。\nエリュシオンをこの目で見る日が来るとは…\nいまだに信じがたい。 Patroclus: アキレウスはいまだに、すべて幻ではと疑っている節がある。事を成し遂げるには、ときには賭けに出る必要もあるのだ。無論、今回の件は、一介の亡霊のために君が骨を折ってくれたおかげでもあるが。 Zagreus: 友を助けるのは当然ですし、師匠には返しきれない恩がある。当たり前のことをしただけです。 Patroclus: …とはいえ、われわれミュルミドンは、いちいち感傷に浸ることはしない。アキレウスは、日頃の過酷な任務の合間に休暇を取っているだけのこと。君の任務も、\n過酷という点では引けを取らない。いつもの差し入れを受け取ってほしい。 --- Duo - Patroclus and Achilles (2) --- Patroclus: …アキレウス、弟子が訪ねてきてくれたぞ。\n彼には本当に世話になった。\n恩を返そうにも、返しきれる気がしない。 Achilles: ああ。私も同意見だ。 Zagreus: それなら、これからも、俺が通りかかったときに、\n不要な支給品を分けてください。それで貸し借りなし、\nということにしましょう。 Patroclus: それについては、謝礼とは別に、今後も続ける\nつもりでいた。もしわれわれで役に立てることがあれば\nいつでも遠慮なく頼ってほしい。 --- Duo - Patroclus and Achilles (3) --- Patroclus: 君の意見を聞かせてほしい。エリュシオンの覇者としてアキレウスほどふさわしい者はいないと思うのだが。\n無論、現在の“覇者”と比べれば、誰でもいくらかは\nましだろうが… Achilles: 私は、この地を彷徨う亡霊たちとの戦いに\n明け暮れるより、閑散とした広間の\n見張りを続ける方が性に合っている。 Zagreus: 俺も、アキレウス師匠より、テセウスが相手の方が\nずっといい。テセウスよりも覇者にふさわしい者が\n山ほどいるという点には、同意しますが… Patroclus: では、私の提案は却下だな。とはいえ、\n覇者にふさわしい逸材を見抜く目には自信がある。\nその点だけは、私も譲る気はない。 --- Patroclus After Myrmidon Reunion Quest 01 --- Patroclus: アキレウスは任務に戻ったが、\nただ無為に待ちつづけていた日々とは違い、\n今は彼がいずれ戻ることがわかっている。それだけで、\nこうも心持ちの異なるものか… どうやら私は、\nそんなことすら忘れてしまっていたようだ。 Zagreus: あなたも、師匠も、幸せそうでよかった。\n何か困ったことはありませんか?ふたりが引き裂かれた\nいきさつを思うと… 言葉もありません。\n自分がそんな経験をしたら、どう立ち直ればいいか… Patroclus: 怒りはいつか、鎮まるものだ。万人から恐れられた\nアキレウスの怒りでさえ。激しく燃え上がり、やがて\n燃え尽き、あとには鈍い痛みが残る。だがその奥に、\n私はたしかに感じたのだ… 自分がまだ生者であるかの\nような… その感覚は、守るに値するものだ。 --- Patroclus After Myrmidon Reunion Quest 02 --- Patroclus: まれびとよ、よく来てくれた。…今後も君を、\n「まれびと」と呼んでかまわないだろうか。\n他に適当な愛称を思いつかない。\nそれに… 君に面倒は掛けたくない。 Zagreus: もちろんです。むしろ、あなたにそう呼ばれると、\n親愛の印のように感じます。 Patroclus: そう言ってもらえると、ありがたい。 --- Patroclus Post Ending 01 --- Patroclus: アキレウスから聞いた。当面は、冥界に残るそうだな。私にはうれしい知らせだ。君にとっても、よろこばしい結果だと解釈しているが…? Zagreus: はい。今後もときどき、エリュシオンを抜けて、\n地上を目指すことになります。どうやら俺は、\n冥界からは離れられないようで… だからこれからも、\nこうして、ときどきあなたに会えるということです。 Patroclus: それは何よりだ。では、道中くれぐれも気をつけて。 --- Patroclus Post Epilogue 01 --- Patroclus: このところ、女王ペルセポネの噂を頻繁に耳にする。\n君の母君だという話だが… 君も私に負けず劣らず、\n複雑な事情を抱えているようだな。 Zagreus: 話せば長くなりますが… 帰還した冥界の女王が\n俺の実母というのは、本当です。\n母上が戻ってくれて、本当によかった… Patroclus: そうだろうとも。女王が、その叡智と慈愛で\n冥界をお導きくださるよう、私も願っている。 --- Patroclus About Keepsake 01 --- Zagreus: あなたに譲ってもらった槍頭、とても助かっています。こんな力が込められているということは、ただの槍頭のはずがない。何か特別な意味のある品なんでしょうか? Patroclus: 手放さねばと思いながら、どうしても\n捨てられなかったがらくただ。古くから\n所有しているとつまらぬ物でも手放しがたくなる。\n君の役に立っているのなら、何よりだ。 --- Patroclus About Keepsake 02 --- Zagreus: 生前は、あなたも槍を手に戦ったことがありますか? Patroclus: ほんのいっときではあったが。半神を槍で\n倒したこともある。今頃、エリュシオンのどこかを\n彷徨っているのでは?生前に殺した相手と死後に\n鉢合わせるのは気まずいものだが、ここでは皆、\n冷静に受け流すのが流儀だ。 --- Patroclus About War 01 --- Zagreus: 前にあなたが言っていた戦のこと、差し支えなければ、もう少し教えてもらえませんか? Patroclus: すまないが… それは控えさせてもらいたい。その口ぶりだと、君は戦を経験したことがないようだ。戦を\n生き延びた者は、その後の歴史の一端に責任を負うともいえるだろう。だが、その時と場所について追憶する\nことすら、私は望まない。どうかわかってほしい。 --- Patroclus About Young Achilles 01 --- Zagreus: 前から気になっていたんですが…\n若い頃のアキレウス師匠は、どんな人でしたか? Patroclus: …戦場でアキレウスを見た者は皆、敵も味方も\n口をそろえて同じことを言う。偉大な名戦士だと。\nだが、それだけではない。人としての態度… 正義感… 私は、戦士になる前の彼を知っていた。それゆえに、\n私は彼に心惹かれたのだろう。 --- Patroclus About Theseus 01 --- Patroclus: このところ、テセウスに連勝しているようだな。\nあるいは… 君とよく似た出で立ちをした、別の者の\n仕業だろうか?噂を聞いて、思わず笑いがこみ上げた。\nあの男のことだ、何度敗北しても、懲りることは\nないだろうが。 Zagreus: テセウスをご存じなんですね。\nたしかに、頭の固い男のようです。\n俺を奈落の底から現れた魔物だと思い込んでいる。\nまあ… ある意味、間違いではないですが。 Patroclus: 君は、エリュシオンでちょっとした悪名を\n轟かせている。「冥王神ハデスは、館の下層に\n魔物の姿をした息子を幽閉している」と。\n無知と恐怖は、ときに壮大な絵空事を生むものだ。 --- Patroclus About Theseus 02 --- Patroclus: このところ、戦馬車の走る音と、耳障りな笑い声が\n頻繁に聞こえてくる。どうやら君は、エリュシオンの\n住民を本格的に怒らせてしまったようだな。 Zagreus: それは、テセウスの笑い声と、マケドニア製の\n馬車の音ですね… あの男は、この辺りでも馬車を\n乗り回して、見せびらかしてるんですか? Patroclus: 君がエリュシオンに足を踏み入れるたびに、\n住民たちは大騒ぎだ。察しのとおり、“祭り”の主役は、\n「エリュシオンの覇者」と雄牛の相棒だろう。\nあいにく私は闘技大会に出場する気はないが…\nせめて、これを受け取ってくれ。 --- Patroclus About Theseus 03 --- Zagreus: テセウスは、ほら話ばかりの鼻持ちならない男ですが、\nミノスの雄牛と堅い絆を築いているようですね。\nあのふたりは本当に腹心の友なんですか?\n雄牛に同情します… Patroclus: おのれと異質であるがゆえに引かれることも\nあるだろうし、「たで食う虫も好きずき」という\n言葉もある。あの2人にいずれが当てはまるのかは\n見極めがたいが、当人たちに不満がないのなら、\n私が口を挟むことではない。 --- Patroclus About Minotaur 01 --- Patroclus: ミノスの雄牛も、君を足止めできなかったようだな。\n私なら戦いを避けたい相手だが… 君が今ここにいる\nということは、無用な心配だろう。 Zagreus: 俺がアステリウスと戦ったこと、もう噂になって\nいるんですね。孤独を好むあなたでも、他の亡霊たちと\n言葉を交わす機会があるんですか? Patroclus: 見てのとおり、他の者たちがこの場所に出入りするのを止めることはできない。こちらが望まずとも、通行人の噂話が耳に入ることは、ままあるものだ。 --- Patroclus About Heroes 01 --- Zagreus: アキレウス師匠と肩を並べて戦ったのなら、\n生前は、英雄と出会う機会も多かったでしょうね…\n死後もここで会ったりするものですか? Patroclus: 英雄… その実体がいかなるものか、君もその目で\n見てきただろう。世の評判には、尾ひれがつく。中には名実ともに英雄と呼ぶにふさわしい者もいるが、私と\n同様、孤独を好む者が多いのでは?いずれそういった\n仲間と、この地で出会うこともあるかもしれないが。 --- Patroclus About Gods 01 --- Patroclus: 深く考えたことはなかったが… \n君はオリュンポスの神々と血縁関係にあるのだったな。\nでは、君の前では態度に気をつけねば… Zagreus: どういう意味ですか?父上の立場上、オリュンポスの頂に叔父やいとこが多数いるのは、たしかですが… Patroclus: 彼らとの関係をこじらせぬよう、くれぐれも留意\nすることだ。できれば、誰の機嫌も損ねぬように…\n私が生者だった頃は、そんなことが可能な人間は\n皆無だったが。 --- Patroclus About Love 01 A --- Patroclus: 君は誰かを愛したことはあるか?それとも、\n愛とは人間特有のものなのか… 神々の築く関係は、\nわれわれ人間の目には奇妙に映ることも多い。 Zagreus: あります。まさに今、そういう経験をしています。 Patroclus: そうか… では、その相手を決して手放さぬように。\n離れそうになれば、手を伸ばし、探し求めることだ。\nこの世界に、愛に勝るものは存在しない。 --- Patroclus About Love 01 B --- Zagreus: 自分には、まだそういう経験はないかと。\nそのときがくれば、おのずとわかるものだと\n理解していますが… Patroclus: 君にもいずれ、そのときが訪れよう。私の数少ない\n経験から言わせてもらえば、愛には多くの痛みが伴う。\nだが、それを補ってあまりあるものだ。ひとたび\n見つけたら何があっても手放してはならない。偉そうに\n言えた立場ではないが… 覚えておいてほしい。 --- Patroclus About Trinkets 01 --- Patroclus: まれびとよ、何を所望する?\nヒュドラライトか… ステュクスの口づけか? Zagreus: 本当に、もらってしまっていいんですか?\nこちらとしてはありがたいですが…\n受け取ってばかりでは申し訳ない。 Patroclus: エリュシオンでは、利用できるものはとことん\n利用してこそだ。この地を彷徨う亡霊には、\n定期的に高級物資が支給される。思うさま戦いに\n明け暮れることができるようにとの計らいだが、\n二度と戦う気のない私には、不要な物だ。 --- Patroclus About Fishing 01 --- Patroclus: 釣りにずいぶん時を費やしているようだな。\n成し遂げねばならぬことがあると言っていたわりには…\nいや、何をしようと、君の自由だが。 Zagreus: この世界には、釣りに全身全霊を注ぐ者もいます。\nエリュシオンでは、あなたの同胞たちが絶えず\n襲ってくる。戦い疲れたときはいい息抜きになります。 Patroclus: 勝ちたい戦なら、息抜きなどしないことだ。\n戦いのさなかに気を抜いた結果、\n私はここへ送られることになった。 --- Patroclus About Legendary 01 --- Zagreus: アキレウス師匠と共闘するあなたの姿、見事でした。\nまさに、名戦士の共演でしたね。 Patroclus: 私の腕はすっかりさびついているが、アキレウスは\n全盛期と変わらない。感情を抑制する冷静さを備え、\nより成熟したとすらいえる。 Zagreus: 謙遜しないでください。\nでも、もう二度と戦わないと言っていたあなたが、\nなぜまた槍を取る気になったんですか? Patroclus: アキレウスに説得されて、何もせずにいるよりは、\n体を動かすのも悪くないと思ったまで。\nそれで君の窮地を救えるなら、一石二鳥だ。 --- Patroclus Gift 01 --- Zagreus: …あなたは苦しんでいます。あまり健全な対処法\nとはいえないかもしれませんが… もしよかったら、\nこれを。 Patroclus: 同情を買ってしまったようだな。戦士としての\n矜持など、とっくに捨てた身。ありがたく\n受け取るが、礼の品ぐらいは出させてほしい。 --- Patroclus Gift 02 --- Patroclus: このような高級品を私に贈るのは、捨てるも同然だ。\nいったいなぜ…?答えは聞かぬ方がよい気もするが。 Zagreus: これを飲んであなたの心が少しでも軽くなるなら、\nそれ以上の使い道なんてありません。 --- Patroclus Gift 03 --- Patroclus: ああ… これを飲めば、つかの間、\n悲しみを忘れることができる。気遣いに感謝する。 Zagreus: 礼を言うのはこっちです。ここの連中はみんな、\n出会い頭に斬りかかってきて、手柄を自慢したがる。\nでも、あなたは違いました。 --- Patroclus Gift 04 --- Patroclus: これは… エリュシオンでは、戦いの勝者だけが手に\nできる品だ。私が味わえる機会など、ないに等しい。 Zagreus: ここをうろついてる連中より、あなたにこそふさわしい品です。そんな掟は、納得いきませんね。 --- Patroclus Gift 05 --- Patroclus: なぜ…?私は君に貸しを作った覚えはないのだが。私に贈るより他に、使い道はないのか? Zagreus: 貸し借りなんて関係ありません。どうか、心を開いて\nください。この世界には、ただ、あなたの幸せを願う\n者もいるんです。 --- Patroclus Gift 06 --- Patroclus: これでまた、ほんのつかの間、苦しみから解放される。たとえ一時であっても、逃れるすべが皆無でないのは、救いだ。 Zagreus: またそんな悲観的なことを… どうか、自分を大事に\nしてください。 --- Patroclus Gift 07 A --- Zagreus: 神々の飲み物を持ってきました。あなたに\n味わってほしくて… いつも親切にしてくださるので、\n少しでも恩返しができればと。 Patroclus: アンブロシア… このような貴重な品を、なぜ私に…?\n私など、君にとっては一介の亡霊に過ぎないだろう。 Zagreus: エリュシオンであなたに会えるのを、いつも楽しみに\nしています。あなたは、ここを彷徨う他の亡霊たちとは\n違う。今度アキレウス師匠が訪ねてきたときにでも、\nふたりで味わってください。 Patroclus: そこまで言うなら… ありがたく受け取ろう。\nまったく君は… こんな振る舞いをしていては、\n「恐ろしい魔物」という悪評に傷がついてしまうぞ? --- Patroclus Gift 08 A --- Zagreus: この前贈ったアンブロシアが、見当たりませんね。\nということは… もう1本要りますね?俺がここまで\n来られたのは、あなたの助けがあったからです。\n感謝しています。 Patroclus: 私に、感謝を…?この地に送られてずいぶん経つが、\nいまだに冥界の慣習には戸惑うことも多い。君が私に\nしてくれたことを思えば、感謝すべきは私のほうだ。 Zagreus: アンブロシアなんて、たいした物じゃ…\nまあ、たしかに、手に入りにくいものではありますが…\nそんなに構えないでください。 Patroclus: 君はそうやって茶化すが、冗談で言っている\nわけではない。君への恩は一生… いや、その… Zagreus: この先、長い死後生が待っています。\nあなたの新しい人生に乾杯しましょう。\n俺のことは、ザグレウスでも“まれびと”でも、\n好きに呼んでください。 Patroclus: そういえば、正式に名乗り合っていなかったな。\n私は、パトロクロスだ。君と出会えてよかった、\nまれびと… ザグレウス。 --- Patroclus Gift 07 --- Patroclus: 私のような亡者に、このような情けは無用だが…\nありがたくいただくとしよう。 Zagreus: 初めて会ったとき、あなたは俺を襲いませんでした。\nこのネクタルは、その礼の品です。 --- Patroclus Gift 08 --- Patroclus: 単刀直入に聞こう。\nなぜ、これほどまでに私を気にかける? Zagreus: 大したことはしていません。あなたの悲しみの深さは\n計り知れない。でも、あなたを見ていると、かつての\n自分を思い出すんです。絶望の淵に沈んでいた俺に、\n決してあきらめるなと言ってくれた人がいた。それに…\nあなたも、暇つぶし程度にはなるでしょう。 --- Eurydice First Meeting 01 A --- Eurydice: あんた、王様んとこの子だね!おっといけない…\n皇太子殿下様、お目にかかれて光栄にございます。\nわたくしはエウリュディケ。あなたのような\nお偉いさんが、こんな辺鄙なところに、\nなんのご用でしょう? Zagreus: 堅苦しいのはナシで。俺はザグレウス。マグマの状態を視察する公務で来たんだ。申し訳ない、先を急ぐので、これで失礼するよ。 Eurydice: そりゃ、忙しそうだ!引き留めはしないけど…\nひとつ言わせてもらうと、ここに寄ったら最後、\n手ぶらじゃ返さないよ?どれでも好きなの、選びな。\n今回は店のおごりだよ。 --- Eurydice First Meeting 01 B --- Eurydice: あんた、王様んとこの子だろ!おっと、いけない…\n皇太子殿下様、お目にかかれて光栄にございます。\nエウリュディケと申します。あなたのような\nお偉いさんが、こんな辺鄙なところに、\nなんのご用でしょう? Zagreus: 堅苦しいのはナシで。俺はザグレウス。その…\n公務で、ボーン・ヒュドラ生息地のさらに奥を\n視察しにきたんだ。申し訳ない、先を急ぐので、\nこれで失礼するよ。 Eurydice: へえ、そりゃ忙しそうだ!ムリに引き留めは\nしないけど… ここに寄ったからには、手ぶらじゃ\n返さないよ?ほら、どれでも好きなの選びな。\n今回は店のおごりだよ。 --- Eurydice First Meeting 01 C --- Zagreus: 堅苦しいのはナシで。俺はザグレウス。\nここへは… 公務で来たんだ。エウリュディケ…\nオルフェウスという人間を知らないか?\nちょっと陰気だけど、音楽の才能があって、\n特徴的な髪型をした男だ。 Eurydice: …あんた、あのひとに言われて来たのかい?\nなら、とっとと公務とやらに戻ることだね。まあでも、\nここに寄ったからには、手ぶらじゃ帰せない。\nほら、どれでも好きなの選びな。店のおごりだよ。\nでも、あのひとに食べさせる料理はないからね。 --- Eurydice About Orpheus 01 --- Eurydice: どうしたの?何かあったんだろ?\n誰かが何か隠し事してると、根っこがウズウズして、\nすぐわかるんだ。 Zagreus: …オルフェウスという人間を知ってるか?ちょっと\n陰気で、でも音楽の才能があって、特徴的な髪型をした\n男だ。今は父上の館に、宮廷楽士として雇われてる。\nあなたをインスピレーションの源だと言って、とても\n会いたがっていた。 Eurydice: へぇ… オルフェウスがそんなことを?じゃあ、\n今度あのひとに会ったら、こう伝えとくれ。\n「前にあんたがあたしを助けようとアスポデロスまで\n来たとき、どうなったか忘れたのかい?」ってね。 Zagreus: …わかった、そう伝えるよ。あなたを怒らせるつもりはなかったんだ。 Eurydice: わかってるよ。あのひとだって、よかれと思って\nやったんだろうさ。それでも、結果がすべてさ。\nほら、腹ごしらえしたら、もう行きな。 --- Eurydice About Orpheus 01 B --- Zagreus: その… オルフェウスのことで… じつは今、あいつは\n父上の館に、宮廷楽士として雇われてるんだ。あなたを\nインスピレーションの源だと言って、とても\n会いたがっていた。 --- Eurydice About Orpheus 02 --- Eurydice: どうかしたのかい?まさか… また例の「甲斐性なしの\n宮廷楽士」のことで、タルタロスくんだりからわざわざ来たんじゃないだろうね? Zagreus: まさか!俺はただ、エウリュディケの歌声と料理と、おしゃべりを楽しみにきただけだ。でも、ちょうど話題に上ったから、ついでに… あいつに何か伝えたいことは? Eurydice: あのひとがバカなことしたから、あたしはフッたん\nだよ?なのに、あたしのほうから歩み寄れって?\n悪いけど、お断りだよ。あのひととあたしは、\nもう終わったんだ。あんたとの話も、これでおしまい。\n用が済んだら帰っとくれ! --- Eurydice About Orpheus 03 --- Eurydice: いらっしゃい!なかなかいい曲だったろ?\n歌えば空気がパッと明るくなるし、暇つぶしにもなる。\nなんでみんな、もっと歌わないんだろうねえ。 Zagreus: いい曲だな。オルフェウスに腹を立てていても、\n歌は今も続けてるんだな。 Eurydice: これは、あのひとの曲じゃないよ。あたしがひとりで\n書いたのさ。あたしが「インスピレーションの源」\nだって?あの人の曲の半分は、あたしが書いたのさ。\nどうせあんたには、そんなこと一言も言ってないだろ? Zagreus: たしかに… でも、あいつの言葉を正確に理解するのは、難しいからな… Eurydice: 付き合いを続けるのだって、難しいよ。\nあんたも、あんなふうになるんじゃないよ?\nじゃ、あたしはそろそろ、歌の練習に戻るよ。 --- Eurydice About Orpheus 04 --- Zagreus: エウリュディケ、しつこいのは承知で言うよ… \nオルフェウスは、あなたとの間に起きたことで、\nとても心を痛めてる。とても後悔してるし、あなたを\n愛する気持ちに偽りがないことは、俺にもわかる。 Eurydice: フン… だからなんだってんだい、皇太子殿下様? Zagreus: それは… 俺にもよくわからない。たぶん、オルフェウス本人に聞いたほうがいいことだと思う。 Eurydice: あのひとと偶然出くわす機会なんて、当分ないと思う\nけどね。ま、あんたは冥王ハデス様の息子なんだから、\n裏で手を回すっていうなら、止めはしないよ。\nま、特に期待はしないけどね。 --- Duo - Progress and Orpheus (1) --- Eurydice: それで… オルフェウスはどうしてる?\n髪の毛は、相変わらずクルクルの巻き毛かい?\nさすがにもう、日焼けはしてないだろうけど。 Zagreus: 髪は… 巻き毛ではないな… でも、あいつなりに、\n元気でやってるよ。最近、また歌いはじめたんだ。\n「歌女神を失った」と言って絶対に歌おうと\nしなかったのに、大きな進歩だよ。 Eurydice: …てことは、あのひとは、あたしがまだ\n冥界にいることを知ったんだね…\nまあ、いいや。あのひとには才能がある。\nまたやる気になってくれてよかったよ。 --- Duo - Progress and Orpheus (2) --- Zagreus: エウリュディケ、ひとつ頼み事をしてもいいか?\nもちろん、無理にとは言わない… Eurydice: ああ、かまわないよ。ただし、レシピは教えられない\nからね。うちに代々伝わる、門外不出の秘伝の\nレシピだから、墓場まで持ってくよ。\n…ま、もう死んでるけどさ。 Zagreus: エウリュディケの手料理は絶品だ。でも、頼みたいのはレシピじゃなくて、歌のほうなんだ。館で演奏すればきっとみんな気に入るし、特に、ある人に聞かせたい。譜面があれば、もらえないか? Eurydice: あたしの「歌」?この曲のタイトル、「別れの賛歌」\nだけど… いいのかい?フン、まあ、かまわないよ。\n皇太子殿下様の館で音楽が流れるなんて、\nステキじゃないか。ついでに、おまけもつけるよ。 --- Duo - Progress and Orpheus Song Reaction (1) --- Eurydice: …あのひと、なんて言ってた?このあいだの、\n曲のことさ。気に入ったって言ってたろ?\nあーでも、どうだろね…\nなんだかずっと、気になっちまってさ… Zagreus: 館でときどき歌ってるのを見かけるたびに、聞き惚れてしまうよ。エウリュディケが歌うときより、ちょっと\n悲しげに聞こえるけどな。エウリュディケの歌が\nあいつの創作意欲をかき立ててきたことは、明白だ。 Eurydice: へえ… じゃあ、人気の一曲になったってことかい?\nやっぱりね。そうなる気がしてたんだ。\nときどきあるんだよ、言葉を組み合わせた瞬間、\n「これはいける」ってわかるんだ。 --- Duo - Progress and Orpheus (3) --- Eurydice: で?どうしてくれるんだい?あんたのせいで、\nまたオルフェウスのことで頭がいっぱいだよ。\nあたしはどうしたらいいんだい? Zagreus: 今はそばにいられなくても、オルフェウスが\nエウリュディケのことをどれほど想っているか、\n知ってほしかったんだ… 俺も手を回してみるよ。\n父上が絡むことだから、保証はできないけれど…\n手は尽くすつもりだ。 Eurydice: …それはありがたいけどね、ホントに。でも、\n無理はしないどくれよ。これまでずっと、ひとりで\nやってこられたんだ。どうにもならなかったとしても、\nあたしは平気だよ。ま、あのひとのほうは、\n心配だけどね… --- Eurydice About Singers Reunion Quest Complete 01 --- Eurydice: …あんたには、お礼を言わなきゃいけないね。\nあんたのおかげで、またオルフィーと\nいっしょになれた。ホントに、感謝してるよ。 Zagreus: 礼を言うのはこっちだ。エウリュディケの助けが\nあったから、地獄の業火を切り抜けてこられた。\n俺はただ、引きこもってふさぎ込んでるオルフェウスを\nそそのかして連れだしただけだ。ふたりに幸せが\n戻ってよかった。 Eurydice: あんたは優しいね。あんたもオルフィーには館で\n会えるし、あたしもここで会える。大切な人と会う\n楽しみがあるって、いいもんだね。あんたを大切に\n想ってるひとも、きっとどこかにいるんだろうね。 --- Eurydice About Singers Reunion Quest Complete 02 --- Eurydice: 皇太子殿下様!どうしたんだい、浮かない顔して。\nあんたはどんなときでもニコニコしてるのが\n取り柄だろ? Zagreus: その… オルフェウスとあなたの件、\n出過ぎたことをしなかったかと、心配になって…\n個人的なことを無神経に根掘り葉掘り\n聞いてしまったのは、申し訳なかったな、と… Eurydice: なぁんだ、そんなことかい?心配いらないよ!余計な\nお世話だと思ったら、あんたが王様の息子だろうと\nなんだろうと、ビシッとそう言うからね。ま、他人の\n過去だの気持ちだのについて聞くときは、気をつけた\nほうがいいのは、間違いないだろうけどさ。 --- Eurydice About Singers Reunion Quest Complete 03 --- Eurydice: オルフェウスも、地上で生きてた頃と比べると、\nずいぶん変わったねえ。 Zagreus: いろいろあったからな… エウリュディケの救出に失敗\nして、死んで、宮廷楽士になって… 歌うことを拒否して\n独房送りになって、エウリュディケが冥界で暮らして\nいることを聞かされて… 相当こたえただろう。\n仲よくやっているように見えたが、何か問題でも…? Eurydice: ぜんぜん!昔のオルフィーは、自信たっぷりの\n花形楽士って感じだったけど、今はもっと…\n繊細、っていうのかい?あのひとの考えてることが、\n手に取るようにわかるようになったよ。 --- Eurydice About Singers Reunion Quest Complete 04 --- Eurydice: オルフィーから聞いたよ?ずいぶんご立派な偉業を\n成し遂げたらしいじゃないか!心配ないよ、あたしは\n口が堅いから、秘密はちゃんと守るよ。 Zagreus: まさかあいつ… 俺のホラ話を、あなたにまで…?\nあれは冗談だと何度も言ってるのに、\n謙遜してるだけだと思って、信じてくれないんだ。 Eurydice: またそんなこと言って。あんたが偉大な英雄だって\nことは、ちゃあんとわかってるよ。歌に聞こえる\n武勇伝の宝庫様と、こうして直々に会えてるだけで\n光栄なことさ! --- Eurydice About Singers Reunion Quest Complete 05 --- Zagreus: オルフェウスは、昔は本当に髪が巻き毛で…\n「日焼け」?とやらをしてたのか?\n今の姿しか知らないから、想像がつかないな。 Eurydice: してた、してた!日焼けっていうのはね…\nかんかん照りの陽に長いこと当たってると、肌が\nちょっと焼けたみたいになるのさ。痛そうに聞こえる\nけど、そう悪いもんじゃないよ。でも… オルフィーは、年を経て、いい男になったと思わないかい? --- Eurydice Mentions Orpheus 01 --- Eurydice: 皇太子殿下様は、いろんな亡霊と知り合うだろ?\n…オルフェウスって男を知らないかい?\nなよなよっとした声で歌う、ひょろひょろっとした\n男だよ。あんたが暮らす館で、宮廷楽士として\n作曲の仕事をしてるって聞いてね。 Zagreus: もちろん知ってる。オルフェウスは友人だ。\nでも、どうして…? Eurydice: へえ、そうなのかい。ま、あのひとのことは、\nあんまり頼りにしないことだよ。どうせあたしの\nことなんて、あんたには一言も話してないんだろ?\nもし何か聞かれたら、あたしは元気でやってたって\n伝えとくれ。 --- Eurydice Mentions Orpheus 01 B --- Eurydice: 最近、館ではどうだい?\n何かおもしろいこと、あったかい? Zagreus: あなたが言っていたオルフェウスという男は…\n宮廷楽士なのに歌うことを拒んだせいで、\n独房送りにされていた。でも、最近解放されたんだ。\n今は元気にやっているはずだよ。 Eurydice: オルフェウスったら、また言いつけを\n守らなかったんだね。まったく、相変わらずだよ。\nま、最近いちばんの話題がそれなら、特に私が\n気にするような事件は起きちゃいないってことだね。 --- Eurydice About Hermes 01 --- Eurydice: あんたはきっと、お偉いさんの知り合いも多いんだろ?他の神様とかさ。 Zagreus: …何柱かとは、知り合いだ。じつは、最近ヘルメスと\n話して、あなたに謝っておいてほしいと言われた。\nオルフェウスがあなたを追って\n冥界へ来たときのことかもしれない… Eurydice: それはまた、ごていねいに…!オリュンポスの\n神にしちゃ、ずいぶんと気が利くじゃないか。\nあたしを最初に冥界へ連れてきたのが、ヘルメスでね。\nでもべつに、恨んじゃいないよ。それがあの神様の仕事\nなんだから。悪いのは、しくじったオルフェウスさ。 --- Eurydice About Nymphs 01 --- Eurydice: 冥界じゃ、なかなかニンフを見かけないね。\nニンフってのは大概、そう簡単には死なない\nもんだからね。なんだか、特別な気分だよ! Zagreus: 言われてみれば、あなた以外のニンフに\n会ったことがないな。ときどき話には聞くが…\n女神アルテミスは、他のオリュンポスの神々より\nニンフたちと過ごすほうが好きだとか… Eurydice: そうらしいね。とはいっても、ニンフにもいろいろ\nあってね。木の精はドリュアス、川や泉の精は\nナイアス、海の精はネレイスとかオケアニス…\nニンフってのは、地上のいろんな場所に住んでるのさ。\n冥界のニンフにも、名前があったらいいのにねえ。 --- Eurydice About Persephone 01 --- Zagreus: エウリュディケ、オルフェウスがあなたを\n迎えにきたとき、どこかでペルセポネという名の\n女神に会わなかったか? Eurydice: ああ、王様といっしょにいるのを見たよ。\nそれが何か…?…え、ひょっとして… あんたまさか… Zagreus: ちょっと事情があって、この件は内密にしてほしい。\nただ… どんな女神か覚えていたら教えてくれないか? Eurydice: そうだねえ… 唯一印象に残ってるのは、音楽のわかる\n女神様だった、ってことだね!オルフェウスとあたしの\nデュエットを、すごく気にいってくれたみたいでさ。\nそういや最近見かけないし、話も聞かないけど…\n大丈夫かい? --- Eurydice Post Epilogue 01 --- Eurydice: 最近、女神ペルセポネの名前をよく聞くけど…\n女王様が戻ってきたのかい?もしそうなら…\n喜んでいいことなんだろ? Zagreus: ああ。もちろん、喜んでいいことだ。これからゆっくり親子の絆を深めていくつもりだよ。きっと、いい関係を築けそうな気がする。 Eurydice: それはよかった。しかも、あんたは冥界に残ることに\nなったんだろ?今後は正式に任務を担当するって\n聞いてるし、これからもあたしの新作料理を味見して\nもらえるってことだ! --- Eurydice Post Epilogue 02 --- Eurydice: オルフィーから聞いたよ。女王様は館で楽しそうに\n暮らしてるらしいじゃないか!館の雰囲気も、\nずいぶん変わったんじゃないかい?で?王様は?\n女王様が帰ってきて、どんな様子だい? Zagreus: 父上は… まあ、相変わらずではある。\nでも、父上なりに、母上を温かく迎え入れて、\n素直に歩み寄る姿勢を見せているように思う。 Eurydice: それはよかった!オルフィーは、\n観客の前で歌うのが特に好きだったからね。\n女王様も、いい女神様みたいで、よかったよ。 --- Eurydice About Music 01 --- Eurydice: ねえ、あんたは、楽器を弾いたり、\n歌ったりはしないのかい?音楽って、いいもんだよ! Zagreus: じつは、リラを少しかじっている。\nオルフェウスが、コツを伝授してくれたんだ。\n歌のほうは… 考えたこともないな。 Eurydice: 歌ってみたらいいよ。オルフェウスの次に名楽士として名を馳せるのは、あんたかもしれないよ? --- Eurydice About Onions 01 --- Eurydice: あんたひょっとして、タマネギでも食べたかい…?\n気を悪くしないでもらいたいけど…\n生で丸々食べたみたいな匂いがするからさ… Zagreus: たしかに食べたな… でも、生で食べる以外、方法が…? Eurydice: 知らないのかい!?グリルに、ソテーに、ローストに…\n揚げても、ゆでても、ピクルスにしたっていい。\n食べたことないなんて、もったいない! --- Eurydice About Love 01 --- Eurydice: ところであんた、大切なひとはいるのかい?\nいてもおかしくなさそうだけどね。 Zagreus: …ああ。このところ立て続けにいろいろありすぎて、\n深く考える暇がなかったが… 困難に立ち向かうとき、\n支えてくれるひとがいるだけで心強い。\n「すぐにまた会える」と思うだけで、力が湧いてくる。 Eurydice: わかる、わかる。そんなひとがいるってのは、いいことだよ。自分を見失わないかぎりね。あたしが生前\n知ってたニンフたちはよく、愛する相手に振り回される\n人生を送ってたけど、あんたのいいひとはきっと、\nありのままのあんたを愛してくれてるんだろうね。 --- Eurydice Misc Meeting 01 --- Zagreus: エウリュディケは、ここに住んでどれぐらいになる?\nこの住まいも居心地がよさそうだし、この地にすっかり\nなじんでいるように見える… Eurydice: …さあねえ、考えたこともなかったよ。亡霊になると、\n刻の感覚がなくなっちまう。太陽も月も昇らないから\nかねえ。ちょうど住みやすそうな場所を見つけたから、\nちょっと手入れをして、こうやって暮らしてる。\nそんだけのことさ! --- Eurydice Misc Meeting 02 --- Eurydice: これはこれは、皇太子殿下様。いいところへ来たね。\n今、絶品料理を作ってるとこだよ。\nおなか空いてるだろ?食べていきな。 Zagreus: ああ、ペコペコだ!エウリュディケはいつも親切だな。それに、いつも歌いながら料理してる。ここには、よく客が?あまり人通りの多い場所には見えない… Eurydice: お客?ここに?ハハ!来やしないよ。あたしはただ、\n料理が好きなのさ。料理って、練習するほど\nうまくなるし、仕上がりは毎回少しずつ違う。\n歌うことと似てんのさ。 --- Eurydice Misc Meeting 03 --- Zagreus: エウリュディケ、この熱さの中で、よく料理なんて\nしていられるな… ここは昔から、そこらじゅうに\nマグマが流れてたのか? Eurydice: 熱さ?アハハ!あたしは死んでんだよ?\nあたしにとっちゃ、熱なんてただの料理道具さ。\n死んでると、眠る必要もないしね。だからひたすら\n料理してられる。そう悪くもないもんだよ。 --- Eurydice Misc Meeting 04 --- Zagreus: ニンフに会ったのは初めてだ。ニンフは、どちらか\nというと、神に近い存在なんだよな…? Eurydice: 「不死じゃない神」ってとこさ。割に合わないと思わ\nないかい?あたしが死んだのは、ヘビにかまれたから。\nまったく、みっともないったらありゃしない。普通に\n歩いてただけで、ガブッ!っとやられて、気がついたら\n死んでて、ここへ送られてた。参っちゃうよ。 Zagreus: ああ… その感覚なら、俺もよく知ってるよ… Eurydice: ま、いつかは死ななきゃなんないんだ、若くてきれいなうちでよかったのかもね。まあでも、亡霊はみんな、\n冥界入りの手続きするときに、好きな年齢の姿を選べるみたいだけどね。老衰で死んだ連中が、そういう\n決まりにしてくれって、頼み込んだじゃないかい? --- Eurydice Misc Meeting 05 --- Eurydice: で?皇太子殿下様は、なんの公務でアスポデロスへ\n来てるんだい?最近、しょっちゅうここへ出向いてる\nようだけど。 Zagreus: じつは… 公務というのは嘘で… 本当は冥界を脱出\nしようとしてるんだ。ちょっと手こずってるが、\nいつかきっと突破してみせるよ。 Eurydice: そうなのかい!事情があるんだろうから、\n詮索はしないよ。運命の三女神が、目こぼし\nしてくれることを願うよ。ここから脱出ねえ…\nそんなことを最後に考えたのは… いつだったかねえ… --- Eurydice Misc Meeting 06 --- Eurydice: アスポデロスにはこんな小島が五万とあるのに、\n皇太子殿下様にまた見つけてもらえるとはねえ。\nあんた、ここへの地図でも持ってるのかい? Zagreus: ここは来るたび地形が変わる。仮に地図があっても、\nあまり意味がなさそうだ。とはいえ、この島に\nたどり着く偶然が続くのは、たしかに不思議だな。 Eurydice: 偶然?あんた、神だろ?これも誰かのお導きに\n決まってるじゃないか。運命の三女神にお考えが\nあるのかもしれないね。ま、あたしはいつでも\n歓迎だよ。ごちそうもたくさん用意してるしね! --- Eurydice About Acorn 01 --- Zagreus: エウリュディケ、この前、譲ってもらった魔法の\n木の実、とても助かってるよ。あの木の実を地面に\n埋めると、地上に生えている“植物”というものが\n芽生えるのか? Eurydice: ただの植物じゃないよ。“木”さ!ゴツゴツ節くれ立った\nおっきなオークの木だよ。木ってのはね、なかには\n何百年も生きるのだってあるんだ。大事に大事に\n育てれば、あんたの頼れる相棒にだって、\nなってくれるかもしれないよ! --- Eurydice About Acorn 02 --- Zagreus: …ひょっとして、この「不朽の団栗」は…\nエウリュディケと“血縁”があったりするのか?\n木の精ということは、身体の一部が木ってことだよな? Eurydice: たしかに、あたしは木の精だし、“一部が木”ってのも\n当たってる。でもそれは、あんたが思ってるのとは\nちょっと違うよ。だいたい、自分の子どもを他人に\n渡すと思うかい?ハハハ!あたしをなんだと\n思ってるんだい? --- Eurydice About Distant Memory 01 --- Eurydice: ああ、ちょっと待ってて、オルフィー… あらやだ!\nあんたといっしょに、オルフェウスがいるような\n気がしたんだけど… 高音の発声練習しすぎて、\nくたびれてるのかねえ。 Zagreus: いや、たぶん… 俺が持つ「遠い記憶」のせいだ。\nオルフェウスが、友情の証しに譲ってくれて…\nでもこれは、あなたにとっても大切なものでは?\nあなたが持っていた方が… Eurydice: ああ、なるほどね。たしかに、その中に入ってるのは\nオルフィーだよ。やっぱり、あたしの勘は正しかった。\nあんたが持っときな。あのひととの想い出なら、\nあたしには、山ほどあるからね。 --- Eurydice Gift 01 --- Zagreus: エウリュディケ、いつもあたたかく歓迎してくれて、\n感謝してるよ。冥界では、心安らぐ場所は限られる。\nよかったら、これを受け取ってほしい。 Eurydice: うれしいことしてくれるじゃないか。新鮮な食材が\n手に入るのは、ありがたいことだよ。\nじゃあ、あたしからもお礼をしなくちゃね。\nこれで少しは、安全に旅ができるだろ。 --- Eurydice Gift 02 --- Eurydice: ちょうど料理に使いたかったんだ。ありがとね!\nあんたは食えないヤツだって聞いてたけど、\nぜんぜんそんなことないね! Zagreus: まだ会ったばかりだし、すぐに悪評どおりだったと\n納得してもらえる自信はあるよ。それより、\nエウリュディケが俺のことを知っていることが意外だ。 --- Eurydice Gift 03 --- Eurydice: あたしにくれるのかい?\n新メニューにぴったりの食材だよ。ありがとね。 Zagreus: エウリュディケならきっと、これをちゃんと\n役に立ててくれる気がしたんだ。 --- Eurydice Gift 04 --- Eurydice: ちょうど欲しいと思ってたんだよ。\n料理に使うと、すぐになくなるからね。 Zagreus: 俺も、エウリュディケの料理が手に入ると、\nあっというまに平らげてしまうよ。 --- Eurydice Gift 05 --- Eurydice: 皇太子殿下様のおかげで、食材が切れる心配がなくて、本当に助かるよ! Zagreus: 礼を言うのはこっちだ。アスポデロスを旅していて、\n心が安らぐひとときなんて、ほとんどないからな。 --- Eurydice Gift 06 --- Eurydice: 助かるよ!でも… こんなにもらっちゃって、\nいいのかい?面倒かけてないかい?なんだか悪いねえ。 Zagreus: 幸い、面倒に巻き込まれることには慣れてる。\nこれで思う存分、絶品料理を作ってくれ。 --- Eurydice Gift 07 --- Zagreus: エウリュディケ、よければ、これを新作メニューの開発に役立ててほしい。 Eurydice: アンブロシア…!?ここらじゃなかなか\n手に入らないんだよ… 本当にいいのかい? Zagreus: もちろん!いつも助けてもらっている礼だ。旅の途中であなたの歌声を聞くと、心が軽くなる。 --- Eurydice Gift 08 --- Eurydice: 助かるよ。あんたがこうやって食材届けて\nくれなかったら、材料の在庫を気にせず\n新作メニューの試作なんて、できやしないからねえ。 Zagreus: エウリュディケならきっと、どんな食材を使ってでも\n新作メニューを開発するだろうな。でも、微力ながら\n研究の役に立てて光栄だよ。 Eurydice: あんたには、それ以上に世話になりっぱなしさ。\nここで暮らしてて、友だちができるなんて思いも\nしなかったしね。こういうのを、「地獄に善神」って\n言うのかねえ… あんたに会えて、本当によかったよ。 --- Persephone First Meeting --- Persephone: 誰…?こんなところを通りかかるなんて…\nここは私有地です。無断での侵入は許しません。\n何者ですか?名乗りなさい! Zagreus: あなたは… ペルセポネ、ですね。\n自分は、ザグレウス… おそらく、あなたの息子です。 Persephone: …なんですって!?よくもそんなことを…\n出ていきなさい!さもなければ、\n力ずくで追い出します! Zagreus: 待ってください!じゃあ、やっぱりあなたが…?\n俺を憎んでるなら、それでいい。でもせめて、\nひとつ答えてください。俺は長年、あなたの存在すら\n知らなかった。なぜ息子を捨てて出ていったんですか。 Persephone: あなたは死んだはず…!その燃え盛る両足… その炎は、あなたが生まれてまもなく消えた… なのに今、こうして目の前に… いったいどういうことなの…? Zagreus: 死んだ…?それは、“永遠の死”、ということですか?\n俺はこのとおり、生きています!まさか…\nあなたも俺の存在を知らなかった…? Persephone: “ザグレウス”… あのひとは、あの名前を、そのまま…?まさか… 私の息子が、生きていたなんて…\nああ… 運命の三女神は、なんて残酷なの!? Zagreus: …そんなわけで、俺があなたに会いにいかないように、父上はあの手この手で妨害してきました。でも、ついに父上を倒したんです。父上は最後に、あなたへの伝言を頼んできた。「ケルベロスは息災だ」と。 Persephone: そう… あのひとが、そんなことを… ザグレウス、\nひとつ聞いてもいいかしら。あなたはいったい、\nどうやって私を見つけたの?遠路はるばる…\n本当に信じられないわ。ザグレウス…? Zagreus: …大丈夫です、たぶん、ちょっと疲れが出ただけで…\n地上の気候に、慣れていないもので… Persephone: …いえ、そうじゃないわ。あなたは…\nここにはいられない。ここにいてはいけないのよ。 Zagreus: 俺を… 追い返すんですか…?なぜ、そんなことを… Persephone: 運命の三女神の、残酷な仕打ちよ。ザグレウス、\nあなたは父上と同じように、冥界から離れられない\n運命… だから今は、ここでお別れです。\nあなたが生きていると知って躍った私の心は、\n再び離ればなれになる悲しみに、砕けるのね… Zagreus: …また来ます。母上を見つけたと伝えれば… 父上も… 地上へ戻ることを… 許してくれるかもしれない。 Persephone: あのひとに伝えて。私もそう望んでいる、説明を\n求めている、と。あなたの父上が… ニュクスまでもが…\nあなたが生きていることを、なぜ私に隠していたのか。\nオリュンポスの神々ならともかく、あのふたりまで、\n平気でひとを欺くなんて… Zagreus: はい、必ず… ダメだ、もう限界です… Persephone: ステュクスの流れに乗れば、冥界へ戻れるわ。\nさよなら、私のザグレウス… 必ず戻ってきて\nくれるわね?私はここで、いつまででも待っています。\nいつかまた、きっと会いにきてちょうだい。 --- Persephone Meeting 02 --- Persephone: あなたがまたここへ戻ってくるように、運命の三女神に願ったの。でも、彼女たちの名を軽々しく口にするのは\nよくないわね… 地上への旅は、どうだった? Zagreus: 父上は、まったく手加減してくれませんでした。\n母上が去ったあと、なぜ迎えをよこさなかったのか、\n満足な説明もなかった。結局何もわからずじまいです。\nでも、母上にもう一度会いたくて… Persephone: 私もよ。さあ、まだ時間があるうちに、\n話をしましょう。またすぐに、\nお別れしなくてはいけなくなるかもしれないもの… Zagreus: 俺が知りたいのは、あなたと父上のあいだに\n何があったのかです。なぜ、ここでひとりで\n暮らしているんですか? Persephone: 冥界での暮らしに、耐えられなくなったの。複雑な\n事情でオリュンポスを去って、あなたの父上と暮らす\nことになった。とても心穏やかではいられない体験\nだったわ… 館のみんなは温かく迎えてくれたけれど、\n私はいつも、自分は“よそ者”だと感じていたの。 Zagreus: その気持ち、俺にもわかります。でも、あなたは冥界にとどまって、息子までもうけた。館の者に話を聞けば、母上のことを悪く言う声は一切聞こえてきません。ひょっとして… 父上から、酷い扱いを受けた、とか…? Persephone: あなたの父上は気難し屋ではあるけれど、私にはいつも\nやさしかった。すぐに打ち解けて、よい関係を築いて\nいたし、ときにはそれ以上と言ってもよかった。でも…\n子どものことで、私はとても悩んだの。地上で暮らす者\nが生んだ子は、冥界では生きられないから… Zagreus: 冥界では生きられない…?誰がそう言ったんです?\n運命の三女神ですか? Persephone: 運命の三女神の定めだと、あなたの父上とニュクスが\n言っていたわ。それでも、私はあきらめられなかった。\nだけどあなたを死産して… 耐えられなくなって、\nあの館から逃げ出したの。以来、ここで暮らしてきた。\n冥界からも、オリュンポスからも、身を隠して。 Zagreus: …でも、父上は、どうして嘘を…?\n母上が邪魔だったなら… 息子がいらなかったなら…\n他にいくらでも…方法が… Persephone: それは、私にもわからないわ。大変…!\nもう時間切れのようね。またお別れだなんて…\nああ、ザグレウス… しっかりして…! Zagreus: …すみません… そろそろ、限界のようです… Persephone: あなたが今、口にしたその疑問、ハデスに\n尋ねてちょうだい。どうして私に嘘をついたのか。\n私も、そのわけを知りたい。…またしばらく、\nお別れね。私はここで、あなたを待っているわ。 --- Persephone Meeting 03 --- Zagreus: 俺が生きていることを、父上が黙っていた理由が\nわかりました。父上は、嘘をついたわけではなかった。\n少なくとも、本人はそう言っています。 Persephone: でも… ハデスは、あなたが生きて生まれてくることは\nないと言ったわ。でも、あなたはこうして生きている。これのどこが、嘘ではないの? Zagreus: 父上も、俺は冥界で生きられないと思い込んで\nいたからです。運命の三女神は、父上を冥界の君主に\n任命した。父上は、その代償として、世継ぎを\n持てないと思い込まされていた。俺が無事に\n生まれて育つことなど、ないと思っていたんです。 Persephone: でも… あなたはこうして生きているわ。\nそれは本当にうれしいことだけれど、\n本来ならば運命の三女神の定めは絶対で、\n彼女たちが間違いを犯すことはないはずよ。 Zagreus: ニュクスが命を吹き込んでくれたんです。その後俺の\n養母にもなってくれた。彼女は運命の三女神の母親\nなので、何か取り引きをしたのかもしれませんが、\n詳しくは教えてくれませんでした。俺の蘇生に時間が\nかかって、その間にあなたは去ってしまった… Persephone: 私が冥界を脱出できたのも、ニュクスのおかげ…\nだからきっと、あなたの説明どおりなのでしょうね。\n私が死産した子を生き返らせて、育ててくれたなんて…\nその子が成長して真実を知り、父親に背いてまで私を\n訪ねてくれなかったら、私は知るよしもなかった… Zagreus: でも、父上とニュクスがあなたに迎えを\nよこさなかった理由は、いまだにわかりません。\n…ひとつ、聞いてもいいですか?もし…\n俺が無事に生まれて、生きていると知っていたら…\nあなたは… 冥界に戻っていましたか? Persephone: …たったひとりの、大切な子どもに会うために?\nあなたが生きているとわかっていたら、\nもう一度地獄の底へと続く道を引き返して、\n会いに戻ったでしょう。考えるまでもないことよ。 Zagreus: …もし… 父上が… それを、望まなかったとしても…? Persephone: 望まない…?私がハデスのもとへ戻ることを?\nそれとも、あなたに会うことを?\nザグレウス…!大変… 無理をしすぎたのね…\n今の質問は、どういう意味なの…? --- Persephone Meeting 04 --- Persephone: また会えてよかった… 前回あなたと話してから、\n嫌な憶測ばかりしてしまって。私が冥界を去る直前に、何があったのか、考えていたの。\nひょっとしたら、ニュクスとハデスは、\n私が邪魔になったんじゃないか、って… Zagreus: それは… ないと思います。母上があのふたりと\n過ごした年月がどれぐらいだったか、俺は知りません。\nでも、その間、ふたりには心を許せると感じましたか? Persephone: ええ。心を許せると感じるぐらい、長い年月を、\n共に過ごしたわ。それでも、他者を信用しすぎるのは\n危険だということも、私は承知している。欺かれた\n可能性だって、まったくないわけではないもの。 Zagreus: たしかに、いまだにふたりは、すべてを包み隠さず\n話してくれませんしね… でも、何か事情がありそうな\n気がするんです。父上とニュクスが母上のことを\n話す様子はまるで… 母上を気遣っているようで… Persephone: まあ… ふふふ… だとしたら、ふたりとも\nずいぶん回りくどい表現をするのね。\nそれはそうと… あなたは私に会いにくるたびに、\n父上を倒さなくてはいけないの? Zagreus: はい。思ったんですが… ひょっとしたら父上は、\n母上を守ろうとしているんじゃ…?\nそういう可能性は、ありませんか? Persephone: 私を守る?どういうこと?見てのとおり、\n私はちゃんと、ひとりで生きていけているわ。 Zagreus: 母上は… オリュンポス出身ですよね?でも…\nオリュンポスの神々は、誰も…\nあなたがここにいることを… 知らないようで… Persephone: 待って。あなたはどうして、\nそんなことを知っているの?\nザグレウス…?はぁ… またお別れね… --- Persephone Meeting 05 A --- Persephone: ザグレウス、あなたはオリュンポスの一族と、\nどのくらい深い仲なの? Zagreus: 今ではもう、かなりよく知った仲です。\n父上の館を初めて出たときから、アテナや、ゼウスや、\n他の神々とも、何度もやりとりしてきました。ここへ\nたどり着けたのも、彼らの協力があったからです。 Persephone: なんですって…?じゃあ、彼らにこの場所が\n知れてしまった、ということ…!? Zagreus: いえ、大丈夫です!彼らは、俺が脱出を計っているのは\nオリュンポスの山頂で彼らの仲間入りをしたいからだと\n思っています… たぶん。\n少なくとも、大半の面々はそう信じているはずです。 Persephone: でも… ハデスは知っているの?\nオリュンポスの神々が関わっていることを… Zagreus: はい。ニュクスもです。そもそも、オリュンポスの神と\n俺を引き合わせたのはニュクスで、彼らの助けが\nなかったら、俺は冥界から脱出できなかったでしょう。 Persephone: じゃあ、ニュクスとハデスは、見解が食い違って\nいるのね。オリュンポスの神々はあなたに手を貸して\nいるけれど、私がここにいることは知らない… Zagreus: そういうことになりますね。ニュクスと父上は、\nなんとかお互いに折り合いをつけて、うまくやって\nいるようです。でも、俺が実の母親のことを知って、\nあなたを探しはじめると、父上はそれを阻もうとした。\nだけどニュクスは、協力してくれました。 Persephone: ハデス… 本当に馬鹿なひと!\nいったい何を考えているのかしら!\nもしかしたら、あのひとは本当に、私を…\n“彼ら”から守ろうと…?まさか… そんな… Zagreus: 父上は… そのつもりなのでは?\n俺も… オリュンポスの一族と知り合って、\n理解しました… 彼らの怒りに触れると…\n取り返しのつかないことに… なりかねないと… Persephone: 執念深いのは、オリュンポスの一族のお家芸よ。\n彼らが関わっているなら、ハデスとニュクスの行動にも\n納得がいくわ。私が山に帰らないのも、理由があっての\nこと… でも、そろそろ時間切れのようね。続きは、\n今度訪ねてくれたときにしましょう。 --- Persephone Meeting 05 B --- Zagreus: 多少は、知った仲です。父上の館を\n初めて出たときから、アテナや、ゼウスや、\n他の神々とも、やりとりしてきました。ここへ\nたどり着けたのも、彼らの協力があったからです。 --- Persephone Meeting 06 --- Persephone: 私は、オリュンポスでの暮らしに耐えられなかった…\nどなり合ったり、見栄を張ったり…\n一方的に娘を抑えつける母親にも、うんざりだった。\nあんなことがなくても、いつか自分で\nあの山を去っていたでしょう。 Zagreus: “あんなこと”とは、父上があなたをさらって、無理やり冥界へ連れ去った件ですね?オリュンポスの神々にそのことが知れたら… 想像するだけで、恐ろしい… Persephone: だからあのひとは、いまだに私を守ろうとしている。\n本当に馬鹿なひと… 私をオリュンポスから\n連れ去ったのは、あなたの父上じゃないのよ。\n事情はもっと複雑で、私も、山を去ることに異存は\nなかった。冥界で、ハデスと暮らすことを望んだの。 Zagreus: じゃあ、実際に母上を連れ去ったのが誰なのかは…\n今は聞かないでおきます。要するに、あなたは\n父上と暮らすために、駆け落ちしたんですね?\nぶしつけを承知で聞きますが… そんなことをすれば\n大変なことになると、想像できませんでしたか? Persephone: 若いと、つい、後先考えずに行動してしまうものよ…\nあなたの父上のことは、会う前から噂を聞いていたわ。\n肖像画を見て、憧れていたの… 会って間もない頃は少し\n気まずかったけれど、無愛想なところが、かえって\n誠実そうだった。弟たちよりずっと好感が持てたわ。 Zagreus: つまりあなたは… オリュンポス山をひそかに抜け出し\n冥界で冥王神と暮らす道を選んだ…\nそして、オリュンポスの神々は…\nいまだに、その事実に気づいていない…\n今後、もし気づかれたら… どうなると思いますか? Persephone: …オリュンポスとあなたの父上とのあいだに、\n戦が起きるでしょうね。特に、これだけの年月が\n経って、これだけのことがあった今、彼らに知れたら…\n彼らはかつて、親であるティタンを亡き者にした。\n私たちも同じ運命をたどりかねないわ。 Zagreus: なら… 父上も母上と同じことを考えたとしても…\n納得です。母上をここに… かくまっておくことだけが\n戦を防ぐ、唯一の方法だと… Persephone: あなたの父上は、狡猾で… でも、ひたむきなひとよ。\nそんな考え方をしても、不思議ではないわ。\nああ、ザグレウス… 私は、とんでもないことを\nしてしまった… --- Persephone Meeting 07 --- Persephone: ザグレウス… また会えて、本当にうれしいわ…\nでも、私を訪ねてくるのは、これで最後に\nしてちょうだい。あなたと私、両方の安全のためよ。 Zagreus: …何を言うんです!オリュンポスの神々に\n知られることを、恐れているんですか?\n結局母上も、父上の考えに同意ということですか!? Persephone: ええ、そうよ。こういうことに関して、\nあなたの父上の判断は往々にして正しい。それに…\n何もかも私の身勝手な行動が引き起こしたこと。\n私のせいで、オリュンポスと冥界の神々の間に、\n大きな溝ができてしまった… Zagreus: じゃあ、オリュンポスを去らなければよかったと?\nそれなら俺が生まれることもなかった。\nそのほうがよかったということですか?\nそもそも、彼らは何も気づいてない。\nどうして急に、そんな心配をするんです。 Persephone: 私が冥界から逃げたときのように、あなたもニュクスの\n力で姿を隠してもらっているのでしょう。でも、彼女の\n力だって、絶対ではない。ここを訪れるたびに、\nあなたは危険を冒しているのよ。小さな過ちひとつで、\n私の居場所もあなたの嘘も、彼らに知られかねない。 Zagreus: なら、いっしょに帰りましょう。あなたが冥界を出た\nのは、誤解が原因だった。俺だって、何度も倒れながら、\n必死でここまで来たんです。いまさら引き下がる\nなんて… 母上と別れるなんて、嫌です!どうして\nそんな、突き放すようなことを言うんですか。 Persephone: …私は、行けないわ。ハデスや、他の神々とのあいだに起きたことを思うと、とても考えられない。\nそれに、私がハデスやあなたといっしょに冥界で\n暮らしていることを、オリュンポスの神々に知られたら\n事態はさらに悪化しかねない… Zagreus: じゃあ… ここに残るんですか…?\n俺が今死んで、冥界に戻されたら…\nその後は、たったひとりで… こんな辺鄙なところで…\n庭の手入れをしながら… 永遠に暮らすんですか…? Persephone: あなたは、多くの犠牲を払って私に会いに来てくれた。\nあなたとの再会は、何にも勝る幸せよ… でも今は\nここが、私の居場所なの。私のためと思って、ここを\n訪ねるのは、これで最後にしてちょうだい。あなたは\n私の、大事な息子よ… どうか、元気で… --- Persephone Meeting 08 --- Zagreus: 母上、俺は納得していません。父上の判断は正しいと、\nあなたは言った。でも母上も、自分で判断を下せる。\nきっと方法があるはずです。母上と父上だけでなく、\n他の神々との関係も修復する方法が、あるはずです! Persephone: …あなたのその頑固さは、父親譲りね。\nもう一度言うわ。あなたがここへ来ると、\nあなたの大切なものすべてに危険が及ぶのよ。\nそれに… Zagreus: なんですか?はっきり言ってください。 Persephone: …私は、ここでの暮らしが気に入っているの。今日までひとりでやってきたし、あなたの父上にも、冥界を\n治める務めがある。父上と私が、その昔、お互いに\n抱いていた気持ちは… 時の流れとともに、薄れていく\nものなのよ。あなたにもいつか、わかるときが来る。 Zagreus: そんなもの、わかりたくもない!父上はまだ、\n母上を愛しています!それに、父上は母上にちゃんと\n謝らないといけないんだ。そればっかりは、\n俺が代わりにできることじゃない。\n母上と父上、ふたりにしかできないことです。 Persephone: あのひとがまだ、私を愛している…?\nどうしてあなたに、そんなことがわかるの? Zagreus: それは… 父上の息子だからです…!でも… 俺がいくら言ったって… 意味がないことぐらい… わかります。待っていてください。必ず… 母上が納得する証拠を… 見つけてきますから。 Persephone: ザグレウス… 証拠なんていらないわ。だからどうか、\n早まったことだけはしないで。私たちはみんな、\nみずから決断して、その結果を生きていくしかないの。\n私は無事に暮らしているし、ひとりの生活に満足して\nいる。それで納得してもらえないかしら…? Zagreus: いえ… 納得できません。だって… 俺たちは、どこまで\nいったって、家族なんだ… 自分たちの抱える問題に\n向き合わずに… 永遠に逃げつづけることなんて…\nできない!お互いのために… できることは\nなんでもするんだ…! Persephone: まあ… ザグレウス… --- Persephone Meeting 09 --- Persephone: …あの館に残してきたもので、何より恋しいのは、\nケルベロスよ。でも、今でも懐かしく思い出すものが、\n他にもたくさん。光の差さない環境は肌にやさしくて、\n地上のように寒くもなかった。ニュクスと、彼女の息子\nたちも… 地上とはまるで違ったけれど、それでも… Zagreus: …父上の寝室に入りました。同じマントが何枚も整頓\nされて並んでいるだけで、何もない部屋でした。ただ…\nベッドの脇のテーブルに、母上の肖像画が飾って\nありました。父上が「わが女王」と呼んだ、赤い月桂樹\nの王冠を被ったあなたが描かれていました。 Persephone: それは、冥界に連れていかれてすぐにあつらえて\nもらった衣装ね。普段、着慣れている衣とは\nずいぶん違ったわ。ハデスはどうして、\n私の肖像画を、いまさらまた飾る気になったのかしら。 Zagreus: “また飾った”わけじゃありません。俺は父上の寝室に\n無断で入りました。わかりませんか?あの肖像画は、\n母上が冥界を去ったあとも、ずっとあそこに\n飾られていたんです。どうしてだと思いますか? Persephone: …ハデスがまだ、私を愛しているから。\nそう言わせたいのね? Zagreus: 母上は、父上を愛していましたか? Persephone: 私はただ、オリュンポスから逃げたかった。無理やり\n連れ去られたのは事実だけれど、私も抵抗しなかった。\nゼウスは私の気持ちを知っていて、便宜を図ってくれた\nのね。ふたりで暮らすうち、私もハデスを愛するように\nなったわ。彼はいつも、私の自由を尊重してくれた。 Zagreus: 父上と… 話してもらえませんか…?\nせめて… ケルベロスやニュクスに…\n会いにくるだけでも… オリュンポスの神々のことは…\nきっと、何か策が見つかるはずです… Persephone: …私にとって、オリュンポスはもう、過去のもの。\n冥界も、今となっては、私の帰れる場所とは\nとても思えない… --- Persephone Returns Home 01 --- Zagreus: 母上… 何をしているんですか…? Persephone: ザグレウス!入れ違いにならなくてよかった… 本当は、驚かせようと思ったのだけど… Zagreus: 驚かせる?いったい何を… Persephone: ちょうど、出発するところだったの。\nあなたの暮らす場所へ…\nケルベロスと、ニュクスと、あなたの父上のもとへ。 Zagreus: …本当ですか!?冥界に戻ってくれるんですか! Persephone: ええ。あと少しで荷造りが済むから、手伝ってくれる\nかしら?細々とした物が、まだ少しだけ残っているの。\n急げば、ふたりでいっしょに帰れるわ。\nあなたの“いつもの帰り方”は、母親にとっては、\n見ていて心地のいいものではないもの。 Zagreus: いっしょに…?でも、どうやって…\n俺も、そこまで考えていませんでした。 Persephone: とある“知り合い”が、館まで運んでくれるわ。 Persephone: 忙しいなか、わざわざ来てもらったのよ。\nお待たせしては悪いわ。さあ、急いで! Zagreus: ふぅ… まだ生きてる… どうして… Persephone: 私たちは今、ステュクス川の流れに乗っている… 生者と死者の国の、境にいるのよ。 Zagreus: なんだか、信じられないな… Persephone: 私もよ。胸がどきどきする… 舟で川を下る旅は、\n“もう引き返せない”ということを、\nつくづく感じさせられるわね。 Zagreus: まったくです… それにしても、母上とはまだ、\n出会って間もないのと変わらない。\n聞きたいことが、山ほどあります。 Persephone: 話をする機会なら、これからいくらでもあるわ。\n今は静かに黙って、最期の旅をする死者を\n装いましょう。 --- Persephone Boat Ride 02 --- Zagreus: …いつも無理やり帰されるので、普通に入り口から\n入ったことがなくて。ここは、どうすれば…? Persephone: 大丈夫、私にまかせて。女王ペルセポネの名において、門戸を開け! --- Persephone Home Meeting 01 --- Zagreus: 冥界に戻って、その後、どうですか?この環境に\n慣れるのは、最初はつらかったと言っていましたね。\nまた暗闇の中で暮らすことになって慣れないことも\n多いんじゃ… Persephone: 気遣ってくれて、ありがとう。今のところ、\n特に問題なさそうよ。みんな、よくしてくれるし、\n暗い世界での生活も、これはこれで悪くないわ。\nこの衣装も、少し動きにくいけれど、\nなかなか素敵だし。 Zagreus: それはよかった… 地上の住まいに戻りたいと\n思っているんじゃないかと、心配していました。\nここでの生活は、外の世界とはずいぶん\n違うでしょうから。 Persephone: そうね。ときどき、地上の家が恋しくなることも\nあるわ。でも… もう逃げるのはやめたの。もちろん、\nときには逃げ出すことが必要な場合だってある。\nでも、逃げたって問題は解決しない。\nあなたがそう教えてくれたのよ。 Zagreus: 俺が…?でも俺は、とにかく冥界から逃げ出したくて… ああ、そういうことか。 --- Persephone Home Meeting 02 --- Persephone: この館には、こなさなくてはいけない仕事が山ほど\nあるのね。昼も夜も、日々の雑務に追われてばかりよ。 Zagreus: 昼も夜も?\n母上には、冥界でも昼と夜の区別がつくんですか? Persephone: そう言われてみれば、たしかに… 今はどちらなのか、\nわからないわね。とにかく、仕事に忙殺されて\n家のことがおろそかになっていたら、ごめんなさいね。 --- Persephone Home Meeting 03 --- Zagreus: 冥界には、いたるところに石榴の木が生えていますが、あれは全部、母上が…? Persephone: この環境で育つ果物の木はあまりないけれど、\n石榴だけは別で… 石榴の実の粒は、\nあなたの父上が集めている宝珠に似ているから、\nそのせいもあるのかしら?あるいは単に、\nあまり水がなくても育つからかもしれないわね。 Zagreus: 生まれたときから石榴の木ばかり見てきたので、\n深く考えたこともありませんでした。\n地上には、いろいろな果物の木があるんですか? Persephone: そうね… でも、私は石榴の木がいちばん好きよ。 --- Persephone Home Meeting 04 --- Zagreus: この庭は、母上が地上で手入れをしていた\n庭に比べたら、見劣りしますね。 Persephone: そんなことはないわ。ここにはここの、よさがある。\n庭というのは、そういうものよ。私が冥界を去って、\nきっと荒れ放題だろうと思っていたのに… Zagreus: 俺は立ち入りを厳しく禁じられていましたが、父上が\n父上なりに、手入れをしていたんだと思います。 Persephone: あのひとにしては、上出来ね。でも、あなたの\n立ち入りを禁止したのは、大きな間違いだわ。\nこれからは、いっしょにお手入れしましょう。 --- Persephone Home Meeting 05 --- Zagreus: 母上と父上の寝室に飾った絵ですが、\nなかなかよい仕上がりですね。この館には\n芸術の才能豊かな亡霊がいるようで、何よりです。 Persephone: そうでしょう?あなたの父上には、せっかくだから\n大広間に飾るように提案してみたのだけれど、\n照れくさいみたい。でも、今の場所でも十分素敵ね。\nあの絵を毎日見ていれば、私たちはかけがえのない\n家族だってことを、忘れずにいられるもの。 --- Persephone Run Cleared 01 --- Persephone: 私が暮らしていた住まいの様子は、どうだった?\n庭のラベンダーは、まだ元気に育っているかしら。 Zagreus: それが… 残念ながら、あの場所へは\nたどりつけませんでした。どうも、地上に\n母上がいないと、すぐに力尽きてしまうようで… Persephone: やっぱり… そうじゃないかと思っていたの。\n庭の苗木には魔法をかけて、お手入れをしなくても\n元気に育つようにしておいたから、心配ないわ。\nあなたはただ、冥界から脱出することだけに\n専念してちょうだい。これからも、がんばるのよ! --- Persephone About Hades 01 --- Persephone: ザグレウス… あなたは、父上を憎んでいる?あのひとの想いはどうあれ、あなたが大変な苦労をしたのは間違いない。あのひとは、自分のやり場のない怒りの矛先を、あなたひとりに受け止めさせていた… Zagreus: “憎む”… 俺には、そういう感情はわかりません。\nオリュンポスの神々が、親であるティタンを切り刻んだ\n話… どんな気持ちでやったのか、俺には理解できない。\nただ… 父上に腹を立ててはいます。この気持ちにいつか\n折り合いがつくのか、正直、わかりません。 Persephone: ハデスがあなたに「許しを乞うつもりはない」と言った\nのは、あなたの気持ちを察してのことでしょう。父上は\nいろいろと問題も多いけれど、あなたに憎むことを\n教えなかった点は、感謝しているわ。憎悪の感情は、\n憎まれる側よりも憎む側に害をなすものだから。 --- Persephone About Hades 02 --- Persephone: その後、父上との関係は、どう?これから\nお互いに歩み寄っていくべき点も多いでしょう。\n特に、ハデスのほうは。 Zagreus: まずまず、うまくやっていますよ。\n父上は相変わらずですが、少なくとも、互いに\n歩み寄るよう心掛けるようになりました。俺が任務で\n地上に出ると、以前と何も変わらないような態度で\n襲いかかってきますが。 Persephone: ハデスいわく、あなたが全力で任務に当たりやすい\nようにしているそうよ。今回の件は、あのひとに\nとっても大きな変化なの。だからといって、あのひとが\nあなたにしたことが許されるわけではないけれど。\n私たちが復縁したこと、あなたはどう思っている…? --- Persephone About Hades 03 --- Zagreus: その後、父上とはどうですか?うまくやれていますか?何か困っていることは…? Persephone: 大丈夫。私もオリュンポスの神々に名を連ねる者…\n複雑な関係には慣れっこよ。ハデスと私は、\n考え方も趣向も違うけれど、それでもひとつ、\n共通の認識があるの。 Zagreus: …差し支えなければ、教えてください。 Persephone: 私たちは、かけがえのない家族ということ。\nそして、何があろうと、愛し合っているということよ。 Zagreus: まさか… 俺の弟や妹を作ろうとしてたりは…\nしませんよね…? --- Persephone About Nyx 01 --- Persephone: ニュクスはいつも、落ち着いているわね。あなたが\n生まれる前と何も変わらないように見えるけれど…\n彼女もなにかと大変な思いをしたことでしょう。 Zagreus: ニュクスは、何があっても冷静に対処していました。\n動揺しているところを見たことがない。\n母上のことで俺が詰め寄ったときでさえ…\nでも、母上とこんなに親しいとは思いませんでした。 Persephone: ニュクスは、私が冥界に来て最初に出会った女神なの。あなたの父上はあまり口数が多くないから、館にもう1人女神が来たのが、うれしかったんじゃないかしら。 --- Persephone About Nyx 02 --- Persephone: ザグレウス、私は母親として、うまくやれている\nかしら?ニュクスから、あなたが幼かった頃のことを\n聞いたわ。食べものの好き嫌い、生まれ持った\n能力のこと、友だちのこと…ニュクスはなんでも\n知っているのね!私なんて、とてもかなわないわ。 Zagreus: そもそも、ニュクスと張り合うことなんてありません。\nこんなにすばらしい母親が2人もいるなんて、\n俺は幸せ者です。実の母に会えるかすら、\nわからなかったのに… Persephone: いちばん大変な時期にそばにいられなかったけれど、\nこうして戻ってこられて本当によかった。でも、\nもし私が無自覚に、あなたの気持ちを踏みにじる\nようなことをしたら、ちゃんと教えてちょうだいね。 --- Persephone About Charon 01 --- Zagreus: ひとつ、気になっていることがあるんですが…\n地上のすまいに、どうやってカロンを\n呼び出したんですか?母上は… 死者ではないのに… Persephone: その昔、彼が私を冥界から地上へ送り届けてくれたとき、「名刺」をくれたの。きっとニュクスの計らいね。使うことなんてないと思っていたけれど、念のために取っておいたのよ。 --- Persephone Backstory 01 --- Zagreus: ひとつ、聞いてもかまわないでしょうか…?デメテルは母上のことを、別の名前で呼んでいましたよね? Persephone: あの名前はね… たとえば、あなたが生まれたばかりの\n頃に、私があなたを「ザグちゃん」と呼んでいたと\nしましょう。いまだにそんなふうに呼ばれたら、\n嫌でしょう?私は、父につけてもらった名前のほうが\nずっと好きだった。 Zagreus: 母上の父に当たるひとは、人間だと聞きました。\n「ペルセポネ」は、その人がつけた名前なんですね。 Persephone: やさしくて、愉快な人だったわ。私はやんちゃな娘で、父にとっては、「何もかもをめちゃくちゃにしてしまう子」だったの。父は、私がまだとても幼い頃に死んで\nしまった。その後、母は二度と父の話をしなかった。 Zagreus: 前にデメテルが、少しだけ話してくれました。\nその人間との関係を悔いているというよりは、ただ、\n事の成り行きを悲しんでいるように聞こえました。 Persephone: 私も父のように、歳を取って弱ってしまうかと思って\nいた… でも、時は瞬く間に流れて、自分は母側の血を\n濃く受け継いでいると知ったの。人間たちの一生は、\nたしかに過酷よ。それでも、限られた時しか与えられて\nいないからこそ、精いっぱい生きるんだと思うわ。 --- Persephone About Eternal Winter 01 --- Zagreus: 母上、地上の雪は、もうどれぐらい降りつづいて\nいるんですか?いつ脱出しても、外の世界は厳しい\n寒さに包まれています。\nデメテルは… 祖母上は… なんというか、その… Persephone: 私も気になっていたわ。私のすまいの近くで\n降りつづいていた雪は、あの地域特有のものだと\n思っていたけれど… 母は私が姿を消したことを、\n思いのほか重く受け止めていたようね…\n私のせいで、大勢の人間たちを苦しめてしまった… Zagreus: 母上のせいじゃない。自分を責めないでください。\nそれに、俺たちでなんとかできるはずです。 --- Persephone About Nyx Chaos Reunion Quest 01 --- Persephone: ニュクスから聞いたわ。あなたのおかげで、\n大昔に疎遠になった親と再会できた、って。\nニュクスが私たちに頼みごとをするなんて、\nほとんどないけれど、私たちはみんな、\n彼女に恩があるものね。 Zagreus: はい。俺が今こうしていられるのも、ニュクスの\nおかげです。母上は、俺が生まれる前、\nニュクスからカオスのことを聞いていましたか? Persephone: いいえ。ニュクスは自分のことはほとんど話さないの。でも、彼女にだって感情や願いはある。私たちとは少し違った形かもしれないけれど… それでも、今回の件を、心からよろこんでいるはずよ。 --- Persephone About Singers Reunion Quest 01 --- Persephone: あなたのおかげで、オルフェウスはエウリュディケと\n再会できたのね。よかった…!ハデスが彼に下した罰は\nちょっと厳しすぎたもの。たしかに、オルフェウスも\n無茶なお願いをしたけれど。冥界入りした人間を、\n生者として地上に戻してほしいだなんて… Zagreus: 死んだ人間を生き返らせるなんてこと、父上の裁量で\nできるんですか?冥界から魂を逃がしてやれば、\n生者として蘇れるものなんでしょうか。 Persephone: …そんな単純な話ではなさそうよね。それでも、\nオルフェウスの願いと歌声に、ハデスも私も\n心を動かされて… きっとハデスも、\nオルフェウスが気の毒になってしまったのね。 Zagreus: え…?じゃあ、オルフェウスがエウリュディケを\n地上へ連れ帰ろうとしたとき、母上も、この館に\nいたんですか? Persephone: ええ。ハデスは、私がふたりの歌を大好きだと\n知っていたの。今ではオルフェウスがこの館付きの\n楽士だなんて…! --- Persephone About Olympian Reunion Quest 01 --- Persephone: …私たちには解決すべき問題が残っているわね。ゼウス\n以外の神々は、私が冥界にいることを知らない。アテナ\nは感づいているかもしれないけれど。彼らはニュクスが\nあなたの母親だと思っているし、あなたがまだ\nオリュンポスの頂を目指していると信じているわ。 Zagreus: 問題が山積みですね… 俺が冥界からの脱出を\n目指していると信じて協力してくれている彼らを、\nこのまま欺きつづけるのは、俺も本意ではありません。\nいったいどうすれば… Persephone: 彼らと和解して、本当のことを説明するしかないわ。\n彼らの機嫌を損ねないように、多少の“脚色”を\n加えながらね。あなたの父上は交渉ごとが得意では\nないけれど… ハデス、ザグレウス、あなたたちには、\n私の指示どおりにしてもらいます。いいわね? Zagreus: わかりました。母上の考えを教えてください。俺は何をすれば? Persephone: オリュンポスの神々全員を、家族団欒の宴に\n招待します。ザグレウスには、彼らに直接、\n招待状を届けてもらうわ。 Zagreus: 本気ですか…?母上は、長年行方知れずでした。\n宴の席でいきなり姿を見せて、\n彼らが納得するでしょうか?俺にはとても… Persephone: それで万事解決だなんて、もちろん思っていないわ。\n彼らに何をどう話すべきか、ハデスと私で、じっくり\n検討します。大丈夫よ、当日は、私が話をするから。 Zagreus: 何を、どう話すんです? Persephone: ハデスと私が出会って、恋に落ちて、駆け落ちして、\n子どもが生まれたこと… その子が大きくなって、\n冥界の外で暮らす家族に会いたいと強く願うように\nなったこと… その子の気難しい父親は、\nそれを快く思わなかったこと… Zagreus: たしかに… そうやってひとつひとつ挙げれば、\n嘘ではないですが… Persephone: …そして、情にあつくて真面目な息子が、父親と母親を説得した。ふたりの秘密の関係を公にして、\n長らく疎遠になっていた地上の家族との絆の修復に\n務めてほしい、と。 Zagreus: 母上がオリュンポスを去ったこと、\nデメテルは納得しないでしょう。 Persephone: そこは私がなんとかするわ。ときどき母のもとを\n訪れることになるかもしれないけれど、どのみち私は、また冥界へ戻ってくるしかないもの。知っていた?\n冥界に実った石榴を一粒口にするたびに、\n 1か月は冥界から出ることができなくなるのよ。 Zagreus: それは… 知りませんでした。 Persephone: 彼らも、知らないわ。 Zagreus: その「家族団欒の宴」は、いつ開くつもりですか? Persephone: 全員招待でき次第、すぐよ。\nさっそく招待状を届けてちょうだい。\nどうか私を信じて。私たちは、\nお互いを信じることを学ばなければいけないわ。 --- Persephone About Olympian Reunion Quest 02 --- Persephone: 招待状の配達は、順調かしら。オリュンポスの神々は、素直に従ってくれそう? Zagreus: 従うどころか、みんな興味津々です。\n招待状を暗号化するなんて、よく思いつきましたね!\nあれなら、みんなで協力しないと、\n全体の内容を把握できない。 Persephone: 今回の件は、家族で力を合わせることが\n鍵だと思ったの。私たちは大家族よ。\nこれを機に、もっと家族らしくなれたら、\n素敵じゃない?ザグレウスも、ご苦労さま。\n引き続き、がんばってちょうだい。 --- Persephone About Olympian Reunion Quest 03 --- Zagreus: 例の家族団欒の宴、遠戚の神も招待して\nかまいませんか?もし差し支えなければ、\n遠い祖先… カオスにも声をかけたいと思って… Persephone: ニュクスの親ね… あなたは、カオスとも交流があるの?あなたが招待すべきだと思うのなら、そうなさい。\n今回の宴の趣旨は、家族の絆を繋ぎなおすことだもの。 Zagreus: カオスが館に姿を現すことが可能かはわかりませんが、きっとよろこんでくれると思います。 --- Olympian Reunion Quest Complete --- Zagreus: 母上、父上!招待状を配り終えました!\nこれまでに接触していた、オリュンポスの神全員に\n届いています。次は、何をすれば…? Persephone: おつかれさま!\nほら、ハデスも、ザグレウスをねぎらってあげて! Hades: …ペルセポネ。この者が指示どおりに、抜かりなく事を遂行した保証など、どこにもない。 Persephone: 必要なのは保証じゃなくて、信頼。\nお互いを信じる心よ。あなたもやってみれば、\nそのすばらしさに気づくわ。そうとなったら\nさっそく、盛大な宴の準備に取りかかりましょう! Hades: この館に、あの者たちを全員招くとは…\nディオニュソスのみでも、この館を荒らすには十分…\nいや… 「信頼」、であったな。ここはひとつ、\nその「信頼」とやらを試す機会ととらえるか… Persephone: そう、その調子よ!さあ、忙しくなるわね。\n使用人たちを集めて、準備を始めてもらいましょう。\nそれぞれにふさわしい役割を、分担してもらうの。\nいいわね? Hades: うむ… Zagreus: そうしましょう。 Persephone: そうしましょう! Persephone: …思った以上に、うまくいったんじゃないかしら!\n片づけだって、心配したほど大変ではなかったし。 Zagreus: ゼウス叔父上がすぐに察して、話を合わせてくれたのが\n幸いでした。でも、嘘に嘘を重ねてしまった… 彼らに\n真相が知れたら、どうするんです?父上が母上のことで\n嘘をついていたと知って、俺は傷つきました。仮に隠し\n通せたとしても、あまり気分のいいものじゃない… Persephone: 家族というものについては、私も不慣れよ。でも、\n少なくとも私たちに関しては、お互いに話し合う機会を\n持つこと自体に意味があったと思うの。そこでどんな\n言葉を使うかは、それほど重要じゃない… 彼らも、\n心の底ではそれを理解しているんじゃないかしら。 Zagreus: …じゃあ、彼らは母上の言葉に嘘があることを\nわかっていながら、話に乗った、ということですか?\nたしかに、石榴のくだりは、少し無理があるとは\n思いましたが… Persephone: 私たち一族はみんな、平和を望んでいるの。戦の神の\nアレスだって、紛争は、自分たちとは無縁の場所で、\nと願っている。私が用意した話は、偽りというより、\n譲歩の印よ。起きてしまったことは水に流して、\n前へ進んでいきましょう、という呼びかけ。 Zagreus: 母上は、全部水に流せるんですか?\n父上は?デメテルは…? Persephone: 私は、愛しいわが子と再会できただけで幸せよ。\nハデスは、私との関係を公にできる日が来るなんて、\n思ってもいなかったでしょう。私の母は…\n私が生きていただけで、よろこんでくれているわ。 Zagreus: …ゼウス叔父上も、自分が危うい立場に追い込まれずに\n済んで、ほっとしているでしょうね。叔父上は、\nときどき考えなしに行動して、あとから無理やり\nつじつまを合わせるところがあるようですし… Persephone: それでも、私たちは家族。あなたも自分で言って\nいたでしょう?お互いから逃れることはできない、\nって。それでも、互いにどこかで気遣い合っている。\n不思議だけれど、素敵なことだと、私は思うわ。 Zagreus: そう… そのとおりですね。じゃあ、俺はそろそろ、\n地上を目指します。戻ったら、またお話しできますか? --- Persephone Leaves To Olympus 01 --- Zagreus: 母上の名案には、脱帽です。父上を説得して、\n館で祝宴を開かせてしまうなんて… Persephone: ふふふ… うまくいってよかったわ。ただ…\nあなたにひとつ、伝えておかなくてはならない\nことがあるの。私にとっても、すごくつらいこと\nだけれど、隠しごとはしないと約束したものね。 Zagreus: …デメテルのことですね。夜半まで話し込んでいる\nところを、見てしまいました。オリュンポスの故郷に\n戻ってほしいと言われているのでしょう?\n彼女にとって母上は、今でもかわいい娘で… Persephone: ええ… そんなところよ。あなたは本当に、勘の鋭い\n子ね。母は、混乱しているようだったわ。私を罰する\nべきか、抱擁すべきか、判断しかねているようで…\nきっと、どちらの気持ちもあるのでしょうね。母いわく\n私は故郷に戻って責務を果たすべきだと… Zagreus: じゃあ… 行ってしまうんですか…?せっかく帰ってきたばかりなのに…! Persephone: 大丈夫、そんなに悪い話じゃないのよ。冥界に\n災いをもたらさないために、ときどき地上に\n顔を出さないといけないだけ。すぐにまた、\nこの館に帰ってきます。ハデスともそう約束したし、\nあなたとも、今、約束するわ。 Zagreus: …出発は、いつですか? Persephone: もうじきよ。あなたが帰る頃には、\nもう発ったあとでしょうね。 Zagreus: 俺も… いっしょに行っては、だめですか? Persephone: あなたは地上で暮らせないでしょう?\nそれに、あなたは冥界で果たすべき務めがあります。\nでも、いつかその目でオリュンポスを見たいと\n本気で望むなら、そのうち何か、\n良い策が見つかるかもしれないわ。 Zagreus: …わかっていても、別れはつらいです。 --- Persephone Returns From Olympus 01 --- Zagreus: 戻ってたんですね!オリュンポスはどうでしたか?\nデメテルとは… 祖母上とは、うまく話がつきましたか?\n…すみません、デメテルが自分の祖母だという実感が、\nいまだになくて。 Persephone: 不思議ね… 母は昔から、こうと決めたら譲らない\n女神だと思っていたけれど、私に会えたのがよほど\nうれしかったのか、態度がやわらかくなったように\n感じたわ。「戻ったのは本当に自分の意志か」と\n気遣われて。だから、心配しないでと伝えたわ。 Zagreus: それはよかった… 祖母上は感情的なところも\nたしかにありますが、俺にはいつもやさしく手を\n差し伸べてくれます。母上が無事だとわかったの\nだから、地上で冬が終わらない状態も、\nなんとかならないものでしょうか? Persephone: そのことだけど、母は、地上の冬を終わらせてくれる\nそうよ。ただし母のことだから、毎年定められた期間\n限定でしょうね。それと、冥界に近い一帯は、今後も\n凍てついたままになるでしょう。「許しはしても、\n忘れはしない」。デメテルは、そういう女神だもの。 --- Persephone Gift 01 --- Zagreus: 母上… この館では、大切な相手にこっそりネクタルを\n贈る習慣があるんですが… 昔、母上がいた頃も、\nそうでしたか?ひょっとしたら、オリュンポスにも同じ\n習慣があるかもしれませんが… 受け取ってください。\n母上を見つけられて、本当によかった。 Persephone: ザグレウス、あなたは本当にやさしい子ね。\nあなたの父上は、ネクタルを公然と館に\n持ち込むことを許さなかったから、\nどんな味だったか、すっかり忘れてしまったわ。\n私も、あなたにあげたい物があるの。 --- Persephone Gift 02 --- Persephone: これを、私に…?地上からオリュンポス山に運ばれて、ついには冥界にまで流れ着いた1本ね…\nそんな長い道のりを旅してきたなんて、\nなんだか親しみを感じてしまうわ。 Zagreus: はるばる旅をして、いちばんふさわしい場所に\nたどりついたひと瓶です。\nどうぞ、受け取ってください。 --- Persephone Gift 03 --- Persephone: 上質のネクタルをいただくのも、ときには、\n悪くないものね。しかもあなたは、\n上質のネクタルを見分けるのが上手みたい! Zagreus: きっと、緑色の方の目のおかげです。違いの分かる目を授けてくれた、母上に乾杯! --- Persephone Gift 04 --- Persephone: まあ、ありがとう!冥界には、こうして大切な相手に\n贈り物をする習慣がある。オリュンポスの回りくどい\n社交辞令よりも、ずっと素直で、素敵だと思うわ。 Zagreus: 感謝の気持ちを示すには、ネクタルなどを贈るのが\nいちばんです。それ以外の方法で、\nきちんと気持ちが伝わるとは思えませんから。 --- Persephone Gift 05 --- Persephone: ありがとう… でも… 私には、あなたに\nお返しするものが何もないわ。私はあなたに、\n母親らしいことを何ひとつしてあげられていないのに。 Zagreus: 俺が好きで贈っているだけですから。\nそれに… 親子らしい関係を築くなら、\n今からだって遅くないでしょう? Persephone: そのとおりね。その言葉、ネクタルよりも、何よりも、うれしいわ… --- Persephone Gift 06 --- Persephone: 本当に立派に育って… ニュクスのおかげね。\n彼女は、こんなにも長い年月、あなたを育ててきた…\n私なんて、足下にも及ばないわ。 Zagreus: いっしょに暮らせるようになって間もないですが、\n母上にはもう、感謝しています。ニュクスや\nアキレウス師匠にはいろいろ教わったし、父上も\n父上なりに導いてくれた。でも、母上はかけがえの\nない存在だと、今はなおさら確信しています。 Persephone: ありがとう。あなたの言うとおりだといいけれど。\n少なくとも、私はこれまで、たくさんの植物を\n育ててきたわ。ひょっとしたらその経験が、\n少しは母親業にも生きているのかしら? --- Persephone Gift 07 --- Zagreus: オリュンポス由来のもので、母上がいまでも\n恋しく思うものは、あまりないかもしれませんが…\nアンブロシアなら、よろこんでもらえるかと。\nもしよければ、これを受け取ってください。 Persephone: …まあ!どうやって手に入れたの?懐かしいわ…\nアンブロシアを飲むと、いろいろなことを思い出す…\nそのどれもが、よい想い出ばかり。\nだからこそ、こんなにも珍重されるのね。\n本当に、もらってしまっていいの? Zagreus: もちろんです。いつか母上がアンブロシアを…\n父上とでもいっしょにゆっくり味わいながら、\n今日のことも思い出してもらえたら。\nそれが俺の、何よりの願いです。 Persephone: まあ、ザグレウスったら…\nあなたのような立派な息子と過ごす日々のことは、\nアンブロシアなんてなくても、楽しく思い出すわ。\n本当にありがとう。 --- Persephone Gift 08 --- Zagreus: “想い出の瓶詰め”を、また持ってきました。\n母上はオリュンポスを離れたかったんでしょうが、\n俺は母上があの山で過ごしたことを、うれしく\n思います。そこでの日々も、あなたをこんな素敵な\n女神にした要素のひとつでしょうから。 Persephone: あなたにもらったアンブロシアをいただいたら、\n自分でも驚くぐらい素敵な想い出がたくさん蘇ったわ。\nきっと私の心には、まだまだたくさんの想い出が\n眠っているんでしょうね。これは、あなたの父上と\nいっしょにいただいてもいいかしら? Zagreus: どうするのも、母上の自由ですよ。 Persephone: うふふ… なんだか、不満があるみたいな言い方。 Zagreus: いえ、そんな…!もちろんです。父上がその気なら、\nどうぞ、いっしょに飲んでください。\n父上によい想い出があるとしたら、全部母上との\nものでしょうから。 Persephone: 何を言っているの。ケルベロスだっているし、\nもちろん、あなただって。父上はいつも仕事で\n忙しいけれど、あなたとのよい想い出だって、\nきっとあるはずよ。私が言っても、説得力が\nないでしょうけど。 Zagreus: 母上が言うと、どんなことでも、心強く感じます。 --- Persephone Gift 09 --- Zagreus: あれから、いろいろ考えました。俺はやっぱり、\nこのアンブロシアを、母上と父上に味わってほしい。\nただ… 俺からの贈り物だということは、念のため、\n伏せておいてもらえますか? Persephone: 素敵な贈り物を、ありがとう。あなたと再会してから、私も気づいたの。私たちの親子関係は、お互いの\n信頼の上に成り立っているわ。誰にもらったか、\nどうして言ってはいけないの?私が隠しても、\n父上のことだから、きっと察すると思うわ。 Zagreus: 母上も、オリュンポスの神々に説明をするときは、\n機嫌を損ねないように、多少の脚色を加えると\n言いました。母上にこのアンブロシアを渡したのが\n俺だと知れたら、父上の機嫌を損ねるんじゃ…? Persephone: 大丈夫よ。万一そうなったとしても、\n私が1人で、ありがたくいただくもの。 Zagreus: ハハ… そうですね。母上がよろこんでくれれば、それで十分です。 Persephone: …私は、母親になるのが夢だった。でも、あなたを\n生んでから、すっかりあきらめていたの。だけどある朝\n突然、あなたが訪ねてきて… こんなふうに、今がある。\nいまだに信じられないわ。あなたは、かけがえのない\n大事な子。未熟な母親だけどこれからもがんばるわ。 Zagreus: 俺にとっても、あなたは、大切な母上です。