--- Ending 01 --- Persephone: …幾日も、幾夜も、この庭の手入れをして過ごしたわ…もっとも、ここでは昼夜の区別なんてなかったけれど。まだ枯れずに残っていたのね。 Hades: …ペルセポネ、その… Persephone: ケルベロス!会いたかった… よしよし、お利口さんね。 Hades: …すまなかった。詫びる言葉もない… Persephone: ハデス… ずいぶん疲れた顔をして。\nでも、あなたが謝るべき相手は私だけではないはずよ。 Hades: わかっている… だが… なぜ戻ったのだ?\nオリュンポスに… おまえの母御に事のいきさつが\n知れたら、この冥界は、ただでは済まぬ… \nそうなれば、たとえゼウスでも手の打ちようがない。 Persephone: 私に考えがあるの。ただし、\nあなたとザグレウスにも、協力してもらいますからね。\nそれとも、今来た道を引き返したほうがいいかしら? Hades: 考えだと?連中を招いて、アンブロシアでも\n振る舞うつもりか?ペルセポネ、さすがのおまえにも、\nひとたび切れた家族の絆を結び直すことはできぬ。 Persephone: ええ、あなたの言うとおりよ。私だけでは無理。\nだから、あなたに協力をお願いしているの。 Hades: …おまえが望むならば、\nいかなることにも応じる所存だ。 Persephone: なら、まずはザグレウスと話を。 Hades: ...*うむ*。ザグレウスよ、すでに承知と心得るが、\nペルセポネは、この冥界の王妃だ。\n御前では、礼を欠くことのなきよう。 Zagreus: 父上に名前で呼んでもらえるなんて!なんとも言えない気持ちです。これが父上の言う、「礼節」というものの作用ですか? Persephone: ふたりとも、やめて!\nハデスも、せっかくの機会を台無しにしないで。\nもっと素直に向き合ってちょうだい。\n私のことではなく、自分のことを話すの。 Hades: …ザグレウスよ。私はたしかに、おのれの苛立ちを\nおまえにぶつける嫌いがあった。気長に見守ってやる\nこともせず、おまえの判断を頭ごなしに否定することも\n常であった。みずからの誤った判断を棚に上げ…\n弁解の余地もない。許しを乞うつもりもない。 Zagreus: 母上について嘘をついたことは、謝ってくれないん\nですか?父上の短気も、怒りのはけ口にされることも、今ではもう慣れっこです。もちろん腹は立ちますけど。\nでも… 父上は、嘘だけはつかないと思っていた。 Hades: おまえの母親は、望んで冥界へ赴いたのではなかった。\nその後この地を去った際も、その意志は固かった。私も\nわが元妃は冥界とも、オリュンポスとも、関わらぬのが幸せと考えたのだ。結果ふたりを欺くこととなり、\n私も懊悩した。だが、こうするよりなかった… Zagreus: 物心ついた頃から、その“懊悩”のはけ口にされつづけた\nほうの身にもなってもらいたいですが… そういうこと\nなら、もっと早く事情を知りたかった。それで…?今後\nはどうすれば?父上の所領で暴れるのが日常になって\nしまって、急にやめるとなると調子が狂います。 Hades: その件だが… おまえがわが所領を“荒らし回る”ことで\n報告に上がらぬ抜け穴を把握できるのは事実だ。\n脱出不能の状態を保つことはこの冥界を冥界たらしめる\n上での最重要事項。今後も脱出を試みてはもらえぬか?\n私のためとは言わぬ。この冥界と、王妃のためだ。 Persephone: ザグレウス、あなたがこれまでどおり\n脱出に励んでくれれば、冥界では\n特に変わったことはないという体裁も保てるわ。 Zagreus: 仮に俺がそれを承諾したとして…\n地上に出たら、そこにはやっぱり父上が\n待ち受けているんですか? Hades: 息子よ、互いに腹を割って話したとはいえ、\n今後私が手加減するなどとは、ゆめゆめ思わぬことだ。 Zagreus: じゃあ、俺はこれからも、\n敵をなぎ倒しながら地上を目指して、\n最後は自分の父親を何度も殺す… と。 Hades: そのとおりだ。…前半についてはな。 Persephone: それと、地上にいるあいだに、私の住まいのお手入れも\nお願いできるかしら?お庭の植物のお世話が\nできないのが、気がかりで。あの場所も、できるだけ\nきちんと保っておきたいの。またいつ、ここでの\n暮らしに耐えられなくなってもいいように! Zagreus: ハハハ… わかりました、やってみます。 Persephone: できるかぎりでいいのよ。さて。私もいろいろと\nやることがあるし、お互い、忙しくなりそうね。\nそうと決まったら、さっそく仕事にかかりましょうか? Zagreus: …あれからまだ、ほんの数日。でも、今のところ万事順調だ。母上と父上はまたいっしょに暮らすようになって、俺も新しい友人ができた。しかも、こんな立派な肖像画まで手に入るなんて… めでたしめでたし、だな! --- Lord Hades About Persephone Meeting 01 --- Hades: 私を倒したところで、おまえの命は、まもなく果てる。にもかかわらず、なぜ諦めぬ?理解に苦しむ。 Zagreus: 母上を見つけました。俺は、何度でも会いにいきます。父上が答えてくれるまで。母上も、父上に説明して\nほしいことがあると言っていた。母上が出ていったとき\nどうして、俺が生きていることを隠したんです?\n母上はそのせいで、ずっと悲しんで…! Hades: 黙れ!事情を知りもせぬ者が、憶測だけで\n物を言うでない。おのれの理解の及ばぬことに\n余計な首を突っ込むなと、何度言えばわかる?\n私とて、おまえとの無駄話に費やす労力はない。 --- Lord Hades About Persephone Meeting 02 --- Hades: おまえは、生き延びられぬ運命だった。ニュクスが\n持てる力のすべてを注ぎ、曲げられぬはずの宿命を\n退けたのだ。それが今となっては… 殺しても死なぬ。\n運命の三女神の所業らしき皮肉な顛末よ。 Zagreus: じゃあ、ニュクスは命の恩人なんですね… 運命の\n三女神によれば、冥界出身ではない父上と母上の間に、\n子が生まれてはならない… だから、俺は生まれるはず\nじゃなかったと…?本当ですか?母上や他の者たちを\n納得させるために、父上がでっち上げた話じゃ…? Hades: どだい、おまえは何を言っても信じぬ。その足の下に\n広がる領域は、いくつかの条件のもと、わが所領と\nなったのだ。その条件のひとつが、かつて地上に属する\n者であった私に、世継ぎはできぬという定め… 当時の\n私に、異議を申し立てるすべはなかった。 Zagreus: それをうのみにしたんですか?だったら、どうして子をもうけようとしたんです? Hades: おまえは何もわかっておらぬ!「なぜ子をもうけようとするか」だと?そんな問いに答えはない。私に限った\nことではない、なんぴとにおいてもだ。私に世継ぎは\nできぬと、運命の三女神が断じた。それは、“この”状況を意味していたのかもしれぬ。 --- Lord Hades About Persephone Meeting 05 --- Hades: オリュンポスの面々が、おまえに助力していたとは… \nそれで得心がいった。おまえひとりの力では、\n到底ここまでたどり着けるはずがない。 Zagreus: そのことですけど…\nひょっとして、父上が母上を逃がしたのは、\nオリュンポスの神々に事情を知られると\n彼らの怒りに触れると思ったからですか? Hades: フン… おまえが何をしているか、奴らに知られて\nいないのは幸いだ。おまえはあやつらの本性を\n理解しておらぬ。おまえの母親がなぜオリュンポスを\n去ったのか、よく考えてみるがいい。\nなんなら、本人に直接尋ねてみることだ。 Zagreus: 母上は美しい女神です。父上のことだから、\nきっとうまく騙して、契約にでも署名させて、\n無理やり冥界でいっしょに暮らさせたんでしょう?\n自分がオリュンポスを追い出されたから、オリュンポスの女神を手元に置いてしまえと思ったんじゃ…? Hades: ハッ!当たらずとも遠からず。おまえにしては、\n上出来だ。そうとも、拐かしたのだ!私はおまえの\n母親を、この冥界へ連れ込んだ。おまえの望んだ\n答えか?私の口から聞いて、怒りがこみ上げるか?\nその怒りを、私にぶつけてみよ。 --- Lord Hades About Persephone Meeting 06 --- Hades: おまえの母親が、冥界で私とともに\n暮らすようになったいきさつ、本人に尋ねたか?\nおまえの憶測どおりであったか? Zagreus: 連れ去ったのが父上ではないことはわかりました。\n誰の仕業だったか、どうせ明かす気はないんでしょう?\n…叔父上たちはオリュンポスの永久統治権を手にし、\n父上だけは冥界送りになった。その埋め合わせとして、\n父上に「おまけ」でもつけたわけですか? Hades: 憶測だけで他者を糾弾するとは、相変わらず浅はかな… この件、ポセイドンの関知するところではない。\nあの男は、おまえより事情を知らぬ。母親とおのれの\n身を案じるのならば、余計なことは耳に入れぬことだ。わかったら、館に戻るがいい! --- Lord Hades About Persephone Meeting 07 --- Hades: おまえの母親は、この冥界に君臨する女王だった。\n畏敬の念をもって恐れられる君主… わが女王だ。\n「おまけ」だと?よくもそんな言葉を使えたものだ。\nやはり、おまえに礼儀をわきまえよと説いたところで、無駄であった。 Zagreus: 父上こそ、ひとのことが言えた身ですか?母上を敬う\n気持ちがあるなら、彼女が去ったあと何があったか、\nどうして本人に伝えなかったんですか?でも… 父上が\nまだ母上を想っていることは、わかります… 父上が\n犯した過ちもきっとそれゆえのことなんでしょう。 Hades: …数々の過ちか。おまえとて、私と並ぶほどの年月を\n神として過ごせば、それ相応の数の過ちを犯すことに\nなろう。この点においては、むしろおまえは私を凌駕\nするやもしれぬ。 --- Lord Hades Before Persephone Return 01 --- Hades: …かような事態を阻止せんと、持てる力のすべてを\nもって、あらゆる策を講じた。しかし、そのすべては\n無駄に終わった。運命の三女神は、私を地の底に封じるのみでは飽き足らず、いまだにこの身を愚弄する。 Zagreus: …それか、運命の三女神は、父上は間違っていると判断したんじゃ?強情で、頑固で、夫としても父親としてもろくに務めを果たしていないと評価された結果なんじゃないですか?俺は、父上の尻ぬぐいをしているだけだ。本来なら、父上が自分ですべきことです。 Hades: そう… すべては、おのれの判断でしたこと。私は\nおまえの母親を、狂おしいほどに愛していた。だが\n今となっては… おまえを足止めせんとしたところで、\n無駄だろう。母親に会いたければ、好きにせよ。ただし\nわが妃にもしものことがあれば、容赦はせぬ。 Zagreus: え…?そんなにあっさり?本気ですか?\n息子にまた倒されるのが、怖いだけなんじゃ…? --- Lord Hades Post Ending 01 --- Hades: こうしておまえと対峙するのも、今となっては\n不思議なものだ… とはいえ、務めは果たさねばならぬ。我が所領からは、なんぴとも逃れてはならぬ。\n必要とあらば、王みずから対処するのは当然のこと。 Zagreus: それはそれは… 殊勝なことで。こちらとしては、\nこうして父上と接する機会が持てることは新鮮で、\n正直、うれしく思っています。特に、俺の武具を\n直接当てられるのは、気分がいい。父上はたしかに\n強いですが、攻撃を命中させるのは難しくない。 Hades: おまえは、ちょこまかと逃げ回るすべには長けているが\nその身体はじつに貧弱。そうやって虚勢を張りながら、言葉の裏には怒りが渦巻いている。すべて解き放って\nみよ。互いの死を賭け、いざ、勝負…! --- Lord Hades Extreme Measures 01 --- Hades: おまえが結んだ「懲罰の盟約」の条件を確認した。\n臣下の者たちが「強硬措置」を執ってもなお、\nおまえを足止めするには至らなかったか。\nでは、私がじきじきに相手をするまで。 Zagreus: 俺がここまでたどり着くわけがないと、高をくくって\nいましたね?テセウスが新しい玩具を乗り回しているのを見て、父上は漆黒の馬に引かせた黄金の馬車にでも\n乗って現れるかと思いましたが。 Hades: おまえの相手は、生身の父ひとりで十分。\nただし、こたびは一切の手加減なしでゆくぞ。\n覚悟はよいか、ザグレウス。 --- Lord Hades Has Guan Yu Aspect 01 --- Hades: わがいにしえの武具に、いったい何をした?\nおまえがその貧弱な手に携えているのは、\n間違いなくヴァラサ… さては、\nその槍に秘められた、毒々しき力を呼び覚ましたか。 Zagreus: しかるべき時機に、ティタンの血を飲ませただけです。このいにしえの武具は、父上が思っている以上に強力な力を秘めているらしい。さっそく試してみても? Hades: よかろう。私の大槍ギガロスには、忌まわしき\n曰くなどない。武具として格上であることも明らか。\n大仰に姿形を変えずとも、おまえを刺し殺すには\n十分だ。いざ、尋常に勝負! --- Lord Hades Has Arthur Aspect 01 --- Hades: おまえが帯びるその剣、スティギウスには、\n特に思い入れはなかった。わが弟ポセイドンが\n携えた際の、不格好な態の印象が強いせいもあろう。\nおまえの手中にある今は、ずいぶんと印象が異なるが。 Zagreus: スティギウスとの絆が深まったせいでしょう。\nおかげで、この剣の秘められた態を知ることもできた。\nこれは「アーサー」という男の態です。\nよければ、俺から父上を「紹介」させてください。 Hades: *アーサー*だと?私の知り得るいかなる地にも、\nそのような名の神や王は思い当たらぬ。よかろう… \nこの無知蒙昧の徒に、その刃の切れ味を示してみよ。 --- Lord Hades Has Rama Aspect 01 --- Hades: 弓は臆病者の得物。ヘラにも直接、そう告げた\nことがある。その点、おまえにはふさわしき武具と\n言えよう。だがその弓… ヘラが携えていた頃とは\n様子が異なるようだ。 Zagreus: コロナハトの姿が変化したことですか?\nこれは、「聖なる守護者」と呼ばれた人物の\n態のようです。姿が見えたのは一瞬でしたが、\n多才で、勇猛な人物のようでした。 Hades: おまえがなぜそこまで冥府の武具にこだわるのか、\n理解に苦しむ。仰々しい態の数々を見いだそうと、\nわが力には到底及びもつかぬ。 --- Lord Hades Has Beowulf Aspect 01 --- Hades: その手に帯びているのは、わが弟の盾だな?さように\n危険な武具を、玩具のごとく不用意に扱いおって。\nだがその盾… 息子よ、いったい何をした? Zagreus: 特に何も。ドラゴンを退治した勇猛な戦士、\n「ベオウルフ」の態を呼び覚ましただけです。\nこの盾に、戦士を巨大な蜥蜴から護る力があるなら、\n父上との戦いでも役に立つかと。 Hades: この父を蜥蜴などになぞらえたこと、\n今、後悔させてやろう。\nベオウルフとやらの力、試させてもらうぞ。 --- Lord Hades Has Gilgamesh Aspect 01 --- Hades: この父に、おのれの拳で挑もうとは… しかも、\nいかにしてマルフォンをさような姿に?魔物のごとき\nその爪、マンティコアの死体より切り出しでもしたか? Zagreus: この爪は、古の神王「ギルガメシュ」のものです。\n父上も、どこかで会ったことが? Hades: その者に生身の人間であった時期があるのならば、\n今もわが所領のいずこかに暮らしていよう。おまえに\n爪を奪われ、エリュシオンあたりを無防備に彷徨って\nおるのでは?その爪の威力、この父に見せてみよ。 --- Lord Hades Has Lucifer Aspect 01 --- Hades: この父に、忌々しき電磁砲を向けるとは。しかも\nその砲、平生よりも強き怒りの念を発している。\n私がかつて最も疎んじたその武具を、\nおまえがとりわけ好むのも至極当然であろう。 Zagreus: 「ルシファー」という名の者も、\nこの電磁砲をとりわけ気に入っていたようですが。\nこの武具を手に、父親に盾突いたとか。\nこれは、そのルシファーの態です。 Hades: 深く知りもせぬ者たちの名を軽々に口にし、\n憶測だけで物を語るとは、相変わらず浅はかな。\nその奇怪な武具をもまた、相棒と心得るか?\nその武具を帯びることでおのれの身に\n災いを招かぬよう、くれぐれも用心することだ。 --- Lord Hades Misc Encounter 05 --- Hades: ほう… 思いの外、早い到着であったな。\n遅刻常習犯のおまえにしては、上出来といえよう。 Zagreus: 前置きはいいから、デカいフォークを構えて、\nマントを燃やしたらどうです?とっとと始めましょう。\nだいたい、同じマントを何着持ってるんです?\n館に、マント専用の部屋でもあるんですか? Hades: そうやって人を小馬鹿にせねば\n士気を保てぬということか。\nおまえのすることは無駄ばかりだ。 --- Lord Hades Misc Encounter 03 --- Hades: 天より降る、白き塵… これは「雪」なるものらしい。\nそのひと片をよく見るがいい。あきれるほどに矮小な\n結晶の塊だ。しかも気温が上がれば溶ける。よいか?\nこの地上の世界は、冥界に支えられているからこそ、\n存在できるのだ。 Zagreus: 「雪」の解説は、以上ですか?\nできればそろそろ殺し合いを始めたいんですが。 Hades: フン… よかろう。\nその身体に流れる、人間じみた赤い血を、\nこの白い雪の上にぶちまけてやる。 --- Lord Hades Misc Encounter 06 --- Hades: おまえはいまだ、太陽を見ておらぬな。\nそのまぶしさは、イクシオンの灯とは\n比べものにならぬ。目が潰れるほど強烈だ。 Zagreus: 言われてみれば、雪の降る夜しか見ていませんね。\n地上ではこんなに雪が降るとは知らなかった。 Hades: かつては、これほど降りはしなかった。しかし、我らの気にすることではない。…いざ、勝負だ。 --- Lord Hades Post Epilogue 01 --- Hades: おまえがここにたどり着いたということは…\nオリュンポスの連中は、変わらずおまえに助力しているようだな。わが妃の突飛な計画がうまくゆくとは…!\n宴を開くだけで、積年のわだかまりが解けるなど、\n誰が予想できたことか。 Zagreus: 父上だって、それなりに楽しそうにしていたじゃ\nないですか。これからも、たまには\nああいう機会を設けたらどうです?なんにせよ、\n今回の件を母上の裁量に任せたのは正解でしたね。\nさて… 今日も互いの死を賭けて、戦いますか? Hades: うむ。手加減なくゆくぞ。覚悟はよいか。 --- Lord Hades Encounter 01 --- Hades: …地上の空気は好かぬ。右へ左へと\n無節操に風が吹き荒れ、落ち着かぬ。\nそれに引き替え、冥界はじつに穏やかだ。\nおまえはいったい何が不満なのか。 Zagreus: 俺は、地上の空気が気に入ってます。でも、ここはまだ厳密には地上とはいえない。正式な感想は、また追々… それより、俺のためにわざわざ闇の兜を引っ張り出してくれるなんて、感激です。 Hades: こうまでせざるを得ぬ事態となったこと、\nじつに遺憾だ。おまえは館でもさんざん私に\n盾突いてきたが、これまで目をつぶってきた。 Zagreus: 公衆の面前で何度も説教されたし、\nひどい嘘もつかれた。亡者の大群を\nけしかけられて、何度死にかけたかわからない。\nそれでも「目をつぶってきた」と言うなら、\nそうなんでしょう。でも、今回は違う、と? Hades: 神である以上、殺し合うのはわれらのさが。とはいえ、私はそのような卑しき手段に訴えることは避けてきた。なんぴとも、冥界から逃れることはできぬ。\n言って聞かぬ者には、力ずくでわからせるよりない。 --- Lord Hades Encounter You Defeated 01 --- Hades: おまえの行いには、明確な目的がない。ここで\n私に殺されずとも、この先の境界を越えた瞬間に\n息絶えるだけだ。これ以上無駄なことを続けて、\nなんの意味がある? Zagreus: こうして挑戦を続けていれば、冥界の改修工事が終わるまでの時間つぶしになります。のんびり休んでいたら、工事が完了したときに身体がなまってしまう。 Hades: “とある者”が改修工事の日程を遅らせる原因を\n作らなければ、とっくに済んでいたものを…\nおまえはどこまでも身勝手だ。考えを改める\nつもりがないのなら、ここにたどりつくたび、\n私に行く手を阻まれるだけのこと。 --- Lord Hades Encounter Done Talking 01 --- Hades: …なぜだ?なぜ諦めぬ?これ以上無駄な挑戦を\n続けたところで、何も変わりはせぬぞ。 Zagreus: 父上の頭ごなしの命令に従いながら、こき使われるよりましです。それに、もうわかっていると思いますが、\n俺は冥界を出ていくと決めたので。 Hades: 生意気な口を… おまえに説教をしても\n無駄なことは、しかと覚えておく。これ以上、\n長話をするつもりはない。…覚悟はよいか? --- Lord Hades Hades Keepsake Reaction 01 --- Hades: おまえは死者の旗印を、私は闇の兜を帯び、\nこうして戦いに臨む。かような備えを身につけずとも、闇の内に戦うわれらを見届ける者はなし。 Zagreus: 突然姿を消す能力なんてなくても、\n父上を打ち負かすことができる息子がいること、\n誰にも知ってもらえないのは残念です。 Hades: そう、おのれの能力ばかりにこだわり、虚栄心に\n溺れた息子がな。私がこの手で、おまえを一瞬で\n消し去ってやろう。 --- Lord Hades Persephone Keepsake Reaction 01 --- Hades: その石榴の花… おまえが近づくにつれ、香りが\nここまで届いていた。ペルセポネ妃はデメテルと\n同等の力を有しながら、それを十分に御する\n自制心も持ち合わせている。 Zagreus: 父上が花を怖がるとは。たしかに、これを身につければオリュンポスの神々の力を授かりますが… 見たところ、ただの花ですよ。 Hades: おまえよりも、その花に込められた力の方がよほど\n恐ろしい。女王ペルセポネも、その母親も、ともに\n生命を司る女神。それは、死を司ることと表裏一体だ。 --- Lord Hades Extreme Measures 02 --- Hades: またしても、「強硬措置」を許可する\n取り決めに同意するとは。\n「懲罰の盟約」の条件を、変更し忘れたか? Zagreus: いえ、わざとです。父上は強い。\n後を継ぐ気はないとはいえ、願わくば、\n俺は父上を越えたい。 Hades: この父に全力での勝負を挑み、おのれの力を\n試したいというなら、それもまた一興。その権利を\n有したのは、おまえを除けば、ティタンのみだ。\nよかろう… どこからでも掛かってくるがいい! --- Lord Hades Extreme Measures 03 --- Hades: 我が限界を超える力をもってしてもなお、\nおまえを下せぬとは… ティタンとの一戦と\n違わぬ戦いをしてもなお、力及ばぬか… Zagreus: そんなに思い詰めることはありませんよ、父上。\n幸い、こうして再戦の機会が訪れたわけですし。\n今回も俺が運に味方されるとは限らない。 Hades: 無論のこと。では、互いの力の限界を試すとしよう。\n先に断っておくが、こたびも手加減は一切せぬぞ。\n互いの死を賭け、いざ、勝負! --- Lord Hades No Boons Reaction 01 --- Hades: こたびは、オリュンポス山の風をまとっておらぬな。\n一族の厚き助力を帯びることなく、ここへたどり\n着くとは。おまえのことだ、道中、端金を得るために、祝福を手放したのであろう? Zagreus: 心外ですね。彼らの助けがなくても、\n自力でここまでたどり着けるように\nなっただけのことですよ。 Hades: 人間も、神々も、さような傲慢さゆえに、\n身を滅ぼすのだ。 --- Lord Hades No Boons Reaction 02 --- Hades: オリュンポスの匂いがせぬな… あれほどにも頼りに\nしていたおじ、おばの力を、こたびは一切借りぬことにしたか?あるいは、浄化の泉で欲をかきすぎた、\nといったところか。 Zagreus: さて、どちらでしょうね。ニュクスですら、\n俺がオリュンポスの助力なしで、\nここまでたどりつけるとは思っていなかった。\n皆の予想を上回る働きをするのは、楽しいものです。 Hades: 私の目には、ありとあらゆる死に様を経験することを\n楽しんでいるだけに見えるが。よかろう… おのれ自身の力でどこまで戦えるか、この父に見せてみよ! --- Lord Hades About Fishing 01 --- Hades: 音を立てるでない… この川には、\nポセイドンの配下にある川棲みどもが群れている…\n目前を泳ぐその一尾… 先ほどから私を挑発している。 Zagreus: 父上、ひょっとして、俺を釣りに誘ってますか?\n殺し合うより、そっちのほうがずっと楽しそうだ。 Hades: 思い違いをするな。まず、おまえにこの槍を\n食らわせる。その段になってもなお、その川棲みが\n態度を改めぬのならば、ひと刺しで仕留める。仮に\nおまえが私を倒した折りには、おまえが釣り上げる\nがいい。おまえの叔父も、異存はなかろう。 --- Lord Hades Pact High Heat Reaction 01 --- Hades: おまえが軽はずみに「懲罰の盟約」を弄したために、\n異様なまでに熱度が上昇しているにもかかわらず、\nこの場所は氷に覆われた荒野のまま…\nデメテルの力の、いかに強大なことか。 Zagreus: たしかに、ここまでの道のりはいつもより\n険しかったですが、こうしてたどり着きました。\nこの程度でデメテルの力を挫けるとは思えない。 Hades: いずれにせよ、ここで私がおまえを\n足止めするまでのこと。 --- Lord Hades Winter Curse Reaction 01 --- Hades: 暖かき地上はどうだ、ザグレウス?季節の女神の\n慈しみは、とこしえに凍てつく土さえも溶かすようだ。 Zagreus: たしかに、前とは少し感じが変わった気はします。\nとはいえ… デメテルは、この一角については\n凍てついたままになると言っていませんでしたか?\n彼女は、母上に何があったか、本当のことを\n知っているんでしょうか…? Hades: デメテルはいまだに幾ばくかの恨みと疑いの念を\n抱いているだろうが、あの者も愚かではない。\nあらゆる経験から、引き際はわきまえている。\nその点、おまえはまだ未熟といえよう。 --- Lord Hades Low Health 01 --- Hades: なんというざまだ。\nそんな身体で、私を倒せると思っているのか? Zagreus: ここまで上がってくるのも楽じゃない… \nでも、引き返しませんよ。まだ粘ります。 Hades: 粘ったところで、たかが知れている。\nすぐに追い返してやろう。 --- Lord Hades Has Weapon Upgrade 01 --- Hades: ヴァラサの気配を感じる… それは単なる三つ叉の槍ではない。かつて私はその武具を携え、弟、姉、妹たちと\nともに、忌むべき所業に手を染めた。その後封印を\nほどこしたのは、二度と目にしたくなかったためだ。 Zagreus: 偉そうに振る舞うだけで、まったく愛情を注いで\nくれない親の身体をバラすのに使ったそうですね?\nこんなにいい槍、捨ててしまうなんてもったいない。 Hades: その槍を振るった者は、いずれ穂先を向けられる側に\n回る… それが運命の三女神による定めなの\nかもしれぬ… よかろう。英雄アキレウスから\n何を学んだか、この父に見せてみよ。 --- Lord Hades Has Weapon Upgrade 02 --- Hades: 我が愚弟がかつて携えた剣で、私を倒すつもりか?\nポセイドンはスティギウスを使いこなすに至らず、\nやがて私の槍を羨むようになった。今ではあの三つ叉の槍がおのれの表象であるかのような顔をして…\nあれは、昔から厚かましい男だった。 Zagreus: 父上のほうがポセイドン叔父から槍の扱いを学んだと\n誤解している者も多い。実際は逆なのに、\nさぞ不愉快でしょうね。俺が持ち主になった以上、\nスティギウスのことは心配無用です。 Hades: おまえの言葉など、なんの意味も持たぬ。\n腕に覚えがあるのなら、実践してみせよ。 --- Lord Hades Has Weapon Upgrade 03 --- Hades: 我が弟ゼウスの得物、アイギスを携えて現れるとは、\n不届き千万… Zagreus: そんなことでいちいち腹を立てていては、\nこの先もちませんよ?混沌の盾を目の当たりにして、\n平常心を失いましたか? Hades: ゼウスは、その盾がみずからの得物であったことすら\n覚えておらぬだろう。あの男を当てにした\n私が愚かだった。おまえに叔父を凌駕する力があるか…\nこの父に見せてみよ。 --- Lord Hades About Eternal Winter 01 --- Hades: おまえの姿が見えてから、著しく寒さが増した。\n…デメテルと接触したか。魔女め… あの女は、\n何を知っている? Zagreus: …じゃあ、この常冬は、デメテルの仕業なんですね。\nいったいなぜ… 命限りあるものたちは、寒さの中では\n生きていけないんじゃ…?父上の仕事も増えそうだ。 Hades: おまえはあの女神のことを何も理解しておらぬ…\n 余計な詮索は無用だ。下手に関われば、すべてを失う。\n厳冬が続くどころでは済まぬぞ。この件について、\nこれ以上話すことはない。 --- Lord Hades About Eternal Winter 01 B --- Zagreus: 女神デメテルは、娘を失った。その娘は、俺のじつの\n母親… でもデメテルは、俺がニュクスの息子だと\n思っている。父上は、いったい何をしたんです?冬が\n終わらないのも、デメテルの仕業ですね?人間たちは、\n死に絶えてしまう。このまま放っておく気ですか? Hades: …フン。おまえも、デメテルも、何も知らぬ\nということか。それ以上の詮索は無用。\nあの女神と下手に関われば、すべてを失うことになる。\n厳冬が続くどころでは済まぬぞ。話は以上だ。 --- Lord Hades Misc Encounter 01 --- Hades: 大海… 天界… 地上… これらはすべて、我が弟たちの所領だ。我ら冥界の神々も、天地海の子孫。にもかかわらず、かの地に我らの居場所はない。 Zagreus: 父上のぼやきにつきあう暇はありません。そこをどいてください。 Hades: 不遜な物言いを…\nまあよい、短気は我が一族に共通の気質だ。 --- Lord Hades Misc Encounter 02 --- Hades: おまえの背後にある門は、かつてケルベロスが\n守っていた。当時はいかなる者も、\nそこをくぐることは許されなかった。 Zagreus: オルフェウスは?テセウスに、ヘラクレスに、\nオデュッセウスも… 一度冥界にくだって\n地上へ戻った勇者たちの伝承なら、いくらでもある。 Hades: いずれも、私が特例を認めたゆえ。それがいかに\n得がたき幸運か、あの者たちは皆、理解していた。\nしかしおまえは… 生まれながらにしておのれに\n課された責務も、権利も、一切を放棄して遁走できると\n思い込んでいる。そのような身勝手は、許されぬ。 --- Lord Hades Misc Encounter 04 --- Hades: 私も、弟姉妹たちと共謀し、親殺しに手を染めたことがある。忌まわしきティタンどもだ。 Zagreus: …そして、その企ては成功した。殺したティタンのうち\n何人かの身体はバラバラに刻んで、タルタロスの深淵にばらまいたそうですね。勉強になります。 Hades: 兄弟姉妹の他に頼れる者はおらず、我らは入念に\n計画を立て、遂行した。ティタンどもの残忍さは、\nおまえには到底想像もつかぬだろう。しかし\nおまえは、父をこの世の何より憎んでいるらしい。\nならば、相手をしてやるまで…! --- Lord Hades Misc Encounter 07 --- Hades: アキレウスは、優秀な師であったようだな。\nおまえを一人前の武術使いに鍛えるとなれば、\n適任はあの者をおいて他にないと思ったが…\n私の判断は正しかったようだ。 Zagreus: 師匠に鍛えられた息子と、こうして殺し合うことになるとは、さすがに思わなかったでしょう。 Hades: 私は、あらゆる事態を想定している。しかし\nアキレウスは、命限りある者との戦い方しか知らぬ。\n私相手にどう戦うか、見せてみよ… --- Lord Hades Misc Start 01 --- Hades: 私に倒されるために、はるばる上ってくるとは。\n館でも、それぐらいの敬意をもって\n接してもらいたいものだ。 --- Lord Hades Misc Start 02 --- Hades: おまえが館を去ることは叶わぬ。\n何度言えば理解する? --- Lord Hades Misc Start 03 --- Hades: 言うまでもないことだが、手加減は一切せぬぞ。 --- Lord Hades Misc Start 04 --- Hades: 今宵は海も風も穏やかだ…\nだがこの静寂も、まもなく破られる。 --- Lord Hades Misc Start 05 --- Hades: 私は多忙な身。\nこのような雑務にかまけている暇はない。 --- Lord Hades Misc Start 06 --- Hades: 来たか…\nでは、再び骨肉の争いを始めるとしよう。 --- Lord Hades Misc Start 07 --- Hades: 天と海は、我が弟たちの所領。\nしかし、ここはまだ、私の統べる領域だ。 --- Lord Hades Misc Start 08 --- Hades: またしてもケルベロスを出し抜いたか…\n我々双方にとって、不幸なことだ。 --- Lord Hades Misc Start 09 --- Hades: 私は多忙な身だが、おまえをみすみす\n逃がすわけにはゆかぬ。 --- Lord Hades Misc Start 10 --- Hades: 頑固さでは、私が一枚上だ。\n幾度でも戦い、幾度でも館へ戻してやる。 --- Lord Hades Misc Start 11 --- Hades: スティギウスで戦うつもりか。\nでは、手並み拝見といこう。 --- Lord Hades Misc Start 12 --- Hades: ここでは、冥界の剣もその威力を発揮せぬぞ? --- Lord Hades Misc Start 13 --- Hades: おまえが頼りにする心追いの弓コロナハトも、\nここでは力を発揮せぬぞ。 --- Lord Hades Misc Start 14 --- Hades: おまえが携える心追いの弓は、臆病者の得物だ。 --- Duo - Start and Spear (1) --- Hades: ヴァラサとギガロス… この厳冬の荒野にて、\n再び刃を交えるときが来たようだ。 --- Duo - Start and Spear (2) --- Hades: ついに私も、永遠の槍の穂先を受ける側に回ったか。\nおまえの槍裁き、見せてみよ。 --- Lord Hades Misc Start 15 --- Hades: 混沌の盾… なんとも奇怪な武具だ。\nある意味、おまえにふさわしいといえよう。 --- Lord Hades Misc Start 16 --- Hades: おまえがアイギスを帯びて戦う様は、\nゼウスのそれを思わせる。 --- Lord Hades Misc Start 17 --- Hades: アダマント電磁砲を私に向けるか… \n結果はすぐに明らかとなろう。 --- Lord Hades Misc Start 18 --- Hades: エクサグリフを私に向けるか…\nフン、よかろう。 --- Lord Hades Misc Start 19 --- Hades: 双拳だと…?そのような野蛮な武具で、\n私を討つつもりか。フン… よかろう。 --- Lord Hades Misc Start 20 --- Hades: マルフォンを帯びているな?\nおもしろい、受けて立とう。 --- Lord Hades Misc Start 21 --- Hades: おまえの到着は予見していた。\n戦い方も単調ゆえ、すぐに先が読める。 --- Lord Hades Misc Start 22 --- Hades: ちょうど、おまえを倒した際のことを思い返していた。ともに思い出に浸ろうではないか。 --- Lord Hades Misc Start 23 --- Hades: 私を何度倒そうと同じこと。\nここで再び、相まみえることとなる。 --- Lord Hades Misc Start 24 --- Hades: おまえがいかに急ごうと、私に先んずることは叶わぬ。 --- Lord Hades Misc Start 25 --- Hades: いかに急いでも無駄だ。私が必ず、先回りしている。 --- Lord Hades Misc Start 26 --- Hades: 館での仕事に、再び穴を開けることとなった。\nじつに迷惑きわまりない。 --- Lord Hades Misc Start 27 --- Hades: おまえを逃がすわけにはゆかぬ。\nいつかおまえも、その訳を理解するだろう。 --- Lord Hades Misc Start 28 --- Hades: おまえに、私を再び倒す力量があるか… これは見物だ。 --- Lord Hades Misc Start 29 --- Hades: これまでに身につけた戦術のすべて、\nこの父に見せてみよ。 --- Lord Hades Misc Start 30 --- Hades: またしてもケルベロスを出し抜いたか。\nでは、私が相手だ。 --- Lord Hades Misc Start 31 --- Hades: どうやら、再び父子で殺し合うよりほかないようだ。 --- Lord Hades Misc Start 32 --- Hades: 地上は好かぬ… おまえはなぜ平気なのだ? --- Lord Hades Misc Start 33 --- Hades: おまえと私、\n今回はどちらが先に館に戻ることになるか… --- Lord Hades Misc Start 34 --- Hades: 再び私の手で館に戻されたいか。 --- Lord Hades Misc Start 35 --- Hades: 我が所領を荒らす者は、ここで死んでもらう。 --- Lord Hades Misc Start 36 --- Hades: そろそろ姿を現す頃だと思っていた。\nさっそく始めるとしよう。 --- Lord Hades Misc Start 37 --- Hades: この先へは一歩も通さぬ。 --- Lord Hades Misc Start 38 --- Hades: おまえは我が所領の外では生きてゆけぬ。\n館へ戻るがいい。 --- Lord Hades Misc Start 40 --- Hades: さて、どちらがどちらを殺すこととなるか… --- Lord Hades Misc Start 41 --- Hades: また死にたいと申すか?理解に苦しむ… --- Lord Hades Post Ending Start 01 --- Hades: もうここまでたどり着いたか…\n冥界にはまだ、大規模な改修が必要なようだ。 --- Lord Hades Post Ending Start 02 --- Hades: 息子よ、この父に、おのれの成長の跡を見せてみよ。\n手加減は一切無用だ。 --- Lord Hades Post Ending Start 03 --- Hades: 地上へ昇ることにこれだけ熱心に取り組めるのなら、\n部屋の掃除も同様にできぬものか? --- Lord Hades Post Ending Start 04 --- Hades: この冥界に溢れる、我が支配下の亡者どもを\n物ともせず、ここまで昇り詰めるとは。 --- Lord Hades Post Ending Start 05 --- Hades: あれだけの仕掛けを施したにもかかわらず、\nまたしても、そのすべてをかいくぐるとは…\nだが、私を倒すのは、たやすくはないぞ? --- Lord Hades Post Ending Start 06 --- Hades: ここまでの道のりで、よもや疲弊しては\nおらぬだろうな?すぐに決着が着いたのでは、\n張り合いがない。 --- Lord Hades Post Ending Start 07 --- Hades: 必要ならば、ひと息入れるがよい。\nしかるのち、この父を倒せれば、褒美をつかわす。 --- Lord Hades Post Ending Start 08 --- Hades: 番人どもは、またしてもおまえを\n足止めできなかったと…?\nすべては、この冥王頼みということか… --- Lord Hades Post Ending Start 09 --- Hades: 他にも片づけねばならぬ仕事がある。武器を取れ。\n手早く済ませよう。 --- Lord Hades Post Ending Start 10 --- Hades: 冥界には、いまだに多数の抜け穴が残っていると\n見える。ただちに対処せねばなるまい。 --- Lord Hades Post Ending Start 11 --- Hades: おまえがオリュンポスより授かった祝福の数々、\nその効果のほどを、試させてもらおう。 --- Lord Hades Post Ending Start 12 --- Hades: あいかわらず、忌々しいほどの執念深さ…\nしかし、武力においては、この父も負けてはおらぬぞ。 --- Lord Hades Post Ending Start 13 --- Hades: 仕事が山積みだが、しばし休憩を取るのも\n悪くはなかろう。 --- Lord Hades Post Ending Start 14 --- Hades: 息子よ、ようやく参ったか。こう待ち時間が長くては、厚手のマントを新調せねばと思っていたところだ。 --- Lord Hades Post Ending Start 15 --- Hades: ザグレウスよ、ここまで\nたどり着いたこと、褒めてつかわす。\nたとえここで、私に倒されようともな。 --- Lord Hades Post Ending Start 16 --- Hades: ちょうど、執務室での仕事に辟易していたところだ。\n気晴らしに一戦交えるとしよう。 --- Lord Hades Post Ending Start 17 --- Hades: 息子よ、前回の仕返しをしに参ったか? --- Lord Hades Post Ending Start 18 --- Hades: こたびもこの父の勝利に終わるだろうが… \nものは試しだ。 --- Lord Hades Post Ending Start 19 --- Hades: こたびこそ、運命の三女神が\nこの父に助力することを願おう。 --- Lord Hades Post Ending Start 20 --- Hades: 前回は、この父にとって不本意な結果に終わった。\nこたびは、そうはゆかぬぞ? --- Lord Hades R 1 First Win --- Hades: …我が弟どもならまだしも、じつの息子からこのような仕打ちを受けるとは… なんという屈辱。 --- Lord Hades Next Stage Misc 01 --- Hades: じつの父に手向かうとは、不届き千万。\nこれで終わったと思うでないぞ。 --- Lord Hades Next Stage Misc 02 --- Hades: …若さに物を言わせれば、\n技量なき者も、ある程度の力を発揮できる。\nだが、それにも限界がある。 --- Lord Hades Next Stage Misc 03 --- Hades: …肩慣らしは十分。そろそろ本腰を入れるとしよう。 --- Lord Hades Next Stage Misc 04 --- Hades: …じつの息子とはいえ、襲い掛かってきた以上、こちらも迎え撃つよりない。 --- Lord Hades Next Stage Misc 05 --- Hades: …よくわかった。この父を本気で怒らせると\nどうなるか、思い知らせてやろう。 --- Lord Hades Final Stage 01 --- Hades: …!ばかな… ここで… 敗れるわけには…! --- Lord Hades First Defeat --- Hades: そんな… ばかな…!\nもうよい、出てゆきたければ、勝手にするがいい…! Zagreus: 始めからそう言ってるじゃないですか。それじゃ。 Hades: …待て。もし、“彼女”に会うことがあれば… \nこう伝えてほしい。「ケルベロスは、息災だ」と。 Zagreus: よくもそんなことを、俺に頼めたものですね。\nじゃあ、ひとつ質問に答えてください。\nそれが頼みを聞く条件だ。 Hades: …予想はつくが… いいだろう、申してみよ。 Zagreus: 俺の母親… “ペルセポネ”は、なぜ冥界を去ったんです? Hades: それは… グフッ… クソッ…! --- Lord Hades Defeated 02 --- Zagreus: 今回も、すんなり通してはくれないんですね?\n母上が俺に会いたがっているとわかっていても? Hades: 黙れ!余計な質問ばかりしおって…\nおまえのせいで、話がこじれる…! Zagreus: だったら、さっさと死んで、そこをどいてください。 --- Lord Hades Chaos Surface Quest Defeat 01 --- Hades: 我らも、我らが引き起こした事態もすべて、\n原初の混沌より生じるべきではなかった… --- Lord Hades Extreme Measures Defeat 01 --- Hades: …!な… なぜだ…!わが全力を注いでもなお、\nかなわぬというのか…? --- Lord Hades Misc Defeat 01 --- Hades: 愚かな… この程度で私を制したなどとは、\nゆめゆめ思わぬことだ。 --- Lord Hades Misc Defeat 02 --- Hades: *…!*若さにものを言わせおって…! --- Lord Hades Misc Defeat 03 --- Hades: *フン… *話は、館に戻ってからだ… --- Lord Hades Misc Defeat 04 --- Hades: なぜだ… こんなはずでは…! --- Lord Hades Misc Defeat 05 --- Hades: *…!*よいか、おまえが目指す地上は… \n冥界よりも非情な世界だ… --- Lord Hades Misc Defeat 06 --- Hades: *…!*ばかな… 私も腕が落ちたか… --- Lord Hades Misc Defeat 07 --- Hades: よりによって我が息子に…\nこのような目に遭わされるとは… --- Lord Hades Misc Defeat 08 --- Hades: 幾度私を倒そうと、おまえが我が息子である事実は\n変えられぬ…! --- Lord Hades Misc Defeat 09 --- Hades: またしても、我が息子に破れるとは… --- Lord Hades Misc Defeat 10 --- Hades: どうすれば… どうすればおまえは… --- Lord Hades Misc Defeat 11 --- Hades: *…!*よいか… このことは、くれぐれも… 他言無用だ… --- Lord Hades Misc Defeat 12 --- Hades: *…!*殺しても殺しても…\n何事もなかったかのように舞い戻りおって…! --- Lord Hades Misc Defeat 13 --- Hades: 幾度倒されようと、戻ってやる…\nおまえのようにな…! --- Lord Hades Misc Defeat 14 --- Hades: 倒されようと戦いつづけるのは…\nおまえだけではない… --- Lord Hades Misc Defeat 15 --- Hades: なるほど…\nさすがのおまえも、何かしら学び取ったということか… --- Lord Hades Misc Defeat 16 --- Hades: *フン… *\nオリュンポスの連中が、余計な手出しさえしなければ… --- Lord Hades Misc Defeat 17 --- Hades: *…!*またしても… 愚息に倒されるとは… --- Lord Hades Misc Defeat 18 --- Hades: *…!*よいか… この件は… 他言無用だ…! --- Lord Hades Misc Defeat 19 --- Hades: *…!*なぜ… おまえごときに…! --- Lord Hades Misc Defeat 20 --- Hades: *…!*なんぴとも… 逃れることはできぬ… --- Lord Hades Misc Defeat 21 --- Hades: *…!*行きたければ行け…\nその先に何があるか、おのれの目で見るがいい… --- Lord Hades Misc Defeat 22 --- Hades: *…!*またしても、おまえに破れるとは…! --- Lord Hades Misc Post Ending Defeat 01 --- Hades: …!おまえのその気骨は、紛れもなく母親譲り。\nかようにも強大な力を身につけるとは。 --- Lord Hades Misc Post Ending Defeat 02 --- Hades: …!どうやら… こたびはおまえに力及ばぬようだ… --- Lord Hades Misc Post Ending Defeat 03 --- Hades: …!思うに任せぬこの身体…\n寄る年波には勝てぬか… --- Lord Hades Misc Post Ending Defeat 04 --- Hades: …!今のおまえは、師、アキレウスをも凌駕している… --- Lord Hades Misc Post Ending Defeat 05 --- Hades: …!またしても、我が護りをすべて突破するとは… --- Lord Hades Misc Post Ending Defeat 06 --- Hades: …!ザグレウスよ、おまえは父を凌駕した… --- Lord Hades Misc Post Ending Defeat 07 --- Hades: …!おまえがオリュンポスより授かった力、\n侮りがたい… --- Lord Hades Misc Post Ending Defeat 08 --- Hades: …!おまえが勝利できたのは\nオリュンポスの助力があったゆえ… --- Hades First Meeting --- Hades: 愚かな息子よ、何度言えば理解する?この冥界からは、\n生者も、死者も、脱することは叶わぬ。\n父の所領を、好き放題荒らしおって… Zagreus: おかげさまで、楽しい散歩でした。\nそろそろ、また出かけるつもりです。 Hades: フン、好きにするがよい。\nどだい、地上に出ることなどできぬ。\nその身をもって思い知ることだ。 --- Hades First Meeting Cont 1 --- Hades: 何用だ?処理すべき書類が山積みだというのに… --- Hades First Meeting Cont 2 --- Hades: 失せるがいい。 --- Hades First Meeting B --- Hades: どういう風の吹き回しだ?\nこの館内で、おまえのほうから私に話しかけるとは。 Zagreus: ちょっと様子を見に寄っただけですよ。書類の処理は、順調に進んでますか? Hades: 書類の処理は、滞りなく進んでいる。\n仕事を分けてほしければ、遠慮なく申し出よ。\n未処理の書類には事欠かぬ。 --- Hades Lounge Closed 01 --- Zagreus: 父上、酒場が閉鎖されているようですが、\n何かあったんですか?\nこの館で唯一、みんなが楽しめる場所だったのに… Hades: おまえが初めてこの館を出たあと、ケルベロスが\nひどく取り乱し、酒場で暴れ回ったのだ。\n修理が完了するまでは、閉鎖するよりない。\nすべておまえの責任だ。 Zagreus: 俺がいなくたって、ケルベロスの世話ぐらい、父上や他の使用人たちができたでしょう? Hades: おまえ以外に責めを負うべき者はおらぬ。ケルベロスが\n落ち着きを取り戻したのは、不幸中の幸いだ。\nして、おまえはいったい、いつ落ち着くつもりだ? --- Hades About Ghost Admin 01 --- Zagreus: 父上の隣にいる、見慣れない亡霊は、何者です?\nずいぶん陰気な顔をしてますが… さっそく新顔を\n雇えたなら、俺なんていなくても問題なさそうですね。 Hades: その者は、新たに雇った宮大工だ。この館の使用人の\n求めに応じ、今後、改装作業を手がけることになる。\nとはいえ… 改装費用の予算をどこから捻出するか、\nいまだ策は見つかっておらぬ。 Zagreus: そういう言い方をすれば、調度品の調達費用を\n俺が出すと思ってますね? Hades: 放蕩息子がわが所領内で好き放題に暴れて\n破壊したものの修理が済み次第、遅れに遅れている\n改装の作業にも入れるというものだ。 --- Hades About Ghost Admin 02 --- Hades: 近頃、宮大工に立て続けに依頼を出しているようだな。\nこの父の所領内で奪い取った財をつぎ込み、\n何やらくらだぬ企てをしているようだが…\nおまえの狙いは何だ? Zagreus: 生まれ育ったコミュニティに還元してるだけですよ。\n死ぬたびにこの館へ連れ戻されるなら、\nもう少し住み心地のいい環境にしておきたいので… Hades: フン!冥界に住み心地も何もあったものか。\nここはあくまで、冥王である私の館だ。\n勝手な振る舞いは許さん。 --- Hades About Ghost Admin 03 --- Zagreus: 改装の計画、予定より遅れてるみたいですね。宮大工が管理する一覧には、保留になっている項目がかなりあるようですが。 Hades: あの一覧の管理は、ニュクスに一任してある。\n遅れているのはニュクスの責任であり、原因の一端は\nおまえにもあろう。おまえのせいで、\n常にどこかしらの修理が必要になる。何か申すことは? Zagreus: なかなかいい気分です。俺のおかげで、\nみんな仕事に困らないってことでしょう? --- Hades About Office Backstory 01 --- Zagreus: 思ったんですが、執務室で退屈な仕事を\nさせられる苦痛に比べたら、\n冥界を荒らし回るほうがずっとましですね。 Hades: …それは、一度解かれた職務に再度就きたいという\n願い出か?おのれに課された仕事のすべてにおいて\n惨事を引き起こしておきながら、再びそれらの仕事に\n従事することを望むか? Zagreus: はい、父上。ヘドが出るような退屈な仕事に、\n復帰させてください。 Hades: 特権は、懇請した者に与えられるものではない。\nみずからの力で取得するものだ。おのれの無能な\n働きぶりによって生じた損失を弁償せぬかぎり、\n執務室への入室を再度許可することはできぬ。 Zagreus: いくら弁償すればいいんですか? Hades: 途方もない額だ。宮大工が記録している。\n話が済んだのなら立ち去るがよい。 --- Hades About Office 01 --- Hades: 執務室に出入りする権限を再び取得したようだが…\nいったいどういう魂胆だ? Zagreus: 俺がまたあの部屋に入りたがるなんて、\n父上は考えもしなかったでしょう。\nご安心を。あそこでの仕事に再就職することを\n望んでいるわけではありません。 Hades: それを聞いて安心した。おまえが執務室に\n勤務していたわずかな期間中に引き起こした\n数々の面倒事に関しては、いまだに\nわが配下の亡霊たちの間で語りぐさになっている。 --- Hades About Shoulder Skulls 01 --- Zagreus: 前から気になっていたんですが…\n父上の肩に乗っているのは、誰の頭骨ですか?\n差し支えなければ、教えてください。 Hades: テュポンを親とする怪物を、すべて記憶している者など\nおらぬ。われらはその一部を肩に乗せ、油断すれば\n明日はわが身、最悪の事態は常に紙一重であることを\n忘れぬための標としている。 Zagreus: テュポンはたしか、史上最恐の怪物ですよね?その\n頭骨は、父上やおじ上たちが討伐した、テュポンの\n子どもの亡骸なんですね。死した者の後処理も、神々の\n仕事… 父上とオリュンポスの神々が統治権を握る前の\n世界がどんなだったのか、想像がつきません… --- Hades About Keepsake 01 --- Hades: その死者の旗印、くれぐれも粗末に扱うでないぞ。\nこの世にふたつとない貴重な品ゆえ、おまえが\n注意を怠り、なんらかの不始末があれば、\n二度と授けることはできぬ。 Zagreus: 父上の祝福をなくしたら、途方に暮れてしまいます。\n運命の三女神から授かった名誉の証しを受け継ぐなんて\n並大抵のことじゃない。光栄です。でも… オリュンポス\nの神々に悟られる心配はないでしょうか?父上が俺に\n力を貸していると知られたらまずいのでは? Hades: うむ。とはいえ、「見えざる者」の力は、おいそれとは察知されぬ。案ずることはない。おまえの師も、いつも言っておろう? Zagreus: …「恐怖を感じるは、弱者の証し」、ですか。 --- Hades Allows Legendary Keepsakes 01 --- Hades: おまえがニュクスや他の者より譲り受けた冥友… 何かと役に立っているようだな。 Zagreus: 冥界を脱出するためなら、俺は手段を選びません。\nオリュンポスの神々からだって助力を\n受けられるんです。窮地に陥ったときに\n友に助けを求めるのは、自然なことでは? Hades: 話は最後まで聞け。現在、おまえの“友”の中には、\n地上での私との戦いにおいて、おまえへの助力を\n控えている者もいる。今後は必要に応じて、\nわが権限のもと、助力を許可することとした。 Zagreus: それはつまり… 父上の忠実な臣下たちが、\n父上の敵側に回ることを許可した…\nということでよね?彼らを罰したりしませんか…? Hades: それも彼らの職務の一部と理解している。話は以上だ。 --- Hades About Zagreus Promotion 01 --- Zagreus: 酒場の掲示板に、「最優秀使用人」として\n俺の肖像画が飾られました。\nどうです?少しは屈辱を感じていますか? Hades: あの掲示板に誰の面を掲げるか、最終決定を下すのは\n私だ。とはいえ、具体的な名は明かせぬが、おまえを\n推す声は、他の者たちからも繰り返し届いていた。 Zagreus: あんな掲示板、くだらないとずっと思っていました。\nでも… いざ自分の絵が飾られているのを見ると、\nなかなか気分のいいものですね。\nありがとうございます、父上。\nまた表彰されるようにがんばります。 --- Hades About Sundial 01 --- Hades: …どういうつもりだ?日時計の設置は私たっての\n希望と知りながら、なぜ…?おのれの権限を\n誇示するためか?あるいは、私がみずから\n設置するささやかな楽しみを奪うためか? Zagreus: どっちも、多少は頭をよぎったかもしれません。\nでも、俺の言動について、いちいちうがった\n見方をするのは、やめてもらえますか。ありもしない\n悪意を常に探られているのは、正直、気分が悪い。 Hades: フン!私ならば、あのような代理石は\n使用しなかっただろう。 --- Hades Lounge Repaired 01 --- Zagreus: 父上、酒場の修理が完了しましたよ。\n宮大工は、必要な費用さえ渡せば仕事が早い。\n父上もやってみたらどうです? Hades: …私がおまえに礼を述べるとでも?\nみずからが原因で必要となった修理の費用を、\n当人が負担するのは当然のことだ。 Zagreus: じゃあ、この館の調度品を全部新調したら、\n少しは感謝してもらえますか? Hades: やってみればよかろう。\nとはいえ、無駄な努力は、せぬに越したことはないぞ。 --- Hades Misc Meeting 01 --- Hades: どうした?わが家が恋しくなったか?気が変わったか?それとも、まだ苦しみ足りぬか? Zagreus: まだまだ、苦しみ足りませんね。\n「現状に満足するな」と、教えてくれたのは父上だ。 Hades: 減らず口を叩いていられるのも今のうちだ。\nじきにおのれの選択を後悔し、この父が\nいかに正しかったか、思い知ることになろう。 --- Hades Misc Meeting 02 --- Hades: ずいぶん早かったな。あきらめる気になったか? Zagreus: 父上はそう言わせたいでしょうが、\n俺には応援してくれる身内が他にいますので。 Hades: あの者どもを軽々しく信用すると、あとで\n泣きを見るぞ。私が冥界で務めを果たしている間、\nオリュンポスの弟どもは宴に明け暮れている。\nおまえも、同じ穴の狢ということだろう。 --- Hades Misc Meeting 03 --- Hades: さて、こたびはいかに無様な死に様だったか、\n私もケルベロスも、おまえの土産話を\n楽しみにしていたぞ。 Zagreus: なら、あえて話すのはやめておきます。 Hades: フン。これだけ失敗を繰り返す者の死に様など、容易に\n想像がつく。わが所領は、あたかもおまえの脱走を\n防ぐ目的に特化した作りになっているかのようだ。\n気が済むまで苦痛を味わうがよい。 --- Hades Misc Meeting 04 --- Hades: 食事の刻は、とうに過ぎたぞ?冥界に\n昼夜の区別はないゆえ、夕食か朝食かはわからぬが。 Zagreus: お気遣いなく。\nどうせ今は、あまり腹が減っていないので。 Hades: 日時計を建設せよとくり返し命じているが、\nこの館の者どもは一向に作業に着手せぬ。\nおまえの怠け癖が、皆に悪影響を及ぼしているようだ… --- Hades Misc Meeting 04 B --- Zagreus: お気遣いなく。どうせ今は、あまり腹が減っていないので。 Hades: 日時計を建設せよとくり返し命じているが、\nこの館の者どもは一向に作業を開始せぬ。 --- Hades Misc Meeting 05 --- Hades: この館の荒れ具合… じつに嘆かわしい。\nまじめに働く気概のある者はおらぬのか。 Zagreus: みんな死んでるんですから、\n多めに見てやったらどうです…? Hades: おまえに、勤勉に働くことの何がわかる?少なくとも\n亡霊どもは、私を冥界の王として敬っている。\nその分、おまえよりはましといえよう。 --- Hades Misc Meeting 06 --- Hades: どうだ?少しは頭が冷えたか?\nエリニュスたちに鞭打たれれば、\nその曲がった性根も多少は矯正されよう。 Zagreus: 彼女たちとはもう、話をつけました。 Hades: 父に公然と盾突くだけでは飽き足らず、妄言まで\n吐くとは… いずれにせよ、エリニュスたちとの\n定例会議の際、当人たちより詳細を聞くこととなろう。 --- Hades Misc Meeting 07 --- Hades: なんと!わが息子が帰ってきたぞ!見ろ、ケルベロス!おまえの友のご帰還だ! Storyteller: *ケルベロスは、哀れむような目で王子を見た。* Zagreus: …ケルベロスを巻き込まないでください。 Hades: ケルベロスの前で言えぬようなことを、\n私に言わねばよいだけのこと。\nおまえもこの忠犬の従順な態度に倣ってはどうだ? --- Hades Misc Meeting 08 --- Hades: 見ろ、ケルベロス。\n私の言ったとおり、もう戻ってきおったぞ。 Zagreus: 嫌みなら、俺に直接言ったらどうです? Hades: おお、よしよし、ケルベロス。\n息子が騒がしくてすまぬな。\n冥界の守りはいまだ堅い。\nおまえがよくやってくれたおかげだ。 --- Hades Misc Meeting 09 --- Hades: こんなところで油を売っていてよいのか?\nわが所領の様子は、どうだった? Zagreus: 見るだけでうんざりでした。 Hades: だが、いまだにうまく機能している面もある。\nおまえが再び死地へ出向く際は、彷徨う亡者どもに\n冥王からのねぎらいの言葉を届けてやってくれ。 --- Hades Misc Meeting 10 --- Hades: じつに残念だ… こたびこそは、\n地上に到達できると期待したのだがな。 Zagreus: さすが父上。相変わらず冗談がお上手ですね。\n心にもないことを… Hades: フン。脱出など不可能だと、何度言えば理解する?\nとはいえ… こたびはわが予想を超え、かなり上層まで\n到達したようだな… --- Hades Misc Meeting 11 --- Hades: しばらくぶりだな… Zagreus: 俺は必ず、母親を見つけ出します。\nどれだけ時間がかかっても。 Hades: この館内でその話を口にすることは禁じたはずだ。\nおまえの実母がどのような者か知りたいのであれば、\n勝手に探しにゆくがいい。 --- Hades Post Flashback 01 --- Hades: ニュクスがおまえに助力していることは承知している。\n所詮、大した力も持たぬ女神だ。\nおまえがあの者の情けを利用しようと、かまいはせぬ。 Zagreus: ニュクスは夜の化身です。みずからの意志で\n何をしようと、彼女の自由では?\nそれとも、俺が無理に巻き込んだとでも…? Hades: おまえは、みずからの気まぐれで引き起こした騒動に、\n冥界に暮らすわが配下の者たち全員と、天界の愚かな\n一族までをも巻き込んだ。少しは悪びれてはどうだ? --- Hades Post Flashback 02 --- Zagreus: 俺の出自の真相も明るみに出たことですし、\n物はついでで、聞きたいことがあります。\n父上と、俺のじつの母親の間には…\n俺の兄弟や姉妹が、いたりするんですか…? Hades: おまえの実母の話は二度とするなと命じたはずだ!\n…おまえに兄弟も姉妹もおらぬことは幸いだ。\nおのれの感情も制御できぬ出来損ないを、\nこれ以上もうけて何の利になる? Zagreus: 叔父上たちの話を聞くかぎり、子どもというのは、\nもうけようと思っていなくても、できてしまったり\nするようなので。一応、聞いてみただけです。 Hades: 私の前で、あの者たちの話を持ち出すな!私に世継ぎが\nおらぬことは、皆の知るところ。仮におまえが\n望んだところで、後継と認めてやるつもりはない!\nおまえの親族は、この父、ただひとり。\nわが子孫も、おまえただひとりだ。 --- Hades About Orpheus Unlock Item 01 --- Zagreus: 部屋を片づけろとうるさく言うくせに、\n自分の机は散らかり放題でも気にしないんですね。\n宮廷楽士の判決文を記した書類は、どこですか?\n父上の命令に従わずに歌うのをやめただけで、\nタルタロスに幽閉だなんて… Hades: おまえの頭に比べれば、私の机は十分に\n整理されている。宮廷楽士のことがそれほど\n気になるのなら、おまえがみずから減刑手続きを\n行えばよい。見てのとおり、私は多忙ゆえ、\n手が回らぬ。 Zagreus: そうさせてもらいます。\n父上は忙しそうなので、宮大工に頼みますよ。 --- Hades About Orpheus 01 --- Hades: この館に勤める宮廷楽士の説得を試みたようだな。\nあの者が再び曲を編むようになれば、おまえでも\n多少は何かの役に立ったということになろう。 Zagreus: 父上、それはひょっとして… 俺を、多少は、ほめてくれているつもりですか? Hades: 口だけは達者なおまえのこと、\nあの者を言葉巧みにおだて上げ、\nいずれ作曲の才を蘇らせることもできよう。 --- Hades About Orpheus Sings Again 02 --- Hades: 私の踏んだとおり、例の楽士は、ようやくかつての\n精彩を取り戻したようだ。おまえは何やら\n不満なようだが… 曲が気に入らぬのか?\nおまえのことを歌っているというのに! Zagreus: …俺が本当はゼウス叔父上の落とし子で、酒の神と\nつながっていて、父上の両親に八つ裂きにされて、\n人間はそこから生まれて、冥界からは絶対に\n出られない… そんな歌、気に入ると思いますか。 Hades: みずからオルフェウスに妄言を吹き込んだ結果だ。事実と異なろうと、歌ははるかかなたの地まで聞こえ、私とおまえに血縁がないことも知れ渡ろう。 Zagreus: 心配ありません。\nオルフェウスの観客の人数は、限られてますから。 --- Hades About Eurydice 01 --- Zagreus: 父上。エウリュディケというニンフに会いました。\n彼女とオルフェウスに起きたこと…\n父上は、エウリュディケを冥界から\n出してやるつもりだったそうですね。なら俺も… Hades: フン!馬鹿を申すな。オルフェウスは、楽士としての\n才はあるものの、愚かな男だ。あの者が妻を冥界から\n連れ出すなど、到底不可能と知れていた。\nあのニンフも、おまえも、なんぴとたりとも\n冥界を脱することは許さぬ。 Zagreus: 無理とわかっていてやらせたなら、騙したのと\n同じことだ。あのふたりへの別居命令を、\n撤回してもらうわけにはいきませんか? Hades: 言語道断だ。別居命令の撤回だと?定められた運命を\n変えることはできぬ。冥王である私の権限に、\nおまえが口出しする余地はない。\nわかったら、とっとと失せるがいい。 --- Hades About Singers Reunion Quest 01 --- Zagreus: 思ったんですが、オルフェウスを“歌女神”に\n会わせてやれば、やる気も出て、宮廷楽士として\nまともに活動するようになるんじゃ…? Hades: オルフェウスに仕事をさせる策なら、いくつ検討したか\n知れぬ。そもそもあの者は、みずからの意志で冥界に\n侵入した際、“歌女神”とやらに会う権利を放棄する\n取り決めに同意したのだ。 Zagreus: じゃあ、オルフェウスがこの館から\n永久に出られないのは、父上と結んだ契約のせい…? Hades: この冥王ハデスと取り結んだ契約は絶対。\n契約書がひとりでに書庫より脱し、\n千々に破れるような事態にでもならぬかぎりはな… --- Hades About Singers Reunion Quest 01 B --- Zagreus: 父上。仮に俺が、オルフェウスとエウリュディケの\n別居命令を無効化する条件を代理で達成したら…\n契約を見直してくれますか?\nそれとも、また卑怯な言い逃れをして、無視しますか? Hades: 私はみずから取り結んだ契約の規定を重んじる。各種\n取り決めがあるからこそ、冥界はかろうじて秩序らしき\nものを保っているのだ。とはいえ、おまえの提案は\n馬鹿げている。別居命令の処理はきわめて複雑だ。\nおまえごときにどうこうできるものではない。 --- Hades About Singers Reunion Quest 02 --- Hades: 宮廷楽士との盟約を無効化したな…\nおのれの権限を振りかざし、私に盾突くとは… Zagreus: 何か問題でも?ときどき休暇を\n取れるようにしただけで、オルフェウスが\nこの館に仕えることに変わりはありません。 Hades: フン。あの楽士も、私を欺かんとするほど愚かではなかろう。父に反抗した息子への罰は、追って考えることとする。失せるがいい。 --- Hades About Singers Reunion Quest 02 B --- Hades: 当然だ。あの男も、私の顔に泥を塗るほど\n愚かではない。とはいえ… 女王はおそらく、\nあの男はすでに刑期を全うしているという\nおまえの見解に、同意するだろう… --- Hades About Sisyphus Liberation Quest 01 --- Zagreus: 父上。仕事のことで、質問が。シシュポスという名の\n亡霊が、父上とタナトスを欺いた罪で、\n重罰を科されていますね?復讐の三女神たちも、\nあの男を痛めつけている暇があったら、\n他にすべき仕事があるんじゃ…? Hades: 配下の者をいかなる任務に就けようと、おまえに\n口出しされるいわれはない。シシュポスの現状など、\n知ったことか。あの亡者に永遠の罰が科されたのは、\nおのれの傲慢さゆえ。投獄に関して取り決めた文書は\n遠い昔に失われ、今となっては詳細不明だ。 Zagreus: じゃあ、その「取り決め」の内容がわかれば、\n俺の権限で恩赦を与えられる… ということですね? Hades: おまえが「おのれの職務をまっとうする」という\n奇跡を起せば、いかなることも可能となろう。\n救う価値もない友のためにどれだけ時を\n無駄にしようと、私は関知せぬ。 --- Hades About Myrmidon Reunion Quest 01 --- Hades: 私が亡霊と締結した盟約の内容を、私に無断で\n変更したな…?当事者が同意した条件を\n無効とするとは… 私のみならず、\nこの館の権威までも失墜させるつもりか? Zagreus: 俺が盾突く相手は、父上だけですよ。父上の嫡男という\n立場上、俺は父上が運命の三女神から授かった権限を、\n一部受け継いでいます。俺が動かないと、父上の忠実な\n臣下たちが、不当な条件に永遠に縛られたままに\nなってしまう。 Hades: その条件を、契約の当事者は、みずから選択したのだ。\nそれが、この館の利にもなっている。\nアキレウスが現職を退き、エリュシオンの園へ\n去ることになれば、この館はどうなる? Zagreus: 後任を探せばいいだけでは?でも、心配いりませんよ。\n師匠は館にとどまると言っています。\nむしろ、今後は適宜休暇を取れるようになって、\nこれまで以上に力を発揮してくれるのでは? Hades: おまえは甘い。おのれの責務から逃れる機会が\n増えるほど、あわよくば一切関わらぬ道を\n探るようになる。それが、万人のさがだ。 --- Hades Run Progress 01 --- Hades: おまえがメガイラを倒し、その先へ進んだと、本人より報告があった。わが管理官の無能振りには失望した。 Zagreus: …メガイラに、悪趣味な罰でも与えるつもりですか? Hades: 当然だ。あの者が望んであの仕事を請け負ったとでも\n思っているのか?おまえごときと戦う不名誉な務め、\n進んで受ける者などおらぬ。 --- Hades Run Progress 02 --- Hades: 灼熱のアスポデロスは気に入ったか?体力だけが\n取り柄のおまえも、さすがに音を上げただろう。 Zagreus: 代わり映えのない環境でえんえんと過ごすより、\n多少不快でも、変化を味わえたほうがありがたい。 Hades: 冥界における“不快”を甘く見ておるな。タルタロスを\n抜けた程度で図に乗っていると、泣きを見るぞ。 --- Hades Run Progress 03 --- Hades: エリュシオンで、ずいぶん派手に暴れたようだな。\n永遠の楽園で無遠慮に武力を振るうとは、不届き千万! Zagreus: 「楽園」?笑わせないでください。生前武功を立てた\n亡霊たちが、暇を持て余してうろつく戦場だ。\nこちらが何もしなくても全力で襲ってくる。 Hades: 知ったような口を… 人間の英雄たちの、\nいかなる望みもかなう場所だ。おまえの言いぐさを\nエリュシオンの亡霊たちが聞いたら、なんと言うか… --- Hades Run Progress 04 --- Hades: 冥界を脱することなど叶わぬと、何度説明したか\n知れぬ。言って理解せぬ者には、どうすればよい?\n私には皆目わからぬ。 Zagreus: プロメテウスの横に磔にして、鷲に肝臓を\n食われつづける永遠の罰にでも処しますか? Hades: 私がそのような野蛮な手段に訴えると思うか?\n罰は、罪人を更正させるためのものにあらず。\n罰を受けること自体に意味があるのだ。\nタルタロスを幾たびも歩んでおきながら、\nその程度のことも学んでおらぬとは… --- Hades Run Progress 05 --- Hades: わが放蕩息子がおまえの手を煩わせて、すまぬな、\nケルベロス。おまえが休息を望んでいることは\n承知しておるが、冥界の門番として、おまえ以上に\n優秀な者はおらぬのだ。 Zagreus: 父上… そろそろわかってもらえませんか?\nそんなふうに罪の意識を煽ろうとしても無駄です。\nケルベロスに無理矢理俺を足止めさせて…\n罪なのは父上の方だ。 Hades: 何もわかっておらぬようだな。ケルベロスに無理を\n強いることなどできぬ。この犬は、おのれの責務を\n果たすことを理解しておるのだ。 --- Hades About Charon Fight 01 --- Hades: ひとつ、確認させてもらう。\n直近の報告書によると、おまえはカロンの露店で\n万引き未遂を働き、カロン本人の手で\n死刑に処されたそうだな?おまえにしても、\n随分とお粗末な結果と言わざるをえない。 Zagreus: あれは万引きじゃなくて、ちょっと“借りようとした”\nだけです。カロンがあんなに恐ろしいやつだなんて、\n知らなかった… 渡し守なんて、平和な稼業だと\n思ってたのに… Hades: 古の冥神の怒りを招く所業を為しておきながら、\n罰を受けて驚くとは…\n相変わらず、何も学んでおらぬようだな。 --- Hades About Weapon Enchantments 01 --- Hades: 私がかつて携えた槍の使い心地はどうだ?\nおまえの手には、弟や姉妹たちの得物であった\n武具のほうがなじむか?厳重に施錠し保管して\nおいたはずだが、なぜかおまえの手中にあるようだな。 Zagreus: 中庭に並んでいる武具のこと、やっぱり\n気づいてたんですね。なぜ取り上げないんです?\n武具がなければ、俺は脱出できなくなる。 Hades: 無論、そうすることも考えたが、呪われた武具に\nおいそれと手を出すなど、愚か者の所業。あの\n武具たちはみずから持ち主を選び、それを阻むことは\n不可能だ。何者の制御も受け付けぬ点は、ある意味\nおまえと同様といえよう。好きにするがよい。 --- Hades About Fury Sisters Union 01 --- Zagreus: メガイラが、妹たちと徒党を組んで襲ってきました。\nあいつが、アレクトとティシポネと手を組むなんて…\n同じ区画にいることすら嫌がってたのに。 Hades: 私がその気になれば、いかなる命令に従わせることも\n可能。とはいえ、この件についてはむやみに口にせぬ\nことだ。メガイラはおのれの職務に忠実だが、こたびの\n指示については不満である旨、本人の口からはっきり\n聞いている。 --- Hades About Satyrs 01 --- Hades: おまえに礼を言うべきことなど皆無に等しいが、\n神殿をおびやかすサテュロスと害獣どもを\n駆除した件については、褒めてつかわす。\n放置すると瞬く間に数を増やすゆえ、手を焼いていた。 Zagreus: 父上の命令を受けて邪魔をしてくる亡者たちと\n同じくらい、やっかいな連中でした。\n父上とは気が合いそうなのに。 Hades: 冥界を汚す、ゴミ同然の連中だ。当面は片づいたとみてよかろう。どのみちあの者たちも、死を迎えたのちにはわが忠実なしもべとなるのが常だ。 --- Hades About Charon 01 --- Zagreus: 父上はいつも、「オリュンポスの神は\n冥界の神と関わろうとしない」と言いますが、\nカロンとヘルメスは協力してますよね?\n関わろうとしないのは、父上のほうなんじゃ…? Hades: そのとおり。私は彼らとの関わりを望まぬ。\n俊足のヘルメスがカロンに協力しているのは、\n単に必要性に迫られてのこと。日々、命を落とし\n冥界へ送られてくる人間の数はあまりに多く、\nタナトスでさえも、処理が追いつかぬのだ。 Zagreus: なら、俺がタナトスを手伝いますよ?父上の力で、俺が地上に出られるようにしてくれればいい。 Hades: ハッハッハ!そうはゆかぬ。地上は吹きさらしの荒地。\nおまえは冥界で生まれ育ち、外の世界を知らぬゆえ、\nここがいかに恵まれた環境か、理解しておらぬのだ。 --- Hades About Mother 01 --- Hades: おまえが追い求めるその女は、もうおらぬ。\n居場所を探ることは、絶対に叶わぬ。\nおのれの頭でそう理解するだろうと思っていたが、\nどうやらはっきり言わぬとわからぬようだな。 Zagreus: 俺の、じつの母親のことですか。どうして\nそう言い切れる?父上は地上に出ることも無理だと\n言いましたが、俺はあと少しのところまで迫ってます。 Hades: 最後の警告だ。これ以上愚かな逃走遊びにうつつを\n抜かしていると、取り返しのつかぬことになるぞ。\n今すぐ、考えを改めることだ。 --- Hades About Throne 01 --- Hades: おまえが私の玉座に何をしようと、私には\n関わりのないこと。前方を向いて座っていれば、\n視界にも入らぬ。くだらぬ悪ふざけに、\n貴重な資源を無駄遣いしおって。 Zagreus: 父上のためでなく、館のみんなのためにしたことです。\nケルベロスもよろこんでる。\nたまには模様替えぐらいしたらどうです?\n場の雰囲気が変わると、気持ちも新鮮になりますよ。 Hades: 日々、大量の仕事を裁くだけで手一杯だ。\n暇を持て余すおまえが、無意味に模様替えを\n続けるというのであれば、好きにすればよい。\n私は一切関知せぬ。 --- Hades About Skelly 01 --- Zagreus: ひとつ、聞いてもいいですか?父上の配下には\nスケルトンもいますが… この館の中に配備は…\nしてませんよね…?たとえば、俺の部屋の中庭とか… Hades: スケルトンだと…?あのような輩に\nまみえたければ、アスポデロスを訪ねることだ。\nおまえは気にしておらぬだろうが、\nこの館には保つべき品格というものがある。 --- Hades About War 01 --- Zagreus: このところ、タナトスを働かせすぎじゃありませんか?たまには休ませてやったらどうです? Hades: 私を責める前に、簡単に命尽きる人間どもと、\n戦神アレスを責めることだ。地上の戦で、\n人間は容易に殺し合う。それだけでは飽き足らず、\nその後の余波によっても、バタバタと死につづける。 Zagreus: 地上で戦が…?何が起きてるんです?オリュンポスの神々は、何もしないんですか? Hades: …私の知ったことか。人間どもには、くだらぬ\nいさかいをみずから収めるすべが、いくらでもある。\nいずれにせよ、われらは遅かれ早かれ、\nあの者たち全員を迎え入れることになるのだ。 --- Hades About Minotaur 01 --- Hades: エリュシオンで、ミノタウロスと戦ったようだな。この冥界で、敵に頭から突進していくような愚か者は、あの者とおまえぐらいなものだ。 Zagreus: 俺にそういう嫌みを言うために、わざわざ\nミノタウロスをエリュシオンに送り込んだんですか?\n父上ならやりかねない。 Hades: さすがの私も、そこまではしない。ミノタウロスがあの場所に居すのは、ある取り決めによるものだ。 Zagreus: それも、父上の命令によるものですよね?あの怪物なら俺を止められると思っていますね? Hades: エリュシオンを彷徨う者で、わが勅命を受けることを\n光栄と取らぬ者は、まずおらぬ。\nおまえには理解できぬだろうがな。\nわかったら、とっとと雄牛の相手をしてくるがよい。 --- Hades About Theseus 01 --- Hades: アテナイの名君と、張り合っているようだな。おまえがあの男とミノタウロス双方を相手に戦ったこと、今頃は冥界中の噂になっていよう。 Zagreus: 父上、いいかげんに認めたらどうです?\n俺を足止めする仕事を請けてくれる英雄は、\nテセウスしかいなかったんでしょう?\nあの男は、自慢話の種になるならなんでもやる。\nヘラクレスには断られたんですか? Hades: 私の前でヘラクレスの話はするな。おまえは英雄たちが\nいかなる者か、その本質を知らぬ。ヘラクレスは、\nわが弟に気に入られているだけのこと。本来ならば\nタルタロスを彷徨ってしかるべき男だ。人間たちの抱く\n英雄像は、実に馬鹿げている。 --- Hades About Nyx Chaos Reunion Quest 01 --- Hades: おまえが何をしたか、私が把握していないと思うな。ニュクスの件には、二度と関わらぬことだ。館の重職にある者を、原初の闇で遊ばせておくわけにはゆかぬ。 Zagreus: 父上は、親との関係を重んじる者が\nことごとく気に入らないだけでしょう。 Hades: その「親」が本気を出せばどうなるか、おまえはまるで理解していない。おまえがどれだけ私に反抗しようと、私の知ったことではない。話は以上だ。 --- Hades Run Cleared 01 --- Hades: 私が配置したヒュドラの首を、すべて倒したか。\nおまえにその力量があったとは、正直驚きだ。\nとはいえ… やはり地上へ出ることは\n叶わなかったようだな。 Zagreus: …騙されました。あの先には、何もなかった…!\n俺はまだ先へ進めたのに…\n母に会えたかもしれないのに! Hades: 実母に会うことはかなわぬ。そもそも、おまえが\nまじめに私の仕事を手伝っておれば、改装工事が\n完了からほど遠いことなど、容易に把握できたはず。\nこれ以上先へ進む道はない。 Zagreus: なら、工事が完了するまで待ちます。\n冥界を永久に封鎖しておくことなんてできない。\n地上の人間たちが黙っていませんよ。 Hades: 人間どもは、忍耐というものを知らぬ。\nおまえと同様だ。待てるものなら、待つがよい。\n私は別の仕事で多忙ゆえ、おまえに構う暇はない。 --- Hades Run Cleared 01 Follow Up --- Hades: とっとと出てゆけ。気が済むまで殺されてくるがよい。 --- Hades Run Cleared 02 --- Hades: エリュシオンの英雄と雄牛の怪物、双方を\n追い落としたと聞く。いったい、\nどのような手を使った?詳しく説明してみよ。 Zagreus: その質問に答える前に、こちらも聞きたいことが\nあります。テセウスがふさいでいた道には、\n先がなかった。外の世界なんて、本当にあるんですか? Hades: ずいぶんと深遠な質問をするようになったものだな。\nおまえもそれなりに成長しているようで、何よりだ。\n外の世界があったとして、おまえが目にするのは\n当分先のこと。なぜなら… Zagreus: …冥界の改装工事が済んでいないから? Hades: さよう。わかっておるのなら、\n再びテセウス王の槍に貫かれてくるがよい。\nいずれ、人間どもはあの道の封鎖解除を迫ってこよう。\nそうなれば、私も何らかの対応をせざるを得ぬだろう… --- Hades Run Cleared 03 --- Hades: またしても遅刻か。今は何の刻だと心得る? Zagreus: …言うことはそれだけですか?\nさっきの戦いで、俺は父上を下したんですよ? Hades: 下した?おまえが、この私を?ハッハッハ!\nたわけたことを抜かすな。私には覚えのないことだ。 Zagreus: …まさか、何もなかったことにするつもりですか? Hades: すべてはこれまでどおり。無論、運命の三女神の\n介入か、冥界の改装工事の完了か… いずれかによって、\nなんらかの変化が起きることもあろうがな。 --- Hades Run Cleared 03 C --- Zagreus: 前に聞いた、じつの母親のことですが。本当に、冥界の改装工事が完了するまで答えないつもりですか? Hades: なんの話かわからぬが、目下私が改装工事の件で\n多忙を極めていることは事実だ。いつかわが所領の\n全域が正常に機能するようになれば、\nおまえのくだらぬ質問に答える暇もできよう。 --- Hades After Persephone Meeting 01 --- Zagreus: …言うことは、それだけですか?\nさっきの戦いで、俺は父上を下した。\nしかも、ついに実の母親を見つけたんですよ…? Hades: ハッ!たわけたことを。\n私には、まったく覚えのないことだ。 Zagreus: …何もなかったことにするつもりですか?\n母上も、父上に聞きたいことがあると言っています。\n俺が自由に地上へ出られることを望んでいる。\n母のもとへ行かせてください! Hades: 黙れ!話は以上だ。\nおまえのくだらぬ妄想につきあう暇などない。 --- Hades After Persephone Meeting 01 B --- Hades: どうだ?思い知ったか?なんぴとも逃れられぬと。\nさすがのおまえも、理解しただろう。 Zagreus: それ以前に、父上は重大な事実を隠していましたね。\n母上が冥界を去ったのは、俺が死んだと思っていた\nからだ。父上が事実を伝えなかったせいで…!母上も、\n父上に問いたいことが山ほどあると言っています。\n俺はもう一度、会いにいく。協力してくれますね? Hades: ハッ!くだらん!おまえに一縷でも\n分別というものが備わっているのなら、\nこの件は、今、ここでは口にせぬことだ。 Zagreus: なぜですか!母上もそれを望んでるのに…! --- Hades After Persephone Meeting 02 --- Zagreus: 俺は、父上が起こした問題を解決しようとしています。\nでも父上は、これまでも、これからも、協力する\nつもりはないんですね?…この件について、ここでは\n口にするなと言われているのは、わかっていますが。 Hades: そのとおり。だが、どのみち近いうちに、“ふたりきりで話す機会”が訪れることになろう。 --- Hades Run Cleared 03 B --- Zagreus: どうかされましたか、父上。いつにも増して\n無口ですね。その顔は、何か悩みでも…?\nそれとも、何か後悔してますか? Hades: 口を慎め。おまえの顔など見たくもない。\n自慢話に長々とつきあう暇があると思うか?\nその件は、また“別の場所”で、“別の機会”に\n聞いてやる。とっとと失せるがいい。 --- Hades About Underworld Renovations 01 --- Zagreus: 父上、このところ仕事の邪魔をされるのを\n特に嫌っている様子でしたが、あくせく働いたかいが\nありましたね。成果が目に見えてわかりますよ。\nひょっとして… 冥界の改装工事、完成間近ですか? Hades: おまえは相変わらず、しかるべきときまで待つ\nということを知らぬ… 工事は、最終段階こそが肝要。\n事前計画の作成に次ぎ、最も力を注ぐべき部分と\nいえる。ここからさらに、重要な作業が山積みなのだ。 Zagreus: 最終段階が重要じゃないなんて、ひと言も\n言ってませんよ。やっと終わりが\n見えてきたんじゃないかと思っただけです。\n工事が済んだら、空いた時間で何をするつもりですか? --- Hades About Shrine 01 --- Zagreus: 中庭にある、でかい契約書は、なんですか?\n何か仕事でもくれるんですか? Hades: 寝言は寝てから申せ。おまえにさらなる苦しみを与えてやるために他ならぬ。 Zagreus: 何が楽しくて、これ以上面倒を\n増やさないといけないんです? Hades: 知ったことか。地上の人間たちは、苦しみに耐えた\n神を崇めるものだ。話が済んだなら、再び死にに\n出かけるがよい。おまえが倒れてこの館に舞い戻る\nたびに、こちらは脱出を阻む新たな仕掛けを\n施すことができる。 --- Hades About Bounties 01 --- Hades: 記録によると、おまえは最近自発的に「仕事」を\nこなし、幾ばくかの収入を得たようだな。\nこの館との縁を切った以上、自力で稼ぐより他ない、\nといったところか。 Zagreus: メグや、他の番人たちを倒した際に支払われる、\n報奨金のことですか?あんなものが\n賭けられているせいで、メグたちは必要以上に狙われて\n負担が大きくなる。気の毒だと思わないんですか? Hades: 向上心のない者は解雇するまでだ。各自与えられた\n役割を最大限にこなさせるには、あの者たちに\nおのれの弱点を自覚させ、私もそれを把握する\n必要がある。その過程で支払われる報奨金を\nおまえが手にしようと、かまいはしない。 Zagreus: 父上を倒した場合も、報奨金が出るんですか?\nそうなったら、誰が後釜に座るんです? --- Hades About Shrine 02 --- Zagreus: 中庭に、「懲罰の盟約」が置いてあるのを見ました。\nあんなえげつない規定を、よくもあれだけつらつらと…\nそもそも、あんなに巨大な羊皮紙、\nよく手に入りましたね。俺が脱出できないように、\nさらにキツい仕掛けを施すつもりですか? Hades: 盟約に同意するもしないも、おまえの自由だ。\nおまえがこの館の敷地から何を持ち出したか、\nこちらで正確に把握しておく必要があるだけのこと。 --- Hades Shrine Progress 01 --- Hades: おまえが「懲罰の盟約」をここまで活用するとは…\n思わず称賛の言葉が口をついて出そうになる。 Zagreus: それはそれは。父上の所領内で破壊の限りを尽くして、\n大変なご迷惑をおかけしてるのに。\n修理費だって、いくらになるか。\nてっきりしかられるものと覚悟してました。 Hades: しかるだと?おまえが懲りもせずに脱出を\n試みるおかげで、脱走を阻む仕掛けの不備を発見でき、\n助かっておる。さっそく下働きの者どもに命じ、\n改善に当たらせているところだ。 Zagreus: 部下を「下働き」なんて呼ぶあたり、やっぱり父上は\n主導者には向いていないんじゃないですか? Hades: こんなところで油を売っている暇があったら、\n再び脱出を試みるがいい。\nおまえのおかげで、冥界の守りは日に日に堅くなる。 --- Hades Shrine Progress 02 --- Hades: 「懲罰の盟約」の件だが… どうやって達成した?\nあれほど厳しい規定の数々を… 説明してみよ。 Zagreus: 地道に特訓を重ねて、決して弱音を吐かず、\n父上が忌み嫌う親族たちの祝福の力も借りて、父上が\n捨てた、ティタンを葬った武具を使っただけです。\n特に変わったことはしてませんが? Hades: かように希有な才能を、くだらぬ脱走劇などに\n空費するとは… おまえはみずからが\n何を成し遂げたかすら、理解しておらぬ。 Zagreus: …ちょっと待ってください、父上。今、なんと…?俺が、“希有な才能”を…? Hades: …だがおまえには、他者の話を聞く才能が\n欠如している。話は以上だ。 --- Hades About Extreme Measures 01 --- Hades: どうやら、正気に戻ったようだな。懲罰の盟約は、\n考えなしに手を加えてよいものではない。\nさすがのおまえも、身をもって思い知っただろう。 Zagreus: 盟約によって全力を解放した父上は、すさまじく\n強かった… これまで何度も戦って、その間ずっと、\n手加減していたなんて、考えもしませんでした。\n俺を足止めしようと、必死だったはずなのに… Hades: われらは運命の三女神の力で、この冥界に縛られて\nいる。冥界はわれらの所領であり、われらもまた、\nその一部なのだ。私は、手加減などしていなかった。\n失っていた本来の力を取り戻した、というべきだろう。 Zagreus: 力が蘇ったのは、俺と死闘を繰り返したせいですか?\nそれとも… 母上が戻ってきたおかげでしょうか? Hades: 考えるだけ無駄なことだ。\nわれらを突き動かす力がどこでどのように生じるか、\nその仕組みは、複雑を極める。いずれにせよ、\n私が若かりし頃に振るった力を解放してほしくば、\nいつでも盟約を用いるがよい。 --- Hades About Extreme Measures 02 --- Hades: 父をあざ笑いにきたか。長期間、留守にしたせいで、\n未処理の仕事が溜まっている。\n火急の用件でないのなら、出直してまいれ。 Zagreus: そんなつもりで来たわけではありません。\nいい戦いでした。\n勝てたことが、自分でも信じられない。 Hades: …私も信じがたい。次は、運命の三女神もおまえに\n味方するとはかぎらぬぞ。次があればの話だが。 --- Hades About Zeus 01 --- Zagreus: 父上… 最近、ゼウス叔父上と連絡を取っていて、あちらは父上と「和解したい」と言っています。詳しい事情は知りませんが、父上を「許す」と… Hades: わが弟、ゼウスが?私を、「許す」と?ハッ!\nどの面を下げてそのような戯言を…!仰々しい\n髭をたくわえていようと、中身はおまえと同様、\nまるで子どもだ。話にならぬ! Zagreus: 父上は、何をしたんですか?ふたりの間に何が… Hades: おまえは知らずともよいことだ。叔父どもと、気が済むまで戯れてくるがいい。私の前で、二度とあの2人の名を口にするな。よいな? --- Hades About Persephone 01 --- Zagreus: 父上。答えてほしいことがあります。\n「コレ」という名に、聞き覚えはありますか。 Hades: …!その名を、いったいどこで…!?なるほど、\n“氷の魔女”だな。その名は、二度と口にするな。\nこの館でも、外でもだ。この件について、おまえに\n告げるべきことは1つ。その名で呼ばれた者は、\n私以上にその名を嫌悪していた。 Zagreus: 事実関係を整理させてください。女神デメテルの娘が\n失踪して、冥界に下った。その後、俺が生まれて、\n俺のじつの母親は冥界を去った。そのことを、\nデメテルも、オリュンポスの他の神々も知らない…\nいったい何があったんですか? Hades: くどいぞ。身の程をわきまえぬと、オリュンポスの\n神々の怒りを招き、おまえは多くを失うこととなる。\n私が誰のためを思って警告しているのか、とくと\n考えることだ。 --- Hades About Persephone 02 --- Hades: おまえがそのようにニヤついた顔をしているときは、\nくだらぬ質問をしようとたくらんでいるときだ。\nいったい何を尋ねにきた? Zagreus: “くだらない”?それはどうでしょう。俺が知るかぎり、\n俺の実母に当たるペルセポネの母親はデメテルで、\n父親は農家の青年だった… ということは、俺には人間の\n血が流れている、ということですか?他の神々と違って\n“死ぬ”ことができるのも、それで説明がつく。 Hades: おのれの弱さを祖先のせいにするか。誰のおかげで\n不死身でいられると思っている?なんにでも\n首を突っ込みたがるその厚かましさと、疑問に対する\n答えを得ねば気が済まぬところは、間違いなく\n人間の血によるものだろうが… Zagreus: じゃあ、俺の母親は… 歳を取ったんですか?\n人間たちのように、やがて命が尽きるんですか?\n半神半人は、どちらの場合もあると聞きました。 Hades: その者の話はするなと言ったはずだ!\n…あれが季節の女神の娘であることは、おまえも\n承知のとおり。あとはおのれの頭で考えるがよい。 --- Hades About Demeter 01 --- Zagreus: 父上。地上を目指す道中、女神デメテルに会いました。\n彼女は、俺の祖母に当たるんですか?\nなら、父上との関係は、「元義母」?それとも、\n「恐怖の対象」ですか?うちの家族関係は複雑すぎて、\nとても把握しきれない。 Hades: わが館でその名を口にすることは許さん。あれが\nどういう女神か、おまえは理解していない。あの女神も\n父親を毛嫌いしておったゆえ、おまえが興味を持つのも\n当然だろうが… あの者の父神は、じつに疎ましき存在\nであった。わが父よりも… おまえの父よりもだ。 --- Hades Post Ending 01 --- Zagreus: “例の件”ですが… 好きなときに、勝手に脱出して\nいいんですか?それとも、決められた日程にのっとって\n実行しろ、ということでしょうか…? Hades: おまえの神出鬼没ぶりも才のうち。いついかなるときも\n警備に隙のないよう、点検する必要がある。\nおまえの裁量で、好きに行うがよい。 Zagreus: オリュンポスの神々は、俺がまだ地上へ脱出しようと\nしていると思って、祝福を授けてくれるはずです。\n言うまでもないことですが、彼らに真相が知れるのは\n時間の問題ですよ? --- Hades Post Ending 02 --- Hades: ザグレウス。おまえはあらゆる手を尽くし、女王を\n冥界に帰還させた。その過程で、女王に対する私の\n想いも知るに至ったはずだ。それでも、おまえは歩みを\n止めなかった。私がおまえの立場なら、私の望みを\n叶えることに助力するなど、考えられぬことだ。 Zagreus: 正直、あまり深く考えませんでした。\nとにかく、母を見つけたいという想いひとつで…\nそして見つけた瞬間、二度と離れたくないと思った。\n父上の望みを叶えたというより、自然とそういう\n流れになっただけです。 Hades: …なるほど。こたびのこと、おまえがいかにして\n成し遂げたのか、私には及びもつかぬが、\nこうした結果となり、心より感謝している。\n平生、わが胸中をおまえに伝えることを怠りがちだが、\nそれが私の本心だ。 --- Hades Post Ending 03 --- Zagreus: 父上が、天界や海ではなく、冥界を治めることに\nなったのは、おじ上たちとくじを引いた結果ですよね?\n他を選べたとしたら、どれにしていましたか? Hades: 仮定の話をしても詮ないこと。天界にも海にも、\nそれぞれ問題が山積みだ。おまえは、冷たく濡れそぼる\n海を知らぬ。オリュンポス山の、目のくらむような\n高みを目の当たりにしたこともない。私はいずれも、\n体感している。いずれも、羨むに足らぬものだ。 Zagreus: 父上も、冥界を去りたいと思ったことがあるんじゃ…?前に、そんな印象を抱いたことがあります。冥界が気に入らないからだと、ずっと思っていました。 Hades: 私は、みずからに選択肢がないことが不満なのだ。\nおまえも今のうちに、自由を謳歌しておくことだ。\n長年神として過ごすにつれ、責任と負担は増えゆき、\nいずれ身動きが取れなくなる。 --- Hades Post Ending 04 --- Zagreus: 父上、この館にいる亡霊たちは、\n母上が戻ったことを外部に漏らしませんか?\n噂が広まって、オリュンポスにまで伝わったら… Hades: おまえは私に反抗し慣れているだろうが、生者で\nあろうと死者であろうと、この館に籍を置く者で\nそのような愚行に出る者はおらぬ。しかるべき時に\n公にする段まで、その件については、なんぴとも\n口にすることはない。 --- Hades Reveals Badge Seller 01 --- Hades: おまえの職務の件で、伝達事項だ。\n今後、私の私室にて、資源管理官との接触を許可する。\n元来、余剰資源を冥界の各地に返還する作業は\n私のみが担当してきたが… Zagreus: かの有名な、資源管理官ですか!\nじゃあ今後は、時間をかけてせっせと集めた資源を、\n好きなだけ寄附できるわけですね。 Hades: さよう。寄附は強制ではないが、\n昇級を望むのであれば、大いに励むがよかろう。 Zagreus: 昇級すると、何かあるんですか?そもそも、俺の任務は極秘のはずですよね…? Hades: 昇級によりおまえが得られるのは、“誇り”のみ。\nそして、誇りも過ぎれば身を滅ぼす。\nこちらとしては、本来の職務以上のことは求めぬ。\nおまえの好きにするがよい。 --- Hades Reveals Badge Seller 01 B --- Hades: おまえの職務の件で、伝達事項だ。今後、執務室にて、資源管理官との接触を許可する。元来、余剰資源を冥界の各地に返還する作業は私のみが担当してきたが… --- Hades About Badge Seller Progress 01 --- Hades: 用件のみ伝える。資源管理官より、おまえの昇進の\n報告を受けた。その調子で励むように。以上だ。 --- Hades About Badge Seller Progress 02 --- Hades: 着実に昇進しているな。\n入手した資源を、大量に返還していると聞いている。\n立場上、当然のことではあるが、引き続き励むように。 --- Hades About Badge Seller Progress 03 --- Hades: 本件、公然と口にすることは憚られるが…\nまさかおまえが、壱士オメガ等級への昇進を\n達成するとは。当館の警備官に付与される最高位…\n率直に言って、おまえが警備官として\n昇級を果たすこと自体、私は想定していなかった。 Zagreus: 父上の過小評価は、今に始まったことではありません。\n気に掛けてもらえただけでもありがたい。\n冥界の資源には大いに助けられた。\n少しでも恩返しをと、心がけているまでです。 Hades: この冥界の他に、われらの居場所はないからな。 --- Hades About Olympian Reunion Quest 01 A --- Zagreus: 父上、オリュンポスの神々とのこと、そろそろ詳しく\n教えてもらえませんか?母上はなぜ、父上と冥界で\n暮らすようになったんですか?\nゼウス叔父との間には、いったい何が? Hades: ペルセポネから聞いておらぬのか…?\nフン… ここでは話せぬ。ついて参れ。 Hades: …よいか?これからおまえの耳に入れることは、二度と口にせぬと誓え。 Zagreus: わかりました、父上の名のもとに、誓います。\n絶対に他言しません。それで…? Hades: おおむね、おまえの想像どおりだ。私が冥界を治める\n運びとなり、ゼウスは私を哀れんだ。ペルセポネは\nオリュンポスでの暮らしに不満を抱いており、私は\n彼女に心惹かれていた。事情を承知していたゼウスは、\n彼女を拉致した。冥王への「贈物」として…! Zagreus: …父上にその「贈物」を受け取る気がなくても、\n母上が帰りたがらなかったんですね。父上も母上を\n好いていたから、送り返さなかった… 結果、父上を\n微妙な立場に追い込んだゼウス叔父上とは、絶縁した、\nというわけですか。 Hades: ゼウスはいつも、考えなしに、思いつきで突拍子もない\n行動に出る。同じ意図でも、やりようはいくらでも\nあった… それを、あんな、誘拐まがいの手段に\n出おって…!オリュンポスを去ることがペルセポネの\n希望だったとはいえ、無謀にもほどがある! Zagreus: このことが、デメテルはもちろん、他の神々の耳に\n入ったら… 父上も、母上も、ゼウス叔父上でさえも、\nまずい立場に立たされますよね?ゼウス叔父上の\n短気は、きっと父上といい勝負でしょう。 Hades: 他の神々の気性の荒さは、私などの比ではない。\nとにかく、その後のことは、おまえも知っての\nとおりだ。先ほどの誓い、くれぐれも破るでないぞ。 --- Hades About Olympian Reunion Quest 01 --- Hades: 出立前に、ひとつ、念を押しておく。\nオリュンポスの面々に関する例の計画が成功するまで、\n館に女王が帰還したことは、他言無用だ。\nわかっているな? Zagreus: はい。でも、じきに隠す必要なんてなくなりますよ。 --- Hades Post Epilogue 01 --- Zagreus: 宴が終わりましたね。今日からはまた、\n前と変わらない、通常営業の毎日ですか。 Hades: 冥界に女王が帰還した旨を公表して以来、\nわが愚息…息子への感謝の言葉を述べる亡霊が\n引きも切らぬ。謁見希望者に対応するたび、\n手間が増えてじつに迷惑だ。 Zagreus: 父上が、亡霊たちからの感謝の言葉にもきちんと\n対応してるなんて… なんだか感激です。みんな単に、\n父上の幸せをよろこんでくれてるんですよ。 --- Hades Post Epilogue 02 --- Zagreus: 冥界にどうして石榴の木が生えているのか、\n考えたこともありませんでしたが、母上の力\nだったんですね?でも、母上がオリュンポスの神々に\n言ったこと… 石榴の力で、冥界から離れられなくなる\nというのは、さすがに出任せですよね? Hades: わが領域に生息する石榴に、単なる酸味以上の要素が\n備わっていることは、おまえも知ってのとおりだ。\n女王は… 植物に特殊な力を宿らせる才を持つ。\nオリュンポスに座す生みの母親より受け継いだ力が、\n穏やかに作用した結果であろう。 Zagreus: 母上が去ったあとも冥界に石榴が豊富に\n実っていたのは、\n父上が手入れをしてきたからですよね… 母上のために。 --- Hades Post Epilogue 03 A --- Zagreus: 母上が初めて冥界を訪れたときのこと、\n差し支えなければ教えてください。館の使用人の中には\n当時の女王を覚えている者もいるようですが…\nオリュンポスに知れることはなかったんですか? Hades: オリュンポスの者たちの権限は冥界には及ばず、\nここでの出来事について関知はせぬ。ヘルメスだけは、\nある程度は察していたかもしれぬが… 外部に暮らす\n者たちは皆、冥界の女王はニュクスと信じてきた。\nこの件については、これ以上話すことはない。 --- Hades About Persephone Leaves To Olympus 01 --- Zagreus: …母上が館を去ってしまいましたが、父上は\n大丈夫ですか?母上は、オリュンポスで\nうまくやれているでしょうか。 Hades: オリュンポスのことは、彼女に任せておけばよい。\nこの館にとっても、女王の不在は、\nもはやなんら不自然なことではない。 Zagreus: 母上がいなくても、すべては平常どおりだと\n言いたいんですか? Hades: 「平常」などというものは、もはや、ありはしない。\n女王も、じきに戻る。それがわかっているだけで\n十分では?おまえもそろそろ、忍耐というものを\n学ぶことだ。 --- Hades About Persephone Returns From Olympus 01 --- Zagreus: 母上が無事に戻ってよかった。\nそこまで心配していたわけじゃないですが…\n不安がなかったと言うと嘘になる。 Hades: 私も、同様に案じていた… わが妃の帰還は、\nよろこばしいことだ。じきにまた、\nオリュンポスに向けて出立することになろう。\nおまえも、母親と過ごせる時を無駄にせぬことだ。 --- Hades Post Epilogue 03 --- Hades: …その後、オリュンポスの者たちは、\n引き続き、おまえに助力しているか? Zagreus: 変わらず祝福を授かっています。俺にオリュンポスで\n暮らす気がないと知って、一部、失望の声も上がって\nいるようですが… 彼らも、冥界に負うところがあること\nは理解している。神々は皆、果たすべき役割があり\nます。彼らは生者を、俺たち冥神は死者を司る… Hades: あの者たちの失望を招き、おまえが助力を\n得られなくなる事態を懸念していたが…\n少なくとも、約束を違える不埒者どもではなかったか。 --- Hades Post Epilogue 04 --- Zagreus: その後、ゼウス叔父上とポセイドン叔父上との関係は\n良好ですか?…今後は、父上の前であの2人の名を\n口にしてもかまいませんか? Hades: …あの者たちと交わしたうわべだけの言葉の数々も、\n時とともに、やがて大した意味も持たなくなる。天界と\n冥界は物理的に離れているが、その距離にかかわらず、\nわれらは古来疎遠だった。ゼウスは、女王の説明に\n納得している。当面は、不穏なことは起きぬだろう。 Zagreus: …“当面は”?どういう意味ですか…? Hades: 深い意味はない。問題の種のないところにまで\n災いを芽吹かせるのが、われら一族のお家芸\nということだ。こちらは、彼らがオリュンポスの\n頂で立てる波風に巻き込まれぬようにさえしていれば、\n大ごとにはならぬ。 --- Hades Post Epilogue 05 --- Hades: 先頃届いた今期の報告書によると、タルタロス送りと\nなる事態に対し人間どもが抱く恐怖度数は、前期の2倍\nとなっている。おまえが破壊の限りを尽くした結果だ。\nおまえはいまや、冥界の「見えざる恐怖」そのもの。\n褒めてつかわす。 Zagreus: 褒める…?俺を…?父上からそんなふうに\n言ってもらえるなんて、驚きました。\n「見えざる恐怖」か… Hades: 私とて、しかるべき者にはしかるべき称賛を与える。\n人間どもは、冥界の事情の一切を関知せぬ。彼らが\n耳にするのは、われらが意図的に漏らす噂のみ。\nその噂によって、彼らはみずからの死後に待ち受ける\n恐怖を想像し、より一層、冥界を畏怖するのだ。 Zagreus: つまり、俺がここで暴れれば暴れるほど、人間たちは\n冥界がとてつもなく不快な場所だという噂を耳にして、\n恐れるようになるわけですね。彼らが豊かな人生を\n送るようになれば、タルタロスが亡霊であふれる事態も\n防げる、というわけか… --- Hades Chat 01 --- Hades: おまえの戯言など、聞く価値はない。 --- Hades Chat 02 --- Hades: 仕事の邪魔だ。 --- Hades Chat 03 --- Hades: まだ何か、用があるか? --- Hades Chat 04 --- Hades: おまえは、故意に私の邪魔をしておるな? --- Hades Chat 05 --- Hades: 出てゆきたければ、勝手にするがよい。 --- Hades Chat 06 --- Hades: 亡者どもに八つ裂きにされてくるがよい。 --- Hades Chat 07 --- Hades: おまえが視界に入ると、じつに不快だ… --- Hades Chat 08 --- Hades: なんだ、何用だ? --- Hades Chat 09 --- Hades: 私に無礼を働きにきたか? --- Hades Chat 10 --- Hades: 父を敬わぬ息子にかまう暇などない。 --- Hades Chat 11 --- Hades: 今は仕事中だ。見てわからぬか? --- Hades Chat 12 --- Hades: おまえとの無駄話につきあうつもりはない。 --- Hades Chat 13 --- Hades: まだいたか。失せるがよい。 --- Hades Chat 14 --- Hades: 見てわからぬか?\nおまえと交わす言葉など、持ち合わせておらぬ。 --- Hades Chat 15 --- Hades: 父の所領で、好き放題に暴れまわりおって… --- Hades Chat 16 --- Hades: 何度やり直そうと、\nおまえがここを出ることはかなわぬ。 --- Hades Chat 17 --- Hades: じきにおまえも、身の程をわきまえるだろう。 --- Hades Chat 18 --- Hades: わが息子から、かような無礼を受けるとは… --- Hades Chat 19 --- Hades: わが息子ながら、何故こうも愚かなのか。 --- Hades Chat 20 --- Hades: これ以上、おまえと話すことはない。 --- Hades Chat 22 --- Hades: おまえが地上へ出ることはかなわぬ。 --- Hades Chat 23 --- Hades: 冥界より脱するなど、不可能なのだ。 --- Hades Chat 24 --- Hades: 今は手が離せぬ。見てわからぬか? --- Hades Post Ending Chat 01 --- Hades: 書類が山積みだ。いくら処理してもきりがない。 --- Hades Post Ending Chat 02 --- Hades: おまえの働きのおかげで、この館は助かっている。 --- Hades Post Ending Chat 03 --- Hades: 亡者どもに、真の恐怖のなんたるかを\n教えてやるがいい。 --- Hades Post Ending Chat 04 --- Hades: ケルベロス、遊び相手が戻ったぞ!次回はもう少し早く帰すよう、心掛けよう。 --- Hades Post Ending Chat 05 --- Hades: 次回こそは必ず、おまえを打ち負かしてやろう。 --- Hades Post Ending Chat 06 --- Hades: またしてもサテュロスの獣害が発生している。\n駆除を頼む。 --- Hades Post Ending Chat 07 --- Hades: 女王に、くれぐれもよしなに伝えるよう。 --- Hades Post Ending Chat 08 --- Hades: おまえが破壊した箇所の修復作業は、すでに進行中だ。 --- Hades Post Ending Chat 09 --- Hades: おまえの脱出を阻むには、いかにすればよいものか… --- Hades Post Ending Chat 10 --- Hades: 見てのとおり、仕事が遅れている。 --- Hades Post Ending Chat 11 --- Hades: うむ… そろそろ開廷の刻だ。 --- Hades Post Ending Chat 12 --- Hades: ここに積まれた書類、すべてを処理する必要がある。 --- Hades Post Ending Chat 13 --- Hades: テセウスを、ずいぶん手ひどくけなしたようだな。 --- Hades Post Ending Chat 14 --- Hades: アスポデロスの警備が、手薄なようだ。 --- Hades Post Ending Chat 15 --- Hades: 冥界の修理はすでに完了しているが、\n必要ならば、身体を休めるがよい。 --- Hades Post Ending Chat 16 --- Hades: 不本意ではあったが、前回は手加減してやった。 --- Hades Post Ending Chat 17 --- Hades: こたびの社交辞令のやりとりは、\nここまでとしておこう。 --- Hades Post Ending Chat 18 --- Hades: 今後も引き続き、職務に励むよう。 --- Hades Post Ending Chat 19 --- Hades: ケルベロスが、おまえの帰りを待ちわびていたぞ。 --- Hades Post Ending Chat 20 --- Hades: 先頃の成果…\n女王は、おまえなら必ずやり遂げると確信していた。 --- Hades Post Ending Chat 21 --- Hades: 見てわからぬか?\n今は立ち話などにかまけているときではない。 --- Hades Post Ending Chat 22 --- Hades: おまえの職務の成果については、\nまた別の機会に論じるとしよう。 --- Hades Post Ending Chat 23 --- Hades: おまえの悪名は、エリュシオン中に聞こえている。 --- Hades Post Ending Chat 24 --- Hades: 先頃のおまえの働き… 見事であった。 --- Hades Gift 01 --- Zagreus: 父上、その… もしよければ… これを。 Hades: どこで手に入れた…?\nかようなもので、私の機嫌を取れるとでも思うか?\n受け取っておくが、用が済んだなら出てゆけ。 --- Hades Gift 01 B --- Hades: おまえに貸しを作った覚えはない。返礼の品を\n期待しているのなら、何もやれるものはないぞ?\nフン… まあよい、慣習に従い、受け取っておこう。 --- Hades Gift 02 --- Zagreus: 父上… 過去を変えることはできませんが、\n前へ進むことはできます。これは本来、持っていては\nいけないものですが… 贈れば誰もがよろこぶ品です。\n父上も、一口ぐらい味わってみては?\nとりあえず、渡しておきます。 Hades: フム… では、しかるべき手順で“廃棄”しておこう。\n廃棄といえば… これは私には不要となった品だ。\nおまえに渡しておく。好きにするがよい。話は以上だ。 --- Hades Gift 03 --- Zagreus: また“廃棄”してもらいたいネクタルを持ってきました。\n冥界に来る前に、少しぐらい味わったことが\nあるでしょう。父上にだって、楽しい時を過ごした\n経験があるはずだ。 Hades: 私はオリュンポスの連中とは違う。「楽しい時」\nとやらを過ごすのに、かようなものは必要ない。\nだが、この品はなぜか、わが領域に流れ込んでくる。\n…よかろう。おまえがオリュンポス流の慣習に沿いたい\nと言うのなら、つきあってやらぬでもない。 --- Hades Gift 04 --- Zagreus: 父上、どうぞ、もう1本受け取ってください。\nべつに、これで父上と俺の関係が変わるわけでもない。\n冥界中のネクタルを集めたところで、過去に\n起きたことも、自分も、変えることはできませんから。 Hades: …おまえの申すとおりだろう。この頑固さは歳のせいと\nおまえは思うだろうが、私は生来、頑なな性分。\n褒められたものでないことは、自覚している。\nおまえに父と呼ばれるたびに、屈辱を感じる。私が\nおまえの父であるのは、単に血縁ゆえにすぎぬ。 Zagreus: では、よい父親になれるよう、努力してみては?それを阻止しているのは、父上本人だけです。 Hades: あいにく私は、妨害することにおいては、ひと一倍\n長けている。おまえは誰よりも承知しているだろう。\nおまえはそれを突破して見せたが、私はみずからの\n意志で、みずからの妨害の手を緩めることができぬ… --- Hades Gift 05 --- Hades: 何度言えばわかる!?おまえの理解力は、人間以下か。\nネクタルも、アンブロシアも、受け取るつもりはない。\nおまえから、かような物を貢がれるような貸しを作った\n覚えはない。これまでに受け取った分も、すべて\n引き取るがよい! Zagreus: ただのネクタルですよ。父上が生来無愛想なことは\n百も承知ですが、せめて俺に対しては、\n態度を和らげるよう努力してもらえませんか。\n俺のためでなく、母上のためにも。 Hades: 父に説教をするつもりか…?フン…\nおまえが申したとおり、過去に起きたことを\n変えることはできぬ。そして、過去の記憶は\n警告となる。おまえも私と同様の年月を神として\n過ごせば、おのれの弱みを理解できるようになろう。 Zagreus: 何が言いたいんです?息子との関係修復に\n努めるよりも、努力することをあきらめて、\nぬるま湯に浸っているほうがいいと? Hades: よいか… おまえとの関係修復については、おまえが\n思い描いているよりも遅々としたものとなる。過去は\n変えられず、未来に関しても、わが力により動かせる\nことは限られる。私がかようなことを申すのは…\nおまえには二度と偽りを述べぬと誓ったからだ。 --- Hades Flashback Day Night Job 01 --- Hades: また仕事をさぼっていたようだな。何をしていた?\n中庭からの景色でも眺めていたか?それとも、\nアキレウスとの手合わせで体力を使い果たしたか?\nあの者は、手加減を知らぬからな。 Zagreus: …すみません、父上、寝過ごしました…\nたぶん。でも、いつ出勤すればいいかなんて、\nわかりようがない。ここには、昼と夜の区別もないし… Hades: 「区別がない」…?出勤の刻になると、イクシオンの\n緑の灯が明度を増すではないか!\n私に恥をかかせるだけでは飽き足らず、館の使用人\n全員の足まで引っ張るとは… すぐに持ち場に戻れ! --- Hades Flashback Day Night Job 02 --- Hades: また遅刻か… しかも、過去に幾度となく命じているごく単純な仕事すら、満足にこなせぬとは。何度やり直せば気が済む?寛容な私にも、さすがに限度がある。 Zagreus: 父上が本当に“寛容”なら、長々と説教なんかせずに、\n俺がどうすれば満足なのか教えてください。\n父上の指示はダラダラと長ったらしくて、\n何をどうすればいいのか、とても覚えられない。 Hades: …自分の無能振りを、私のせいにするか。では何だ?\n知恵の女神は、おまえが必要なときに祈ればいつでも\n駆けつけ、批判さえも“跳ね返す”のか?\nこの館で働くことを願う亡霊は数知れぬ。\nおまえの代わりなど、いくらでもいるのだ。 Zagreus: なら、代わりにその亡霊を雇ってください。\nそもそも俺は、こんなところで働きたくはない。\n父上がはずれクジを引いて、叔父上たちより\n不遇だからって、俺まで無意味な書類仕事を\n一生やらされるいわれはありません。 Hades: では、望みどおりにしてやる。解雇だ。一人前の神と\nして、責任ある仕事を任せてもよかろうと思ったが、\n見込み違いだった。今後再びおまえが叔父の件を口に\nした際は、タルタロスの最奥に追放する。わかったら、\n私の視界に入らぬところへ失せるがいい。 --- Duo - Achilles and Hades (1) --- Achilles: …陛下は、彼を一人前に鍛え上げよと命じられた。\n私は、それに従ったまでです…! Hades: 亡霊よ、口の利き方に気をつけよ。おまえの処遇は、\n私の一存で決まる。再びエリュシオンを彷徨いたいか?\nさらに下層へ送り込んでやることもできるのだぞ? Achilles: 私に何をさせるおつもりですか。 Hades: おまえの処遇については、考えておく。\n当面は、あの広間の見張りを務めろ。\nくれぐれも立場をわきまえることだ。 --- Duo - Achilles and Hades About Myrmidon Reunion Quest (1) --- Hades: 亡霊よ、おまえの雇用条件が変更されたと聞く。\n私の承認なしでそのような手続きが可能なのは、\nおのれの地位の低さゆえ。今後も近衛兵として\n当館に仕えることに変わりはないと理解しているが? Achilles: 私も、そのように理解しております。私は未来永劫、\nこの館にお仕えする身。ただ、今後は非番の際に、\n自由にエリュシオンを訪れることが可能と\n伺っております。 Hades: フン… 昨今の盟約の規定は、ずいぶんと\n寛大になったものだ。今は非番であろう?\n追記された福利厚生制度を、好きに利用するがよい。 --- Duo - Nyx and Hades (1) --- Hades: …ニュクス、この件に関して、わが愚息に\n助力することは許さぬ。甘やかせば、つけあがる。\n浅はかな考えは捨てるよう、叱責するのが親の務めだ。 Nyx: 承知しています。彼はあなたの実子。教育はあなたに\n一任します。冥界とこの館の管理責任を負う私に、\nあなたは助力しました。私はあなたから、\n永遠に返しきれない恩を受けました。 Hades: 当然のことだ。わが弟たちや私に一度でも背いた者は、\n本来ならばタルタロスの深淵で苦役に就く定め。\nこの館での宮仕えを許されているのは、幸いなことと\n心得よ。もっとも、おまえには奈落の底の闇など、\n苦にならぬであろうが。 --- Duo - Nyx and Hades (2) --- Hades: …私の目をごまかすことはできぬぞ。\nおまえがわが愚息に手を貸していることは明白。\nこの館で、公然と主の要請を無視するとは…\nおまえが私の立場なら、いかに対処する?答えてみよ。 Nyx: ハデス、あなたの息子と私の関係は、今も昔も\n変わりません。あなたに養育を託された当時から、\n私は彼に可能なかぎりの力添えをしてきました。\nそれは今後も、同様。彼がここを去ることを\n望むのなら、それをはばむことはしません。 Hades: フン… 実の子でもないのに、なぜそうも甘やかす?\n無謀な行いだと、おまえも理解しているだろうに。\nおまえが煽るせいで、あやつは妄想に取り憑かれて\nいる。それがおまえの狙いなら、好きにするがいい。 --- Duo - Nyx and Hades (3) --- Hades: オリュンポスに、なぜ息子の存在が知れている!?\nわが領域において、あの者たちがわが肉親に祝福を\n授けるとは、なんと厚かましい…!冥界はおまえの\n領域でもある。おまえの力にも、翳りが生じたか。\nあるいは… 何らかのはかりごとをしているのか…? Nyx: 私の力を疑うことは、看過しません。あなたの息子が\n地上に迫るにつれ、オリュンポスに存在を察知される\nのは時間の問題でした。彼らは、遠戚の神の発見を\nよろこび、オリュンポスの頂へ招致したまで。彼ら\nによる、あなたの息子への影響は、ごく軽微です。 Hades: おまえに言われずとも、あの者どもの“影響”などは、\nすでに察知している。なんと愚かな過ちを… Nyx: 愚かな過ちについて、あなたに咎められる\nいわれはありません。あなたが何をしようと、\nすでに敷設された道を曲げることはできません。 --- Duo - Nyx and Hades (4) --- Hades: ニュクス、何を考えている?自分が何をしたか、\n理解しているのか?おまえは女王の身の安全を守ると\n主張するが、むしろおまえのせいで、オリュンポスの\n神々に女王の存在を悟られかねん事態だ! Nyx: 私が無計画に行動したことが、かつて一度でも\nありましたか?私も、あなたの息子も、\n女王の身に危険を及ぼすことはありません。 Zagreus: 「女王の身に危険を及ぼす」…?\nいったいなんの話です? Nyx: ザグレウス。あなたは実母の存在を、オリュンポスの神々に明かしますか? Zagreus: まさか!\n母上は、ひとりで幸せに暮らしているようですし… Hades: 口ではなんとでも言える。\nこやつが破滅をもたらさぬと、なぜ断言できる? Nyx: 彼がいずれ目的を成し遂げると、私が断言できた理由と同じです。 --- Duo - Nyx and Hades (5) --- Hades: …ニュクス。長きにわたり、私と共に冥界の統治に\n尽力してきたおまえに、心より感謝している。私の\n冥王即位は、おまえの一族にとって皮肉な事態だった。\nにもかかわらず、私とオリュンポスの神々が絶縁した\nのちも、おまえは私への協力を惜しまなかった。 Nyx: ハデス、あなたも知ってのとおり、私は夜の化身です。\n最初に出会った際に、宣言したはずです。あなたは\n運命の定めにより、冥王となった。あなたがその地位にあるかぎり、私はあなたを支えつづけると。 Hades: 忘れるはずがなかろう。冥王としてこの玉座に\n在るかぎり、わが持てる力のすべてをもって、\nこの冥界を治めることを約束しよう。 --- Duo - Hypnos and Hades (1) --- Hades: …ヒュプノス、報告書はまだか?提出期限を\n何度破れば気が済む?死者どもは気長に待つだろうが、\n私はそうはゆかぬぞ。 Hypnos: ああ、すみません!今日は、何時に起きたか\n忘れちゃいましたけど、それからすぐに亡霊たち\n全員の点呼を取って、でも、なぜか今日にかぎって\n名簿が見つからなくて、どうせお兄ちゃんの\nイタズラだろうと思って、それで… Hades: 要点だけ申せ。時を無駄にしおって…\n報告書はどうした?すぐに提出せよ。 Hypnos: 今、順番に話しますから!それで、名簿なんですけど…\n酒場にあったんですよ!そんなとこに置いた覚えない\nのに!誰かにいじられてないか、ちゃんと調べました。\n個人情報満載ですからね!名前に、死因に、生まれた\n場所に、生前の体重、アレルギー、常用してる薬… Hades: もうよい!それ以上、ひと言もしゃべるでない。\n死者の台帳に誤りのないよう、くれぐれも慎重に\n管理せよ。用件は以上だ。持ち場に戻るがよい。\n…兄は優秀だというのに、同じ兄弟で、\nなぜこうも違うものか… --- Duo - Hypnos and Hades (2) --- Hades: …このところ、報告書の締め切りを厳守している\nようで、何よりだ。羊皮紙の端に絵図を描き込む\n独自の工夫も、じつに巧みといえる。書類が山積みと\nなっていても、必要な一枚を容易に見つけることが\nできる。 Hypnos: よかった!タナトスお兄ちゃんに、このままだと\nクビだって言われて、自分の仕事の一覧を作るように\nしたんです。それを毎日確認して、優先順位を決めて、\nかかる時間を見積もって、コストパフォーマンスの\n分析をして… Hades: うむ。結構なことだ。おまえが管理すべき仕事は\n大量ゆえ、引き続き、しかと励むように。 --- Duo - Hypnos and Hades (3) --- Hypnos: …そういえば、ハデス様、酒場にボクの肖像画を\n飾ってくれて、ありがとうございます!\nすごくいい絵だって聞きました!まだ見にいけて\nないですけど、必ず見にいきます!\nやること一覧に入れてますから! Hades: …用件は以上だ。私が褒賞を撤回し、\nおまえを当広間より強制退去させぬうちに、\n自発的に立ち去るがよい。 Hypnos: …えと、すみません、もうちょっと簡単な言葉で、\nもう一度言ってもらえますか?なんかちょっと…\n悪いことっぽく聞こえたので… --- Duo - Thanatos and Hades (1) --- Hades: 弟のヒュプノスならいざ知らず、死を司る神である\nおまえが定刻を守らぬとは。申し開きたいことが\nあれば、申してみよ。 Thanatos: 昨今、私の務めにおいて不首尾が続いていること、\n心よりお詫び申し上げます。地上の戦に伴い、\n冥界へ導くべき魂の数が大幅に増加したことが、\n思いのほか、大きな負担となっており… Hades: タナトス、われわれ神にも、ときには休息が必要だ。\nこの館が本来あるべき姿を取り戻せば、それも叶おう。\nおまえの働きには、おおむね満足している。\nあまり根を詰めすぎぬように。 Thanatos: 痛み入ります。ご入り用の際は、\nいつでもお申しつけを。では、私は仕事に戻ります。 --- Duo - Thanatos and Hades (2) --- Hades: …このところ、仕事が遅れがちだな?加えて、おまえが関わる事故の報告が、タルタロスより複数入っている。私の目はごまかせぬぞ。わかったら、持ち場に戻れ。 --- Duo - Thanatos and Hades (3) --- Hades: 私に隠れて、悪事の手助けを…!なんという裏切り!\nどういうつもりだ… 何か申してみよ。 Thanatos: 陛下… 私のことは、タルタロスの牢に幽閉するなり、\nお好きになさってください。陛下へのわが忠誠心は\n揺るぎません。しかし… 陛下とザグレウスが\nいがみ合う様を、これ以上傍観しているわけには…\n何かよい打開策があるはずです。 Hades: この私に、物申すか。フン… しょせん、冥界は\nおまえの領域。タルタロスにおまえを幽閉したところで\nなんの意味もない。第一、おまえの職務を\n引き継ぐ者もおらぬ。これまでの忠誠ぶりに免じて、\n処罰は見送ってやる。失せるがよい。 Thanatos: 心よりお詫び申し上げます… --- Duo - Thanatos and Hades (4) --- Thanatos: 陛下、こたびは、いかなる御用でしょうか。\n前回拝謁にあずかってから、長きにわたり、\nご無沙汰しておりましたが。 Hades: おまえは、こう申したな。わが息子との件、“打開策”があるはずだと。それについては、解決を見いだした。\nそうだな、ザグレウス? Zagreus: まあ… 父上はいまだに、俺が冥界と地上の境界を\n越えようとするたびに全力で阻止してくるので、\n“解決”と言い切れるのかは微妙ですが…\n以前と比べれば、大きな進歩かと。 Hades: …というわけで、今後もこの友好関係を\n維持してゆきたい所存だ。当館の円滑な運営上、\n幹部間の見解が一致していることは必須と心得るが、\nおまえはどう思う? Thanatos: おっしゃるとおり、われわれ全員が、各々の任務に\n注力できる状態にあることが、冥界の利につながると\n心得ます。陛下直々にご報告くださるとは、\n光栄至極に存じます。 Hades: うむ。話は以上だ。 --- Duo - Dusa and Hades (1) --- Hades: …この館の者たちが皆、おまえと同様に\n刻を厳守すれば、どんなによいか。では、定例報告を。 Dusa: はい、ハデス様!現在、当館の運営状況は、順調です。\n酒場の利用率は28パーセント増、顧客満足度は\n 80パーセンタイル台を維持。特筆すべき問題点も、\nありません。 Hades: では、次の時代に入るまでに、利用率30パーセントを\n達成するように。その他の点については、\nおおむね良しとする。仕事に戻るがよい。 --- Duo - Orpheus and Hades (1) --- Orpheus: …冥王陛下。しがない宮廷楽士、\nもとい、このオルフェウスに、\nいかなるご用でございましょうか。 Hades: オルフェウスよ… 再度問う。タルタロスの深淵での\n刑期を終えたのならば、曲のひとつでも奏でてみせよ。\nわが命に従えぬと申すなら、さらなる厳罰を\n科すまでだ。 Orpheus: 恐れながら、陛下、その件については、\n再度謝罪申し上げます。この者にはまだ、\n歌う気持ちがございません。陛下の\nご説得力をもってしても、わが心は揺るぎません。 Hades: ならば、おまえがその気になるまで待つまでだ。時ならいくらでもある。 --- Duo - Orpheus and Hades (2) --- Hades: オルフェウスよ… なんの役にも立たぬ宮廷楽士の\n抜け殻を、なぜ、わが館に住まわせねばならぬ?\nおまえは口は達者だが、本分の歌となると、\n途端に口をつぐむ。 Orpheus: はばかりながら、申し上げます。\nこの者の姿をその御目にとらえていただければ、\n過去にお聴かせした歌の数々が、お心に蘇りましょう。 Hades: 不遜な物言いを… かつての私なら容認したが、\n我慢の限界だ。あと100年だけ待ってやる。\nそれまでに再び歌わねば、そのときは覚悟しておけ。 --- Duo - Orpheus and Hades (3) --- Hades: オルフェウス、ようやく正気に戻ったようだな。\n宮廷楽士の分際で歌うことを拒むなど、言語道断。\n今後は二度と、主の命に背くような真似はせぬことだ。\nよいな? Orpheus: この者の歌が、なおも陛下の御心に響くこと、\n恐悦至極に存じます。とはいえ、\nこの者が再び歌う意志を持ったのは、若様と、\nわが歌女神によるところが大きゅうございます。 Hades: “歌女神”だと?まだそのようなたわけたことを\n抜かすか。エウリュディケとともに暮らす機会を\nみずからふいにし、おまえはこの館の使用人と\nなったのだ。取り決めには従ってもらう。 --- Duo - Orpheus and Hades (4) --- Orpheus: …陛下、館で奉仕する時間をなにかと融通して\nいただきありがたき幸せに存じます。この館を出て\n休暇を過ごすなど恐れ多く、再びタルタロスの\n深淵にて長期幽閉の罰を受けるのではと、\n当初は不安をぬぐい去れずにおりましたが… Hades: ばかげたことを申すな。余暇はおまえの望むように\n過ごし、必要に応じて、当館で歌を披露すればよい。 Orpheus: 陛下の寛大なご対応に、エウリュディケも私も、心より感謝しております。 --- Duo - Megaera and Hades (1) --- Hades: …よいな、メガイラ。\nこの館の使用人不足は極めて深刻。かつてのように、\n潤沢な人材を確保することが、おまえの務めだ。 Megaera: …御意に。わが全力をもって、対処いたします。\nお任せください。 --- Duo - Megaera and Hades (2) --- Megaera: …陛下、もう一度だけ、お目こぼしを。\nあの者たちを招くことだけは… どうか… Hades: すでに伝令を出した。こうしているうちにも、\nあの者たちはタルタロスへ向かっているはずだ。 Megaera: 彼女たちの本性は、陛下もご存知のはず。\n従来の持ち場に据え置くべきです。 Hades: メガイラ、おまえの心中は察するに難くない。\nとはいえ、おまえの力量をもってすれば、\n妹らと協力することもできよう。 --- Duo - Megaera and Hades (3) --- Megaera: …恐れながら、陛下、あの者たちとの協力は\n不可能です。私の言葉になど、聞く耳すら持ちません。 Hades: そもそもこれは、私の不手際だ。今後は\n他人任せにせず、私もじきじきに対処することとする。 Megaera: …私がどれだけ力を尽くしても、\n陛下のご要望は、わが能力の限界を超えています。 Hades: “要望”ではない。命令だ。 --- Duo - Megaera and Hades (4) --- Megaera: …ですが、陛下。私は、幾度も倒されました。\nにもかかわらず、なぜ… Hades: おまえと妹たちによるタルタロス警備は、\n申し分ない成果を上げている。\n王子の自制が利かぬのは、私の責任だ。おまえは\nこの冥界に、多大な貢献をしてきた。褒めてつかわす。 Megaera: もったいないお言葉、痛み入ります…\n今以上に貢献するために、\n私にできることはないでしょうか? Hades: 私からおまえに命じることはひとつ。\n今後も引き続き、冥界のためにおのれの職務に\n注力してほしい。タルタロスの門の警備を固め、\n王子が姿を現した際には… 一切の手加減をせず、\n足止めするのだ。 Megaera: ありがたき幸せに存じます、陛下… --- Olympian Reunion Quest Complete --- Zagreus: 母上、父上!招待状を配り終えました!\nこれまでに接触していた、オリュンポスの神全員に\n届いています。次は、何をすれば…? Persephone: おつかれさま!\nほら、ハデスも、ザグレウスをねぎらってあげて! Hades: …ペルセポネ。この者が指示どおりに、抜かりなく事を遂行した保証など、どこにもない。 Persephone: 必要なのは保証じゃなくて、信頼。\nお互いを信じる心よ。あなたもやってみれば、\nそのすばらしさに気づくわ。そうとなったら\nさっそく、盛大な宴の準備に取りかかりましょう! Hades: この館に、あの者たちを全員招くとは…\nディオニュソスのみでも、この館を荒らすには十分…\nいや… 「信頼」、であったな。ここはひとつ、\nその「信頼」とやらを試す機会ととらえるか… Persephone: そう、その調子よ!さあ、忙しくなるわね。\n使用人たちを集めて、準備を始めてもらいましょう。\nそれぞれにふさわしい役割を、分担してもらうの。\nいいわね? Hades: うむ… Zagreus: そうしましょう。 Persephone: そうしましょう! Persephone: …思った以上に、うまくいったんじゃないかしら!\n片づけだって、心配したほど大変ではなかったし。 Zagreus: ゼウス叔父上がすぐに察して、話を合わせてくれたのが\n幸いでした。でも、嘘に嘘を重ねてしまった… 彼らに\n真相が知れたら、どうするんです?父上が母上のことで\n嘘をついていたと知って、俺は傷つきました。仮に隠し\n通せたとしても、あまり気分のいいものじゃない… Persephone: 家族というものについては、私も不慣れよ。でも、\n少なくとも私たちに関しては、お互いに話し合う機会を\n持つこと自体に意味があったと思うの。そこでどんな\n言葉を使うかは、それほど重要じゃない… 彼らも、\n心の底ではそれを理解しているんじゃないかしら。 Zagreus: …じゃあ、彼らは母上の言葉に嘘があることを\nわかっていながら、話に乗った、ということですか?\nたしかに、石榴のくだりは、少し無理があるとは\n思いましたが… Persephone: 私たち一族はみんな、平和を望んでいるの。戦の神の\nアレスだって、紛争は、自分たちとは無縁の場所で、\nと願っている。私が用意した話は、偽りというより、\n譲歩の印よ。起きてしまったことは水に流して、\n前へ進んでいきましょう、という呼びかけ。 Zagreus: 母上は、全部水に流せるんですか?\n父上は?デメテルは…? Persephone: 私は、愛しいわが子と再会できただけで幸せよ。\nハデスは、私との関係を公にできる日が来るなんて、\n思ってもいなかったでしょう。私の母は…\n私が生きていただけで、よろこんでくれているわ。 Zagreus: …ゼウス叔父上も、自分が危うい立場に追い込まれずに\n済んで、ほっとしているでしょうね。叔父上は、\nときどき考えなしに行動して、あとから無理やり\nつじつまを合わせるところがあるようですし… Persephone: それでも、私たちは家族。あなたも自分で言って\nいたでしょう?お互いから逃れることはできない、\nって。それでも、互いにどこかで気遣い合っている。\n不思議だけれど、素敵なことだと、私は思うわ。 Zagreus: そう… そのとおりですね。じゃあ、俺はそろそろ、\n地上を目指します。戻ったら、またお話しできますか? --- Duo - Persephone and Hades (1) --- Persephone: …ハデス、人間は強い生き物よ。あなたは彼らが、\nいっせいに冥界の門に押し寄せるとでも思っているの?\n第一、彼らにはオリュンポスの神々だって、\nついているわ。 Hades: それこそが懸念の種だ。人間が死したのち、\nわれわれには、この冥界で彼らを庇護する\n務めがある。それと同様の加護を、\nわが弟を始めとするオリュンポスの連中が、\n生前の人間たちに垂れているとは思えぬ。 Persephone: たしかに、私たちには人間たちを永久に護る務めが\nある。なのにオリュンポスの神々は、ほんの一時だけで\n済むわ。でも彼らだって、山頂からいつも人間を\n見守っているし、仮に少し目を離すことがあっても、\n人間は十分、自力で生きていく力を持っているのよ。 Hades: だが人間どもは、決して満足せぬ!与えても与えても、さらに寄こせと乞うばかりだ。 Persephone: それだけ、私たち神々を愛しているのよ。\n神々を称えて、絶えず神々の話題を口にする。\nあなたは、彼らが私たちのことなんて\n忘れてしまったほうがいいと思うの? Hades: …いや、そうは思わぬ。\nそもそも、彼らには、われわれが必要なのだ! --- Duo - Persephone and Hades (2) --- Hades: エリュシオンから入っていた苦情の件は?\n運動競技大会のために、芝生を隅々まで刈り込めと… Persephone: それはもう、対応済みよ。ただ、アスポデロスの\n洪水は、一筋縄ではいかなそうね。住民たちも、\n今の状態に慣れてしまっているようだけれど。 Hades: たしかに、最近は報告件数も減っている。\nサテュロスの獣害はどうなった?\nいまだに、手の着けられぬほどはびこっているが。 Persephone: 当面は、当該地域内に抑え込めて\nいるんじゃないかしら。それに、\nザグレウスも食い止めてくれているでしょう? --- Duo - Persephone and Hades (3) --- Hades: …いずれにせよ、あまりしつこいようなら、\n私に報告するように。直ちに手を打つ。 Persephone: ハデス、この館の亡霊たちに、これ以上厳しく\n当たることなんてないわ。私はかまいません。\nひとりでの暮らしが長かったせいかしら、今は\nこうして、いろいろな亡霊たちと接するのも楽しいの。 Hades: 本当に、今の生活に不満はないか?\n何か必要なものがあるのなら… Persephone: “必要なもの”?この館にも、私自身にも、\nこれ以上望むものなんて何もないわ。\nだからあなたも、そんなに心配しないで。\n私があなたに望むことといったら、息子をもう少し\n長い目で見てやってほしい、ただそれだけよ。 Hades: …そのような約束は、しかねる…\nそういう性分なのだ。冥王神としての沽券にも関わる。\n冥王たるもの、亡者どもに恐れられてこそ。\nその点については、冥界の女王であるおまえも同様だ。 Persephone: 仕事と、家庭と、親としての責任… うまくバランスを\n取るのは、難しいわよね。人間も、オリュンポスの神々さえも、うまくこなす方法なんて知らないと思うわ。\nだから私たちも、できるかぎり、努力しましょう。 --- Duo - Persephone and Hades (4) --- Hades: …いまだに、信じられぬときがある。\nわが女王がこうして、冥界に戻ってくるとは。\nこの闇の中に、おまえは光輝いている…\n海辺の住まいが、さぞ恋しいだろう。 Persephone: 海辺の暮らしは気に入っていたけれど、どんなに\n力を尽くしたって、何事にも“完璧”なんてありえない。そうでしょう?それでも… ここにいるとときどき、\nその“完璧”に手が届きそうな気がするの。 Hades: おまえが初めてこの地を訪れた時分と比べて、今回は\nずいぶんと早く冥界での暮らしになじんでいるようで、\nいささか驚いている。私も、みずから望んでこの地に\n根付いたわけではない。おのれの意志で、地上から\n冥界へ下るとは… Persephone: “心”って、ときどき、\n本当に不思議なことをするわよね。